JP3117805U - 耐熱容器用蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋を摘みを下側にして台などに無造作に載置しても、水滴の落下がなく、また台上を転がらず、さらには台などに載置するときに摘みから手指を離し易い耐熱容器用蓋を提供する。
【解決手段】蓋本体5と摘み4からなる。蓋本体5は、中央縦断面が放物線状の曲線である回転体の頭頂部分を平坦にした形状のものであり、この平坦な頭頂部分に上記摘み4を取付ける。
また摘み4は、平面視円形状で、中央部分に溝部7を形成し、この溝部7を中心に対称とし、またこの溝部7の周囲に摘みの頂点8を設け、この摘みの頂点8が、上記蓋本体5の中央縦断面を形作る放物線状の曲線の頂点上に位置する。そして、摘みの頂点8を最下点として接地した場合の接地面から蓋3の重心までの高さが、蓋3を反転して傾斜し接地した場合の蓋3の接地面から蓋の重心までの高さを含め最低となるよう形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】蓋本体5と摘み4からなる。蓋本体5は、中央縦断面が放物線状の曲線である回転体の頭頂部分を平坦にした形状のものであり、この平坦な頭頂部分に上記摘み4を取付ける。
また摘み4は、平面視円形状で、中央部分に溝部7を形成し、この溝部7を中心に対称とし、またこの溝部7の周囲に摘みの頂点8を設け、この摘みの頂点8が、上記蓋本体5の中央縦断面を形作る放物線状の曲線の頂点上に位置する。そして、摘みの頂点8を最下点として接地した場合の接地面から蓋3の重心までの高さが、蓋3を反転して傾斜し接地した場合の蓋3の接地面から蓋の重心までの高さを含め最低となるよう形成する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、鍋などの調理用容器や、丼や椀などの食器に使用する蓋の改良に関する。
従来、鍋などの調理用容器や、丼や椀などの食器(以下、これらを「耐熱容器」と呼ぶ)の蓋には、持ち易くするための摘みを取付けている。
しかし、このような蓋を耐熱容器から取り外し摘みを下側にして台などに無造作に載置した場合、図7に示すように、蓋3は斜めの状態になる。耐熱容器の内容物である食品が熱い場合には、蓋3の内側(裏側)に蒸気が付着しており、図7の状態では、冷えて水滴となった蒸気が蓋3の縁より落下し、台6上を濡らしてしまう。
また、蓋本体5及び摘み4が平面視円形の場合には、蓋本体5が摘み4を軸として台6上を転がり不安定である。
さらには、蓋3を置くときに、台6と摘み4との間に挟まれ、手指を摘みから離し難い。
また、蓋本体5及び摘み4が平面視円形の場合には、蓋本体5が摘み4を軸として台6上を転がり不安定である。
さらには、蓋3を置くときに、台6と摘み4との間に挟まれ、手指を摘みから離し難い。
本考案は上記課題を解消するもので、蓋を摘みを下側にして台などに無造作に載置しても、水滴の落下がなく、また台上を転がらず、さらには台などに載置するときに摘みから手指を離し易い耐熱容器用蓋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案の耐熱容器用蓋は、耐熱容器用蓋であって、
上記蓋本体は、中央縦断面の外周が放物線状の曲線である回転体の頭頂部分を平坦にした形状のものであり、
この平坦な頭頂部分に上記摘みを取付け、
この摘みは、平面視円形状で、中央部分に溝部を形成し、この溝部を中心に対称であり、またこの溝部の周囲に摘みの頂点を設け、
この摘みの頂点が、上記蓋本体の中央縦断面を形作る放物線状の曲線の頂点上に位置し、
上記摘みの頂点を最下点として接地した場合の接地面から蓋の重心までの高さが、
蓋を反転して傾斜し接地した場合の蓋の接地面から蓋の重心までの高さを含め最低となるよう形成する。
前記溝部は、その周面を湾曲させて皿状にする。
また、前記摘みの頂点を一対とし、溝部を挟み対峙するように配置するとよい。
上記蓋本体は、中央縦断面の外周が放物線状の曲線である回転体の頭頂部分を平坦にした形状のものであり、
この平坦な頭頂部分に上記摘みを取付け、
この摘みは、平面視円形状で、中央部分に溝部を形成し、この溝部を中心に対称であり、またこの溝部の周囲に摘みの頂点を設け、
この摘みの頂点が、上記蓋本体の中央縦断面を形作る放物線状の曲線の頂点上に位置し、
上記摘みの頂点を最下点として接地した場合の接地面から蓋の重心までの高さが、
蓋を反転して傾斜し接地した場合の蓋の接地面から蓋の重心までの高さを含め最低となるよう形成する。
