JP3061457U - 人工腎臓用補液ポンプ - Google Patents
人工腎臓用補液ポンプInfo
- Publication number
- JP3061457U JP3061457U JP1999000676U JP67699U JP3061457U JP 3061457 U JP3061457 U JP 3061457U JP 1999000676 U JP1999000676 U JP 1999000676U JP 67699 U JP67699 U JP 67699U JP 3061457 U JP3061457 U JP 3061457U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- syringe
- pump
- suction
- replacement fluid
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】血液中の老廃物を透析膜を介して浸透圧や限外
濾過圧で除去する透析治療において、簡易で正確な補液
の供給及び等量の補液と除水を精度よく実行し得る人工
腎臓用補液ポンプを提供する。 【解決手段】血液中の老廃物を透析膜を介して浸透圧や
限外濾過圧で除去する透析治療における補液の供給装置
において、同容量の2本のシリンジA、Bから成る2連
のシリンジポンプを有し、夫々のポンプは連動して等量
の吸引と吐出とを交互に繰り返す駆動手段を備え、この
吸引と吐出動作に同期して補液回路6と排液回路3との
流路開閉を交互に切り換えるバルブa、b、c、dを備
えて成り、2連のシリンジポンプの連続動作による吸引
と吐出動作によって指定量の補液の供給及び除水を行う
ようにした。
濾過圧で除去する透析治療において、簡易で正確な補液
の供給及び等量の補液と除水を精度よく実行し得る人工
腎臓用補液ポンプを提供する。 【解決手段】血液中の老廃物を透析膜を介して浸透圧や
限外濾過圧で除去する透析治療における補液の供給装置
において、同容量の2本のシリンジA、Bから成る2連
のシリンジポンプを有し、夫々のポンプは連動して等量
の吸引と吐出とを交互に繰り返す駆動手段を備え、この
吸引と吐出動作に同期して補液回路6と排液回路3との
流路開閉を交互に切り換えるバルブa、b、c、dを備
えて成り、2連のシリンジポンプの連続動作による吸引
と吐出動作によって指定量の補液の供給及び除水を行う
ようにした。
Description
【0001】
本考案は、血液中の老廃物を透析膜を介して浸透圧や限外濾過圧で除去する透 析治療における補液の供給及び等量の補液と除水を行うための人工腎臓用補液ポ ンプに関するものである。
【0002】
透析療法は、透析治療は透析液の高除水能化に伴い、その治療方法も多様化し 、従来の血液透析法(HD)と血液濾過法(HF)を組み合わせたHDF療法が 普及してきている。HFやHDF療法は、血液中の水分を多量に除水し、その除 水分を補液で補う方法であり、除水量と補液量のバランス制御には正確さと精度 が要求される。その制御方法としては、定量チャンバによる容量制御方法や、ロ ーラポンプとロードセルによる重量制御方法等があり、これらの制御方法を透析 装置の機能として一体化した装置と、既存の透析装置と組み合わせて使用する補 液ポンプ、或はHDF補助装置等があるが、構成が複雑で装置の保守性や使用回 路が高価である等の問題があった。
【0003】
本考案は上記の事情に鑑みて成されたもので、血液中の老廃物を透析膜を介し て浸透圧や限外濾過圧で除去する透析治療において、簡易で正確な補液の供給及 び等量の補液と除水を精度よく実行し得る人工腎臓用補液ポンプを提供すること を目的とする。
【0004】
上記の目的を達成するために、本考案の人工腎臓用補液ポンプは、血液中の老 廃物を透析膜を介して浸透圧や限外濾過圧で除去する透析治療における補液の供 給装置において、同容量の2本のシリンジから成る2連のシリンジポンプを有し 、夫々のポンプは連動して等量の吸引と吐出とを交互に繰り返す駆動手段を備え 、この吸引と吐出動作に同期して補液回路と排液回路との流路開閉を交互に切り 換えるバルブを備えて成り、前記2連のシリンジポンプの連続動作による吸引と 吐出動作によって指定量の補液の供給及び除水を行うようにしたものである。
【0005】 また、前記二連のシリンジポンプと前記バルブを設けた装置上部に補液バック の保持部を備え、必要に応じて前記補液バックを前記保持部に保持した状態で適 当温度に加温する伝導加熱手段を備えた構成としてもよい。
【0006】 また、前記シリンジは、内筒の往復動作による注入液への細菌混入を防止する ため、シリンジ外筒側フランジと往復する内筒側フランジとの間を厚さの薄い可 撓性のある膜で閉鎖的に覆うことにより、空気中の落下菌及び接触によって前記 シリンジ内部が汚染しない構造としてもよい。
