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JP3125165B2 - 倉庫躯体 - Google Patents

倉庫躯体

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Publication number
JP3125165B2
JP3125165B2 JP04287978A JP28797892A JP3125165B2 JP 3125165 B2 JP3125165 B2 JP 3125165B2 JP 04287978 A JP04287978 A JP 04287978A JP 28797892 A JP28797892 A JP 28797892A JP 3125165 B2 JP3125165 B2 JP 3125165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
frame
warehouse
columns
wall
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP04287978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06136975A (ja
Inventor
一宏 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP04287978A priority Critical patent/JP3125165B2/ja
Publication of JPH06136975A publication Critical patent/JPH06136975A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種物品を貯蔵する倉
庫の構築に用いられる倉庫躯体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、倉庫の壁、柱、梁等の躯体
は、各種の形鋼等の鉄骨と鋼板等の板材とによって構成
されている。倉庫の躯体をこのような部材により構成す
るのは、主として部品の保管に耐えるための強度等、物
品の保管機能を重視するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記倉庫
には次のような問題がある。すなわち、倉庫の壁、柱、
梁の構築に鉄骨を使用した場合には、これら鉄骨を組み
あげるために、鉄骨にガゼットプレートを熔接したり、
孔を穿設するなどの作業を行なわなければならず、これ
らの加工に手間がかかり、また組立作業も面倒であると
いう問題がある。また、鉄骨自体は安価な材料である
が、前記の作業に鉄骨の価格の数倍の費用を要するた
め、低いコストで倉庫躯体を構築するのが困難であると
いう問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、材料の加工が容易で、組立にも手間がかからず低い
コストで構築できる倉庫躯体を提供することを目的とし
ている。
【課題を解決するための手段】本発明の倉庫躯体は、
筋コンクリート造の壁柱と、鋼管型枠内にコンクリート
を充填してなる鋼管型枠柱と、前記鋼管型枠柱相互間ま
たは該鋼管型枠柱と前記壁柱との間に架設されてそれら
鋼管型枠柱や壁柱とにより一方向のラーメン架構を構成
する鉄筋コンクリート造の大梁と、前記大梁相互間また
は前記大梁と前記壁柱との間に架設されて前記ラーメン
架構どうしを連結する鉄骨造の小梁とにより構成されて
いるものである。
【0005】
【作用】本発明の倉庫躯体の構造は、コンクリートを主
体とする高剛性のラーメン架構による一方向ラーメン構
造を基本として、各ラーメン架構を鉄骨造の小梁により
連結した構造である。したがって本発明における小梁は
通常の両方向ラーメン構造の場合のような高剛性が必要
とされず、そのため小断面のH形鋼等の単材が採用可能
である。また、通常の両方向のラーメン構造の場合のよ
うに小梁と大梁とを剛接合とする必要がないので接合部
の構造を簡略化し得る。さらに、壁柱を適正配置するこ
とにより躯体全体の両方向の剛性を支障なく確保し得
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
ながら説明する。図1、図2は本実施例の倉庫躯体の一
部を示している。図1において符号1は、鉄筋コンクリ
ート製の壁柱であり、この壁柱1は耐震壁、防火区画壁
の機能を有するよう構築されたものである。これら壁柱
1で形成される区画内には、鋼管型枠にコンクリートを
打設した鋼管型枠柱2が立設されており、また壁柱1及
び鋼管型枠柱2に支持された状態で鉄筋コンクリート
の梁3が配設されている。また、図1、図2に示すよう
に梁3、3間及び壁柱1、1間には、壁柱1、鋼管型枠
柱2に支持された状態で、鉄筋コンクリートの大梁4
が配設されており、これら大梁4と壁柱1と鋼管型枠柱
2とは一方向ラーメン構造を構成している。さらに、大
梁4間及び大梁4と壁柱1との間には、大梁4と交差す
る方向にH鋼を適切な長さに切断した小梁6が架設され
ている。
【0007】図3、図4は大梁4と小梁6の取り合い部
分を示す図である。図3、図4において符号7は床版で
あり、この床版7を支持する大梁4は、鉄筋5を有する
鉄筋コンクリート造とされている。小梁6は前述したよ
うにH鋼からなるものであって、大梁4内に埋設されて
いるウエッブ面6aと外部の床版7に接するフランジ面
6bにスタッドジベル8が熔接されている。また、図3
において大梁4の周囲にある仮想線は、大梁型枠4aを
示す。
【0008】次いで、上記構成の倉庫躯体の構築方法を
