JP3168528U - 食器 - Google Patents
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Abstract
【課題】幼児や要介護者がスプーン、フォーク、箸などを使用して容器内に収容された食品を一人でも上手にすくい取ったり、つまみ取ったりして容易に食事をすることができ、取り残しが極めて少なく、洗浄が容易で、しかも学習効果も期待できる食器を提供する。【解決手段】上方に開口した有底の形状をなし、開口縁部8、側部6および底部22を有する食品収容部2には前記側部6の一部の平面投影形状がV字状に形成された狭窄部位21を有する食器【選択図】図1
Description
本考案は、特に乳幼児あるいは障害者、老人等、食器の使用が困難な者の使用に好適で、皿状ないし椀状の食器に関するものである。
従来より、介護施設や病院等で食事用食器として、容器の縁や側壁を容器の内方へ折り曲げ形成した食器が使用されている。
例えば、特開平07−275301号公報(特許文献1)には、上部開口部が一方の側に傾斜し、かつ、側壁部が内側に傾斜し、さらに、底部の下面が滑り止め部材を備えてなるものとすることにより、健常者はもとより、とりわけ要介護者等が使用し易くすることを目的として、上部開口部1aが底部2aのなす平面L1に対して角α1だけ傾斜し、内側に湾曲した鍔部12aを備え、かつ、側壁3aが平面L1に垂直な立面V1に対して内側に角β1だけ傾斜し、さらに、底部2aの下部に凸設した載置部21aに滑り止め部材22aが貼着された陶磁器製の碗S1となっており、食卓等に安定して載置して、スプーン等を容易に入れて隅に移動し、内部の食物であるスープ等を容易にすくうことができるようにした食器が開示されている。
特開2002−240858号公報(特許文献2)には、要介護者や幼児がスプーンを使用して一人で容器内の食品をすくいとって食事をすることができる低コストの食事用補助容器と同容器を用いた食品の包装体を提供することを目的として、上方開口した容器本体1の周壁3の少なくとも一側を容器本体1の内方へ円弧状に屈曲形成してあり、この屈曲周壁3はその外周の接線が水平方向となる位置まで延長してあり、かつ容器本体1の底部裏面には窪み部4を形成してあることを特徴とする食事用補助容器とする。また、この容器本体1に介護用食品2を収容し容器本体1の上方開口部を蓋材7で剥離可能に接着施蓋してなる食品の包装体Aが開示されている。
特開2006−271921号公報(特許文献3)には、幼児や老人、身体障害者の手が不自由な人が食事をするときに、それぞれが容易に使用でき、特にスプーン等を用いたとき、複数種類の食物が皿上で混ざることなく載置できる組み合わせ皿を提供することを目的として、 組み合わせ皿1は、大皿2と小皿4とを含む。大皿2は周壁部2bと、底面2aと、周壁部2bの上部の装着部2cに装着される半R形状カバー3を含む。小皿4は、大皿2の底面2aと周壁部2bの内面に沿って形成される皿が開示されている。
実登3003312号公報(特許文献4)には、幼児はもとより、手先の不自由・不器用な人でも容易に皿上の粒状物等をすくい取ることができる構造をもった皿の提供することを目的として、皿1の周縁部2に、皿1の内側に向かう返し縁3を形成する。これにより、スプーン等をこの返し縁3の傾斜にそってすくい上げると、皿上に盛りつけられた粒状物等はこの返し縁3の傾斜にそって持ち上げられ、自重によってスプーン内に転がり落ちる。このため、幼児はもとより、手先の不自由・不器用な人でも容易に皿上の粒状物等をすくい取ることができる皿が開示されている。
しかしながら、これら従来の食器は、単にその容器周壁を内方へ折り曲げ傾斜させた形状としてあるだけにとどまるため、スプーン等で食品をすくい上げる際のすくい取りの補助にはなるが、食器内の食品を綺麗に取り去る構造までは考慮されておらず、乳幼児や重度の障害者等のように食器の扱いが困難な者に対しての補助効果としては不十分である。このため、前記のような者が食事する場合には、依然として親や介助者が補佐しないと食器内の食品を綺麗に食べることができないという欠点があった。
