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JP3090988U - テレビジョン調整システムおよびホワイトバランス調整用コンピュータ - Google Patents

テレビジョン調整システムおよびホワイトバランス調整用コンピュータ

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JP3090988U
JP3090988U JP2002003896U JP2002003896U JP3090988U JP 3090988 U JP3090988 U JP 3090988U JP 2002003896 U JP2002003896 U JP 2002003896U JP 2002003896 U JP2002003896 U JP 2002003896U JP 3090988 U JP3090988 U JP 3090988U
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JP
Japan
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television
value
white balance
signal
color component
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JP2002003896U
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ザイヌディン・ビン・アダン
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホワイトバランスを調整する作業に時間がか
かるという問題があった。 【解決手段】 PAL方式(第一の放送方式)とSEC
AM方式(第二の放送方式)の基準のテレビジョン信号
を生成して上記テレビジョンに対して出力し、PAL方
式の基準のテレビジョン信号が出力されている状態にお
いて表示映像の色成分量を検出して第一の色成分値を取
得し、SECAM方式の基準のテレビジョン信号が出力
されている状態において表示映像の色成分量を検出して
第二の色成分値を取得し、取得した第一・第二の色成分
値の差異に基づいてSECAM黒レベル調整値(第二放
送用調整値)を決定してテレビジョンに対して出力する
ことにより上記ホワイトバランス調整を行うようにし
た。ホワイトバランスの調整作業が軽減される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数の放送方式によるテレビジョン信号を入力して映像を表示する テレビジョンのホワイトバランスを調整するテレビジョン調整システムおよびホ ワイトバランス調整用コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン等の生産工場では、PAL方式とSECAM方式とによる テレビジョン信号を入力して映像を表示可能なテレビジョンのホワイトバランス を調整する作業が行われている。この作業を行うために用いられるテレビジョン 調整システムは、信号発生回路と、カラーアナライザと、ホワイトバランス調整 用コンピュータとから構成される。なお、テレビジョンのEEPROMには、P AL方式のテレビジョン信号に基づく映像のホワイトバランスを調整するホワイ トバランス調整値と、SECAM方式のテレビジョン信号に基づく映像の黒レベ ルを調整するSECAM黒レベル調整値とが記憶されるようになっている。そし て、テレビジョンに内蔵されたクロマICは、入力されるホワイトバランス調整 値により映像のホワイトバランス調整を行うとともに、テレビジョン信号がSE CAM方式であるときには、入力されるSECAM黒レベル調整値によりホワイ トバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスをさらに調整する処理を行う 。
【0003】 信号発生回路は、テレビジョンのRF信号入力部等に接続されて、PAL方式 の基準のテレビジョン信号と、SECAM方式の基準のテレビジョン信号とを生 成してテレビジョンに対して出力することが可能である。同基準のテレビジョン 信号がテレビジョンに入力されている状態において、カラーアナライザは、テレ ビジョンの表示映像の色成分量を検出して対応する色成分値(例えばCIE規格 におけるxy色度に対応した値)を出力する。工場の作業者は、出力された色成 分値を視認して、対象のテレビジョンのホワイトバランスが調整されるようなホ ワイトバランス調整値とSECAM黒レベル調整値とをホワイトバランス調整用 コンピュータに操作入力している。同コンピュータは、テレビジョンに接続され ており、これらの調整値をテレビジョンに対して出力する。すると、テレビジョ ンは、内蔵するマイコンの制御によりこれらの調整値を入手してEEPROMに 記憶させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、次のような課題があった。 すなわち、工場の作業者はカラーアナライザから出力される色成分値を視認し てマニュアルによりホワイトバランス調整値とSECAM黒レベル調整値とを設 定しなければならないため、ホワイトバランスを調整する作業に時間がかかると いう問題があった。このため、工場でのホワイトバランスの調整作業を軽減させ たいという希望があった。 また、特開平6−6696号公報に開示された技術も知られているが、電源電 圧の変動による黒レベルの変動を防止する技術であり、ホワイトバランス調整値 とSECAM黒レベル調整値とを設定する作業を軽減させるものではない。 さらに、特開平4−326890号公報に開示された技術も知られているが、 ビデオ/クロマ集積回路から出力される色差信号の直流電圧レベルのばらつきを 補正するものであり、同様にホワイトバランス調整値とSECAM黒レベル調整 値とを設定する作業を軽減させるものではない。
【0005】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、ホワイトバランスの調整作 業を軽減させることが可能なテレビジョン調整システムおよびホワイトバランス 調整用コンピュータの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、PAL方式のテレビジョ ン信号に基づく映像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整値とS ECAM方式のテレビジョン信号に基づく映像の黒レベルを調整するSECAM 黒レベル調整値とを入力して記憶可能であり、テレビジョン信号を入力したとき に同ホワイトバランス調整値を読み出して内蔵するクロマICにて映像のホワイ トバランスを同ホワイトバランス調整値により調整するとともに、テレビジョン 信号がSECAM方式であるときには同SECAM黒レベル調整値も読み出して 同クロマICにて同ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを 同SECAM黒レベル調整値によりさらに調整して映像を表示するテレビジョン に対し、上記ホワイトバランス調整値を決定するためのPAL方式の基準のテレ ビジョン信号と上記SECAM黒レベル調整値を決定するためのSECAM方式 の基準のテレビジョン信号とを生成して出力する信号発生回路と、上記信号発生 回路から上記基準のテレビジョン信号が出力されている状態において上記テレビ ジョンにて表示される映像の色成分量を検出して対応する色成分値を出力可能な カラーアナライザと、上記ホワイトバランス調整値およびSECAM黒レベル調 整値を出力することにより上記テレビジョンにて表示される映像のホワイトバラ ンス調整を行うホワイトバランス調整用コンピュータとを備えるテレビジョン調 整システムにおいて、上記ホワイトバランス調整用コンピュータは、上記信号発 生回路から上記PAL方式の基準のテレビジョン信号が出力されている状態にお いて上記カラーアナライザから出力される第一の色成分値を取得し、当該第一の 色成分値に基づいて上記ホワイトバランス調整値を決定して同テレビジョンに対 して出力するとともに、上記信号発生回路から上記SECAM方式の基準のテレ ビジョン信号が出力されている状態において上記カラーアナライザから出力され る第二の色成分値を取得し、取得した第一および第二の色成分値の差と所定の基 準値とを比較することにより同第一および第二の色成分値の差が所定範囲外であ るか否かを判定し、同差が所定範囲外であると判定したときには、同差に基づい て上記SECAM黒レベル調整値を算出して上記テレビジョンに対して出力した 後に上記カラーアナライザから上記第二の色成分値を取得する処理を、同取得し た第二の色成分値と取得済みの上記第一の色成分値との差が同所定範囲内となる まで繰り返し行う構成としてある。
【0007】 すなわち、テレビジョンには信号発生回路により生成される基準のテレビジョ ン信号が入力される。テレビジョンにPAL方式の基準のテレビジョン信号が入 力されている状態において、テレビジョンにて表示される映像の色成分量はカラ ーアナライザにより検出されて第一の色成分値として取得される。ホワイトバラ ンス調整値は、第一の色成分値に基づいて自動的に決定され、テレビジョンに対 して出力される。すると、テレビジョンは、同決定されたホワイトバランス調整 値により、ホワイトバランスを調整して映像を表示することができる。
