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JP3144945B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JP3144945B2
JP3144945B2 JP07998093A JP7998093A JP3144945B2 JP 3144945 B2 JP3144945 B2 JP 3144945B2 JP 07998093 A JP07998093 A JP 07998093A JP 7998093 A JP7998093 A JP 7998093A JP 3144945 B2 JP3144945 B2 JP 3144945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
disk
tip
exhaust
holder
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP07998093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06294476A (ja
Inventor
善信 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP07998093A priority Critical patent/JP3144945B2/ja
Publication of JPH06294476A publication Critical patent/JPH06294476A/ja
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Publication of JP3144945B2 publication Critical patent/JP3144945B2/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセス流体等の制御に
使用される電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントにおいてはプロセス流体等
を制御するため、電磁弁が使用されている。この電磁弁
は一般に図3に示すごとく構成されている。同図におい
て、ボディ11内にプロセス流体等が流通する流路が設け
られ、この流路にプロセス流体等が流入しかつ流出する
入口ポート11aおよび出口ポート11b流路を排気す
排気ポート11cおよび流路を開閉するための入口シー
ト面11dおよび排気シート面11eが形成されている。
【0003】ボディ11内には排気を制御するディスクホ
ルダ13が移動可能な状態で組込まれており、ディスクホ
ルダ13にはディスクが一体となって取付けられ、その下
面はディスクスプリング16により押されている。
【0004】ボディ11上部には固定鉄心17が連接されて
おり、その外面にはコイル18が設置され、内側にはコア
12が移動可能な状態で組込まれ、コア12にはコアスプリ
ング15が設けられた構造となっている。
【0005】上述のようにディスク14はディスクホルダ
13と一体となっていること、およびディスク14はシール
性の要求からゴム,樹脂等の材料で製作されていること
により、長期間の使用でディスク14が変形するとディス
クホルダ13は変形量だけ移動し、ついにはディスクホル
ダ脚13aがコアの先端に接触するようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
電磁弁は長期間の使用によりディスク14が変形し、ディ
スクホルダ脚13aがコア先端に接触してしまうため、コ
ア12、ディスクホルダ13およびディスク14は一体となっ
た状態となる。
【0007】このようになった場合の問題点を図4によ
って説明する。同図はコア12、ディスクホルダ13、ディ
スク14、コアスプリング15およびディスクスプリング16
の可動部を模式的に示したものである。
【0008】図4(a)はディスクホルダ脚13aとコア
先端に隙間(δ1 )がある状態を示しており、この状態
で電源を切ると、コアにはコアスプリング力(Fc)の
みが働き、コアが右側に移動し、衝撃的にディスクホル
ダ脚13aに衝突して、ディスクホルダ13およびディスク
14を右側に移動させて正常に弁の切替が行われる。
【0009】図4(b)はディスクホルダ脚13aとコア
先端が接触した状態を示しており、この状態で電源を切
ると、コアには右向きにコアスプリング力(Fc)が働
くが、左向きにはディスクスプリング力(FD)と排気
シート面11eの流体圧力による力が働いており、弁切替
の駆動力が減少する。そのためディスク変形によるくい
