JP3118632B2 - 床構造 - Google Patents
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- Floor Finish (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床下地面に床板を貼着した床構造
としては、床板の木口に接合用の実が形成され、床板の
長手方向および幅方向に隣接する床板とこの実を接合す
ることにより張設されるのが一般的である。
としては、床板の木口に接合用の実が形成され、床板の
長手方向および幅方向に隣接する床板とこの実を接合す
ることにより張設されるのが一般的である。
【0003】また、施工後の床材の反りや、床材の接合
部における隙間等の発生を防止するものとして、化粧板
材の裏面に化粧板材と略同寸法の下地板を相隣る2辺に
おいて外方に突出させて一定幅の釘打部を形成するよう
に貼合された化粧床材を用い、化粧床材の裏面および釘
打ち部に接着剤を塗布し、1枚目の化粧床材を所定の場
所に置き、釘打ち部に釘を打って固定し、さらに2枚目
の化粧床材を嵌め込み、隙間ができないように寄せ込み
を行った後に釘打ち部に釘を打ち固定するという、糊釘
併用の施行方法も知られている。
部における隙間等の発生を防止するものとして、化粧板
材の裏面に化粧板材と略同寸法の下地板を相隣る2辺に
おいて外方に突出させて一定幅の釘打部を形成するよう
に貼合された化粧床材を用い、化粧床材の裏面および釘
打ち部に接着剤を塗布し、1枚目の化粧床材を所定の場
所に置き、釘打ち部に釘を打って固定し、さらに2枚目
の化粧床材を嵌め込み、隙間ができないように寄せ込み
を行った後に釘打ち部に釘を打ち固定するという、糊釘
併用の施行方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、糊釘併用
の施工方法により施工された床構造は、長期間の間に化
粧床材およびその裏面に貼着した下地板ともに施工され
た環境の湿度および温度の変化に伴い、その含水率が変
化し同時に板材が収縮膨張の動きを繰り返すものであ
る。
の施工方法により施工された床構造は、長期間の間に化
粧床材およびその裏面に貼着した下地板ともに施工され
た環境の湿度および温度の変化に伴い、その含水率が変
化し同時に板材が収縮膨張の動きを繰り返すものであ
る。
【0005】このとき、その板材の収縮膨張の特性が長
さ方向も幅方向も均質なものであっても、たとえば1尺
×6尺の寸法のものであれば、6尺の長さ方向への収縮
膨張の変化が1尺の幅方向の収縮膨張の寸法より大きな
ものとなる。
さ方向も幅方向も均質なものであっても、たとえば1尺
×6尺の寸法のものであれば、6尺の長さ方向への収縮
膨張の変化が1尺の幅方向の収縮膨張の寸法より大きな
ものとなる。
【0006】このような収縮あるいは膨張しようとする
力が各化粧床材内で発生しているが、上記した糊釘併用
の施工方法による床構造においては、接着剤による接合
部の接着や釘打ちにより強制的に拘束されており、その
逃げ場がない状態となっている。
力が各化粧床材内で発生しているが、上記した糊釘併用
の施工方法による床構造においては、接着剤による接合
部の接着や釘打ちにより強制的に拘束されており、その
逃げ場がない状態となっている。
【0007】しかしながら、1年を通して夏と冬では大
きく温度および湿度が変化し、一日の間でも暖房設備あ
るいは冷房設備を運転している昼間の時間と夜間の運転
していない時間においても、同様に変化するため、この
変化に伴って床板には収縮と膨張が繰り返されることと
なる。
きく温度および湿度が変化し、一日の間でも暖房設備あ
るいは冷房設備を運転している昼間の時間と夜間の運転
していない時間においても、同様に変化するため、この
変化に伴って床板には収縮と膨張が繰り返されることと
なる。
【0008】このような、収縮と膨張が長期間にわたっ
て繰り返されるうちに、上記した強制的な拘束力も徐々
に弱まり、多くの床材が施工された床面の中で一か所で
も板材の収縮膨張の力がその拘束力を上回ると、接合部
に隙間が生じ、その周囲の板材内で拘束されていた収縮
膨張の力がその一点に集中し、一瞬で大きな隙間に成長
し、あるいは接合部に大きな突き上げが生ずるという欠
点を有するものである。
て繰り返されるうちに、上記した強制的な拘束力も徐々
に弱まり、多くの床材が施工された床面の中で一か所で