一方、特開2010−240368号公報(特許文献5)には、大皿や中皿で色々な食材を一緒に盛った時汁分が皿の底部に溜まり全体を汁っぽくし乾いた食材まで汁っぽくなって食感を悪くしていたことを解決するために、扇状で傾斜を付けその両側面を高くした傾斜皿受け器を、皿とテーブルの間の一箇所に置き皿を傾斜させる事により皿全体を傾かせ汁分を皿の底部の一部に集める事により汁物と乾いた食材とを一緒に盛っても、乾いた食材が汁っぽくならず食感を損ねる事無く食することが出来る傾斜皿受け器が開示されている。
実登3162865号公報(特許文献6)には、余分な醤油に含まれる塩分や脂肪を低い所に流し、高血圧、高コレステロールを防止する健康管理に役立つ斜皿を提供することを目的地して、皿に食べ物をのせるところを斜めにする斜皿が開示されている。
実登3116777号公報(特許文献7)には、盛り付けされた食材から油(または汁)を多少分離させて、自分の好みに合わせてより少ない油分(または汁)の食材を食することが出来るような皿を提供することを目的として、皿の底の形状を水平ではなく斜めに若干の(約5%程度)傾斜をつける皿が開示されている。
しかし、これらの特許文献5−7に開示されている皿は、固形分と汁分を分離することを目的としたもので、食品をすくい取る際の補助機能に関しては一切考慮されていない。しかも、特許文献5は皿とは別個に傾斜皿受け器を用意しなければならず使い勝手も悪い。
特開平07−275301号公報
特開2002−240858号公報
特開2006−271921号公報
実登3003312号公報
特開2010−240368号公報
実登3162865号公報
実登3116777号公報
本考案の目的は、幼児や要介護者がスプーン、フォーク、箸などを使用して容器内に収容された食品を一人でも上手にすくい取ったり、つまみ取ったりして容易に食事をすることができ、取り残しが極めて少なく、洗浄が容易で、しかも学習効果も期待できる食器を提供することである。
本考案者らは、食器内に収容された食品を上手く掬い取れるような形状について種々の検討を行い、食器側壁の形状と底部の形状さらに開口部周縁の形状を最適化させることが有効であることを見いだした。
すなわち、上記目的を達成するために以下の構成とした。
(1)上方に開口した有底の形状をなし、開口縁部、側部および底部を有する食品収容部には前記側部の一部の平面投影形状がV字状に形成された狭窄部位を有する食器。
(2)前記底部の一部または全部が水平面に対して勾配を有し、前記狭窄部位に向かって傾斜している上記(1)の食器。
(3)前記狭窄部位における側部の少なくとも一部には開口部またはその近傍で容器内側に向かって傾斜または湾曲したオーバーハング構造を有する上記(1)または(2)の食器。
(4)前記狭窄部位は、開口部付近の鈍角領域と奥部付近の鋭角領域を組み合わせたV字状領域にある上記(1)〜(3)のいずれかの食器。
(5)前記狭窄部位には、目印が附されている上記(1)〜(4)のいずれかの食器。
(1)上方に開口した有底の形状をなし、開口縁部、側部および底部を有する食品収容部には前記側部の一部の平面投影形状がV字状に形成された狭窄部位を有する食器。
(2)前記底部の一部または全部が水平面に対して勾配を有し、前記狭窄部位に向かって傾斜している上記(1)の食器。
(3)前記狭窄部位における側部の少なくとも一部には開口部またはその近傍で容器内側に向かって傾斜または湾曲したオーバーハング構造を有する上記(1)または(2)の食器。
(4)前記狭窄部位は、開口部付近の鈍角領域と奥部付近の鋭角領域を組み合わせたV字状領域にある上記(1)〜(3)のいずれかの食器。
(5)前記狭窄部位には、目印が附されている上記(1)〜(4)のいずれかの食器。
本考案によれば、食器を上手く使用できない幼児や小児あるいは老人、障害者等でも容易に麺類などの細長状の食品を保持することができ、楽に食事をすることができる。