込み力のような不確実な左向きの力が付加されると電磁
弁の動作遅れが発生する課題がある。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、常にディスクホルダ脚の先端とコアに隙間を
確保し、確実な急速切替ができる電磁弁を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の電磁弁は上部
にカバーハウジングを有し、かつ下部にボンネットを有
するボディと、前記カバーハウジング内に設けられた固
定鉄心と、この固定鉄心の外面に設けられたコイルと、
前記固定鉄心内に移動自在に組み込まれたコアと、この
コア内に設けられたスプリングと、前記ボンネット内に
プロセス流体が流れる流路と、この流路が連通する前記
ボンネット内の中央部に設けられたボンネット内空間
と、前記流路に形成された入口ポート,出口ポート,排
気ポート,入口シート面および排気シート面と、前記ボ
ンネット内空間に移動自在に組み込まれ前記コアの非通
電時に前記コアと接し排気を制御するディスクホルダ
と、このディスクホルダの下面にディスクスプリングを
介して設けられ前記排気シート面をシールするディスク
とを具備した電磁弁において、前記ディスクホルダの脚
部先端と前記コア先端の隙間(δ 1 )を機械的に確保
し、前記ディスクが変形しても前記排気シート面圧が確
保できるように前記ディスクと前記ディスクホルダの
間(δ2 )を設けたことを特徴とする。請求項2の発明
は、前記ディスクホルダの脚部先端と前記コア先端の隙
間(δ 1 )を前記ディスクホルダにストッパーを設けて
確保することを特徴とする。 請求項3の発明は、前記デ
ィスクホルダの脚部先端と前記コア先端の隙間(δ 1
をボディにストッパーを設けて確保することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上述のように構成した本発明の電磁弁は、常時
励磁状態で使用されていても、ディスクホルダとディス
クの間にディスクの変形に必要な隙間(δ2 )を有する
ことにより、ディスクスプリングと流体圧力により排気
シート面のシールは確実に行われ、しかもディスクホル
ダはストッパーにより移動量が制限されているため、デ
ィスクホルダ脚とコア先端との隙間(δ1 )も常に確保
される。
【0013】このような状態に保持されているので、電
磁弁を消磁して弁を作動した場合、コアにはコアスプリ
ングの力のみが作用して、コアは確実に固定鉄心から離
れ、ディスクホルダ脚に衝突して、ディスクホルダ、デ
ィスクを作動させ、電磁弁の切替を確実に行うことがで
きる。
【0014】
【実施例】図1を参照しながら本発明に係る電磁弁の一
実施例を説明する。図中、符号1はボディで、上部はカ
バーハウジング、下部はボンネットを構成するものであ
り、2はコアで、3はディスクホルダ、4はソフトシー
トと称するディスク、5はコアスプリング、6はディス
クスプリング、7は固定鉄心、8はコイルを示してい
る。
【0015】すなわち、図1においてボディ1内に流路
が設けられ、入口ポート1a、出口ポート1b、排気ポ
ート1cおよび入口シート面1dならびに排気シート面
1eが形成されてる。ボディ1内には排気を制御するデ
ィスクホルダ3が移動可能な状態で組込まれており、デ
ィスクホルダ3にはストッパー3bが形成されている。
ディスク4はディスクホルダ3に移動可能な状態で嵌合
され、ディスクスプリング6により排気シート面1e側
に押されるようになっている。
【0016】ボディ1上部には固定鉄心7が連接されて
おり、その外面にはコイル8が設置され、内側にはコア
2が移動可能な状態で組込まれ、コア2にはコアスプリ
ング5が設けられた構造となっている。
【0017】上述した本実施例に係る電磁弁において、
コイル8に通電されていない時はコアスプリング5によ
りコア2は押し下げられ、コア2先端がディスクホルダ
脚3aを押し下げることにより、ディスクホルダ3およ
びディスク4も押し下げられることになる。このように
して入口シート面1dはコア2によりシールされ、排気
シート面1eは開放される。
【0018】一方、コイル8に通電されると、コア2は
固定鉄心7に吸着され、入口シート面1dが開放される
と同時に、ディスクホルダ3の押し下げ力も開放される
ので、ディスクスプリング6によりディスク4およびデ
ィスクホルダ3は上方に移動し、ディスク4は排気シー
ト面1eをシールする。このようにしてコイル8の電源
をON−OFFすることにより流路の切替を行うことが
できる。
【0019】また、本実施例においてはディスクホルダ
3にストッパー3bが形成されているため、電磁弁が通
電状態ではディスクホルダ脚3aとコア2先端には常に