前記溝部は、その周面を湾曲させて皿状にする。
また、前記摘みの頂点を一対とし、溝部を挟み対峙するように配置するとよい。
前記放物線状とは、放物線の他に円弧を含む意味である。
摘みを下側に向け、無造作に蓋を台上に載置すると、摘みの頂点を支点として釣合う(倒立姿勢で釣合う)。
また、摘みの頂点を一対にすると、この頂点を中心にして回転したり、いわゆる独楽の味噌擂り運動のような動きをしたりすることがない。
摘みを下側に向け、無造作に蓋を台上に載置すると、摘みの頂点を支点として釣合う(倒立姿勢で釣合う)。
また、摘みの頂点を一対にすると、この頂点を中心にして回転したり、いわゆる独楽の味噌擂り運動のような動きをしたりすることがない。
本考案によれば、蓋を台などの上に置くときに、角度を気にせず反転するだけで、起き上がり小法師のように釣合いをとり摘みの頂点を支点にして倒立姿勢で安定する。よって、蓋の内側に付着した蒸気が冷えて水滴になっても、台上に落ちることがない。
また、摘みの頂点を一対にすると、摘みの頂点を中心にして回転することや首振り運動のような動きをすることがなく、倒立姿勢が安定する。また、摘みの頂点が3点以上あるものと比較し、倒立姿勢にすばやく変動すると共に、頂点の高さを揃えるための製作工程が簡便になる
また、摘みの上面の中央部分にある溝部により、台と摘みとの間に手指が挟まれることなく、蓋を円滑に台などの上に載置できる。
また、摘みの頂点を一対にすると、摘みの頂点を中心にして回転することや首振り運動のような動きをすることがなく、倒立姿勢が安定する。また、摘みの頂点が3点以上あるものと比較し、倒立姿勢にすばやく変動すると共に、頂点の高さを揃えるための製作工程が簡便になる
また、摘みの上面の中央部分にある溝部により、台と摘みとの間に手指が挟まれることなく、蓋を円滑に台などの上に載置できる。
以下図面を参照して本考案実施形態を説明する。
図1は本考案実施形態になる耐熱容器用蓋を反転させた直後の状態の側面図、図2は反転後しばらくたった状態の正面図、図3は耐熱容器用蓋の側面の縦断面図、図4は蓋を被せた状態の耐熱容器(鍋)の正面図、図5は耐熱容器用蓋の平面図、図6は蓋が倒立姿勢で安定することを示す作用図である。
耐熱容器1は、上面が開口した有底の容器本体2と、容器本体2の上面を被覆する蓋3からなる。
蓋3は、摘み4と蓋本体5とからなる。
摘み4は、平面視円形状(円形又は楕円形)に形成する。また、摘み4は中央部分に皿状の溝部7を設ける。この溝部7は、手指2,3本分程度の幅(約3〜6cm)とする。また、摘み4の端部に溝部7を挟み対峙する摘みの頂点8を2点形成し、さらに溝部7を中心に対称となるように形成する。
蓋本体5は、縦断面が放物線状(円弧と放物線の両方を含む)の回転体であり、その頭頂部分9を平坦にし、この頭頂部分9に前記摘み4を取付ける。
そして、蓋3の側面の外周縁が、摘み4を含め同一の円弧又は放物線の上に位置するよう形成する。また、蓋3の側面の外周縁を反転した際の蓋の重心の高さを、頂点8を最下点とした場合に最低となるよう形成する。
耐熱容器1は、上面が開口した有底の容器本体2と、容器本体2の上面を被覆する蓋3からなる。
蓋3は、摘み4と蓋本体5とからなる。
摘み4は、平面視円形状(円形又は楕円形)に形成する。また、摘み4は中央部分に皿状の溝部7を設ける。この溝部7は、手指2,3本分程度の幅(約3〜6cm)とする。また、摘み4の端部に溝部7を挟み対峙する摘みの頂点8を2点形成し、さらに溝部7を中心に対称となるように形成する。
蓋本体5は、縦断面が放物線状(円弧と放物線の両方を含む)の回転体であり、その頭頂部分9を平坦にし、この頭頂部分9に前記摘み4を取付ける。
そして、蓋3の側面の外周縁が、摘み4を含め同一の円弧又は放物線の上に位置するよう形成する。また、蓋3の側面の外周縁を反転した際の蓋の重心の高さを、頂点8を最下点とした場合に最低となるよう形成する。
上記の耐熱容器1を使用し、食品の煮炊きをした後、蓋3を取り反転、すなわち、摘み4を下に向けて台6上に載置する。
この際に、摘み4上に置く2本又は3本の手指を、前記溝部5内に配置すると、台6と摘み4の間に手指を挟まれることなく簡単に蓋3を載置できる。
その後、蓋3は、図6の(a),(b),(c)の順に姿勢を変え、頂点8を最下点とした姿勢(倒立姿勢)で釣り合う。
よって、蓋3の裏面に付着した蒸気が冷却して水滴になっても、蓋3の周縁部からこぼれることがない。また、蓋3を載置する際の角度を気にする必要がない。
また、反転したときに最下点となる頂点8が2つあり、この2点で蓋3を支持するので、1点で支持する場合と比較し反転姿勢を安定して保持できる。