【0008】 また、テレビジョンにSECAM方式の基準のテレビジョン信号が入力されて いる状態において、テレビジョンにて表示される映像の色成分量は同カラーアナ ライザにより検出されて第二の色成分値として取得される。そして、第一および 第二(以下、第一・第二とも記載)の色成分値の差と基準値とが比較される。同 第一・第二の色成分値の差が所定範囲外であるとき、同差に基づいてSECAM 黒レベル調整値が算出されてテレビジョンに対して出力される。すると、テレビ ジョンは同算出されたSECAM黒レベル調整値によりホワイトバランスを調整 して映像を表示する。その後、再びカラーアナライザにて第二の色成分値が取得 される。この一連の処理は、取得された第二の色成分値と取得済みの上記第一の 色成分値との差が同所定範囲内となるまで繰り返し行われる。 ここで、SECAM黒レベル調整値は第一・第二の色成分値の差異が小さくな るように決定されているので、テレビジョンは同SECAM黒レベル調整値を入 手して、テレビジョン信号がSECAM方式であるときにはホワイトバランス調 整値に基づく映像のホワイトバランスを同SECAM黒レベル調整値によりさら に調整する。この結果、テレビジョンは、第一・第二の放送方式双方にて良好な ホワイトバランスにより映像を表示することができる。
【0009】 このように、ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを調整 可能なSECAM黒レベル調整値が自動的に決定されてテレビジョンに対して出 力されるので、当該テレビジョンのホワイトバランスの調整作業を軽減させるこ とができ、ひいてはテレビジョンの量産性を向上させることができる。 なお、ホワイトバランス調整用コンピュータが上記調整値をテレビジョンに対 して出力する際には、バッファアンプ等を介して出力するようにしてもよい。
【0010】 ところで、複数の放送方式のテレビジョン信号を入力して映像を表示するテレ ビジョンにも、本考案を適用することが可能である。そこで、請求項2にかかる 考案は、第一の放送方式のテレビジョン信号に基づく映像のホワイトバランスを 調整するホワイトバランス調整値を記憶するとともに第二の放送方式のテレビジ ョン信号に基づく映像を調整する第二放送用調整値を入力して記憶可能であって テレビジョン信号を入力したときに映像のホワイトバランスを同ホワイトバラン ス調整値により調整するとともにテレビジョン信号が第二の放送方式であるとき には同ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同第二放送用 調整値によりさらに調整して映像を表示するテレビジョンに対して、映像のホワ イトバランス調整を行うテレビジョン調整システムであって、第一および第二の 放送方式の基準のテレビジョン信号を生成して上記テレビジョンに対して出力す る信号発生手段と、この信号発生手段から第一の放送方式の基準のテレビジョン 信号が出力されている状態において、上記テレビジョンにて表示される映像の色 成分量を検出して第一の色成分値を取得する第一色成分値取得手段と、上記信号 発生手段から第二の放送方式の基準のテレビジョン信号が出力されている状態に おいて、上記テレビジョンにて表示される映像の色成分量を検出して第二の色成 分値を取得する第二色成分値取得手段と、取得された上記第一および第二の色成 分値の差異に基づいて上記第二放送用調整値を決定して上記テレビジョンに対し て出力することにより上記ホワイトバランス調整を行う調整手段とを具備する構 成としてある。
【0011】 すなわち、テレビジョンには信号発生手段により生成される基準のテレビジョ ン信号が入力される。テレビジョンに第一の放送方式の基準のテレビジョン信号 が入力されている状態において、テレビジョンにて表示される映像の色成分量は 第一色成分値取得手段により検出されて第一の色成分値として取得される。また 、テレビジョンに第二の放送方式の基準のテレビジョン信号が入力されている状 態において、テレビジョンにて表示される映像の色成分量は第二色成分値取得手 段により検出されて第二の色成分値として取得される。そして、取得された第一 ・第二の色成分値の差異に基づいて、調整手段により第二放送用調整値が決定さ れ、テレビジョンに対して出力される。ここで、第二放送用調整値は第一・第二 の色成分値の差異に基づいて決定されているので、テレビジョンは同第二放送用 調整値を入手して、テレビジョン信号が第二の放送方式であるときにはホワイト バランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同第二放送用調整値によりさ らに調整する。この結果、テレビジョンは、第一・第二の放送方式双方にて良好 なホワイトバランスにより映像を表示することができる。
【0012】 このように、ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを調整 可能な第二放送用調整値が自動的に決定されてテレビジョンに対して出力される ので、当該テレビジョンのホワイトバランスの調整作業を軽減させることができ 、ひいてはテレビジョンの量産性を向上させることができる。
【0013】 ここで、テレビジョン信号は、放送電波とされたテレビジョン信号であっても よいし、外部機器から入力される信号であってもよい。テレビジョンは、複数の 放送方式によるテレビジョン信号を入力して映像を表示可能であればよく、三種 類以上の放送方式によるテレビジョン信号を入力可能とされているものであって もよい。このとき、第一の放送方式のテレビジョン信号が二種類以上あってもよ いし、第二の放送方式のテレビジョン信号が二種類以上あってもよい。
【0014】 なお、テレビジョンは様々な構成が考えられ、例えば、複数の放送方式による テレビジョン信号を入力して中間周波信号を作成して出力するチューナ手段と、 ホワイトバランス調整値と第二放送用調整値とを記憶した不揮発性メモリと、入 力されるホワイトバランス調整値や第二放送用調整値に基づいて中間周波信号か らテレビジョン信号に基づく映像のホワイトバランスを調整するように映像信号 を作成して映像を表示する映像表示手段と、これらを制御する制御手段とから構 成してもよい。このとき、チューナ手段は、複数の放送方式によるテレビジョン 信号を入力して中間周波信号を作成して出力することができればよく、ワンチッ プICで構成されてもよいし、複数の回路素子を組み合わせて構成されてもよい 。映像表示手段は、クロマICと受像管を有する所定の受像管放電回路とから構 成されてもよいし、クロマICの代わりに複数の回路素子を組み合わせた信号増 幅回路等で構成されてもよい。ホワイトバランスを調整するための手法としては 種々のものが存在し、受像管のカソードやグリッドに対する印加電圧,各色ビー ムの電流量を調整したり、クロマICに指示して出力する各色の信号や色差信号 等のレベルを相対的に変化させるなどによって実現可能である。 本考案が適用されるテレビジョンは、単独の装置であってもよいし、他の機器 に付属した装置や他の機器と一体となった装置であってもよい。従って、ビデオ デッキとテレビジョンとが一体となった装置や、DVDとテレビジョンとが一体 となった装置にも本考案を適用可能である。
【0015】 ところで、調整手段は、様々な構成が考えられる。その一例として、請求項3 にかかる考案は、上記調整手段は、上記取得された第一および第二の色成分値の 差と所定の基準値とを比較し、比較結果に応じて上記第二放送用調整値を決定す る構成としてある。 すなわち、第二放送用調整値は、第一・第二の色成分値の差と所定の基準値と を比較した比較結果に応じた値とされる。すると、第二放送用調整値を、ホワイ トバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスをさらに調整するための値に することができる。 なお、上記調整手段は、上記取得された第一および第二の色成分値の差の絶対 値と所定の基準値とを比較し、比較結果に応じて上記第二放送用調整値を決定す る構成としてもよい。すると、さらに簡易な構成にて第二放送用調整値を決定す ることができる。
【0016】 また、請求項4にかかる考案は、上記調整手段は、上記第一および第二の色成 分値の差と上記基準値とを比較することにより同第一および第二の色成分値の差 が所定範囲外であるか否かを判定し、同差が所定範囲外であると判定したときに は、同差に基づいて上記第二放送用調整値を算出して上記テレビジョンに対して 出力した後に上記第二色成分値取得手段に上記第二の色成分値を取得させる処理 を、取得された第二の色成分値と取得済みの上記第一の色成分値との差が同所定 範囲内となるまで繰り返し行う構成としてある。 すなわち、第一・第二の色成分値の差が所定範囲外であるとき、同差に基づい て第二放送用調整値が算出されてテレビジョンに対して出力される。すると、テ レビジョンは同算出された第二放送用調整値によりホワイトバランスを調整して 映像を表示する。その後、再び第二の色成分値が取得される。この一連の処理は 、取得された第二の色成分値と取得済みの上記第一の色成分値との差が同所定範 囲内となるまで繰り返し行われる。従って、第一・第二の放送方式による映像の ホワイトバランスの差異を自動的に小さくすることができ、より正確にホワイト バランスを調整することが可能となる。
