JP3080899U - 建物用錠前の保護部材 - Google Patents
建物用錠前の保護部材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピッキング用の解錠治具を用いて、シリンダ
ーのカラーとドアの隙間から錠前ボックスのネジ挿入孔
を介して回転カムが不正に回転操作されるのを未然に防
止する。低コストで防犯性を高める。 【解決手段】 錠前ボックス6に、錠前ボックス6に設
けたネジ挿入孔12a或いは開口12bなどの開口部1
2を覆うための保護部材14を取り付けた。
ーのカラーとドアの隙間から錠前ボックスのネジ挿入孔
を介して回転カムが不正に回転操作されるのを未然に防
止する。低コストで防犯性を高める。 【解決手段】 錠前ボックス6に、錠前ボックス6に設
けたネジ挿入孔12a或いは開口12bなどの開口部1
2を覆うための保護部材14を取り付けた。
Description
【0001】
本考案は、建物用錠前の保護部材に関し、詳しくはドアロック用の建物用錠前 がピッキング用の解錠治具を用いてシリンダーのカラーとドアとの隙間から不正 に解錠されるのを防止するための技術に関するものである。
【0002】
従来、ドアロック用の建物用錠前10の一例を図10〜図12に示す。この種 の建物用錠前10は、キー(図示せず)により回転されるプラグ2を備えたシリ ンダー1の外周部に、バネによってドア4の表面に当接するカラー5が嵌め込ま れており、ドア4の内部には錠前ボックス6が埋設されている。この錠前ボック ス6には、キーにより回転する回転カム7と、回転カム7が施錠方向A(図11 )へ回転したときに錠面8から突出して扉枠の受座穴に差し込まれ且つ回転カム 7が解錠方向B(図12)へ回転したときは錠面8の内側に引き込まれるスライ ド式のデッドボルト9と、デッドボルト9を保持するバネ機構40とが収納され ている。ここでシリンダー1のカラー5は、ドア4の厚みの変化に対応できるよ うに、バネによってドア4の表面に向かってバネ付勢されている。また、バネ機 構40は、回転カム7が施錠方向Aへ回転したときに駆動子42が後退してスト ッパー41がデッドボルト9と係合してデッドボルト9を施錠状態で保持するよ うにし、且つ回転カム7が解錠方向Bへ回転したときに駆動子42がストッパー 41をデッドボルト9から離脱する方向に押すことでデッドボルト9を解錠状態 で保持するものである。
【0003】 また錠前ボックス6の上端面にはネジ挿入孔12aが設けられており、ドアの 両表面に飾り板13(図10)を取り付ける際に、ドアの内部を貫通する飾り板 取付ネジ11が錠前ボックス6のネジ挿入孔12aに挿入されて、飾り板13に ネジ止めされるようになっている。なお、図10中の21はドア4側に取り付け られるフェイスプレート、22はノブ23の回転によって錠面8の内側に引き込 まれるラッチボルトである。
【0004】
ところが、飾り板13が取り付けられない場合にあっては、錠前ボックス6の ネジ挿入孔12aからピッキング用の解錠治具15を用いて錠前ボックス6がや ぶられる可能性がある。その一例を図13、図14に示す。先ず、図13(a) のようにシリンダー1のカラー5を矢印ホの方向に動かして、解錠治具15の挿 入部15aの先端に設けたカム引掛け部15bを矢印イの方向に挿入し、図13 (b)の矢印ロの方向に解錠治具15を回転させ、その後、図14(a)の矢印 ハの方向にカム引掛け部15bを錠前ボックス6の内部に挿入して、図14(b )のように回転カム7の突起部7aに引掛け、矢印ニの方向にカム引掛け部15 bを引張って回転カム7を解錠方向B(図11)に回転させる。これにより、図 12のようにデッドボルト9が錠面8の内側に引き込まれてしまい、建物用錠前 10がやぶられるという問題があった。
【0005】 また、上記ネジ挿入孔12a付き錠前ボックス6は既に市場に多量に出まわっ ており、そのため、錠前ボックス6をすべて交換する場合はコストが高くつくと いう問題がある。
【0006】 なお、錠前ボックス6には、上記のようなネジ挿入孔12a以外に、錠前ボッ クス6の錠面8と反対側の面に、材料コスト削減等を目的として開口が開口して いる場合があり、仮りにネジ挿入孔12aが飾り板取付ネジ11にて塞がれてい ても、開口から解錠治具のカム引掛け部15bを錠前ボックス6の内部に挿入し て錠前ボックス6がやぶられる可能性がある。
【0007】 本考案は、上記の従来例の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的と するところは、ピッキング用の解錠治具をシリンダーのカラーとドアの隙間から 錠前ボックスの開口部に挿入して回転カムが不正に回転操作されるのを未然に防 止することができ、これにより低コストで防犯性を高めることができるようにし た建物用錠前の保護部材を提供するにある。
【0008】
上記課題を解決するために請求項1記載の考案にあっては、キーにより回転さ れるプラグ2を備えたシリンダー1の外周部に、バネによってドア4の表面に当 接するカラー5が嵌め込まれており、ドア4の内部に埋設された錠前ボックス6 には、上記キーにより回転する回転カム7と、回転カム7が施錠方向Aへ回転し たときに錠面8から突出して扉枠の受座穴に差し込まれ且つ回転カム7が解錠方 向Bへ回転したときは錠面8の内側に引き込まれるスライド式のデッドボルト9 とが収納されて建物用錠前10が構成されており、上記錠前ボックス6に、錠前 ボックス6に設けられた開口部12を覆うための保護部材14を取り付けてなる ことを特徴としており、このように構成することで、飾り板13が取り付けられ ていない場合において、外部者がピッキング用の解錠治具15をシリンダー1の カラー5とドア4との隙間16から錠前ボックス6の開口部12に挿入して回転 カム7を不正に回転操作するのを、本考案に係る保護部材14にて防止でき、建 物用錠前10がやぶられる恐れがなくなる。
【0009】 また請求項2記載の考案にあっては、請求項1において、錠前ボックス6の開 口部12は、錠前ボックス6の上端面に設けられ、ドア4の表面に飾り板13を 取り付けるための飾り板取付ネジ11が挿入されるネジ挿入孔12aであること を特徴とするのが好ましく、この場合、保護部材14を錠前ボックス6の上端面 に被せることでネジ挿入孔12aを覆うことができ、錠前ボックス6の上端面か ら解錠治具により回転カム7が不正に解錠操作される恐れがなくなる。
【0010】 また、請求項3記載の考案にあっては、請求項1において、錠前ボックス6の 開口部12は、錠前ボックス6の錠面8と反対側の面に設けられた開口12bで あることを特徴とするのが好ましく、この場合、保護部材14を錠前ボックス6 の背面に被せることで開口12bを覆うことができ、錠前ボックス6の背面から 解錠治具により回転カム7が不正に解錠操作される恐れがなくなる。
【0011】 また請求項4記載の考案にあっては、請求項1において、保護部材14は、開 口部12の内側に引掛けて係止される係止爪17を備えていることを特徴とする のが好ましく、この場合、ネジなどを用いないで保護部材14をワンタッチで取 り付けることができる。
【0012】 また請求項5記載の考案にあっては、請求項1において、保護部材14は、錠 前ボックス6の組立ネジ18により錠前ボックス6の両側面にネジ止めされるネ ジ止め部31を備えていることを特徴とするのが好ましく、この場合、保護部材 14を錠前ボックス6の組立ネジ18を利用して錠前ボックス6に確実に固定で きると共に、ネジの数を減らすことができるようになる。
【0013】 また請求項6記載の考案にあっては、請求項1において、保護部材14は、錠 前ボックス6の両側面に沿って折り曲げられて、シリンダー1が貫通するシリン ダー貫通穴19を有する折り曲げ部20を備えていることを特徴とするのが好ま しく、この場合、建物用錠前10のシリンダー1を利用して保護部材14を錠前 ボックス6に対して確実に固定できるようになり、また、保護部材14をネジ止 めする必要もなくなる。
【0014】 また請求項7記載の考案にあっては、請求項3において、保護部材14は、錠 前ボックス6の開口12bを覆う覆い部30と錠前ボックス6の両側面に固定さ れる固定片60とからなることを特徴とするのが好ましく、この場合、保護部材 14の覆い部30を錠前ボックス6の背面に被せることで開口12bを覆うこと ができ、錠前ボックス6の背面から解錠治具により回転カム7が不正に解錠操作 される恐れがなくなる。
【0015】
以下、本考案を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】 ドアロック用の建物用錠前10の基本構造は、従来例(図10〜図12)で説 明したものと同様である。すなわち、キーが差し込まれて回転するプラグ2を備 えたシリンダー1と、シリンダー1の外側に嵌め込まれてバネ(図示せず)によ ってドア4の表面に当接するシリンダー1のカラー5と、ドア4の内部に埋設さ れた錠前ボックス6とからなり、錠前ボックス6には、キーにより回転する回転 カム7と、回転カム7によって施錠又は施錠されるスライド式のデッドボルト9 と、バネ機構40とが収納されると共に、錠前ボックス6の上端面には飾り板取 付ネジ11が挿入可能な開口部12であるネジ挿入孔12aが設けられている。
【0017】 次に、上記ドア4の表面に飾り板13が取り付けられない場合において、建物 用錠前10をピッキングから保護するための本考案の保護部材14について説明 する。錠前ボックス6には、図1に示すように、飾り板取付ネジ11(図10) が挿入されるネジ挿入孔12aを覆うための保護部材14が取り付けられている 。この保護部材14は、ピッキング用の解錠治具がネジ挿入孔12aから錠前ボ ックス6内部に挿入されて回転カム7が外部から不正に操作されるのを防止する ためのものであり、本例では、図2に示すように、ネジ挿入孔12a周辺を上方 から覆う覆い部30と、錠前ボックス6への取り付け手段となる一対の係止爪1 7とが1枚の金属板を折り曲げて形成されている。ここでは、覆い部30の下面 から突出した各係止爪17は互いに反対方向に向いており、ネジ挿入孔12aの 内側の左右両端部に引掛けて係止されることで、保護部材14がネジ挿入孔12 aから抜けない構造となっている。
【0018】 なお、保護部材14は、金属板には限定されず、プラスチック製或いはゴム製 であってもよい。このことは以下の各実施形態の保護部材14においても同様で ある。
【0019】 次に、本考案の保護部材14を用いて錠前ボックス6のネジ挿入孔12aを覆 うにあたっては、保護部材14の覆い部30でネジ挿入孔12aを覆った状態で 、一対の係止爪17をネジ挿入孔12aの内部に押し込むだけで、ネジ挿入孔1 2aの内側に係止して抜けないようになる。従って、仮りに、ドア4を不正に解 錠する目的で外部者がピッキング用の解錠治具15(図13、図14)をシリン ダー1のカラー5とドア4との隙間16に挿入し、さらにネジ挿入孔12aから 錠前ボックス6内部に挿入して回転カム7を回転操作しようとしても、ネジ挿入 孔12aは保護部材14にて覆われているため、解錠治具15を錠前ボックス6 内部に挿入できなくなる。これにより錠前ボックス6の上端面から建物用錠前1 0がやぶられる可能性がなくなり、防犯性を高めることができる。しかも、本考 案に係る保護部材14は錠前ボックス6とは別体に構成されているため、錠前ボ ックス6の設計変更は一切不要であり、また従来の錠前ボックス6をそのまま引 き続いて使用できるので、低コストで防犯効果を高めることができるものである 。
【0020】 また本例では、保護部材14を錠前ボックス6のネジ挿入孔12aに係止によ って取り付けているため、ネジやビス等を用いないで保護部材14をワンタッチ で取り付けることができるうえに、解錠治具によって外される心配もなく、防犯 性向上に効果的となる。
【0021】 保護部材14の他の実施形態を図3、図4に示す。本例の保護部材14は、図 3、図4に示すように、錠前ボックス6のネジ挿入孔12a周辺を覆う覆い部3 0と、覆い部30の前後両端から錠前ボックス6の両側面に沿って折り曲げられ た4つのネジ止め部31とが1枚の金属板を折り曲げて形成されている。ここで は4つのネジ止め部31が錠前ボックス6への取り付け手段となり、隣り合うネ ジ止め部31とネジ止め部31との間は切欠き50となっている。また各ネジ止 め部31に形成されたネジ孔31aには、錠前ボックス6の組立ネジ18が貫通 可能とされており、錠前ボックス6の組立ネジ18を利用して保護部材14の各 ネジ止め部31を錠前ボックス6に固定できるようになっている。従って、錠前 ボックス6のネジ挿入孔12aを塞ぐための保護部材14を、錠前ボックス6の 組立ネジ18によって確実に固定でき、解錠治具によって外れる心配もない。さ らに錠前ボックス6の組立ネジ18を利用して保護部材14を錠前ボックス6に 固定できるので、ネジの数を減らすことができ、そのうえ錠前ボックス6の組み 立てと保護部材14の取り付けとを1回のネジ止め作業で行うことができるので 、保護部材14の取り付けにかかる手間を削減できるという利点もある。
【0022】 保護部材14の更に他の実施形態を図5、図6に示す。本例の保護部材14は 、図5、図6に示すように、錠前ボックス6のネジ挿入孔12a周辺を覆う覆い 部30と、覆い部30の両端から錠前ボックス6の両側面に沿って屈曲した一対 の折り曲げ部20とが1枚の金属板を折り曲げて形成されている。一対の折り曲 げ部20には、シリンダー1が貫通するシリンダー貫通穴19がそれぞれ形成さ れている。ここでは、折り曲げ部20に設けられたシリンダー貫通穴19が錠前 ボックス6への取り付け手段となり、シリンダー貫通穴19に建物用錠前10の シリンダー1を貫通させることで、保護部材14を錠前ボックス6に対して固定 できるようになっている。従って、錠前ボックス6のネジ挿入孔12aを塞ぐ保 護部材14を、シリンダー1を利用して錠前ボックス6に対して確実に固定でき 、解錠治具によって外れる心配もなく、防犯性を一層高めることができるという 利点があり、さらに保護部材14をネジ止めする必要がないため、ネジの数を減 らすことができ、構造の簡易化に加えて保護部材14の取り付けにかかる手間を 一層省略できるという利点もある。
【0023】 本考案の他例を図7、図8に示す。本例では、錠前ボックス6の開口部12と して、錠前ボックス6の錠面8と反対側の面に、材料コスト削減等を図るための 開口12bが設けられており、この開口12bを覆うための保護部材14を例示 する。本例の保護部材14は、図7、図8に示すように、錠前ボックス6の開口 12bを覆う覆い部30と、錠前ボックス6の両側面に沿って折り曲げられた一 対のネジ孔62付き固定片60とからなる。従って、覆い部30を錠前ボックス 6の背面に被せて開口12bを覆った状態で、一対の固定片60を錠前ボックス 6の両側面に配置して、ネジ孔62からネジ61を挿入して錠前ボックス6の両 側面にネジ止めすることで、例えば、図9に示すように、解錠治具により錠前ボ ックス6の背面から回転カム7が不正に解錠操作される恐れがなくなる。また固 定片60をネジ止めすることで、保護部材14が開口12bから簡単に外れてし まう心配もなくなる。なお、本例では、固定片60をネジ止めしているが、これ に代えて、図1〜図6の実施形態に示した係止爪による取り付け構造、或いは組 立ネジを利用した取り付け構造、或いはシリンダーを利用した取り付け構造を採 用することが可能である。
【0024】
上述のように請求項1記載の考案にあっては、建物用錠前の錠前ボックスに、 錠前ボックスに設けられた開口部を覆うための保護部材を取り付けたことによっ て、ドアを不正に解錠する目的で外部者がピッキング用の解錠治具をシリンダー のカラーとドアとの隙間から錠前ボックス内部に押し込んで回転カムを回転操作 しようとしても、錠前ボックスの開口部は保護部材によって覆われているため、 解錠治具を錠前ボックス内部に挿入できなくなる。これによりシリンダーのカラ ーとドアとの隙間から建物用錠前がやぶられる恐れがなくなり、防犯性を高める ことができる。しかも、保護部材は錠前ボックスとは別体に構成されているため 、錠前ボックスの設計変更は一切不要であり、また従来の錠前ボックスをそのま ま引き続いて使用できるので、低コストで防犯効果を高めることができるもので ある。
【0025】 また請求項2記載の考案にあっては、請求項1記載の効果に加えて、錠前ボッ クスの開口部は、錠前ボックスの上端面に設けられ、ドアの表面に飾り板を取り 付けるための飾り板取付ネジが挿入されるネジ挿入孔であるので、保護部材を錠 前ボックスの上端面に被せるだけでネジ挿入孔を覆うことができ、錠前ボックス の上端面から建物用錠前がやぶられるのを確実に防止できる。
【0026】 また、請求項3記載の考案にあっては、請求項1記載の効果に加えて、錠前ボ ックスの開口部は、錠前ボックスの錠面と反対側の面に設けられた開口であるの で、保護部材を錠前ボックスの背面に被せるだけで開口を覆うことができ、錠前 ボックスの背面から建物用錠前がやぶられるのを確実に防止できる。
【0027】 また請求項4記載の考案は、請求項1記載の効果に加えて、保護部材は、開口 部の内側に引掛けて係止される係止爪を備えているので、ネジやビスを用いない で保護部材をワンタッチで取り付けることができると共に、解錠治具によって保 護部材が開口部から簡単に外れてしまう心配もなく、防犯性向上に効果的となる 。
【0028】 また請求項5記載の考案は、請求項1記載の効果に加えて、保護部材は、錠前 ボックスの組立ネジにより錠前ボックスの両側面にネジ止めされるネジ止め部を 備えているので、保護部材を錠前ボックスの組立ネジを利用して錠前ボックスに 確実に固定できると共に、ネジの数を減らすことができ、しかも錠前ボックスの 組み立てと保護部材の取り付けとを1回のネジ止め作業で行うことができるので 、保護部材のネジ止めに手間がかからなくなる。
【0029】 また請求項6記載の考案は、請求項1記載の効果に加えて、保護部材は、錠前 ボックスの両側面に沿って折り曲げられて、シリンダーが貫通するシリンダー貫 通穴を有する折り曲げ部を備えているので、建物用錠前のシリンダーを利用して 保護部材を錠前ボックスに対して確実に固定できるようになり、防犯性を一層高 めることができると共に、保護部材をネジ止めする必要がないため、ネジの数を 減らすことができ、構造の簡易化に加えて保護部材の取り付けが一層簡易なもの となる。
【0030】 また請求項7記載の考案は、請求項3記載の効果に加えて、保護部材は、錠前 ボックスの開口を覆う覆い部と錠前ボックスの両側面に固定される固定片とから なるので、保護部材の覆い部を錠前ボックスの背面に被せることで開口を覆うこ とができ、錠前ボックスの背面から解錠治具により回転カムが不正に解錠操作さ れる恐れがなくなる。また保護部材は錠前ボックスに固定される固定片を備えて いるので、保護部材が解錠治具によって簡単に外れてしまう心配もないものであ る。
【図1】本考案の実施形態の一例の説明図である。
【図2】同上の保護部材を示し、(a)は斜視図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】他の実施形態の説明図である。
【図4】同上の保護部材を示し、(a)は斜視図、
(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は展開図であ
る。
(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は展開図であ
る。
【図5】更に他の実施形態の説明図である。
【図6】同上の保護部材を示し、(a)は斜視図、
(b)は展開図、(c)は側面図、(d)は正面図であ
る。
(b)は展開図、(c)は側面図、(d)は正面図であ
る。
【図7】本考案の更に他例の説明図である。
【図8】同上の保護部材の展開図である。
【図9】錠前ボックスの開口から解錠治具により建物用
錠前がやぶれる場合の説明図である。
錠前がやぶれる場合の説明図である。
【図10】建物用錠前の斜視図である。
【図11】建物用錠前のネジ挿入孔から解錠治具を挿入
して回転カムを回転操作する場合の説明図である。
して回転カムを回転操作する場合の説明図である。
【図12】同上のデッドボルトが解錠した状態の説明図
である。
である。
【図13】(a)(b)は従来のピッキング動作の説明
図である。
図である。
【図14】(a)(b)は従来のピッキング動作の説明
図である。
図である。
1 シリンダー 2 プラグ 4 ドア 5 カラー 6 錠前ボックス 7 回転カム 8 錠面 9 デッドボルト 10 建物用錠前 11 飾り板取付ネジ 12 開口部 12a ネジ挿入孔 12b 開口 14 保護部材 17 係止爪 18 組立ネジ 19 シリンダー貫通穴 30 覆い部 31 ネジ止め部 60固定片 A 施錠方向 B 解錠方向
Claims (7)
- 【請求項1】 キーにより回転されるプラグを内蔵した
シリンダーの外周部に、バネによってドアの表面に当接
するカラーが嵌め込まれており、ドアの内部に埋設され
る錠前ボックスには、上記キーにより回転する回転カム
と、回転カムが施錠方向へ回転したときに錠面から突出
して扉枠の受座穴に差し込まれ且つ回転カムが解錠方向
へ回転したときは錠面の内側に引き込まれるスライド式
のデッドボルトとが収納されて建物用錠前が構成されて
おり、上記錠前ボックスに、錠前ボックスに設けられた
開口部を覆うための保護部材を取り付けてなることを特
徴とする建物用錠前の保護部材。 - 【請求項2】 錠前ボックスの開口部は、錠前ボックス
の上端面に設けられ、ドアの表面に飾り板を取り付ける
ための飾り板取付ネジが挿入されるネジ挿入孔であるこ
とを特徴とする請求項1記載の建物用錠前の保護部材。 - 【請求項3】 錠前ボックスの開口部は、錠前ボックス
の錠面と反対側の面に設けられた開口であることを特徴
とする請求項1記載の建物用錠前の保護部材。 - 【請求項4】 保護部材は、開口部の内側に引掛けて係
止される係止爪を備えていることを特徴とする請求項2
記載の建物用錠前の保護部材。 - 【請求項5】 保護部材は、錠前ボックスの組立ネジに
より錠前ボックスの両側面にネジ止めされるネジ止め部
を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
ずれかに記載の建物用錠前の保護部材。 - 【請求項6】 保護部材は、錠前ボックスの両側面に沿
って折り曲げられて、シリンダーが貫通するシリンダー
貫通穴を有する折り曲げ部を備えていることを特徴とす
る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建物用錠前の
保護部材。 - 【請求項7】 保護部材は、錠前ボックスの開口を覆う
覆い部と錠前ボックスの両側面に固定される固定片とか
らなることを特徴とする請求項3記載の建物用錠前の保
護部材。
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