JP2001025616A - スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法 - Google Patents
スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法Info
- Publication number
- JP2001025616A JP2001025616A JP11199234A JP19923499A JP2001025616A JP 2001025616 A JP2001025616 A JP 2001025616A JP 11199234 A JP11199234 A JP 11199234A JP 19923499 A JP19923499 A JP 19923499A JP 2001025616 A JP2001025616 A JP 2001025616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- spring
- spring filter
- raw water
- filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 濾過助材をプリコートするスプリングフィル
タ濾過装置において、その逆洗を効果的に行うと共に、
逆洗に伴う浄水の使用を可及的に少なくし得る濾過装置
および濾過方法の提供。 【解決手段】 逆洗時に、スプリングフィルタ1の内面
側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1の周面
にある隙間よりその加圧気体を加速流出して、スプリン
グフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形分を分離
除去する気体逆洗手段を設ける。そして除去した固形分
を逆洗水タンク7に貯留する。
タ濾過装置において、その逆洗を効果的に行うと共に、
逆洗に伴う浄水の使用を可及的に少なくし得る濾過装置
および濾過方法の提供。 【解決手段】 逆洗時に、スプリングフィルタ1の内面
側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1の周面
にある隙間よりその加圧気体を加速流出して、スプリン
グフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形分を分離
除去する気体逆洗手段を設ける。そして除去した固形分
を逆洗水タンク7に貯留する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泥水等の固形分を
有する原水を濾過すると共に、適宜効率良く逆洗して濾
過能力を迅速に回復するとこができるスプリングフィル
タ濾過装置および濾過方法に関する。
有する原水を濾過すると共に、適宜効率良く逆洗して濾
過能力を迅速に回復するとこができるスプリングフィル
タ濾過装置および濾過方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固形分を含有する液体を濾過する装置と
して、例えば、特開平8−196821号公報記載の発
明が存在する。これは金属線材を螺旋状に懸回してコイ
ルスプリングとし、その隣接輪間に流体流通用の隙間を
形成した濾過エレメントを使用したものである。この濾
過エレメントを利用したスプリングフィルタ濾過装置
は、コイルスプリングの一端を閉塞し、他端開口を管板
の貫通孔に液密に連通したものであり、スプリングフィ
ルタの外周側に原水を導き、その原水をスプリングフィ
ルタの外面側から内面側に通過させることにより、輪間
の隙間で固形分を濾過するものである。なお、スプリン
グフィルタの外周にプリコート剤を付着させ、より微小
な固形分を濾過する装置も提案されている。また、逆洗
時には水道水等の浄水をスプリングフィルタの内面側か
ら外面側に流通させ、フィルタの外周に付着した固形分
を取り除くように構成していた。さらにその逆洗時にシ
リンダによりスプリングを引き延ばし、その隙間を大き
くしつつ逆洗する考えたも多数存在した。
して、例えば、特開平8−196821号公報記載の発
明が存在する。これは金属線材を螺旋状に懸回してコイ
ルスプリングとし、その隣接輪間に流体流通用の隙間を
形成した濾過エレメントを使用したものである。この濾
過エレメントを利用したスプリングフィルタ濾過装置
は、コイルスプリングの一端を閉塞し、他端開口を管板
の貫通孔に液密に連通したものであり、スプリングフィ
ルタの外周側に原水を導き、その原水をスプリングフィ
ルタの外面側から内面側に通過させることにより、輪間
の隙間で固形分を濾過するものである。なお、スプリン
グフィルタの外周にプリコート剤を付着させ、より微小
な固形分を濾過する装置も提案されている。また、逆洗
時には水道水等の浄水をスプリングフィルタの内面側か
ら外面側に流通させ、フィルタの外周に付着した固形分
を取り除くように構成していた。さらにその逆洗時にシ
リンダによりスプリングを引き延ばし、その隙間を大き
くしつつ逆洗する考えたも多数存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来型のスプリングフ
ィルタ濾過装置は、一定時間使用後に、スプリングフィ
ルタの外周に付着した固形分を逆洗するために、比較的
多量の水道水等の浄水を必要とする。そのため浄水の使
用できない場所には設置することができず、設置場所に
制限がある。それと共に、逆洗水が原水側に移動して、
処理すべき原水量を増加させる欠点がある。また、実験
によれば浄水による逆洗の効果は比較的悪いものであっ
た。さらに、プリコート剤を使用するスプリングフィル
タにおいて、逆洗後に新たなプリコート剤を必要とし、
全体としてそのランニングコストが高価になる欠点があ
った。そこで本発明は、これらの課題を解決することを
目的とする。
ィルタ濾過装置は、一定時間使用後に、スプリングフィ
ルタの外周に付着した固形分を逆洗するために、比較的
多量の水道水等の浄水を必要とする。そのため浄水の使
用できない場所には設置することができず、設置場所に
制限がある。それと共に、逆洗水が原水側に移動して、
処理すべき原水量を増加させる欠点がある。また、実験
によれば浄水による逆洗の効果は比較的悪いものであっ
た。さらに、プリコート剤を使用するスプリングフィル
タにおいて、逆洗後に新たなプリコート剤を必要とし、
全体としてそのランニングコストが高価になる欠点があ
った。そこで本発明は、これらの課題を解決することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、コイル状に巻回されたスプリングフィルタ1と、複
数のそのスプリングフィルタ1の夫々の開口端が夫々濾
過水流通孔に連通した管板2と、そのスプリングフィル
タ1を原水室側に位置して、その管板2により内部が原
水室3および濾過水室4に仕切られた缶体5と、前記ス
プリングフィルタ1の外表面に濾過助材6をプリコート
させるプリコート手段と、前記スプリングフィルタ1の
内面側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1の
周面にある隙間よりその加圧気体を加速流出して、その
スプリングフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形