【0017】 さらに、ホワイトバランス調整値を入力して記憶可能なテレビジョンに対する 調整手段の構成の一例として、請求項5にかかる考案は、上記テレビジョンは、 上記ホワイトバランス調整値を入力して記憶可能であり、上記調整手段は、上記 第一の色成分値に基づいて上記ホワイトバランス調整値を決定して上記テレビジ ョンに対して出力する構成としてある。 すなわち、ホワイトバランス調整値は、第一の色成分値に基づいて自動的に決 定され、テレビジョンに対して出力される。すると、テレビジョンは、同決定さ れたホワイトバランス調整値により、ホワイトバランスを調整して映像を表示す ることができる。
【0018】 ところで、上記色成分値は、テレビジョンにて表示される映像の色成分量に対 応する値であればよく、様々な規格の値とすることができる。その一例として、 請求項6にかかる考案は、上記色成分値は、CIE規格におけるxy色度に対応 した値である構成としてある。 すなわち、映像の色成分量を表す際に一般的に用いられるCIE(国際照明委 員会)規格におけるxy色度に対応した値を色成分値とすることにより、より正 確にホワイトバランスを調整することができる。なお、同xy色度に対応した値 は、CIE規格におけるxy色度のx値(0≦x≦1)、y値(0≦y≦1)そ のものであってもよいし、これらのx、y値に所定係数を乗じた値であってもよ い。
【0019】 また、第二放送用調整値の一例として、請求項7にかかる考案は、上記第二放 送用調整値は、上記テレビジョン別に設けられて上記第二の放送方式のテレビジ ョン信号に基づく映像の黒レベルを調整する黒レベル調整値である構成としてあ る。 すなわち、第二放送用調整値の一例を提供することができ、テレビジョンは、 黒レベル調整値によりホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランス を第二の放送方式のテレビジョン信号に対応して調整するように映像信号を作成 して映像を表示することができる。
【0020】 さらに、テレビジョン信号の複数の放送方式の一例として、請求項8にかかる 考案は、上記第一の放送方式のテレビジョン信号は、PAL方式のテレビジョン 信号であり、上記第二の放送方式のテレビジョン信号は、SECAM方式のテレ ビジョン信号である構成としてある。 すなわち、複数の放送方式の一例を提供することができ、テレビジョンは、第 二放送用調整値が入力されたときには同第二放送用調整値により上記ホワイトバ ランス調整値に基づく映像のホワイトバランスをSECAM方式のテレビジョン 信号に対応して調整するように映像信号を作成して映像を表示することができる 。
【0021】 ところで、上記テレビジョンに対して映像のホワイトバランスを調整するコン ピュータは、上記取得される第一・第二の色分析値からホワイトバランスを調整 するための第二放送用調整値を自動的に設定することができる。そこで、請求項 9にかかる考案は、第一の放送方式のテレビジョン信号に基づく映像のホワイト バランスを調整するホワイトバランス調整値を記憶するとともに第二の放送方式 のテレビジョン信号に基づく映像を調整する第二放送用調整値を入力して記憶可 能であってテレビジョン信号を入力したときに映像のホワイトバランスを同ホワ イトバランス調整値により調整するとともにテレビジョン信号が第二の放送方式 であるときには同ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同 第二放送用調整値によりさらに調整して映像を表示するテレビジョンに対して、 映像のホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整用コンピュータであっ て、第一および第二の放送方式の基準のテレビジョン信号を生成して出力する信 号発生手段から第一の放送方式の基準のテレビジョン信号が出力されている状態 において、上記テレビジョンにて表示される映像の色成分量を検出して対応する 色成分値を出力可能な色分析手段から第一の色成分値を取得し、上記信号発生手 段から第二の放送方式の基準のテレビジョン信号が出力されている状態において 、上記色分析手段から第二の色成分値を取得し、取得した上記第一および第二の 色成分値の差異に基づいて上記第二放送用調整値を決定して上記テレビジョンに 対して出力することにより上記ホワイトバランス調整を行う構成としてある。 すなわち、ホワイトバランス調整用コンピュータのみであっても本考案は有効 である。また、請求項1、請求項3〜請求項8に記載されたシステム構成を当該 コンピュータに対応させることも可能であることは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、PAL方式とSECAM方式のテレビジョン 信号を入力して映像を表示するテレビジョンのホワイトバランスの調整作業を軽 減させることができ、ひいてはテレビジョンの量産性を向上させることが可能な テレビジョン調整システムを提供することができる。また、SECAM方式とP AL方式とによる映像のホワイトバランスの差異を自動的に小さくすることがで き、正確にホワイトバランスを調整することが可能となる。 また、請求項2、請求項9にかかる考案によれば、複数の放送方式によるテレ ビジョン信号を入力して映像を表示するテレビジョンのホワイトバランスの調整 作業を軽減させることができ、ひいてはテレビジョンの量産性を向上させること が可能なテレビジョン調整システムおよびホワイトバランス調整用コンピュータ を提供することができる。
【0023】 さらに、請求項3にかかる考案によれば、第一・第二の色成分値の差と所定の 基準値とを比較するという簡易な構成で第二放送用調整値を決定し、ホワイトバ ランスの調整作業を軽減させることができる。 さらに、請求項4、請求項6にかかる考案によれば、より正確にホワイトバラ ンスを調整することができ、テレビジョンの品質を向上させることが可能となる 。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、ホワイトバランス調整値も自動的に 設定されるので、さらにホワイトバランスの調整作業を軽減させることができる 。
【0024】 さらに、請求項7にかかる考案によれば、第二放送用調整値の一例を提供する ことができ、テレビジョンは、黒レベル調整値によりホワイトバランス調整値に 基づく映像のホワイトバランスを第二の放送方式のテレビジョン信号に対応して 調整した映像を表示することができる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、複数の放送方式の一例を提供するこ とができ、テレビジョンは、第二放送用調整値が入力されたときには同第二放送 用調整値により上記ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを SECAM方式のテレビジョン信号に対応して調整した映像を表示することがで きる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本考案の実施の形態について説明する。 (1)テレビジョン調整システムの概略構成とテレビジョンの構成: (2)信号発生回路の構成: (3)カラーアナライザの構成: (4)ホワイトバランス調整用コンピュータの構成: (5)ホワイトバランス調整処理: (6)テレビジョン調整システムの動作:
【0026】 (1)テレビジョン調整システムの概略構成とテレビジョンの構成: 図1は、本考案にかかるテレビジョン調整システムの一例の概略構成を示した システム構成図である。 同図において、テレビジョン調整システム10は、信号発生回路(信号発生手 段)20、カラーアナライザ(色分析手段)30、ホワイトバランス調整用コン ピュータ(ホワイトバランス調整装置)40、バッファアンプ50を備えている 。ホワイトバランス調整の対象となるテレビジョン(以下、TVとも記載)90 は、所定のケーブル29を介して信号発生回路20に接続されるとともに、別の 所定のケーブル49aとバッファアンプ50を介してコンピュータ40に接続さ れている。また、同コンピュータ40に所定のシリアルデータケーブル39を介 してカラーアナライザ30が接続されている。同カラーアナライザ30は、TV 90の受像管面に映出される試験用のカラーパターンを検出するセンサとして「 LOW LIGHT」調整用プローブ30aと、「HIGH LIGHT」調整 用プローブ30bを備えている。
【0027】 TV90は、図2に示すように、マイコン91、ワンチップICとされた信号 処理回路92、クロマIC93、EEPROM94、受像管放電回路95、オー ディオアンプ96aやスピーカ96bからなる音声出力回路、操作パネル91e 、図示しないリモコン、等を備えている。マイコン91と信号処理回路92とク ロマIC93とEEPROM94は、IICバスに接続されており、これらのI Cは同IICバスを介してデータの送受信が可能となっている。なお、信号処理 回路92とクロマIC93は、別の信号線を介して直接マイコンに接続されてお り、マイコン91から同信号線を介して入力される信号に基づく制御により動作 するようになっている。
