JP3069955B2 - 濾過装置および濾過方法 - Google Patents
濾過装置および濾過方法Info
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- JP3069955B2 JP3069955B2 JP10375414A JP37541498A JP3069955B2 JP 3069955 B2 JP3069955 B2 JP 3069955B2 JP 10375414 A JP10375414 A JP 10375414A JP 37541498 A JP37541498 A JP 37541498A JP 3069955 B2 JP3069955 B2 JP 3069955B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体や気体中の微小
な固形分を濾過する濾過装置およびその濾過装置を使用
する濾過方法に関するものである。
な固形分を濾過する濾過装置およびその濾過装置を使用
する濾過方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体や気体等の流体中の微小な固形分を
濾過する装置として、例えば特開平8−196821号
公報には、螺旋状に巻回された線材の隣接輪間に流体通
過用の間隙を形成した濾過エレメントを使用したものが
提案されている。この濾過エレメント1は図3に示すよ
うに、外周部に沿って複数の突起部Aを設けた断面円形
の線材を螺旋状に巻回し、線材の隣接輪間に流体通過用
の間隙Bを設けたものであり、エレメント全体がコイル
型に形成される。
濾過する装置として、例えば特開平8−196821号
公報には、螺旋状に巻回された線材の隣接輪間に流体通
過用の間隙を形成した濾過エレメントを使用したものが
提案されている。この濾過エレメント1は図3に示すよ
うに、外周部に沿って複数の突起部Aを設けた断面円形
の線材を螺旋状に巻回し、線材の隣接輪間に流体通過用
の間隙Bを設けたものであり、エレメント全体がコイル
型に形成される。
【0003】図4はこのコイル型の濾過エレメント1を
使用した濾過装置である。装置本体に設けた管板7の取
付孔にトップ金具3を取り付け、そのトップ金具3に濾
過エレメント1を装着すると共に、ナット5で下端にボ
トム金具4を取り付けた芯金2の上端をトップ金具3に
差し込んで上方からナット6で締結する。そして濾過エ
レメント1の周囲に、ケイソウ土やケイソウ土を主剤と
してそれにパルプ粉末や活性炭などの粉末を混合した濾
過助剤8を付着させる。濾過時には流体が矢印のように
濾過エレメント1の外周部より内部へ流入し上方から排
出されるが、その際濾過すべき微小な固形分は濾過助剤
8に捕捉されて除去される。所定期間の濾過運転をする
ことによって、濾過エレメント1に固形分が蓄積してそ
の流体抵抗(差圧)が増加したときは、逆洗浄を行って
初期状態に回復させる。このとき、コイルバネからなる
濾過エレメント1を引延し、その隙間を大きくすること
が種々提案されている。
使用した濾過装置である。装置本体に設けた管板7の取
付孔にトップ金具3を取り付け、そのトップ金具3に濾
過エレメント1を装着すると共に、ナット5で下端にボ
トム金具4を取り付けた芯金2の上端をトップ金具3に
差し込んで上方からナット6で締結する。そして濾過エ
レメント1の周囲に、ケイソウ土やケイソウ土を主剤と
してそれにパルプ粉末や活性炭などの粉末を混合した濾
過助剤8を付着させる。濾過時には流体が矢印のように
濾過エレメント1の外周部より内部へ流入し上方から排
出されるが、その際濾過すべき微小な固形分は濾過助剤
8に捕捉されて除去される。所定期間の濾過運転をする
ことによって、濾過エレメント1に固形分が蓄積してそ
の流体抵抗(差圧)が増加したときは、逆洗浄を行って
初期状態に回復させる。このとき、コイルバネからなる
濾過エレメント1を引延し、その隙間を大きくすること
が種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の濾過エレメント1の逆洗浄に、濾過エレメントを引き
延ばすには特別のシリンダーを必要とし、その構造が複
雑となる欠点があった。そこで本発明はこのような問題
を解決する濾過装置およびそれを使用する濾過方法を提
供することを課題とするものである。
の濾過エレメント1の逆洗浄に、濾過エレメントを引き
延ばすには特別のシリンダーを必要とし、その構造が複
雑となる欠点があった。そこで本発明はこのような問題
を解決する濾過装置およびそれを使用する濾過方法を提
