JP3125413B2 - 無線電話装置 - Google Patents
無線電話装置Info
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- JP3125413B2 JP3125413B2 JP04044415A JP4441592A JP3125413B2 JP 3125413 B2 JP3125413 B2 JP 3125413B2 JP 04044415 A JP04044415 A JP 04044415A JP 4441592 A JP4441592 A JP 4441592A JP 3125413 B2 JP3125413 B2 JP 3125413B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信機、特に送信
信号と受信信号を異なるタイム・スロットに割り当てて
双方向通信を行なう無線電話装置に関する。
信号と受信信号を異なるタイム・スロットに割り当てて
双方向通信を行なう無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の無線電話装置のブロック図
である。1は送話部、2は送信音声増幅部、3はA/D
変換部、4はディジタル化された音声信号をより高速の
ビット・レートに変換して送信が許されるタイム・スロ
ット(送信スロット)内にまとめて出力する送信側タイ
ム・スロット制御部、5は送信スロットの送信データを
高周波信号に変調して増幅する送信部、6はアンテナ、
7はアンテナから受信された高周波信号を復調する受信
部、8は受信信号が含まれているタイム・スロット(受
信スロット)からデータを抽出して元のビット・レート
に戻す受信側タイム・スロット制御部、9はD/A変換
部、10はA/D変換部3と送信および受信側タイム・
スロット制御部4および8とD/A変換部9にクロック
を供給するクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部である。
である。1は送話部、2は送信音声増幅部、3はA/D
変換部、4はディジタル化された音声信号をより高速の
ビット・レートに変換して送信が許されるタイム・スロ
ット(送信スロット)内にまとめて出力する送信側タイ
ム・スロット制御部、5は送信スロットの送信データを
高周波信号に変調して増幅する送信部、6はアンテナ、
7はアンテナから受信された高周波信号を復調する受信
部、8は受信信号が含まれているタイム・スロット(受
信スロット)からデータを抽出して元のビット・レート
に戻す受信側タイム・スロット制御部、9はD/A変換
部、10はA/D変換部3と送信および受信側タイム・
スロット制御部4および8とD/A変換部9にクロック
を供給するクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部である。
【0003】次に、図6の信号波形を参照しながら、動
作を説明する。送話部1に入力された音声(図6−
(a))は、クロック生成部10のクロックを基準にA
/D変換部2においてディジタル信号(例えば8kHz×
8bit=64kbps)に変換される(図6−
(b))。このディジタル信号は、送信側タイム・スロ
ット制御部4において、クロック生成部10のクロック
を基準に、さらに高いビット・レート(例えば128k
bps)に変換され、一定時間(例えば4msec)ご
とに切りとられて送信スロットに挿入され(図6−
(c))、送信部5で高周波信号に変調された後、増幅
され、アンテナ6経由で無線電波として送出される。他
方、アンテナ6によって受信された無線信号は、受信部
7において復調され(図6−(d))、受信側タイム・
スロット制御部8において受信スロット中の128kb
psの信号が抽出されて、クロック生成部10のクロッ
クを基準に、64kbpsのディジタル信号に変換され
る(図4−(e))。さらに、この信号はD/A変換部
9においてアナログ信号に変換されて受話部12から音
声信号として放射される(図6−(f))。
作を説明する。送話部1に入力された音声(図6−
(a))は、クロック生成部10のクロックを基準にA
/D変換部2においてディジタル信号(例えば8kHz×
8bit=64kbps)に変換される(図6−
(b))。このディジタル信号は、送信側タイム・スロ
ット制御部4において、クロック生成部10のクロック
を基準に、さらに高いビット・レート(例えば128k
bps)に変換され、一定時間(例えば4msec)ご
とに切りとられて送信スロットに挿入され(図6−
(c))、送信部5で高周波信号に変調された後、増幅
され、アンテナ6経由で無線電波として送出される。他
方、アンテナ6によって受信された無線信号は、受信部
7において復調され(図6−(d))、受信側タイム・
スロット制御部8において受信スロット中の128kb
psの信号が抽出されて、クロック生成部10のクロッ
クを基準に、64kbpsのディジタル信号に変換され
る(図4−(e))。さらに、この信号はD/A変換部
9においてアナログ信号に変換されて受話部12から音
