JP3110668U - 陳列棚装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】陳列棚の組み付け時にハンガー装置を並行して組み付け可能にすることで、設置や収納の場所をとらず、衣料品等を展示する場合に床面の利用効率を高める。
【解決手段】各支柱2に支持される棚板支持板3の互いに対向する面にパイプ端支持部材11が設けられ、これらの各パイプ端支持部材11に、ハンガー吊りパイプ4の各端部が着脱可能に嵌合されている。
【選択図】図2
【解決手段】各支柱2に支持される棚板支持板3の互いに対向する面にパイプ端支持部材11が設けられ、これらの各パイプ端支持部材11に、ハンガー吊りパイプ4の各端部が着脱可能に嵌合されている。
【選択図】図2
Description
本考案は、支柱に支持された棚板支持板にハンガー吊りパイプを組み付けた陳列棚装置に関する。
従来の陳列棚装置として、2本の支柱に複数の係止孔を列設し、棚板支持板端に突設したフックをその係止孔に嵌合させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この陳列棚装置では、2本の支柱に棚板支持板を前記のように取り付け、これらの棚板支持板上に棚板を架設(載置)することにより、その棚板に、例えば置き売り用の商品を陳列することができる。
一方、ハンガー装置として、2本の支柱間にハンガー吊りパイプを架設したものが広く提供されている。このハンガー装置では、吊り売り用の商品を掛けたハンガーのフックをパイプに吊り下げることによって、その商品を陳列、販売することができる。
また、このような陳列棚装置およびハンガー装置は、衣料等の販売現場で多数、多種類の商品を同時に販売する場合に、それぞれが床上に多数並置されて、利用される。
特開平08−140796号公報
また、このような陳列棚装置およびハンガー装置は、衣料等の販売現場で多数、多種類の商品を同時に販売する場合に、それぞれが床上に多数並置されて、利用される。
しかしながら、このような陳列棚装置およびハンガー装置にあっては、前記のような置き売り用の商品および吊り売り用の商品を販売や展示するのに、専用の陳列棚装置およびハンガー装置を個別に用意する必要があるため、不経済になる。また、これらの陳列棚装置およびハンガー装置を別々に組み付けるのに手間が掛かり、設置および撤去の作業が面倒になるほか、設置する床面の利用効率が悪くなるという問題がある。
本考案は前記のような従来の問題を解決するものであり、陳列棚の組み付け作業に並行してハンガー装置の組み付けを可能にし、これらの組み付け能率の改善とコストダウンが図れるほか、設置や収納の場所をとらず、陳列時における床面の利用効率を高めることができる陳列棚装置を提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本考案にかかる陳列棚装置は、上下方向に所定間隔をおいて複数の係止孔が設けられた少なくとも2本の支柱と、前記係止孔に着脱可能に係合されるフックを基端部に有し、その係合状態において前記支柱に略水平支持される棚板支持板とを備える陳列棚装置であって、前記各支柱に支持された棚板支持板の互いに対向する面にパイプ端支持部材が設けられ、これらの各パイプ端支持部材にハンガー吊りパイプの各端部が着脱可能に嵌合されていることを特徴とする。
これにより、ハンガー吊りパイプは棚板支持板に組み付けられることになるため、例えば置き売り用および吊り売り用の各商品等の展示のために、別々の展示手段を用意する必要がなくなる。従って、展示手段を別々に用意することによる組み付けや設置、撤去のための手間、およびコスト上の負担を軽減でき、また床面の利用効率を高めることができる。
また、本考案にかかる陳列棚装置は、前記パイプ端支持部材が、前記棚板支持板の棚板支持面から所定距離離れた下方位置に設けられていることを特徴とする。
これにより、棚板支持板に載置される棚板から離れた位置に支持されたハンガー吊りパイプに対しハンガーの着脱が容易になり、ハンガーに吊られた衣料の全体が棚板により隠されることなく、歩行者等の視界内に十分に収めることができる。
また、本考案にかかる陳列棚装置は、前記パイプ端支持部材が、前記棚板支持板に連続し、該棚板支持板側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜上縁部と、前記棚板支持板に連続し、該棚板支持板側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜下縁部と、該傾斜下縁部に連続する水平下縁部と、前記傾斜上縁部と水平下縁部との間に連設され、前記ハンガー吊りパイプ端部の下部に穿設された係止孔に係止可能な係止突起と、前記ハンガー吊りパイプの内面に接触可能に突設された補強板と、を有することを特徴とする。