供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、筒状の本体11と、該本体11に設けられた流体の
流入部12および流出部13と、それら流入部12と流
出部13を仕切る管板14と、該管板14にその一方の
端部を取り付けられ、断面円形の線材を螺旋状に巻回し
たバネ性を有するコイル型の複数の濾過エレメント15
と、前記濾過エレメント15の外表面に濾過助材を付着
させる濾過助材付着手段と、この濾過エレメント15を
複数本吊下した状態で濾過エレメント15の外表面に流
体中の固形分を付着させる濾過手段と、この濾過エレメ
ント15の内面側の流体の圧力を外面側のそれに対して
相対的に加圧して付着した固形分を除去する逆洗浄手段
と、前記本体11の内面に外周が摺動する円板状のピス
トン16と、該ピストン16に加わる流体圧力を変化し
て、それが駆動される駆動手段29を備え、前記濾過エ
レメント15の他方の端部が前記ピストン16に連結さ
れてなることを特徴とする濾過装置である。
は、筒状の本体11と、該本体11に設けられた流体の
流入部12および流出部13と、それら流入部12と流
出部13を仕切る管板14と、該管板14にその一方の
端部を取り付けられ、断面円形の線材を螺旋状に巻回し
たバネ性を有するコイル型の複数の濾過エレメント15
と、前記濾過エレメント15の外表面に濾過助材を付着
させる濾過助材付着手段と、この濾過エレメント15を
複数本吊下した状態で濾過エレメント15の外表面に流
体中の固形分を付着させる濾過手段と、この濾過エレメ
ント15の内面側の流体の圧力を外面側のそれに対して
相対的に加圧して付着した固形分を除去する逆洗浄手段
と、前記本体11の内面に外周が摺動する円板状のピス
トン16と、該ピストン16に加わる流体圧力を変化し
て、それが駆動される駆動手段29を備え、前記濾過エ
レメント15の他方の端部が前記ピストン16に連結さ
れてなることを特徴とする濾過装置である。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の濾過装置を使用し、前記濾過エレメント15の外表
面に濾過助材を付着させる濾過助材付着工程と、前記管
板14に取付けられた濾過エレメント15の下部に取付
けたピストン16で圧縮した状態でその濾過助材を付着
した濾過エレメント15の外表面に流体中の固形分を付
着させて濾過する濾過工程と、その圧縮した状態を解除
した状態でこの濾過エレメント15の内面側の流体の圧
力を外面側のそれに対して相対的に加圧して付着した固
形分を除去する逆洗浄工程とを有することを特徴とする
濾過方法である。
載の濾過装置を使用し、前記濾過エレメント15の外表
面に濾過助材を付着させる濾過助材付着工程と、前記管
板14に取付けられた濾過エレメント15の下部に取付
けたピストン16で圧縮した状態でその濾過助材を付着
した濾過エレメント15の外表面に流体中の固形分を付
着させて濾過する濾過工程と、その圧縮した状態を解除
した状態でこの濾過エレメント15の内面側の流体の圧
力を外面側のそれに対して相対的に加圧して付着した固
形分を除去する逆洗浄工程とを有することを特徴とする
濾過方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の濾過装置の1部を切り
欠いて示す正面図であり、図2は図1のII部拡大図であ
る。濾過装置10は筒状の本体11と、該本体11に設
けられた流体の流入部12および流出部13と、それら
流入部12と流出部13を仕切る管板14を備えてい
る。そして本体11内には複数本のバネ性を有する細長
いコイル型の濾過エレメント15と、外周が内面に接触
してスライドする1つのピストン16が設けられる。各
濾過エレメント15の一方の端部は管板14に取り付け
られ、他方の端部がピストン16に連結される。
により説明する。図1は本発明の濾過装置の1部を切り
欠いて示す正面図であり、図2は図1のII部拡大図であ
る。濾過装置10は筒状の本体11と、該本体11に設
けられた流体の流入部12および流出部13と、それら
流入部12と流出部13を仕切る管板14を備えてい
る。そして本体11内には複数本のバネ性を有する細長
いコイル型の濾過エレメント15と、外周が内面に接触
してスライドする1つのピストン16が設けられる。各
濾過エレメント15の一方の端部は管板14に取り付け
られ、他方の端部がピストン16に連結される。
【0008】本体11は断面円形の下胴部17、上胴部
18および蓋部19を順に連ねて構成される。下胴部1
7の側壁には流入部12が設けられると共に内部にピス