も板材の収縮膨張の力がその拘束力を上回ると、接合部
に隙間が生じ、その周囲の板材内で拘束されていた収縮
膨張の力がその一点に集中し、一瞬で大きな隙間に成長
し、あるいは接合部に大きな突き上げが生ずるという欠
点を有するものである。
【0009】このような現象は、床の上にストーブ等の
暖房設備が置かれて、部分的に床板の温度が上昇する場
合に生じやすいものである。すなわち、ストーブ付近の
みの床板がストーブの熱により含水率が低下するため、
ストーブ付近の床板部分には収縮しようとする動きが生
じ、ストーブの熱の影響を受けていない床板部分は床下
地面との間を接着剤および釘により固定されているため
その場所から動くまいとする。このため床板同志を接合
接着している部分に負荷が集中し、収縮しようとする力
が接着剤の剥離強度をこえると同時にその接合部分に大
きな隙間が生ずることとなる。
暖房設備が置かれて、部分的に床板の温度が上昇する場
合に生じやすいものである。すなわち、ストーブ付近の
みの床板がストーブの熱により含水率が低下するため、
ストーブ付近の床板部分には収縮しようとする動きが生
じ、ストーブの熱の影響を受けていない床板部分は床下
地面との間を接着剤および釘により固定されているため
その場所から動くまいとする。このため床板同志を接合
接着している部分に負荷が集中し、収縮しようとする力
が接着剤の剥離強度をこえると同時にその接合部分に大
きな隙間が生ずることとなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者はこのような問
題点を解決するため、床構造における床材接合部の隙間
や突き上げ、あるいは床材の反りの発生を防止すること
のできる床構造を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、本
発明に到達したものである。
題点を解決するため、床構造における床材接合部の隙間
や突き上げ、あるいは床材の反りの発生を防止すること
のできる床構造を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、本
発明に到達したものである。
【0011】すなわち本発明は、少なくとも長手方向の
両木口に接合部が形成された床板基板と、該床板基板の
裏面に貼着された緩衝材とからなる床板が床下地面上に
張設されてなる床構造であって、各床板の緩衝材裏面が
接着剤により床下地面に貼着されると共に、長手方向に
隣接する床板とは、床板基板の長手方向の両木口に形成
された接合部が接着剤により接合接着され、幅方向に隣
接する床板とは接着されることなく張設されたことを特
徴とする床構造である。
両木口に接合部が形成された床板基板と、該床板基板の
裏面に貼着された緩衝材とからなる床板が床下地面上に
張設されてなる床構造であって、各床板の緩衝材裏面が
接着剤により床下地面に貼着されると共に、長手方向に
隣接する床板とは、床板基板の長手方向の両木口に形成
された接合部が接着剤により接合接着され、幅方向に隣
接する床板とは接着されることなく張設されたことを特
徴とする床構造である。
【0012】本発明の床構造によれば、床材基板の裏面
に緩衝材が貼着され、この緩衝材の裏面が接着剤により
床下地面に接着されているため、湿度の変化による床基
板の収縮膨張が緩衝材の弾性により床下地面との接着と
は関係なく自由に収縮膨張可能な状態となっている。さ
らに、幅方向に隣接する床板とは接着剤により接着され
ることなく、長手方向に隣接する床板との間のみで接着
剤で一体化されているため、床材基板の収縮膨張の中で
特に問題となる、長手方向の収縮膨張は何ら規制される
ことなく自由に動くことができる。このため、施工後長
期間経過しても床板間に隙間が生じたり、反りが生ずる
ことが防止される。
に緩衝材が貼着され、この緩衝材の裏面が接着剤により
床下地面に接着されているため、湿度の変化による床基
板の収縮膨張が緩衝材の弾性により床下地面との接着と
は関係なく自由に収縮膨張可能な状態となっている。さ
らに、幅方向に隣接する床板とは接着剤により接着され
ることなく、長手方向に隣接する床板との間のみで接着
剤で一体化されているため、床材基板の収縮膨張の中で
特に問題となる、長手方向の収縮膨張は何ら規制される
ことなく自由に動くことができる。このため、施工後長
期間経過しても床板間に隙間が生じたり、反りが生ずる
