JP3106900B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- lever
- connector housing
- cam groove
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Description
用してコネクタの結合を行わせるレバー式コネクタに関
し、特に、レバーを所定の初期姿勢に回動させる構造に
改良を加えたものに関する。
で結合、離脱を行い得る利点を有することから、特に、
多極コネクタに適用されており、まず、その一般的な構
造並びに作動を図5及び図6を参照して説明する。
の雌ターミナルが収容された被挿入側の雄コネクタハウ
ジングを、符号2は多数の雌ターミナルが収容された挿
入側の雌コネクタハウジングを夫々示し、雄コネクタハ
ウジング1には、そのハウジング1を跨ぐようにコ字形
に形成されたレバー3が軸4を中心に回動自由に支持さ
れている。そのレバー3の両側板5の内面には、雌コネ
クタハウジング2の両側面に突設されたフォロワピン6
が嵌入するカム溝7が形成されており、そのカム溝7の
入口部7aが雄コネクタハウジング1の前端部において
雌コネクタハウジング2に向かって開口した姿勢でフォ
ロワピン6をカム溝7に導入し、しかる後にレバー3を
回動させることにより、カム溝7のカム作用によって雌
コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング1側に引
き寄せられて両ハウジング1,2が嵌合される。
に際してフォロワピン6をカム溝7に進入させるには、
回動自在となっているレバー3を、予め、そのカム溝7
の入口部7aが雌コネクタハウジング2に向かって開口
する姿勢としておくことが必要である。しかし、ハウジ
ングの嵌合作業時にレバー3の姿勢を逐一調整すること
は大変に煩わしいので、従来、ねじりコイルバネを利用
してレバー3を常に一定の姿勢に維持しておく構造を採
用したものがある。具体的には、図6に示すように、レ
バー3の側板5の内面に、ねじりコイルバネ8を収容し
ておき、そのバネ8の一方の延出端をレバー3側に係止
し、他方の延出端を雄コネクタハウジング1の側面に設
けた係止部(図示せず)に仮止する構造である。これに
より、レバー3には、図5において矢印方向への揺動力
が付勢されることになり、ハウジング1の上面に当たる
ことでその回動が規制されて、レバー3がそのカム溝7
の入口7aを前面に向けて開口した姿勢(初期姿勢)に
保持されるのである。
成では、レバー3の付勢のためにねじりコイルバネ8を
必要として部品点数が多くなる。しかも、このねじりコ
イルバネ8を上記した付勢機能を果たす状態でレバー3
とハウジング1との間に装着するのは構造上困難で、装
着のための構造上の工夫が必要になる上に、装着作業も
面倒になるという問題があった。
で、その目的は、簡単な構造にて、両ハウジングの嵌合
に際し、フォロワピンがカム溝に容易に進入し得る姿勢
にレバーを回動させておくことができるレバー式コネク
タを提供するところにある。
タは、一対のコネクタハウジングの一方に、他方のコネ
クタハウジングに設けたフォロワピンと係合するカム溝
を形成したレバーを回動自由に軸支し、前記レバーのカ
ム溝に前記フォロワピンを導入してレバーを回動させる
ことにより前記カム溝のカム作用により前記両コネクタ
ハウジングを互いに引き寄せて嵌合させるようにしたも
のにおいて、前記他方のコネクタハウジングには、前記
フォロワピンよりも前方において前記レバーに当接可能
な予備回動突部が設けられ、この予備回動突部は、前記
レバーが前記カム溝への前記フォロワピンの導入を可能
にする初期姿勢からずれていた場合に、前記両コネクタ
ハウジングの嵌合動作に伴って前記レバーに当接するこ
とでこれを回動し、前記フォロワピンが前記カム溝の導
入口の手前側に所定寸法離間した状態で前記レバーを前
記初期姿勢に持ち来すようになっているとともに、前記
一方のコネクタハウジングと前記レバーとには、このレ
バーが前記初期姿勢に持ち来されてから前記フォロワピ
ンが前記カム溝の導入口に臨むまでの間、前記予備回動
突部を嵌めて両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って
案内するガイド溝が設けられているところに特徴を有す
る。
が初期姿勢にない場合には、予備回動突部がレバーに当
接し、これを初期姿勢に向かって回動させる。これによ
り、レバーが初期姿勢に至ってフォロワピンはカム溝に
確実に進入するようになる。
ネクタでは、コネクタの嵌合操作を利用して予備回動突
部をレバーに当接させることでレバーを初期姿勢に回動
させることができるから、特に、ねじりコイルバネ等に
よりレバーを初期姿勢に付勢しておかなくともよく、構
