JPH0319511Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0319511Y2 JPH0319511Y2 JP1985153492U JP15349285U JPH0319511Y2 JP H0319511 Y2 JPH0319511 Y2 JP H0319511Y2 JP 1985153492 U JP1985153492 U JP 1985153492U JP 15349285 U JP15349285 U JP 15349285U JP H0319511 Y2 JPH0319511 Y2 JP H0319511Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear seat
- driver
- groove
- seat
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分や)
本考案は運転者用の尻当部が前端面近傍上方に
突出している自動二輪車用リヤシートに関する。
突出している自動二輪車用リヤシートに関する。
(従来の技術)
運転者用の尻当部をリヤシート側に設けること
は、運転者の乗車位置の後方へのずれを防止する
と共に、運転者の腰のホールド感を向上させるも
のであり、ツーリング用自動二輪車においてはよ
く行なわれている。(先行技術文献としては例え
ばモーターサイクリスト1985年10月号P.153の最
下段の写真がある。) 従来のこの種自動二輪車用リヤシートを構成す
るスポンジ体の硬度は、後乗車の乗心地を考慮し
て設定されており、又一般に尻当部のスポンジ体
とリヤシート本体のスポンジ体とは一体成形され
ている。
は、運転者の乗車位置の後方へのずれを防止する
と共に、運転者の腰のホールド感を向上させるも
のであり、ツーリング用自動二輪車においてはよ
く行なわれている。(先行技術文献としては例え
ばモーターサイクリスト1985年10月号P.153の最
下段の写真がある。) 従来のこの種自動二輪車用リヤシートを構成す
るスポンジ体の硬度は、後乗車の乗心地を考慮し
て設定されており、又一般に尻当部のスポンジ体
とリヤシート本体のスポンジ体とは一体成形され
ている。
(考案が解決しようとする課題)
しかし後乗者の乗心地を考慮してスポンジ体の
硬度が設定されると、尻当部用としてはスポンジ
体の硬度が高すぎ、運転者の乗心地が悪くなると
いつた課題があつた。
硬度が設定されると、尻当部用としてはスポンジ
体の硬度が高すぎ、運転者の乗心地が悪くなると
いつた課題があつた。
そこで、尻当部とリヤシート本体とのスポンジ
体を別体とし、尻当部のみのスポンジ体の硬度を
低くする構成も考えられるが、かかるスポンジ体
が一体成形によらない構成では、コストが高くな
り、又自動二輪車用リヤシートの製作が困難にな
る等の課題を有している。
体を別体とし、尻当部のみのスポンジ体の硬度を
低くする構成も考えられるが、かかるスポンジ体
が一体成形によらない構成では、コストが高くな
り、又自動二輪車用リヤシートの製作が困難にな
る等の課題を有している。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、運転者用前側シートとは別体に形成
されると共に、前端部に運転者用の尻当部を一体
に備えている自動二輪車用リヤシートにおいて、
前記尻当部とリヤシート本体の間に、尻当部の後
方への剛性を下げる凹部が形成され、該凹部の深
さは前側シートの略上端面の高さまで至つている
リヤシートである。
されると共に、前端部に運転者用の尻当部を一体
に備えている自動二輪車用リヤシートにおいて、
前記尻当部とリヤシート本体の間に、尻当部の後
方への剛性を下げる凹部が形成され、該凹部の深
さは前側シートの略上端面の高さまで至つている
リヤシートである。
(実施例)
本考案の実施例を示す第1図及び第2図におい
て、1は底板であり、この底板は鋼板をプレス成
形したものや、樹脂成形で形成されており、空気
抜き用の多数の孔2を備えると共に、その周縁に
は下方の湾曲したフランジ3を有している。この
底板1に載置されたスポンジ体5は、リヤシート
本体4と尻当部6とから構成され、これらリヤシ
ート本体4と尻当部6との間には、スポンジ体5
の幅方向にのびる溝7が形成されており、尻当部
6の後方(第1図中矢印A方向)への剛性が下げ
られている。ただし溝7は所定深さのものであ
り、溝7の下方においてリヤシート本体4と尻当
部6とは連続しており、リヤシート本体4と尻当
部6とはスポンジ体5として一体成形されてい
る。
て、1は底板であり、この底板は鋼板をプレス成
形したものや、樹脂成形で形成されており、空気
抜き用の多数の孔2を備えると共に、その周縁に
は下方の湾曲したフランジ3を有している。この
底板1に載置されたスポンジ体5は、リヤシート
本体4と尻当部6とから構成され、これらリヤシ
ート本体4と尻当部6との間には、スポンジ体5
の幅方向にのびる溝7が形成されており、尻当部
6の後方(第1図中矢印A方向)への剛性が下げ
られている。ただし溝7は所定深さのものであ
り、溝7の下方においてリヤシート本体4と尻当
部6とは連続しており、リヤシート本体4と尻当
部6とはスポンジ体5として一体成形されてい
る。
8はスポンジ体5を覆うレザーであり、このレ
ザー8はその外周縁がフランジ3に下側から巻込
まれ、クリツプ(図示せず)その他適当な手段に
よりフランジ3に固定されている。9は運転者が
乗る前側シートである。
ザー8はその外周縁がフランジ3に下側から巻込
まれ、クリツプ(図示せず)その他適当な手段に
よりフランジ3に固定されている。9は運転者が
乗る前側シートである。
上記実施例では凹部として溝7が形成されてい
るが、他の実施例では、第3図に示すごとく凹部
として所定深さの穴10が複数個一列あるいは複
数列形成されたものでもよい。
るが、他の実施例では、第3図に示すごとく凹部
として所定深さの穴10が複数個一列あるいは複
数列形成されたものでもよい。
又前記溝7にスポンジ体5を形成しているもの
よりもずつと硬度が低いスポンジが挿入された構
成でもよく、かかる構成では溝7上方のレザー8
部分の皺が生じにくくなる。
よりもずつと硬度が低いスポンジが挿入された構
成でもよく、かかる構成では溝7上方のレザー8
部分の皺が生じにくくなる。
さらに他の実施例としては、レザー8が溝7の
窪みに沿つて張設された構成を採用することもで
き、その場合には、溝7周辺のレザー8部分に皺
が生じる不具合もなく、体裁が良好である。
窪みに沿つて張設された構成を採用することもで
き、その場合には、溝7周辺のレザー8部分に皺
が生じる不具合もなく、体裁が良好である。
なお上記した実施例の構成は、タンデムシート
(一体型2人用シート)にも同様に適用できる。
(一体型2人用シート)にも同様に適用できる。
(考案の効果)
本考案に係る自動二輪車用リヤシートでは、尻
当部6とリヤシート本体4との間に、尻当部6の
後方への剛性を下げる凹部7,10が形成されて
いるので、後乗者の乗心地を考慮してスポンジ体
5の硬度が設定されていても、尻当部6の硬度が
運転者にとつて高すぎるといつた事態は生じず、
運転者の乗心地は良好となる。しかも尻当部6と
リヤシート本体4とは一体成形されるので、コス
トが高くなることもなく、又リヤシートの製作が
困難になることもない。また溝7又は穴10等の
凹部の深さが、前側シート9の略上端面の高さま
で至つているので、尻当部6の全体が円滑に後方
に撓み、運転者の座り心地がよい。
当部6とリヤシート本体4との間に、尻当部6の
後方への剛性を下げる凹部7,10が形成されて
いるので、後乗者の乗心地を考慮してスポンジ体
5の硬度が設定されていても、尻当部6の硬度が
運転者にとつて高すぎるといつた事態は生じず、
運転者の乗心地は良好となる。しかも尻当部6と
リヤシート本体4とは一体成形されるので、コス
トが高くなることもなく、又リヤシートの製作が
困難になることもない。また溝7又は穴10等の
凹部の深さが、前側シート9の略上端面の高さま
で至つているので、尻当部6の全体が円滑に後方
に撓み、運転者の座り心地がよい。
又溝7の部分に硬度の低いスポンジが挿入され
た実施例では、溝7上方のレザー8部分に皺が生
じにくい利点がある。
た実施例では、溝7上方のレザー8部分に皺が生
じにくい利点がある。
又溝の窪みにレザー8を沿わせて張設した場合
では、溝7周辺のレザー8部分に皺が生ずること
はなく、体裁が良好となる。
では、溝7周辺のレザー8部分に皺が生ずること
はなく、体裁が良好となる。
第1図は本考案の実施例を示す縦断側面図、第
2図はスポンジ体の平面図、第3図は別の実施例
を示すスポンジ体の平面図である。 4……リヤシート本体、6……尻当部、7……
溝、10……穴。
2図はスポンジ体の平面図、第3図は別の実施例
を示すスポンジ体の平面図である。 4……リヤシート本体、6……尻当部、7……
溝、10……穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 運転者用前側シート9とは別体に形成される
と共に、前端部に運転者用の尻当部6を一体に
備えている自動二輪車用リヤシートにおいて、
前記尻当部6とリヤシート本体4の間に、尻当
部6の後方への剛性を下げる凹部が形成され、
該凹部の深さは前側シート9の略上端面の高さ
まで至つていることを特徴とする自動二輪車用
リヤシート。 (2) 前記リヤシートにおいて前端面近傍が上方に
突出している形状をなし前記凹部が形成されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
二輪車用リヤシート。 (3) 前記凹部が溝7により形成されている実用新
案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の自動
二輪車用リヤシート。 (4) 前記凹部が列設された穴10により形成され
ている実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
項記載の自動二輪車用リヤシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985153492U JPH0319511Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985153492U JPH0319511Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6260487U JPS6260487U (ja) | 1987-04-15 |
JPH0319511Y2 true JPH0319511Y2 (ja) | 1991-04-24 |
Family
ID=31072425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985153492U Expired JPH0319511Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0319511Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5980074B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-08-31 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両のシート |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60104477A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-08 | ヤマハ発動機株式会社 | 騎乗形車両用シ−ト |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP1985153492U patent/JPH0319511Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60104477A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-08 | ヤマハ発動機株式会社 | 騎乗形車両用シ−ト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6260487U (ja) | 1987-04-15 |
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