ことが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の床構造に用いる床
板の断面図の一例を示すものであり、床板基板1の長手
方向木口面に接合用の本実1a,1bが形成されてい
る。また、床板基板1の裏面には緩衝材2が接着剤を介
して貼着されている。
板の断面図の一例を示すものであり、床板基板1の長手
方向木口面に接合用の本実1a,1bが形成されてい
る。また、床板基板1の裏面には緩衝材2が接着剤を介
して貼着されている。
【0014】本発明の床板を形成する床板基板1として
は、たとえば、合板、木削片板、木質繊維板、単板積層
板等の木質板を単独でまたは任意組み合わせ複合したも
の、あるいは板材と板材との間に緩衝効果の優れた合成
樹脂シート、発泡合成樹脂シートあるいは遮音シート等
を挟み込むように積層したものを用いることができる。
また、本発明に使用する床板は相隣りあう辺の一方のほ
うが他方より2倍以上長い長方形状のものを使用する。
は、たとえば、合板、木削片板、木質繊維板、単板積層
板等の木質板を単独でまたは任意組み合わせ複合したも
の、あるいは板材と板材との間に緩衝効果の優れた合成
樹脂シート、発泡合成樹脂シートあるいは遮音シート等
を挟み込むように積層したものを用いることができる。
また、本発明に使用する床板は相隣りあう辺の一方のほ
うが他方より2倍以上長い長方形状のものを使用する。
【0015】床板基板の少なくとも長手方向の両木口に
は接合部が形成されている。この接合部としては、図2
に示すような本実または相決まり、雇い実等の実加工が
施されたものを使用することができる。さらに、これら
実加工の施された板材の裏面に同寸法の板材をずらして
貼着したものも使用することもできる。また、幅方向の
両木口には同様の実加工の施されたものでも、実加工を
施すことなく突付けのものでも使用することができる。
は接合部が形成されている。この接合部としては、図2
に示すような本実または相決まり、雇い実等の実加工が
施されたものを使用することができる。さらに、これら
実加工の施された板材の裏面に同寸法の板材をずらして
貼着したものも使用することもできる。また、幅方向の
両木口には同様の実加工の施されたものでも、実加工を
施すことなく突付けのものでも使用することができる。
【0016】また、床板基板1の表面には任意化粧層を
形成することができる。この化粧層は、天然木材を切削
して得られる天然突板、人工突板、不織布・紙・合成樹
脂シート等を裏打ちした突板シート、または、化粧紙、
樹脂含浸紙、不織布、紙、合成樹脂シート等の化粧シー
トを、接着剤を用い接着することにより形成するか、あ
るいは化粧板表面に直接塗装または印刷を施すことによ
り形成される。また、化粧層の表面に上塗り層を設ける
こともできる。
形成することができる。この化粧層は、天然木材を切削
して得られる天然突板、人工突板、不織布・紙・合成樹
脂シート等を裏打ちした突板シート、または、化粧紙、
樹脂含浸紙、不織布、紙、合成樹脂シート等の化粧シー
トを、接着剤を用い接着することにより形成するか、あ
るいは化粧板表面に直接塗装または印刷を施すことによ
り形成される。また、化粧層の表面に上塗り層を設ける
こともできる。
【0017】さらに、床基板1の裏面側から溝(図示せ
ず)を形成することにより、床基板1の剛性を下げ床板
表面に衝撃が加わった際に、床基板自体の変形によりこ
の衝撃を吸収することができ、防音性能を向上させるこ
とができる。
ず)を形成することにより、床基板1の剛性を下げ床板
表面に衝撃が加わった際に、床基板自体の変形によりこ
の衝撃を吸収することができ、防音性能を向上させるこ
とができる。
【0018】本発明の緩衝材2としては、床板基板1表
面に与えられた衝撃を収縮変形することにより衝撃エネ
ルギーを吸収する緩衝機能を有するものであり、さら
に、緩衝材の裏面を接着剤で床下地面に接着した後も、
床板基板の湿度変化による収縮膨張に伴って収縮膨張す
る機能を有するものである。
面に与えられた衝撃を収縮変形することにより衝撃エネ
ルギーを吸収する緩衝機能を有するものであり、さら
に、緩衝材の裏面を接着剤で床下地面に接着した後も、
床板基板の湿度変化による収縮膨張に伴って収縮膨張す
る機能を有するものである。
【0019】この緩衝材には、たとえばポリエチレン系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂などの合成樹脂発泡体あるいはゴム発