声信号として放射される(図6−(f))。
【0004】通常、このような無線通信機を診断する
際、通信が行なわれていない間に、送信側に基準信号を
入力して、受信側に折り返し、受信側から折り返される
信号と基準信号を比較して、システムの動作が正常かど
うかをチェックする。すなわち、送信部5に基準信号を
入力して変調した信号を、受信部7で復調し、折り返さ
れてきた信号と基準信号を比較してループバック・テス
トを実行する。
際、通信が行なわれていない間に、送信側に基準信号を
入力して、受信側に折り返し、受信側から折り返される
信号と基準信号を比較して、システムの動作が正常かど
うかをチェックする。すなわち、送信部5に基準信号を
入力して変調した信号を、受信部7で復調し、折り返さ
れてきた信号と基準信号を比較してループバック・テス
トを実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の無線通信機では、送信および受信部のみのテス
トは可能であるが、送信および受信部の前段および後段
にある両タイム・スロット制御部まで含めた診断を行な
おうとしても、送信信号と受信信号が互いに異なるタイ
ム・スロット上にあるため、送信側の信号をそのまま受
信側から折り返して動作のチェックができず、無線通信
機の全信号経路の故障をいちはやく検出することができ
ないという問題点を有していた。
た従来の無線通信機では、送信および受信部のみのテス
トは可能であるが、送信および受信部の前段および後段
にある両タイム・スロット制御部まで含めた診断を行な
おうとしても、送信信号と受信信号が互いに異なるタイ
ム・スロット上にあるため、送信側の信号をそのまま受
信側から折り返して動作のチェックができず、無線通信
機の全信号経路の故障をいちはやく検出することができ
ないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決し、送信および受
信部のみでなく、全信号経路をも含めたループバック・
テストが可能で、素早く信号経路の故障を検出できる無
線通信機を提供することを目的としている。
信部のみでなく、全信号経路をも含めたループバック・
テストが可能で、素早く信号経路の故障を検出できる無
線通信機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、制御信号に応じて送信あるいは受信スロッ
トの信号を抽出して元のビット・レートに戻す受信側タ
イム・スロット制御部を設け、さらに、診断時の抽出ス
ロットと送受信部の特性を制御する診断制御部か、もし
くは受信側タイム・スロット制御部の入力を選択するス
イッチと、診断時の抽出スロットと信号経路を制御する
診断制御部とを備えた構成を有する。
するために、制御信号に応じて送信あるいは受信スロッ
トの信号を抽出して元のビット・レートに戻す受信側タ
イム・スロット制御部を設け、さらに、診断時の抽出ス
ロットと送受信部の特性を制御する診断制御部か、もし
くは受信側タイム・スロット制御部の入力を選択するス
イッチと、診断時の抽出スロットと信号経路を制御する
診断制御部とを備えた構成を有する。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、タイム・スロ
ット制御部まで含めた全信号経路のループバック・テス
トが可能で、素早く信号経路の故障を検出するように作
用する。
ット制御部まで含めた全信号経路のループバック・テス
トが可能で、素早く信号経路の故障を検出するように作
用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0010】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
のブロック図である。1は送話部、2は送信音声増幅
部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロット制
御部、5は送信部、6はアンテナ、7は受信部、9はD
/A変換部、10はクロック生成部、11は受信音声増
幅部、12は受話部であり、以上は従来例と同様の動作
を行なう。従来例と異なるのは、制御信号に応じて受信
スロットまたは送信スロットからデータを抽出して元の
ビット・レートに戻す受信側タイム・スロット制御部1
3と、受信側タイム・スロットへの入力を受信部7と送
信側タイム・スロット制御部4の間で切り換えるスイッ
チ14と、受信側タイム・スロット制御部13とスイッ
チ14を制御する診断制御部15とを設けた点である。
のブロック図である。1は送話部、2は送信音声増幅
部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロット制
御部、5は送信部、6はアンテナ、7は受信部、9はD
/A変換部、10はクロック生成部、11は受信音声増
幅部、12は受話部であり、以上は従来例と同様の動作
を行なう。従来例と異なるのは、制御信号に応じて受信
スロットまたは送信スロットからデータを抽出して元の
ビット・レートに戻す受信側タイム・スロット制御部1
3と、受信側タイム・スロットへの入力を受信部7と送
