JP2003319823A - 刷毛等の塗布具付き容器 - Google Patents
刷毛等の塗布具付き容器Info
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Abstract
に密着される払拭体を備えたものであって、容器本体の
内周面の形状が安定していなくとも、払拭体が容器本体
から抜けたり、浮いたりすることがない刷毛付き容器を
提供する。 【解決手段】 口頸部2内に払拭体3が設けられた容器
本体4と、容器本体4の口頸部2に着脱され且つ刷毛軸
5を介して刷毛6が設けられた蓋体7とを備えたもので
あって、払拭体3は、容器本体4の口頸部2の端面部を
覆う鍔部12及び容器本体4の口頸部2内に嵌合される
円筒部13から形成された軟質樹脂製の嵌合保持体10
と、嵌合保持体10の円筒部13に結合され、且つ、外
周面が容器本体4の口頸部2の内周面に密着されるゴム
質の弾性材料製の払拭片11とを備えて構成される。
Description
イライナーその他各種の化粧料、または、各種の塗布剤
等の液状物を収容した筒状の中空容器本体の口頸部内面
に、刷毛等の塗布具の表面に付着した余計な液状物をし
ごき取る払拭体を設けた容器に係わるもので、中でも、
使用するに際して、容器本体の口頸部に嵌着した中栓状
の払拭体が、容器本体の口頸部から浮き上がって外れた
りするような不都合が無いようにした刷毛等の塗布具付
きの液状物等の収容容器に関するものである。
ナー、リップグロス等の液状の化粧料を収容した容器
は、その容器本体の口頸部に被冠されるキャップ(密閉
蓋)に固定した刷毛軸の先端に刷毛が設けられており、
通常、前記キャップが容器本体の口頸部に被冠、螺着さ
れた状態で、前記キャップに固定された刷毛は容器本体
内の液状物に浸漬されており、キャップを容器本体から
取り外して、引き抜くことにより刷毛塗りが可能になる
形式の刷毛付き容器が広く用いられている。このような
形式の刷毛付き容器に於いては、キャップを容器本体か
ら取り外して引き抜いた時に、キャップに設けられた刷
毛軸の周りに多量の液状物が付着していると、見た目が
悪いばかりか、液状物が滴下する恐れもある。
め、前記したような刷毛付き容器に於いては、一般に、
容器本体の口頸部の内周面に刷毛軸を通すのに適した開
口が形成されると共に、ゴム等の弾性体からなるしごき
具である払拭体が取り付けられている。そして、前記キ
ャップが容器本体から取り外して刷毛部が抜き出される
ときに、キャップに設けられた刷毛軸が払拭体に摺動さ
れることにより、刷毛軸に付着した液状物が払拭体によ
り絞られて容器本体内に戻されるので、刷毛軸から余分
な液状物が取り去られて、見た目も良くて、滴下する恐
れもなくなる。
拭体として、従来から用いられているものはゴム製のも
のと、軟質樹脂製のものとがあるが、ゴム製の払拭体を
用いた刷毛付き容器の一般的なものとして、実公平6−
34726号公報に記載されたものが知られている。上
記刷毛付き容器30は、図4に示すように、液状物を収
容する容器本体31と、該容器本体31の内周面に嵌着
されて、一部が容器本体31から突出して口頸部33を
形成する略筒状の被嵌合部材34と、該被嵌合部材34
の内周面に嵌着されて、一端が容器本体31の内周面と
被嵌合部材35との間に挟まれて固定されて、且つ、他
端が内方に折り曲げられて払拭片35aが形成されたゴ
ム製の払拭体35と、容器本体31の口頸部33の外周
面に被着せしめて螺合されて、且つ、刷毛軸36の先端
に刷毛37が設けられてなるキャップ38とから構成さ
れている。
0は、払拭体35を装着するための容器本体31は金属
製であり、その内周面に嵌合する被嵌合部材34を別体
に形成しなければならず、構造も非常に複雑となって、
その組立工程にも手間がかかり、製造コストを上昇させ