すなわち、1点で支持する場合は、蓋3が頂点を軸とする独楽状のものになり、頂点を軸として回転したり、首振り運動(いわゆる味噌擂り運動)したりするが、2点で支持すればこのようなことはない。
この際に、摘み4上に置く2本又は3本の手指を、前記溝部5内に配置すると、台6と摘み4の間に手指を挟まれることなく簡単に蓋3を載置できる。
その後、蓋3は、図6の(a),(b),(c)の順に姿勢を変え、頂点8を最下点とした姿勢(倒立姿勢)で釣り合う。
よって、蓋3の裏面に付着した蒸気が冷却して水滴になっても、蓋3の周縁部からこぼれることがない。また、蓋3を載置する際の角度を気にする必要がない。
また、反転したときに最下点となる頂点8が2つあり、この2点で蓋3を支持するので、1点で支持する場合と比較し反転姿勢を安定して保持できる。
すなわち、1点で支持する場合は、蓋3が頂点を軸とする独楽状のものになり、頂点を軸として回転したり、首振り運動(いわゆる味噌擂り運動)したりするが、2点で支持すればこのようなことはない。
上記実施形態では、耐熱容器1が鍋の場合について説明したが、本考案はこれに限るものではなく、丼や椀のような蓋付きの食器であってもよい。
また、頂点8は、2点でなく、3点以上設けてもよい。ただし、2点にすると、倒立姿勢にすばやく変動すると共に、頂点の高さを揃えるための製作工程が簡便になるという利点がある。
2 容器本体
3 蓋
4 摘み
5 蓋本体
6 台
7 溝部
8 頂点
9 頭頂部
3 蓋
4 摘み
5 蓋本体
6 台
7 溝部
8 頂点
9 頭頂部
Claims (3)
- 容器の上端開口を閉塞する蓋本体と、この蓋本体の上部に突設した摘みとからなる耐熱容器用蓋であって、
上記蓋本体は、中央縦断面の外周が放物線状の曲線である回転体の頭頂部分を平坦にした形状のものであり、
この平坦な頭頂部分に上記摘みを取付け、
この摘みは、平面視円形状で、中央部分に溝部を形成し、この溝部を中心に対称であり、またこの溝部の周囲に摘みの頂点を設け、
この摘みの頂点が、上記蓋本体の中央縦断面を形作る放物線状の曲線の頂点上に位置し、
上記摘みの頂点を最下点として接地した場合の接地面から蓋の重心までの高さが、
蓋を反転して傾斜し接地した場合の蓋の接地面から蓋の重心までの高さを含め最低となるよう形成したことを特徴とする耐熱容器用蓋。 - 前記溝部は、その周面を湾曲させて皿状にすることを特徴とする請求項1に記載の耐熱容器用蓋。
- 前記摘みの頂点を一対とし、溝部を挟み対峙するように配置することを特徴とする請求項1に記載の耐熱容器用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008697U JP3117805U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 耐熱容器用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005008697U JP3117805U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 耐熱容器用蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3117805U true JP3117805U (ja) | 2006-01-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005008697U Expired - Fee Related JP3117805U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 耐熱容器用蓋 |
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JP (1) | JP3117805U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010158380A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 湯沸かし器の蓋体 |
-
2005
- 2005-10-20 JP JP2005008697U patent/JP3117805U/ja not_active Expired - Fee Related
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