【0028】 信号処理回路92には、RF信号入力部90aとクロマIC93が接続されて いる。従って、信号発生回路20からの基準のテレビジョン信号(以下、基準の TV信号とも記載)は、RF信号入力部90aから信号処理回路92に入力され るようになっている。 クロマIC93には、偏向回路95c、オーディオアンプ96aが接続される とともに、図示しないオンスクリーンディスプレイ(OSD)回路を介してカソ ードアンプ95aが接続されている。同OSD回路はマイコン91にも接続され ており、マイコン91からのOSD表示信号をカソードアンプ95aに出力可能 となっている。受像管95bは、偏向コイル95dが取り付けられるとともにカ ソードアンプ95aとフライバックトランス(FBT)95eとに接続され、画 面を表示することが可能である。また、スピーカ96bは、オーディオアンプ9 6aに接続され、音声を出力することが可能である。
【0029】 マイコン91は内部のバスに接続されたCPU91a、ROM91b、RAM 91c、I/O91d、図示しないタイマ回路、等を備えている。ROM91b には、TV90の内部回路を制御するためのプログラムが記憶されている。そし て、CPU91aがROM91bやEEPROM94に書き込まれたプログラム に従ってTV90全体を制御することにより、TVとしての機能を実現している 。
【0030】 信号処理回路92は、PAL方式(第一の放送方式)とSECAM方式(第二 の放送方式)とによるTV信号(テレビジョン信号)を入力して中間周波信号を 作成して出力することが可能である。同信号処理回路92はいわゆる周波数シン セサイザ方式のチューナを内蔵しており、図示しない高周波増幅回路、局部発振 回路、混合回路等を備えている。むろん、チューナを周波数シンセサイザ方式と するのは一例に過ぎず、例えば、電圧シンセサイザ方式としてもよい。 高周波増幅回路は、バンドパスフィルタを有しており、マイコン91の制御に 基づいて、アンテナからこのバンドパスフィルタを介して所望周波数に対応する 放送電波であるTV信号を受信し、増幅して高周波信号を作成する。本高周波増 幅回路は、PAL・SECAM両方式によるTV信号を入力して高周波信号を作 成し、混合回路に出力する。
【0031】 局部発振回路は、PLL(Phase Locked Loop )回路により構成されており、 このPLL回路によりTV信号の所望周波数に対応する局部発振周波数の局部発 振信号を作成して混合回路に出力する。 混合回路は、高周波増幅回路からの出力と局部発振回路からの局部発振信号と を混合して中間周波信号(IF)に変換し、クロマIC93に出力する。 なお、高周波増幅回路、局部発振回路、混合回路は、従来から採用されている 種々のTV用の回路を適用することができる。
【0032】 図3は、PAL方式とSECAM方式とによるTV信号の差異を説明する説明 図である。図において、横方向を時間軸としてTV信号を模式的に示しており、 電波によるTV信号の場合、実際にはこのような信号が各チャンネル毎の搬送波 に重畳されながら放送されている。TV信号は周期的な同期信号や各走査線上に 映像を形成させる映像信号等から構成されており、同期信号としては垂直同期信 号Vsyncと水平同期信号Hsyncとがある。垂直同期信号Vsyncは1 フィールドの周期を規定するようにして重畳されるパルス状の信号であり、水平 同期信号Hsyncは各走査線毎の周期を規定するようにして重畳されるパルス 状の信号である。また、水平同期信号Hsyncのバックポーチには搬送色信号 を復調するためのバースト信号が重畳されている。 垂直同期信号の周波数は、PAL方式とSECAM方式とでは50Hzと同じ である。一方、バースト信号の周波数はPAL方式とSECAM方式とで異なっ ており、PAL方式では4.43MHzであり、SECAM方式では4.25M Hzと4.41MHzとの周波数のバースト信号が交互に重畳されている。
【0033】 上記中間周波信号が入力されるクロマIC93は、ワンチップICとされ、図 4に示すように、中間周波増幅(VIF)回路93a、検波回路93b、同期回 路93c、バースト信号検出部93d、PAL方式復調部93e、SECAM方 式復調部93f、ホワイトバランス調整部93g、等から構成されている。 VIF回路93aは、中間周波信号を入力し、同中間周波信号を中間周波増幅 し、検波回路93bに出力する。検波回路93bには図示しないVCO(Voltag e Controled Oscillator)回路が接続されており、同VCO回路は水晶発振回路 から入力される基準発振信号に基づくとともにマイコン91から入力される電圧 に応じて発振周波数を変更可能に発振信号を発振して検波回路93bに出力する 。
【0034】 検波回路93bは、中間周波増幅された中間周波信号から映像検波を行い、合 成映像信号を分離してバースト信号検出部93dに対して出力する。また、音声 の信号については、中間周波増幅された中間周波信号のうち音声成分と発振信号 とを混合して第二音声中間周波信号を作成し、FM検波を行ってAUDIO信号 とし、外部に出力する。さらに、検波の過程で発振信号の発振周波数に基づいて 水平・垂直同期信号(SYNC)も作成して同期回路93cに出力する。同期回 路93cは、入力される水平・垂直同期信号に基づいてのこぎり波状のDRIV E信号を作成し、水平偏向回路と垂直偏向回路とからなる偏向回路95cに出力 する。その際、ホワイトバランス調整部93gから入力されるホワイトバランス 調整値を表す信号に基づいて処理を行う。 なお、VIF回路、VCO回路、検波回路、同期回路は、従来から採用されて いる種々のTV用の回路を適用することができる。
【0035】 上記合成映像信号が入力されるバースト信号検出部93dは、合成映像信号中 のバースト信号が一定の周波数であるか否かを判別する。ここで、バースト信号 が一定の周波数であるときは信号処理回路92に入力されたTV信号はPAL方 式であり、バースト信号が一定の周波数でないときは同TV信号はSECAM方 式である。また、バースト信号検出部93dは、バースト信号が一定の周波数で あるか否かを判別する信号をマイコン91に対して出力する。従って、マイコン 91は、この信号を判別することにより、TV信号の放送方式を判別することが できる。
【0036】 また、バースト信号検出部93dに入力された合成映像信号は、バースト信号 が一定の周波数であると判別されたときにはPAL方式復調部93eに対して出 力され、バースト信号が一定の周波数でないと判別されたときにはSECAM方 式復調部93fに対して出力される。 両復調部93e,fは、入力される合成映像信号に対して、それぞれPAL方 式、SECAM方式に対応した所定の色復調処理を行い、輝度信号(Y)とRG B信号を出力する回路である。 ここで、PAL方式復調部93eでは、輝度信号と搬送色信号とを分離した後 、バースト信号から副搬送波を発生し、当該副搬送波で適宜搬送色信号を復調し 、色差信号を得ている。その際、ホワイトバランス調整部93gから入力される ホワイトバランス調整値を表す各種信号に基づいて処理を行う。また、SECA M方式復調部93fでは、SECAM方式の複合映像信号に対して図示しないベ ルフィルタを適用し、水平同期信号のタイミングに基づいて復調時の副搬送波周 波数を適宜切り替えながら搬送色信号を復調し、色差信号を得ている。また、所 定のフィルタを介して輝度信号を分離している。その際、ホワイトバランス調整 部93gから入力されるホワイトバランス調整値とSECAM黒レベル調整値( 黒レベル調整値)を表す各種信号に基づいて処理を行う。 そして、各復調部93e,fにおいて色差信号と輝度信号とからRGB信号を 生成し、同RGB信号と輝度信号とを受像管放電回路95に対して出力する。
【0037】 ホワイトバランス調整部93gは、マイコン91から入力されるホワイトバラ ンス調整値やSECAM黒レベル調整値を保持して各復調部93e,fや同期回 路93cに信号を出力するとともに、受像管放電回路95に対してカットオフを 調整する信号を出力する回路である。従って、マイコン91からの指示によって 、ホワイトバランス調整部93gが輝度信号やRGB信号をTV信号の放送方式 別に調整しつつ受像管95bに表示される映像のホワイトバランスを調整するこ とができる。
【0038】 なお、クロマIC93から出力された輝度信号とRGB信号はカソードアンプ 95aに出力され、増幅されて受像管95bに供給される。一方、上記AUDI O信号についてはオーディオアンプ96aに出力され、増幅されてスピーカ96 bに供給される。そして、スピーカ96bは、増幅されたAUDIO信号に基づ いて音声を出力する。偏向回路95cは、水平・垂直ドライブ信号に対応した所 定の水平・垂直ドライブ電流を作成し、偏向コイル95dに供給することにより 、電子ビームを水平・垂直方向にドライブさせる。また、水平偏向回路で生じる 高周波信号は、FBT95eに供給され、受像管95bに供給する高電圧が発生 するようになっている。その結果、受像管95bでは増幅された輝度信号とRG B信号とに応じた電子ビームがドライブされながら放出され、受像管95bの管 面に映像が表示されることになる。