ることにもなる。そこで、このような不都合を解消した
ものとして、図2に示すように、容器本体を合成樹脂の
ブロー成形等により形成して、ゴム製の払拭体を用いた
刷毛付きの液体容器が知られている。
可塑性合成樹脂をブロー成形することにより口頸部43
にネジ42部が形成された中空の容器本体44と、前記
口頸部43内に嵌着可能に形成された中栓状のゴム製の
払拭体45と、刷毛軸46と刷毛46aが設けられて前
記口頸部43に螺合する蓋体(キャップ)47とから構
成されたものである。このように構成された刷毛付き液
体容器41は、容器本体44の口頸部43内に払拭体4
5を直接に嵌着するものであるから、従来のように形成
された被嵌合部材が不要であるから、構造が簡単とな
り、組立時に払拭体45を口頸部43に極めて簡単に嵌
着することができる。
したように、容器本体44の口頸部43の上端面部を覆
うようにして係合する環状の鍔部48と、該鍔部48か
ら延びて口頸部43の内周面に密着するように形成され
た円筒状のシール部49と、該シール部49の内面に下
方に向けて環状に突出されて刷毛軸46に接触する払拭
片50とを有する円筒部材51と、該円筒部材51の下
端部から容器本体44の口頸部43の内周面の湾曲部4
3aに密着するように突設する環状部52とが一体にな
るようにゴム質材の射出成形により成形したものを、前
記容器本体44の口頸部43内に嵌合せしめて、環状部
52が口頸部43の内面の湾曲面43aに係合するよう
に嵌着したものである。
41は、払拭体45を軟質のゴム質材により形成したと
により、容器本体44の口頸部43に装着するのが容易
であり、また、払拭体45のシール部49が口頸部43
の内周面に密着されるシール性も良好ではあるが、前記
払拭体45の外径と口頸部43の内径がぴったり一致す
るように成形されていないと、払拭体45を口頸部43
内に装着する際に変形して、口頸部43の内周面の湾曲
部43aと下端部の環状部52との間に隙間ができて、
浮き上がりが発生する。そこで、このような刷毛付き液
体容器41の口頸部43に一致するように、複雑な形状
の払拭体45を口頸部内に直接に射出成形して設けるこ
とが考えられるが、軟質のゴム質材を用いてそのように
射出成形することは難しくて不可能に近いことから、別
体に射出成形したゴム製の払拭体が用いることが考えら
れる。
1に於いては、容器本体44をブロー成形により成形さ
れた中空容器を用いたものであるから、容器本体44の
口頸部の内面形状を安定した正確な形状に成形すること
が困難であり、成形性の精度は低下して、前記容器本体
44の口頸部43の湾曲部43aが本来の設計上の基準
線に満たない場合や湾曲部43aが本来の基準線を超え
て突出する場合が生じやすい。従って、このような刷毛
付き液体容器41は、容器本体44の口頸部43の湾曲
部43aが本来の寸法に満たない場合には、払拭体45
の下端部の環状部52が口頸部の湾曲部43aに引掛か
らずに、払拭体45が容器本体44の口頸部から抜け出
る恐れがあり、また、湾曲部43aが本来の寸法を超え
て突出する場合には、払拭体45が浮いてしまう恐れが
ある。
き上がりを防止するためには、容器本体44の口頸部4
3の湾曲部43aのシメ代を余分に多くとったり、ま
た、払拭体45の円筒部材51の肉厚のシール部49を
長くしたり、環状部52の突出量を、図3に於いて仮想
線53で示すように、大きく取ったりする手段が考えら
れるが、そのように大きくすると、組み立てる際に払拭
体45を容器本体44の口頸部43内に嵌合して固定し
にくくなるので、これらの手段を採用することは実用的
でない。
成樹脂製の払拭体を用いたものが知られているが、払拭
体が合成樹脂製であると口頸部から抜け出るようなこと
がないように嵌着することができるが、前記したように