トン16が、図2の如く、シール用Oリング33および
摺接用リング32を介してスライド自在に配置され、上
胴部18の下縁部には管板14が取り付けられる。そし
て管板14と下胴部17の上縁部がフランジ結合され
る。また上胴部18と蓋部19も同様にフランジ結合さ
れ、その蓋部19の頂部に流出部13が設けられる。流
入部12には濾過すべき流体を貯蔵するタンク(図示せ
ず)に連通する配管20が接続され、配管20に開閉弁
21が設けられる。また流出部13には濾過した流体を
貯蔵するタンク(図示せず)に連通する配管22が接続
され、配管22に開閉弁23が設けられる。
18および蓋部19を順に連ねて構成される。下胴部1
7の側壁には流入部12が設けられると共に内部にピス
トン16が、図2の如く、シール用Oリング33および
摺接用リング32を介してスライド自在に配置され、上
胴部18の下縁部には管板14が取り付けられる。そし
て管板14と下胴部17の上縁部がフランジ結合され
る。また上胴部18と蓋部19も同様にフランジ結合さ
れ、その蓋部19の頂部に流出部13が設けられる。流
入部12には濾過すべき流体を貯蔵するタンク(図示せ
ず)に連通する配管20が接続され、配管20に開閉弁
21が設けられる。また流出部13には濾過した流体を
貯蔵するタンク(図示せず)に連通する配管22が接続
され、配管22に開閉弁23が設けられる。
【0009】管板14にはその全面に等間隔で複数の取
付孔24が二次元的に設けられる。またピストン16は
耐蝕性および耐久性を有するステンレス等の肉圧の金属
円板からなり、その全面に等間隔で複数の取付孔25が
二次元的に設けられる。濾過エレメント15はステンレ
ス等の耐蝕性を有する金属線を螺旋状に巻回して形成さ
れた線輪26と、その両端部に連結された取付金具27
を有し、ボルト等の連結部材28により管板14の取付
孔24とピストン16の取付孔25にそれぞれ着脱可能
に取り付けられる。なお線輪26はバネ性を有し、ピス
トン16をスライドさせることにより伸縮させることが
できる。金属線には図3に示したような外周部に沿った
複数の突起部Aを設けたものを使用し、それによって線
輪26の隣接輪間に流体通過用の間隙Bを形成するよう
にしている。そして濾過時にはこの間隙Bを流体が通過
する。なおこのように突起部Aを設けず、濾過時にピス
トン16で濾過エレメント15を僅かに伸長状態に設定
し、それによって形成される間隙を利用して流体を通過
させるようにすることもできる。
付孔24が二次元的に設けられる。またピストン16は
耐蝕性および耐久性を有するステンレス等の肉圧の金属
円板からなり、その全面に等間隔で複数の取付孔25が
二次元的に設けられる。濾過エレメント15はステンレ
ス等の耐蝕性を有する金属線を螺旋状に巻回して形成さ
れた線輪26と、その両端部に連結された取付金具27
を有し、ボルト等の連結部材28により管板14の取付
孔24とピストン16の取付孔25にそれぞれ着脱可能
に取り付けられる。なお線輪26はバネ性を有し、ピス
トン16をスライドさせることにより伸縮させることが
できる。金属線には図3に示したような外周部に沿った
複数の突起部Aを設けたものを使用し、それによって線
輪26の隣接輪間に流体通過用の間隙Bを形成するよう
にしている。そして濾過時にはこの間隙Bを流体が通過
する。なおこのように突起部Aを設けず、濾過時にピス
トン16で濾過エレメント15を僅かに伸長状態に設定
し、それによって形成される間隙を利用して流体を通過
させるようにすることもできる。
【0010】ピストン16は駆動手段29でスライドさ
れる。この例では駆動手段29の駆動源として加圧流体
が使用され、本体11を構成する下胴部17がシリンダ
として作用し、その内壁面に摺接用リング32を介して
ガイドされてピストン16の周縁部がスライドする。な
おピストン16の周縁部には環状溝が形成され、そこに
シール用Oリング33が嵌着されている。加圧流体は下
胴部17の底部と水などを加圧するポンプまたは空気を
加圧するコンプレッサ等の加圧流体源(図示せず)とを
連通する配管30により供給され、該配管30に開閉弁
31が設けられる。そしてこれら加圧流体供給手段およ
び下胴部17により駆動手段29が構成される。
れる。この例では駆動手段29の駆動源として加圧流体
が使用され、本体11を構成する下胴部17がシリンダ
として作用し、その内壁面に摺接用リング32を介して
ガイドされてピストン16の周縁部がスライドする。な
おピストン16の周縁部には環状溝が形成され、そこに
シール用Oリング33が嵌着されている。加圧流体は下
胴部17の底部と水などを加圧するポンプまたは空気を
加圧するコンプレッサ等の加圧流体源(図示せず)とを
連通する配管30により供給され、該配管30に開閉弁
31が設けられる。そしてこれら加圧流体供給手段およ
び下胴部17により駆動手段29が構成される。
【0011】次に上記濾過装置10の作用を説明する
と、先ず各濾過エレメント15の周囲にケイソウ土やケ
イソウ土を主剤としてそれにパルプ粉末や活性炭などの
粉末を混合した濾過助剤を付着させる。すなわち配管2
0と配管22のラインを濾過助剤供給ラインに切り換
え、本体11内に図示しない濾過助剤タンクから濾過助
剤を含む液体を循環することにより、各濾過エレメント
15の周囲に濾過助剤を付着成長させ、所定量付着した
ら上記ラインを流体側(濾過側)に切り換える。
と、先ず各濾過エレメント15の周囲にケイソウ土やケ
イソウ土を主剤としてそれにパルプ粉末や活性炭などの
粉末を混合した濾過助剤を付着させる。すなわち配管2
0と配管22のラインを濾過助剤供給ラインに切り換
え、本体11内に図示しない濾過助剤タンクから濾過助
剤を含む液体を循環することにより、各濾過エレメント
15の周囲に濾過助剤を付着成長させ、所定量付着した
ら上記ラインを流体側(濾過側)に切り換える。
【0012】(1)濾過工程 流体を濾過するには各濾過エレメント15の線輪26間
に所定の流体通路が形成されるように圧縮する。この圧
縮は開閉弁31を開けてピストン16を上方にスライド
させることによって行う。金属線に図3に示したような
外周部に沿った複数の突起部Aを設け、線輪26の隣接
輪間に流体通過用の間隙Bを形成するようにした場合
は、各濾過エレメント15が完全に圧縮された状態とす
る。また突起部Aを設けない場合は、線輪26の隣接輪
間に同様な間隙Bが形成される位置に圧縮する。次に開
閉弁21、23を開け、濾過すべき流体を本体11内に
循環させて濾過を開始する。濾過を続けると各濾過エレ
メント15の線輪26間に固形分が次第に蓄積して差圧
が増加してくるので、それが所定値を越えたら逆洗浄工
程に切り換える。
に所定の流体通路が形成されるように圧縮する。この圧
縮は開閉弁31を開けてピストン16を上方にスライド
させることによって行う。金属線に図3に示したような
外周部に沿った複数の突起部Aを設け、線輪26の隣接
輪間に流体通過用の間隙Bを形成するようにした場合
は、各濾過エレメント15が完全に圧縮された状態とす
る。また突起部Aを設けない場合は、線輪26の隣接輪
間に同様な間隙Bが形成される位置に圧縮する。次に開
閉弁21、23を開け、濾過すべき流体を本体11内に
循環させて濾過を開始する。濾過を続けると各濾過エレ
メント15の線輪26間に固形分が次第に蓄積して差圧
が増加してくるので、それが所定値を越えたら逆洗浄工
程に切り換える。
【0013】(2)逆洗浄工程 先ず開閉弁21、23を閉じて濾過工程を終了させ、次
いで駆動手段29の加圧流体の圧力を、例えば加圧流体
供給手段に設けた大気放出弁などにより低下させ、各濾
過エレメント15の圧縮を解除する。この解除により各
濾過エレメント15はそのバネ性により伸長し、線輪2
6の隣接輪間の間隙Bが拡大する。さらには、ピストン
16の下面側の内圧をその上面側のそれに対して低下さ
せることによりピストン16をさらに下降させてもよ
い。また、それらの差圧を変化させ、濾過エレメントを
周期的に伸縮させながら逆洗浄を行なえばさらに効果的
である。そして、配管22と配管20のラインを洗浄ラ
インに切り換え、開閉弁21、23を開けて図示しない
洗浄タンクから洗浄水を供給する。洗浄水は流出部13
を経て蓋部19内に導入され、各濾過エレメント15を
通過して下胴部17より流入部12を経て洗浄タンクに
戻される。逆洗浄が完了したら開閉弁21、23を閉
じ、駆動手段29の加圧流体の圧力を元に戻して濾過工
程に切り換える。なお逆洗浄により固形分と共に濾過助
剤が多く離脱した場合には、前記のように濾過工程に入
る前に順方向に濾過助剤を含む液体を流すことにより再
付着させる。
いで駆動手段29の加圧流体の圧力を、例えば加圧流体
供給手段に設けた大気放出弁などにより低下させ、各濾
過エレメント15の圧縮を解除する。この解除により各
濾過エレメント15はそのバネ性により伸長し、線輪2
6の隣接輪間の間隙Bが拡大する。さらには、ピストン
16の下面側の内圧をその上面側のそれに対して低下さ
せることによりピストン16をさらに下降させてもよ
い。また、それらの差圧を変化させ、濾過エレメントを
周期的に伸縮させながら逆洗浄を行なえばさらに効果的
である。そして、配管22と配管20のラインを洗浄ラ