信側タイム・スロット制御部4の間で切り換えるスイッ
チ14と、受信側タイム・スロット制御部13とスイッ
チ14を制御する診断制御部15とを設けた点である。
【0011】次に、動作を説明する。まず、通話時は診
断制御部15がスイッチ14を受信部7側にセットし、
さらに受信部タイム・スロット制御部13が受信スロッ
トの信号を復号化するように指令する。このとき、送話
部1に入力された音声(図6−(a))は、A/D変換
部2においてディジタル信号(例えば64kbps)に
変換され(図6−(b))、さらに送信側タイム・スロ
ット制御部4において、クロック生成部10のクロック
を基準にして、より高レート(例えば128kbps)
に変換されて、送信スロットに挿入され(図6−
(c))、送信部5で高周波信号に変調、増幅されて、
アンテナ6経由で無線電波として送出される。他方、ア
ンテナ6によって受信された無線信号は、受信部7にお
いて復調され(図6−(d))、受信側タイム・スロッ
ト制御部13において受信スロット中の128kbps
の信号が抽出されて、64kbpsのディジタル信号に
変換され(図4−(e))、さらにD/A変換部9にお
いてアナログ信号に変換されて受話部12から音声信号
として放射される(図6−(f))。次に、通信が行な
われていない間に、診断制御部15はスイッチ14を送
信側タイム・スロット制御部4に接続し、受信側タイム
・スロット制御部13の信号抽出スロットを送信スロッ
ト側にセットする。このとき、A/D変換部3に入力さ
れたテスト信号がディジタル信号に変換され、送信側タ
イム・スロット制御部4において圧縮されて送信側タイ
ム・スロットに挿入され(図4−(b))、スイッチ1
4経由で受信側タイム・スロット制御部13に入力され
て、受信側タイム・スロット制御部13において送信ス
ロットから抽出され(図4−(c))、D/A変換部9
においてアナログ信号に戻されて(図4−(d))、元
の信号が復元されているかどうかがチェックされる。こ
のとき、元の信号が復元されていなければ、異常と診断
される。
断制御部15がスイッチ14を受信部7側にセットし、
さらに受信部タイム・スロット制御部13が受信スロッ
トの信号を復号化するように指令する。このとき、送話
部1に入力された音声(図6−(a))は、A/D変換
部2においてディジタル信号(例えば64kbps)に
変換され(図6−(b))、さらに送信側タイム・スロ
ット制御部4において、クロック生成部10のクロック
を基準にして、より高レート(例えば128kbps)
に変換されて、送信スロットに挿入され(図6−
(c))、送信部5で高周波信号に変調、増幅されて、
アンテナ6経由で無線電波として送出される。他方、ア
ンテナ6によって受信された無線信号は、受信部7にお
いて復調され(図6−(d))、受信側タイム・スロッ
ト制御部13において受信スロット中の128kbps
の信号が抽出されて、64kbpsのディジタル信号に
変換され(図4−(e))、さらにD/A変換部9にお
いてアナログ信号に変換されて受話部12から音声信号
として放射される(図6−(f))。次に、通信が行な
われていない間に、診断制御部15はスイッチ14を送
信側タイム・スロット制御部4に接続し、受信側タイム
・スロット制御部13の信号抽出スロットを送信スロッ
ト側にセットする。このとき、A/D変換部3に入力さ
れたテスト信号がディジタル信号に変換され、送信側タ
イム・スロット制御部4において圧縮されて送信側タイ
ム・スロットに挿入され(図4−(b))、スイッチ1
4経由で受信側タイム・スロット制御部13に入力され
て、受信側タイム・スロット制御部13において送信ス
ロットから抽出され(図4−(c))、D/A変換部9
においてアナログ信号に戻されて(図4−(d))、元
の信号が復元されているかどうかがチェックされる。こ
のとき、元の信号が復元されていなければ、異常と診断
される。
【0012】このように本実施例によると、診断制御部
とスイッチを設け、非通信時に送信側タイム・スロット
制御部出力を受信側タイム・スロット制御部に入力し、
受信タイム・スロットを送信タイム・スロットにセット
するとともにテスト信号を送ってテストするように構成
されているので、ループバック・テストでは、信号が通
る経路を構成するブロックすべてのチェックが実行でき
る。
とスイッチを設け、非通信時に送信側タイム・スロット
制御部出力を受信側タイム・スロット制御部に入力し、
受信タイム・スロットを送信タイム・スロットにセット
するとともにテスト信号を送ってテストするように構成
されているので、ループバック・テストでは、信号が通
る経路を構成するブロックすべてのチェックが実行でき
る。
【0013】(実施例2)次に、図2は本発明の第2の
実施例のブロック図である。1は送話部、2は送信音声
増幅部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロッ
ト制御部、6はアンテナ、7は受信部、9はD/A変換
部、10はクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部、13は受信側タイム・スロット制御部であ
