JP3107393U - ゴルフ用手袋 - Google Patents

Abstract

【課題】グリーン上でボールマークのために使用するゴルフ用マーカーを取り外し自在に磁着させることができるようになしたゴルフ用手袋を提供する。
【解決手段】手袋本体１の甲部側における手の挿入開口部３周辺に付設される緊締ベルト片４の内部に任意形状の偏平マグネット７を封入し、当該緊締ベルト片４の表面側から磁性材によって作製されたゴルフ用マーカー８を着脱自在に磁着させるようにして、従来のように脱落して紛失したりするのを防止することができるようにした。
【選択図】図２

Description

本考案はゴルフの際に着用するゴルフ用手袋に係り、特にグリーン上でボールマークのために使用するゴルフ用マーカーを取り外し自在に磁着させることができるようになしたゴルフ用手袋に関する。

ゴルフ用のマーカーは、グリーン上でのパットプレーに必要不可欠なものであるが、グリーン外では不要となるため、従来はポケットに入れて持ち歩いたり、あるいはパターのグリップエンドに設けられた小孔に挿着したり、ゴルフ用の手袋に設けた穴に差し込んで携行することが行なわれている。

しかしながら、ゴルフウェアのポケットに入れた場合には、必要なときに取り出し難いと共に、ポケットが複数あるため収納した場所を特定し難く迅速に対応することができないという問題点がある他、紛失することも多い。また、パターのグリップエンドに挿着したり、ゴルフ用の手袋に設けた穴に差し込んで携行する場合においても脱落して、紛失することが多い。

そのため、たとえば次に示す特許文献１には、マーカーの突起部に周溝を形成して、この周溝を嵌め込むＵ字溝を形成すると共に、ゴルファーのベルトに差し込むためのコ字状の挟着部を形成した携帯用具を用い、Ｕ字溝によってマーカ−を保持させ、携行できるようにしたマーカーの保持具が開示されている。
実開平６−４４５６８号公報

前記特許文献１に示された携帯用具によれば、ポケットに収納した場合と較べマーカーの所在が不明になるといった問題点を解消することができるとしても、マーカーの突起部に周溝を形成しなければならず、当該周溝を具備しない既成のマーカーには用いることができないという欠点がある。また、ベルトへの挿着が不完全な場合には、Ｕ字溝からマーカーの周溝が外れて脱落するといった問題点がある。

そこで、本考案は手袋本体の甲部側に付設される緊締ベルト片の表面にゴルフ用マーカーを磁着させるようにして前記した従来の問題点を解決するようにしたゴルフ用手袋を提供することを目的とするものである。

上記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、請求項１に係る考案は、手袋本体の甲部側における手の挿入開口部周辺に付設される緊締ベルト片の内部に任意形状の偏平マグネットを封入し、当該緊締ベルト片の表面側から磁性材によって作製されたゴルフ用マーカーを着脱自在に磁着させるようにしたことを特徴とするゴルフ用手袋である。

本考案によれば、プレーに支障を来すことのない手袋本体の甲部側に付設される緊締ベルト片に偏平状のマグネットを封入してあるので、磁性材からなるマーカーを磁着させることができ、従来のように脱落して紛失したりすることがなくなる。また、グリーン上においても、磁力に抗してマーカーを引っ張れば容易に取り外すことができ、グリーン上でのパタープレーの迅速化が可能となる。

以下、本考案に係るゴルフ用手袋の具体的構成を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。

図１は本考案ゴルフ用手袋の一実施形態を示す斜視図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿った拡大断面図である。

図中１は天然皮革、合成皮革、人工皮革、あるいはストレッチ機能を有する布帛等を用いて作製されたゴルフ用手袋本体を示し、２は当該手袋本体１の甲部側を示す。３は甲部側２における手の挿入開口部であり、４は当該開口部３の一側縁に縫着手段によって取付けられた緊締ベルト片である。

この緊締ベルト片４は多数の係着子を植設した面ファスナー５と、手袋本体１の甲部側２をなす素材と同じ素材で作製された表皮６の二層構造となっており、７は当該面ファスナー５と表皮６の間に配設した偏平状のマグネットを示す。

なお、緊締ベルト片４を構成する面ファスナー５は、手袋本体１の甲部側２に設けられている他方の面ファスナーに係着させるためのものである。

前記マグネット７は円形ないし楕円形、あるいは四角形等その外観形態は任意であるが、緊締ベルト片４をなす面ファスナー５と表皮６の間に封入するものであるため成るべく薄い偏平状のものを用いるようにする。なお、偏平マグネット７が面ファスナー５と表皮６の間において遊動するのを防止するため、当該マグネット７の両面、あるいはいずれか一方の面に両面粘着テープを付設し、面ファスナー５と表皮６の内面に粘着させるようにするとよい。

偏平マグネット７が緊締ベルト片４内において遊動するのを防止するには、前記両面粘着テープを用いる他、封入したマグネット７の周囲をミシン掛けによって縫着する等の方法によってもよい。

本考案はこのような構成からなり、磁性材によって作成されたゴルフ用マーカー８を緊締ベルト片４の表面側に磁着させることによって保持することができる。したがって、グリーン以外の、マーカーを必要としない場所においては、手袋本体の甲部側における緊締ベルト片に磁着させておいて、紛失するのを防止することができる。グリーン上において、マークが必要となったときは、マグネット７の磁力に抗してマーカー８を引き離せばよい。

このように、本考案によればゴルフ用マーカーを紛失することがなくなり、グリーン上において他のプレーヤーに迷惑をかけることもなくなる。また、マグネットは二層構造からなる緊締ベルト片の内部に封入され、外観的にはマグネットの所在は一切判らないのでデザイン的にマイナスとなるようなこともなくきわめて実用的である。

本考案ゴルフ用手袋の一実施形態を示す斜視図である。 図１のＡ−Ａ線に沿った拡大断面図である。

符号の説明

１：手袋本体
２：甲部側
３：挿入開口部
４：緊締ベルト片
５：面ファスナー
６：表皮
７：マグネット
８：ゴルフ用マーカー

Claims (1)

1. 手袋本体の甲部側における手の挿入開口部周辺に付設される緊締ベルト片の内部に任意形状の偏平マグネットを封入し、当該緊締ベルト片の表面側から磁性材によって作製されたゴルフ用マーカーを着脱自在に磁着させるようにしたことを特徴とするゴルフ用手袋。
   

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