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JP3023052U - スプーン - Google Patents

スプーン

Info

Publication number
JP3023052U
JP3023052U JP1995006408U JP640895U JP3023052U JP 3023052 U JP3023052 U JP 3023052U JP 1995006408 U JP1995006408 U JP 1995006408U JP 640895 U JP640895 U JP 640895U JP 3023052 U JP3023052 U JP 3023052U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scooping
shape
spoon
tip
noodles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995006408U
Other languages
English (en)
Inventor
直司 江尻
Original Assignee
直司 江尻
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 直司 江尻 filed Critical 直司 江尻
Priority to JP1995006408U priority Critical patent/JP3023052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023052U publication Critical patent/JP3023052U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体障害者や幼児が使いやすく、安全性も高
い食事用のスプーンを提供する。 【構成】 柄部1の先端側に設けた掬い部2の一側縁2
bをS字状および逆S字状に交互に滑らかに連続する波
状に形成して安全性を高め、一側縁部の先端近くから最
大幅部2aまで、順次小さくなる相似形状の凹部5およ
び凸部6を設け、各凹部5の奥部5aを広く、各凸部5
のくびれた基部5aより先端側部5bを広くし、麺類な
どを各奥部5aに入れて各凹部5の先端側部5bに掛け
ることで、麺類などが外れにくく、容易に食べることが
でき、こぼすことも防止できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、食事用のスプーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食事用のスプーンとして、柄部の先端側に卵型、より詳しくは鶏卵の殻 の一部を縦割りして、最大幅部を柄部寄りに位置させた形状の掬い部を一体に設 けたものが広く用いられ、また西瓜などの果物を食べるためのスプーンなど、掬 い部の先端部に、切り欠きによって複数の尖った部分を形成した先割れスプーン と呼ばれるものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した広く用いられているスプーンは、麺類を食べる際には使用し にくく、箸やフォークなどのスプーン以外のものを用いる必要があり、また前述 した先割れスプーンは掬い部の先端部に複数の尖った部分があるため、西瓜など の種を外したり、尖った部分で突き刺して食べたりするのに適するが、麺類を食 べるには適しておらず、とくに身体障害者や幼児では使用しにくく、怪我をする 恐れもあるという問題点があった。
【0004】 この考案は、前述した問題点を解決して、麺類、西瓜などの果物、南瓜など野 菜、その他の広範囲の食物を食べやすく、とくに老人などの身体障害者や幼児な どが安全に使用できるスプーンを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係るスプーンは、柄部の先端側にほぼ卵型の掬い部を設け、 この掬い部の一側縁をS字状および逆S字状に交互に滑らかに連続する波状に形 成し、一側縁部の先端近くから最大幅部まで順次小さくなる相似形状の複数個の 凹部および凸部を設け、各凹部の奥部を広く、各凸部のくびれた基部より先端側 部を広くものである。
【0006】 請求項2の考案は、請求項1のスプーンにおいて、掬い部の背面に多数の小突 起を分散させて突出させたものである。
【0007】
【作用】
