JP3096350B2 - 積層ストレッチシュリンクフィルム - Google Patents
積層ストレッチシュリンクフィルムInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装時にフィルムをあ
る程度引き伸ばしながら包装し、その後、該フィルムを
熱収縮させて緊迫性を生じさせるストレッチシュリンク
フィルムに関するものである。尚、この様な包装方法の
ことを以下「ストレッチシュリンク包装」と称する。
る程度引き伸ばしながら包装し、その後、該フィルムを
熱収縮させて緊迫性を生じさせるストレッチシュリンク
フィルムに関するものである。尚、この様な包装方法の
ことを以下「ストレッチシュリンク包装」と称する。
【0002】
【従来技術】包装時にフィルムを引き伸ばしながら包装
する方法、即ち、ストレッチ包装方法は、従来から良く
知られている。例えば、社団法人・日本包装技術協会刊
「包装技術便覧」等に記載されている。しかも、該包装
に用いられるフィルムとしては、単層のフィルムは勿
論、最近では、特公平2−12187号公報に記載され
ているような多層構成のフィルムも知られている。しか
し、該包装方法では全体を均一に引き伸ばしながら包装
するのが困難なため、充分な緊迫性を有する包装体が得
られ難い。 そこで、最近ではストレッチシュリンク包
装方法が行なわれるようになってきた。そのような包装
に用いるストレッチシュリンクフィルムとしては、芯層
がポリプロピレン系樹脂で、両外層がエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体からなる積層フィルムが用いられている。
しかし、ストレッチシュリンク包装方法は熱収縮トンネ
ル内で加熱されるために該フィルムでは酢酸臭が発生
し、被包装物に匂いが移行するので特に食品等の包装に
は不適当でった。
する方法、即ち、ストレッチ包装方法は、従来から良く
知られている。例えば、社団法人・日本包装技術協会刊
「包装技術便覧」等に記載されている。しかも、該包装
に用いられるフィルムとしては、単層のフィルムは勿
論、最近では、特公平2−12187号公報に記載され
ているような多層構成のフィルムも知られている。しか
し、該包装方法では全体を均一に引き伸ばしながら包装
するのが困難なため、充分な緊迫性を有する包装体が得
られ難い。 そこで、最近ではストレッチシュリンク包
装方法が行なわれるようになってきた。そのような包装
に用いるストレッチシュリンクフィルムとしては、芯層
がポリプロピレン系樹脂で、両外層がエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体からなる積層フィルムが用いられている。
しかし、ストレッチシュリンク包装方法は熱収縮トンネ
ル内で加熱されるために該フィルムでは酢酸臭が発生
し、被包装物に匂いが移行するので特に食品等の包装に
は不適当でった。
【0003】そこで、本発明者等は以前、熱収縮トンネ
ルを通過させた後でも酢酸臭を発せず、しかも、熱収縮
応力が強く弾性回復率の高いストレッチシュリンク包装
用フィルムを、芯層がポリプロピレン系樹脂で、両外層
が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂からなるフィルム構成
にすることによりこれらの課題を解決した。(特願平3
−130378)しかし、該方法は、共押出方法により
製膜された未延伸原反を延伸する際に層間剥離を生じた
り、延伸時の層間歪みによると思われる白化を生じ、透
明性や光沢性等の光学的特性の低下を招いていた。
ルを通過させた後でも酢酸臭を発せず、しかも、熱収縮
応力が強く弾性回復率の高いストレッチシュリンク包装
用フィルムを、芯層がポリプロピレン系樹脂で、両外層
が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂からなるフィルム構成
にすることによりこれらの課題を解決した。(特願平3
−130378)しかし、該方法は、共押出方法により
製膜された未延伸原反を延伸する際に層間剥離を生じた
り、延伸時の層間歪みによると思われる白化を生じ、透
明性や光沢性等の光学的特性の低下を招いていた。
【0004】尚、特公昭61−3264号公報には、配
向ポリプロピレン基層の少なくとも片面にエチレンと炭
素数3〜10のα−オレフィンとの低密度線状コポリマ
ーを被覆している多層熱可フィルムが記載されている。
しかし、該発明には、該フィルムがヒートシール性に優
れていることは明記されているが、ストレッチシュリン
ク包装に使用出来ることは何等記載されておらず、しか
も、その様なことを示唆する記載もない。
向ポリプロピレン基層の少なくとも片面にエチレンと炭
素数3〜10のα−オレフィンとの低密度線状コポリマ
ーを被覆している多層熱可フィルムが記載されている。