これにより、棚板支持部材を支柱に取り付ける前に、この棚板支持部材上のパイプ端支持部材に対し、ハンガー吊りパイプの端部を斜め方向に挿入しながら、水平に持ち上げることで、このハンガー吊りパイプの端部の一部を、補強板を介して棚板支持板に安定支持できる。また、パイプ端支持部材の係止突起にハンガー吊りパイプの係止孔を嵌合することにより、ハンガー吊りパイプの抜け止めをすることができる。
また、本考案にかかる陳列棚装置は、前記棚板支持板の上縁に、この上縁に装着されて棚板の移動を規制する棚板移動規制部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、棚板支持板上にガラス板等の棚板を安定かつ安全に支持させることができ、棚板を使用しない場合には、棚板支持板を商品やハンガーの吊り部材としての利用することもできる。
また、本考案にかかる陳列棚装置は、前記棚板移動規制部材が、前記棚板支持板の上縁に形成された切欠に該棚板支持板を挟むように嵌合される一対の嵌合片と、これらの嵌合片の上部に突設されて、前記棚板支持板に載置される棚板に形成された係止孔に挿入可能な棚板移動規制突起と、を有することを特徴とする。
これにより、棚板移動規制部材の棚板支持板への装着および棚板の棚板移動規制部材への装着を、簡単、迅速かつ安定的に行うことができる。
本考案は、少なくとも2本の支柱に支持された棚板支持板の互いに対向する面にパイプ端支持部材を設け、これらの各パイプ端支持部材にハンガー吊りパイプの各端部を着脱可能に嵌合する構成とすることにより、ハンガー吊りパイプを、棚板支持板の支柱に対する組み付け時に略同時に組み付けることができ、また置き売り用の商品および吊り売り用の商品の各展示のために、別々の展示手段を用意して組み立てる必要がなくなる。従って、陳列棚装置の組み付けや設置、撤去のための作業上およびコスト上の負担を軽減でき、さらに陳列棚設置のための床面の利用効率を高めることができる。
以下に、本考案の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案の陳列棚装置1を概略的に示す斜視図である。同図に示すように、
本考案の陳列棚装置1は、2本の支柱2、2と、棚板支持板3、3と、ハンガー吊りパイプ4とを備えている。これらのうち、支柱2、2は、例えばコ字状の断面を持つ鉄や合成樹脂などの硬質フレームからなり、例えば床から天井付近までの長さとされている。
図1は本考案の陳列棚装置1を概略的に示す斜視図である。同図に示すように、
本考案の陳列棚装置1は、2本の支柱2、2と、棚板支持板3、3と、ハンガー吊りパイプ4とを備えている。これらのうち、支柱2、2は、例えばコ字状の断面を持つ鉄や合成樹脂などの硬質フレームからなり、例えば床から天井付近までの長さとされている。
また、これらの支柱2、2の一側部には複数の係止孔2aが、その支柱2、2の長手方向に一定間隔をおいて穿設されている。これらの支柱2、2の各係止孔2a、2aは互いに略同一高さ位置に設けられている。また、これらの各係止孔2a、2aは、後述のフックの挿入が容易な形状、例えば細長い矩形状をなす。
前記棚板支持板3、3は、図2に示すように、全体として垂直部5および水平部6を一体に有するL字状の金属板や合成樹脂板からなる。各棚板支持板3、3の基端である垂直部5の側縁には、複数のフック7が所定間隔をおいて一体に突設されている。なお、このフック7は前記支柱2の係止孔2aに挿入され、かつその係止孔2aの下縁に係止が可能な所定形状をなす。
棚板支持板3は、先端部に向かって縦幅が短くなるような形状をなし、その先端部上縁に、棚板の落下を阻止するための突起部8が連設されている。
また、前記水平部6上縁の2箇所には、後述の棚板移動規制部材が装着可能な所定深さの矩形の切欠9が形成されている。
また、前記水平部6上縁の2箇所には、後述の棚板移動規制部材が装着可能な所定深さの矩形の切欠9が形成されている。
棚板支持板3の先端部付近には、下方に垂下するように所定長さおよび幅の突片10が一体に連設されている。この突片10の下部には、図3、図4および図5に示すような板状のパイプ端支持部材11が一体に突設されている。なお、このパイプ端支持部材11は、一対の柱2、2に取り付けられる棚板支持板3の互いに対向する面側に、一体成形または溶接などにより設けられる。