り、以上は第1の実施例と同様の動作を行なう。第1の
実施例と異なるのは、制御信号に応じて送信パワーをア
ンテナから受信される信号レベルまで落とすことのでき
る送信部16と、受信側タイム・スロット制御部13と
送信部16を制御する診断制御部17を設けた点であ
る。
実施例のブロック図である。1は送話部、2は送信音声
増幅部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロッ
ト制御部、6はアンテナ、7は受信部、9はD/A変換
部、10はクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部、13は受信側タイム・スロット制御部であ
り、以上は第1の実施例と同様の動作を行なう。第1の
実施例と異なるのは、制御信号に応じて送信パワーをア
ンテナから受信される信号レベルまで落とすことのでき
る送信部16と、受信側タイム・スロット制御部13と
送信部16を制御する診断制御部17を設けた点であ
る。
【0014】次に、動作を説明する。まず、通話時は診
断制御部17が送信部16の送信レベルを正規のレベル
にセットし、さらに受信部タイム・スロット制御部13
が受信スロットの信号を復号化するように指令する。こ
のとき、送話部1に入力された音声は、第1の実施例に
おける通話時と同様の処理でアンテナ6から無線電波と
して送出される。またアンテナ6で受信された無線信号
も、第1の実施例における通話時と同様の処理を経て、
受話部12から音声信号として放射される。次に、通信
が行なわれていない間に、診断制御部17は送信部16
の送信レベルを落とし、受信側タイム・スロット制御部
13の信号抽出スロットを送信スロット側にセットす
る。このとき、A/D変換部3に入力されたテスト信号
がディジタル信号に変換され、送信側タイム・スロット
制御部4において圧縮されて送信側タイム・スロットに
挿入され、送信部16、受信部7で変調、復調された
後、受信側タイム・スロット制御部13において送信ス
ロットから抽出され、D/A変換部9においてアナログ
信号に戻されて、元の信号が復元されているかどうかが
チェックされる。
断制御部17が送信部16の送信レベルを正規のレベル
にセットし、さらに受信部タイム・スロット制御部13
が受信スロットの信号を復号化するように指令する。こ
のとき、送話部1に入力された音声は、第1の実施例に
おける通話時と同様の処理でアンテナ6から無線電波と
して送出される。またアンテナ6で受信された無線信号
も、第1の実施例における通話時と同様の処理を経て、
受話部12から音声信号として放射される。次に、通信
が行なわれていない間に、診断制御部17は送信部16
の送信レベルを落とし、受信側タイム・スロット制御部
13の信号抽出スロットを送信スロット側にセットす
る。このとき、A/D変換部3に入力されたテスト信号
がディジタル信号に変換され、送信側タイム・スロット
制御部4において圧縮されて送信側タイム・スロットに
挿入され、送信部16、受信部7で変調、復調された
後、受信側タイム・スロット制御部13において送信ス
ロットから抽出され、D/A変換部9においてアナログ
信号に戻されて、元の信号が復元されているかどうかが
チェックされる。
【0015】このように本実施例によると、診断制御部
を設け、非通話時に受信側タイム・スロットを送信スロ
ットにセットするとともに、送信部レベルを下げ、テス
ト信号を送ってテストするように構成されているので、
ループバック・テストでは、信号が通る全経路のチェッ
クが実行できる。
を設け、非通話時に受信側タイム・スロットを送信スロ
ットにセットするとともに、送信部レベルを下げ、テス
ト信号を送ってテストするように構成されているので、
ループバック・テストでは、信号が通る全経路のチェッ
クが実行できる。
【0016】(実施例3)次に、図3は本発明の第3の
実施例のブロック図である。1は送話部、2は送信音声
増幅部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロッ
ト制御部、5は送信部、6はアンテナ、9はD/A変換
部、10はクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部、13は受信側タイム・スロット制御部であ
り、以上は第1の実施例と同様の動作を行なう。第1の
実施例と異なるのは、制御信号に応じて受信感度を送信
部5の送信パワーが受信可能なレベルまで低下させるこ
とのできる受信部18と、受信側タイム・スロット制御
部13と受信部18を制御する診断制御部19を設けた
点である。
実施例のブロック図である。1は送話部、2は送信音声
増幅部、3はA/D変換部、4は送信側タイム・スロッ
ト制御部、5は送信部、6はアンテナ、9はD/A変換
部、10はクロック生成部、11は受信音声増幅部、1
2は受話部、13は受信側タイム・スロット制御部であ
り、以上は第1の実施例と同様の動作を行なう。第1の
実施例と異なるのは、制御信号に応じて受信感度を送信
部5の送信パワーが受信可能なレベルまで低下させるこ
とのできる受信部18と、受信側タイム・スロット制御
部13と受信部18を制御する診断制御部19を設けた
点である。
【0017】次に、動作を説明する。まず、通話時は診
断制御部19が受信部18の受信感度を正規のレベルに
セットし、さらに受信側タイム・スロット制御部13が
受信スロットの信号を復号化するように指令する。この
とき、送話部1に入力された音声は、第1の実施例にお
ける通話時と同様の処理でアンテナ6から無線電波とし
て送出される。またアンテナ6から受信された無線信号
も、第1の実施例における通話時と同様の処理を経て、
受話部12から音声信号として放射される。次に、通信
が行なわれていない間に、診断制御部19は受信部18
の受信感度を落とし、受信側タイム・スロット制御部1
3の信号抽出スロットを送信スロット側にセットする。
このとき、A/D変換部3に入力されたテスト信号がデ
ィジタル信号に変換され、送信側タイム・スロット制御
部4において圧縮されて送信側タイム・スロットに挿入
され、送信部5、受信部18で変調、復調された後、受
信側タイム・スロット制御部13において送信スロット
から抽出され、D/A変換部9でアナログ信号に戻され
て、元の信号が復元されているかどうかがチェックされ
る。
断制御部19が受信部18の受信感度を正規のレベルに
セットし、さらに受信側タイム・スロット制御部13が
受信スロットの信号を復号化するように指令する。この
とき、送話部1に入力された音声は、第1の実施例にお
ける通話時と同様の処理でアンテナ6から無線電波とし
て送出される。またアンテナ6から受信された無線信号
も、第1の実施例における通話時と同様の処理を経て、
受話部12から音声信号として放射される。次に、通信
が行なわれていない間に、診断制御部19は受信部18
の受信感度を落とし、受信側タイム・スロット制御部1
3の信号抽出スロットを送信スロット側にセットする。
このとき、A/D変換部3に入力されたテスト信号がデ
ィジタル信号に変換され、送信側タイム・スロット制御
部4において圧縮されて送信側タイム・スロットに挿入
され、送信部5、受信部18で変調、復調された後、受
信側タイム・スロット制御部13において送信スロット
から抽出され、D/A変換部9でアナログ信号に戻され
て、元の信号が復元されているかどうかがチェックされ
る。
【0018】このように本実施例によると、診断制御部
を設け、非通話時に受信側タイム・スロットを送信スロ
ットにセットし、さらに受信感度を下げ、テスト信号を
送りテストするように構成されているので、ループバッ
ク・テストでも、信号が通る全経路のチェックが実行で
きる。
を設け、非通話時に受信側タイム・スロットを送信スロ
ットにセットし、さらに受信感度を下げ、テスト信号を
送りテストするように構成されているので、ループバッ
ク・テストでも、信号が通る全経路のチェックが実行で
きる。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によると、全信号経路のループバック・テストが可能
で、低周波回路、高周波回路すべてを含む信号経路の故
障を検出できる無線通信機を提供することができる。
によると、全信号経路のループバック・テストが可能
で、低周波回路、高周波回路すべてを含む信号経路の故
障を検出できる無線通信機を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における無線通信機の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における無線通信機の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における無線通信機の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図4】実施例における信号波形図
【図5】従来の無線通信機の構成を示すブロック図
【図6】従来例における信号波形図
4 送信側タイム・スロット制御部 5,16 送信部 6 アンテナ 7,18 受信部 13 受信側タイム・スロット制御部 14 スイッチ 15,17,19 診断制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38 H04L 13/00 311 - 315 H04J 3/00 - 3/26 H04L 5/22 - 5/26
Claims (2)
- 【請求項1】 ディジタル化された音声信号をより高速の
ビット・レートに変換して送信が許される送信スロット
内にまとめて出力する送信側タイム・スロット制御部
と、前記送信側タイム・スロット制御部の出力を高周波
に変調する送信部と、前記送信部の出力を送信し、かつ
外部からの電波を受信するアンテナと、前記アンテナか
ら受信された信号を復調する受信部と、受信信号が含ま
れている受信スロットもしくは送信スロットからデータ
を抽出して元のビット・レートに戻す受信側タイム・ス
ロット制御部と、前記受信側タイム・スロット制御部が
信号を取り出すスロットを指定し、かつ前記送信部の送