射出成形により図4や図2に見るような複雑な形状に成
形するのが困難となるので、これら以外の形状に形成し
なければならない。その結果、これら以外の形状に形成
した合成樹脂製の払拭体は、容器本体の口頸部に簡単に
装着することが難しくて、また、容器本体の口頸部の内
周面との間のシール性も悪くなり、容器本体内の液状物
が払拭体と容器本体との隙間から漏洩する恐れ等の不都
合が生じる。
ると、抜け出ることがないように嵌着することができる
が、適正な形状に成形するのが困難で、また、容器本体
の口頸部への簡単な装着ができなくなり、シール性も悪
くなる等の問題が発生する欠点があるのに対して、上記
した図4に示したように、従来の中栓状以外の形状をし
たゴム製の払拭体に形成したものは、シール性は良好で
あるけれども、別に被嵌合部材を必要とする等の問題が
発生する。そこで、上記図2に示すような従来の中栓状
をしたゴム製の払拭体が有する良好なシール性と容器本
体の口頸部への容易な装着性能に加えて、合成樹脂製の
払拭体のように抜け易さや浮き上がりを防止できる性能
を備えた払拭体の出現が望まれる。
た従来の種々の刷毛付き液体容器を改善し向上させるた
め創案されたもので、液状体を収容する容器本体の口頸
部内に嵌着される払拭体を、口頸部内に装着するのが容
易な形状にして、且つ、容器本体と払拭体との間のシー
ル性が良好である材質で形成すると共に、容器本体内に
払拭体を嵌着、固定するための特別な被嵌合部材を設け
る必要もなくて、簡単な構造に形成して、更に、容器本
体の口頸部の内周面の形状が正確に形成されていなくて
も、容器本体の口頸部から抜け出たり、浮き上がったり
することがないように形成された払拭体を備えた刷毛付
きの液体容器を、安価に製造することができる技術を提
供することを目的とする。
目的を達成するために、刷毛付き液体容器の容器本体の
口頸部に嵌着する払拭体を、軟質樹脂からなる口頸部に
嵌合されて保持する嵌合保持体と、該嵌合された保持体
に接合されたゴム質の弾性材料からなる払拭片とから形
成して、前記払拭体をブロー成形により成形した中空の
容器本体の口頸部内に直接に嵌着して刷毛付きの液体容
器を構成する。前記払拭体の嵌合保持体は、容器本体の
口頸部の上端面に密着して覆う環状の鍔部と、口頸部の
内周面に嵌合される筒状部とからなる中栓状に形成し
て、また、前記払拭体の払拭片は、筒状に形成した後端
部を前記嵌合保持体の筒状部の先端に嵌合、結合すると
共に、先端部が内側に向けて延びて刷毛軸に接触するよ
うに開口された円筒状に形成して、特別な被嵌合部材を
用いなくても容器本体の口頸部内に簡単に嵌着して固定
できるようにした払拭体を形成する。
ル性を良好にして、容器本体内の液状物の漏洩を確実に
防止できるようにするために、前記払拭体の払拭片をゴ
ム質の弾性材料を用いて形成すると共に、前記払拭体は
容器本体の口頸部内にしっかりと嵌合して保持されて、
口頸部から抜け出たり、浮き上がったりするのを確実に
防止するために、口頸部内に嵌合される払拭体の嵌合保
持体を軟質樹脂材料を用いて形成する。
容器は、マスカラやアイライナー等の液状化粧料等の内
容物が収容される中空の容器本体を熱可塑性合成樹脂の
ブロー成形により成形して、前記容器本体の口頸部内に
払拭体を嵌着すると共に、該口頸部に容器本体内に挿入
される刷毛等を設けた刷毛軸を立設、固定した蓋体を着
脱自在に設けて形成される。そして、前記払拭体は、容
器本体の口頸部に嵌合する中栓状に形成された軟質樹脂
製の嵌合保持体と、該嵌合される保持体の先端部に嵌合
して結合されたゴム質の弾性材料からなる払拭片とから
形成される。
マスカラやアイライナー等の液状化粧料を収容した後、
前記容器本体の口頸部内に前記した払拭体を嵌着、固定
すると共に、該容器本体の口頸部に刷毛を設けられた刷