泡体、不織布等を用いることができる。
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂などの合成樹脂発泡体あるいはゴム発
泡体、不織布等を用いることができる。
【0020】さらに、図3は本発明の床構造の平面図で
あり、床板の幅寸法に比べ長さ寸法が約4倍の床板を施
工したものである。各床板の長手方向の両木口に形成さ
れた接合部が接着剤により接合接着されている状態を示
すものである。図中Aの部分が接着剤により接着されて
いる部分である。図4は長手方向の木口接合状態の断面
図であり、Aは接着剤により緩衝材2の裏面と床下地
面、木口接合部分が接着されている部分である。
あり、床板の幅寸法に比べ長さ寸法が約4倍の床板を施
工したものである。各床板の長手方向の両木口に形成さ
れた接合部が接着剤により接合接着されている状態を示
すものである。図中Aの部分が接着剤により接着されて
いる部分である。図4は長手方向の木口接合状態の断面
図であり、Aは接着剤により緩衝材2の裏面と床下地
面、木口接合部分が接着されている部分である。
【0021】本発明の床構造を施工する方法としては、
まず床板裏面または床下地面に接着剤を塗布し、床板基
板1の長手方向木口に接着剤を塗布し、床下地面に1枚
目の床板を接着する。次いで同様に接着剤の塗布された
床板を長手方向木口が接合するように嵌め込み、接合部
分を接合接着する。このように長手方向に続けて連接し
1列目の床板を施工した後、同様に2列目を施工する。
このとき1列目と2列目との間は、接着剤を使用しな
い。仮に床板の幅方向木口に本実等の接合加工が施され
ている場合においても、接合部を嵌合するだけで、接着
剤による貼着は行わない。
まず床板裏面または床下地面に接着剤を塗布し、床板基
板1の長手方向木口に接着剤を塗布し、床下地面に1枚
目の床板を接着する。次いで同様に接着剤の塗布された
床板を長手方向木口が接合するように嵌め込み、接合部
分を接合接着する。このように長手方向に続けて連接し
1列目の床板を施工した後、同様に2列目を施工する。
このとき1列目と2列目との間は、接着剤を使用しな
い。仮に床板の幅方向木口に本実等の接合加工が施され
ている場合においても、接合部を嵌合するだけで、接着
剤による貼着は行わない。
【0022】
【発明の効果】本発明の床構造によれば、床板の長手方
向は接合接着され1枚の板状体となっており、幅方向は
接合手段等により嵌合しているものの接合部分は自由に
動くことができる状態となっている。さらに床板裏面側
の緩衝材が接着剤を介して床下地面に貼着されているた
め、床板基板は自由に収縮膨張することが可能となって
いる。このような床構造が施工後の湿度および温度変化
に伴い、床板基板に収縮膨張が生じたとき、特にその収
縮膨張の動きが大きく従来問題となっていた長手方向の
収縮膨張が、長手方向に接着接合された一枚の床板とし
て収縮膨張することとなる。このため、床板の収縮は、
一列の床板の長手方向両木口である壁際部分のみで収縮
が見られることとなり、目立たないものとなる。さら
に、壁際部分において床板が収縮および膨張したときの
寸法変化が表面から見えないような厚さの巾木の下面に
床を形成しておくことにより、床板の収縮膨張による床
板の動きが全くわからないものとなる。
向は接合接着され1枚の板状体となっており、幅方向は
接合手段等により嵌合しているものの接合部分は自由に
動くことができる状態となっている。さらに床板裏面側
の緩衝材が接着剤を介して床下地面に貼着されているた
め、床板基板は自由に収縮膨張することが可能となって
いる。このような床構造が施工後の湿度および温度変化
に伴い、床板基板に収縮膨張が生じたとき、特にその収
縮膨張の動きが大きく従来問題となっていた長手方向の
収縮膨張が、長手方向に接着接合された一枚の床板とし
て収縮膨張することとなる。このため、床板の収縮は、
一列の床板の長手方向両木口である壁際部分のみで収縮
が見られることとなり、目立たないものとなる。さら
に、壁際部分において床板が収縮および膨張したときの
寸法変化が表面から見えないような厚さの巾木の下面に
床を形成しておくことにより、床板の収縮膨張による床
板の動きが全くわからないものとなる。
【0023】また、床の上にストーブ等を置き、このス
トーブ付近のみの床板に収縮が生じる場合においても、
この床板の各列ごとに独立して収縮が生じるため、スト
ーブ付近で生ずる収縮はその列においてのみ生じ、スト
