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JP3061284B2 - 積層体及びその製造方法 - Google Patents

積層体及びその製造方法

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JP3061284B2
JP3061284B2 JP2206852A JP20685290A JP3061284B2 JP 3061284 B2 JP3061284 B2 JP 3061284B2 JP 2206852 A JP2206852 A JP 2206852A JP 20685290 A JP20685290 A JP 20685290A JP 3061284 B2 JP3061284 B2 JP 3061284B2
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新吾 金子
芳男 村上
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、透湿性且つ非透水性で、機械的強度に優れ
た積層体及びその製造方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 透湿性且つ非透水性を有するシートとしては、ポリオ
レフィンに無機充填材を配合して延伸したものが知られ
ている。このシートは、ポリオレフィンと無機充填材と
の間で界面剥離により生じた微細孔を有する。水蒸気は
この微細孔を通過するが、水はポリオレフィンの撥水性
のために微細孔を通過することができない。このため、
上記シートは透湿性で且つ非透水性を示す。従って、上
記シートを使用して水仕事に用いられる手袋を作成した
場合、水の浸入を防ぎ、しかも手袋内のむれを防止する
ことができる。
しかしながら、水仕事には洗剤等の界面活性剤が使用
されることが多く、この場合、界面活性剤の作用により
水が微細孔を通過し、手袋内に水が浸入するという問題
が発生する。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、従来のポリオレフィンよりなる微多孔
膜から作製された手袋について、その内部に水が浸入す
るという問題を克服するために研究を重ねてきた結果、
ポリオレフィンよりなる微多孔膜の無孔のポリエステル
エラストマーの層を積層させることによって、透湿性を
損うことなく上記目的を達成できることを見出し、本発
明を提案するに至った。
即ち、本発明は、透湿度が1500g/m2・24hr・25μm以
上のポリエステルエラストマーよりなる厚さが2〜40μ
mの非透水性の層と、最大細孔径が10μm以下で空隙率
が20〜80%のポリオレフィンよりなる微多孔膜の層とが
積層されてなる積層体である。
本発明の積層体の一方の層は、透湿度が1500g/m2・24
hr・25μm以上のポリエステルエラストマーよりなる。
上記の透湿度は、厚みが25μmのポリエステルエラスト
マーについてJISZ 0208に従い40℃、相対湿度90%で測
定された値である。本発明の積層体を用いて手袋等を作
成した場合、むれ感の防止の点からポリエステルエラス
トマーの透湿度は1500g/m2・24hr・25μm以上であるこ
とが必要である。透湿度が上記値未満のポリエステルエ
ラストマーを用いた場合は、積層体としたときに必要な
透湿度を得るためには、ポリエステルエラストマーの層
の厚みを薄くしなければならず、そのために破断等の実
用強度の低下が生じるために好ましくない。
本発明におけるポリエステルエラストマーは、透湿度
が1500g/m2・24hr・25μm以上であれば公知のものが何
ら制限なく使用することができる。例えば、特開昭63−
116850号公報、特開昭51−111290号公報及び「飽和ポリ
エステル樹脂ハンドブック」第476〜495頁に記載された
公知のポリエステルエラストマーを採用することができ
る。本発明においては、特にジカルボン酸と低分子量の
ジオールとのエステル反応により生成したハードセグメ
ントと、ジカルボン酸とポリアルキレングリコールとの
エステル反応により生成したソフトセグメントとを有す
るポリエステルエラストマーを好適に使用することがで
き、さらに、上記のソフトセグメントの割合が50〜90重
量%のものが特に好適に使用し得る。上記のポリエステ
ルエラストマーの原料であるジカルボン酸としては、テ
レフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、ビス安息香酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸;セバシン酸、アジピン
酸、グルタール酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸
等の脂肪族ジカルボン酸を挙げることができる。低分子
量のジオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ペンタメチレン
グリコール等を挙げることができる。また、ポリアルキ
レングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等が用いられ、分子量は400〜4
000の範囲のものが好ましい。
なお、ポリエステルエラストマーは、200℃でのメル
トフローインデックスが1〜20の範囲であることが、成
形加工が容易であるために好ましい。
上記のポリエステルエラストマーよりなる層の厚さ
は、良好な透湿性と機械的強度を得るためには2〜40μ
mであり、好ましくは3〜30μmである。また、上記の
ポリエステルエラストマーよりなる層は、無孔性である