毛軸が立設、固定された蓋体を着脱自在に螺着せしめ
て、刷毛付きの液体容器を構成する。このように構成さ
れた本願発明の刷毛付きの液体容器は、使用するに際し
て、前記蓋体を捻じって開蓋してから刷毛軸を引き抜く
と、刷毛軸先端の刷毛部分が払拭体のエラストマー製の
弾性に富んだ払拭片によりしごかれて、容器本体から外
部に引き出されるので、刷毛部に付着していた液状物は
きれいに払拭されて、必要な適量が塗布可能になる。
について、最適な一つの実施例に基づいて、図面を参照
しつつ詳細に説明する。本願発明の刷毛付き液体容器1
は、図1に示すように、マスカラやアイライナー、リッ
プグロス等の液状化粧料を収容するのに適するように合
成樹脂をブロー成形して中空の容器本体4を成形して、
前記容器本体4にマスカラ等の液状化粧料を収容すると
共に、該容器本体の口頸部2内に余分な液状物をしごき
取る払拭体3を設けて液体容器を形成して、刷毛軸5の
先端部に刷毛その他の塗布具6が設けられて、容器本体
4内に挿入可能に立設された蓋体7を前記液体容器の口
頸部2に着脱自在に螺合して構成されたものである。
器1の払拭体3は、ポリエチレン等の軟質樹脂を射出成
形して、容器本体4の口頸部2内に嵌合可能なように中
栓状に成形されて口頸部2に嵌合される保持体(嵌合保
持体)10と、該保持体10の先端に嵌合せしめて結合
されたエラストマー等のゴム質の弾性材料からなる払拭
片11とから形成される。そして、前記した払拭片11
を保持する前記嵌合保持体10は、前記容器本体4の口
頸部2の上端面に密着して覆う環状の鍔部12と、該鍔
部に連接して容器本体4の口頸部2の内周面に嵌着され
る筒状の円筒部13とから形成されていて、このように
した嵌合保持体10は、口頸部2の内周面にきっちりと
密着して嵌合できるようにポリエチレン等の軟質樹脂の
射出成形等により簡単に成形することができる。
図に示されるように、ブロー成形により成形された容器
本体4の口頸部の内周面が均一に安定した形状に形成さ
れていなくても、特に湾曲部2bの形状が設計上の基準
から外側に張出たり、あるいは、基準に満たないような
容器に嵌着した場合であっても、容器本体4の口頸部2
の内周面に、軟質合成樹脂からなる嵌合保持体10の円
筒部13がきつく密着した状態に嵌合、保持されるの
で、従来の払拭体のように容器本体4の口頸部2に引掛
かる突出部を設けなくても、払拭体3が容器本体4の口
頸部2から抜け出たり、浮き上がったりするのを防止す
ることができる。
鍔部12の内側には容器本体4内に向かって傾斜するテ
ーパ部14が設けられて、蓋体7に設けた刷毛軸5等は
払拭体3を通って容器本体4内に挿入し易いように形成
されている。そして、前記払拭体3を形成する円筒部1
3と払拭片11とは、円筒状の端部が段違い状にして嵌
合、結合したものであるが、このような結合手段に変え
て接着材や溶着等の適宜の結合手段により結合すること
も可能であるが、お互いの結合面15は段部状に形成し
た方が、平面状に結合した場合に比べて、円筒部13と
払拭片11との間の結合力を増大させることができる。
保持体10に近い部分が容器本体4の口頸部2の内周面
に密着するように円筒状に形成されると共に、該円筒状
の先端部分が口頸部2の内周面から離れるように内側に
向けて湾曲した絞り形に形成されていて、先方に行くに
従って次第に肉薄となるように形成されて、その開口端
部11aが柔軟性を有するように形成されている。前記
払拭体3の払拭片11は、エラストマー等からなるゴム
質の弾性材料を用いて形成したことにより、蓋体7に立
設、固定される刷毛軸5等に対して柔軟に密着して高い
払拭性を有すると共に、容器本体4の口頸部2の内周面
との間のシール性を高めることができる。
する領域、即ち、口頸部2と保持体10または払拭片1