しかし、該発明には、該フィルムがヒートシール性に優
れていることは明記されているが、ストレッチシュリン
ク包装に使用出来ることは何等記載されておらず、しか
も、その様なことを示唆する記載もない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱収縮トン
ネルを通過させた後でも酢酸臭を発生せず、しかも、層
間接着力が強く、透明性や光沢等の光学的特性に優れ、
その上、収縮応力や弾性回復の高い積層ストレッチシュ
リンクフィルムを提供しようとするものである。
ネルを通過させた後でも酢酸臭を発生せず、しかも、層
間接着力が強く、透明性や光沢等の光学的特性に優れ、
その上、収縮応力や弾性回復の高い積層ストレッチシュ
リンクフィルムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するために次のような手段を講じた。即ち、芯層
がエチレン−プロピレン共重合体又はエチレン−ブテン
−プロピレン共重合体或はこれらの混合物で、両外層が
直鎖状低密度ポリエチレンからなり、芯層と外層との間
の中間層が、エチレン−プロピレン共重合体又はエチレ
ン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合物
(A)と、密度0.910乃至0.925g/cm3 の
直鎖状低密度ポリエチレン(B)、及び、密度0.89
0乃至0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレ
ン(C)の混合物からなるようにした。
を解決するために次のような手段を講じた。即ち、芯層
がエチレン−プロピレン共重合体又はエチレン−ブテン
−プロピレン共重合体或はこれらの混合物で、両外層が
直鎖状低密度ポリエチレンからなり、芯層と外層との間
の中間層が、エチレン−プロピレン共重合体又はエチレ
ン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合物
(A)と、密度0.910乃至0.925g/cm3 の
直鎖状低密度ポリエチレン(B)、及び、密度0.89
0乃至0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレ
ン(C)の混合物からなるようにした。
【0007】芯層には、延伸性や熱収縮性更には弾性回
復率等の面から、プロピレンのホモポリマーでなくエチ
レン−プロピレン共重合体やエチレン−ブテン−プロピ
レン共重合体或はこれらの混合物からなるポリプロピレ
ン系樹脂を用いることが必要である。該樹脂のMIとし
ては、1.2乃至6.0g/10minが好ましい。
又、該樹脂の共重合割合としては、エチレン−プロピレ
ン共重合体の場合、エチレンの含有率が3乃至5wt%
が好ましく、エチレン−ブテン−プロピレン共重合体の
場合、エチレンとブテンとの合計の含有率が4乃至13
wt%が好ましい。尚、これら共重合体の樹脂を用いる
ことにより両外層の直鎖状低密度ポリエチレン層との積
層延伸が容易に行えるようになり、しかも、低温延伸が
可能になるため低温での熱収縮性が良好になる。
復率等の面から、プロピレンのホモポリマーでなくエチ
レン−プロピレン共重合体やエチレン−ブテン−プロピ
レン共重合体或はこれらの混合物からなるポリプロピレ
ン系樹脂を用いることが必要である。該樹脂のMIとし
ては、1.2乃至6.0g/10minが好ましい。
又、該樹脂の共重合割合としては、エチレン−プロピレ
ン共重合体の場合、エチレンの含有率が3乃至5wt%
が好ましく、エチレン−ブテン−プロピレン共重合体の
場合、エチレンとブテンとの合計の含有率が4乃至13
wt%が好ましい。尚、これら共重合体の樹脂を用いる
ことにより両外層の直鎖状低密度ポリエチレン層との積
層延伸が容易に行えるようになり、しかも、低温延伸が
可能になるため低温での熱収縮性が良好になる。
【0008】両外層には、酢酸臭の回避や高熱収縮応力
の面から直鎖状低密度ポリエチレンを用いる。そして、
弾性回復率や延伸加工性の面から密度0.890乃至
0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンを用
いるのが好ましい。更に、透明性や光沢性等の光学的特
性を向上させるために、上記直鎖状低密度ポリエチレン
に密度0.910乃至0.925g/cm3 の直鎖状低
密度ポリエチレンを混合させるのが好ましい。尚、上記
2種類の直鎖状低密度ポリエチレンのメルトインデック
スは共に0.5乃至10g/10minの範囲内である
ことが製膜性や延伸性の面から好ましい。
の面から直鎖状低密度ポリエチレンを用いる。そして、
弾性回復率や延伸加工性の面から密度0.890乃至
0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンを用