【0039】 ここで、ホワイトバランス調整値は、PAL方式のTV信号に基づく映像(以 下、PAL方式の映像という)のホワイトバランスを調整するための値であり、 R調整値、G調整値、B調整値、カットオフ調整値、ドライブ調整値の5種類が ある。また、SECAM黒レベル調整値は、SECAM方式のTV信号に基づく 映像(以下、SECAM方式の映像という)の黒レベルを調整するための値であ り、R−Y調整値、B−Y調整値の二種類がある。これらの調整値は、IICバ スに接続されたIICバスデータポート90bから入力され、図5に示すように 、マイコン91の制御によりEEPROM94の所定領域に記憶されるようにな っている。そして、各ホワイトバランス調整値と各SECAM黒レベル調整値と は、TV90別に設定されるので、TV90毎に少しずつ異なったものとなる。
【0040】 以上の構成により、TV90は、マイコン91の制御により、ホワイトバラン ス調整値とSECAM黒レベル調整値とを入力して記憶することができる。そし て、TV信号を入力したときに、マイコン91は、EEPROM94からホワイ トバランス調整値を読み出し、内蔵するクロマIC93に対して出力する。する と、クロマIC93は、ホワイトバランス調整値を入手し、映像のホワイトバラ ンスを同ホワイトバランス調整値により調整するように映像信号を生成する。こ こで、クロマICのバースト信号検出部93dから出力される信号に基づいてT V信号がSECAM方式であると判定したときには、マイコン91は、EEPR OM94からSECAM黒レベル調整値も読み出し、クロマIC93に対して出 力する。すると、クロマIC93は、SECAM黒レベル調整値を入手し、ホワ イトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同SECAM黒レベル調 整値によりさらに調整するように映像信号を生成する。従って、同映像信号から ホワイトバランス調整が行われた映像が受像管95bから表示されることになる 。
【0041】 (2)信号発生回路の構成: TV90に接続する信号発生回路20は、図6に示すように、概略、PALビ デオ信号発生部21、同PALビデオ信号発生部21に接続されたSECAMビ デオ信号変換部22、PALビデオ信号発生部21に接続されたアップコンバー タ23、SECAMビデオ信号変換部22に接続されたアップコンバータ24、 両アップコンバータ23,24に接続された信号切換部25を備えている。同信 号切換部25は、ケーブル29を介してTVのRF信号入力部90aに接続され ている。
【0042】 PALビデオ信号発生部21は、PAL方式の基準のビデオ信号(PAL−V IDEO信号)を生成する回路とされている。なお、同ビデオ信号は、TV90 の表示画面の左半分を一様に所定の輝度(例えば1fL、fLはフートランバー ト)の暗い画面とし、同表示画面の右半分を一様に別の所定の輝度(例えば50 fL)の明るい画面とする信号とされている。 SECAMビデオ信号変換部22は、生成されたPAL方式の基準のビデオ信 号をSECAM方式の基準のビデオ信号(SECAM−VIDEO信号)に変換 する回路とされている。アップコンバータ23,24は、それぞれ、基準のビデ オ信号を入力してTV90に入力可能なRF信号に変換する回路とされている。 ここで、PAL方式のRF信号は、ホワイトバランス調整値を決定するためのP AL方式の基準のTV信号である。また、SECAM方式のRF信号は、SEC AM黒レベル調整値を決定するためのSECAM方式の基準のTV信号である。 そして、信号切換部25は、PAL方式のRF信号とSECAM方式のRF信号 とを入力し、いずれか一方をRF信号入力部90aに対して出力する。 すなわち、信号発生回路20は、PAL方式の基準のTV信号とSECAM方 式の基準のTV信号とを生成してTV90に対して出力可能となっている。
【0043】 上記RF信号が入力されたTV90では、図1に示すように、表示画面の左半 分が一様に暗い画面99aとなり、右半分が一様に明るい画面99bとなる。従 って、放送方式別に、同画面に表示された映像のホワイトバランスを左右画面の それぞれについて色成分を測定することにより、ホワイトバランス調整を行うこ とになる。
【0044】 なお、信号発生回路は、様々な構成が考えられ、従来から採用されている種々 のTV調整時に用いられる信号発生回路を適用することができる。 また、上記SECAMビデオ信号変換部22の代わりに、図6中に点線で示し たように、SECAMビデオ信号出力部22aが設けられた信号発生回路を採用 してもよい。同SECAMビデオ信号出力部22aは、SECAM方式の基準の ビデオ信号(SECAM−VIDEO信号)を生成する回路とされている。そし て、生成した基準のビデオ信号をアップコンバータ24に対して出力する。 さらに、信号切換部25に接続されたI/Oポート26を設けてもよい。同I /Oポート26をコンピュータ40のI/Oポート41gに接続しておくと、P AL方式の基準のTV信号とSECAM方式の基準のTV信号とをコンピュータ 40からの入力により切り換えることが可能になる。
【0045】 (3)カラーアナライザの構成: カラーアナライザ30は、図7に示すように、上記プローブ30a,bの他、 マイコン31、A/D変換回路32a,b、シリアルインターフェイス(I/F )33、操作パネル34を備えている。マイコン31にはA/D変換回路32a ,bとシリアルインターフェイス(I/F)33と操作パネル34が接続され、 A/D変換回路32a,bにはそれぞれプローブ30a,bが接続されている。 同シリアルI/F33は、ケーブル39を介してコンピュータ40のCOMポー ト40bに接続されている。
【0046】 プローブ30a,bは、例えばシリコンフォトセルからなる受光素子を備えて おり、TV90の表示画面に同受光素子の受光面を接触させることにより、表示 された映像の色成分量を電圧信号に変換することによって検出可能となっている 。色成分量としては、CIE規格におけるxy色度に対応する量と、輝度Yに対 応する量を検出可能となっている。ここで、「LOW LIGHT」調整用プロ ーブ30aについては画面左半分の暗い画面99aに接触させ、「HIGH L IGHT」調整用プローブ30bについては画面右半分の明るい画面99bに接 触させるようにしている。その結果、プローブ30aではTV90の暗い画面に おけるxy色度と輝度Yとが検出され、プローブ30bではTV90の明るい画 面におけるxy色度と輝度Yとが検出される。
【0047】 A/D変換回路32a,bは、それぞれプローブ30a,bにて検出された色 成分量をアナログ量からデジタル値に変換する。同デジタル値が色成分値となる 。従って、マイコン31は、CIE規格におけるxy色度に対応する値と、輝度 Yに対応する値を取得することができる。 本実施形態のシリアルI/F33はRS−232CI/Fであり、シリアルケ ーブル39にはRS−232Cケーブルを採用している。むろん、シリアルI/ F33には様々な種類が考えられる。例えば、シリアルI/F33をUSBI/ Fにする場合には、シリアルケーブル39としてUSBケーブルを採用すればよ い。 マイコン31は、操作パネル34への操作入力を受け付けるとともに、シリア ルI/F33を介してコンピュータ40からの入力も受け付け可能である。そし て、受け付けた入力内容に応じて、カラーアナライザ30全体の制御を行う。A /D変換回路32a,bから色成分値を入手すると、ケーブル39を介してCO Mポート40bに対して出力する。
【0048】 すなわち、カラーアナライザ30は、信号発生回路から基準のTV信号が出力 されている状態においてTVにて表示される映像の色成分量を検出して対応する 色成分値を出力することが可能である。 なお、カラーアナライザは、様々な構成が考えられ、従来から採用されている 種々のTV調整時に用いられるカラーアナライザを適用することができる。
【0049】 (4)ホワイトバランス調整用コンピュータの構成: ホワイトバランス調整用コンピュータ40は、図8に示すように、バス41h に、CPU41a、ROM41b、RAM41c、ディスプレイドライバ41d 、ドライバ機能を有するハードディスク41e、入力I/F41f、I/Oポー ト41g、LPTポート40a、COMポート40bが接続されている。これら の各構成41a〜41g,40a,40bは、バス41hを介して相互にデータ の送受信が可能になっている。ディスプレイドライバ41dには、表示手段とし てのディスプレイ41d1が接続され、入力I/F41fには、入力手段として のキーボード41f1と、マウス41f2とが接続されている。LPTポート4 0aには、バッファアンプ50が挿入されたケーブル49aを介してTV90が 接続されている。COMポート40bには、ケーブル39が接続され、その先に カラーアナライザ30が接続されている。
【0050】 かかる構成にて、ROM41bには所定の演算プログラムや制御プログラムな どの基本プログラムが書き込まれており、CPU41aは、RAM41cをワー クエリアとして使用しながらこれらのプログラムを実行する。また、ハードディ スク41eには、ホワイトバランスを調整する処理を行うアプリケーションプロ グラム(APL)が格納されている。このAPLは、CPU41aにより適宜起 動され動作するようになっている。同ハードディスク41eは、読み込んだ処理 結果等のデータや設定された調整パラメータを一時的に格納するバッファとして 使用したり、逐次更新されるプログラムなどを保存したりする場合に使用される 。