ーブの熱の影響を受けていない床板部分にまで収縮の影
響が及ばないものである。
トーブ付近のみの床板に収縮が生じる場合においても、
この床板の各列ごとに独立して収縮が生じるため、スト
ーブ付近で生ずる収縮はその列においてのみ生じ、スト
ーブの熱の影響を受けていない床板部分にまで収縮の影
響が及ばないものである。
【図1】本発明の床構造に用いられる床板の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の床板同士がその長手方向木口に形成され
た本実を介して接合される状態を示す部分断面図であ
る。
た本実を介して接合される状態を示す部分断面図であ
る。
【図3】図2に示されるようにして床板を床下地上に張
設してなる本発明の床構造を示す平面図である。
設してなる本発明の床構造を示す平面図である。
【図4】図3の床構造における床板同士の長手方向接合
部を示す部分断面図である。
部を示す部分断面図である。
1 床板基板 2 緩衝材 A 接着剤による接着部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 601 E04F 15/04 E04F 15/04 601
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも長手方向の両木口に接合部が
形成された床板基板と、該床板基板の裏面に貼着された
緩衝材とからなる床板が床下地面上に張設されてなる床
構造であって、各床板の緩衝材裏面が接着剤により床下
地面に貼着されると共に、長手方向に隣接する床板と
は、床板基板の長手方向の両木口に形成された接合部が
接着剤により接合接着され、幅方向に隣接する床板とは
接着されることなく張設されたことを特徴とする床構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08229459A JP3118632B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08229459A JP3118632B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061157A JPH1061157A (ja) | 1998-03-03 |
JP3118632B2 true JP3118632B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=16892540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08229459A Expired - Fee Related JP3118632B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118632B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4833282B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-12-07 | インターグラリオン リミテッド | パネルを敷設して機械的に接合する方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008088801A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-04-17 | Itai Komuten:Kk | 内装建材 |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP08229459A patent/JP3118632B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4833282B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-12-07 | インターグラリオン リミテッド | パネルを敷設して機械的に接合する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1061157A (ja) | 1998-03-03 |
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