分を分離除去する気体逆洗手段と、その除去した固形分
を貯留する逆洗水タンク7と、を有することを特徴とす
るスプリングフィルタ濾過装置である。
は、コイル状に巻回されたスプリングフィルタ1と、複
数のそのスプリングフィルタ1の夫々の開口端が夫々濾
過水流通孔に連通した管板2と、そのスプリングフィル
タ1を原水室側に位置して、その管板2により内部が原
水室3および濾過水室4に仕切られた缶体5と、前記ス
プリングフィルタ1の外表面に濾過助材6をプリコート
させるプリコート手段と、前記スプリングフィルタ1の
内面側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1の
周面にある隙間よりその加圧気体を加速流出して、その
スプリングフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形
分を分離除去する気体逆洗手段と、その除去した固形分
を貯留する逆洗水タンク7と、を有することを特徴とす
るスプリングフィルタ濾過装置である。
【0005】請求項2に記載の本発明は、前記スプリン
グフィルタ1は、断面外周が円形又は略円形の金属線材
からなり、前記加圧気体が加圧空気であると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存
在しない状態で逆洗が行なわれる請求項1記載のスプリ
ングフィルタ濾過装置である。請求項3に記載の本発明
は、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面側
のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィルタ
1で濾過すると共に、その濾過に伴いその原水中の固形
分を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密化させる固
形分圧密化濾過手段と、そのスプリングフィルタ1の外
表面に付着した原水中の固形分および濾過助材の圧密一
体化物8を、前記加圧気体により、その一体化状態で細
かく分離除去して逆洗し、その圧密一体化物8を前記逆
洗水タンク7に貯留する貯留手段と、前記逆洗水タンク
7に貯留された圧密一体化物8を前記缶体5に戻して新
たな濾過助材として再使用する濾過助材回収手段とを有
することを特徴とする請求項1または請求項2記載のス
プリングフィルタ濾過装置である。
グフィルタ1は、断面外周が円形又は略円形の金属線材
からなり、前記加圧気体が加圧空気であると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存
在しない状態で逆洗が行なわれる請求項1記載のスプリ
ングフィルタ濾過装置である。請求項3に記載の本発明
は、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面側
のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィルタ
1で濾過すると共に、その濾過に伴いその原水中の固形
分を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密化させる固
形分圧密化濾過手段と、そのスプリングフィルタ1の外
表面に付着した原水中の固形分および濾過助材の圧密一
体化物8を、前記加圧気体により、その一体化状態で細
かく分離除去して逆洗し、その圧密一体化物8を前記逆
洗水タンク7に貯留する貯留手段と、前記逆洗水タンク
7に貯留された圧密一体化物8を前記缶体5に戻して新
たな濾過助材として再使用する濾過助材回収手段とを有
することを特徴とする請求項1または請求項2記載のス
プリングフィルタ濾過装置である。
【0006】請求項4に記載の本発明は、前記原水室3
に供給された原水を整流する整流手段9が、その原水室
3に設けられると共に、その整流手段9の上流側の原水
室内部に入口パイプ20が導かれ、その開口20aが缶体5
の底面に対向して配置された請求項1〜請求項3の何れ
かに記載のスプリングフィルタ濾過装置である。請求項
5に記載の本発明は、前記プリコート手段にてスプリン
グフィルタ1の外表面にプリコートする濾過助材6が珪
藻土であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れ
かに記載のスプリングフィルタ濾過装置である。
に供給された原水を整流する整流手段9が、その原水室
3に設けられると共に、その整流手段9の上流側の原水
室内部に入口パイプ20が導かれ、その開口20aが缶体5
の底面に対向して配置された請求項1〜請求項3の何れ
かに記載のスプリングフィルタ濾過装置である。請求項
5に記載の本発明は、前記プリコート手段にてスプリン
グフィルタ1の外表面にプリコートする濾過助材6が珪
藻土であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れ
かに記載のスプリングフィルタ濾過装置である。
【0007】請求項6に記載の本発明は、夫々一端が閉
塞されてコイル状に巻回された複数のスプリングフィル
タ1の夫々の開口端を、管板2の夫々の濾過水流通孔に
連通し、そのスプリングフィルタ1を原水室3側に位置
させ、缶体5の内部をその管板2により原水室3および
濾過水室4に仕切る工程と、前記スプリングフィルタ1
の外表面に濾過助材6をプリコートさせるプリコート工
程と、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面
側のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィル
タ1で濾過する濾過工程と、前記スプリングフィルタの
内面側に加圧気体を導き、スプリングフィルタ外周の隙
間からその加圧気体を加速流出してスプリングフィルタ
の外表面に付着した原水中の固形分を分離除去する気体
逆洗工程と、その除去した固形分を逆洗水タンク7に貯
留する貯留工程と、を有することを特徴とするスプリン
グフィルタ濾過方法である。
塞されてコイル状に巻回された複数のスプリングフィル
タ1の夫々の開口端を、管板2の夫々の濾過水流通孔に
連通し、そのスプリングフィルタ1を原水室3側に位置
させ、缶体5の内部をその管板2により原水室3および
濾過水室4に仕切る工程と、前記スプリングフィルタ1
の外表面に濾過助材6をプリコートさせるプリコート工
程と、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面
側のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィル
タ1で濾過する濾過工程と、前記スプリングフィルタの
内面側に加圧気体を導き、スプリングフィルタ外周の隙
間からその加圧気体を加速流出してスプリングフィルタ
の外表面に付着した原水中の固形分を分離除去する気体
逆洗工程と、その除去した固形分を逆洗水タンク7に貯
留する貯留工程と、を有することを特徴とするスプリン
グフィルタ濾過方法である。
【0008】請求項7に記載の本発明は、前記スプリン
グフィルタ1は、断面外周が円形又は略円形の金属線材
からなり、前記加圧気体を加圧空気とすると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水を存
在させない状態で逆洗を行なう請求項6記載のスプリン
グフィルタ濾過方法である。請求項8に記載の本発明
は、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面側
のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィルタ
1で濾過すると共に、濾過に伴い、その原水中の固形分
を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密化させる固形
分圧密化濾過工程と、そのスプリングフィルタの外表面
に圧密に付着した原水中の固形分および濾過助材の圧密
一体化物8を、その一体化状態で細かく分離除去する気
体逆洗工程と、前記気体逆洗工程にて除去され、前記逆
洗水タンク7に貯留された圧密一体化物8を前記缶体5
に戻して新たな濾過助材として再使用する濾過助材回収
工程とを有することを特徴とする請求項6または請求項
7記載のスプリングフィルタ濾過方法である。
グフィルタ1は、断面外周が円形又は略円形の金属線材
からなり、前記加圧気体を加圧空気とすると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水を存
在させない状態で逆洗を行なう請求項6記載のスプリン
グフィルタ濾過方法である。請求項8に記載の本発明
は、そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面側
のそれより充分高めて、原水をそのスプリングフィルタ
1で濾過すると共に、濾過に伴い、その原水中の固形分
を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密化させる固形
分圧密化濾過工程と、そのスプリングフィルタの外表面
に圧密に付着した原水中の固形分および濾過助材の圧密
一体化物8を、その一体化状態で細かく分離除去する気
体逆洗工程と、前記気体逆洗工程にて除去され、前記逆
洗水タンク7に貯留された圧密一体化物8を前記缶体5
に戻して新たな濾過助材として再使用する濾過助材回収
工程とを有することを特徴とする請求項6または請求項
7記載のスプリングフィルタ濾過方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は本発明のスプリングフ
ィルタ濾過装置の説明図であり、図2はそのスプリング
フィルタを有する缶体5の一部破断立面図である。ま
た、図3はそのスプリングフィルタ1の外周に濾過助材
6を配置した拡大説明図であり、図4は同スプリングフ
ィルタ1の濾過状態を示し、図5はその逆洗状態を夫々
示す拡大図である。さらに図6はその逆洗状態の説明的
斜視図である。本装置は多数のスプリングフィルタ1を
収納した缶体5と、スプリングフィルタ1の外周にプリ
コートするためのプリコートタンク18と、逆洗用のコン
プレッサ13及び逆洗時に分離した固形分を収納する逆洗
水タンク7とを有する。缶体5は図2に示す如く、その
内部の上部に管板2が配置され、その管板2の上方に濾
過水室4が下方に原水室3が設けられる。管板2は多数
の濾過水流通孔を有し、夫々の流通孔にスプリングフィ
ルタ1の開口端が接続され、その接続部が液密に保持さ
れている。
施の形態につき説明する。図1は本発明のスプリングフ
ィルタ濾過装置の説明図であり、図2はそのスプリング
フィルタを有する缶体5の一部破断立面図である。ま
た、図3はそのスプリングフィルタ1の外周に濾過助材
6を配置した拡大説明図であり、図4は同スプリングフ
ィルタ1の濾過状態を示し、図5はその逆洗状態を夫々
示す拡大図である。さらに図6はその逆洗状態の説明的
斜視図である。本装置は多数のスプリングフィルタ1を
収納した缶体5と、スプリングフィルタ1の外周にプリ
コートするためのプリコートタンク18と、逆洗用のコン
プレッサ13及び逆洗時に分離した固形分を収納する逆洗
水タンク7とを有する。缶体5は図2に示す如く、その
内部の上部に管板2が配置され、その管板2の上方に濾
過水室4が下方に原水室3が設けられる。管板2は多数
の濾過水流通孔を有し、夫々の流通孔にスプリングフィ
ルタ1の開口端が接続され、その接続部が液密に保持さ
れている。
【0010】夫々のスプリングフィルタ1はその上端が
開口し、下端が閉塞されている。このスプリングフィル
タ1は、図3及び図4に示す如く、略断面円形の線材を
コイル状に懸回したものである。そして各輪間に95μ
m程の隙間が形成されるように、極めて僅かな凸部が定
間隔に形成され或いは、線材の一部を残して極めて僅か
その頂部を切削したものからなる。そしてそれらが密巻
に形成されて、各輪間に僅かの隙間が形成される。そし
てコイルの下端が閉塞され上端に環状の環状部品1aが
設けられ、その環状部品1aの上端が管板2の連通孔に
接続されるものである。なお、そのスプリングフィルタ
1の中心には輪間の隙間を一定に設定する締結用のボル
ト1bが挿通されている。
開口し、下端が閉塞されている。このスプリングフィル
タ1は、図3及び図4に示す如く、略断面円形の線材を
コイル状に懸回したものである。そして各輪間に95μ
m程の隙間が形成されるように、極めて僅かな凸部が定
間隔に形成され或いは、線材の一部を残して極めて僅か
その頂部を切削したものからなる。そしてそれらが密巻
に形成されて、各輪間に僅かの隙間が形成される。そし
てコイルの下端が閉塞され上端に環状の環状部品1aが
設けられ、その環状部品1aの上端が管板2の連通孔に
接続されるものである。なお、そのスプリングフィルタ
1の中心には輪間の隙間を一定に設定する締結用のボル
ト1bが挿通されている。
【0011】次に、缶体5の下端には入口パイプ20が連
通され、その先端に設けられた開口20aが缶体5の軸線
上において下方に開口する。この入口パイプ20には原水
タンク14が弁17b,原水ポンプ15,弁17cを介して接続
されている。それと共に、プリコートタンク18が弁17
a,プリコートポンプ16を介して接続されている。ま
た、缶体5の下端は弁17eを介して逆洗水タンク7に接
続され、その逆洗水タンク7と入口パイプ20とが弁17
b,プリコートポンプ16を介して接続されている。そし
て缶体5の上端には濾水タンク19が弁17j,弁17gを介
して接続されている。さらにはコンプレッサ13が弁17
i,弁17hを介して接続されている。なお、弁17jは三
方弁からなり、それに接続された一つの配管がプリコー
トタンク18に連通する。この缶体5の原水室3には図2
に示す如く、その下部であって入口パイプ20とスプリン
グフィルタ1の下端との間に格子状の整流手段9が設け
られている。なお、この入口パイプ20の先端部は缶体5
の内部に突出させず、缶壁に開口させてもよい。また、
格子状の整流手段9を取り除いてもよい。
通され、その先端に設けられた開口20aが缶体5の軸線
上において下方に開口する。この入口パイプ20には原水
タンク14が弁17b,原水ポンプ15,弁17cを介して接続
されている。それと共に、プリコートタンク18が弁17
a,プリコートポンプ16を介して接続されている。ま
た、缶体5の下端は弁17eを介して逆洗水タンク7に接
続され、その逆洗水タンク7と入口パイプ20とが弁17
b,プリコートポンプ16を介して接続されている。そし
て缶体5の上端には濾水タンク19が弁17j,弁17gを介
して接続されている。さらにはコンプレッサ13が弁17
i,弁17hを介して接続されている。なお、弁17jは三
