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JP3066880U - 糞拾い具 - Google Patents

糞拾い具

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Publication number
JP3066880U
JP3066880U JP1999006438U JP643899U JP3066880U JP 3066880 U JP3066880 U JP 3066880U JP 1999006438 U JP1999006438 U JP 1999006438U JP 643899 U JP643899 U JP 643899U JP 3066880 U JP3066880 U JP 3066880U
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JP
Japan
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feces
storage bag
scissor plate
scissor
dung
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1999006438U
Other languages
English (en)
Inventor
上平光治
Original Assignee
上平 光治
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by 上平 光治 filed Critical 上平 光治
Priority to JP1999006438U priority Critical patent/JP3066880U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066880U publication Critical patent/JP3066880U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 犬等の糞を処理する場合、従来は、用具を操
作するのに両手を使わなければならず(片手だけでは出
来ない)、また、糞に直接接触する用具が使い捨てとは
なっていないので、糞を処理した後に、用具を洗ったり
する等の手入れをする必要があった。更に、地上に落ち
た糞を拾うことは出来ても、落下中の糞をうまく拾うこ
とは出来なかった。 【解決手段】 糞拾い具1の一方のはさみ板体部3は、
スライド構造により進出自在とされている。犬23の糞
16を落下中に受け取ろうとする場合は、図示するよう
に、はさみ板体部3をスライドして引っ込めた状態にし
て、横から差し出して受けとめる。地上に落ちている糞
16を拾う場合には、はさみ板体部3,4の先端が揃う
ようにはさみ板体部3を進出させた状態にして、拾う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、犬の糞等の糞を拾うための糞拾い具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
犬を散歩に連れて行く場合、散歩の途中で糞をすることが多いので、その糞を 処理する必要がある。従来は、例えばビニールの袋とか移植ごて等の用具を散歩 に持参し、移植ごてで糞をすくってビニールの袋に入れ、持ち帰って廃棄すると いう処理をしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(問題点) しかしながら、前記した従来の糞処理には、次のような問題点があった。 第1の問題点は、糞処理するに際し、用具を操作するのに両手を使わなければ ならない(片手だけでは出来ない)という点である。 第2の問題点は、糞に直接接触する用具が使い捨てとはなっていないので、糞 処理をした後に、用具を洗ったりする等の手入れをする必要があったという点で ある。
【0004】 (問題点の説明) まず第1の問題点について説明する。例えば、犬の糞を処理するのにビニール の袋と移植ごてとという2つの用具を使う場合、一方の手に持った移植ごてで糞 をすくい、他方の手に持ったビニールの袋に入れるから、両手を使わねばならな い。