インに切り換え、開閉弁21、23を開けて図示しない
洗浄タンクから洗浄水を供給する。洗浄水は流出部13
を経て蓋部19内に導入され、各濾過エレメント15を
通過して下胴部17より流入部12を経て洗浄タンクに
戻される。逆洗浄が完了したら開閉弁21、23を閉
じ、駆動手段29の加圧流体の圧力を元に戻して濾過工
程に切り換える。なお逆洗浄により固形分と共に濾過助
剤が多く離脱した場合には、前記のように濾過工程に入
る前に順方向に濾過助剤を含む液体を流すことにより再
付着させる。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の濾過装置
によれば、逆洗時に本体11自体をシリンダーに兼用し
て、その内面に摺接するピストン16に流体圧力を加え
るという単純な構造により濾過エレメントを伸張して、
その隙間をあけ逆洗浄を容易且つ迅速に行い得る。そし
てその装置の小型化を行い得る。 さらに請求項2に記載
の濾過方法は、請求項1に記載の濾過装置を使用し、そ
の濾過エレメントをピストンで圧縮した状態で流体の濾
過を行い、その圧縮を解除した状態で濾過エレメントの
逆洗を行うことを特徴とする。そのため、効率の良い濾
過を行うことができると共に、逆洗浄での固形分の離脱
性を高めて洗浄時間を短くし、濾過装置の長期運転効率
を向上させることができる。
によれば、逆洗時に本体11自体をシリンダーに兼用し
て、その内面に摺接するピストン16に流体圧力を加え
るという単純な構造により濾過エレメントを伸張して、
その隙間をあけ逆洗浄を容易且つ迅速に行い得る。そし
てその装置の小型化を行い得る。 さらに請求項2に記載
の濾過方法は、請求項1に記載の濾過装置を使用し、そ
の濾過エレメントをピストンで圧縮した状態で流体の濾
過を行い、その圧縮を解除した状態で濾過エレメントの
逆洗を行うことを特徴とする。そのため、効率の良い濾
過を行うことができると共に、逆洗浄での固形分の離脱
性を高めて洗浄時間を短くし、濾過装置の長期運転効率
を向上させることができる。
【図1】本発明の濾過装置の1部を切り欠いて示す正面
図。
図。
【図2】図1のII部拡大図。
【図3】従来の濾過エレメントの1例を示す断面図。
【図4】従来の濾過装置を示す部分断面図。
1 濾過エレメント 2 芯金 3 トップ金具 4 ボトム金具 5 ナット 6 ナット 7 管板 8 濾過助剤 10 濾過装置 11 本体 12 流入部 13 流出部 14 管板 15 濾過エレメント 16 ピストン 17 下胴部 18 上胴部 19 蓋部 20 配管 21 開閉弁 22 配管 23 開閉弁 24 取付孔 25 取付孔 26 線輪 27 取付金具 28 連結部材 29 駆動手段 30 配管 31 開閉弁 32 摺接用リング 33 シール用Oリング
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状の本体11と、該本体11に設けら
れた流体の流入部12および流出部13と、それら流入
部12と流出部13を仕切る管板14と、該管板14に
その一方の端部を取り付けられ、断面円形の線材を螺旋
状に巻回したバネ性を有するコイル型の複数の濾過エレ
メント15と、前記濾過エレメント15の外表面に濾過
助材を付着させる濾過助材付着手段と、この濾過エレメ
ント15を複数本吊下した状態で濾過エレメント15の
外表面に流体中の固形分を付着させる濾過手段と、この
濾過エレメント15の内面側の流体の圧力を外面側のそ
れに対して相対的に加圧して付着した固形分を除去する
逆洗浄手段と、前記本体11の内面に外周が摺動する円
板状のピストン16と、該ピストン16に加わる流体圧
力を変化して、それが駆動される駆動手段29を備え、
前記濾過エレメント15の他方の端部が前記ピストン1
6に連結されてなることを特徴とする濾過装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の濾過装置を使用し、前
記濾過エレメント15の外表面に濾過助材を付着させる
濾過助材付着工程と、前記管板14に取付けられた濾過
エレメント15の下部に取付けたピストン16で圧縮し
た状態でその濾過助材を付着した濾過エレメント15の
外表面に流体中の固形分を付着させて濾過する濾過工程
と、その圧縮した状態を解除した状態でこの濾過エレメ
ント15の内面側の流体の圧力を外面側のそれに対して
相対的に加圧して付着した固形分を除去する逆洗浄工程
とを有することを特徴とする濾過方法。
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