【0051】 以上のハードウェアを前提として、コンピュータ40上では、バイオスが実行 され、その上層にてオペレーティングシステム(OS)とAPLが実行される。 そして、コンピュータ40は、ホワイトバランス調整値とSECAM黒レベル 調整値とをTV90に対して出力することにより、TV90にて表示される映像 のホワイトバランス調整を行う。 なお、コンピュータ40は様々な構成が考えられ、デスクトップ型、ノート型 、モバイル対応等種々のコンピュータを採用可能である。むろん、パーソナルコ ンピュータであるか否かも問わない。
【0052】 従来、上述したTV90の生産工場では、信号発生回路から基準のTV信号を TVに入力し、カラーアナライザにてTVの表示映像の色成分量を検出して表示 パネルに色成分量に対応する色成分値を表示させていた。工場の作業者は、表示 された色成分値を視認して、対象のTVのホワイトバランスが調整されるような ホワイトバランス調整値とSECAM黒レベル調整値とをホワイトバランス調整 用コンピュータに操作入力していた。このため、ホワイトバランスを調整する作 業に時間がかかっており、工場でのホワイトバランスの調整作業を軽減させたい という希望があった。 そこで、本テレビジョン調整システムでは、自動的にこれらの調整値を決定し てTVに対して出力することにより、TVのホワイトバランスの調整作業を軽減 させるようにしている。
【0053】 (5)ホワイトバランス調整処理: 図9は、ホワイトバランス調整を行う流れを示している。 まず、信号切換部25をPAL側に切り換えて信号発生回路20からPAL方 式の基準のTV信号が出力されている状態にして、TV90に同PAL方式の基 準のTV信号を入力する(ステップS105)。このとき、コンピュータ40か らI/Oポート41gを介して信号切換部25をPAL側にする信号を出力して 、信号切換部25をPAL側にしてもよい。 次に、TV90の表示画面にプローブ30a,bを接触させ、色成分量を検出 させて、カラーアナライザ30に暗い画面99aと明るい画面99bの色成分値 を出力させる(ステップS110)。
【0054】 コンピュータ40では、カラーアナライザ30から出力される両画面99a, b別の第一の色成分値を取得する(ステップS115)。さらに、取得した第一 の色成分値に基づいてホワイトバランス調整値を決定し、TV90に対して出力 する(ステップS120)。 例えば、図10に示すように、色度値x(赤成分)の目標値が290(相対値 。例えばCIE規格における色度xの1000倍)であり、実測値が目標値より も小さい場合、実測値を取得したコンピュータ40は、色度値xを大きくするよ うにホワイトバランス調整値を決定する。逆に、色度値y(緑成分)のように実 測値が目標値よりも大きい場合、実測値を取得したコンピュータ40は、色度値 yを小さくするようにホワイトバランス調整値を決定する。ホワイトバランス調 整値は、様々な算出式により算出可能である。一例を挙げると、目標値をx0、 暗い画面での実測値をx1、明るい画面での実測値をx2とし、ホワイトバラン ス調整値の中央値をW0(W0>0)とすると、ホワイトバランス調整値Wは以 下の式により求めることができる。 W = W0 × 2× x0 ÷ (x1 + x2) ・・・(1) このように、ステップS115の処理は、カラーアナライザ30とともに、信 号発生手段から第一の放送方式の基準のTV信号が出力されている状態において TVにて表示される映像の色成分量を検出して第一の色成分値を取得する第一色 成分値取得手段を構成する。
【0055】 その後、信号切換部25をSECAM側に切り換えて信号発生回路20からS ECAM方式の基準のTV信号が出力されている状態にして、TV90に同SE CAM方式の基準のTV信号を入力する(ステップS125)。このとき、コン ピュータ40からI/Oポート41gを介して信号切換部25をSECAM側に する信号を出力して、信号切換部25をSECAM側にしてもよい。 次に、TV90の表示画面にプローブ30aを接触させ、色成分量を検出させ て、カラーアナライザ30に暗い画面99aの色成分値を出力させる(ステップ S130)。
【0056】 コンピュータ40では、カラーアナライザ30から出力される画面99aの第 二の色成分値を取得する(ステップS135)。さらに、取得した第一・第二の 色成分値の差と、所定の基準値とを比較することにより、第一・第二の色成分値 の差が所定範囲外であるか否かを判断する(ステップS140)。この差が所定 範囲外であると判定したときには、スペック外であるため、ステップS145に 進み、同差に基づいて上記SECAM黒レベル調整値を算出し、TV90に対し て出力する(ステップS145)。
【0057】 例えば、図11に示す色度値x(赤成分)のように、第一・第二の色成分値の 差の絶対値と比較する所定の基準値が5(相対値)であり、実測した第一・第二 の色成分値の差の絶対値が基準値よりも大きい場合、コンピュータ40は、第一 ・第二の色成分値の差を小さくするようにSECAM黒レベル調整値を決定する 。例えば、この差が負であれば、SECAM方式の映像を表示しているときの色 度値xを大きくするようにSECAM黒レベル調整値を決定し、同差が正であれ ば、同色度値xを小さくするようにSECAM黒レベル調整値を決定する。SE CAM黒レベル調整値は、様々な算出式により算出可能である。一例を挙げると 、PAL方式の映像の実測値である第一の色成分値x,y,YをR−Y調整値換 算したときの値をr1、SECAM方式の映像の実測値である第二の色成分値x ,y,YをR−Y調整値換算したときの値をr2、所定の補正係数をA1(A1 >0)とし、SECAM黒レベル調整値の中央値をS0(S0>0)とすると、 SECAM黒レベル調整値Sは以下の式により求めることができる。 S = S0 + A1 × (r1 − r2) ・・・(2) このように、ステップS135の処理は、カラーアナライザ30とともに、信 号発生手段から第二の放送方式の基準のTV信号が出力されている状態において TVにて表示される映像の色成分量を検出して第二の色成分値を取得する第二色 成分値取得手段を構成する。
【0058】 その後、ステップS135に戻ってカラーアナライザ30から第二の色成分値 を取得し、ステップS140にて、第一・第二の色成分値の差が所定範囲外であ るか否かを判断する。すなわち、ステップS135〜S145の処理は、取得し た第二の色成分値と取得済みの第一の色成分値との差が上記所定範囲内となるま で繰り返し行われることになる。 そして、ステップS140にて、取得した第二の色成分値と取得済みの第一の 色成分値との差が上記所定範囲内であると判定したときには、スペック内である ため、フローを終了する。従って、TV90に対して最終的に出力されるSEC AM黒レベル調整値は、第一・第二の色成分値の差異に応じた値とされる。 このように、ステップS140〜S145の処理は、第一・第二の色成分値の 差異に基づいて第二放送用調整値を決定してTVに対して出力することによりホ ワイトバランス調整を行う調整手段を構成する。 なお、上述した例では、暗い画面99aのみから第二の色成分値を取得したが 、明るい画面99bからも第二の色成分値を取得してSECAM黒レベル調整値 を決定するようにしてもよい。
【0059】 (6)テレビジョン調整システムの動作: 以下、本テレビジョン調整システム10の動作を、ホワイトバランス調整用コ ンピュータ40が行う処理とともに説明する。図12は、同処理をフローチャー トにより示している。なお、TVを製造する工場での最終調整工程において、T V90のホワイトバランス調整を行うものとする。 工場の作業者は、信号切換部25をPAL側に切り換えて信号発生回路20か らPAL方式の基準のTV信号が出力されている状態にさせ、図に示すフローを 開始させる。すると、コンピュータ40は、信号発生回路20からPAL方式の 基準のTV信号が出力されているか否かを判断する(ステップS205)。本実 施形態では、キーボード41f1への所定のキー操作が行われたときに同基準の TV信号が出力されていると判断することにしているが、コンピュータ40がI /Oポート41gから信号切換部25をPAL側にする信号を出力したときに同 基準のTV信号が出力されていると判断するようにしてもよいし、同I/Oポー ト41gから信号発生回路の信号切換部25の状態を表す信号を入手して同判断 を行ってもよい。なお、条件不成立のときには、条件成立となるまでステップS 205の処理を繰り返す。
【0060】 ケーブル29を介してRF信号入力部90aからPAL方式の基準のTV信号 が入力されたTV90は、図1で示したようなホワイトバランス調整用の映像を 画面表示する。そこで、工場の作業者は、TV90の表示画面にカラーアナライ ザのプローブ30a,bを接触させる。カラーアナライザ30は、TV90にて 表示される画面99a,bの映像の色成分量を検出し、CIE規格におけるxy 色度に対応する値と輝度とをデジタルの色成分値としてコンピュータ40に対し てケーブル39を介して出力する。
【0061】 カラーアナライザ30から色成分値が出力されると、コンピュータ40は、カ ラーアナライザ30から両画面99a,b別の第一の色成分値x,y,Yを取得 する(ステップS210)。ここで、第一の色成分値x,y,Yは、PAL方式 の基準映像に対応する色成分を表す値となっている。 さらに、コンピュータ40は、上記式(1)等により、取得した第一の色成分 値に基づいてホワイトバランス調整値を決定する(ステップS215)。決定さ れるホワイトバランス調整値は、上述したR調整値、G調整値、B調整値、カッ トオフ調整値、ドライブ調整値である。決定したホワイトバランス調整値は、P AL方式のTV信号に基づく映像のホワイトバランスを調整する値となる。そし て、バッファアンプ50が挿入されたケーブル49aを介して、決定したホワイ トバランス調整値をTV90に対して出力する(ステップS220)。