造が極めて簡単になる上に組立作業も簡単になるという
優れた効果を奏する。
図1ないし図4を参照して説明する。
多数の雌ターミナル(図示せず)が収容された雌コネク
タハウジング10を、右側には多数の雄ターミナル(図
示せず)が収容された雄コネクタハウジング20をそれ
ぞれ示してある。雄コネクタハウジング20は雌コネク
タハウジング10を挿入し得るフード部21を備えてお
り、ここに雌コネクタハウジング10のほぼ全体を挿入
可能である。
ジング20を跨ぐようにコ字形に形成されたレバー30
が装着されている。このレバー30は橋架部31の両端
に一対の側板32,32を一体に有する形状で、その側
板32に透設した軸受孔33内に雄コネクタハウジング
20の両側面に突設した支持軸22(図3参照)を嵌装
することによって、図1に示す初期姿勢から同図矢印A
にて示す方向に揺動自由に支持されている。また、この
レバー30の両側板32の前端部は、そのレバー30が
図1に示すような初期姿勢にあるとき、雄コネクタハウ
ジング20のフード部21の前端面に沿って延びる形状
となっている。そして、レバー30の両側板32の内面
には、図2に示すように、後述する雌コネクタハウジン
グ10のフォロワピン11が嵌入するカム溝34が形成
されている。このカム溝34はフォロワピン11と係合
し、レバー30が初期姿勢から矢印A方向に回動される
と、これに伴い雌コネクタハウジング10を雄コネクタ
ハウジング20のフード部21内にカム作用によって進
入させる機能を有する。
側壁には上記レバー30のカム溝34に係合するフォロ
ワピン11が突設されている。このフォロワピン11
は、レバー30が図1に示す初期姿勢にあるときには、
雌コネクタハウジング10を雄コネクタハウジング20
のフード部21内に挿入したときにレバー30のカム溝
34内に進入可能となっている。また、これに対応して
雄コネクタハウジング20のフード部21の左右両側壁
部には雌コネクタハウジング10の進入に伴うフォロワ
ピン11の移動を許容するガイドスリット23が形成さ
れている。
には、上記フォロワピン11の前方(雄コネクタハウジ
ング20側)に位置してピン状の予備回動突部12が突
設されている。さらに、この予備回動突部12に対応し
て、雄コネクタハウジング20のフード部21の左右両
側壁部には雌コネクタハウジング10の進入に伴う予備
回動突部12の移動を許容するガイドスリット24が形
成されている。また、レバー30の側板32内面には、
図2に示すように、上記予備回動突部12が嵌入する逃
げ溝35が形成されている。この逃げ溝35はレバー3
0が初期姿勢から矢印A方向に回動されると、これに伴
い進入する上記予備回動突部12と干渉しないような円
弧形状に定められている。
ネクタハウジング10,20を嵌合させるには、雌コネ
クタハウジング10を雄コネクタハウジング20のフー
ド部21内に挿入する。このとき、レバー30が仮に初
期姿勢にあるとすると、レバー30のカム溝34の開口
端が前方において開口しているから、雄コネクタハウジ
ング20の挿入によってそのフォロワピン11がカム溝
34の開口端に自ずと進入する。そこで、レバー30を
図1の矢印A方向に回動させれば、カム溝34のカム作
用によりフォロワピン11がフード部21内に引き込ま
れ、これに基づき雌コネクタハウジング10と雄コネク
タハウジング20とが嵌合状態になる。
従来の構造のようにスプリング等により初期姿勢に付勢
されているものではない。従って、雌コネクタハウジン
グ10の挿入時点でレバー30は初期姿勢にはないこと
が多い。この場合、例えば図4(A)に示すようにレバ
ー30が初期位置から外れていたとすると、本実施例で
は、雌コネクタハウジング10を挿入する操作の途中
で、予備回動突部12がフォロワピン11よりも前方に
設けられているから、これがまずレバー30の側板32
の前端面に当接する。すると、レバー30は同図の矢印
B方向のモーメントを受けるから、雌コネクタハウジン
グ10の挿入操作に伴い、レバー30を同方向に強制的
に回動させることになる(同図(B)参照)。そして、
フォロワピン11に先行する予備回動突部12がフード
部21の前端部に至るときには、レバー30は同図
(C)にしめすように初期姿勢まで回動され、予備回動
突部12がレバー30の逃げ溝35に進入するととも
に、フォロワピン11がレバー30のカム溝34に進入
することになる。このようになれば、単に、レバー30
を図1の矢印A方向に回動させれば、前述したと同様
に、カム溝34のカム作用によりフォロワピン11がフ
ード部21内に引き込まれることになり、雌コネクタハ
ウジング10と雄コネクタハウジング20とが嵌合状態
になる。
コネクタハウジング10を雄コネクタハウジング20の
フード部21に挿入するというコネクタの嵌合のための
本来的操作を利用して予備回動突部12をレバー30に
当接させることでレバー30を初期姿勢に回動させるこ
とができる。従って、従来構造で必要としていた、ねじ
りコイルバネ等によるレバーの初期姿勢への付勢が不要
になり、その分、構造が極めて簡単になる上に組立作業
も簡単になるという優れた効果を奏する。
説明した実施例に限定されるものではなく、カム溝34
や逃げ溝35の形状は各部の寸法関係に応じて適切に変
更できる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のコネクタハウジングの一方に、他
方のコネクタハウジングに設けたフォロワピンと係合す
るカム溝を形成したレバーを回動自由に軸支し、前記レ
バーのカム溝に前記フォロワピンを導入してレバーを回
動させることにより前記カム溝のカム作用により前記両
コネクタハウジングを互いに引き寄せて嵌合させるよう
にしたものにおいて、 前記他方のコネクタハウジングには、前記フォロワピン
よりも前方において前記レバーに当接可能な予備回動突
部が設けられ、この予備回動突部は、前記レバーが前記
カム溝への前記フォロワピンの導入を可能にする初期姿
勢からずれていた場合に、前記両コネクタハウジングの
嵌合動作に伴って前記レバーに当接することでこれを回
動し、前記フォロワピンが前記カム溝の導入口の手前側
に所定寸法離間した状態で前記レバーを前記初期姿勢に
持ち来すようになっているとともに、 前記一方のコネクタハウジングと前記レバーとには、こ
のレバーが前記初期姿勢に持ち来されてから前記フォロ
ワピンが前記カム溝の導入口に臨むまでの間、前記予備
回動突部を嵌めて両コネクタハウジングの嵌合方向に沿
って案内するガイド溝が設けられている ことを特徴とす
るレバー式コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07091316A JP3106900B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | レバー式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07091316A JP3106900B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | レバー式コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08264228A JPH08264228A (ja) | 1996-10-11 |
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Family
ID=14023067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07091316A Expired - Fee Related JP3106900B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | レバー式コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106900B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP2002216894A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-08-02 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | レバー式コネクタ |
JP4622930B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2011-02-02 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP5211929B2 (ja) * | 2008-08-19 | 2013-06-12 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
CN116073304B (zh) * | 2023-04-06 | 2023-07-28 | 国网山东省电力公司潍坊市寒亭区供电公司 | 一种便于安装的电缆件 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP07091316A patent/JP3106900B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08264228A (ja) | 1996-10-11 |
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