いるのが好ましい。更に、透明性や光沢性等の光学的特
性を向上させるために、上記直鎖状低密度ポリエチレン
に密度0.910乃至0.925g/cm3 の直鎖状低
密度ポリエチレンを混合させるのが好ましい。尚、上記
2種類の直鎖状低密度ポリエチレンのメルトインデック
スは共に0.5乃至10g/10minの範囲内である
ことが製膜性や延伸性の面から好ましい。
【0009】芯層と外層との間の中間層には、層間接着
性を向上させて層間剥離を無くし、又、透明性や光沢性
等の光学的特性の低下をもたらると思われる層間歪みを
阻止するために、エチレン−プロピレン共重合体又はエ
チレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合
物(A)と、密度0.910乃至0.925g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレン(B)と、密度0.890
乃至0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(C)の混合物を用いる。
性を向上させて層間剥離を無くし、又、透明性や光沢性
等の光学的特性の低下をもたらると思われる層間歪みを
阻止するために、エチレン−プロピレン共重合体又はエ
チレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合
物(A)と、密度0.910乃至0.925g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレン(B)と、密度0.890
乃至0.907g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(C)の混合物を用いる。
【0010】上記混合物におけるエチレン−プロピレン
共重合体又はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体或
はこれらの混合物(A)の占める割合は30乃至70w
t%、直鎖状低密度ポリエチレン(B)と(C)の混合
割合は1:5乃至5:1の範囲内であるのが適当であ
る。エチレン−プロピレン共重合体又はエチレン−ブテ
ン−プロピレン共重合体或はこれらの混合物(A)の占
める割合が上記範囲に満たない場合も、上記範囲を超え
る場合も共に、層間歪みに起因すると思われる透明性や
光沢性等が劣る。又、直鎖状低密度ポリエチレン(B)
と(C)の混合割合が上記範囲以外でも、延伸時に生じ
る層間歪みに起因すると思われる白化を生じ、透明性や
光沢性が低下する。
共重合体又はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体或
はこれらの混合物(A)の占める割合は30乃至70w
t%、直鎖状低密度ポリエチレン(B)と(C)の混合
割合は1:5乃至5:1の範囲内であるのが適当であ
る。エチレン−プロピレン共重合体又はエチレン−ブテ
ン−プロピレン共重合体或はこれらの混合物(A)の占
める割合が上記範囲に満たない場合も、上記範囲を超え
る場合も共に、層間歪みに起因すると思われる透明性や
光沢性等が劣る。又、直鎖状低密度ポリエチレン(B)
と(C)の混合割合が上記範囲以外でも、延伸時に生じ
る層間歪みに起因すると思われる白化を生じ、透明性や
光沢性が低下する。
【0011】中間層がエチレン−プロピレン共重合体又
はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの
混合物(A)のみからなる場合、層間接着性が劣り、延
伸加工時に層間剥離を生じてしまう。又、中間層が直鎖
状低密度ポリエチレン(B)又は(C)のみからなる場
合も、層間接着性が劣り、延伸加工時に層間剥離を生じ
てしまう。更に、エチレン−プロピレン共重合体又はエ
チレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合
物(A)と直鎖状低密度ポリエチレン(B)又は(C)
のどちらか一方のみの混合物からなる場合には、延伸加
工時に生じる層間の歪みと思われるフィルムの白化が生
じ、透明性や光沢性が低下する。尚、上記中間層は、本
発明の特定条件を満足するものであれば、本発明の積層
ストレッチシュリンクフィルムの生産時に生じる不適格
品等の再生原料を使用することが出来る。
はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの
混合物(A)のみからなる場合、層間接着性が劣り、延
伸加工時に層間剥離を生じてしまう。又、中間層が直鎖
状低密度ポリエチレン(B)又は(C)のみからなる場
合も、層間接着性が劣り、延伸加工時に層間剥離を生じ
てしまう。更に、エチレン−プロピレン共重合体又はエ
チレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの混合
物(A)と直鎖状低密度ポリエチレン(B)又は(C)
のどちらか一方のみの混合物からなる場合には、延伸加
工時に生じる層間の歪みと思われるフィルムの白化が生
じ、透明性や光沢性が低下する。尚、上記中間層は、本
発明の特定条件を満足するものであれば、本発明の積層
ストレッチシュリンクフィルムの生産時に生じる不適格
品等の再生原料を使用することが出来る。
【0012】又、本発明の積層ストレッチシュリンクフ
ィルムは、上記フィルム構成に共押出され未延伸積層原
反を延伸加工されていることが熱収縮性を持たせるため
に必要である。しかも、該フィルムは低温で熱収縮を生
じさせるものが好ましい。その点、上記フィルム構成は
低温で容易に延伸加工が行えるので、低温で熱収縮させ
ることが出来る。尚、延伸加工方法としては特に限定さ
れるものではなく、従来一般に行われているテンター方
式や、インフレーション方式が採用出来る。そして、好
ましくは二軸方向に延伸加工されているのが包装仕上が
りの面から望ましい。
ィルムは、上記フィルム構成に共押出され未延伸積層原
反を延伸加工されていることが熱収縮性を持たせるため
に必要である。しかも、該フィルムは低温で熱収縮を生
じさせるものが好ましい。その点、上記フィルム構成は
低温で容易に延伸加工が行えるので、低温で熱収縮させ
ることが出来る。尚、延伸加工方法としては特に限定さ
れるものではなく、従来一般に行われているテンター方
式や、インフレーション方式が採用出来る。そして、好
ましくは二軸方向に延伸加工されているのが包装仕上が
りの面から望ましい。
【0013】本発明の積層ストレッチシュリンクフィル
ムの全体厚みとしては、10乃至25μの範囲が好まし
い。そして、各中間層の厚みとしては、2乃至8μの範
囲が好ましい。各中間層の厚みが2μに満たない場合に
は層間接着強度の向上が見られず層間剥離や白化等を生
じ、8μを越える場合には各樹脂の相溶性が充分でない
ために透明性が劣る。又、該両外層の厚みの和は、延伸
性や弾性回復率の面から、フィルム全体厚みの10乃至
90%であることが好ましい。両外層の厚みの和が10
%未満では弾性回復率に劣り、90%を越えると熱収縮
応力が弱くなる。尚、両中間層や両外層の厚みは、左右
ほぼ同じ厚みにするのが、得られるフィルムのカール性
を無くする面から好ましい。
ムの全体厚みとしては、10乃至25μの範囲が好まし
い。そして、各中間層の厚みとしては、2乃至8μの範
囲が好ましい。各中間層の厚みが2μに満たない場合に
は層間接着強度の向上が見られず層間剥離や白化等を生
じ、8μを越える場合には各樹脂の相溶性が充分でない
ために透明性が劣る。又、該両外層の厚みの和は、延伸
性や弾性回復率の面から、フィルム全体厚みの10乃至
90%であることが好ましい。両外層の厚みの和が10
%未満では弾性回復率に劣り、90%を越えると熱収縮
応力が弱くなる。尚、両中間層や両外層の厚みは、左右
ほぼ同じ厚みにするのが、得られるフィルムのカール性
を無くする面から好ましい。
【0014】
【作 用】本発明の積層ストレッチシュリンクフィルム
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を全く使用していな
いので酢酸臭を発するようなことがない。又、芯層にポ
リプロピレン系樹脂を使用することにより、延伸加工性
が良好であるばかりか、熱収縮応力の強いフィルムが得
られる。中間層に特定の樹脂組成物を用いることによ
り、芯層と外層との接着性が向上し、延伸時に層間剥離
が生ぜず、しかも、延伸時の層間歪みに起因すると思わ
れる白化が生ぜず、透明性や光沢性等の光学的特性が低
下しない。更に、両外層に直鎖状低密度ポリエチレンを
用いることにより芯層のポリプロピレン系樹脂の特徴で
ある熱収縮応力を大幅に低下させず、強い熱収縮応力を
発揮させることができ、しかも、良好なる弾性回復率を
生じさせることが出来る。
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を全く使用していな
いので酢酸臭を発するようなことがない。又、芯層にポ
リプロピレン系樹脂を使用することにより、延伸加工性
が良好であるばかりか、熱収縮応力の強いフィルムが得
られる。中間層に特定の樹脂組成物を用いることによ
り、芯層と外層との接着性が向上し、延伸時に層間剥離
が生ぜず、しかも、延伸時の層間歪みに起因すると思わ
れる白化が生ぜず、透明性や光沢性等の光学的特性が低
下しない。更に、両外層に直鎖状低密度ポリエチレンを
用いることにより芯層のポリプロピレン系樹脂の特徴で
ある熱収縮応力を大幅に低下させず、強い熱収縮応力を
発揮させることができ、しかも、良好なる弾性回復率を
生じさせることが出来る。
【0015】
【実施例及び比較例】以下、実施例及び比較例を示し、