【0062】 すると、TV90は、上記ホワイトバランス調整値を入力し、図5で示したよ うに、EEPROM94の所定領域に記憶させる。同TV90は、TV信号を入 力したときにホワイトバランス調整値を読み出し、内蔵するクロマIC93にて 映像のホワイトバランスを同ホワイトバランス調整値により調整して映像を表示 する。 このように、工場の作業者は従来のように出力される色成分値を視認してホワ イトバランス調整値をホワイトバランス調整用コンピュータに操作入力する必要 がなく、同コンピュータによりホワイトバランス調整値は自動的に決定されてT Vに設定される。従って、ホワイトバランスの調整作業を軽減させることができ る。
【0063】 その後、工場の作業者は、信号切換部25をSECAM側に切り換えて信号発 生回路20からSECAM方式の基準のTV信号が出力されている状態にする。 すると、コンピュータ40は、信号発生回路20からSECAM方式の基準のT V信号が出力されているか否かを判断する(ステップS225)。ステップS2 05と同様、キーボード41f1への所定のキー操作が行われたときに同基準の TV信号が出力されていると判断することにしているが、コンピュータ40がI /Oポート41gから信号切換部25をSECAM側にする信号を出力したとき に同基準のTV信号が出力されていると判断するようにしてもよいし、同I/O ポート41gから信号発生回路の信号切換部25の状態を表す信号を入手して同 判断を行ってもよい。なお、条件不成立のときには、条件成立となるまでステッ プS225の処理を繰り返す。
【0064】 RF信号入力部90aからSECAM方式の基準のTV信号が入力されたTV 90は、SECAM方式の映像の黒レベル調整用の映像を画面表示する。そこで 、工場の作業者は、TV90の表示画面にカラーアナライザのプローブ30aを 接触させる。カラーアナライザ30は、TV90にて表示される画面の映像の色 成分量を検出し、CIE規格におけるxy色度に対応する値と輝度とをデジタル の色成分値としてコンピュータ40に対して出力する。
【0065】 カラーアナライザ30から色成分値が出力されると、コンピュータ40は、カ ラーアナライザ30から上記黒レベル調整用の映像からの第二の色成分値x,y ,Yを取得する(ステップS230)。ここで、第二の色成分値x,y,Yは、 SECAM方式の基準映像に対応する色成分を表す値となっている。 その後、コンピュータ40は、取得した第一・第二の色成分値x,y,Yの差 と、上述した所定の基準値とを比較することにより、第一・第二の色成分値の差 が所定範囲外であるか否かを判断する(ステップS235)。なお、色成分値x ,yについては、第一・第二の色成分値の差の絶対値が上記所定の基準値以下で あるか否かを判断し、同絶対値が所定の基準値より大きければ所定範囲外である と判定し、同絶対値が所定の基準値以下であれば所定範囲内であると判定する。
【0066】 第一・第二の色成分値の差が所定範囲外、すなわち、スペック外であると判定 したとき、上記式(2)等により、第一・第二の色成分値の差に基づいてSEC AM黒レベル調整値を算出する(ステップS240)。算出するSECAM黒レ ベル調整値は、上述したR−Y調整値、B−Y調整値である。そして、バッファ アンプ50が挿入されたケーブル49aを介して、算出したSECAM黒レベル 調整値をTV90に対して出力し(ステップS245)、ステップS230に戻 る。 すると、TV90は、上記SECAM黒レベル調整値を入力してEEPROM 94の所定領域に記憶させる。同TV90は、SECAM方式の基準のTV信号 が入力されているとき、同SECAM黒レベル調整値も読み出し、クロマIC9 3にてホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同SECAM 黒レベル調整値によりさらに調整して映像を表示する。
【0067】 ステップS230に戻ると、再びカラーアナライザ30から第二の色成分値x ,y,Yを取得し、ステップS235にて、第一・第二の色成分値の差が所定範 囲外であるか否かを判断する。従って、ステップS230〜S245の処理は、 取得した第二の色成分値と取得済みの第一の色成分値との差が上記所定範囲内と なるまで繰り返し行われる。そして、ステップS235にて、第一・第二の色成 分値差が上記所定範囲内、すなわち、スペック内であると判定したときには、フ ローを終了する。
【0068】 ここで、TV90に対して最終的に出力されるSECAM黒レベル調整値は、 第一・第二の色成分値の差異に応じた値とされる。すなわち、最終的に決定した SECAM黒レベル調整値は、SECAM方式のTV信号に基づく映像の黒レベ ルを十分に調整する値となる。TV90は、最終的に出力されたSECAM黒レ ベル調整値を入力してEEPROM94の所定領域に記憶させる。同TV90は 、TV信号がSECAM方式であるときにはSECAM黒レベル調整値も読み出 し、クロマIC93にてホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバラン スを同SECAM黒レベル調整値により十分に調整して映像を表示する。この結 果、TV90は、PAL方式・SECAM方式双方にて良好なホワイトバランス により映像を表示することができる。
【0069】 以上説明したように、本考案のテレビジョン調整システムおよびホワイトバラ ンス調整用コンピュータによると、ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワ イトバランスを調整可能なSECAM黒レベル調整値が自動的に決定されてテレ ビジョンに対して出力されるので、当該テレビジョンのホワイトバランスの調整 作業を軽減させることができ、ひいてはテレビジョンの量産性を向上させること が可能となる。言い換えると、工場の作業者は従来のように出力される色成分値 を視認してホワイトバランス調整値やSECAM黒レベル調整値をホワイトバラ ンス調整用コンピュータに操作入力する必要がなくなる。また、第一・第二の色 成分値の差が所定範囲内になるまでステップS230〜S245の処理を繰り返 してSECAM黒レベル調整値を決定するので、正確にホワイトバランスを調整 することが可能となり、テレビジョンの品質を向上させることが可能となる。さ らに、第一・第二の色成分値は映像の色成分量を表す際に一般的に用いられるC IE規格におけるxy色度に対応した値とされているので、この点でも正確にホ ワイトバランスを調整することが可能となり、テレビジョンの品質を向上させる ことが可能となる。 むろん、本考案は、第一の放送方式のテレビジョン信号に基づく映像のホワイ トバランスを調整するホワイトバランス調整値を記憶するとともに第二の放送方 式のテレビジョン信号に基づく映像を調整する第二放送用調整値を入力して記憶 可能であってテレビジョン信号を入力したときに映像のホワイトバランスを同ホ ワイトバランス調整値により調整するとともにテレビジョン信号が第二の放送方 式であるときには同ホワイトバランス調整値に基づく映像のホワイトバランスを 同第二放送用調整値によりさらに調整して映像を表示するテレビジョンに対して ホワイトバランス調整を行う場合に、広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン調整システムの一例の概略構成を
示したシステム構成図である。
【図2】テレビジョンの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】PAL方式とSECAM方式とによるテレビジ
ョン信号の差異を説明する説明図である。
【図4】クロマICの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】EEPROMの記憶領域を示す模式図である。
【図6】信号発生回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】カラーアナライザの概略構成を示すブロック図
である。
【図8】ホワイトバランス調整用コンピュータのハード
ウェア構成の概略を示すブロック図である。
【図9】ホワイトバランス調整を行う流れを示す図であ
る。
【図10】ホワイトバランス調整値を決定する様子を説
明する図である。
【図11】SECAM黒レベル調整値を決定する様子を
説明する図である。
【図12】ホワイトバランス調整用コンピュータが行う
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…テレビジョン調整システム 20…信号発生回路(信号発生手段) 21…PALビデオ信号発生部 22…SECAMビデオ信号変換部 22a…SECAMビデオ信号出力部 23,24…アップコンバータ 25…信号切換部 30…カラーアナライザ(色分析手段) 30a,b…プローブ 31…マイコン 32a,b…A/D変換回路 33…シリアルインターフェイス 40…ホワイトバランス調整用コンピュータ 40a…LPTポート 40b…COMポート 41a…CPU 41b…ROM 41c…RAM 50…バッファアンプ 90…テレビジョン(TV) 90a…RF信号入力部 90b…IICバスデータポート 91…マイコン 92…信号処理回路 93…クロマIC 94…EEPROM 95…受像管放電回路 99a…暗い画面 99b…明るい画面

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PAL方式のテレビジョン信号に基づく
    映像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調
    整値とSECAM方式のテレビジョン信号に基づく映像
    の黒レベルを調整するSECAM黒レベル調整値とを入
    力して記憶可能であり、テレビジョン信号を入力したと
    きに同ホワイトバランス調整値を読み出して内蔵するク
    ロマICにて映像のホワイトバランスを同ホワイトバラ
    ンス調整値により調整するとともに、テレビジョン信号
    がSECAM方式であるときには同SECAM黒レベル
    調整値も読み出して同クロマICにて同ホワイトバラン
    ス調整値に基づく映像のホワイトバランスを同SECA
    M黒レベル調整値によりさらに調整して映像を表示する
    テレビジョンに対し、 上記ホワイトバランス調整値を決定するためのPAL方
    式の基準のテレビジョン信号と上記SECAM黒レベル
    調整値を決定するためのSECAM方式の基準のテレビ
    ジョン信号とを生成して出力する信号発生回路と、 上記信号発生回路から上記基準のテレビジョン信号が出
    力されている状態において上記テレビジョンにて表示さ
    れる映像の色成分量を検出して対応する色成分値を出力
    可能なカラーアナライザと、 上記ホワイトバランス調整値およびSECAM黒レベル
    調整値を出力することにより上記テレビジョンにて表示
    される映像のホワイトバランス調整を行うホワイトバラ
    ンス調整用コンピュータとを備えるテレビジョン調整シ
    ステムにおいて、 上記ホワイトバランス調整用コンピュータは、上記信号
    発生回路から上記PAL方式の基準のテレビジョン信号
    が出力されている状態において上記カラーアナライザか
    ら出力される第一の色成分値を取得し、当該第一の色成
    分値に基づいて上記ホワイトバランス調整値を決定して
    同テレビジョンに対して出力するとともに、上記信号発
    生回路から上記SECAM方式の基準のテレビジョン信
    号が出力されている状態において上記カラーアナライザ
    から出力される第二の色成分値を取得し、取得した第一
    および第二の色成分値の差と所定の基準値とを比較する
    ことにより同第一および第二の色成分値の差が所定範囲
    外であるか否かを判定し、同差が所定範囲外であると判
    定したときには、同差に基づいて上記SECAM黒レベ
    ル調整値を算出して上記テレビジョンに対して出力した
    後に上記カラーアナライザから上記第二の色成分値を取
    得する処理を、同取得した第二の色成分値と取得済みの
    上記第一の色成分値との差が同所定範囲内となるまで繰
    り返し行うことを特徴とするテレビジョン調整システ
    ム。
  2. 【請求項2】 第一の放送方式のテレビジョン信号に基
    づく映像のホワイトバランスを調整するホワイトバラン
    ス調整値を記憶するとともに第二の放送方式のテレビジ
    ョン信号に基づく映像を調整する第二放送用調整値を入
    力して記憶可能であってテレビジョン信号を入力したと
    きに映像のホワイトバランスを同ホワイトバランス調整
    値により調整するとともにテレビジョン信号が第二の放
    送方式であるときには同ホワイトバランス調整値に基づ
    く映像のホワイトバランスを同第二放送用調整値により
    さらに調整して映像を表示するテレビジョンに対して、
    映像のホワイトバランス調整を行うテレビジョン調整シ
    ステムであって、 第一および第二の放送方式の基準のテレビジョン信号を
    生成して上記テレビジョンに対して出力する信号発生手
    段と、 この信号発生手段から第一の放送方式の基準のテレビジ
    ョン信号が出力されている状態において、上記テレビジ
    ョンにて表示される映像の色成分量を検出して第一の色
    成分値を取得する第一色成分値取得手段と、 上記信号発生手段から第二の放送方式の基準のテレビジ
    ョン信号が出力されている状態において、上記テレビジ
    ョンにて表示される映像の色成分量を検出して第二の色
    成分値を取得する第二色成分値取得手段と、 取得された上記第一および第二の色成分値の差異に基づ
    いて上記第二放送用調整値を決定して上記テレビジョン
    に対して出力することにより上記ホワイトバランス調整
    を行う調整手段とを具備することを特徴とするテレビジ
    ョン調整システム。
  3. 【請求項3】 上記調整手段は、上記取得された第一お
    よび第二の色成分値の差と所定の基準値とを比較し、比
    較結果に応じて上記第二放送用調整値を決定することを
    特徴とする請求項2に記載のテレビジョン調整システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記調整手段は、上記第一および第二の
    色成分値の差と上記基準値とを比較することにより同第
    一および第二の色成分値の差が所定範囲外であるか否か
    を判定し、同差が所定範囲外であると判定したときに
    は、同差に基づいて上記第二放送用調整値を算出して上
    記テレビジョンに対して出力した後に上記第二色成分値
    取得手段に上記第二の色成分値を取得させる処理を、取
    得された第二の色成分値と取得済みの上記第一の色成分
    値との差が同所定範囲内となるまで繰り返し行うことを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載のテレビジョ
    ン調整システム。
  5. 【請求項5】 上記テレビジョンは、上記ホワイトバラ
    ンス調整値を入力して記憶可能であり、 上記調整手段は、上記第一の色成分値に基づいて上記ホ
    ワイトバランス調整値を決定して上記テレビジョンに対
    して出力することを特徴とする請求項2〜請求項4のい
    ずれかに記載のテレビジョン調整システム。
  6. 【請求項6】 上記色成分値は、CIE規格におけるx
    y色度に対応した値であることを特徴とする請求項2〜
    請求項5のいずれかに記載のテレビジョン調整システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記第二放送用調整値は、上記テレビジ
    ョン別に設けられて上記第二の放送方式のテレビジョン
    信号に基づく映像の黒レベルを調整する黒レベル調整値
    であることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか
    に記載のテレビジョン調整システム。
  8. 【請求項8】 上記第一の放送方式のテレビジョン信号
    は、PAL方式のテレビジョン信号であり、上記第二の
    放送方式のテレビジョン信号は、SECAM方式のテレ
    ビジョン信号であることを特徴とする請求項2〜請求項
    7のいずれかに記載のテレビジョン調整システム。
  9. 【請求項9】 第一の放送方式のテレビジョン信号に基
    づく映像のホワイトバランスを調整するホワイトバラン
    ス調整値を記憶するとともに第二の放送方式のテレビジ
    ョン信号に基づく映像を調整する第二放送用調整値を入
    力して記憶可能であってテレビジョン信号を入力したと
    きに映像のホワイトバランスを同ホワイトバランス調整
    値により調整するとともにテレビジョン信号が第二の放
    送方式であるときには同ホワイトバランス調整値に基づ
    く映像のホワイトバランスを同第二放送用調整値により
    さらに調整して映像を表示するテレビジョンに対して、
    映像のホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調
    整用コンピュータであって、 第一および第二の放送方式の基準のテレビジョン信号を
    生成して出力する信号発生手段から第一の放送方式の基
    準のテレビジョン信号が出力されている状態において、
    上記テレビジョンにて表示される映像の色成分量を検出
    して対応する色成分値を出力可能な色分析手段から第一
    の色成分値を取得し、 上記信号発生手段から第二の放送方式の基準のテレビジ
    ョン信号が出力されている状態において、上記色分析手
    段から第二の色成分値を取得し、 取得した上記第一および第二の色成分値の差異に基づい
    て上記第二放送用調整値を決定して上記テレビジョンに
    対して出力することにより上記ホワイトバランス調整を
    行うことを特徴とするホワイトバランス調整用コンピュ
    ータ。
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