【0005】 次に第2の問題点について説明する。例えば、犬の糞の処理用具として、移植 ごてとビニールの袋を用いた場合を考えると、移植ごてで糞をすくうから、移植 ごては糞と直接接触する。従って、移植ごては、後で水で洗う等の手入れをする 必要がある(なお、ビニールの袋は使い捨てとすれば、これは後で手入れをする 必要はない。)。他の糞の処理用具としてごみ取りとかほうき等を使う場合、こ れらはいずれも糞と直接接触するから、やはり水で洗う等の手入れをしておく必 要がある。 本考案は、以上のような問題点を解決することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案では、弾性を有する板材で作られ、U字形部 分を挟んで長脚部と短脚部から成る把持本体部と該短脚部に延設された芯板体と 該芯板体にスライド自在に組み合わされている鞘状把持部とを有する把持部と、 前記把持本体部の長脚部の端部に取り付けられ、中央に収納口が開けられた第1 のはさみ板体部と、前記鞘状把持部の端部に取り付けられ、中央に収納口が開け られた第2のはさみ板体部と、該第1,第2のはさみ板体部の外側に設けられ、 糞収納袋の端部を挟んで一時的に留めることを可能とする挟持部と、糞収納袋を 順次取り出すことが出来、且つ複数の糞収納袋を格納的に取り付け得るようにし た糞収納袋取付部とを具え、第2のはさみ板体部を第1のはさみ板体部と先を揃 えた状態で使うことも出来るし、前記鞘状把持部をスライドすることにより第2 のはさみ板体部を引っ込めた状態で使うことも出来るようにしたことを特徴とす る糞拾い具を提供する。 なお、前記糞収納袋取付部が、多数の糞収納袋が切り離し自在につながってい る糞収納袋体をロール状に巻き付けるための筒体と、該筒体内に遊挿される心棒 と、前記筒体内に遊挿された心棒が取り付けられる取付基体とを具える構成とす ることが出来る。
【0007】 (本考案の動作の概要) ロール状に巻かれた糞収納袋体から、1個分の糞収納袋の端部を引き出し、は さみ板体部の先端に内側から外側へ向かって被せ、その端を挟持部のところで挟 んで留める。そして、袋の途中を1つの収納口から外へ引き出しておく。 地上に落ちている糞を拾うには、第1,第2のはさみ板体部の先を揃えた状態 にして拾う。落下しようとしている糞を受け止めるには、鞘状把持部をスライド して第2のはさみ板体部を引っ込ませた状態で、横から差し出して受け止める。 そのようにして拾った糞は、外部へ引き出されている袋部分に、収納口を通っ て落とし込む。袋の端部を挟持部から外して口をしばり、袋ごと廃棄処分にする 。 片手だけで、しかも手を汚すことなく糞を処理することが出来るし、糞に接触 するのは使い捨てにする袋だけであるので、後で用具の手入れをする必要がない 。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の糞拾い具の全体を示す図である。図1において、1は糞拾い 具、2は把持本体部、2Lは長脚部、2Sは短脚部、2−1は鞘状把持部、2− 2は係合穴、3,4ははさみ板体部、5,6は収納口、7は芯板体、8は挟持部 、8−1は挟持部基体、8−2はバネ作用体、9は取付基体、10は筒体、11 はナット、12は心棒、20−1は押圧操作用突起、20−2は係合突起、Hは 把持部、Sは糞収納袋取付部である。
【0009】 把持部Hは片手で掴む部分であるが、ここは把持本体部2と芯板体7と鞘状把 持本体部2−1とにより構成されている。把持本体部2は、弾性を有する材料( 例、金属)で作られ、U字形部分を挟んで長脚部2L(長いまっすぐな板状部分 )と短脚部2S(短いまっすぐな板状部分)から成っている。長脚部2Lの先端 には、一方のはさみ板体部4が固着され、短脚部2Sの先端には、芯板体7が延 設される。 芯板体7は、まっすぐな板状部材で作られており、その途中部分には、押圧操 作用突起20−1,係合突起20−2が装備される。なお、芯板体7は、短脚部 2Sと一体となるよう作ることも可能である。
【0010】 図7は、芯板体7の係合突起20−2付近を説明する図であり、7−1は貫通 孔、20は位置決め係合体である。貫通孔7−1は、芯板体7の途中部分に開け られた貫通孔である。芯板体7の貫通孔7−1付近の背部には、位置決め係合体 20が装備されていて、その上部に設けられている押圧操作用突起20−1,係 合突起20−2が、貫通孔7−1より芯板体7の表面側に頭を出すようにされて いる。位置決め係合体20は、弾性を有する材料で作られ、係合突起20−2等 が貫通孔7−1より頭を出す方向に弾発力が加わるよう、芯板体7の背部に取り 付けられている。 従って、押圧操作用突起20−1を指で押下すると、それと一体である係合突 起20−2も押下され、貫通孔7−1の表面下に没する。しかし、指を放すと弾 発力により上昇し、再び貫通孔7−1の表面より上に突出する。