【0007】 さらに、前記二連のシリンジポンプと、前記バルブと、補液バッグの保持部と 、該補液バッグの加熱手段と、チューブ回路内の空気と液の有無を検出して前記 補液バッグが空になったことを検知するセンサと制御部とを一体に構成して臨床 場所への移動と設置のためのキャスタを基台に備えた構成とするのが望ましい。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0008】 本考案の実施フロー図を図1に示す。この図において、透析器1に接続された 透析液回路2には排液回路3が接続され、この排液回路3の途中にバルブaとバ ルブbとが設けられている。これらのバルブaとバルブbとの間には、シリンジ Aが接続されている。
【0009】 また、透析器1の血液回路4には補液バッグ5からの補液回路6が接続され、 この補液回路6の途中にバルブcとバルブdとが設けられている。これらのバル ブaとバルブbとの間にはシリンジBが接続されている。
【0010】 上記の同容量のシリンジAとシリンジBは連動し、一方のシリンジが吸引動作 の時、他方は吐出動作を行い、各シリンジの吸引と吐出の流路の切り替えをバル ブa、b、c、dで行うようにしている。
【0011】 即ち、図1のように、シリンジAが吸引動作の時、バルブaが開放され、バル ブbが閉鎖されると、シリンジA内に排液回路3を介して透析液回路2からの廃 液を吸引する。この時、シリンジB側のバルブcが閉鎖され、バルブdが開放さ れると、シリンジBが吐出動作を行うことにより、シリンジB内の補液を血液回 路4に送出することができる。
【0012】 上記のようにシリンジAの吸引とシリンジBの吐出が終わると、各バルブの状 態が切り替わり、シリンジAが吐出動作となって透析液を排液し、シリンジBは 吸引動作となって、補液バッグ5から補液をシリンジB内へ吸引する。
【0013】 本考案は、このような同容量の2本のシリンジA、Bを吸引と吐出のポンプと して使用することにより、指定した補液量及び等量の補液と除水量を連続的に制 御するようにしている。
【0014】 なお、各シリンジA、Bの吸引、吐出動作時の流路の切替を、上記のバルブa 、b、c、dの代わりに、図2に示すように、チューブ回路内に逆止弁8、8… を設けて、上記と同様に、シリンジAとシリンジBとの交互の吸引と吐出動作に よって指定した補液量及び等量の補液と除水量を連続的に制御することも可能で ある。
【0015】 以下に、上記の本考案による人工腎臓用補液ポンプの具体的実施例について述 べると、その全体構成は、図3(a) に示すように、移動用のキャスタ9を設けた 基台10と、二連のシリンジポンプユニット11とバルブユニット12とを設け た筺体13と、補液バッグ5を保持し、また加温する加温ユニット14と、制御 ユニット15と、補液空検知器7とを有するものである。
【0016】 各部について詳細に述べると、図3(b) において、シリンジポンプユニット1 1とバルブユニット12が設けられた筺体13の上方前面は使用勝手を考慮して 勾配が設けられ、シリンジポンプユニット11とバルブユニット12とは開閉可 能な透明樹脂製のカバー19で覆われている。このカバー19は、清拭、消毒、 保守等の際には容易に筺体13から外すことができ、筺体13の前面の下部両側 に設けられたカバーヒンジ20、20に掛止して保持し得るようにしている。シ リンジA、Bや回路チューブTを装着する時はカバー19を下側にスライドさせ て開くことができる。
【0017】 なお、操作者が運転中に不注意で可動部分に接触し危害を受けないように保護 するために、カバー19を閉じない場合、装置は運転状態とならないように安全 装置が設けられている。
【0018】 筺体13の両側には、図3(a) 及び(b) に示すように、装置の移動時に保持す るための移動ハンドル18が設けられ、障害物からの装置の保護ガードを兼ねて いる。また、補液バッグ5に接続されるチューブの攪乱防止にも利用できる。
【0019】 加温ユニット14の左右には勾配が設けられた加温板14a、14aが設けら れ、加温ユニット14の上方左右には補液バッグ5を保持するための複数のバッ グ掛け21、21…が設けられている。夫々の加温板14aの表面は、内側に設 けられた電熱ヒータ14bによって適温に温度制御されるようにしている。補液 バッグ5は加温ユニット14の加温板14aの表面に接触するようにバッグ掛け 21に吊り下げられ、加温板14aからの伝導熱によって加温される。
【0020】 図3(b) において筺体13の後部に設けられた補液空検知器7の内部構造は、 図4に示すように、補液バッグ5からの回路チューブTを挟むように、超音波を 発する素子22aと受信する素子22bが組み込まれ、回路チューブT内の空気 の有無による超音波の伝達率の差から、補液バッグ5が空になってバッグ5内の 空気が回路内に流入したことを検知するようにしている。