本考案の食器は、上方に大きく開口した有底の皿状ないし椀状の容器であって、開口縁部、側部および底部からなり、好ましくは取っ手が設けられている。容器全体の平面投影形状つまり外周の形状は、円形ないし楕円形またはこれらを変形させた形状であり、内部の食品収容部、つまり器内部の形状は、丸みをおびた三角形または扇形に近似したものである。つまり、容器内部である食品収容部の側部の一部が平面投影形状がV字状になるようなV字状領域を有する。このV字状領域は、例えば丸い容器の隣接する2箇所の円弧部分が内側に向けて凹むように変形して形成したとも見ることができる。このV字状の狭くなった奥部が狭窄部位になり、この部分に食品を寄せ集めて集積させることで食品の掬い取りが容易になるとともに、取り残しを防ぐことができる。
また、本考案の食器は底部の一部または全部が水平面に対して勾配を有し前記V字状の狭窄部位に向かって傾斜するようになっている。このような傾斜を持たせることで、更に食品を寄せ集めやすくなる。
前記V字状領域は、開口部に近い鈍角部位と奥部に近い鋭角部位とから構成してもよく、このようにすることでより食品の集積効果を向上させることができる。また、狭窄部位に目印を設けることで、乳幼児にも容易に認識させることができ、食事の指導の際の教育効果を高めることができる。
また、本考案の食器は前記V字状の狭窄部位の側部の少なくとも一部が開口部またはその近傍で容器内側に向かって折れ曲がるように傾斜または湾曲したオーバーハング構造を有する。このような傾斜や湾曲によるオーバーハングを持たせることで、更に食品を掬い取りやすくなる。オーバーハングは、縁部断面の接線が水平方向またはそれより下方に向くような構造にするとよい。
次に実施例を示して本考案をより詳細に説明する。図1〜4は、本考案の第1実施例を示した図であって、本考案の第1の態様に対応している。ここで、図1は実施例1の食器の平面、図2は正面図、図3は側面図、図4はA−A断面図である。
図1−4において、本考案の食器1は、僅かに変形した円形または楕円形の外形をなし、上方に大きく開口した皿状または椀状の容器形態になっている。この外形は主に外縁7により形成され、上部開口縁部8から外縁7まではつば状の上縁部9を形成している。開口縁部8からなだらかに内部に向けて湾曲した側部6が底部に向けて形成され、更に連続して傾斜を有する底部6が形成されて、これらにより食品収納部2が形成されている。前記開口縁部8と外縁7の形状はこの例では後述するように異なっているが、上縁部9の幅により調整され、一般的な皿などの食器のように対称性のある外形になっている。
前記側部6と底部22により形成される食品収容部2の形状は、丸みをおびた三角形または円形の一部を切り取った扇形に近似される。容器側部の隣接する2箇所は円弧が内側に向けて凹むように変形した直線に近い形状になっていて、これら2つの側部によりV字状の領域を形成して、その奥部が狭窄部位21になっている。
また、前記V字状の領域は、図示例のように2段階に形成されることが好ましく、V字開口部に近い部分を鈍角のV字領域61とし、V字奥部に近い領域を鋭角のV字領域62に形成するとよい。この場合それぞれの角度は、鋭角が鈍角より小さい角度であれば特に限定されるものではないが、例えば図5に示すように鈍角のV字領域が中心に対する角度で好ましくはθ2=35〜50°、より好ましくはθ2=40〜45°鋭角のV字領域が中心に対する角度で好ましくはθ1=15〜34°、より好ましくはθ1=20〜30°程度である。このように2段階に形成することで、より食品を寄せ集め易くなる。
このV字状の領域は、2段階に形成された場合、その開口角θ2、θ1に応じて、側部61,62が形成され、鈍角部分に対応した側部61より鋭角部分に対応した側部62の方がより急峻な斜面になるように形成されている。このように、V字状領域の狭窄部21に対応する側部を急峻な斜面に形成することで、食品の救い取りを容易にしている。さらにV字状領域の最奥部側面が最も急角度、あるいは大きな曲率により形成される。具体的には、側部の面の中で最も垂直に近く、断面が曲線である場合の曲率としては30〜50°程度である。