方弁からなり、それに接続された一つの配管がプリコー
トタンク18に連通する。この缶体5の原水室3には図2
に示す如く、その下部であって入口パイプ20とスプリン
グフィルタ1の下端との間に格子状の整流手段9が設け
られている。なお、この入口パイプ20の先端部は缶体5
の内部に突出させず、缶壁に開口させてもよい。また、
格子状の整流手段9を取り除いてもよい。
【0012】
【使用方法】〔プリコート工程〕先ず、濾過運転をする
前に、スプリングフィルタ1の外周をプリコートする必
要がある。そのプリコートは、弁17aと弁17gを開放す
ると共に、弁17jをプリコートタンク18側に接続し、他
の弁を閉塞する。そしてプリコートポンプ16を駆動し
て、プリコートタンク18内に収納された粉末状の珪藻土
を清水と共に、缶体5の原水室3内に供給する。そして
清水を循環させ、夫々のスプリングフィルタ1の外周に
珪藻土の粉末からなる濾過助材6を図3の如く均一の厚
みに付着させる。
前に、スプリングフィルタ1の外周をプリコートする必
要がある。そのプリコートは、弁17aと弁17gを開放す
ると共に、弁17jをプリコートタンク18側に接続し、他
の弁を閉塞する。そしてプリコートポンプ16を駆動し
て、プリコートタンク18内に収納された粉末状の珪藻土
を清水と共に、缶体5の原水室3内に供給する。そして
清水を循環させ、夫々のスプリングフィルタ1の外周に
珪藻土の粉末からなる濾過助材6を図3の如く均一の厚
みに付着させる。
【0013】〔濾過工程〕次に、弁17aを閉塞すると共
に、弁17jを缶体5と濾水タンク19との連通側に接続す
る。そして原水タンク14と入口パイプ20とを連通すべ
く、弁17c,弁17dを開放する。次いで原水ポンプ15を
駆動し、原水タンク14の原水を開口20aから図2の如く
原水室3内に供給する。入口パイプ20の開口20aは缶体
5の軸線上で下向きに開口し、そこから原水12が整流手
段9を通り、多数のスプリングフィルタ1の外周からそ
の内部に導かれる。このとき、スプリングフィルタ1の
外周には濾過助材6の層が存在し、その濾過助材6の隙
間を通過する際に原水の固形分が取り除かれ、濾過水10
として濾過水室4から濾水タンク19に導かれる。なお、
プリコートポンプ16の駆動中はその加圧力により、スプ
リングフィルタ1の外周側がその内周側に比べて高圧と
なり、原水中の固形分は濾過助材6に捕捉されると共
に、そのプリコートポンプ16の加圧力により圧密化して
濾過助材6と一体になる。即ち、スプリングフィルタ1
の外周には濾過助材6と原水12の固形分とが密着した圧
密一体化物8が形成される。
に、弁17jを缶体5と濾水タンク19との連通側に接続す
る。そして原水タンク14と入口パイプ20とを連通すべ
く、弁17c,弁17dを開放する。次いで原水ポンプ15を
駆動し、原水タンク14の原水を開口20aから図2の如く
原水室3内に供給する。入口パイプ20の開口20aは缶体
5の軸線上で下向きに開口し、そこから原水12が整流手
段9を通り、多数のスプリングフィルタ1の外周からそ
の内部に導かれる。このとき、スプリングフィルタ1の
外周には濾過助材6の層が存在し、その濾過助材6の隙
間を通過する際に原水の固形分が取り除かれ、濾過水10
として濾過水室4から濾水タンク19に導かれる。なお、
プリコートポンプ16の駆動中はその加圧力により、スプ
リングフィルタ1の外周側がその内周側に比べて高圧と
なり、原水中の固形分は濾過助材6に捕捉されると共
に、そのプリコートポンプ16の加圧力により圧密化して
濾過助材6と一体になる。即ち、スプリングフィルタ1
の外周には濾過助材6と原水12の固形分とが密着した圧
密一体化物8が形成される。
【0014】〔気体逆洗工程〕次に、スプリングフィル
タ1の外周に原水12中の固形分が付着し、濾過助材6と
それとからなる圧密一体化物8がスプリングフィルタ1
の外周に大きく成長すると、次に逆洗が行われる。この
とき、缶体5の原水室3内の原水12は取り除かれる。そ
して弁17i,弁17h,弁17eを開放し、他を閉塞する。
次いでコンプレッサ13を駆動し、圧縮空気を濾過水室4
内に供給する。すると、濾過水室4内に残留する濾過水
が、スプリングフィルタ1の内面側から外面側に押し出
される。次いで、圧縮空気がスプリングフィルタ1の隙
間から原水室3内に流出する。そして、図5に示す如
く、逆洗気体11がスプリングフィルタ1の各輪間の隙間
から流出する。そのとき、空気が隙間を通る際に高速に
加速され、亜音速に達する。それにより、圧密一体化物
8が細分化してスプリングフィルタ1の外周から確実に
取り除かれる。そしてそれが逆洗水タンク7に捕捉され
る。
タ1の外周に原水12中の固形分が付着し、濾過助材6と
それとからなる圧密一体化物8がスプリングフィルタ1
の外周に大きく成長すると、次に逆洗が行われる。この
とき、缶体5の原水室3内の原水12は取り除かれる。そ
して弁17i,弁17h,弁17eを開放し、他を閉塞する。
次いでコンプレッサ13を駆動し、圧縮空気を濾過水室4
内に供給する。すると、濾過水室4内に残留する濾過水
が、スプリングフィルタ1の内面側から外面側に押し出
される。次いで、圧縮空気がスプリングフィルタ1の隙
間から原水室3内に流出する。そして、図5に示す如
く、逆洗気体11がスプリングフィルタ1の各輪間の隙間
から流出する。そのとき、空気が隙間を通る際に高速に
加速され、亜音速に達する。それにより、圧密一体化物
8が細分化してスプリングフィルタ1の外周から確実に
取り除かれる。そしてそれが逆洗水タンク7に捕捉され
る。
【0015】〔再プリコート工程〕捕捉された圧密一体
化物8は細かい粒体となり再プリコートの際、濾過助材
6として使用することができる。即ち、プリコートタン
ク18からの濾過助材6を供給することなく或いは僅かに
供給し、逆洗水タンク7内の細分化された圧密一体化物
8を弁17b,プリコートポンプ16を通して、入口パイプ
20の開口20aから原水室3内に適量流入させ、スプリン
グフィルタ1の外周に適当な厚さに付着させる。そして
細分化された圧密一体化物8自体によって濾過助材の層
を形成させる。次いで、再度前記濾過工程を繰り返せば
よい。なお、逆洗水タンク7と原水タンク14との間を図
示しない配管により接続することができる。また、逆洗
水タンク7内には圧密一体化物8捕捉用の収容器を別個
に収納することができる。また、上記においてコンプレ
ッサ13は本発明における気体逆洗手段を構成する。
化物8は細かい粒体となり再プリコートの際、濾過助材
6として使用することができる。即ち、プリコートタン
ク18からの濾過助材6を供給することなく或いは僅かに
供給し、逆洗水タンク7内の細分化された圧密一体化物
8を弁17b,プリコートポンプ16を通して、入口パイプ
20の開口20aから原水室3内に適量流入させ、スプリン
グフィルタ1の外周に適当な厚さに付着させる。そして
細分化された圧密一体化物8自体によって濾過助材の層
を形成させる。次いで、再度前記濾過工程を繰り返せば
よい。なお、逆洗水タンク7と原水タンク14との間を図
示しない配管により接続することができる。また、逆洗
水タンク7内には圧密一体化物8捕捉用の収容器を別個
に収納することができる。また、上記においてコンプレ
ッサ13は本発明における気体逆洗手段を構成する。
【0016】
【実施例】地面の掘削に伴う泥水を原水とし、図1およ
び図2に示す本濾過装置により濾過してみた。濾過助剤
