JP3142702B2 - 顆粒状メラミンシアヌレート及びその製造方法 - Google Patents
顆粒状メラミンシアヌレート及びその製造方法Info
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Description
及びその製造方法に関し、さらに詳しくはメラミンとシ
アヌール酸を液体媒体を用いることなく加熱することに
より得られるメラミンシアヌレート特に顆粒状メラミン
シアヌレート,及びその製造方法に関するものである。
て、ハロゲン系難燃剤が用いられてきたが燃焼生成物の
人体有害性が問題となり、低ハロゲン化からノンハロゲ
ン化の要望が強くなっている。このような状況の中で、
メラミンやメラミンシアヌレート等トリアジン環を有す
る物質が難燃剤として検討されており、ウレタン樹脂で
はメラミンを、ポリアミド樹脂ではメラミンシアヌレー
トを直接数%〜30%程度混合することにより難燃性を
付与することができることが知られている。
シアヌール酸をそれぞれ水に溶解し、それら水溶液を混
合して反応させ、生成した難溶性のメラミンシアヌレー
トの沈澱を濾別、乾燥する方法で調製されていた。
施する場合、(1)メラミン及びシアヌール酸の水への
溶解度が低く濃厚な水溶液を調製できないので生産効率
が低い、(2)反応生成物が微粒子状となるためそれを
濾過等で分離するのは容易でない、(3)分離後のメラ
ミンシアヌレート粒子がかなりの量の水を含んでいるの
で乾燥に長時間を要する等の難点があった。
はなく水を媒介させる方法すなわち固体状のメラミンと
固体状のシアヌール酸に対して、その合計量100重量
部当り水20〜2000重量部を加え、かきまぜ又は練
りまぜながら反応させる方法(特開昭54−5558
7);平均粒径が100μ以下のメラミンとシアヌール
酸との粉体均一混合物を調製し、次いでこの混合物に、
混合物に基づき30〜300%の水を加えて反応させる
方法(特開昭54−55588)が開示されている。こ
れらはいずれも水を添加して反応させるため反応後に乾
燥、粉砕する工程が必要である。
て、尿素とメラミンを固体のまゝ混合加熱してメラミン
シアヌレートを製造する方法(特開昭54−12569
0)が開示されている。この方法は、反応器に高価な耐
食材料を用いる必要があり、尿素とメラミンの混合物が
加熱に伴い脱アンモニアを起こしながら白濁融液中で反
応するため、得られるメラミンシアヌレートはブロック
状で取り扱いが容易でなく、収率も不十分であり、高純
度品を得るためにはさらに精製が必要である。
来の技術に対し、製造工程が簡略化され工業的にすぐれ
たメラミンシアヌレートの製造方法および性状のすぐれ
た粉末状又は顆粒状のメラミンシアヌレートを提供する
ことである。
を解決するために鋭意研究した結果、液体媒体を介した
いわゆる固液反応でなく、固体と固体でも特定の条件下
で反応が進行することを見いだし本発明を完成するに到
ったものである。すなわち、粉体メラミンと粉体シアヌ
ール酸を混合し、好ましくは該混合物を顆粒状として、
250〜500℃に加熱することを特徴とするメラミン
シアヌレートの製造方法およびこの製造方法で得られる
粉末状または顆粒状メラミンシアヌレートである。
手可能である。例えば、三井東圧化学社製、工業用メラ
ミン(融点354℃、昇華開始温度210℃、平均粒子
径20μm)が挙げられる。
能である。例えば、四国化成社製、商品名ICA−P
(融点360℃、昇華開始温度230℃、平均粒子径8
0μm)が挙げられる。
つの互変異性体があり、化学的にはエノール型をシアヌ
ール酸、ケト型をイソシアヌール酸と称するが、本発明
で用いるシアヌール酸はエノール型だけを意味するので
はなく、エノール型とケト型の両方を含むものである。
メラミンと粉体シアヌール酸のモル比はメラミン1に対
しシアヌール酸0.5〜2.0であるが、高純度のメラ
ミンシアヌレートを得るためのモル比は1:0.9〜
1.1である。
ヌール酸との混合方法に関しては特に制限はないが、で
きるだけ均一にすることが好ましい。均一性が高いほど