パイプ端支持部材11は、図4の下面図および図5の断面図に示すように、棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜上縁部12と、この傾斜上縁部12から前記棚板支持板3側に連続するように一体に水平配置された補強板13と、前記棚板支持板3側に連続し、棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜下縁部14と、該傾斜下縁部14に連続する水平下縁部15と、前記傾斜上縁部12と水平下縁部15との間に連設され、後述のハンガー吊りパイプ端部の下部に突設された係止孔に係止可能な係止突起16と、を有する。なお、断面図では、突片10およびハンガー吊りパイプ4のみを切断して示してある。
補強板13は、棚板支持板3に対して基部が溶接などにより一体に固定されている。また、パイプ端支持部材11は、これに挿入されたハンガー吊りパイプ4の端部を着脱可能に支持するように機能する。
ハンガー吊りパイプ4は、全体として環状断面を持ち、前記支柱2、2に前記のように支持される棚板支持板3、3間の距離に略等しい長さの金属管または合成樹脂管である。この金属管や合成樹脂管の内径は、前記パイプ端支持部材11が略密に嵌合可能な断面寸法とされている。ハンガー吊りパイプ4の両端部の下部には、パイプ端支持部材11の係止突起16に係止可能な係止孔17が形成されている。
図6、図7および図8は、本考案における棚板移動規制部材18の側面図、正面図および平面図である。この棚板移動規制部材18は金属や合成樹脂の成形品などからなり、一対の挟持片19、19とダボ20を一体に備える。このうち、挟持片19、19間の間隔幅aは前記棚板支持板3の厚みに略等しく、幅bは前記切欠9の幅に等しい。また、ダボ20は、図1に二点鎖線で示す木製の棚板21下面に設けられた棚板移動規制穴(図示省略)に嵌合する形状、サイズをなしている。なお、この棚板21には、前記突起部8が嵌合する棚板移動規制穴(図示省略)も設けられている。
この棚板移動規制部材18は、前記挟持片19、19が棚板支持板3を挟むように前記切欠9に嵌合することにより、ダボ20の位置が、棚板支持板3の上縁に突出するように安定保持される。
次に、前記構成になる陳列棚装置の組み付け手順を説明する。
まず、2本の支柱2を、所定間隔をおいて床および天井間に垂直に設立する。この支柱21が倒れないように、壁面に対し図示しない螺子などの止め具を用いて固定してもよい。次に、棚板支持板3を用意する。この棚板支持板3としては、パイプ端支持部材11を片面(右側面)に有するものと、他面(左側面)に有するものとを、別々に用意する、また、ハンガー吊りパイプ4も併せて用意する。
まず、2本の支柱2を、所定間隔をおいて床および天井間に垂直に設立する。この支柱21が倒れないように、壁面に対し図示しない螺子などの止め具を用いて固定してもよい。次に、棚板支持板3を用意する。この棚板支持板3としては、パイプ端支持部材11を片面(右側面)に有するものと、他面(左側面)に有するものとを、別々に用意する、また、ハンガー吊りパイプ4も併せて用意する。
そして、ハンガー吊りパイプ4の一端を、図5に示すように、斜め下方から斜め上方に向かって、棚板支持板3の左側面のパイプ端支持部材11に挿入する。この挿入時に、ハンガー吊りパイプ4を徐々に水平になるように持ち上げる。
これにより、ハンガー吊りパイプ4端の内周面が補強版13により支持され、かつ係止孔17に係止突起16が嵌合する。このため、水平状態のハンガー吊りパイプ4は、パイプ端支持部材11からの脱抜が規制される。
これにより、ハンガー吊りパイプ4端の内周面が補強版13により支持され、かつ係止孔17に係止突起16が嵌合する。このため、水平状態のハンガー吊りパイプ4は、パイプ端支持部材11からの脱抜が規制される。
また、パイプ端支持部材11の水平下縁部15が、ハンガー吊りパイプ4先端の下部内周面に密接し、このハンガー吊りパイプ4の上方向への移動を規制する。この状態では、ハンガー吊りパイプ4の右端部が棚板支持板3に対し安定支持される。
前記と同様の方法でハンガー吊りパイプ4の他端(図示しない)を、もう一方の棚板支持板3の右側面のパイプ端支持部材11に嵌合する。このようにして、ハンガー吊りパイプ4の両端がそれぞれ棚板支持板3に取り付けられる。
前記と同様の方法でハンガー吊りパイプ4の他端(図示しない)を、もう一方の棚板支持板3の右側面のパイプ端支持部材11に嵌合する。このようにして、ハンガー吊りパイプ4の両端がそれぞれ棚板支持板3に取り付けられる。