【0021】 図3(a) において、シリンジポンプユニット11には、シリンジAとシリンジ Bの外筒34を並列状態で装着するホルダー23、23が設けられ、夫々のシリ ンジA、Bの外筒34を保持すると共に、図6に示すように、夫々のシリンジA 、Bの内筒30の端部に設けられたツバ部30aを保持する受部28aを備えた 吸子受け28が設けられている。
【0022】 図6(この図はシリンジポンプユニット11を水平方向に10図であるが、実 際には略縦方向に設けられている)に示すように、筺体13の内部にはブラケッ ト24が固設され、このブラケット24には、上下方向(図6においては左右方 向)にボールナット25を装着したボールネジ26が回動自在に設けられ、ボー ルナット25は連結板27を介して上記の吸子受け28に固設され、ボールネジ 26の回動によってボールナット25及び連結板27を介して吸子受け28を上 下方向に駆動することにより、シリンジA、Bの内筒30を上下方向に移動する ようにしている。なお、図3(a) に示すように、連結板27の上下方向の案内を 行う縦孔29が筺体13の前面に並列的に形成されている。
【0023】 上記のボールネジ26の端部には、送りギア35が設けられている。図5に示 すように、この送りギア35は、シリンジAとシリンジBの内筒30を均等量で 移動するために、同径同数のギアが離間して並設され、これら左右の送りギア3 5、35の間に左右1対の中間ギア36を噛合して、その1つに駆動用ギア37 を噛合している。
【0024】 この駆動用ギア37は、図6に示すように、ステッピングモータ38に連結さ れている。ステッピングモータ38が正転すると、シリンジA側のボールネジ2 6は正転し、ボールナット25、連結板34、吸子受け28を介してシリンジA は吐出方向に動作する。これと同時に、シリンジB側のボールネジ26は逆転し 、シリンジBは吸引方向に動作する。
【0025】 なお、この動力伝達の手段としては歯付きベルトを用いて、送りギア35と駆 動用ギア37を連結するようにしてもよい。
【0026】 上記のステッピングモータ38は、設定された液量の電気パルスに同期して回 転し、シリンジA、Bの1ストローク分のパルス数だけ回転すると、回転方向が 切り替わり、同じパルス数分だけ逆転するようにしている。シリンジA、Bはこ の動作を繰り返すことによって、設定された輸液量(総量)を送液することがで きる。
【0027】 また、図5に示すように、ステッピングモータ38はブラケット24の機体に 取り付けられ、回転に対してフリーにスプリング39、39でバランスして保持 され、回路チューブTの折れ曲がりや閉塞等により過負荷となった場合、ステッ ピングモータ38の回転動作方向と逆方向にステッピングモータ38は回転し、 図6に示すように、この動きをセンサ40で検知するようにしている。なお、3 9aはスプリング39を保持する保持部材である。
【0028】 バルブユニット12は、図7、図8に示すように、バルブ保持部材12bに4 個のバルブa、b、c、dが組み込まれ、バルブ保持部材12bに横方向が開放 された挿着溝12aが形成され、装着溝12aの下方には後述するクランプ軸4 3の上端に固設されたバルブa(またはb、c、d)が設けられ、クランプ軸4 3の上下移動によってバルブaが装着溝12a内を押圧して回路チューブTの閉 塞及び開放を行うようにしている。
【0029】 これらのバルブa、b、c、dは、図8に示すように、回転ソレノイド41で 駆動するようにしている。回転ソレノイド41に通電されると、回転ソレノイド 41が回動して該回転ソレノイド41に連結された偏心機構をもつリンク板42 によって連結されたクランプ軸43が下がり、バルブa(またはb、c、d)が 開かれる。また、通電が切られると、クランプスプリング44の力で上に上がり 、バルブは閉じられる。
【0030】 このようなバルブユニット12によって、二連のシリンジポンプユニット11 の吸引、吐出動作の切り替わり時に回路チューブTを閉塞または開放し、液流路 の切換を行うようにしている。
【0031】 また、二連シリンジポンプユニット11の動作と4個のバルブa、b、c、d の切り替わりタイミングを変えることによって、回路チューブTのバルブa、b 、c、dへの装着不良による漏れや、接続した回路チューブTの漏れ、バルブ自 身のチューブTの開閉不良を試みに検知することができる。例えば、図1に示す ように、一方のシリンジポンプBが吐出状態にあるとき、そのシリンジB側の2 個のバルブc、dを閉塞すると、シリンジポンプは過負荷状態となり、シリンジ ポンプユニット11のセンサ40でバルブc、dが正常に閉鎖されていることを 確認し検知することができる。
【0032】 また、バルブの開閉制御信号通りにバルブが動作しているか否かを開閉検出ス イッチ45により検出することができる。
【0033】 本考案に使用するシリンジA、Bは、図9に示すように、外筒34と内筒30 で構成されている。このシリンジA、Bが吸引と吐出を繰り返す際に内筒30が 摺動し、摺動面46より細菌が注入液側へ侵入する可能性がある。その対策とし て、本実施例においては、外筒34のツバ部34aと内筒30のツバ部30aの 間を薄膜47で覆って内部を密閉し、外気が内筒30の摺動面46に触れること がないように構成されている。