請求項1の考案に係るスプーンは、掬い部の片側に形成した複数、好ましくは 4個〜10個の凸部に、そばなどの麺類を掛けて食べることができ、この場合に 各凸部が基部より先端側部を広くしたので、身体障害者や幼児でも、麺類を落と しにくく、また、凸部および凹部を先端近くから最大幅部まで順次小さくなる相 似形状にしてあるので、先に口に入る先端側の麺類などの量が多く、後に口に入 る柄部寄りの麺類などの量が少なくなり、麺類などをこぼさずに食べることがで きる。
【0008】 そして、凸部は掬い部の片側縁部に形成してあり、凸部の長さがあまり長くな いこともあって、麺類などを汁と共に食べることができ、さらに西瓜などの果物 の種を掬い部の凹部と凸部がある側の先端部で外すこともできて、広範囲の食物 に使用できる。
【0009】 さらに、掬い部の一側縁は、凹部と凸部とを形成しても、S字状および逆S字 状に交互に滑らかに連続する波状に形成してあり、尖った部分がないので、身体 障害者や幼児が自身で使用しても、怪我をする恐れがほとんどなく、安全性が高 く、介護者や保護者が使用する場合も、前述の場合と同じかより以上安全性が高 い。
【0010】 請求項2の考案は、請求項1に記載したスプーンにおいて、掬い部の背面に多 数の小突起を分散させて突出させたので、皿などに載せた南瓜の煮物などの少し 固い食物を掬い部の背面で押し潰すことが、多数の小突起によって食物を掬い部 および皿などに対し滑らせずに、確実にしかも容易にできる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき、図を参照して説明する。 この実施例のスプーンは、図1,図2に示すように柄部1と掬い部2とを備え ている。 柄部1は、木や合成樹脂の成形品からなる把持部3の先端側近くの一側部に親 指を当てる凹所3aを、他側部に人差指を当てる凹所3bおよび中指を当てる凹 所3cをそれぞれ形成してある。
【0012】 把持部3の先端部には掬い部2を下にしてスプーンを掛けるための突起3dを 表面側に突出させ、突起3dの先端部には食器などに係合させるための凹溝3e を形成してある。 また、柄部1は、掬い部2と一体に形成した金属製の杆状体4の基端側部を把 持部3に埋め込んで固着し、これから突出する杆状体4の先端側部4aを柄部1 の先端側部としている。
【0013】 掬い部2は、図3にも示すように、柄部1側寄りに最大幅部2aがあり、卵型 の、より詳しくは鶏卵の殻の一部を縦割りした形状と近似した基本形状にしてあ る。
【0014】 前記、掬い部2の図1右側縁2bを、S字状および逆S字状に交互に滑らかに 連続する波状に形成し、一側縁部の先端近くから最大幅部2aまで、順次小さく なる相似形状の複数個(好ましくは4〜10個)の凹部5および凸部6を設け、 各凹部5の奥部5aを半円より少し大きな広い面積にし、各凸部6のくびれた基 部6aの先端側部6bを半円より少し大きな広い面積にしてある。そして、掬い 部2の図1右側部の最大幅部2aより柄部1側の側縁部2cを切欠いて、左側部 の最大幅部2aより柄部1より先端側に位置させて、左,右非対称にしてある。
【0015】 また、掬い部2の背面には多数の球弧状の小突起2dを分散させて突出させ、 掬い部2の中心線2eより若干左側を中心とする卵型波線状に、前記基本形状に 近似した相似の無端状に小突起2dを、内外数箇所にそれぞれ設け、これらの左 側部を掬い部2の左側部と平行に配置してある。
【0016】 この実施例に係るスプーンは、柄部1の把持部3に設けた凹所3a,3b,3 cに右手の親指,人差指,中指をそれぞれ当てて把持部3を持ち、掬い部2の凸 部6のくびれた基部6aにそばなどの麺類をそれぞれ掛け、基部6aに掛けた麺 類を、汁と共に、あるいは汁をつけて食べ、また、西瓜などの果物の種を掬い部 2の凹部5がある右側先端部で外した後、掬い部2で掬って食べることができる 。
【0017】 さらに、南瓜の煮物や少し固い食物を、皿などに載せて掬い部2の背面で押し 潰すことが、背面に多数の半球状の小突起2dを設けたことで、前記食物を掬い 部や皿などに対し滑らせずに、確実かつ容易にできる。
【0018】 なお、この考案において、前記実施例のスプーンは右利き用であるが、このス プーンでは掬い部2の右側縁部に設けていた凹部5、凸部6を、掬い部の左側縁 部に設けるなど、前記実施例と左,右対称に構成することで、左利きの人が用い るスプーンを提供できる。