メラミン分子とシアヌール酸分子の接触機会が増し、見
かけの反応速度が上昇するため昇華によるモルバランス
の崩れが減少し、収率が高くなり、未反応物等の混入が
減少し純度が向上する。
ヌール酸については、反応器に導入する前にあらかじめ
混合したものを用いてもよいし、あるいは反応器に導入
後混合しながら加熱反応を行ってもよい。
ヌール酸の粒子径は80μm以下、かつ平均粒子径が2
0μm以下となるようにする。このためには例えば、あ
らかじめ粒子径80μm以下、かつ平均粒子径が20μ
m以下に調製した粉体メラミンと粉体シアヌール酸とを
用いたり、またはヘンシェルミキサーやナウターミキサ
ー等の混合器を用いて、あらかじめ粉体メラミンと粉体
シアヌール酸を混合した混合物を、必要に応じてジェッ
トミル等の粉砕機で粒子径80μm以下、かつ平均粒子
径が20μm以下にしたものを用いる。
反応であると考えられており、固体原料の粒子径が反応
速度に影響を及ぼすため、反応に供される粉体メラミン
と粉体シアヌール酸は前述のように粒子径80μm以
下、かつ平均粒子径20μm以下、好ましくは粒子径6
0μm以下、かつ平均粒子径0.5〜10μm、さらに
好ましくは粒子径30μm以下、かつ平均粒子径0.5
〜5μmに微粉砕したものが好適である。
アヌール酸を固体のまま、液体媒体を用いることなく、
反応器に導入し250〜500℃、好ましくは250〜
430℃、さらに好ましくは300〜380℃に加熱す
ると、10分〜4時間程度の加熱時間で容易にメラミン
シアヌレートを得ることができる。加熱温度が250℃
に満たないと反応は進行するものの極めて緩やかであ
り、メラミンシアヌレートの収率が悪く、未反応のメラ
ミンとシアヌール酸が残り純度が低下する。500℃以
上では原料であるメラミン、シアヌール酸はもとより、
反応生成物のメラミンシアヌレートが昇華し、複雑な反
応を起こし不純物の増加による純度及び収率の低下を招
く。なお、必要であれば反応器内をN2 ガスのような不
活性ガスを導入して空気の混入を防いでもよい。
アヌール酸をあらかじめ混合し、顆粒化することによ
り、原料および製品の流動的取扱いが円滑に行われると
ともに、反応も好ましく進行する。
粉体シアヌール酸の混合物の顆粒化により混合物が圧密
され、単一顆粒粒子内でのメラミンとシアヌール酸の反
応により、未反応物の顆粒粒子外への昇華が抑制される
と考えられる。微視的にみれば、圧密によりメラミン分
子とシアヌール酸分子との接触機会が増し、みかけの反
応速度が増加するため、昇華によるモルバランスの崩れ
がなくなるものと考えられる。
ール酸の顆粒状混合物を構成する粉体メラミンと粉体シ
アヌール酸の粒子径は80μm以下、かつ平均粒子径は
20μm以下、好ましくは粒子径60μm以下、かつ平
均粒子径0.5〜10μm、さらに好ましくは粒子径3
0μm以下、かつ平均粒子径0.5〜5μmである。こ
の条件を満たすメラミンとシアヌール酸の混合物を、市
場で入手可能な造粒機を用いて圧縮し、必要に応じて解
砕し、見かけの粒子径が取り扱い易い範囲、好ましくは
0.1〜10mm程度となるように顆粒状混合物を調製
する。例えば、乾式造粒機を用い粉体メラミンと粉体シ
アヌール酸の混合物を圧縮し、次いで解砕することによ
り該顆粒状混合物を調製したり、半乾式造粒機により、
粉体メラミンと粉体シアヌール酸の混合物を圧縮し、ダ
イスより押し出した後所望の長さに切断し乾燥すること
により、該顆粒状混合物を調製してもよい。
ミンと粉体シアヌール酸の混合顆粒化物を、固体のま
ま、液体媒体を用いることなく、250〜500℃で加
熱時間が10分〜4時間となるよう加熱することによ
り、連続的または回分的にメラミンシアヌレートを得る
ことができる。なお、加熱時に必要に応じてN2 ガスの
ような不活性ガスを反応器に導入して、反応器内に空気
が流入することを防いでもよい。
反応器は特別な加圧密閉容器を用いる必要はないが、少
なくとも原料及び生成物が揮散しない程度の密閉性のあ
る反応容器を用いる。例えば器壁を加熱できる設備を備