【0011】 ところで、図1の鞘状把持部2−1は、芯板体7に対して鞘の役割を果たす構 造とされ、芯板体7と組み合わされている。図6は、それを示している。 図6は、図1のX−X線での断面図であり、符号は図1のものに対応している 。鞘状把持部2−1は、その断面が芯板体7を抱持する形のものとされ、芯板体 7はその中に挿入されている。従って、鞘状把持部2−1は、芯板体7の長手方 向にスライド自在となっている。 なお、図6に示す鞘状把持部2−1は芯板体7の周囲を完全に包囲するものと はなっていないが、これは1例であり、その断面が芯板体7の周囲を完全に包囲 する形のもの、即ち、正真正銘の鞘のようなものとしてもよい。
【0012】 図1に戻るが、鞘状把持部2−1の先端には、他方のはさみ板体部3が固着さ れる。鞘状把持部2−1の他端(すなわち短脚部2Sの側の端部)近くには、係 合穴2−2が設けられる。これは、芯板体7に装備された係合突起20−2と係 合するためのものである。 鞘状把持部2−1は芯板体7上をスライドして位置を変えることが出来るが、 はさみ板体部3がはさみ板体部4と丁度対称的な位置(先端が揃えられた位置) になるようスライドした時の位置で、係合突起20−2が係合穴2−2に係合す るようにしておく。
【0013】 はさみ板体部3,4は、その先端部で糞をはさんで拾い上げるのに使われる。 はさみ板体部3,4の中央部には、それぞれ収納口5,6が開けられている。収 納口5,6の役割は、後で詳しく説明するが、拾った糞を糞収納袋に収納する際 に通過させる開口である。
【0014】 糞収納袋取付部Sは、多くの糞収納袋を取付けておくための構造部分であり、 取付基体9,筒体10,ナット11,心棒12等から成る。詳しくは図2で説明 する。なお、糞収納袋取付部Sは、はさみ板体部3,4のいずれか一方の内側に 設けられる(図1では、はさみ板体部4の内側に設けたものを示している。)。 挟持部8は、糞を収納するビニールの袋の開口端近傍部を挟んで、一時的に留 めておくためのものである。挟持部8は、挟持部基体8−1とバネ作用体8−2 とから成る。
【0015】 図13は、その挟持部の周辺部分を取り出して示した図である。挟持部基体8 −1は、はさみ板体部3の外表面に固着される。バネ作用体8−2は、その略中 央部分が挟持部基体8−1に対して回動自在に取り付けられると共に、その一方 の部分がバネにより挟持部基体8−1に押し付けられるようにされている。従っ て、バネ作用体8−2を指で操作することにより、挟持部基体8−1との間で袋 の端を挟むことが出来る。 挟持部8は、はさみ板体部3側に設けられたものであるが、同様のものがはさ み板体部4側にも設けられる(図8等で示す挟持部22がそれである。)。 なお、挟持部8の構造は、これに限られるわけではなく、袋の端部を一時的に 留めることが出来さえすれば、他の構造のものでもよい。
【0016】 図2は、糞収納袋取付部Sの分解図である。符号は図1のものに対応し、9− 1,9−2は心棒受容溝、12Eは心棒端部である。取付基体9は断面コの字状 とされ、両側の垂直壁の上端部には、それぞれ心棒受容溝9−1,9−2が設け られている。取付基体9の底部は、図1に示し且つ説明した如く、はさみ板体部 3または4のいずれか一方の内側に固着される。 心棒12の一方の端部には心棒端部12Eが設けられ、心棒12には筒体10 が遊嵌される(筒体10から言えば、筒体内に心棒12が遊挿されるという形に なる。)。筒体10は、後でも説明するが、多くの糞収納袋が連続している糞収 納袋体を、ロール状に巻き付けておくための芯体とされる。筒体10が遊嵌され ているので、心棒12が固定されていても筒体10は回ることが出来、巻き付け られている糞収納袋は、引っ張るとクルクルと巻き解かれる。
【0017】 さて、筒体10を遊嵌した後、心棒12の他端にはナット11が装着される。 従って、ナット11を前進,後退させたい心棒上の範囲には、予めねじを施して おく。心棒12の両端を心棒受容溝9−1,9−2に挿入し、心棒端部12Eと ナット11の作用で、心棒12を取付基体9に固定する。即ち、ナット11を前 進させて行くと、やがて心棒端部12Eとナット11が取付基体9の両側の外壁 に当接し、その当接力により心棒12は固定される。 従って、心棒端部12Eの断面積は、心棒12を長手方向内側に引いた場合、 少なくとも心棒受容溝9−2を通って内側に引き込まれないような大きさとされ ていることが必要である。
