JP3063585B2 - 液状化粧料塗布容器 - Google Patents
液状化粧料塗布容器Info
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Description
ナー、アイシャドウ等の液状化粧料のタンクを備えた液
状化粧料塗布具の改良に関する。
ナー、アイシャドウ等の液状化粧料を液状化粧料封止部
材を介して内部に充填したタンクを有する蓋体とからな
り、この本体と蓋体を嵌合したときに塗布具が前記液状
化粧料封止部材を経て前記タンク内部に充填された液状
化粧料に没入して、この塗布具に液状化粧料を含浸させ
るようにした液状化粧料塗布容器があり、従来から種々
のものが案出されている。
示されたものは、化粧料を充填したタンクを蓋体の内部
に形成し、このタンクを区画する軟質材製の栓部材を有
するものであり、蓋体と本体とを嵌合したときに本体の
先端に取付けられた塗布具をこの栓部に挿通するととも
に、塗布具の周囲に設けた封止環が栓部材に当接してタ
ンクを封止して液状化粧料の漏れを防止したものであ
る。また、実公平6−2599号公報に記載されたもの
は、蓋体に設けられたタンクを区画する栓部材に切り割
りを設けて、塗布具がこの切り割りから進入可能とする
とともに、液状化粧料の気密性を保持したものである。
載されたものは、蓋体の内部に進出し液状化粧料を収容
するタンクを区画する円錐管状部、及び蓋体の外部に位
置する雄ねじ部を備えるさや部を、管状部材に取り付け
て蓋体を構成する。さらに、前記の円錐管状部に形成さ
れた穴を通じてタンク内に没入する塗布具を管状部材の
先端に取り付け、この管状部材の後部の大径円筒部を管
状の本体の内面に半田づけ等の手段で固定し、この本体
の内部に雌ねじを形成して前記さや部の雄ねじと螺合さ
せるようにしたものである。また、塗布具を前記さや部
に設けた肩部で位置決めするようにしている。
号公報及び実公平6−2599号公報に記載されたもの
では、化粧を行うときには、まず圧入されている蓋体と
本体とを力を入れて分離するものである。しかし、本体
を蓋体から抜くときに塗布具が蓋体の内周面に形成され
た結合部に接触することが頻発する。このために、液状
化粧料が前記蓋体の嵌合面を汚すことは避けられない。
かかる結合面の汚染は、本体と蓋体との結合不良を生じ
て、化粧料の密閉性を損なったり、あるいは使用者の手
を汚すこともある。そのうえ容器の見栄えも悪くなる。
は、塗布具が結合部であるねじ面を液状化粧料で汚すこ
とは回避されるが、形状が複雑なさや部を必要とするう
え、本体に塗布具を取付けるには管状部を半田付けしな
ければならない。そのため、加工が面倒であり、価格の
上昇を招く。また、本体と管状部材の材料は半田付け可
能な金属材料に限定される。そのため、重量が大となる
等種々の課題が生じる。
されたものであり、本体と蓋体とを分離したときに液状
化粧料による結合部の汚染が確実に防止される液状化粧
料塗布容器を提供することを第1の課題とする。さら
に、液状化粧料が使い尽くされたときにカートリッジ式
タンクを直ちに交換することが可能な液状化粧料容器を
提供することを第2の課題とする。また、液状化粧料の
密閉を確実にすることにより液状化粧料の漏れや酸化に
よる劣化を防止する液状化粧料塗布容器を提供すること
を第3の課題とする。そして構造が簡単でありながら本
体と蓋体の着脱が簡単で安価な液状化粧料を提供するこ
とを第4の課題とする。
決するため、以下の手段を採用した。〈本発明の要旨〉
本発明は、塗布具を先端に設けた本体と、有底筒形状を
成しこの筒内に前記本体を挿入することによって前記本
体の先端部を覆うと共に前記本体の外周面に設けた結合
部と前記筒内の開口側において結合する結合部を有する
蓋体と、この蓋体の筒内に設けた液状化粧料封止部材に