本発明の内容をより具体的に説明する。尚、本発明は、
実施例に記載された事項によって、限定されるものでな
いことは当然である。尚、本発明において、弾性回復率
は次のような方法によって測定した。まず、幅10m
m、長さ200mmの試験片の中央部に標線間50mm
の標線を付ける。該試験片をチャック間が100mmに
なるように引張試験機に装着し、標線間が100mmに
なるまで200mm/minの速度で引っ張る。そし
て、そのままの状態で1分間放置する。次に、引張応力
が零になるまで200mm/minの速度で緩めてから
試験片をチャックから取りはずし、60分間放置する。
そして、標線間の距離L(mm)を測り、次の式により
求めた。
本発明の内容をより具体的に説明する。尚、本発明は、
実施例に記載された事項によって、限定されるものでな
いことは当然である。尚、本発明において、弾性回復率
は次のような方法によって測定した。まず、幅10m
m、長さ200mmの試験片の中央部に標線間50mm
の標線を付ける。該試験片をチャック間が100mmに
なるように引張試験機に装着し、標線間が100mmに
なるまで200mm/minの速度で引っ張る。そし
て、そのままの状態で1分間放置する。次に、引張応力
が零になるまで200mm/minの速度で緩めてから
試験片をチャックから取りはずし、60分間放置する。
そして、標線間の距離L(mm)を測り、次の式により
求めた。
【0016】 弾性回復率(%)={(100−L)÷50}×100
【0017】又、100℃での熱収縮率は次のような方
法によって測定した。即ち、一辺が100mmの正方形
に切断された試験片を100℃のグリセリンバス中に浸
漬させる。その際生じる熱収縮量を基の試験片の長さの
100分率で求めた。更に、熱収縮応力は次のような方
法によって測定した。即ち、幅10mm、長さ50mm
の試験片をチャック間が30mmになるように熱収縮応
力測定機に装着し、100℃のグリセリンバス中に浸漬
させる。その際、チャック間に生じる応力を熱収縮応力
として単位「kg/cm2 」で求めた。
法によって測定した。即ち、一辺が100mmの正方形
に切断された試験片を100℃のグリセリンバス中に浸
漬させる。その際生じる熱収縮量を基の試験片の長さの
100分率で求めた。更に、熱収縮応力は次のような方
法によって測定した。即ち、幅10mm、長さ50mm
の試験片をチャック間が30mmになるように熱収縮応
力測定機に装着し、100℃のグリセリンバス中に浸漬
させる。その際、チャック間に生じる応力を熱収縮応力
として単位「kg/cm2 」で求めた。
【0018】
【実施例1】芯層がエチレン含有率4.7wt%のエチ
レン−プロピレン共重合体で、両外層が密度0.920
g/cm3 、メルトインデックス0.8g/10min
の直鎖状低密度ポリエチレンと密度0.900g/cm
3 、メルトインデックス10.0g/10minの直鎖
状低密度ポリエチレンの1:1の混合物からなり、中間
層が上記エチレン−プロピレン共重合体(A)と、密度
0.925g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレン
(B)と密度0.900g/cm3 の直鎖状低密度ポリ
エチレン(C)を1:1:1に混合した樹脂組成物から
なる積層チューブ状未延伸原反を共押出法によって得
た。得られた原反をインフレーション法により二軸延伸
し、積層ストレッチシュリンクフィルムを得た。尚、得
られたフィルムは全体厚みが15μで芯層が3μ、両外
層がそれぞれ7.5μ、両中間層がそれぞれ4.5μで
あった。尚、フィルム全体厚みに対する両外層の厚みの
和は約50%であった。得られた積層ストレッチシュリ
ンクフィルムを用いて、トレーに山盛りにされた胡瓜の
ストレッチシュリンク包装を行った。その結果、熱収縮
トンネル通過後においても包装体内に酢酸臭が存在する
ようなこともなく、結束力と緊迫性に優れ、しかも、透
明性や光沢性等の光学的特性が良好で商品のディスプレ
イ効果に優れていた。尚、該フィルムの熱収縮応力は1
6kg/cm3 、100℃での熱収縮率は45%、そし
て、弾性回復率は90%であった。又、Haze、Gl
ossはそれぞれ0.3%、155%であった。
レン−プロピレン共重合体で、両外層が密度0.920
g/cm3 、メルトインデックス0.8g/10min
の直鎖状低密度ポリエチレンと密度0.900g/cm
3 、メルトインデックス10.0g/10minの直鎖
状低密度ポリエチレンの1:1の混合物からなり、中間
層が上記エチレン−プロピレン共重合体(A)と、密度
0.925g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレン
(B)と密度0.900g/cm3 の直鎖状低密度ポリ
エチレン(C)を1:1:1に混合した樹脂組成物から