【0018】 図3は、糞収納袋体を説明する図であり、一部が拡大して示してある。13は 糞収納袋体、13A〜13Eは個々の糞収納袋、14は開口部、15は切り離し ミシン目である。 糞収納袋体13は、糞収納袋13A等の個別の袋の連続体であって、切り離し ミシン目15のところで切り離せば、個別の糞収納袋に分離される。切り離され た部分が次の糞収納袋の開口部となる。これは、スーパー等のレジ付近に用意さ れている包装用のビニール袋と、同様の構造のものである。なお、糞収納袋体1 3の材質は、ビニールが好適である。
【0019】 糞収納袋体13を図2の筒体10に巻き付けて、ロール状にするわけであるが 、筒体10の長さ(これがロール体の幅の限度となる)と糞収納袋体13の幅と は、同じでなくともよい。 糞収納袋体13の幅は、開口部14の大きさを決めることになるが、開口部1 4は糞を収納するに適した大きさとされていることが望ましい。一方、筒体10 の長さは、図1の糞拾い具1全体のサイズより決められる。即ち、糞拾い具1は 、片手で手軽に使用するのに適したサイズとされることが望ましいわけであるが 、そのようにするとすれば、筒体10もそのサイズに納まるような程度の大きさ とする必要がある。
【0020】 そのような両方の事情をそれぞれ活かすことにすると、糞収納袋体13の幅と 筒体10の長さは、必ずしも一致するとは限らない。従って、糞収納袋体13を 筒体10に巻き付けるに際しては、糞収納袋体13を折ったり,皺をよせたりし てその幅を筒体10の長さ以下とし、そうした上で筒体10に巻き付ける。 図4は、皺をよせて糞収納袋体13の幅を狭めている状況を示す図である。W 1 は糞収納袋体13の本来の幅であり、W2 は皺をよせて狭めた部分の幅である 。W2 を、筒体10の長さ以下として、筒体10に巻き付ける。
【0021】 図5は、糞収納袋体をロール状に巻いて取り付ける状況を示す図である。糞収 納袋体13を筒体10に巻付けてロール状とし、それを取付基体9に取り付ける (取付基体9は糞拾い具1に一体となるよう固着されているわけであるが、ここ では便宜上、取付基体9だけを取り出して図示している。)。取り付け方は、図 2で説明した通りである。
【0022】 図8は、糞収納袋体13を糞拾い具に取り付け、使用可の状態にセットした状 況を示す図である。符号は図1〜7のものに対応し、14は開口部、22は挟持 部、22−1は挟持部基体、22−2はバネ作用体、20は位置決め係合体、2 1はカバー体、20−3は係合体基部である。挟持部22,挟持部基体22−1 ,バネ作用体22−2は、それぞれ図1の挟持部8,挟持部基体8−1,バネ作 用体8−2に対応するものである。
【0023】 この図では、芯板体7の背部に取り付けられた位置決め係合体20等の構造が 示されているので、それらについて説明しておく。位置決め係合体20の上部に 、押圧操作用突起20−1,係合突起20−2が一体に設けられていることは、 図7のところで既に説明した。位置決め係合体20の一端は、係合体基部20− 3とされ、ここの部分だけが芯板体7に固着され、他方の端部(図8では係合突 起20−2等がある方の端部)は自由端とされている。 従って、押圧操作用突起20−1を指で押下すると、自由端側は下方に撓み、 係合突起20−2は貫通孔7−1の表面より下方に没する。指を放すと、位置決 め係合体20の弾性力により元に復帰するから、係合突起20−2も貫通孔7− 1より上方へ頭を出す。係合突起20−2が係合穴2−2に係合している時、は さみ板体部3は所定の位置に位置決めされる。その所定の位置とは、はさみ板体 部3の先端が、はさみ板体部4の先端に揃えられた位置(同程度に進出させられ た位置)である。 カバー体21は、前記のような位置決め係合体20を保護したり、手に引っ掛 かったりしないようするため、それらを覆うように設けられる。
【0024】 次に、糞収納袋13Aの装着の仕方について説明する。ロール状にされて取り 付けられている糞収納袋体13の1個分の袋である糞収納袋13Aを相当長く引 き出し(例えば、15〜20cm)、折り曲げて裏返し、はさみ板体部3,4の 先端に、内側から外側へまわって覆うように被せる。そして、外側に出た部分の 端部を引っ張り、挟持部8,22のところで挟んで留める。その場合、糞を落と し込もうとしている方の収納口(図8では収納口6)には、予め収納袋を通して 外側に膨らませ、充分な収納空間を作っておくことが望ましい。 本考案では、袋を外側に折り曲げて相当長く引き出すことになるが、このよう にすると、糞を収納した後、袋の口を結ぶ際、その入口付近に、糞に触れてない きれいな部分を確保しておくことが出来、好都合である。
【0025】 以上のように糞収納袋13Aを装着すると、糞収納袋13Aの開口部14は、 少なくともはさみ板体部の幅方向には、はさみ板体部の幅だけ開かれ、それと直 角の方向には、把持本体部2の弾性により開かれているはさみ板体部3,4の先 端部同士の間隔だけ開かれた状態となり、糞を拾い上げ易く常にしっかりと開口 されている(従来、ビニールの袋を手に持って行き、犬の糞を拾う時にその口を 開こうとしても、開口部を支えるのは片手だけであり、しっかりとは開口させに くく、風に吹かれて口が狭められることもしばしばあった。それに比べ、しっか りと開口されている。)。 これで、糞拾い具1は、使用可能な状態にセットされたことになる。地上に落 下している糞を拾う場合には、この状態にして使用する。その拾い方については 、図10〜図12で説明する。
【0026】 図9は、一方のはさみ板体部3を引っ込めた状態を示す図である。本考案の糞 拾い具1の特徴は、図8に示したようにはさみ板体部3,4の先を揃えた状態で 使うことも出来るほか、図9に示すように、一方のはさみ板体部3を、他方のは さみ板体部4より引っ込めた状態で使うことも出来るという点にある。 はさみ板体部3を引っ込めるには、次のようにする。 まず、押圧操作用突起20−1を指で押下する(これにより、係合突起20 −2が下方に没し、係合穴2−2との係合が外される。)。 その状態で鞘状把持部2−1を手前に(把持本体部2の方へ)スライドさせ る。
【0027】 この状態にすれば、糞が地上に落下する前に、途中で受けてしまうという使い 方が出来る。落下する糞を受ける位置にはさみ板体部4を横から差し出せば、は さみ板体部3が引っ込められているので、上方から落下する糞はそれに邪魔され ることなく、はさみ板体部4に受け止められる。 なお、はさみ板体部3を元の位置(図8の位置)に復帰させるには、鞘状把持 部2−1を前方へスライドさせて行けばよい。係合穴2−2が押圧操作用突起2 0−1の上方位置に来たところで、押圧操作用突起20−1が上方にパチンと突 出し、係合穴2−2に係合され、その位置に鞘状把持部2−1(それと固着され ているはさみ板体部3)は位置決めされる。
【0028】 以下、本考案の糞拾い具の2つの使い方(図8,図9の2つの状態にしての使 い方)について説明する。 図10は、第1の糞の拾い方を説明する図である。符号は図8のものに対応し 、16は糞(例えば、犬の糞)である。 はさみ板体部3と4により糞16を挟んで拾い上げ、糞収納袋13Aの収納口 6(または5)より外へ引き出されている部分に落とし込む。 図12は、そのようにして糞を拾った直後の収納状況を示す図である。糞16 を拾い上げ、収納口6を通過させ、収納口6から外へ引き出されている糞収納袋 13Aの部分に収納する。収納口6より外側に引き出されている袋部分に収納す ることにより、把持本体部2を持つ手の力をゆるめてはさみ板体部3,4を開い ても、拾った糞が落下しないようにすることが出来る。そのため、引き続いて次 の糞を拾うことが出来る。
【0029】 拾った後の処理は、次のようにする。まず、挟持部8,22に挟まれている袋 の端部を外す。はさみ板体部3,4の外側に被さっている部分は、糞16に接触 していないから手でさわっても汚くない。次に、この部分を手でもって開口部1 4を閉じ、その口を結ぶ。そして、糞収納袋13Aを引き出し、次の糞収納袋と の境界である切り離しミシン目(図3参照)のところで切り離す。
【0030】 図11は、拾った糞を1つの糞収納袋に収納処理した状況を示す図である。1 3A−1は糞収納袋13Aの結び目である。このようにした糞16を、糞収納袋 13Aごと廃棄する。 切り離しミシン目で切り離された部分は、次に続く糞収納袋(図3で言えば糞 収納袋13B)の開口部となっているから、次の糞収納袋を引き出し、図8のよ うにセットすることにより、直ちに次の糞を拾うことが出来る状態にできる。
【0031】 図14は、本考案を用いての第2の糞の拾い方を説明する図である。23は犬 である。犬が糞をする時の姿勢は、よく知られているように、全ての足を固定し て動きを停止し、尻尾を上に高く上げ、落下する糞16が後ろ足に接触しない程 度に尻を後方位置に保った姿勢を取る。 そこで、図9の状態にした糞拾い具1を、糞16を受けるように横から差し出 せば、落下する前に受け止めて収納することが出来る。受け止めた後の処理は、 第1の拾い方の場合と同様である。