えた下部がコーン状の縦型円筒形で原料の供給口および
反応物の取出口にロータリーバルブを備えたものでよ
い。この場合円筒内部の加熱部を反応帯域とし、所定の
滞留時間になるように下部から連続的あるいは回分的に
反応生成物を抜き出し、上部からそれに見合う原料をフ
ィードする。
顆粒化物の使用が特に好ましい。顆粒化物は流動性がよ
いので、反応器内部でブリッジを形成することなく抜き
出し及び供給に見合う速度で自由に移動落下しスムーズ
な運転ができて閉塞することはない。伝熱を促進するた
め反応器内部に混合顆粒化物が落下移動とともに横方向
の移動が促進されるような邪魔板を設けても良い。この
ように反応器で加圧することなく、常圧にてメラミンシ
アヌレートを高収率で得ることができる。
前述の粉体メラミンと粉体シアヌール酸の顆粒状混合物
を、液体媒体を用いることなく250〜500℃、特に
好ましくは300〜380℃で10分〜4時間加熱する
ことにより得られる。この製造方法により得られる顆粒
状メラミンシアヌレートは、反応条件を適当に選定する
ことにより、特に精製しなくても純度を充分高くできる
のでそのまま製品として使用できる。通常、純度は98
〜99.9%であり、嵩比重は0.3〜1.4g/ml
である。顆粒状メラミンシアヌレートの嵩比重は、原料
である粉体メラミンと粉体シアヌール酸との混合物の顆
粒化の段階で、圧縮率を変化させることにより調整する
ことができる。すなわち混合顆粒化物の圧縮率を高くす
ることにより顆粒状メラミンシアヌレートの嵩比重を大
にできる。顆粒状メラミンシアヌレートの見かけの粒子
径は0.1〜10mm程度が好ましいが、原料の顆粒状
混合物の形状をほぼ保持したまま得られるので、原料の
顆粒状混合物の段階で見かけの粒子径を所望の大きさに
コントロールすればよい。
でも製品として用いることができるが、用途に応じてジ
ェットミルやボールミル等の一般的な解砕手段により粒
子径を調整して、製品化することができる。例えば、ポ
リアミド等の難燃剤として使用する場合、メラミンシア
ヌレートをできるだけ均一にポリマー中に分散させるこ
とが好ましく、このような場合には、ジェットミル等を
用いて本発明の方法で得られた顆粒状メラミンシアヌレ
ートを微粉砕したものを用いればよい。
粉体メラミンシアヌレートと比較して嵩比重が大きく、
飛散、機器への付着等が少ないため、製造、包装時にお
けるロスも少なく、取り扱いが容易である。また、粉体
よりもコンパクトであるため、輸送、保管等にかかる費
用も低減することができる。
明する。
化学社製工業用メラミン(融点354℃、昇華開始温度
210℃、平均粒子径20μm)2.0kgと四国化成
社製シアヌール酸、商品名ICA−P(融点360℃、
昇華開始温度230℃、平均粒子径80μm)2.0k
gを装入し、室温で10分間混合した。次いでジェット
ミルを用いて、混合物の全量を室温にて33.4kg/
hで連続フィードして3.91kgの微粉砕混合物とし
た。この微粉砕混合物の平均粒子径は3.94μm(レ
ーザー光線回折方式体積基準による測定)であった。こ
の微粉砕混合物78.25gを蒸発皿にいれた後アルミ
ホイルで表面を覆い電気炉に入れ350℃で1時間加熱
して74.99gのメラミンシアヌレートを得た。収率
は95.8%、純度は99.2%、平均粒子径は4.8
3μmであった。得られたメラミンシアヌレートの示差
熱分析チャートを図1に示す。なお原料メラミンおよび
シアヌール酸の示差熱分析チャートをそれぞれ図3、4
に示した。
より混合後の混合物そのままを用いて反応した他は実施
例1と同様にした結果、収率は80.7%であり、純度
は93.8%であった。実施例1より収率が低いのは原
料の粒子径が大きいためと考えられる。
m)2.0kgと四国化成社製シアヌール酸、商品名I
CA−P(平均粒子径80μm)2.0kgを用い、ジ
ェットミルによる粉砕を行わなかった他は実施例1と同
様にしたところ、収率は14.2%であり、純度は3
8.7%であった。
0℃で4時間加熱した他は実施例1と同様にして77.