よって液状化粧料を前記筒内に封入したタンクと、から
なり、前記本体を前記筒内に挿入したときに前記塗布具
が前記液状化粧料封止部材を貫通して前記液状化粧料に
没入する液状化粧料塗布容器において、前記蓋体の筒内
に第1のバネ受けを設けると共に前記本体の先端部外周
面に押圧部を設け、筒形状を成し前記第1のバネ受けに
対向して位置する第2のバネ受けと前記押圧部に当接す
る当接部とを有する可動体を前記蓋体に挿通して軸方向
に摺動自在に設け、前記可動体は前記第1のバネ受けと
前記第2のバネ受けとの間に介装したバネ部材により前
記筒内の開口側に向けて付勢されており、前記本体と前
記蓋体との結合状態を解除し前記本体の先端部を引き抜
いたとき、前記可動体は前記バネ部材の付勢力により前
記筒内の開口側に移動して前記筒形状の外周面で前記蓋
体の結合部を内側より遮蔽する液状化粧料塗布容器であ
る。
向に摺動自在かつバネ部材によって筒内開口側に付勢し
ておき、本体と蓋体との結合状態を解いたときに前記可
動体がバネ部材の付勢力により筒内の開口側に移動して
可動体の筒外周面で蓋体の結合部を内側より遮蔽するよ
うにしたものである。
イントを簡単にまとめる。 〔液状化粧料〕前記液状化粧料はアイライナー、アイシ
ャドウ用の化粧料であり、粘度の高いもの、あるいは粘
度の低いものなど種々のものが含まれる。さらに、予め
防腐剤を混ぜておき雑菌の繁殖を防止することが好まし
い。
して前記液状化粧料の所望量を含浸して保持するもので
あるから、このような保持性能の良い多孔性材料、例え
ばフェルト、発泡プラスチック、あるいは芯材としてエ
ラストマー樹脂にナイロン繊維を係着したもの、あるい
はポリエステル繊維を束ねたものなどの適宜な材料を選
択して実施することができる。また、形状については、
先端に至り次第にその直径が小さくなるペン先あるいは
筆先形状とすることが好ましい。
けたものであり、外周面に蓋体との結合部を設ける。こ
の結合部には雄ねじを形成することが好ましい。その
他、結合部を円筒面とすることもできる。
押圧部が設けられるが、この押圧部として前記結合部か
ら先端の塗布具側に向けて周段部を構成し、この周段部
を押圧部とすることが好ましい。このような周段部を設
けた場合、周段部から塗布具側に小径部が形成される。
その他、押圧部として塗布具の近傍に膨大部を形成して
可動体の内部と当接させるなど適宜の形状の押圧部を形
成することができる。さらに、本体は長い軸部をもって
形成されるが、この軸部には使い勝手のよい長さと円筒
形、三角形、多角形等の適宜の断面形状を選択すること
が可能である。
て液状化粧料保持容器を構成するものであり、内面に前
記本体の結合部に対応する結合部を有するが、この結合
部には雌ねじを設けて本体の雄ねじに螺合することが好
ましい。また、この結合部を内円筒面に形成し、本体の
円筒面に嵌合することにより、両者を一体化することも
可能である。
設けられるが、この第1のバネ受けは蓋体の内部に設け
られた周段部や蓋体に固定された液状化粧料封止部材の
端部が好ましい。その他に軸用同心止め輪なども例示で
きる。
化粧料封止部材により区画され、液状化粧料を内部に封
入する。前記液状化粧料封止部材は中心に前記塗布具が
通過することを可能にする穴あるいは切り込みを設けた
円筒状のパッキンが好ましい。さらに液状化粧料封止部
材は弾性体製であることが好ましい。この弾性体にはゴ
ム、あるいはシリコンゴム、ブタジエンゴム、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム、スチレンーブタジエンゴム、
イソプレンゴム、ブチルゴム等の合成ゴムや、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の軟質合成樹脂を使用すること