なる積層チューブ状未延伸原反を共押出法によって得
た。得られた原反をインフレーション法により二軸延伸
し、積層ストレッチシュリンクフィルムを得た。尚、得
られたフィルムは全体厚みが15μで芯層が3μ、両外
層がそれぞれ7.5μ、両中間層がそれぞれ4.5μで
あった。尚、フィルム全体厚みに対する両外層の厚みの
和は約50%であった。得られた積層ストレッチシュリ
ンクフィルムを用いて、トレーに山盛りにされた胡瓜の
ストレッチシュリンク包装を行った。その結果、熱収縮
トンネル通過後においても包装体内に酢酸臭が存在する
ようなこともなく、結束力と緊迫性に優れ、しかも、透
明性や光沢性等の光学的特性が良好で商品のディスプレ
イ効果に優れていた。尚、該フィルムの熱収縮応力は1
6kg/cm3 、100℃での熱収縮率は45%、そし
て、弾性回復率は90%であった。又、Haze、Gl
ossはそれぞれ0.3%、155%であった。
【0019】
【比較例1】芯層には、実施例1と同様、エチレン含有
率4.7wt%のエチレン−プロピレン共重合体を、両
外層には、実施例1における直鎖状低密度ポリエチレン
の混合物に変えて酢酸ビニル含有量1.5wt%、MI
3.0g/10minのエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、そして、中間層には上記エチレン−プロピレン共重
合体とエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物を1:2
に混合した合樹脂組成物を用いる以外は、実施例1と同
じ方法によって多層ストレッチシュリンクフィルムを得
た。該フィルムを用いて、実施例1と同様、トレーに山
盛りにされた胡瓜のストレッチシュリンク包装を行っ
た。しかし、該包装体は開封時に包装体内には酢酸臭が
漂い、しかも、該フィルムは乳白色でディスプレイ効果
に劣り商品価値を大幅に低下させるものであった。又、
結束力にも劣るものであった。尚、該フィルムの熱収縮
応力は8.0kg/cm2 で、弾性回復率は40%であ
り、Haze、Glossはそれぞれ4.5%及び10
0%であった。
率4.7wt%のエチレン−プロピレン共重合体を、両
外層には、実施例1における直鎖状低密度ポリエチレン
の混合物に変えて酢酸ビニル含有量1.5wt%、MI
3.0g/10minのエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、そして、中間層には上記エチレン−プロピレン共重
合体とエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物を1:2
に混合した合樹脂組成物を用いる以外は、実施例1と同
じ方法によって多層ストレッチシュリンクフィルムを得
た。該フィルムを用いて、実施例1と同様、トレーに山
盛りにされた胡瓜のストレッチシュリンク包装を行っ
た。しかし、該包装体は開封時に包装体内には酢酸臭が
漂い、しかも、該フィルムは乳白色でディスプレイ効果
に劣り商品価値を大幅に低下させるものであった。又、
結束力にも劣るものであった。尚、該フィルムの熱収縮
応力は8.0kg/cm2 で、弾性回復率は40%であ
り、Haze、Glossはそれぞれ4.5%及び10
0%であった。
【0020】
【比較例2】実施例1における芯層のエチレン−プロピ
レン共重合体をポリプロピレンのホモポリマーに変える
以外は実施例1と同じ方法によって多層ストレッチシュ
リンクフィルムを得た。該フィルムを用いて、実施例1
と同様、トレーに山盛りにされた胡瓜のストレッチシュ
リンク包装を行った。しかし、該フィルムは熱収縮特性
や弾性回復率に劣り、良好なストレッチシュリンク包装
体が得られなかった。尚、該フィルムの100℃での熱
収縮率は20%で、弾性回復率は35%で共に劣ってい
た。又、Haze、Glossはそれぞれ2.5%及び
125%であった。
レン共重合体をポリプロピレンのホモポリマーに変える
以外は実施例1と同じ方法によって多層ストレッチシュ
リンクフィルムを得た。該フィルムを用いて、実施例1
と同様、トレーに山盛りにされた胡瓜のストレッチシュ
リンク包装を行った。しかし、該フィルムは熱収縮特性
や弾性回復率に劣り、良好なストレッチシュリンク包装
体が得られなかった。尚、該フィルムの100℃での熱
収縮率は20%で、弾性回復率は35%で共に劣ってい
た。又、Haze、Glossはそれぞれ2.5%及び
125%であった。
【0021】
【比較例3乃至8】芯層のポリプロピレン系樹脂として
エチレン含有率2.8wt%、ブテン含有率3.6wt
%のエチレン−ブテン−プロピレン共重合体を使用し、
両外層の直鎖状低密度ポリエチレンとしては、実施例1
で用いたと同じ樹脂混合物を用い、中間層にはポリプロ
ピレン系樹脂(A)として上記エチレン含有率2.8w
t%、ブテン含有率3.6wt%のエチレン−ブテン−