V字状領域の最奥部の側部63は、平面投影形状が鋭角な三角形ではなく、曲線になるように構成することが好ましい。曲線にすることで匙やフォーク、箸などの食器を用いて食品を掬ったり、摘んだりする操作が容易になり、洗浄も容易で残渣の発生も防止できる。
このV字状領域の最奥部の側部63は、開口縁部8において容器内部方向に傾斜ないし湾曲している。このように容器内部に向かって傾斜ないし湾曲させることで、更に食品の掬い取りなどの摂取操作が容易になり、取りこぼしも少なくなる。この傾斜ないし湾曲は開口縁部8が容器内部に向けてオーバーハングするような、オーバーハング構造を形成していればよく、特にその形状は限定されるものではない。具体的には平均容器厚の2〜6倍程度内側に迫り出していればよく、湾曲させる場合には曲率0.5〜10mm程度である。
容器底部22は、前記狭窄部に向かって僅かに傾斜している。この傾斜は断面を表す図4に示されるように、V字型狭窄部21と対向する側部6と一体になって湾曲する底部22からなだらかな曲線と傾斜により次第に挙狭窄部21に向かって深くなるように傾斜している。つまり、V字型狭窄部21と対向する側部6から狭窄部21に向かって漸次傾斜率が増加するように形成するとよい。特に、前記断面において、底部22の中央部からV字型狭窄部21と対向する側部6の間の平均傾斜角は、水平面に対して好ましくは4〜7°、より好ましくは5〜6°、中央部からV字型狭窄部21の間の平均傾斜角は、水平面に対して好ましくは7.5〜10°、より好ましくは8〜9°である。また、これと直角する方向の底部22の傾斜角も同様な傾斜率に形成するとよい。
前記V字型狭窄部21と対向する側部6と底部22の間の断面の曲線は、好ましくは曲率20〜40mm、より好ましくは曲率25〜35mm程度である。また、前記狭窄部21と側部6間の断面の曲線は、好ましくは曲率10〜19mm、より好ましくは曲率13〜16mm程度である。
底部22の一部や側部6の一部には、図5に示すように必要に応じて複数の凸構造23aや凹凸構造からなる凹凸部23を設けてもよい。このような凹凸部23を設けることにより、食品をすりつぶしたり、食品の固まりを分割したり、崩壊させたりして食べやすくすることができ、離乳食が必要な幼児や、咀嚼が困難な老人や障害者に極めて有効である。前記凹凸部22は、好ましくは図示例のように狭窄部21と対向する側の底部ないし側部の一部に設けることが好ましく、その広さは食品を磨り潰し等の作業に必要な大きさであればよく特に限定されるものではないが、食品収納部2の平面投影面積の1/6〜1/2程度にすればよい。
本考案の容器は、さらに取っ手3,4を有していてもよい。取っ手を有することで使用者が容器を固定して食事する動作が容易になる。取っ手3,4は、図示例では前記V字型狭窄部21がある側部6と、これと対向する側部6に一対設けられているが、このような形状に限定されるものではなく、必要に応じて適宜必要な箇所に、必要な数を設ければよい。また、図示例の取っ手3,4の形状は、容器上縁部9から外方に延び、湾曲部31、41で湾曲しながら下方に垂下し、僅かに載置面上から上方の端部32,42で終端する形状である。なお、取っ手は3,4このような形状に限定されるものではなく、カップ等に用いられるような輪形でも良いし、下端が接地するようにして安定性を増したような形状でもよい。
容器1の下部には糸切り状の脚部5が形成されている。この脚部5は、図示例では下方に向けて拡径して、下方に開いた円筒形のような形状であり、容器側部外周と同じか僅かに小さい外形寸法になるように形成されている。
本考案の容器は、前記狭窄部21に彩色や模様等の目印を附してもよい。このような目印を設けることで、特に乳幼児がこの目印を頼りに食品を集めやすくなり、食事の指導が容易になり学習効果を高めることができる。具体的な目印としては、特に限定されるものではないが、丸、四角、三角、星形などの簡単な幾何学的形状の他、魚、犬、猫、鳥、虫などの動物、漫画やアニメのキャラクター等子供が興味を持ちやすい模様を付けるとより効果的である。また、彩色でも赤や青、緑など、他の部位と異なる色彩を付して目立ちやすくすることで効果を高めることができる。