45gのメラミンシアヌレートを得た。収率は98.6
%、純度99.1%、平均粒子径は6.21μmであっ
た。
m)6.3gと、あらかじめジェットミルを用いて微粉
砕した四国化成社製シアヌール酸、商品名ICA−P
(平均粒子径3.1μm)6.5gとを500℃まで加
熱できるステンレス製50mlオートクレーブに入れ、
攪拌しながら350℃まで徐々に昇温した。次いで、攪
拌しながら350℃で1時間加熱保持し、12.2gの
メラミンシアヌレートを得た。収率は98.3%、純度
99.6%、平均粒子径は18.4μmであった。
132℃、平均粒子径1mm)9gとメラミン4.5
g、温度を300℃とした他は実施例4と同様にした結
果、収率が93%で、純度87.2%のブロック状メラ
ミンシアヌレートを得た。
クロン社製)に三井東圧化学社製工業用メラミン(融点
354℃、昇華開始温度210℃、平均粒子径20μ
m)20.0kgと四国化成社製シアヌール酸、商品名
ICA−P(融点360℃、昇華開始温度230℃、平
均粒子径80μm)20.0kgを装入して室温で1時
間混合した。ついで、この混合物をジェットミルで粉砕
し、平均粒子径を3.24μmとした後、乾式造粒機フ
ァーマパクタL2000/50P型(ホソカワミクロン
社製)により、平均粒子径が1mmの顆粒状にした。
チ、長さ1メートルの縦型円筒形の図2に示した反応器
3の上部の原料ホッパー1に貯え、これよりロータリー
バルブ2を用いて毎時1リットルの速度で連続的に反応
器に供給し、下部より略同量をロータリーバルブ5を用
いて連続的に反応器より抜きだした。そのさい、加熱器
4により内部の反応温度を350℃になるように制御
し、恒温部での滞留保持時間を1時間となるようにし
た。
まり等のトラブルはなく収率98.9%で、純度98.