【0019】 この考案において、柄部は、掬い部と一体に金属によって形成したり、人差指 用の凹所をなくすなど、従来公知の手段によって適宜変更でき、また、掬い部の 背面に設ける小突起は、打ち出しによって形成してもよいが、正面に小凹部が生 じないように平滑にするため、従来公知の鋳造など適宜の手段で形成してもよい 。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案に係るスプーンは、掬い部の片側に形成 した複数、好ましくは4個〜10個の凸部に、そばなどの麺類を掛けて食べるこ とができ、この場合に各凸部が基部より先端側部を広くしたので、身体障害者や 幼児でも、麺類を落としにくく、また、凸部および凹部を先端近くから最大幅部 まで順次小さくなる相似形状にしてあるので、先に口に入る先端側の麺類などの 量が多く、後に口に入る柄部寄りの麺類などの量が少なくなり、麺類などをこぼ さずに食べることができる。
【0021】 そして、凸部は掬い部の片側縁部に形成してあり、凸部の長さがあまり長くな いこともあって、麺類などを汁と共に食べることができ、さらに西瓜などの果物 の種を掬い部の凹部と凸部がある側の先端部で外すこともできて、広範囲の食物 に使用できる。
【0022】 さらに、掬い部の一側縁は、凹部と凸部とを形成しても、S字状および逆S字 状に交互に滑らかに連続する波状に形成してあり、尖った部分がないので、身体 障害者や幼児が自身で使用しても、怪我をする恐れがほとんどなく、安全性が高 く、介護者や保護者が使用する場合も、前述の場合と同じかより以上に安全性が 高い。
【0023】 従って、身体障害者や幼児が麺類、果物、野菜、その他の広範囲の食物を食べ やすく、また病院に入院している患者、身体障害者、幼児に介護者,保護者が、 前記広範囲の食物を食べさせやすく、安全性が高い上に、食物をこぼすことを防 止して周囲を汚すことを少なくでき、衛生的であると共に、使いやすく便利であ る。
【0024】 請求項2の考案は、請求項1に記載したスプーンにおいて、掬い部の背面に多 数の小突起を分散させて突出させたので、皿などに載せた南瓜の煮物などの少し 固い食物を掬い部の背面で押し潰すことが、多数の小突起によって食物を掬い部 および皿などに対し滑らせずに、確実にしかも容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るスプーンを示した正
面図。
【図2】図1に示したスプーンの側面図。
【図3】図1に示したスプーンのA−A線端面図。
【符号の説明】
1 柄部 2 掬い部 2a 最大幅部 2b 側縁 2d 小突起 3 把持部 4 杆状体 5 凹部 5a 奥部 6 凸部 6a 基部 6b 先端側部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部の先端側にほぼ卵型の掬い部を設
    け、この掬い部の一側縁をS字状および逆S字状に交互
    に滑らかに連続する波状に形成し、一側縁部の先端近く
    から最大幅部まで順次小さくなる相似形状の複数個の凹
    部および凸部を設け、各凹部の奥部を広く、各凸部のく
    びれた基部より先端側部を広くしたことを特徴とするス
    プーン。
  2. 【請求項2】 掬い部の背面に多数の小突起を分散させ
    て突出させたことを特徴とする請求項1に記載のスプー
    ン。
JP1995006408U 1995-06-27 1995-06-27 スプーン Expired - Lifetime JP3023052U (ja)

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JP1995006408U JP3023052U (ja) 1995-06-27 1995-06-27 スプーン

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JP1995006408U JP3023052U (ja) 1995-06-27 1995-06-27 スプーン

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910266A (ja) * 1995-06-29 1997-01-14 Masaya Rikino 安全介護皿
WO2019235066A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 ピジョン株式会社 調理用スプーンおよび調理セット
WO2022255706A1 (ko) * 2021-06-01 2022-12-08 창원대학교 산학협력단 뇌졸중 환자들을 위한 개인별 맞춤형 숟가락 및 이의 제조 방법

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