プロピレン共重合体を、直鎖状低密度ポリエチレン
(B)と(C)として実施例1に用いた密度0.920
g/cm3 、メルトインデックス0.8g/10min
の直鎖状低密度ポリエチレンと密度0.900g/cm
3 、メルトインデックス10.0g/10minの直鎖
状低密度ポリエチレンを表1に示される割合に混合され
た樹脂組成物を用い、実施例1と同様な方法によって多
層ストレッチシュリンクフィルムを得た。尚、フィルム
の全体厚み及び各層の厚みは、それぞれ実施例1と全て
同じにした。
エチレン含有率2.8wt%、ブテン含有率3.6wt
%のエチレン−ブテン−プロピレン共重合体を使用し、
両外層の直鎖状低密度ポリエチレンとしては、実施例1
で用いたと同じ樹脂混合物を用い、中間層にはポリプロ
ピレン系樹脂(A)として上記エチレン含有率2.8w
t%、ブテン含有率3.6wt%のエチレン−ブテン−
プロピレン共重合体を、直鎖状低密度ポリエチレン
(B)と(C)として実施例1に用いた密度0.920
g/cm3 、メルトインデックス0.8g/10min
の直鎖状低密度ポリエチレンと密度0.900g/cm
3 、メルトインデックス10.0g/10minの直鎖
状低密度ポリエチレンを表1に示される割合に混合され
た樹脂組成物を用い、実施例1と同様な方法によって多
層ストレッチシュリンクフィルムを得た。尚、フィルム
の全体厚み及び各層の厚みは、それぞれ実施例1と全て
同じにした。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかな如く、中間層がポリプロ
ピレン系樹脂(A)のみからなる比較例3のフィルム、
密度0.920g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(B)のみからなる比較例4のフィルム、そして、密度
0.900g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(C)のみからなる比較例5のフィルムは共に延伸加工
時に層間剥離を生じ、HazeやGlossも悪かっ
た。又、中間層がポリプロピレン系樹脂(A)と直鎖状
低密度ポリエチレン(B)との混合物からなる比較例6
のフィルム、ポリプロピレン系樹脂(A)と直鎖状低密
度ポリエチレン(C)との混合物からなる比較例7のフ
ィルム、そして、直鎖状低密度ポリエチレン(B)と直
鎖状低密度ポリエチレン(C)の混合物からなる比較例
8のフィルムは共に延伸時に生じる層間歪みによりHa
zeやGlossが低下していた。
ピレン系樹脂(A)のみからなる比較例3のフィルム、
密度0.920g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(B)のみからなる比較例4のフィルム、そして、密度
0.900g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
(C)のみからなる比較例5のフィルムは共に延伸加工
時に層間剥離を生じ、HazeやGlossも悪かっ
た。又、中間層がポリプロピレン系樹脂(A)と直鎖状
低密度ポリエチレン(B)との混合物からなる比較例6
のフィルム、ポリプロピレン系樹脂(A)と直鎖状低密
度ポリエチレン(C)との混合物からなる比較例7のフ
ィルム、そして、直鎖状低密度ポリエチレン(B)と直
鎖状低密度ポリエチレン(C)の混合物からなる比較例
8のフィルムは共に延伸時に生じる層間歪みによりHa
zeやGlossが低下していた。
【0024】
【効 果】本発明の積層ストレッチシュリンクフィルム
を用いた包装体は、熱収縮トンネルを通過させても酢酸
臭を発生させないので食品等の包装に好適で、しかも、
透明性や光沢性等の光学的特性が良好なので、商品のデ
ィスプレイ効果に優れている。又、本発明の積層ストレ
ッチシュリンクフィルムを用いた包装体は、回復弾性率
が高いので、指等で押されて生じた窪み等が時間の経過
とともに無くなってくる。更に、本発明の多層ストレッ
チシュリンクフィルムは、収縮応力が強いので、結束力
の強い集積包装体が得られる。
を用いた包装体は、熱収縮トンネルを通過させても酢酸
臭を発生させないので食品等の包装に好適で、しかも、
透明性や光沢性等の光学的特性が良好なので、商品のデ
ィスプレイ効果に優れている。又、本発明の積層ストレ
ッチシュリンクフィルムを用いた包装体は、回復弾性率
が高いので、指等で押されて生じた窪み等が時間の経過
とともに無くなってくる。更に、本発明の多層ストレッ
チシュリンクフィルムは、収縮応力が強いので、結束力