さらに、本発明の容器は、図6に示すように種々の模様を付して意匠的効果を高め、子供などが喜んで使えるようにすることもできる。なお、図6は、本考案の容器の彩色の様子や形状を立体的に表した概念図である。この例では、容器上縁部に彩色領域11,12と取っ手3,4に彩色領域35,45が設けられ、意匠効果を高めている。また、前記狭窄部21には丸い目印が附されている。
本考案の容器の材料は特に限定されるものではなく、樹脂材料の他、金属、陶器、セラミックス、ガラスなどの公知の材料で形成することができる。これらのなかでも、特に乳幼児、小児などを対象とする場合には安全性が高く、量産によるコストダウン効果も大きい樹脂材料が望ましい。樹脂材料としては、通常この種の食器に用いられている材料であればよく、具体的にはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニール、ABS樹脂等が挙げられ、特に量産性と安全性の面からポリプロピレン(PP)が好ましい。また、これらの材料に加えて部分的、例えば底部や取っ手にシリコーン樹脂、天然間または合成エラストマーを用いて滑り止めや、操作感、口当たりの改善などの効果を持たせてもよい。
本考案の食器は、発達段階の乳幼児、小児に適用した場合、食品を効率的に容器内から摂取させる効果が高く、食事を非常に効率よく効果的に行わせることができ、食器取り扱い委の練習にも適している。また、食器の取り扱いが困難な障害者や老人などにも好適に用いることができる。
1 容器
2 食品収納部
3 取っ手
4 取っ手
5 脚部
6 側部
7 外縁
8 開口縁部
9 上縁部
2 食品収納部
3 取っ手
4 取っ手
5 脚部
6 側部
7 外縁
8 開口縁部
9 上縁部
Claims (5)
- 上方に開口した有底の形状をなし、開口縁部、側部および底部を有する食品収容部には前記側部の一部の平面投影形状がV字状に形成された狭窄部位を有する食器。
- 前記底部の一部または全部が水平面に対して勾配を有し、前記狭窄部位に向かって傾斜している請求項1の食器。
- 前記狭窄部位における側部の少なくとも一部には開口部またはその近傍で容器内側に向かって傾斜または湾曲したオーバーハング構造を有する請求項1または2の食器。
- 前記狭窄部位は、開口部付近の鈍角領域と奥部付近の鋭角領域を組み合わせたV字状領域にある請求項1〜3のいずれかの食器。
- 前記狭窄部位には、目印が附されている請求項1〜4のいずれかの食器。
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JP2014522789A (ja) * | 2011-07-12 | 2014-09-08 | ネステク ソシエテ アノニム | 可食製品用のパッケージおよび該パッケージを使用するための方法 |
CN107468002A (zh) * | 2017-09-19 | 2017-12-15 | 杭州职业技术学院 | 一种助于儿童养成就餐习惯的餐具结构及其使用方法 |
US11072451B2 (en) | 2017-11-28 | 2021-07-27 | David M. Collins | Containers with channels |
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2011
- 2011-04-04 JP JP2011001853U patent/JP3168528U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014522789A (ja) * | 2011-07-12 | 2014-09-08 | ネステク ソシエテ アノニム | 可食製品用のパッケージおよび該パッケージを使用するための方法 |
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