【0034】 この薄膜47は可撓性を有するゴム製等によって形成し、内筒30の動作に追 従して変形するようにしているため、外気と内筒30の摺動面46との隔離を保 ちながら摺動を繰り返すことができ、摺動面46からの細菌の侵入を防止するこ とができる。
【0035】
以上説明したように、本考案の人工腎臓用補液ポンプによれば、同容量の2本 のシリンジから成る2連のシリンジポンプを有し、夫々のポンプは連動して等量 の吸引と吐出とを交互に繰り返す駆動手段を備え、この吸引と吐出動作に同期し て補液回路と排液回路との流路開閉を交互に切り換えるバルブを備えているため 、2連のシリンジポンプの連続動作による吸引と吐出動作を行うという簡単なポ ンプ構成によって指定量の補液の供給及び除水を精度よく実施することが可能と されている。
【0036】 また、装置上部に補液バックの保持部を備え、必要に応じて補液バックを保持 部に保持した状態で適当温度に加温する伝導加熱手段を備えた構成とすることに より、適温にした補液を供給することが可能となる。
【0037】 また、本考案のシリンジポンプに使用するシリンジは、内筒の往復動作による 注入液への細菌混入を防止するため、シリンジ外筒側フランジと往復する内筒側 フランジとの間を厚さの薄い可撓性のある膜で閉鎖的に覆った構成とすることに より、空気中の落下菌及び接触によってシリンジ内部が汚染しないようにするこ とが可能である。
【0038】 さらには、本装置において、二連のシリンジポンプと、バルブと、補液バッグ の保持部と、該補液バッグの加熱手段と、回路チューブ内の空気と液の有無を検 出して補液バッグが空になったことを検知するセンサと制御部とを一体に構成し て、その基台にキャスタを設けることにより、臨床場所への移動と設置が容易に なる。
【図1】本考案の実施フロー図を示す図である。
【図2】本考案の他の実施フロー図を示す図である。
【図3】(a) は本考案の装置全体を示す正面図であり、
(b) はその側面図である。
(b) はその側面図である。
【図4】本考案の実施例における補液空検知器の部分断
面図である。
面図である。
【図5】本考案の実施例における2連のシリンジポンプ
ユニットの端面図である。
ユニットの端面図である。
【図6】本考案の実施例における2連のシリンジポンプ
ユニットの内部構造図である。
ユニットの内部構造図である。
【図7】本考案の実施例におけるバルブユニットの正面
図である。
図である。
【図8】本考案の実施例におけるバルブユニットを駆動
する回転ソレノイドの内部構造図である。
する回転ソレノイドの内部構造図である。
【図9】本考案の実施例におけるシリンジの内部構造図
である。
である。
A、B…シリンジ、a、b、c、d…バルブ、1…透析
器、2…透析液回路、3…排液回路、4…血液回路、5
…補液バッグ、6…補液回路、7…補液空検知器、9…
キャスタ、10…基台、11…シリンジポンプユニッ
ト、12…バルブユニット、13…筺体、14…加温ユ
ニット、14a…加温板、14b…電熱ヒータ、15…
制御ユニット、19…カバー、21…バッグ掛け、24
…ブラケット、25…ボールナット、26…ボールネ
ジ、27…連結板、28…吸子受け、29…縦孔、30
…内筒、3a…内筒のツバ部、34…外筒、34a…外
筒のツバ部、35…送りギア、36…中間ギア、37…
駆動用ギア、38…ステッピングモータ、40…セン
サ、41…回転ソレノイド、42…リンク板、43…ク
ランプ軸、45…開閉検出スイッチ、46…摺動面、4
7…薄膜
器、2…透析液回路、3…排液回路、4…血液回路、5
…補液バッグ、6…補液回路、7…補液空検知器、9…
キャスタ、10…基台、11…シリンジポンプユニッ
ト、12…バルブユニット、13…筺体、14…加温ユ
ニット、14a…加温板、14b…電熱ヒータ、15…
制御ユニット、19…カバー、21…バッグ掛け、24
…ブラケット、25…ボールナット、26…ボールネ
ジ、27…連結板、28…吸子受け、29…縦孔、30
…内筒、3a…内筒のツバ部、34…外筒、34a…外
筒のツバ部、35…送りギア、36…中間ギア、37…
駆動用ギア、38…ステッピングモータ、40…セン
サ、41…回転ソレノイド、42…リンク板、43…ク
ランプ軸、45…開閉検出スイッチ、46…摺動面、4
7…薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 和田 朋之 東京都千代田区神田美土代町9番地1 旭 メディカル株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】血液中の老廃物を透析膜を介して浸透圧や
限外濾過圧で除去する透析治療における補液の供給装置
において、同容量の2本のシリンジから成る2連のシリ
ンジポンプを有し、夫々のポンプは連動して等量の吸引
と吐出とを交互に繰り返す駆動手段を備え、この吸引と
吐出動作に同期して補液回路と排液回路との流路開閉を
交互に切り換えるバルブを備えて成り、前記2連のシリ
ンジポンプの連続動作による吸引と吐出動作によって指
定量の補液の供給及び除水を行うようにしたことを特徴
とする人工腎臓用補液ポンプ。 - 【請求項2】前記二連のシリンジポンプと前記バルブを
設けた装置上部に補液バックの保持部を備え、必要に応
じて前記補液バックを前記保持部に保持した状態で適当
温度に加温する伝導加熱手段を備えたことを特徴とする
請求項1記載の人工腎臓用補液ポンプ。 - 【請求項3】前記シリンジは、内筒の往復動作による注
入液への細菌混入を防止するため、シリンジ外筒側フラ
ンジと往復する内筒側フランジとの間を厚さの薄い可撓
性のある膜で閉鎖的に覆うことにより、空気中の落下菌
及び接触によって前記シリンジ内部が汚染しない構造と
したことを特徴とする請求項1記載の人工腎臓用補液ポ
ンプ。 - 【請求項4】前記二連のシリンジポンプと、前記バルブ
と、補液バッグの保持部と、該補液バッグの加熱手段
と、チューブ回路内の空気と液の有無を検出して前記補
液バッグが空になったことを検知するセンサと制御部と
を一体に構成して臨床場所への移動と設置のためのキャ
スタを基台に備えたことを特徴とする請求項1記載の人
工腎臓用補液ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000676U JP3061457U (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 人工腎臓用補液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000676U JP3061457U (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 人工腎臓用補液ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3061457U true JP3061457U (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=43195230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999000676U Expired - Lifetime JP3061457U (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 人工腎臓用補液ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061457U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167222A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Japan Servo Co Ltd | シリンジポンプ装置 |
WO2008120803A1 (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-09 | Nipro Corporation | シリンジポンプを備えた持続的血液浄化装置 |
JP2012080996A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Atsuo Mori | 生体内への液体循環もしくは注入装置 |
JP2014087474A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Ckd Corp | 人工透析装置用のバルブユニット |
WO2015118776A1 (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-13 | テルモ株式会社 | 体外循環装置用チューブクランプおよび体外循環装置 |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP1999000676U patent/JP3061457U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167222A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Japan Servo Co Ltd | シリンジポンプ装置 |
WO2008120803A1 (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-09 | Nipro Corporation | シリンジポンプを備えた持続的血液浄化装置 |