として、珪藻土の平均粒度20μm程度の粉粒状焼結体
を使用する。スプリングフィルタとしてコイル直径15
mm,長さ300mm,メッシュ95μmのもの300
〜数千本を使用する。そして濾過助材を一本につき10
g夫々のスプリングフィルタの外周を完全にプリコート
処理する。加圧ポンプにより原水室の内圧を6kg/c
m2 とし、泥水を濾過してみた。泥水は完全に濾過され
清水になった。スプリングフィルタの外周には、大量の
泥が固く付着された。ついで、原水室の泥水を排除し、
コンプレッサーからの圧縮空気( 圧力3kgf/c
m2 ) を濾過水室に供給した。それにより、付着した泥
は完全にスプリングフィルタの外面から除去された。そ
の泥を観察すると、特にスプリングフィルタ表面に付着
していたものは、珪藻土と一体に且つ圧密化した状態で
粒状に形成されていた。試みにそれらを適量スプリング
フィルタ外周に付着させると、それ自体に濾過効果があ
ることが判った。
び図2に示す本濾過装置により濾過してみた。濾過助剤
として、珪藻土の平均粒度20μm程度の粉粒状焼結体
を使用する。スプリングフィルタとしてコイル直径15
mm,長さ300mm,メッシュ95μmのもの300
〜数千本を使用する。そして濾過助材を一本につき10
g夫々のスプリングフィルタの外周を完全にプリコート
処理する。加圧ポンプにより原水室の内圧を6kg/c
m2 とし、泥水を濾過してみた。泥水は完全に濾過され
清水になった。スプリングフィルタの外周には、大量の
泥が固く付着された。ついで、原水室の泥水を排除し、
コンプレッサーからの圧縮空気( 圧力3kgf/c
m2 ) を濾過水室に供給した。それにより、付着した泥
は完全にスプリングフィルタの外面から除去された。そ
の泥を観察すると、特にスプリングフィルタ表面に付着
していたものは、珪藻土と一体に且つ圧密化した状態で
粒状に形成されていた。試みにそれらを適量スプリング
フィルタ外周に付着させると、それ自体に濾過効果があ
ることが判った。
【0017】
【比較実験例】次に、本発明の気体逆洗手段による逆洗
と、従来の液体逆洗手段による逆洗との比較実験につき
説明する。表1はそれを示し、次の実験条件のもとで行
う。先ず、対象原水として汚濁水を使用する。また、ス
プリングフィルタとしてコイル直径15mm,長さ30
0mm,メッシュ95μmのもの3本を使用する。そし
て濾過助材30g(10g/本)によって夫々のスプリ
ングフィルタの外周を完全にプリコート処理する。ま
た、コンプレッサとして圧力3kgf/cm2のものを
使用する。
と、従来の液体逆洗手段による逆洗との比較実験につき
説明する。表1はそれを示し、次の実験条件のもとで行
う。先ず、対象原水として汚濁水を使用する。また、ス
プリングフィルタとしてコイル直径15mm,長さ30
0mm,メッシュ95μmのもの3本を使用する。そし
て濾過助材30g(10g/本)によって夫々のスプリ
ングフィルタの外周を完全にプリコート処理する。ま
た、コンプレッサとして圧力3kgf/cm2のものを
使用する。
【0018】このような条件で先ず、汚濁水を濾過す
る。そして充分に汚濁水を濾過した後に、コンプレッサ
によって圧縮空気3kgf/cm2 をスプリングフィル
タのケーシング上部より5秒間吹き込み、次いで5秒程
度の停止時間を設けこのサイクルを5回行う。このと
き、スプリングフィルタの外周側には原水が存在しない
状態で逆洗を行う。そしてその後、原水の濾過を行いそ
のときの、濾過初期の入口圧力およびエアー逆洗後の流
量を測定する。比較例として、同様に汚濁水を濾過した
後に、従来の水逆洗を行う。即ち、圧力3kgf/cm
2 の内圧を加えてスプリングフィルタの内部側に浄水を
供給し、5秒間加圧する。次いで、5秒程度の停止時間
を設け、再度加圧する。このサイクルを5回繰り返す。
その後に、原水の濾過を行いそのときの、濾過初期の入
口圧力の測定およびそのときの水逆洗後の流量測定を行
う。
る。そして充分に汚濁水を濾過した後に、コンプレッサ
によって圧縮空気3kgf/cm2 をスプリングフィル
タのケーシング上部より5秒間吹き込み、次いで5秒程
度の停止時間を設けこのサイクルを5回行う。このと
き、スプリングフィルタの外周側には原水が存在しない
状態で逆洗を行う。そしてその後、原水の濾過を行いそ
のときの、濾過初期の入口圧力およびエアー逆洗後の流
量を測定する。比較例として、同様に汚濁水を濾過した
後に、従来の水逆洗を行う。即ち、圧力3kgf/cm
2 の内圧を加えてスプリングフィルタの内部側に浄水を
供給し、5秒間加圧する。次いで、5秒程度の停止時間
を設け、再度加圧する。このサイクルを5回繰り返す。
その後に、原水の濾過を行いそのときの、濾過初期の入
口圧力の測定およびそのときの水逆洗後の流量測定を行
う。
【0019】このようなエアー逆洗の実験と、水逆洗の
実験とを夫々3回行い、夫々につき表1の結果を得た。
例えば、第1目の試験ではエアー逆洗後の流量は1ml
/secであり、水逆洗後の流量は0.65ml/se
cである。また、エアー逆洗後の入口圧力は1kgf/
cm2 であり、水逆洗後の入口圧力は1.1kgf/c
m2 であった。その結果、エアー逆洗後の流量は水逆洗
後の流量の1.5倍であり、空気逆洗の方の逆洗効果は
水逆洗それよりもよいことが判る。第2回目の場合の両
者の流量比は1.8倍であり、第3回目は1.9倍であ
った。そしてそれらの平均は約1.7倍であり、エアー
逆洗による方がその逆洗効果が著しく高いことが証明さ
れた。さらには水逆洗後の入口圧力に比較してエアー逆
洗後の入口圧力が低く、スプリングフィルタの外表面の
固形分が充分除去されているのが判る。なお、上記試験
において空気逆洗は圧縮空気で加圧する際、スプリング
フィルタ内およびケーシング内にはある程度の水が存在
しているため、当初スプリングフィルタの外周から2秒
間程水が吹き出す。次いで、水と空気の混合体が吹き出
し、その後、空気のみが吹き出した。また、水逆洗は水
道水をタンクにためそれを加圧してスプリングフィルタ
の内面側に供給した。
実験とを夫々3回行い、夫々につき表1の結果を得た。
例えば、第1目の試験ではエアー逆洗後の流量は1ml
/secであり、水逆洗後の流量は0.65ml/se
cである。また、エアー逆洗後の入口圧力は1kgf/
cm2 であり、水逆洗後の入口圧力は1.1kgf/c
m2 であった。その結果、エアー逆洗後の流量は水逆洗
後の流量の1.5倍であり、空気逆洗の方の逆洗効果は
水逆洗それよりもよいことが判る。第2回目の場合の両
者の流量比は1.8倍であり、第3回目は1.9倍であ
った。そしてそれらの平均は約1.7倍であり、エアー
逆洗による方がその逆洗効果が著しく高いことが証明さ
れた。さらには水逆洗後の入口圧力に比較してエアー逆
洗後の入口圧力が低く、スプリングフィルタの外表面の
固形分が充分除去されているのが判る。なお、上記試験
において空気逆洗は圧縮空気で加圧する際、スプリング
フィルタ内およびケーシング内にはある程度の水が存在
しているため、当初スプリングフィルタの外周から2秒
間程水が吹き出す。次いで、水と空気の混合体が吹き出
し、その後、空気のみが吹き出した。また、水逆洗は水
道水をタンクにためそれを加圧してスプリングフィルタ
の内面側に供給した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明は、本濾過
装置により原水を濾過した後に、スプリングフィルタ1