ができる。また、液状化粧料の撹拌に便利であるのでタ
ンクの内部に鋼球を封入しておくことが好ましい。
によって蓋体の開口側に付勢されており、本体と蓋体と
の結合状態を解いたときにバネ部材の付勢力によって筒
内の開口側に移動し、その外周面で蓋体の結合部を内側
より遮蔽するものであり、円筒形状であることが好まし
い。この可動体は外周面にバネ部材を介装するとともに
第2のバネ受けを有する小径円筒部と、この小径円筒部
より大径であって筒形状の内周面に本体の小径部外周面
が摺動自在に組み込まれる大径円筒部からなる段付き円
筒部とすることが好ましい。
た押圧部に当接する当接部が形成されるが、蓋体の開口
側に位置する端面を当接部とすることが好ましい。しか
し、可動体の前記小径円筒部と大径円筒部とを連結する
円錐部を設け、この円錐部の内面を当接部とし、これに
本体の先端部に設けた膨大部など適宜形状の押圧部を当
接させることもできる。
第1のバネ受けと可動体の第2のバネ受けとの間に介装
され、常時可動体を蓋体の開口側に付勢するものであ
る。このバネ部材は圧縮コイルバネが好ましい。しか
し、バネ部材として前記液状化粧料封止部材と同様の材
料で製造した弾性のある合成ゴムを円筒状に形成したも
のを用いることもできる。
て、本体の結合部と蓋体の結合部とを結合する。その
時、塗布具の先端は液状化粧料封止部材の小穴または切
り込みを通過してタンクに収容されたアイライナーなど
の液状化粧料内に進出して没入する。同時に、本体の押
圧部が可動体の当接部に当接して可動体を押圧しバネ部
材を圧縮する。
結合時とは反対方向に相対回転して、本体を蓋体から分
離する。すると、可動体は圧縮されていたバネ部材の付
勢力により押圧されて蓋体の開口側に移動する。そし
て、可動体の外周面で蓋体の結合部を内側より遮蔽す
る。
は、前記必須の構成要素からなるが、以下の構成を付加
した上でも、成立する。
成要素に加えて、前記蓋体10を結合部13を設けた筒
体18と、この筒体18に取り付け可能のカートリッジ
式タンク12aとから構成することも可能である。
側にカートリッジ取付部を設ける。このカートリッジ取
付部としてネジ面とすることが好ましい。しかし取付面
を円筒面とすることもできる。また、カートリッジ式タ
ンクは、液状化粧料封止部材を筒体の開口側端部に取り
付けて、この液状化粧料封止部材をカートリッジ式タン
クの構成部材とすることが好ましい。そして、筒体とカ
ートリッジ式タンクとは容易に着脱できるようになって
いる。
用>液状化粧料を使い終わった場合には、カートリッジ
式タンク12aを筒体18から取り外して、液状化粧料
を充填した新たなカートリッジ式タンクと交換する。
成要素に加えて、前記可動体30と前記蓋体10には可
動体30の飛び出しを規制する係止部材33,10aを
設けることが可能である。そして、この係止部材は可動
体の外周に設けた突起と蓋体の内周面に設け前記の突起
と係合する突起であり、好ましくは可動体の外周面に設
けた周突条と蓋体の内周面に設けた周突条を例示でき
る。
て、本体1を蓋体10から分離する。すると、可動体3
0は圧縮されていたバネ部材29の付勢力により押圧さ
れて蓋体10の開口側に移動する。そして、可動体30
の外周面で蓋体10の結合部13を内側より遮蔽する。
この際、可動体30の係止部33が蓋体10の係止部1
0aに当接して停止する。このため可動体30が蓋体1
0の筒内より飛び出すことなく、蓋体10の結合部13
を確実に遮蔽する。
成要素に加えて、前記蓋体10に設けた第1のバネ受け
Sとして液状化粧料封止部材20のフランジ部である端
部25に第1のバネ受けの役割を果たさせる。このよう
にすると構造を簡単にすることができる。もちろん、蓋
体の内面に周段部を形成し、これをバね受けとすること
も可能である。その他に、止め輪状の部材を組み込んで
バね受けを構成することも可能である。
用>液状化粧料封止部材20の端部25が第1のバネ受
けSの役割を果たすのであり、これにバネ部材29を組
み込めば前記液状化粧料封止部材の端部にバネ部材が着
座し、直ちに可動体30を付勢することになる。
スチックからなり、特に、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、などのポリオレフィンで成型される。
を参照して説明する。
て説明する。 〔実施の形態1の概要〕この実施の形態は、蓋体10は
カートリッジ式タンク12aと、このカートリッジ式タ
ンク12aを結合した筒体18とから構成される。ま
た、本体1は軸筒2、この軸筒2に挿入固定され先端に
塗布具11を取り付けた先筒3とから構成される。この
ような蓋体10と本体1とは結合されて一体化される
が、本体の結合部9には雄ねじを、蓋体10の結合部1
3には雌ねじを形成して両者をねじ結合する。
し後端に向かって次第に径小に形成された中空の軸筒2
と、この軸筒2の先端に圧入固定された先筒3とから構
成される。この先筒3は軸筒2に嵌着する基部4と、可
動体30の押圧部となる周段部6を経て前記基部4に続
いて円筒状の小径部5、さらにこの小径部5から先細の
円錐部8を経て中空円筒状の先端部7に続く。前記先筒
3の基部4の外周面には雄ねじ9が形成されていて、蓋
体10との結合部となる。
の先端部7に塗布具11が挿入され接着剤にて固定され
る。この塗布具11は、先細形状をなし、先端は小円筒
形をなしている。また、フェルトなど多孔性材料製であ
り内部にアイライナーなどの液状化粧料を含浸して保持
する。
蓋体10は図4に示すようにアイライナーなどの液状化
粧料を内部に封入するカートリッジ式タンク12aと、
中空状の筒体18とから構成され、図3に示すような蓋
体10を構成する。前記筒体18はその開口側10bの
内周面に本体1との結合部である雌ねじ13が形成され
ている。この雌ねじ13は先筒3の基部4に設けられた
結合部である雄ねじ9に螺合して、液状化粧料塗布容器
を構成する。
側にも雌ねじ19が形成されていて、この雌ねじ19が
カートリッジ式タンク12aの外面に形成された雄ねじ
17と螺合することにより蓋体10を形成する。なお、
前記雌ねじ13の内端に突条10aが設けられ、この突
条10aが可動体30との係止部となる。
すように筒体18に取り付け可能であって、前記筒体1
8と共に図3に示すような蓋体10形成する。このカー
トリッジ式タンク12は、開口部14に液状化粧料封止
部材20が取り付けられ、これによってタンク室が形成
される。さらにこのタンク室の内部にアイライナー、ア
イシャドウのような液状化粧料が封入される。
は、比較的高い粘度をもつものである。従って、液状化
粧料封止部材20の先端に小穴21を設けても、この小
穴から液状化粧料が簡単に流出する虞はない。なお、カ
ートリッジ式タンク12aの内部には鋼球16が装填さ
れていて、この鋼球によって液状化粧料が十分に撹拌さ
れる。
化粧料封止部材20は、合成ゴム製のパッキンであって
底部に前記の小穴21を有する略漏斗形状を呈するもの
であり、前記カートリッジ式タンク12aの開口部14
に圧入される。図5に要部を拡大して示すように、液状
化粧料封止部材20の外周面に形成された周突条23は
カートリッジ式タンク12aの内周面10aに設けた周
溝24に係合する。液状化粧料封止部材のフランジ部2
5はカートリッジ式タンク12aの端部22に当接して
いる。このフランジ部5は第1のバネ受けSとなるが、
前記端部22によって背後から支持されるので、第1の
バネ受けとしての強度は十分に維持される。なお、液状
化粧料の粘度が低い場合は前記小穴21に代えて十文字
の切り込みを入れて、この切り込みから液状化粧料が流
出するのを妨げることもできる。
状の可動体30が挿通されている。この可動体30には
内方に小径円筒部26と大径円筒部27、及び両者を連
絡する周段部28が形成される。前記小径円筒部26の
外周面26aと筒体18の内周面18aとの間に形成さ
れる空間31には圧縮コイルばね29が組み込まれ、前
記周段部28が第2のバネ受けとなる。大径円筒部27
はその内周面27aに先筒3の小径部5の外周面5aを
摺動自在に嵌挿している。
18の内周面18aとの間には隙間Wが介在する。そし
て、前記周段部28の反対側にこの隙間Wに面する係止
部33が形成される。さらに、前記可動体30の小径円
筒部26の外周面26aには周段部28側に周突条32
が形成されていて、前記圧縮コイルバネ29の端部29
aがこの周突条32に係合する。このために、カートリ
ッジ式タンク12が筒体18から取り外されたときに、
この圧縮コイルバネ29が脱落することを防止する。
本体1を、図3に示す蓋体10に挿通して本体1と蓋体
10を相対的に回転すると、本体1の雄ねじ9が蓋体1
0の雌ねじ13に螺合する。すると、図1に示すように
塗布具11の先端が液状化粧料封止封止部材20の小穴
または切り込み21を通過してカートリッジ式タンク1
2aに収容されたアイライナーなどの液状化粧料15内
に進出して没入する。同時に、本体1の雄ねじ9の近傍
にある押圧部である周段部6は、蓋体10の開口側10
bに位置する可動体30の当接部である端面30aを押
圧して圧縮コイルバネ29を圧縮する。かくして、図1
に示す組み込み状態となる。
するには、本体1と蓋体10とを相対回転して、両者の
螺合を解いて本体1を蓋体10から分離する。すると、
可動体30は圧縮コイルバネ29により押圧されて図3
に示すように、蓋体10の開口側10bに移動して蓋体
の係合部である雌ねじ13を遮蔽する。同時に、可動体
30の係止部33が蓋体10の突条10aに当接して停
止する。このために、可動体30が飛び出すことなく、
確実に蓋体10の内部の係合部である雌ねじ13を遮蔽
する。
液状化粧料を含浸した塗布具11が、前記の雌ねじ13
に直接に接することがなく、前記の結合部13が液状化
粧料によって汚されることは確実に防止される。
使い終わった場合には、図4に示すカートリッジ式タン
ク12aを筒体18から取り外して、液状化粧料を充填
した新たなカートリッジ式タンク12aと交換する。こ
のために、経済的な液状化粧料容器となる。
る。この実施の形態では、蓋体101は、実施の形態1
のようなカートリッジタンク12aを用いずに、タンク
12と蓋体101とを一体に形成した。この蓋体101
の内面には周段部22aを形成し、この周段部22aを
境にしてタンク12を設けた側が小径となり、可動体3
0を挿入した側は大径となる。
部材20aは、実施の形態1の場合と異なりフランジ部
25を設けないで円筒状となし、蓋体101の内周面1
0bに設けた周溝24に液状化粧料封止部材20aの外
周面に設けた周突条23を係合すると共に、前記液状化
粧料封止部材20aの円筒面20bを蓋体101の内周
面10bに圧入し、この液状化粧料封止部材20aを接
着剤にて固定したものである。かくして、前記蓋体10
の周段部22aが第1のバネ受けとなる。
2は実施の形態1と同様の作用・効果を生じるが、この
実施の形態2では液状化粧料封止部材20aが第1のバ
ネ受けとならず、蓋体の周段部22aが第1のバね受け
(S)となるので、液状化粧料封止部材20aが損傷す
る虞はなく、長期にわたって使用できるため蓋体の寿命
が増大する。
化粧料を使用するために蓋体と本体を分離した際に、蓋
体の内部の結合部が可動体によって遮蔽されるのである
から、液状化粧料を含浸した塗布具が使用時に蓋体の結
合部に接することはない。このため、蓋体10の結合部
が液状化粧料によって汚されることが防止される。ま
た、液状化粧料の汚れに起因する嵌合不良、あるいは密
閉不良による液状化粧料の劣化もなく、使用者の手を汚
すこともない。さらに見栄えを悪くすることも防止され
るなど、多くの効果が生じる。
状化粧料を使い終わった段階でカートリッジ式タンクを
外して、新たなカートリッジ式タンクだけを交換すれば
よいので、きわめて経済的な化粧料塗布容器とすること
ができる。さらに、第2の付加的構成要素によれば、可
動体は係止部材によって蓋体からの飛び出しが規制され
るので、可動体による蓋体の係合部の遮蔽が確実に行わ
れる。そして、第3の付加的構成要素によれば、液状化
粧料封止部材の端面を蓋体に設けた第1のバネ受けとし
たので、部品点数が少なくて済み、蓋体の構造が簡単で
安価になる、という効果が生じる。
る。
クの断面図である。
ンジ部) 26 可動体の小径円筒部 27 可動体の大径円筒部 28 第2のバネ受け(可動体の円錐部) 29 圧縮コイルバネ 30 可動体 30a 当接部 31 筒体と可動体との空間 32 可動体の周突条 33 係止部 S 第1のバネ受け W 隙間
Claims (4)
- 【請求項1】 塗布具(11)を先端に設けた本体
(1)と、有底筒形状を成しこの筒内に前記本体(1)
を挿入することによって前記本体(1)の先端部を覆う
と共に前記本体(1)の外周面に設けた結合部(9)と
前記筒内の開口側(10b)において結合する結合部
(13)を有する蓋体(10)と、この蓋体(10)の
筒内に設けた液状化粧料封止部材(20)によって液状
化粧料(15)を前記筒内に封入したタンク(12)
と、からなり、前記本体(1)を前記筒内に挿入したと
きに前記塗布具(11)が前記液状化粧料封止部材(2
0)を貫通して前記液状化粧料(15)に没入する液状
化粧料塗布容器において、前記蓋体(10)の筒内に第1のバネ受け(S)を設け
ると共に前記本体(1)の先端部外周面に押圧部(6)
を設け、 筒形状を成し前記第1のバネ受け(S)に対向して位置
する第2のバネ受け(28)と前記押圧部(6)に当接
する当接部(30a)とを有する可動体(30)を前記
蓋体(10)に挿通して軸方向に摺動自在に設け、 前記可動体(30)は前記第1のバネ受け(S)と前記
第2のバネ受け(28)との間に介装したバネ部材(2
9)により前記筒内の開口側(10b)に向けて付勢さ
れており、 前記本体(1)と前記蓋体(10)との結合状態を解除
し前記本体(1)の先端部を引き抜いたとき、前記可動
体(30)は前記バネ部材(29)の付勢力により前記
筒内の開口側(10b)に移動して前記筒形状の外周面
で前記蓋体(10)の結合部(13)を内側より 遮蔽す
ることを特徴とする液状化粧料塗布容器。 - 【請求項2】 前記蓋体(10)は、前記本体(1)と
の結合部(13)を設けた筒体(18)と、この筒体
(18)に着脱自在なカートリッジ式のタンク(12
a)とを備えた請求項1記載の液状化粧料塗布容器。 - 【請求項3】 前記可動体(30)と前記蓋体(10)
は、可動体(30)が前記蓋体(10)の筒内より飛び
出すことを規制する係止部(33),(10a)をそれ
ぞれ設けた請求項1または2記載の液状化粧料塗布容
器。 - 【請求項4】 前記蓋体(10)の筒内に設けた第1の
バネ受け(S)は、前記液状化粧料封止部材(20)の
端部(25)である請求項1、2または3記載の液状化
粧料塗布容器。
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JP7227986A JP3063585B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 液状化粧料塗布容器 |
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