5%、平均粒子径が1mmの顆粒状メラミンシアヌレー
トを得た。運転終了後反応器の内部を観察したが粉の付
着や析着は認められなかった。さらに得られた顆粒状生
成物をジェットミルを用いて粉砕することにより、平均
粒子径が4.83μmの粉末状製品が得られた。粉砕し
て得られたメラミンシアヌレートの示差熱分析の結果、
図1に示したと同様に単一のピークがあり、昇華開始温
度は290℃であった。
実施例5と同様にしたところ反応器下部からの抜きだし
がスムーズにいかず6時間後には反応器下部が閉塞し運
転続行が不能になった。その原因は反応器内部で粉体が
ブリッジを形成したためである。
す反応器内部に仕込み350℃で2時間加熱した。反応
終了後抜きだして顆粒状生成物4.95kg(収率9
9.0%、純度98.7%)を得、さらに実施例5と同
様にジェットミルで粉砕して粉末状物を得た。粉体の示
差熱分析を行ったところ図1に示したチャートと同様の
ピークを有することがわかった。
5と同様にした。収率は95.7%、純度は99.3%
であった。得られた製品を示差熱分析した結果、図1と
同様に単一のピークを示し、昇華開始温度は295℃で
あった。
例5と同様にした。このときの収率は99.2%であ
り、純度は98.2%であった。得られた製品を示差熱
分析した結果、図1と同様に単一のピークを示し、昇華
開始温度は288℃であった。
例5と同様にした。このとき、メラミンシアヌレートは
殆んど得られず、反応器下部からは原料であるメラミン
とシアヌール酸の顆粒状混合物が排出された。
と同様に連続的に反応を行った。運転は約1日連続で行
ったが、途中で詰まり等のトラブルはなくスムーズに運
転が行われた。収率は98.5%、純度は98.3%で
あった。
化された工程でメラミンシアヌレートを製造することが
でき、また取扱いが容易な顆粒状メラミンシアヌレート
を提供できる。
の示差熱分析のチャートである。
である。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸を実質
的に液体媒体の不存在下において250〜500℃で加
熱することを特徴とするメラミンシアヌレートの製造方
法。 - 【請求項2】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸を混合
しながら加熱する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との混
合物を調製し、次いで該混合物を加熱する請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項4】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との混
合物を顆粒とし、次いで該顆粒を加熱する請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項5】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸の平均
粒子径がそれぞれ20μm以下である請求項1ないし4
記載の製造方法。 - 【請求項6】 顆粒の粒子径が0.1〜10mmである
請求項4記載の製造方法。 - 【請求項7】 下部がコーン状である縦型の反応器を用
い、粉体メラミンと粉体シアヌール酸の混合物の顆粒を
該反応器の上部より供給し、加熱した後、該反応器の下
部より連続的または回分的に生成物を抜き出す請求項4
記載の製造方法。 - 【請求項8】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との混
合物の顆粒が、該混合物を圧縮して得られたものである
請求項4記載の製造方法。 - 【請求項9】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との混
合物を顆粒とし、次いで液体媒体を用いることなく25
0〜500℃に加熱して得られる顆粒状メラミンシアヌ
レート。 - 【請求項10】 得られる顆粒状メラミンシアヌレート
の粒径が0.1〜10mm、嵩比重が0.3〜1.4g
/mlである請求項9記載の顆粒状メラミンシアヌレー
ト。 - 【請求項11】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との
混合物の顆粒が、該混合物を圧縮して得られたものであ
る請求項9記載の顆粒状メラミンシアヌレート。 - 【請求項12】 粉体メラミンと粉体シアヌール酸との
混合物を顆粒とし、次いで該顆粒を液体媒体を用いるこ
となく250〜500℃に加熱し、得られた顆粒状メラ
ミンシアヌレートを粉砕する粉末状メラミンシアヌレー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05298819A JP3142702B2 (ja) | 1992-12-09 | 1993-11-30 | 顆粒状メラミンシアヌレート及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23644393 | 1993-09-22 | ||
JP4-329696 | 1993-10-04 | ||
JP5-247837 | 1993-10-04 | ||
JP5-236443 | 1993-10-04 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07149738A JPH07149738A (ja) | 1995-06-13 |
JP3142702B2 true JP3142702B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=27477665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05298819A Expired - Lifetime JP3142702B2 (ja) | 1992-12-09 | 1993-11-30 | 顆粒状メラミンシアヌレート及びその製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|---|---|---|
CN1300120C (zh) * | 2005-05-13 | 2007-02-14 | 四川大学 | 聚酰胺树脂溶液为反应介质合成的三聚氰胺氰尿酸及其制备方法 |
KR100742682B1 (ko) * | 2006-05-09 | 2007-07-25 | 주식회사 유니버샬켐텍 | 난연제용 멜라민 시아누레이트 슬러리 및 이의 제조방법 |
CN119219986A (zh) * | 2024-12-05 | 2024-12-31 | 四川兴晶铧科技有限公司 | 一种三聚氰胺氰尿酸盐阻燃剂及其制备方法与应用 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP05298819A patent/JP3142702B2/ja not_active Expired - Lifetime
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