隙間(δ1 )が確保されており、ディスク4とディスク
ホルダ3とは初期に隙間(δ2 )をもって嵌合されてい
るため、ディスク4が変形してもそれに追従してシート
面圧を確保できる。
【0020】次に図2により本発明の他の実施例を説明
する。本実施例は図1で示した実施例のディスクホルダ
3の移動制限方法を以下のとおり変更した以外は同じ構
成である。したがって、図1と同一部分には同一符号を
付して重複する部分の説明は省略する。
【0021】すなわち、本実施例においてはディスクホ
ルダ脚3aの先端とコア2の先端の隙間(δ1 )をボデ
ィ1にストッパー1fを設けて確保することができる。
しかして、本実施例ではディスクホルダ3の移動を制限
することができる。この実施例の作用も前述の実施例の
場合と同じである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば通電時、ディスクホルダ
脚とコア先端に常に隙間(δ1 )を確保し、ディスクと
ディスクホルダはディスクの変形に追従できるよう嵌合
する構造としているため、長期間の使用に対しても確実
に排気シート面をシールできるとともに、通電断時の切
替動作も確実に行われる信頼性の高い電磁弁である。
【0023】特に非常時の安全装置に使用される電磁弁
はフェイルセーフの観点から、常時通電状態で使用さ
れ、非常時に電源をOFFして安全動作を遅れなくする
必要があるが、本発明の電磁弁を使用すれば、遅れなく
確実に切替が行われるので、安全性向上に大きく寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁弁の一実施例を示す概略構造
図。
【図2】本発明に係る電磁弁の他の実施例を示す概略構
造図。
【図3】従来の電磁弁の概略構造図。
【図4】(a)は図3における電磁弁の可動部を模式的
に示す概略図、(b)は(a)においてディスクホルダ
が移動した状態を示す概略図。
【符号の説明】
1…ボディ、1a…入口ポート、1b…出口ポート、1
c…排気ポート、1d…入口シート面、1e…排気シー
ト面、2…コア、3…ディスクホルダ、3a…ディスク
ホルダ脚、3b…ストッパー、4…ディスク、5…コア
スプリング、6…ディスクスプリング、7…固定鉄心、
8…コイル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−83982(JP,A) 特開 昭63−125876(JP,A) 特開 平3−189486(JP,A) 実開 平3−117180(JP,U) 実開 平4−113384(JP,U) 実開 平4−136382(JP,U) 実開 昭61−186872(JP,U) 実開 平1−136776(JP,U) 実公 平3−8846(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にカバーハウジングを有し、かつ下
    部にボンネットを有するボディと、前記カバーハウジン
    グ内に設けられた固定鉄心と、この固定鉄心の外面に設
    けられたコイルと、前記固定鉄心内に移動自在に組み込
    まれたコアと、このコア内に設けられたスプリングと、
    前記ボンネット内にプロセス流体が流れる流路と、この
    流路が連通する前記ボンネット内の中央部に設けられた
    ボンネット内空間と、前記流路に形成された入口ポー
    ト,出口ポート,排気ポート,入口シート面および排気
    シート面と、前記ボンネット内空間に移動自在に組み込
    まれ前記コアの非通電時に前記コアと接し排気を制御す
    るディスクホルダと、このディスクホルダの下面にディ
    スクスプリングを介して設けられ前記排気シート面をシ
    ールするディスクとを具備した電磁弁において、前記デ
    ィスクホルダの脚部先端と前記コア先端の隙間(δ1
    を機械的に確保し、前記ディスクが変形しても前記排気
    シート面圧が確保できるように前記ディスクと前記ディ
    スクホルダの隙間(δ2 )を設けたことを特徴とする電
    磁弁。
  2. 【請求項2】 前記ディスクホルダの脚部先端と前記コ
    ア先端の隙間(δ1)を前記ディスクホルダにストッパ
    ーを設けて確保することを特徴とする請求項1記載の電
    磁弁。
  3. 【請求項3】 前記ディスクホルダの脚部先端と前記コ
    ア先端の隙間(δ1)をボディにストッパーを設けて確
    保することを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
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