の内面側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1
の周面にある隙間より加圧気体を加速流出して、スプリ
ングフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形分を分
離除去する気体逆洗手段を設けたものである。この気体
逆洗手段により、通常の液体逆洗手段に比べて逆洗効果
が著しく大きな濾過装置を提供できる。これは、加圧気
体がスプリングフィルタ1の周面にある僅かな隙間より
流出するとき、その気体が液体に比べて、隙間における
流体抵抗が著しく小さく流速が大になり得るからであ
る。また、この発明は気体を使用して逆洗するため、逆
洗時に水道水等の浄水を不要とし、場所を選ばす、どこ
にでも設置できる濾過装置となり得る。さらには、加圧
気体によりスプリングフィルタの外周に圧密化した固形
分を小さな塊として容易に剥離でき、細粒化した固形分
として分離できる。そのため、それを濾過助材として再
使用することが可能となる。また気体逆洗手段による逆
洗は、従来の液体逆洗の場合の如く、逆洗に伴う原水の
増加の問題が生じない。即ち、従来の水逆洗の場合に
は、逆洗水が原水に戻り、処理しなければならない原水
が増加するという問題があったが、気体逆洗の場合には
原水が増加するという問題が生じない。
装置により原水を濾過した後に、スプリングフィルタ1
の内面側に加圧気体を導き、そのスプリングフィルタ1
の周面にある隙間より加圧気体を加速流出して、スプリ
ングフィルタ1の外表面に付着した原水中の固形分を分
離除去する気体逆洗手段を設けたものである。この気体
逆洗手段により、通常の液体逆洗手段に比べて逆洗効果
が著しく大きな濾過装置を提供できる。これは、加圧気
体がスプリングフィルタ1の周面にある僅かな隙間より
流出するとき、その気体が液体に比べて、隙間における
流体抵抗が著しく小さく流速が大になり得るからであ
る。また、この発明は気体を使用して逆洗するため、逆
洗時に水道水等の浄水を不要とし、場所を選ばす、どこ
にでも設置できる濾過装置となり得る。さらには、加圧
気体によりスプリングフィルタの外周に圧密化した固形
分を小さな塊として容易に剥離でき、細粒化した固形分
として分離できる。そのため、それを濾過助材として再
使用することが可能となる。また気体逆洗手段による逆
洗は、従来の液体逆洗の場合の如く、逆洗に伴う原水の
増加の問題が生じない。即ち、従来の水逆洗の場合に
は、逆洗水が原水に戻り、処理しなければならない原水
が増加するという問題があったが、気体逆洗の場合には
原水が増加するという問題が生じない。
【0022】請求項2に記載の本発明は、断面外周が円
形又は略円形の金属線材からスプリングフィルタ1がな
り、加圧気体として加圧空気が用いられると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存
在しない状態で逆洗が行われるものである。そのため、
通常のコンプレッサ等を用いて逆洗を容易に行うことが
できる。また、円形又は略円形の断面の金属線材を用い
ることにより、隙間に目詰まりした原水中の固形分をそ
の内面側からより容易に分離除去することができる。さ
らに逆洗時にスプリングフィルタ1の外周には実質的に
原水が存在しない状態で逆洗が行われるため、スプリン
グフィルタ1の隙間を流通する加圧気体の空気流がより
高速となり、逆洗を効果的に行うことができる。さら
に、円形の線材をコイル状に巻いてその内面側から加圧
気体を外面側に流出させた場合、その輪間の内面側では
各輪間断面が先細りのノズル状に収縮形成され、外面側
では末広がりノズル状に開放される。そのため、加圧気
体の逆洗時に空気は高音速でその最少隙間を流通し、特
にその隙間における目詰まり部分を完全に除去すること
ができる。そして外面側においては末広がりのノズル状
に形成されているため、その外面に沿って円滑に空気が
流通し、線材の外表面を隈なくエアー洗浄することがで
きる。
形又は略円形の金属線材からスプリングフィルタ1がな
り、加圧気体として加圧空気が用いられると共に、逆洗
時にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存
在しない状態で逆洗が行われるものである。そのため、
通常のコンプレッサ等を用いて逆洗を容易に行うことが
できる。また、円形又は略円形の断面の金属線材を用い
ることにより、隙間に目詰まりした原水中の固形分をそ
の内面側からより容易に分離除去することができる。さ
らに逆洗時にスプリングフィルタ1の外周には実質的に
原水が存在しない状態で逆洗が行われるため、スプリン
グフィルタ1の隙間を流通する加圧気体の空気流がより
高速となり、逆洗を効果的に行うことができる。さら
に、円形の線材をコイル状に巻いてその内面側から加圧
気体を外面側に流出させた場合、その輪間の内面側では
各輪間断面が先細りのノズル状に収縮形成され、外面側
では末広がりノズル状に開放される。そのため、加圧気
体の逆洗時に空気は高音速でその最少隙間を流通し、特
にその隙間における目詰まり部分を完全に除去すること
ができる。そして外面側においては末広がりのノズル状
に形成されているため、その外面に沿って円滑に空気が
流通し、線材の外表面を隈なくエアー洗浄することがで
きる。
【0023】請求項3に記載の本発明は、原水をスプリ
ングフィルタ1で濾過する際に、濾過に伴いその原水中
の固形分を濾過助材6に加圧密着させて一体的に圧密化
する固形分圧密化濾過手段を設けると共に、逆洗時にそ
の固形分及び濾過助材からなる圧密一体化物8を加圧気
体により細かく分離除去して逆洗し、それを逆洗水タン
ク7に貯留する。そして逆洗水タンク7に貯留された圧
密一体化物8を缶体5に戻して新たな濾過助材として再
使用する濾過助材回収手段を有するから、新たな濾過助
材6の必要量を最小限とし、ランニングコストの少ない
濾過装置を提供できる。請求項4に記載の本発明は、整
流手段9が原水室3に設けられて且つ、その上流側に入
口パイプ20が導かれ、その開口20aが缶体5の底面に対
向して配置されているから、複数のスプリングフィルタ
1に均等に濾過水が流通し、効率の良い濾過装置を提供
できる。請求項5に記載の本発明は、プリコートする濾
過助材6が珪藻土であるから、濾過効果が高く且つ、そ
のランニングコストを比較的安価にすることができる。
ングフィルタ1で濾過する際に、濾過に伴いその原水中
の固形分を濾過助材6に加圧密着させて一体的に圧密化
する固形分圧密化濾過手段を設けると共に、逆洗時にそ
の固形分及び濾過助材からなる圧密一体化物8を加圧気
体により細かく分離除去して逆洗し、それを逆洗水タン
ク7に貯留する。そして逆洗水タンク7に貯留された圧
密一体化物8を缶体5に戻して新たな濾過助材として再
使用する濾過助材回収手段を有するから、新たな濾過助
材6の必要量を最小限とし、ランニングコストの少ない
濾過装置を提供できる。請求項4に記載の本発明は、整
流手段9が原水室3に設けられて且つ、その上流側に入
口パイプ20が導かれ、その開口20aが缶体5の底面に対
向して配置されているから、複数のスプリングフィルタ
1に均等に濾過水が流通し、効率の良い濾過装置を提供
できる。請求項5に記載の本発明は、プリコートする濾
過助材6が珪藻土であるから、濾過効果が高く且つ、そ
のランニングコストを比較的安価にすることができる。
【0024】請求項6に記載の本発明によれば、加圧気