説明する。まず、上記構成の倉庫躯体のうち、壁柱1及
び鋼管型枠柱2を、通常工法によって構築する。そし
て、大梁4用の梁型枠4aを設置すると共に小梁6を設
置し、梁型枠4a内の配筋工事を行なう。この場合、小
梁6の設置に際しては、図3から図5に示すように、該
小梁6を仮設H鋼11を介して支保工13により支持
し、さらに該小梁6のワイヤ12による振れ止め工事を
行なう。ここで、小梁6のスタッドジベル8の設けられ
た端部は、梁型枠4a内に位置させておく。また、各小
梁6、6の上面間には、フラットデッキ10を載置す
る。この状態において、梁型枠4a内及びフラットデッ
キ10の上面側にコンクリートを打設し、これを固化さ
せる。その後、梁型枠4a、支保工9、13等の解体を
行なって大梁4、床版7の工事を完了する。上記の大梁
4、小梁6、床版7は、小梁6に設けたスタッドジベル
8が、大梁4、床版7内に埋設され、互いに堅固に固定
された構造となる。また、その後、上記の倉庫躯体に付
設工事を行なって倉庫を完成する。
【0009】次に、上記の構成をもつ倉庫躯体の作用に
ついて説明する。上記の倉庫躯体に例えば地震による力
が加わった場合には、その力は、鉄筋コンクリート造さ
れた壁柱1、鋼管型枠柱2、鉄筋コンクリート造された
大梁4が負担し、小梁6は上部荷重を支える部材となっ
ている。
【0010】上記の倉庫躯体においては、鉄筋コンクリ
ートで壁柱1を構築し、また、鋼管型枠にコンクリート
を打設したものを鋼管型枠柱2として用い、さらに梁3
及び大梁4も構築の容易な鉄筋コンクリートで構築され
る。これによって、鉄骨を組み上げる際に、接合部にガ
ゼットプレートを熔接したり、孔を穿設する等の加工作
業が不要となり、これらの作業にかかる手間も不要とな
る。また、上記倉庫躯体においては、小梁6に鉄骨であ
るH鋼を使用しているが、これら小梁6は、両端部のウ
エッブ面6aとフランジ面6bにスタッドジベル8を熔
接するだけで、その両端部が大梁4や壁柱1を構成する
鉄筋コンクリートに埋設されて固定される。これによっ
て、鉄骨であるH鋼に極めて容易な加工を施すだけで小
梁6として使用できるので、前述のように鉄骨の接合部
に必要な面倒な加工が相当軽減される。加えて、これら
鉄骨加工に要した費用が軽減されるので、従来のように
鉄骨のみで倉庫の柱、梁を構成するよりもコストの低い
倉庫躯体が構築可能となる。
【0011】また、本実施例の倉庫躯体を適用して大型
倉庫を構築する場合、図1で示した壁柱1で四隅を囲ま
れた区画を一つの単位として、この区画を数個連ねて倉
庫躯体を構築すればよい。これによって倉庫全体に十分
な剛性が確保できるとともに、壁柱1が防火区画壁も兼
ねているため、防災対策も同時に立てられることとな
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、壁柱と大梁とを鉄筋コ
ンクリート造とし、柱を鋼管型枠にコンクリートを打設
したものとすると共に小梁を鉄骨で構成したから、鉄骨
を組み上げるために鉄骨の接合部にガゼットプレートを
熔接したり、孔を穿設するなどの面倒な加工作業や組立
作業を行なう必要がなく、これらに要する手間も不要に
なる。これによって、鉄骨の接合部を加工、組立する際
にかかる費用が軽減され、従来のように鉄骨のみで倉庫
の柱、梁を構成するよりもコストの低い倉庫躯体が構築
可能となる。またこの倉庫躯体は、仮設材としても施工
時に働くため、仮設費の低減にもなる。
【0013】特に、本発明の倉庫躯体は、コンクリート
を主体とする高剛性のラーメン架構による一方向ラーメ
ン構造を基本として、各ラーメン架構を鉄骨造の小梁に
より連結した構造であるから、小梁は通常の両方向ラー
メン構造の場合のような高剛性が必要とされず、そのた
め小断面のH形鋼等の単材が採用可能であるし、通常の
両方向のラーメン構造の場合のように小梁と大梁とを剛
接合とする必要がないので接合部の構造を簡略化でき、
しかも、壁柱を適正配置することにより躯体全体の両方
向の剛性を支障なく確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示した倉庫の平断面図
であって、図2のA−A線視断面図である。
【図2】同倉庫の縦断面図である。
【図3】図1、図2の大梁と小梁の取り合いを示す縦断
面図である。
【図4】図3のB−B線視断面図である。
【図5】同実施例において、構築時における小梁の支持
構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
壁柱 2 鋼管型枠柱 4 大梁 6 小梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 5/00 - 5/08 E04B 1/16 E04B 1/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造の壁柱と、鋼管型枠
    内にコンクリートを充填してなる鋼管型枠柱と、前記鋼
    管型枠柱相互間または該鋼管型枠柱と前記壁柱との間に
    架設されてそれら鋼管型枠柱や壁柱とにより一方向のラ
    ーメン架構を構成する鉄筋コンクリート造の大梁と、前
    記大梁相互間または前記大梁と前記壁柱との間に架設さ
    れて前記ラーメン架構どうしを連結する鉄骨造の小梁と
    により構成されてなることを特徴とする倉庫躯体。
JP04287978A 1992-10-26 1992-10-26 倉庫躯体 Expired - Fee Related JP3125165B2 (ja)

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