JPWO2008120803A1 (ja) * | 2007-04-02 | 2010-07-15 | ニプロ株式会社 | シリンジポンプを備えた持続的血液浄化装置 |
JP2012080996A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Atsuo Mori | 生体内への液体循環もしくは注入装置 |
JP2014087474A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Ckd Corp | 人工透析装置用のバルブユニット |
WO2015118776A1 (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-13 | テルモ株式会社 | 体外循環装置用チューブクランプおよび体外循環装置 |
US10183107B2 (en) | 2014-02-07 | 2019-01-22 | Terumo Kabushiki Kaisha | Tube clamp for extracorporeal circulator and extracorporeal circulation system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0719386B1 (en) | Peristaltic pulse pumping systems | |
US7935074B2 (en) | Cassette system for peritoneal dialysis machine | |
EP3025740B1 (en) | Dialysis systems, components, and methods | |
EP2167162B1 (en) | Dialysis system having non-invasive temperature sensing | |
EP2180911B1 (en) | Fluid pump with disposable component | |
JP5242626B2 (ja) | 腹膜透析療法用ポータブル装置 | |
EP2224975B1 (en) | Personal hemodialysis system | |
JP5857007B2 (ja) | 高対流家庭用血液透析/血液濾過および吸着剤システム | |
JP5714029B2 (ja) | 透析装置 | |
US11291753B2 (en) | Determining a volume of medical fluid pumped into or out of a medical fluid cassette | |
WO2015012990A1 (en) | Activating peripheral devices in a dialysis system | |
EP2173404A1 (en) | Medical fluid pumping system having real time volume determination | |
JP3061457U (ja) | 人工腎臓用補液ポンプ | |
US20180036467A1 (en) | Dialysis Machines with Integral Salt Solution Chambers and Related Methods | |
JP2022527717A (ja) | 腹膜透析装置 | |
EP4259231B1 (en) | Manifold assembly for a peritoneal dialysis apparatus and peritoneal dialysis apparatus comprising said manifold assembly | |
JPH10211276A (ja) | 腹膜透析装置用液体自動給排装置および該装置を使用した自動腹膜透析装置 | |
EP4259232B1 (en) | Manifold assembly for a peritoneal dialysis apparatus and peritoneal dialysis apparatus comprising said manifold assembly | |
EP4259229B1 (en) | Medical apparatus | |
US20230201434A1 (en) | Peritoneal Dialysis System with Constant Volume Disposable Pump | |
JP4817698B2 (ja) | 血液成分採取装置の作動方法 | |
JPH0759848A (ja) | 限外濾過量制御方法およびその装置 | |
AU2013209331A1 (en) | Hemodialysis systems and methods for same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |