JP3074962U - 自転車用サドル - Google Patents
自転車用サドルInfo
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- JP3074962U JP3074962U JP2000005098U JP2000005098U JP3074962U JP 3074962 U JP3074962 U JP 3074962U JP 2000005098 U JP2000005098 U JP 2000005098U JP 2000005098 U JP2000005098 U JP 2000005098U JP 3074962 U JP3074962 U JP 3074962U
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- saddle
- cover
- bicycle
- peripheral wall
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サドル1の後部のカバー両側面5の破損に対
する補強と、クッション性の低下を防ぐと共に乗り手に
とって肌に伝わる感触が良い自転車用サドルを提供す
る。 【解決手段】 サドルカバー2の厚みを薄くする一方、
破損し易い箇所であるサドル1の後部のカバー両側面5
を他の部分より厚くする。
する補強と、クッション性の低下を防ぐと共に乗り手に
とって肌に伝わる感触が良い自転車用サドルを提供す
る。 【解決手段】 サドルカバー2の厚みを薄くする一方、
破損し易い箇所であるサドル1の後部のカバー両側面5
を他の部分より厚くする。
Description
【0001】
本考案は、自転車用サドルに関するものである。
【0002】
図4に示す従来の自転車用サドルは、サドル本体(4)にクッション性のあるサ ドルトップ(3)が被さり、更に保護と装飾のために、1.0〜1.3mmの均一厚さに成 形された合成樹脂製カバー(2)が装着されている。
【0003】
自転車用サドルは乗り手の尻を支える様に後部が左右に膨らんでいるため、自 転車が転倒したとき、サドル(1)の後部のカバー両側面(5)は他の部分に比べて 地面に衝突し易く、また衝撃荷重も集中する。それが繰り返し起こるとカバー両 側面(5)が局部的に摩耗し、破損の原因となる。それを防止するためにカバー( 2)を全体的に厚くすることが考えられるが、カバー(2)の厚みが大きければ、 内部のクッション材であるサドルトップ(3)のクッション性を損なう。カバー( 2)は乗り手の尻や太股に直接触れる部分であるから、カバー(2)が厚すぎると 肌に伝わる触感が悪くなる。触感の改善のため、カバー(2)を薄くするとサドル トップ(3)のクッション性を生かして乗り心地が良い。しかしそれは自転車が転 倒したとき、カバー両側面(5)が破損し易くなる問題がある。 本考案は、サドル(1)の後部のカバー両側面(5)の破損に対する補強と、クッ ション性の低下を防ぐと共に乗り手にとって肌に伝わる感触が良い自転車用サド ルを提供することを目的とする。
【0004】
本考案は、サドルカバー(2)の厚みを通常より薄くする一方、破損し易い箇所 であるサドル(1)の後部のカバー両側面(5)を他の部分より厚くする。
【0005】
サドル(1)の後部のカバー両側面(5)は、他の部分よりも厚く作られているか ら、第4図の従来例の様に、サドル(1)のカバー(2)の厚みが全て均一である場 合に比べ、自転車転倒時において、摩耗や裂傷に強く、破損し難い。カバー側面 (5)以外の部分は厚みが薄いため、サドルトップ(3)のクッション性を損なわず 乗り心地が良い。更に、カバー両側面(5)は乗り手が運転するときには接触する 部分ではないので、乗り手にとって肌に伝わる感触も悪くならない。
【0006】
以下、本考案の一例を図を用いて詳述する。 サドル(1)は、サドル本体(4)と、該サドル本体(4)の上面に被せられたサド ルトップ(3)、該サドルトップ(3)に被せられサドル本体(4)の内側に固定され たカバー(2)によって構成されている。更に、サドル本体(4)の裏面にはシート ポスト(17)に固定するための舟線(14)、コイルバネ(15)及びヤグラ(16)が公知の ごとく取り付けられている。
【0007】 サドル本体(4)は樹脂にて形成され、前方の細幅のノーズ部から後方へ徐々に 幅広に拡大しており、外形部の全体に亘って下向きの周壁(6)を有している。 該周壁(6)には、カバー(2)を固定するための爪片(7)を外側から内側に通す ために、貫通孔(8)が開設されている。 サドルトップ(3)は、合成樹脂の弾性発泡体で形成され、サドル本体(4)の上 面及び周壁(6)に沿って被せて装着され、サドル本体(4)と同様に、前方はノー ズ部、後方は幅広部の形状となっている。 カバー(2)は、実施例では塩化ビニルで形成され、サドル(1)の後部のカバー 両側面(5)は他の部分より厚くなっており、射出成形によって形成される。 カバーはサドルトップ(3)に被せられ、サドル本体(4)の周壁(6)を巻き込ん で該サドル本体(4)の内側に設けた爪片(7)によって引っ掛けて保持されるよう になっている。
【0008】 図5はカバーの射出成形用の金型(9)を示し、該金型は組合せオス型(10)(11) 及びメス型(12)によって構成され、組合せオス型(10)(11)はメス型に対し分離が 可能であり、他方のオス型同士も分離が可能である。 メス型(12)はカバー(2)の上部外側を形成するように、他方の組合せオス型(1 0)(11)は、カバー(2)の内側とサドルトップ(3)及びサドル本体(4)を巻き込む カバー端部を形成するようになっている。 組合せオス型(10)(11)とメス型(12)を嵌めたときの間のキャビティがカバー両 側面(5)の形状となる。
【0009】 キャビティのカバー両側面(5)との対応部分は他の部分に比べて幅が広がって おり、他の部分に比べて塩化ビニルが広いキャビティ部に注入されるのでカバー 両側面(5)の膜厚が厚くなる。実施例では、カバー両側面(5)の膜厚が2.0〜2.5 mm、その他の部分が1.0〜1.3mmと薄くなっている。 射出成形機で加熱され、溶解された塩化ビニルが注入口(13)より金型(9)に注 入される。冷却固化後、メス型(12)から組合せオス型(10)(11)を引き離す。 サドルトップ(3)の外周部及びサドル本体周壁(6)を包むカバー(2)の外周縁 は、オス型(11)の外周縁に巻き込んでいるため、カバー(2)は組合せオス型(10) (11)に取り付き、メス型(12)から剥離する。更にオス型(10)をオス型(11)から引 き離す。カバー(2)は弾性体であるためオス型(11)から剥がすことが可能であり 、カバー(2)が形成できる。
【0010】 カバー(2)のもう一つの実施例として、均一厚さの合成樹脂製シートが使用さ れる。1.0〜1.3mmの均一厚さに成形された合成樹脂製シートに、サドル(1)の後 部の両側面に対応する部分の内側を局部的に二重にし接着材で貼り付ける。 補強用として二重に貼り付ける材料は、同じ合成樹脂に限らず他の弾性体を用 いることも可能である。 これによって、サドル(1)の後部のカバー両側面(5)は他の部分より厚くなり 、射出成形で形成したカバー(2)と同様の効果がある。
【0011】 上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請 求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又 、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技 術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図1】サドルの縦断面図である。
【図2】サドルの横断面図である。
【図3】サドルの底断面図である。
【図4】従来例の横断面図である。
【図5】カバーの金型図である。
(1) サドル (2) カバー (4) サドル本体 (5) カバー両側面 (6) サドル本体周壁 (9) カバー金型
Claims (1)
- 【請求項1】 細幅のノズル部から後部へ徐々に拡大
し、外周部の全周に亘って、下向き周壁(6)を有するサ
ドル本体(4)と、該サドル本体(4)に被さりクッション
材にて形成されたサドルトップ(3)と、該サドルトップ
(3)に被さり外周部がサドル本体(4)の周壁(6)を巻き
込んで該サドル本体(4)に固定されたカバー(2)とで構
成されたサドル(1)に於て、カバー(2)はサドル(1)の
後部の左右両側面(5)が他の部分より厚く形成されてい
る自転車用サドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005098U JP3074962U (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 自転車用サドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005098U JP3074962U (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 自転車用サドル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074962U true JP3074962U (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=43208101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000005098U Expired - Fee Related JP3074962U (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | 自転車用サドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074962U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015164833A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-09-17 | 株式会社マルイ | 自転車用サドルとその製造方法 |
WO2016108549A1 (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-07 | 임용필 | 에어 쿠션 안장 |
-
2000
- 2000-07-19 JP JP2000005098U patent/JP3074962U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015164833A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-09-17 | 株式会社マルイ | 自転車用サドルとその製造方法 |
WO2016108549A1 (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-07 | 임용필 | 에어 쿠션 안장 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |