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JP3073470B2 - 特定のコポリマーを含有する組成物および該コポリマーの化粧品への使用 - Google Patents

特定のコポリマーを含有する組成物および該コポリマーの化粧品への使用

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JP3073470B2
JP3073470B2 JP09255765A JP25576597A JP3073470B2 JP 3073470 B2 JP3073470 B2 JP 3073470B2 JP 09255765 A JP09255765 A JP 09255765A JP 25576597 A JP25576597 A JP 25576597A JP 3073470 B2 JP3073470 B2 JP 3073470B2
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water
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acrylic acid
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、エマルショ
ンの形態であり、ヒトの皮膚、半粘膜(唇)、粘膜(瞼
の内側)、および/または皮膚骨格のメークアップおよ
び/または手入れに使用される組成物、特に化粧品用組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
品用組成物、特にメークアップ用組成物、例えば、棒状
口紅およびファンデーション組成物は、一般的に、脂肪
物質、例えばロウ類および油類、並びに概してフィラー
と顔料からなる粒子相を含有している。よって、それら
は、例えば棒状口紅である場合、棒状またはチューブ状
の形態、または柔らかなペースト状の形態とすることが
できる。また、メークアップ用組成物は、水または親水
性相を有しており、特にファンデーション、ティントク
リーム、手入れ用クリーム、または抗日光製品の場合に
は、特に、水中油型エマルション、油中水型エマルショ
ン、複エマルション、水性のゲルまたは溶液の形態にす
ることができる。
【0003】皮膚、粘膜、または半粘膜に適用される場
合、これらの組成物は、移る、という欠点を有する。こ
れは、前記組成物と接触したある種の支持体、例えば、
ガラス、衣類、または皮膚に少なくとも部分的に付着す
る傾向にあることを意味する。
【0004】付着すると、前記組成物は、前記支持体に
跡を残す。よって、その結果、皮膚または粘膜への、組
成物の残存性が中程度となり、規則的に、繰り返し適用
する必要が生じる。
【0005】さらに、ある種の衣類、特に、ブラウスの
襟に、許容できない跡が付くと、女性の中には、この種
のメークアップを使用しなくなる者が出てくる恐れもあ
る。
【0006】ある組成物が、ファンデーションの場合に
は、皮膚上のコジワ(fine lines)および/またはシワ
(wrinkles)に;棒状口紅の場合には、唇の周りのコジ
ワに;アイシャドウの場合には、瞼のヒダ(fold)に移
入(migration)する傾向があることが観察されている
ことから、これらの組成物の他の欠点は、移入の問題に
ある。瞼の動きにより生じる、メークアップ中における
シワもまた、特に、アイシャドウの場合に観察されてい
る。
【0007】これらの現象全ては、一方では、組成物の
保持力の低下(すなわち、移りまたは移入による、ある
成分の離脱、および/または均質化の低下)、他方で
は、明らかに回避することが望まれている美的でない効
果を生じせしめるものである。
【0008】多くの美容産業関連者は、数年の間、「色
移りのない(transfer-free)」化粧品用組成物、特に
色移りのない棒状口紅およびファンデーションに興味を
抱いている。例えば、1〜70重量%の、アルキルまた
はフェニルの懸垂状鎖を含有するシリカートの繰り返し
単位を有する液体シリコーン樹脂、10〜98重量%
の、環状の揮発性シリコーン油、および紛状のフィラー
を含有する、「色移りのない」口紅用組成物が見られる
ようになった。
【0009】また、少なくとも12の炭素原子を有す
る、懸垂状のエステル化した鎖を含有するシリコーン樹
脂、および揮発性のシリコーンを含む、色移りのない口
紅も提案されている。
【0010】一般的に、ある種のシリコーン化合物と揮
発性油を組み合わせることにより、満足のいく色移りの
ない結果を得ることはできるが、適切な色移りのない品
質を保持しながら、これらの組成物にシリコーン油以外
の油を添加することができないため、揮発性物質が蒸発
した後に、最適な快適さを有する皮膜にできないという
欠点がある。これは、化粧品用組成物に、特に快適感を
付与するものとして知られている炭化水素油が、かかる
組成物の色移りの度合いを増加させるためである。
【0011】よって、ほとんど、または全く色移りがな
く(すなわち、色移りのない組成物)、同時に良好な化
粧品特性、特に、適用時にフレッシュ感およびつるつる
した感じがあり、またメークアップをした後でも、柔軟
性と快適さを有する組成物、特に化粧品用組成物が必要
とされている。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本出願人は、驚くべきことに、また予期しないことに、
以下に定義する特定のポリマーが化粧品用組成物中に存
在することで、前記組成物の移りおよび/または移入が
制限されるか、または全く除去されることが可能であ
り、よって、保持力の改善が可能であることを見いだし
た。よって、本発明の目的は、良好な保持力を有し、色
移りがなく、接触しても支持体にシミを付けない皮膜を
得ることができる組成物を提供することにある。
【0013】よって、本発明の主題は、化粧品用、皮膚
病用、衛生用、および/または製薬用組成物における、
全体的に、組成物の移りおよび/または移入を制限、減
少、および/または改善させるための、多量フラクショ
ンとして、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン
酸モノマーまたはその無水物と、少量フラクションとし
て、アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる、
架橋していてもよいコポリマーの使用にある。
【0014】また、本発明の主題は、化粧品用、皮膚病
用、衛生用、および/または製薬用組成物における、該
組成物の保持力を改善するための、前記コポリマーの使
用にある。
【0015】さらに本発明の主題は、このようなコポリ
マーを、組成物の移りおよび/または移入を制限、減
少、および/または改善させるための薬剤、および/ま
たは組成物の保持力を改善させるための薬剤として、化
粧品用、皮膚病用、衛生用、および/または製薬用組成
物に使用することにある。
【0016】本発明の他の主題は、化粧品用、皮膚病
用、衛生用、および/または製薬用組成物における、移
り、および/または移入がなく、改善された保持力を有
する、該組成物の皮膜を形成させるための、多量フラク
ションとして、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカル
ボン酸モノマーまたはその無水物と、少量フラクション
として、アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからな
る、架橋していてもよいコポリマーの使用にある。
【0017】本発明の他の主題は、色移りのない組成物
における、多量フラクションとして、モノオレフィン不
飽和でC3−C6のカルボン酸モノマーまたはその無水物
と、少量フラクションとして、アクリル酸の脂肪鎖エス
テルモノマーとからなる、架橋していてもよいコポリマ
ーの使用にある。色移りのない組成物とは、上述した意
味を発展させて、ほとんど、または全く移りのない組成
物であることを意味する。
【0018】本発明の他の主題は、多量フラクションと
して、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン酸モ
ノマーまたはその無水物と、少量フラクションとして、
アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋
していてもよい、少なくとも1つのコポリマーと、疎水
表面を有する顔料とをまた含有し、水中油型エマルショ
ン、油中水型エマルション、複エマルション、または複
相溶液の形態の、化粧品用、皮膚病用、衛生用、および
/または製薬用組成物にある。
【0019】本発明の他の主題は、少なくとも1つの前
記コポリマーと水溶性の染料とをまた含有し、水性ゲ
ル、水性、水性アルコールまたは複相の溶液の形態の、
化粧品用、皮膚病用、衛生用、および/または製薬用組
成物にある。
【0020】本発明の他の主題は、多量フラクションと
して、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン酸モ
ノマーまたはその無水物と、少量フラクションとして、
アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋
していてもよい、少なくとも1つのコポリマーを含有す
る、色移りのないメークアップ用、または手入れ用の組
成物にある。
【0021】本発明の他の主題は、多量フラクションと
して、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン酸モ
ノマーまたはその無水物と、少量フラクションとして、
アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋
していてもよい、少なくとも1つのコポリマーを含有す
る、色移りのないファンデーションにある。
【0022】本発明の他の主題は、少なくとも1つの前
記コポリマーを、化粧品用、皮膚病用、衛生用、および
/または製薬用組成物、特に、皮膚、粘膜、半粘膜、お
よび/または皮膚骨格を手入れ、またはメークアップす
るための組成物に導入することかなる、該組成物の移り
を、制限、減少、および/または防止させる方法にあ
る。
【0023】本発明の最後の主題は、皮膚、半粘膜、粘
膜、および/または皮膚骨格に、上述にて定義した組成
物、またはファンデーションを適用することからなる、
皮膚、粘膜、半粘膜、および/または皮膚骨格をメーク
アップする方法にある。
【0024】上述で定義したようなコポリマーを含有す
る剥離可能なマスクを形成するための組成物は、国際特
許第95/03778号により知られている。しかしな
がら、国際特許第95/03778号において、このコ
ポリマーは、皮膚へのマスクの付着力を改善するために
使用されており、組成物の移りおよび/または移入を制
限、減少、および/または防止するため、または保持力
を改善するために使用されるものではない。
【0025】前記ポリマーを含有する組成物により、皮
膜が経時的に良好な保持力を有し、かつ均質性が良好に
持続されていることに反映される、皮膚および粘膜に対
する良好な親和力を有する皮膜を得ることができること
が知見された。
【0026】本発明の組成物は、皮膚への適用が容易
で、とりわけ、比較的非粘着質なテクスチャーで、一日
を通して快適な適用感が維持されるメークアップ用製品
を得ることを可能にする。
【0027】さらに、それらの化粧品特性は、適用時に
フレッシュ感があり、またその後も非常に柔軟であり、
均質で快適なメークアップをすることができるといった
利点を有する。
【0028】最後に、本発明の組成物は、特に、従来の
洗浄剤で、容易に除去することができる。
【0029】本発明の組成物は、皮膚、粘膜、半粘膜、
および皮膚骨格のメークアップおよび/または手入れの
分野において、特に有利に適用されることが見いだされ
ている。粘膜という表現は、特に、下の瞼の内側部分を
称すると解されるものであり;半粘膜とは、特に、顔の
唇を指すものと解されるものであり;皮膚骨格とは、ま
つげ、眉毛、髪、および爪を称すると解されるものであ
る。よって、本発明は、特に、顔の唇および皮膚のメー
クアップおよび/または手入れ用の製品、例えばファン
デーション、棒状口紅、自己サンタン剤、または抗日光
製品の分野で、特に利用される。
【0030】よって、本発明の組成物は、多量フラクシ
ョンとして、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボ
ン酸モノマーまたはその無水物と、少量フラクションと
して、アクリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる
少なくとも1つのコポリマーを含有するものである。こ
のコポリマーは、架橋していてもよい。
【0031】本発明のコポリマーは、多量のモノオレフ
ィン不飽和のカルボン酸モノマーまたはその無水物と、
少量の脂肪鎖アクリル酸エステルモノマーとの重合によ
り調製することができる。カルボン酸モノマーまたはそ
の無水物の量は、好ましくは80〜98重量%、さらに
好ましくは90〜98重量%であり;アクリル酸エステ
ルは、好ましくは2〜20重量%、さらに好ましくは2
〜10重量%の量で存在し;パーセンテージは、2つの
モノマーの重量に対して算出している。
【0032】好ましいカルボン酸モノマーは、式:CH
2=CR−COOH[Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキ
シル、ラクトン基、ラクタム基、シアン(−CN)基、
一価のアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、
アラルキル基、または環状脂肪族基(cycloaliphatic g
roup)を示す]に相当するものから選択される。
【0033】特に好ましいカルボン酸モノマーは、アク
リル酸、メタクリル酸、および無水マレイン酸、および
それらの混合物から選択される。脂肪鎖アクリル酸エス
テルモノマーは、好ましくは、式:CH2=CR1−CO
OR2[R1は、水素、メチル、およびエチルからなるグ
ループから選択され、R2は、C8−C30のアルキル基、
8−C30のオキシアルキレン基、またはC8−C30のカ
ルボニルオキシアルキレン基である]に相当するものか
ら選択される。
【0034】特に好ましいエステルモノマーは、R1
水素またはメチルであり、および/またはR2がC10
22のアルキル基であるものである。特に、デシル、ラ
ウリル、ステアリル、ベヘニル、またはメリシル(meli
ssyl)のアクリラートおよびメタクリラートを挙げるこ
とができる。
【0035】本発明のコポリマーのいくつかは、特に、
欧州特許公開第0268164号に記載されており、該
公報に記載されている調製方法で得られる。
【0036】特に、グッドリッチ(Goodrich)社から
「ペムレン(Pemulen)」の名称で販売されているコポ
リマー、なかでも、ペムレン・TR2として販売されて
いる製品である、アクリラート/C10−C30のアルキル
アクリラートのコポリマーを挙げることができる。
【0037】上述したコポリマーのいくつかの混合物を
使用できることは明らかである。
【0038】これらのコポリマーは、組成物の全重量に
対して、0.01〜3重量%、好ましくは0.02〜
0.6重量%、さらに好ましくは0.05〜0.2重量
%の濃度で、本発明の組成物中に存在することができ
る。
【0039】また、本発明の組成物は、架橋し、少なく
とも90%の中和したポリ(2−アクリルアミド−2−
メチルプロパン−スルホン酸)ポリマーをさらに含有し
てもよく、これは、このようなポリマーにより、好まし
い化粧品特性、例えば、液状ミルクの形態からクリーム
の形態までの範囲に及ぶ最終組成物の粘度の広域性、展
伸の容易性、および柔軟性が得られることが見いだされ
ているからである。
【0040】この、架橋し、かつ実質的に、または全体
的に中和されたポリ(2−アクリルアミド−2−メチル
プロパン−スルホン酸)ポリマーは、一般的に、水溶性
であるか、水膨張性である。該ポリマーは: a)次の一般式(1):
【化1】 [上式(1)中、X+はカチオンまたはカチオン混合物
を示し、カチオンX+の10mol%以下は、プロトン
+であり得る]で表されるユニットを90〜99.9
重量%と、 b)少なくとも2つのオレフィン二重結合を有する少な
くとも1つのモノマーから誘導された、架橋したユニッ
トを0.01〜10重量%、とがランダムに分布してい
ることに特徴付けられる。なお、ここで重量割合は、ポ
リマーの全重量に対するものである。
【0041】このポリマーは、好ましくは、98〜9
9.5重量%の式(1)のユニットと、0.2〜2重量
%の架橋ユニットとを含有する。
【0042】カチオンX+は、特に、プロトン、アルカ
リ金属のカチオン、アンモニウムイオン、またはアルカ
リ土類金属と当量のカチオンから選択されるカチオン、
またはカチオン混合物を表す。好ましいカチオンX
+は、NH4 +カチオンである。さらに好ましくは、カチ
オンの90〜100mol%がNH4 +カチオンであり、
0〜10mol%がプロトン(H+)である。
【0043】少なくとも2つのオレフィン二重結合を有
する架橋モノマーは、例えば、ジプロピレングリコール
−ジアリルエーテル、ポリグリコール−ジアリルエーテ
ル、トリエチレングリコール−ジビニルエーテル、ヒド
ロキノン−ジアリルエーテル、テトラリル−オキエタノ
イル(tetrallyl oxethanoyl)、または他のアリル、ま
たはビニル多官能アルコールエーテル、テトラエチレン
グリコール−ジアクリラート、トリアリルアミン、トリ
メチロールプロパン−ジアリルエーテル、メチレンビス
アクリルアミドまたはジビニルベンジンから選択され
る。
【0044】少なくとも2つのオレフィン二重結合を有
する架橋モノマーは、特に、次の一般式(2):
【化2】 [上式(2)中、R1は、水素原子またはC1−C4のア
ルキル基、特に、メチル基を示す(トリメチロールプロ
パン−トリアクリラート)]に相当するものから選択さ
れる。
【0045】特に好ましいポリマーは、2重量%の水溶
液として、ブルックフィールド(Brookfield)粘度計を
用い、ローター4、回転速度100回転/分、25℃で
測定した粘度が、1000cps(1000mPa.s)以上、
より好ましくは5000cps〜40,000cps(500
0〜40,000mPa.s)、さらに好ましくは6500c
ps〜35,000cpsの範囲内にあるものである。
【0046】架橋し、実質的にまたは全体的に中和され
たポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパン−ス
ルホン酸)は、組成物の全重量に対して、0〜20重量
%、好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは
0.4〜2重量%の濃度で、本発明の組成物中に存在す
る。
【0047】また、本発明の組成物は、化粧品的、衛生
的、製薬的、または皮膚科学的に許容可能な媒体、すな
わち、任意のケラチン物資、例えば、皮膚、爪、髪、ま
つげ、および眉毛、粘膜、および半粘膜、および任意の
ボディまたは顔の皮膚の領域と融和性のある媒体を、さ
らに含有する。
【0048】前記組成物は、化粧品的および/または皮
膚科学的に許容可能な水性媒体を含有する。好ましい実
施態様において、本発明の組成物は、水中油型エマルシ
ョンの形態である。しかしながら、さらに、油中水型エ
マルション、複エマルション、水性ゲル、または水性、
水性アルコール、または多相溶液、特に水/パウダー、
および水/油/パウダーの形態であってもよい。
【0049】本発明の組成物の水相は、水、花の水(fl
ower water)、例えばヤグルマソウ水(cornflower wat
er)、および/または鉱水、例えばビッテル(Vitte
l)、リュカ(Lucas)またはラ・ロシェ・ポゼー(La R
oche Posay)の水、または湧水を含むものであってよ
い。前記水相は、組成物が水中油型エマルションの形態
である場合は、組成物の全重量に対して、15〜99.
9重量%、好ましくは40〜90重量%、組成物がゲル
または水溶液の場合は、好ましくは85〜95重量%の
含有量で存在し得る。
【0050】さらに、水相は、水相の全重量に対して、
0重量%〜14重量%の、C2−C6の低級モノアルコー
ル、および/またはポリオール、例えばグリセロール、
ブチレングリコール、イソプレングリコール、プロピレ
ングリコール、またはポリエチレングリコールを含有し
てもよい。
【0051】本発明の組成物は、特に25℃で液状の脂
肪物質、例えば動物、植物、鉱物、または合成由来の油
を含有する脂肪相を有するものであってもよい。
【0052】本発明の組成物がエマルションの形態であ
る場合、水相および任意の添加剤と混合することで、安
定なエマルション、すなわち分離がなく、何らの油の放
出、またはクリーム化現象が生じることなく、25℃で
貯蔵後、少なくとも24時間は単相の形態を維持してい
るエマルションを得ることができるならば、前記脂肪相
は、化粧品的に許容可能な油を含有していてもよい。
【0053】使用可能な油は、室温(20−25℃)で
揮発するものであってもよい。揮発性油という用語は、
皮膚と接触して蒸発する傾向にある任意の化合物を称す
るものである。好ましくは、その引火点が、これらの油
を処方に用いることを可能にするように十分高く、所望
の消失効果が得られるのに十分低い油が使用される。引
火点が、約40〜100℃の油が、好ましく使用され
る。これらの揮発性化合物は、特に、環状または直鎖状
のシリコーン油、および/または炭化水素油の単独物ま
たは混合物から選択され得る。よって、揮発性シリコー
ン油としては、例えば次のものを挙げることができる: −3〜8、好ましくは4〜6のケイ素原子を有する環状
の揮発性シリコーン。これらは、例えば、シクロテトラ
ジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサ
ン、またはシクロヘキサジメチルシロキサンである。 −ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型の
シクロコポリマー、例えば、ユニオン・カーバイド(Un
ion Carbide)社から「シリコーン・FZ・3109」
の名称で販売されている、ジメチルシロキサン/メチル
オクチルシロキサンのシクロコポリマー。 −2〜9のケイ素原子を有する直鎖状の揮発性シリコー
ン。これらは、例えば、低粘度(1cSt)のPDMS、また
はヘキサメチルジシロキサンである。また、アルキルト
リシロキサン、例えばヘキシルヘプタメチルトリシロキ
サン、またはオクチルヘプタメチルトリシロキサンを挙
げることもできる。
【0054】さらに、揮発性炭化水素油、例えばイソパ
ラフィン、特にイソドデカンを挙げることもできる。
【0055】非揮発性油としては: −ポリ(C1−C20)アルキルシロキサン、特にトリメ
チルシリル末端基を含有するもの、好ましくは、粘度が
0.06m2/s未満のもので、直鎖状のポリジメチルシロ
キサン、およびアルキルメチルポリシロキサン、例えば
セチルジメチコーン(CTFA名)を挙げることができ、 −任意に、フッ化脂肪族および/または芳香族基で、ま
たは官能基、例えばヒドロキシル、チオール、および/
またはアミン基で変性されたシリコーン、 −フェニル化シリコーン油、特に、次の式:
【化3】 [上式(I)中、Rは、C1−C30のアルキル基、アリ
ール基、またはアラルキル基であり、合計が1〜100
であるという条件下で、mは、0〜100の整数であ
り、nは、0〜100の整数である]で表されるもの、 −動物、植物、または鉱物由来の油、例えば、流動パラ
フィン、流動ワセリン、ペルヒドロスクワレン、アプリ
コット油、小麦胚芽油、スイートアルモンド油、ビュー
ティ・リーフ油(beauty-leaf oil)、ゴマ油、マカダ
ミア油(macadamiaoil)、グレープシード油(grapesee
d oil)、菜種油、ヤシ油、グランドナッツ油(groundn
ut oil)、パーム油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ
油、オリブ油、または穀物胚芽油;ポリオールの脂肪酸
エステル、特に流動トリグリセリド;アルコール類;ア
セチルグリセリド類;多価アルコール類、またはアルコ
ール類のリシノレアート類、デカノアート類、またはオ
クタノアート類;脂肪酸トリグリセリド、フッ化油、お
よび過フッ化油(perfluoro oil); −それらの混合物、を挙げることができる。
【0056】本発明の特定の実施態様の一つにおいて、
シリコーン脂肪物質、例えば、 −フェニルシリコーン油、および/またはPDMSと混合さ
れていてもよい、揮発性で環状の油、または、 −シリコーンガム類、揮発性であってもよいシリコーン
油と混合されたシリコーンガム、特に、フェニル化およ
び/またはヒドロキシル化されたシリコーンガム、のみ
を含有するエマルションを調製してもよい。
【0057】好ましくは、組成物は、最大で、約10重
量%の非揮発性の炭化水素油を含有し;特に、組成物
は、8重量%未満、好ましくは5重量%未満の非揮発性
の炭化水素油を含有するか、または非揮発性の炭化水素
油は全く含有しない。
【0058】組成物が水中油型エマルションの形態であ
る場合、エマルションの脂肪相は、エマルションの全重
量に対して、2重量%〜40重量%、好ましくは3重量
%〜30重量%、特に3重量%〜20重量%の含有量で
存在し得る。
【0059】また、本発明の組成物は、最終組成物に、
所望の特性、例えば、コンシステンシー、テクスチャ
ー、および/または移りを所望の程度とするために、一
般的知識に基づき当業者により選択される他の脂肪物質
を含有してもよい。これらの付加的な脂肪物質は、動
物、植物、鉱物、または合成由来のペースト状の脂肪物
質、ガム、および/またはロウ、並びにそれらの混合物
である。
【0060】特に、 −シリコーンガム −動物、植物、鉱物、または合成由来のロウ、例えば、
マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、ペトロラ
タム(petrolatum)、ワセリン(petroleum jelly)、
オゾケライト、およびモンタンロウ;ミツロウ、ラノリ
ンおよびその誘導体;キャンデリラロウ、オーリクリー
ワックス(ouricurry wax)、カルナウバロウ、モクロ
ウ、ココアバター、コルク繊維のロウ、またはサトウキ
ビロウ;25℃で固体状の硬化油(hydrogenated oi
l)、25℃で固体状のグリセリド、および脂肪エステ
ル類、オゾケライト;ポリエチレンロウ、およびフィッ
シャー−トロプシュ合成法により得られるロウ;25℃
で固体状の硬化油;ラノリン;25℃で固体状の脂肪エ
ステル;シリコーンロウ;フッ化ロウ(fluoro waxe
s);それらの混合物、を挙げることができる。
【0061】また、本発明の組成物は、一または複数の
化粧品的に許容可能な(耐性、毒学的、および感覚的に
許容可能であること)有機溶媒を含有してもよい。これ
らの有機溶媒は、組成物の全重量に対して、0%〜98
%とすることができる。それらは、親水性の有機溶媒、
親油性の有機溶媒、両親媒性の有機溶媒、またはそれら
の混合物からなるグループから選択される。
【0062】親水性の有機溶媒としては、例えば、1〜
8の炭素原子を有する、直鎖状または分枝状の低級モノ
アルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノ
ール、イソプロパノール、またはイソブタノール;6〜
80のエチレンオキシドを有するポリエチレングリコー
ル;ポリオール、例えばプロピレングリコール、イソプ
レングリコール、ブチレングリコール、グリセロール、
またはソルビトール;1〜5の炭素原子を有するアルキ
ル基を含有する、モノ−またはジアルキルイソソルバイ
ド;グリコールエーテル類、例えばジエチレングリコー
ルモノメチルまたはモノエチルエーテル、およびプロピ
レングリコールエーテル、例えばジプロピレングリコー
ルメチルエーテルを挙げることができる。両親媒性の有
機溶媒としては、ポリオール、例えばポリプロピレング
リコール(PPG)誘導体、例えばポリプロピレングリ
コールの脂肪酸エステル、およびPPGの脂肪アルコー
ルエーテル類、例えばPPG−23−オレイルエーテ
ル、およびPPG−36−オレアートを挙げることがで
きる。親油性の有機溶媒としては、例えば、脂肪エステ
ル類、例えばアジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ
オクチル、および安息香酸アルキルを挙げることができ
る。
【0063】本発明の組成物がエマルションの形態であ
る場合、安定で微細なエマルションを得るために、必須
ではないが、任意に、界面活性剤をさらに含有してもよ
い。しかしながら、界面活性剤は、得られたエマルショ
ンを精製し得る。O/W型の界面活性剤としては、特
に、セテアリールグルコシド(cetearylglucoside)、
PEG−40−ステアラート、トリステアリン酸ソルビ
タン、ステアリン酸ソルビタン、ポリソルベイト・6
0、ステアリン酸ソルビタン/スクロース−ココアート
(cocoate)の混合物、ステアリン酸グリセリル/PE
G−100−ステアラートの混合物、PEG−400、
ステアリン酸グリセリル、PEG−6/PEG−32/
ステアリン酸グリコールの混合物を挙げることができる
(CTFA)。W/O型の界面活性剤としては、特に、
ポリグリセリル−4−イソステアラート/セチルジメチ
コーン−コポリオール/ラウリン酸ヘキシルの混合物、
および鉱物性油/ワセリン/オゾケライト/オレイン酸
グリセリル/ラノリンアルコールの混合物を挙げること
ができる。
【0064】また、オキシエチレン化されたモノステア
リン酸ソルビタン、脂肪アルコール、例えばステアリル
アルコール、またはセチルアルコール、またはポリオー
ルの脂肪酸エステル類、例えばステアリン酸グリセリ
ル、またはポリグリセリル−10−デカオレアートから
選択される、少なくとも1つの共乳化剤(co-emulsifie
r)を、エマルションの全重量に対して、0〜5重量%
含有してもよい。
【0065】さらに、本発明のエマルションは、好まし
くは、エマルションの全重量に対して0〜6重量%の濃
度で、一または複数の増粘剤を含有してもよい。増粘剤
は: −多糖類のバイオポリマー、例えばキサンタンガム、キ
ャロブガム(carob gum)、グアガム、アルギナート、
および変性したセルロース、例えばヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、およびカルボキシメチルセルロース、 −合成ポリマー、例えばポリアクリル酸、例えばヒスパ
ノ・キィミカ(HispanoQuimica)社またはガーディアン
(Guardian)社のヒスパゲル(Hispagel)またはルブラ
ゲル(Lubragel)のような、ポリグリセリル(メタ)ア
クリラートポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアルコール、アクリルアミドとアクリル酸アンモニウ
ムとの架橋ポリマー、例えばヘキスト(Hoechst)社の
ボゼポール(Bozepol)・CまたはPAS・5161;
アクリラート/オクチルアクリルアミドのコポリマー、
例えばナショナル・スターチ(National Starch)社の
ダーマクリル(Dermacryl);ポリアクリルアミドをベ
ースとしたポリマー、例えばセピック(Seppic)社のセ
ピゲル(Sepigel)・305、アクリルアミドとメタア
クリロイルオキシエチル−トリメチルアンモニウムクロ
リドとの架橋ポリマー、例えばアライド・コロイヅ(Al
lied Colloids)社のサルケア(Salcare)・SC・9
2、 −ケイ酸アルミニウムマグネシウム、 −無機増粘剤、例えばスメクタイト、および変性したま
たは変性していないヘクトライト(hectorites)[例え
ば、ベントーン(Bentone)またはラポナイト(Laponit
e)]、 −それらの混合物、から選択することができる。
【0066】好ましい方法においては、上述した、架橋
した少なくとも90%の中和したポリ(2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)ポリマーが、
ゲル化剤として使用される。
【0067】他の好ましい実施態様においては、架橋し
ていてもよい、アクリル酸のホモポリマーまたはコポリ
マー、またはそれらの塩の一つ、例えばグッドリッチ社
から「カルボポール(Carbopol)」の名称で市販されて
いるものが、増粘ポリマーとして使用される。このよう
な増粘ポリマーにより、特に効果的に、物理的および化
粧品的に好ましい製品、特に、液状ミルクからクリーム
までの範囲の粘度を有する、滑らかで満足のいく適用感
のある製品を得ることができる。
【0068】また、本発明の組成物は、化粧品用組成物
に通常使用される、顔料、および/または真珠光沢(パ
ールエッセンス)剤、および/またはフィラーを含有す
る、粒状相を有していてもよい。顔料という用語は、媒
体に不溶で、白色または有色、無機または有機の粒子を
称すると解されるものであり、これらにより、組成物
は、着色されるか、不透明になる。フィラーとは、組成
物を「塊(body)」にする、すなわち堅さを付与し、メ
ークアップを均質にし、マット効果を付与し、柔軟にさ
せることを意図した、無色または白色で、無機物または
合成物であり、ラメラ状または非ラメラ状の粒子を称す
ると解されるものである。真珠光沢剤は、光を反射させ
る真珠光沢色の粒子を称すると解されるものである。
【0069】顔料は、組成物の全重量に対して、0〜2
0重量%、好ましくは2〜15重量%の割合で存在す
る。それらは、通常またはナノメートルサイズで、白色
または有色の、無機物および/または有機物であってよ
い。無機顔料またはナノピグメント(nanopigments)と
しては、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、または二
酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄、または酸化ク
ロム、ナノチタニア(nanotitania)、およびフェリッ
クブルー(ferric blue)を挙げることができる。有機
顔料としては、カーボンブラック、およびメークアップ
効果を皮膚および唇に付与するために通常使用されるレ
ーキで、酸性染料、例えばハロ酸性、アゾ、またはアン
トラキノン染料のカルシウム、バリウム、アルミニウ
ム、またはジルコニウム塩を挙げることができる。
【0070】本発明が、水中油型エマルションの形態で
ある場合、顔料は、好ましくは、疎水性の表面領域を有
するものか、またはそれらの表面を疎水性にさせるため
の処理が施されたものである;この処理は、当業者に公
知の方法で行うことができる。顔料は、特に、シリコー
ン化合物、例えばPDMS、および/またはポリマー、特に
ポリエチレンで被覆されたものであってもよい。また、
顔料が被覆されていない場合は、得られた製品が滑らか
でなく、脆いことが観察されており、よって、例えば、
マプレコス(Maprecos)社の「ピグメント・SA」、ま
たはミヨシ(Miyoshi)社の「ピグメント・PI」を挙
げることができる。
【0071】組成物が水性ゲルまたは溶液の形態である
場合、考慮される分野の通常の染料、例えば、軽石の二
ナトリウム塩、キノリン−イエロー、アリザリン−グリ
ーンの二ナトリウム塩、アマランスの三ナトリウム塩、
タートラジンの二ナトリウム塩、ローダミンの一ナトリ
ウム塩、キサントフィル、フクシンの二ナトリウム塩か
ら選択される水溶性の染料を含有してもよい。
【0072】真珠光沢剤は、0〜20重量%の割合で、
好ましくは約2〜15重量%の高レベルで、組成物中に
存在し得る。考慮されうる真珠光沢剤としては、オキシ
塩化ビスマス、天然顔料、酸化鉄、酸化チタンで被覆さ
れたマイカ、天然の真珠母、並びに有色の雲母チタンを
挙げることができる。
【0073】フィラーは、組成物の全重量に対して、0
〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の割合で存在
し、無機物、または合成物、ラメラ状または非ラメラ状
のものであってよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリ
ン、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、テフロ
ン、デンプン、窒化ホウ素、ミクロスフェア、例えばエ
クスパンセル(Expancel)(ノーベルインダストリー
社:Nobel Industrie)、ポリトラップ(polytrap)
(ダウコーニング社:Dow Corning)、およびシリコー
ン樹脂のマイクロビース(microbeads)[例えば、トー
シバ(Toshiba)のトスパール(Tospearls)]を挙げる
ことができる。
【0074】また、組成物は、化粧品の分野で通常使用
される任意の添加剤、例えば、酸化防止剤、香料、精
油、防腐剤、化粧品用または製薬用で、親水性または親
油性の活性剤、湿潤剤、ビタミン類、必須脂肪酸、スフ
ィンゴ脂質、自己サンタン化合物、例えばDHA、サン
スクリーン剤を含有してもよい。当業者であれば、本発
明の組成物の有利な特性が、考慮される添加によって、
実質的に、または全く悪影響を受けないように留意し
て、これらの任意の添加化合物(類)、および/または
それらの量を選択することは明らかである。
【0075】これらの添加剤は、0〜10重量%の割合
で、組成物中に存在し得る。それらの性質により、組成
物の脂肪相、または水相に存在する。
【0076】本発明の組成物は、局所適用に適した任意
の形態、特に、漿液、ローション、クリーム、ミルク、
水性ゲル、水相に脂肪相を分散させる(O/W)または
その逆(W/O)によって得られた、液体、半液体のコ
ンシステンシー、またはペースト状、または固体状のエ
マルションとすることができる。
【0077】よって、本発明のエマルションは、化粧品
用、製薬用、または衛生用の組成物の全体、または一部
を構成する。
【0078】本発明の組成物は、特に、皮膚、半粘膜、
粘膜、および/または皮膚骨格のメークアップの分野に
応用されることが見いだされており、この場合、例え
ば、ファンデーション、ほほ紅、アイシャドウ、棒状口
紅、マスカラ、アイライナー、またはネイルラッカーの
形態とされる。
【0079】また、それらは、唇の手入れ用ベースとし
て、または皮膚、半粘膜、粘膜、および/または皮膚骨
格の手入れ用製品、例えばゲル、クリーム、バルム、ま
たはローションとして、または衛生用、または製薬用製
品として、または抗日光または自己サンタン製品として
使用することもできる。
【0080】さらにそれらは、ヘアケアの分野におい
て、特に、髪、まつげ、および眉毛等の皮膚骨格の手入
れ用のクリームまたはゲルとして、またはスタイリング
用の水性ゲルとして応用されることが見いだされてい
る。
【0081】
【実施例】本発明を、次の実施例により、さらに詳細に
例証する。
【0082】実施例1〜15種々のエマルションの持
続性の研究 本発明の種々のエマルション(ファンデーション)を調
製した。各々のエマルションは異なる組成を有する。
【0083】エマルションは、次の化合物: ・脂肪相 ・本発明のコポリマー(グッドリッチ社のペムレン・T
R2) と、任意に: ・2%水溶液において、25℃で16,000cpsの粘
度を有し、アンモニア水で中和された、架橋したポリ
(2−アクリルアミド−2−メチルプロパン−スルホン
酸) ・任意に架橋したアクリル酸コポリマー(グッドリッチ
社のカルボポール・980) ・ポリビニルアルコール ・界面活性剤(モノオレイン酸ソルビタン・20EO;
デカオレイン酸ポリグリセリル) ・フィラー ・PDMSまたはポリエチレンで被覆された顔料 ・水溶性の染料 ・水(全体を100gにする量) を含有する。
【0084】以下の、通常の方法により、組成物を調製
した。脂肪相の成分と予め分散させておいた顔料とを混
合し、80℃で水とコポリマーとを混合して水相を調製
した。2相を、室温で、ターボミキサーを使用し、撹拌
して混合し、混合物を放置して冷却した。
【0085】実施例1 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・PDMSで被覆された顔料 10g ・水 全体を100gにする量
【0086】実施例2 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.5g ・PDMSで被覆された顔料 10g ・水 全体を100gにする量
【0087】実施例3 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.5g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 12g ・水 全体を100gにする量
【0088】実施例4 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 11g ・シクロペンタジメチルシロキサン(揮発 性のシクロD5・シリコーン) 5g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.5g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 12g ・水 全体を100gにする量
【0089】実施例5 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 8g ・アプリコット油 8g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・グッドリッチ社のカルボポール・980 0.6g ・界面活性剤 0.1g ・PDMSで被覆された顔料 12g ・水 全体を100gにする量
【0090】実施例6 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 13g ・シクロペンタジメチルシロキサン 3g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.5g ・ポリビニルアルコール 0.5g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・中空のミクロスフェア(エクスパンセル ・551・DE20) 0.5g ・水 全体を100gにする量
【0091】実施例7 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 13g ・シクロペンタジメチルシロキサン 3g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.5g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・フィラー(ナイロン) 0.5g ・水 全体を100gにする量
【0092】実施例8 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 12g ・水 全体を100gにする量
【0093】実施例9 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・グッドリッチ社のカルボポール・980 0.6g ・界面活性剤 0.1g ・PDMSで被覆された顔料 10g ・水 全体を100gにする量
【0094】実施例10 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・グッドリッチ社のカルボポール・980 0.6g ・ポリエチレンで被覆された顔料 4g ・水 全体を100gにする量
【0095】実施例11 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・グッドリッチ社のカルボポール・980 0.6g ・水溶性の染料 0.274g ・水 全体を100gにする量
【0096】実施例12 ・PDMS(10cSt) 10g ・アプリコット油 10g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0097】実施例13 ・PDMS(10cSt) 15g ・アプリコット油 10g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0098】実施例14 ・PDMS(10cSt) 15g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0099】実施例15 ・PDMS(10cSt) 6g ・アプリコット油 10g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0100】このようにして、皮膚への展伸が容易で、
脂ぎった感触がなく、織物と接触しても移りのないファ
ンデーションが得られた。
【0101】これらのファンデーションには、皮膚に適
用した時に、ある種のフレッシュ感があった。
【0102】ついで、これらのエマルションの持続性を
決定した。
【0103】各々のエマルション0.05gを、前腕部
の50cm2の領域に適用し、適用した組成物を、5分間
放置して乾燥させた。ついで、処理された前腕部の部分
に、ポリエステルの織物の細片をあてがった。機械を使
用して、細片が、処理された前腕部と接触して、垂直な
移行運動をするように配した。織物は釣り合いおもりに
より張った状態に維持され、よって、移行運動中、織物
には摩擦が生じた。前後に10回、摩擦運動が行われ
た。
【0104】ついで、織物上に残された着色した跡に、
次の等級を付けた: 織物にかなりのシミ:グレード=0 織物にシミなし:グレード=10
【0105】グレードが8.5以上である場合、そのフ
ァンデーションは、ほとんど移りがないとみなされる。
【0106】得られた結果を次の表に示す。
【表1】
【0107】これらの結果から、本発明のエマルション
は、良好な持続性があり、織物に移らないことが明らか
になった。
【0108】また、これは、組成物中に植物性油(アプ
リコット油)が、10重量%までの濃度で存在する場合
もしかりである。
【0109】さらに、容易に比較できる実施例1と2か
ら、本発明の組成物の移りを制限するために、ペムレン
・TR2とポリビニルアルコールの組合せが特に優れて
いることが分かる。
【0110】次の組成の組成物を調製した:実施例16 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 16g ・グッドリッチ社のカルボポール・980 0.7g ・PDMSで被覆された顔料 12g ・水 全体を100gにする量
【0111】カルボポールが十分でないために、脂肪物
質の分散が不可能であることが観察された。
【0112】実施例17および18:これらの実施例
は、多量の炭化水素油が存在する(植物性油が存在する
場合)と、色移りに関し好ましくないということを示す
ことを目的とし、先行する実施例3および4と比較す
る。
【0113】実施例17 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 13g ・アプリコット油 12g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0114】実施例18 ・PDMSにおいてヒドロキシル化されたシリ コーンガム (ダウコーニング社のQ2−1403) 13g ・ネオペンタン酸イソステアリル 12g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0115】これら実施例17および18において、エ
マルションの持続性を上述したテストにより決定した。
結果を次に示す。
【表2】
【0116】実施例19:比較例 この実施例は、組成物の移りの制限に関して、ペムレン
・TR2の使用による改善の程度を示すことを目的とし
たものであり、よって、一つはペムレン・TR2を含有
する本発明のファンデーションAで、他方は、Aと同じ
組成であるが、ペムレン・TR2の代わりに、伝統的な
界面活性剤系である、ステアリン酸/ステアラート、ト
リエタノールアミンを含有するファンデーションBであ
る。組成を以下に示す:
【0117】ファンデーションA : ・PDMS(10cSt) 10g ・アプリコット油 10g ・グッドリッチ社のペムレン・TR2 0.1g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・界面活性剤 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0118】ファンデーションB : ・PDMS(10cSt) 10g ・アプリコット油 10g ・ステアリン酸/ステアラート 4.4g ・ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル プロパンスルホン酸) 0.6g ・ポリビニルアルコール 0.6g ・トリエタノールアミン 1.1g ・PDMSで被覆された顔料 14g ・水 全体を100gにする量
【0119】以下の、通常の方法により、これらのファ
ンデーションを調製した。脂肪相の成分と予め分散させ
ておいた顔料とを混合し、ついで水相を調製し、2相
を、65℃で、ターボミキサーを使用し、撹拌して混合
し、混合物を放置して冷却した。
【0120】ついで、これらのエマルションの持続性
を、実施例1〜15と同様の方法で決定した。結果を次
の表に示す。
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−206629(JP,A) 特開 平6−100431(JP,A) 特開 平5−194147(JP,A) 特開 昭63−185438(JP,A) 特開 平7−163859(JP,A) 特開 平4−230310(JP,A) 特開 平5−4913(JP,A) 特表 平8−502070(JP,A) 特表 平9−500888(JP,A) 米国特許5288493(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 7/035

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品用成物における、移りおよび/
    または移入を制限、減少、および/または改善させるた
    に、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン酸モ
    ノマーまたはその無水物と、アクリル酸の脂肪鎖エステ
    ルモノマーとからなる、架橋していてもよいコポリマー
    を、該組成物に配合することを含む使用であり、 該組成物が、 ・架橋し、少なくとも90%の中和したポリ(2−アク
    リルアミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)ポリマ
    ー、および/または、 ・架橋していてもよい、アクリル酸のホモポリマーまた
    はコポリマー、またはそれらの塩の一つを、さらに含有
    することを特徴とする使用
  2. 【請求項2】 化粧品用成物における、保持力を改善
    するために、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボ
    ン酸モノマーまたはその無水物と、アクリル酸の脂肪鎖
    エステルモノマーとからなる、架橋していてもよいコポ
    リマーを、該組成物に配合することを含む使用であり、 該組成物が、 ・架橋し、少なくとも90%の中和したポリ(2−アク
    リルアミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)ポリマ
    ー、および/または、 ・架橋していてもよい、アクリル酸のホモポリマーまた
    はコポリマー、またはそれらの塩の一つを、さらに含有
    することを特徴とする使用
  3. 【請求項3】 化粧品用成物における、移りおよび
    /または移入がなく、改善された保持力を有する、該組
    成物の皮膜を形成させるために、モノオレフィン不飽和
    でC3−C6のカルボン酸モノマーまたはその無水物と
    クリル酸の脂肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋
    していてもよいコポリマーを、該組成物に配合すること
    を含む使用であり、 該組成物が、 ・架橋し、少なくとも90%の中和したポリ(2−アク
    リルアミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)ポリマ
    ー、および/または、 ・架橋していてもよい、アクリル酸のホモポリマーまた
    はコポリマー、またはそ れらの塩の一つを、さらに含有
    することを特徴とする使用
  4. 【請求項4】 色移りのない化粧品用組成物の製造のた
    めに、モノオレフィン不飽和でC3−C6のカルボン酸モ
    ノマーまたはその無水物と、アクリル酸の脂肪鎖エステ
    ルモノマーとからなる、架橋していてもよいコポリマー
    を、該組成物に配合することを含む使用であり、 該組成物が、 ・架橋し、少なくとも90%の中和したポリ(2−アク
    リルアミド−2−メチルプロパン−スルホン酸)ポリマ
    ー、および/または、 ・架橋していてもよい、アクリル酸のホモポリマーまた
    はコポリマー、またはそれらの塩の一つを、さらに含有
    することを特徴とする使用
  5. 【請求項5】 前記コポリマーが、組成物の全重量に対
    して、0.01〜3重量%濃度で存在していることを
    特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の使
    用。
  6. 【請求項6】 組成物が、ポリビニルアルコールをさ
    らに含有することを特徴とする請求項1ないしのいず
    れか1項に記載の使用。
  7. 【請求項7】 組成物が、水中油型エマルション、油中
    水型エマルション、複エマルション、水性ゲル、または
    水性、水性アルコール、または水/パウダーおよび水/
    油/パウダー等の多相溶液の形態であることを特徴とす
    る請求項1ないしのいずれか1項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 組成物が、最大で10重量%非揮発性
    の炭化水素油を含有するか、または非揮発性の炭化水素
    油を全く含有しないことを特徴とする請求項1ないし
    のいずれか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 組成物が、 −フェニルシリコーン油、および/またはPDMSと混合さ
    れていてもよい、揮発性で環状の油、または、 −揮発性であってよいシリコーン油と混合され、フェニ
    ル化および/またはヒドロキシル化されたシリコーンガ
    ム等のシリコーンガム類、 等のシリコーン脂肪物質のみを含有する脂肪相を有する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の使用。
  10. 【請求項10】 組成物が、ファンデーション、ほほ
    紅、アイシャドウ、棒状口紅、マスカラ、アイライナ
    ー、またはネイルラッカー等の、皮膚、半粘膜、粘膜、
    および/または皮膚骨格をメークアップするための組成
    物;唇の手入れ用ベース;皮膚、半粘膜、粘膜、および
    /または皮膚骨格の手入れ用製品;抗日光または自己サ
    ンタン製品;ヘアケア用製品の形態であることを特徴と
    する請求項1ないしのいずれか1項に記載の使用。
  11. 【請求項11】 ノオレフィン不飽和でC3−C6のカ
    ルボン酸モノマーまたはその無水物と、クリル酸の脂
    肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋していてもよい
    少なくとも1つのコポリマーと、疎水表面を有する顔料
    とをまた含有し、水中油型エマルション、油中水型エマ
    ルション、複エマルション、または複相溶液の形態であ
    ることを特徴とする、化粧品用成物。
  12. 【請求項12】 ノオレフィン不飽和でC3−C6のカ
    ルボン酸モノマーまたはその無水物と、クリル酸の脂
    肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋していてもよい
    少なくとも1つのコポリマーと、水溶性の染料とをまた
    含有し、水性ゲル、水性、水性アルコールまたは複相の
    溶液の形態の形態であることを特徴とする、化粧品用
    成物。
  13. 【請求項13】 コポリマーのカルボン酸モノマーまた
    はその無水物の量が、80〜98重量%あり;アクリ
    ル酸エステルモノマーの量が、2〜20重量%あるこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記コポリマーが、組成物の全重量に
    対して、0.01〜3重量%濃度で存在していること
    を特徴とする請求項11ないしのいずれか1項に記
    載の組成物。
  15. 【請求項15】 架橋し、少なくとも90%の中和した
    ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパン−スル
    ホン酸)ポリマーをさらに含有することを特徴とする請
    求項1ないし1のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 ポリ(2−アクリルアミド−2−メチ
    ルプロパン−スルホン酸)ポリマーが、組成物の全重量
    に対して、0〜20重量%の濃度で存在していることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 架橋していてもよいアクリル酸のホモ
    ポリマーまたはコポリマー、またはそれらの塩類の一つ
    をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし1
    のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 ポリビニルアルコールをさらに含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1
    項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 水中油型エマルション、油中水型エマ
    ルション、複エマルション、水性ゲル、または水性、水
    性アルコール、または水/パウダーおよび水/油/パウ
    ダー等の多相溶液の形態であることを特徴とする請求項
    ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 最大で10重量%非揮発性の炭化水
    素油を含有するか、または非揮発性の炭化水素油を全く
    含有しないことを特徴とする請求項1ないし19のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 −フェニルシリコーン油、および/ま
    たはPDMSと混合されていてもよい、揮発性で環状の油、
    または、 −揮発性であってもよいシリコーン油と混合され、フェ
    ニル化および/またはヒドロキシル化されたシリコーン
    ガム等のシリコーンガム類、 等のシリコーン脂肪物質のみを含有する脂肪相を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項
    に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 顔料が、組成物の全重量に対して、0
    〜20重量%割合で存在することを特徴とする請求項
    および1ないし2のいずれか1項に記載の組成
    物。
  23. 【請求項23】 顔料が、二酸化チタン、二酸化ジルコ
    ニウム、または二酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、ま
    たは酸化クロム、ナノチタニア、フェリックブルー、カ
    ーボンブラック、およびアントラキノン染料、アゾ染
    料、またはハロ酸性染料等の酸性染料のカルシウム、バ
    リウム、アルミニウム、またはジルコニウム塩の顔料ま
    たはナノピグメントから選択されることを特徴とする請
    求項11および14ないし21のいずれか1項に記載の
    組成物。
  24. 【請求項24】 顔料が、ポリエチレン等のポリマー、
    および/またはPDMS等のシリコーン化合物で被覆されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 水溶性の染料が、軽石の二ナトリウム
    塩、キノリン−イエロー、アリザリン−グリーンの二ナ
    トリウム塩、アマランスの三ナトリウム塩、タートラジ
    ンの二ナトリウム塩、ローダミンの一ナトリウム塩、キ
    サントフィル、およびフクシンの二ナトリウム塩から選
    択されるものであることを特徴とする請求項1ないし
    のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 ファンデーション、ほほ紅、アイシャ
    ドウ、棒状口紅、マスカラ、アイライナー、またはネイ
    ルラッカー等の、皮膚、半粘膜、粘膜、および/または
    皮膚骨格をメークアップするための組成物;唇の手入れ
    用ベース;皮膚、半粘膜、粘膜、および/または皮膚骨
    格の手入れ用製品;日光または自己サンタン製品;ヘ
    アケア用製品の形態であることを特徴とする請求項1
    ないし2のいずれか1項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 ノオレフィン不飽和でC3− C6
    カルボン酸モノマーまたはその無水物と、クリル酸の
    脂肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋していてもよ
    い、少なくとも1つのコポリマーを含有する、色移りの
    ないファンデーション。
  28. 【請求項28】 ノオレフィン不飽和でC3−C6のカ
    ルボン酸モノマーまたはその無水物と、クリル酸の脂
    肪鎖エステルモノマーとからなる、架橋していてもよ
    い、少なくとも1つのコポリマーを、皮膚、粘膜、半粘
    膜、および/または皮膚骨格をメークアップまたは手入
    れするための粧品用成物に導入することを特徴とす
    る、該組成物の移りを、制限、減少、および/または防
    止させる方法。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし2のいずれか1項
    に記載の組成物、または請求項27に記載のファンデー
    ションを、皮膚、粘膜、半粘膜、および/または皮膚骨
    格に適用することからなる、皮膚、半粘膜、粘膜、およ
    び/または皮膚骨格のメークアップ方法。
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