信出力を受信電波のレベルにまで低減させるよう制御す
る診断制御部とを備え、通信時、前記診断制御部は、前
記受信側タイム・スロット制御部が受信スロットを抽出
し、かつ送信部が正規の通信に必要なレベルの送信出力
を出すよう制御して無線通信を実行し、診断時、前記診
断制御部は、前記受信側タイム・スロット制御部が送信
スロットを抽出し、かつ前記送信部がアンテナからの受
信電波と同じレベルの送信出力を出すよう制御して、ル
ープバック試験を可能にした無線電話装置。 - 【請求項2】 ディジタル化された音声信号をより高速の
ビット・レートに変換して送信が許される送信スロット
内にまとめて出力する送信側タイム・スロット制御部
と、前記送信側タイム・スロット制御部の出力を高周波
に変調する送信部と、前記送信部の出力を送信し、かつ
外部からの電波を受信するアンテナと、前記アンテナか
ら受信された信号を復調する受信部と、受信信号が含ま
れている受信スロットもしくは送信スロットからデータ
を抽出して元のビット・レートに戻す受信側タイム・ス
ロット制御部と、前記受信側タイム・スロット制御部が
信号を取り出すスロットを指定し、かつ前記受信部の受
信感度を前記送信部の出力が受信できるまで落とすよう
制御する診断制御部とを備え、通信時、前記診断制御部
は、前記受信側タイム・スロット制御部が受信スロット
を抽出し、かつ受信部が正規の通信に必要なレベルの受
信感度となるよう制御して無線通信を実行し、診断時、
前記診断制御部は、前記受信側タイム・スロット制御部
が送信スロットを抽出し、かつ前記受信部が感度を落と
して前記送信部からの高周波信号を正確に復調できるよ
う制御して、ループバック試験を可能にした無線電話装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04044415A JP3125413B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 無線電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04044415A JP3125413B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 無線電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244054A JPH05244054A (ja) | 1993-09-21 |
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ID=12690872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04044415A Expired - Fee Related JP3125413B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 無線電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3125413B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08732U (ja) * | 1991-06-17 | 1996-04-30 | ▲き▼三男 秋山 | 装身具用回転吊り金具 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2726725B1 (fr) * | 1994-11-09 | 1996-12-20 | Alcatel Mobile Comm France | Dispositif de test de terminaux de telecommunications, notamment de radiocommunications mobiles, et terminal de telecommunications apte a etre teste au moyen d'un tel dispositif |
JPH104390A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Nec Corp | 無線折り返し試験方法および無線折り返し試験方式 |
CN111246511B (zh) * | 2020-01-19 | 2023-06-20 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种通话测试系统、方法及装置 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP04044415A patent/JP3125413B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08732U (ja) * | 1991-06-17 | 1996-04-30 | ▲き▼三男 秋山 | 装身具用回転吊り金具 |
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