【0032】 なお、本考案における把持本体部,芯板体,鞘状把持部,はさみ板体部,挟持 部基体,取付基体は、予め一体として成形することも出来るし、別体として作っ ておき、ねじ等の固着手段あるいは溶接等の固着方法を用いて組み立てることも 出来る。また、それらは、金属で作ることも可能であるし、プラスチックで作る ことも可能である。 一体として成形する場合、取付基体9は図2のような断面コの字状ではなく、 はさみ板体部の内側より植立される2つの壁となる。 また、糞収納袋取付部Sは、糞収納袋体13をロール状に巻いて取り付ける構 造の例を示したが、お経の本のように蛇腹状に小さく折りたたんだものを取り付 けるようにした構造のものとしても良い。 更に、言うまでもないことであるが、取り付けていた糞収納袋体を使いきって しまった場合、単体の袋を糞拾い具に取り付けて使用することも可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の糞拾い具によれば、次のような効果を奏する。 片手だけで、しかも手を汚すことなく糞を処理することが出来る。 糞が接触するのは使い捨てにする袋だけであるので、後で用具を水で洗ったり する等の手入れをする必要がない。 地上に落下した糞を拾うという使い方も出来るし、落下する糞を途中で受け取 るという使い方も出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の糞拾い具の全体を示す図
【図2】 糞収納袋を取り付ける部分である糞収納袋取
付部の分解図
【図3】 糞収納袋体を説明する図
【図4】 皺をよせて糞収納袋体の幅を狭めている状況
を示す図
【図5】 糞収納袋体をロール状に巻いて取り付ける状
況を示す図
【図6】 図1のX−X線での断面図
【図7】 芯板体の係合突起付近を説明する図
【図8】 糞収納袋体を糞拾い具に取り付け、使用可の
状態にセットした状況を示す図
【図9】 一方のはさみ板体部を引っ込めた状態を示す
【図10】 本考案を用いての第1の糞の拾い方を説明
する図
【図11】 拾った糞を1つの糞収納袋に収納処理した
状況を示す図
【図12】 第1の拾い方で糞を拾った直後の収納状況
を示す図
【図13】 糞収納袋の端部を挟んでとめる挟持部の周
辺部分を取り出して示した図
【図14】 本考案を用いての第2の糞の拾い方を説明
する図
【符号の説明】
1…糞拾い具、2…把持本体部、2L…長脚部、2S…
短脚部、2−1…鞘状把持部、2−2…係合穴、3,4
…はさみ板体部、5,6…収納口、7…芯板体、7−1
…貫通孔、8…挟持部、8−1…挟持部基体、8−2…
バネ作用体、9…取付基体、9−1,9−2…心棒受容
溝、10…筒体、11…ナット、12…心棒、12E…
心棒端部、13…糞収納袋体、13A〜13E…糞収納
袋、14…開口部、15…切り離しミシン目、16…
糞、20…位置決め係合体、20−1…押圧操作用突
起、20−2…係合突起、20−3…係合体基部、21
…カバー体、22…挟持部、22−1…挟持部基体、2
2−2…バネ作用体、23…犬、H…把持部、S…糞収
納袋取付部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する板材で作られ、U字形部分
    を挟んで長脚部と短脚部から成る把持本体部と該短脚部
    に延設された芯板体と該芯板体にスライド自在に組み合
    わされている鞘状把持部とを有する把持部と、前記把持
    本体部の長脚部の端部に取り付けられ、中央に収納口が
    開けられた第1のはさみ板体部と、前記鞘状把持部の端
    部に取り付けられ、中央に収納口が開けられた第2のは
    さみ板体部と、該第1,第2のはさみ板体部の外側に設
    けられ、糞収納袋の端部を挟んで一時的に留めることを
    可能とする挟持部と、糞収納袋を順次取り出すことが出
    来、且つ複数の糞収納袋を格納的に取り付け得るように
    した糞収納袋取付部とを具え、第2のはさみ板体部を第
    1のはさみ板体部と先を揃えた状態で使うことも出来る
    し、前記鞘状把持部をスライドすることにより第2のは
    さみ板体部を引っ込めた状態で使うことも出来るように
    したことを特徴とする糞拾い具。
  2. 【請求項2】 前記糞収納袋取付部が、多数の糞収納袋
    が切り離し自在につながっている糞収納袋体をロール状
    に巻き付けるための筒体と、該筒体内に遊挿される心棒
    と、前記筒体内に遊挿された心棒が取り付けられる取付
    基体とを具える構成とされたことを特徴とする請求項1
    記載の糞拾い具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070683A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Tomiyoshi Honda 糞取り器

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