体による気体逆洗工程を用いるため、逆洗効果が高く効
率の良い濾過を行うことができる。それと共に、逆洗時
に水道水等の使用が不要となり、設置場所を選ばす取扱
い易い濾過方法となる。請求項7に記載の本発明は、ス
プリングフィルタ1の断面外周が円形又は略円形の金属
線材を用い、加圧気体として加圧空気を利用し、逆洗時
にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存在
しない状態で逆洗が行われるため、効率の良い濾過を行
うことができる。請求項8に記載の本発明は、気体逆洗
工程で除去された圧密一体化物8を缶体5に戻して新た
な濾過助材として再使用する濾過助材回収工程を有する
から、濾過助材の使用量を少なくしランニングコストの
少ない濾過方法を提供できる。
体による気体逆洗工程を用いるため、逆洗効果が高く効
率の良い濾過を行うことができる。それと共に、逆洗時
に水道水等の使用が不要となり、設置場所を選ばす取扱
い易い濾過方法となる。請求項7に記載の本発明は、ス
プリングフィルタ1の断面外周が円形又は略円形の金属
線材を用い、加圧気体として加圧空気を利用し、逆洗時
にはスプリングフィルタ1の外周に実質的に原水が存在
しない状態で逆洗が行われるため、効率の良い濾過を行
うことができる。請求項8に記載の本発明は、気体逆洗
工程で除去された圧密一体化物8を缶体5に戻して新た
な濾過助材として再使用する濾過助材回収工程を有する
から、濾過助材の使用量を少なくしランニングコストの
少ない濾過方法を提供できる。
【図1】本発明のスプリングフィルタ濾過装置の説明
図。
図。
【図2】同濾過装置のスプリングフィルタを有する缶体
5の一部破断立面図。
5の一部破断立面図。
【図3】同濾過装置のスプリングフィルタ1の外周に濾
過助材6を配置した拡大説明図。
過助材6を配置した拡大説明図。
【図4】同濾過装置のスプリングフィルタ1の濾過状態
を示す拡大説明図。
を示す拡大説明図。
【図5】同濾過装置のスプリングフィルタ1の逆洗状態
を示す拡大説明図。
を示す拡大説明図。
【図6】同濾過装置のスプリングフィルタ1の逆洗状態
の説明的斜視図。
の説明的斜視図。
1 スプリングフィルタ 1a 環状部品 1b ボルト 2 管板 3 原水室 4 濾過水室 5 缶体 6 濾過助材 7 逆洗水タンク 8 圧密一体化物 9 整流手段 10 濾過水 11 逆洗気体 12 原水 13 コンプレッサ 14 原水タンク 15 原水ポンプ 16 プリコートポンプ 17a〜17j 弁 18 プリコートタンク 19 濾水タンク 20 入口パイプ 20a 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 正男 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 Fターム(参考) 4D066 BA01 BB06 BB08 CA02 DA01 FA03
Claims (8)
- 【請求項1】 コイル状に巻回されたスプリングフィル
タ1と、 複数のそのスプリングフィルタ1の夫々の開口端が夫々
濾過水流通孔に連通した管板2と、 そのスプリングフィルタ1を原水室側に位置して、その
管板2により内部が原水室3および濾過水室4に仕切ら
れた缶体5と、 前記スプリングフィルタ1の外表面に濾過助材6をプリ
コートさせるプリコート手段と、 前記スプリングフィルタ1の内面側に加圧気体を導き、
そのスプリングフィルタ1の周面にある隙間よりその加
圧気体を加速流出して、そのスプリングフィルタ1の外
表面に付着した原水中の固形分を分離除去する気体逆洗
手段と、 その除去した固形分を貯留する逆洗水タンク7と、 を有することを特徴とするスプリングフィルタ濾過装
置。 - 【請求項2】 前記スプリングフィルタ1は、断面外周
が円形又は略円形の金属線材からなり、前記加圧気体が
加圧空気であると共に、逆洗時にはスプリングフィルタ
1の外周に実質的に原水が存在しない状態で逆洗が行な
われる請求項1記載のスプリングフィルタ濾過装置。 - 【請求項3】 そのスプリングフィルタ1の外面側の圧
力を内面側のそれより充分高めて、原水をそのスプリン
グフィルタ1で濾過すると共に、その濾過に伴いその原
水中の固形分を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密
化させる固形分圧密化濾過手段と、 そのスプリングフィルタ1の外表面に付着した原水中の
固形分および濾過助材の圧密一体化物8を、前記加圧気
体により、その一体化状態で細かく分離除去して逆洗
し、その圧密一体化物を前記逆洗水タンク7に貯留する
貯留手段と、 前記逆洗水タンク7に貯留された圧密一体化物8を前記
缶体5に戻して新たな濾過助材として再使用する濾過助
材回収手段とを有することを特徴とする請求項1または
請求項2記載のスプリングフィルタ濾過装置。 - 【請求項4】 前記原水室3に供給された原水を整流す
る整流手段9が、その原水室3に設けられると共に、そ
の整流手段9の上流側の原水室内部に入口パイプ20が導
かれ、その開口20aが缶体5の底面に対向して配置され
た請求項1〜請求項3の何れかに記載のスプリングフィ
ルタ濾過装置。 - 【請求項5】 前記プリコート手段にてスプリングフィ
ルタ1の外表面にプリコートする濾過助材6が珪藻土で
あることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記
載のスプリングフィルタ濾過装置。 - 【請求項6】 夫々一端が閉塞されてコイル状に巻回さ
れた複数のスプリングフィルタ1の夫々の開口端を、管
板2の夫々の濾過水流通孔に連通し、 そのスプリングフィルタ1を原水室3側に位置させ、缶
体5の内部をその管板2により原水室3および濾過水室
4に仕切る工程と、 前記スプリングフィルタ1の外表面に濾過助材6をプリ
コートさせるプリコート工程と、 そのスプリングフィルタ1の外面側の圧力を内面側のそ
れより充分高めて、原水をそのスプリングフィルタ1で
濾過する濾過工程と、 前記スプリングフィルタの内面側に加圧気体を導き、ス
プリングフィルタ外周の隙間からその加圧気体を加速流
出してスプリングフィルタの外表面に付着した原水中の
固形分を分離除去する気体逆洗工程と、 その除去した固形分を逆洗水タンク7に貯留する貯留工
程と、 を有することを特徴とするスプリングフィルタ濾過方
法。 - 【請求項7】 前記スプリングフィルタ1は、断面外周
が円形又は略円形の金属線材からなり、前記加圧気体を
加圧空気とすると共に、逆洗時にはスプリングフィルタ
1の外周に実質的に原水を存在させない状態で逆洗を行
なわせる請求項6記載のスプリングフィルタ濾過方法。 - 【請求項8】 そのスプリングフィルタ1の外面側の圧
力を内面側のそれより充分高めて、原水をそのスプリン
グフィルタ1で濾過すると共に、濾過に伴い、その原水
中の固形分を濾過助材6に加圧密着させて一体に圧密化
させる固形分圧密化濾過工程と、 そのスプリングフィルタの外表面に圧密に付着した原水
中の固形分および濾過助材の圧密一体化物8を、加圧空
気によりその一体化状態で細かく分離除去する気体逆洗
工程と、 前記気体逆洗工程にて除去され、前記逆洗水タンク7に
貯留された圧密一体化物8を前記缶体5に戻して新たな
濾過助材として再使用する濾過助材回収工程とを有する
ことを特徴とする請求項6または請求項7記載のスプリ
ングフィルタ濾過方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199234A JP2001025616A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199234A JP2001025616A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001025616A true JP2001025616A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16404399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11199234A Pending JP2001025616A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001025616A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088714A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-03-25 | Toshiba Plant Kensetsu Co Ltd | 排水の処理装置及び処理方法 |
JP2009078195A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Watanabe Kaitai Kogyo Kk | 廃アスベスト材の処理方法およびその処理装置 |
JP2016090556A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | モリノ商事株式会社 | 放射性汚染水の処理システム |
CN109260822A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-01-25 | 石家庄通过滤器设备制造有限公司 | 一种反清洗过滤器 |
JP2019520210A (ja) * | 2016-05-17 | 2019-07-18 | サンボ インダストリーズ カンパニー リミテッド | 排ガス再循環システム用水処理フィルターシステム |
JP2021159821A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社モノベエンジニアリング | 不純物除去方法及びこれに用いられるバネ状フィルターシステム |
-
1999
- 1999-07-13 JP JP11199234A patent/JP2001025616A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088714A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-03-25 | Toshiba Plant Kensetsu Co Ltd | 排水の処理装置及び処理方法 |
JP2009078195A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Watanabe Kaitai Kogyo Kk | 廃アスベスト材の処理方法およびその処理装置 |
JP2016090556A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | モリノ商事株式会社 | 放射性汚染水の処理システム |
JP2019520210A (ja) * | 2016-05-17 | 2019-07-18 | サンボ インダストリーズ カンパニー リミテッド | 排ガス再循環システム用水処理フィルターシステム |
CN109260822A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-01-25 | 石家庄通过滤器设备制造有限公司 | 一种反清洗过滤器 |
CN109260822B (zh) * | 2018-11-02 | 2021-05-07 | 石家庄一通过滤器设备制造有限公司 | 一种反清洗过滤器 |
JP2021159821A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社モノベエンジニアリング | 不純物除去方法及びこれに用いられるバネ状フィルターシステム |
JP7478417B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-05-07 | 株式会社モノベエンジニアリング | 不純物除去方法及びこれに用いられるバネ状フィルターシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020008068A1 (en) | Apparatus and method for backwashing fluid filter systems | |
EP2010303B1 (en) | Fine filtering apparatus using flexible fiber filter module | |
US7163621B2 (en) | Fluidizable device | |
JPH1085566A (ja) | プリーツ型ろ過装置 | |
US2600458A (en) | Upflow pressure diatomite filtering apparatus | |
JP2001025616A (ja) | スプリングフィルタ濾過装置および濾過方法 | |
US11583788B1 (en) | Lightweight fibrous media (LFM) filter | |
CA2328873A1 (en) | Filter for removing solids from liquids | |
JPH05277311A (ja) | 流体の流れから粒子を分離する装置 | |
JP3069955B2 (ja) | 濾過装置および濾過方法 | |
JP3394490B2 (ja) | 濾過装置 | |
JP2008284464A (ja) | 間欠逆洗に優れた濾過方法およびその装置 | |
KR20010044678A (ko) | 수중 부유물질 여과장치 | |
CA2256385C (en) | Radial-flow fluidizable filter | |
CN201524476U (zh) | 多管过滤装置 | |
JP5768487B2 (ja) | 濾過装置 | |
US5702617A (en) | Particular removal assembly and method | |
JPH0560505U (ja) | 濾過装置 | |
JP7267649B1 (ja) | ろ過装置 | |
CN213253170U (zh) | 一种甲苯提纯用列管式过滤器 | |
US364933A (en) | Appaeatus for cleansing | |
JP3197199B2 (ja) | 吸着塔の樹脂流出防止装置 | |
AU703286B2 (en) | Apparatus and method for backwashing fluid filter systems | |
JPS6245306A (ja) | 濾過装置における濾過材層形成方法 | |
JPS63252516A (ja) | 濾過装置 |