次に、これらの棚板支持板3のフック7を、二本の支柱2、2の係止孔2a、2aに挿し込み、さらに軽く下方へ押圧する。これにより、フック7の爪が係止孔2a、2aの下縁に係合し、各棚板支持板3が支柱2に対し抜け落ちることなく、略水平に支持される。
このようにして、これらの一対の棚板支持板3、3間に一本のハンガー吊りパイプ4が堅固に支持される形態となる。従って、このハンガー吊りパイプ4には、これの長手方向に複数のハンガーがフック部で吊持可能になる。
このようにして、これらの一対の棚板支持板3、3間に一本のハンガー吊りパイプ4が堅固に支持される形態となる。従って、このハンガー吊りパイプ4には、これの長手方向に複数のハンガーがフック部で吊持可能になる。
次に、図6乃至図8に示すような棚板移動規制部材18を用意し、これの挟持片19で棚板支持板を挟むようにし、前後二つの切欠9内にこれらの挟持片19をそれぞれ嵌め込む。これにより、ダボ20のみが、棚板支持板3の上縁ラインより上方に突出することになる。
そこで、木製の棚板21下面に形成された前記棚板移動規制孔に、前記ダボ20を嵌め込む。これにより、棚板21は棚板支持板3の上縁において移動することがなくなり、不用意に棚板支持板3から落下するのを防止することができる。
そこで、木製の棚板21下面に形成された前記棚板移動規制孔に、前記ダボ20を嵌め込む。これにより、棚板21は棚板支持板3の上縁において移動することがなくなり、不用意に棚板支持板3から落下するのを防止することができる。
また、棚板として、透明のガラス板の棚板22を用いてもよい。このガラス板の棚板22を用いる場合には、前記棚板規制部材18を予め切欠9から取り外しおく。そして、棚板支持板3の突起部8と支柱2との間に棚板22を介在させるように載せる。これにより、このガラス板の棚板22が前方へ移動することがなく、従って下方へ落下することもない。
図9、図10および図11は、それぞれパイプ端支持部材の他の実施形態を示す側面図、断面図および下面図である。断面図では、突片10およびハンガー吊りパイプ4Aのみを切断して示してある。
同図において、パイプ端支持部材11Aは、棚板支持板3の突片10の下部に一体成型または溶接などにより突設されている。また、このパイプ端支持部材11Aは、棚板支持板3に連続し、この棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜上縁部12と、前記棚板支持板3側に連続し、棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜下縁部14と、該傾斜下縁部14に連続する水平下縁部15と、前記傾斜上縁部12と水平下縁部15との間に連設され、後述のハンガー吊りパイプ端部の下部に穿設された係止孔に係止可能な係止突起16と、パイプ端支持部材11Aの両面に連接された略半円形の補強板13Aと、を有する。
同図において、パイプ端支持部材11Aは、棚板支持板3の突片10の下部に一体成型または溶接などにより突設されている。また、このパイプ端支持部材11Aは、棚板支持板3に連続し、この棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜上縁部12と、前記棚板支持板3側に連続し、棚板支持板3側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜下縁部14と、該傾斜下縁部14に連続する水平下縁部15と、前記傾斜上縁部12と水平下縁部15との間に連設され、後述のハンガー吊りパイプ端部の下部に穿設された係止孔に係止可能な係止突起16と、パイプ端支持部材11Aの両面に連接された略半円形の補強板13Aと、を有する。
ここで、補強板13Aの円弧状縁部13pは、ハンガー吊りパイプ4の内周面に略接触可能な円弧サイズに加工されている。また、この補強板13Aは、図10に示すように、前後方向に"く"Sの字状に屈曲され、ハンガー吊りパイプ4から受ける面圧に対し、所定の強度が得られるようになっている。
従って、図9乃至図11のパイプ端支持部材11Aによれば、ハンガー吊りパイプ4のパイプ端支持部材11Aに対する、前記同様の手順による挿入、装着が容易になるとともに、ハンガー吊りパイプ4の内周面を、補強板13Aが円弧状縁部13pで支承するため、ハンガー吊りパイプ4の支持強度が一段と高められ、支持状態も安定する。このため、ハンガー吊りパイプ4がパイプ端支持部材11Aから外れ、不用意に落下する惧れがない。
図12および図13は、それぞれパイプ端支持部材のさらに他の実施形態を示す側面図および断面図である。この形態では、矩形断面のハンガー吊りパイプ4Aを、図9乃至図11に示したものと略同様のパイプ端支持部材11Bにより、支持するものを示す。
この形態では、パイプ端支持部材11Bに一体の補強板13Bが、ハンガー吊りパイプ4Aの平らな内面に沿う矩形体をなす。従って、その補強板13B両側の直線縁部13qが、その内周面に略接触可能な形状およびサイズに形成されている。
この場合にも、ハンガー吊りパイプ4Aのパイプ端支持部材11Bに対する、前記同様の手順による挿入、装着が容易になる。また、ハンガー吊りパイプ4Aの内側面を補強板13Bが直線縁部13qで支承するため、ハンガー吊りパイプ4Aの支持強度が一段と高められ、支持状態が安定する。
この場合にも、ハンガー吊りパイプ4Aのパイプ端支持部材11Bに対する、前記同様の手順による挿入、装着が容易になる。また、ハンガー吊りパイプ4Aの内側面を補強板13Bが直線縁部13qで支承するため、ハンガー吊りパイプ4Aの支持強度が一段と高められ、支持状態が安定する。
前記のように、本実施の形態によれば、上下方向に所定間隔をおいて複数の係止孔2aが設けられた少なくとも2本の支柱2と、前記係止孔2aに着脱可能に係合されるフック7を基端部に有し、その係合状態において前記支柱2に略水平支持される棚板支持板3とを備え、前記各支柱2に支持される棚板支持板3の互いに対向する面にパイプ端支持部材11を設け、これらの各パイプ端支持部材11にハンガー吊りパイプ4の各端部を着脱可能に嵌合させる構成を持つため、陳列棚装置の組み付け時にハンガー装置が並行して組み付け可能となる。また、設置および運搬が容易になるとともに、例えば衣料品等を展示する場合等において床面の利用効率を高めることができる。
本考案の陳列棚装置は、陳列棚の組み付け時にハンガー装置が並行して組み付け可能になるほか、設置や収納の場所をとらず、衣料品等の商品を展示する場合に、床面の利用効率を高めることができるという効果を有し、支柱に装着された棚板支持板にハンガー吊りパイプを着脱自在に組み付ける陳列棚装置等に有用である。
1…陳列棚装置、2…支柱、2a…係止孔、3…棚板支持板、4、4A…ハンガー吊りパイプ、7…フック、8…突起、9…切欠、11,11A…パイプ端支持部材、12…傾斜上縁部、13,13A,13B…補強板、14…傾斜下縁部、15…水平下縁部、16…係止突起、17…係止孔、18…棚板移動規制部材、19…嵌合片、20…棚板移動規制突起、21,22…棚板
Claims (5)
- 上下方向に所定間隔をおいて複数の係止孔が設けられた少なくとも2本の支柱と、前記係止孔に着脱可能に係合されるフックを基端部に有し、その係合状態において前記支柱に略水平支持される棚板支持板と、を備える陳列棚装置であって、
前記各支柱に支持された棚板支持板の互いに対向する面に板状のパイプ端支持部材が設けられ、これらの各パイプ端支持部材にハンガー吊りパイプの各端部が着脱可能に嵌合されていることを特徴とする陳列棚装置。 - 前記パイプ端支持部材は、前記棚板支持板の棚板支持面から所定距離離れた下方位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚装置。
- 前記パイプ端支持部材は、前記棚板支持板に連続し、該棚板支持板側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜上縁部と、前記棚板支持板に連続し、該棚板支持板側とは反対方向に下方に向かって傾斜する傾斜下縁部と、該傾斜下縁部に連続する水平下縁部と、前記傾斜上縁部と水平下縁部との間に連設され、前記ハンガー吊りパイプ端部の下部に穿設された係止孔に係止可能な係止突起と、前記ハンガー吊りパイプの内面に接触可能に突設された補強板と、有することを特徴とする請求項1に記載の陳列棚装置。
- 前記棚板支持板の上縁には、この上縁に装着されて棚板の移動を規制する棚板移動規制部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の陳列棚装置。
- 前記棚板移動規制部材は、前記棚板支持板の上縁に形成された切欠に該棚板支持板を挟むように嵌合される一対の嵌合片と、これらの嵌合片の上部に突設されて、前記棚板支持板に載置される棚板に形成された係止孔に挿入可能な棚板移動規制突起と、を有することを特徴とする請求項4に記載の陳列棚装置。
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