の強い集積包装体が得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−173641(JP,A) 特開 平2−258526(JP,A) 特開 平1−195043(JP,A) 特開 平1−56547(JP,A) 特開 昭62−13338(JP,A) 特開 昭63−214446(JP,A) 特開 平3−215034(JP,A) 特表 平6−500963(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00
Claims (1)
- 【請求項1】 芯層がエチレン−プロピレン共重合体又
はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体或はこれらの
混合物で、両外層が直鎖状低密度ポリエチレンからな
り、芯層と外層との間の中間層が、エチレン−プロピレ
ン共重合体又はエチレン−ブテン−プロピレン共重合体
或はこれらの混合物(A)と、密度0.910乃至0.
925g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン(B)、
及び、密度0.890乃至0.907g/cm3 の直鎖
状低密度ポリエチレン(C)の混合物からなる共押出未
延伸原反に延伸加工が施されたことを特徴とする積層ス
トレッチシュリンクフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158392A JP3096350B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 積層ストレッチシュリンクフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9158392A JP3096350B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 積層ストレッチシュリンクフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115027A JPH06115027A (ja) | 1994-04-26 |
JP3096350B2 true JP3096350B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14030574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9158392A Expired - Fee Related JP3096350B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 積層ストレッチシュリンクフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096350B2 (ja) |
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JP4795978B2 (ja) * | 2007-01-16 | 2011-10-19 | リンテック株式会社 | バックプリント用シートおよびバックプリント粘着シート |
WO2015004314A1 (en) * | 2013-07-12 | 2015-01-15 | Upm Raflatac Oy | Multilayer film for label and a method for providing such |
JP6667958B2 (ja) * | 2016-04-18 | 2020-03-18 | フタムラ化学株式会社 | 引裂方向性シーラントフィルム及びフィルム積層体 |
EP4219156A1 (en) * | 2022-01-28 | 2023-08-02 | Dow Global Technologies LLC | Multilayer films comprising ethylene-based polymers |
EP4219155A1 (en) * | 2022-01-28 | 2023-08-02 | Dow Global Technologies LLC | Multilayer films comprising ethylene-based polymers |
EP4219158A1 (en) * | 2022-01-28 | 2023-08-02 | Dow Global Technologies LLC | Multilayer films comprising ethylene-based polymers |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP9158392A patent/JP3096350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06115027A (ja) | 1994-04-26 |
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