1との接触面のいずれか一方の面に、僅かに凹状または
凸状にした面を設けておくことにより、両者の面が変形
接合するので、払拭体3が容器本体4の口頸部2内に一
層しっかり嵌着されたものになる。そして、蓋体7に立
設された刷毛軸5は、根元の部分が払拭体3の内周面の
断面U字形に適合する形状の膨らみ部17が形成され
て、払拭体3の内周面に密着していて、携帯時に刷毛軸
5が振れるのを防止できると同時に内溶液の漏洩を防止
できるようにもなっている。
ら形成されているが、上記刷毛付きの液体容器1を組み
立てるには、熱可塑性合成樹脂のブロー成形により成形
された中空の容器本体4の口頸部2から容器本体内に中
にマスカラやアイライナー、リップグロスその他の液状
物を注入して収容した後に、容器本体4の口頸部2内に
軟質樹脂からなる嵌合保持体10とゴム質の弾性材から
なる払拭片11とを接合して形成した払拭体3を嵌着、
固定してから、蓋体7に突設する刷毛6及び刷毛軸5を
払拭体3の払拭片11の開口部11aを通して容器本体
4内に挿入して、口頸部2に蓋体7を螺着せしめると、
蓋体7のネジ部16が口頸部2のネジ部8に螺合して密
閉されることにより完成する。
したように軟質樹脂からなる嵌合保持体10とゴム質の
弾性材からなる払拭片11とからなる独特の構造にした
払拭体3を、熱可塑性合成樹脂のブロー成形により形成
した容器本体4の口頸部2内に嵌着するだけで構成する
ことができるので、従来の刷毛付きの液体容器のように
払拭体3とは別に形成した特別な被嵌合部材を用いる必
要がないので、払拭体3を口頸部2内に簡単に嵌着する
ことができることから、刷毛付きの液体容器1を安価に
製造することが可能となる。
き液体容器1は、前記した蓋体7を容器本体4の口頸部
2に被着して閉蓋することにより、蓋体に立設した刷毛
軸5の先端部に設けられた刷毛6等が、容器本体4の払
拭体3に擦られるように柔軟な払拭片11の開口部11
aを通って、刷毛6と刷毛軸5が容器本体4内のマスカ
ラ等の液状物中に浸漬された状態となって密閉される。
このようにして密閉された前記液体容器1は、払拭体3
の払拭片11の外周面が容器本体4の口頸部2の内周面
に密着されて、払拭体3と容器本体4との間が完全にシ
ールされると共に、刷毛軸5の根元の部分が払拭体3の
内周面に密着されているので、容器本体4内の液状物が
漏洩するようなことはない。
用する際には、容器本体4に螺着された蓋体7を指先に
掴んで回動せしめて、蓋体7と容器本体4の口頸部2と
の間の螺合関係を解除して、蓋体7を容器本体4の口頸
部2から離して、刷毛6と刷毛軸5とを口頸部2から引
き抜くと、刷毛軸5等は払拭体3のエラストマー等の柔
軟な払拭片11の先端部でしごかれて、刷毛軸5等に付
着した余分な液状物は容器本体4の中へ戻される。この
時に、本願発明の刷毛付き液体容器1の払拭体3の払拭
片11は、先端部に行くに従って肉薄状となっているの
で、容器本体4から引き抜かれて外部に引き出された刷
毛軸5や刷毛6に付着していた余分な液状物は、きれい
に払拭されて滴下する恐れもなくて、抜き出された刷毛
軸5等は見た目も良好なものとなり、視覚的な不快感が
なくて、使用後には刷毛軸5を容器本体4内に容易に挿
入して、蓋体7を元の状態に簡単に螺合して密閉するこ
とがてきる。
うな軟質樹脂から形成されて、容器本体4の口頸部2の
内周面2aにしっかりと嵌合して保持されているので、
容器本体4がブロー成形法により成形された内周面、特
に湾曲部2bは、その形状が安定していないのに拘わら
ず、払拭体3が容器本体4の口頸部2から抜けたり、浮
いたりするようなことがない。また、上記した刷毛付き
液体容器1は、熱可塑性合成樹脂の射出成形により成形
された中空の容器本体4を用いて形成されたものであっ
たが、本願発明はこのような合成樹脂製の容器本体に限
定されるものではなくて、ガラスや金属その他で形成さ
れた中空の容器本体であっても、本願発明の払拭体を適
用することにより熱可塑性合成樹脂製の場合と同様に形
成することができて、合成樹脂製の容器本体と同様の作
用効果を奏することが可能である。
きの液体容器は、軟質樹脂の保持体とゴム質の弾性材の
払拭片とからなる払拭体を用いたことにより、容器本体
の口頸部内に払拭体を簡単に装着することができると共
に、払拭体を固定するための被嵌合部材が不要となり、
熱可塑性合成樹脂をブロー成形した中空の容器本体の口
頸部内に直接に嵌着して形成することができるので、従
来のものに比べて安価に製造することが可能になる。ま
た、ゴム質の弾性材からなる払拭片が容器本体の口頸部
の内周面に密着されるので、容器本体と払拭体との間隙
のシール性が良好となり、容器本体内の液状物が漏洩す
ることがないし、軟質樹脂からなる嵌合保持体が容器本
体の口頸部内にしっかりと嵌合、保持されるので、払拭
体が容器本体の口頸部から抜け出たり、浮き上がったり
するのを確実に防止することができる。
図である。
面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 液状物を収容可能に成形した熱可塑性合
成樹脂からなる中空容器の口頸部内に、刷毛等の塗布具
についた余分な液状物をしごき取る払拭体を設けて形成
した容器本体と、該容器本体内に挿入される塗布具を支
持する刷毛軸を立設すると共に前記容器本体の口頸部に
着脱可能に形成してなる蓋体とからなる刷毛等の塗布具
付きの容器であって、口頸部内に嵌着可能な中栓状の円
筒形に形成された軟質樹脂からなる保持体に、ゴム質の
弾性材からなる筒状の払拭片を結合して形成された払拭
体を、前記中空容器本体の口頸部内に嵌着して固定して
なることを特徴とする刷毛等の塗布具付きの容器。 - 【請求項2】 前記払拭体は、円筒状をした保持体の先
端部に、段違い状に嵌合して円筒状の払拭片が接合され
てなることを特徴とする請求項1に記載する刷毛等の塗
布具付きの容器。 - 【請求項3】 前記払拭体は、ポリエチレン等の軟質樹
脂からなる保持体に、エラストマー等のゴム質の弾性材
からなる払拭片を接合して形成されてなることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載する刷毛等の塗布具
付きの容器。 - 【請求項4】 前記払拭体の保持体は、円筒状をした後
端部に前記容器本体の口頸部の開口端面に密着して係止
する鍔部と塗布具の挿入を容易にするテーパー面が形成
されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記
載する刷毛等の塗布具付きの容器。 - 【請求項5】 前記払拭体の払拭片は、先端部分が内側
に湾曲すると共に先端に向けて次第に肉薄となるように
形成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4
に記載する刷毛等の塗布具付きの容器。
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---|---|---|---|
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JP2002129416A JP2003319823A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 刷毛等の塗布具付き容器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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