ために非透水性を示す。
次に、本発明の積層体のもう一方の層は、最大細孔径
が10μm以下で空隙率が20〜80%のポリオレフィンより
なる微多孔膜の層である。ポリオレフィンとしては、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン等のα
−オレフンの単独重合体又は共重合体、およびこれらの
混合物等が何ら制限なく用いられる。具体的には、高密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、ポリブテン等を挙げることができ、更にエチレン
とアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビ
ニル等との共重合体も採用することができ、本発明にお
いては、特に、線状低密度ポリエチレンがしなやかで強
靱な微多孔膜となるために好適に用いることができる。
上記のポリオレフィンよりなる微多孔膜は、最大細孔
径が10μm以下である微細な孔を多数有し、また、空隙
率は20〜80%である。上記の最大細孔径が10μmを超え
る多孔膜は、後述する製法において粒径の大きい充填材
を用い、延伸倍率を大きくすることによって得ることが
できるが、そのようにすると充填材や延伸によってポリ
エステルエラストマーの層が破断する惧れがあるために
好ましくない。また、空隙率が上記の範囲よりも小さい
場合には、透湿性が不足し、逆に上記の範囲よりも大き
い場合には、成膜が困難になると共に十分な機械的強度
が得られないために好ましくない。
上記したポリオレフィンよりなる微多孔膜は、一般に
3000〜8000g/m2・24hrの透湿性を示す。
上記したポリオレフィンよりなる微多孔膜の層の厚み
は、十分な機械的強度と柔軟性を得るためには一般に5
〜200μm、さらに、10〜100μmの範囲から選ぶことが
好ましい。
本発明の積層体は、ポリエステルエラストマーよりな
る層とポリオレフィンよりなる微多孔膜の層とが接着剤
や熱融着等の手段を用いなくても十分な接合強度を有す
る。従って、接着剤や熱融着によってポリオレフィンよ
りなる微多孔膜の孔がつぶれることがないので、微多孔
膜の性質を十分に発揮させることができる。勿論、用途
に応じて接着剤や熱融着等の手段を採用してもよい。上
記のように、ポリエステルエラストマーよりなる層とポ
リオレフィンよりなる微多孔膜の層とが十分な接合強度
を有することは、ポリエステルエラストマーとポリオレ
フィンの表面における親和性のためであろうと推測され
るが、ポリオレフィンの表面に極性基が存在しないこと
を考えると驚異的なことである。
本発明の積層体は、次の方法によって好適に製造され
る。即ち、透湿度が1500g/m2・24hr・25μm以上のポリ
エステルエラストマーのシートと、充填材を30〜80重量
%含有するポリオレフィンのシートとを積層したのち延
伸する方法である。ポリエステルエラストマーのシート
の厚みは延伸倍率にもよるが、前記した積層体のポリエ
ステルエラストマーよりなる膜の厚みとするためには、
一般には5〜60μmの範囲から選択することが好まし
い。一方、ポリオレフィンのシートの厚みは、上記と同
様に7〜300μmの範囲から選択することが好ましい。
ポリオレフィンのシート中に含まれる充填材は、無機充
填材および合成樹脂充填材のいずれも採用することがで
きる。
無機充填材としては、周期律表第II A族、第III A族
及び第IV B族よりなる群から選ばれた1種の金属の酸化
物、水酸化物、炭酸塩又は硫酸塩等が好適に用いられ
る。例えば、周期律表第II A族の金属としては、カルシ
ウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属で
あり、第III A族の金属としては、ホウ素、アルミニウ
ム等の金属であり、また第IV B族の金属としては、チタ
ン、ジルコニウム、ハフニウム等の金属が好適である。
これらの金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩又は硫酸塩は
特に限定されず用いうる。特に、好適に使用される無機
充填材をより具体的に例示すれば、酸化カルシウム、酸
化マグネシウム、酸化バリウム、酸化アルミニウム、酸
化ホウ素、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の酸化物;
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の
炭酸塩;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸
化アルミニウム等の水酸化物;硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム、硫酸アルミニウム等の硫酸塩等である。
また、本発明で用いられる充填材として合成樹脂充填
材も好適に用いられる。上記の合成樹脂充填材は、軟化
温度又は分解温度がポリオレフィンの成形温度より高い
もの、好ましくは10℃以上高いものであれば、熱硬化性
樹脂及び熱可塑性樹脂の別なく公知の合成樹脂が使用可
能である。軟化温度又は分解温度がポリオレフィンの成
形温度以下の場合には、ポリオレフィンと充填材の混合
物をフィルムに成形する時に該合成樹脂充填材が軟化し
たり、分解してガスが発生し、多孔性とすることができ
ない。ポリオレフィンの成形温度は、通常は180〜230℃
の範囲から採用される。
本発明に於いて好適に使用し得る合成樹脂充填材を具
体的に例示すると、例えば、6−ナイロン、6,6−ナイ
ロン等のポリアミド;ポリ四フッ化エチレン、四フッ化
エチレン−六フッ化プロピレン共重合体等のフッ素系樹
脂;ポリイミド;シリコーン樹脂;フェノール樹脂;ベ
ンゾグアナミン樹脂;或いはスチレン、アクリル酸、メ
タクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等
とジビニルベンゼン等の架橋剤との共重合体が好適であ
る。
本発明に用いられる充填材は、ポリオレフィンよりな
る微多孔膜の最大細孔径を前記した範囲とするためには
平均粒径が20μm以下、好ましくは0.01〜5.0μmの範
囲であることが好適である。
本発明におけるポリオレフィンと充填材との配合割合
はポリオレフィンと充填材の合計量に占める充填材の割
合が30〜80重量%、さらに35〜75重量%となるように選
ぶことが好ましい。
上記の充填材を含有するポリオレフィンのシートに
は、後述する延伸によって均一に多孔化する目的で、ポ
リエステル系可塑剤、末端ヒドロキシル化炭化水素油、
エポキシ化油等の添加剤を添加してもよい。
本発明においては、上記したポリエステルエラストマ
ーと、充填材を30〜80重量%含有するポリオレフィンの
シートが共押出および押出ラミネート等の公知の方法で
積層され、次いで延伸される。ポリエステルエラストマ
ーのシートは延伸により良好な透湿性が付与され、充填
材を含有するポリオレフィンのシートは微多孔膜とな
る。延伸方法はインフレーションの場合、筒状のシート
を折りたたんでロール間にて一軸延伸するか、更にエヤ
インフレーションあるいはマンドレルにて二軸延伸する
方法、またT−ダイではそのまゝ一軸延伸するか、更に
テンターにて二軸延伸する方法、あるいは同時に二軸延
伸する方法が採用される。
延伸倍率は、通常、ポリオレフィンの融点以下、好ま
しくは融点より10℃低い温度で面積倍率で1.2倍以上9
倍以下である。
このような延伸倍率を採用することにより、ポリエス
テルエラストマーのシートとポリオレフィンのシートを
破断させることなく十分な透湿性を付与させ、しかも、
これら2層の接合強度を十分な値とすることができる。
以上の方法によって、本発明の積層体を製造すること
ができる。
本発明の積層体は、前記ポリエステルエラストマーと
ポリオレフィンよりなる微多孔膜の2つの層からなって
いるが、この他に、本発明の積層体の強度向上、または
他の目的で、第3層が積層されていてもよい。第3層は
上記のポリエステルエラストマーよりなる層でもよく、
また、ポリオレフィンよりなる微多孔膜の層でもよく、
さらに、他の樹脂よりなる層であってもよい。具体的に
は、ポリエステルエラストマーよりなる層の両面にポリ
オレフィンよりなる微多孔膜の層が積層された3層構造
のシート、或いは、ポリオレフィンよりなる微多孔膜の
層の両面にポリエステルエラストマーよりなる層が積層
された3層構造のシート等を挙げることができる。
(効 果) 本発明の積層体は、一般に2000〜6000g/m2・24hrの優
れた透湿度有するが非透水性を示し、また、十分な機械
的強度も有する。従って、本発明の積層体を用いて製造
した手袋は、界面活性剤を含む水や有機溶媒の取扱いに
おいても手袋内に水や有機溶媒が浸入することはなく、
また、手袋内がむれることもない。
本発明の積層体は、上記の手袋の他、乾燥剤の包材、
医療用シーツ、医療用ガウン、手術衣、貼付薬用基材、
衛生用品のバックシート、衣料、防風シート、壁材、屋
根材等に用いることができる。
(実施例) 本発明を更に具体的に説明するため、以下に実施例及
び比較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものでない。
尚、実施例および比較例に示す積層体の性質は以下の
方法により測定した。
1) 透湿度〔g/m2・24hr〕JIS Z0208透湿カップ法。4
0℃相対湿度90%の条件下にて測定。
2) 通気度(〔秒/100cc〕JIS P8117により測定。
3) 層間剥離強度〔g/15mm巾〕15mm巾の試料の層間を
200mm/minの速度でテンシロンで測定。
4) 均一白化性 微多孔膜の層の白化ムラを目視観察
し、下記基準により評価した。
良 :均一にムラなく延伸される 可 :若干引き残しがみられる 不可:引き残しがみられる 5) 空隙率 層間剥離させた微多孔膜の層について比
重測定により、下記の式より算出した。
6) 最大細孔径 層間剥離させた微多孔膜の層につい
てASTM F316−70に準じ、エタノールを使用して求め
た。
7) 漏液性 界面活性剤ABS1%水溶液を試料で包み、
反対面に置いたティッシュペーパーの漏れ状態を観察。
透液が認められるものを×、認められないものを○で表
示した。
8) 引張強度 JIS P8113に準拠して測定(引張速度2
00mm/min) 実施例1及び比較例1〜3 表1に示すエラストマー及び表2 B−1に示す組成
物のペレットを30mmφ押出機と40mmφ押出機及び2層T
−ダイからなる共押出機より共押出して2層からなる未
延伸シートを作成した。次いで実験用2軸延伸機で温度
80℃で縦横夫々2倍に逐次2軸延伸した。得られた積層
体の結果を表3に示した。これから、ポリウレタンエラ
ストマー、ポリアミドエラストマーに比べポリエステル
エラストマーは高い層間剥離強度を有し、かつポリエス
テルエラストマーの中でも透湿性の大きいもの程得られ
る積層体の透湿度が大きいことがわかる。透湿度1500g/
m2・24hr・25μm以上を有するポリエステルエラストマ
ーを用いた場合、得られた積層体は2000g/m2・24hr以上
の透湿性を有する。尚、B−1の組成物のペレットを用
いて上記と同様の条件で延伸して得た単層シートの最大
細孔径は1.4μm、空隙率は45%、透湿度は5500g/m2・2
4hrであったが、漏液性は×であった。
実施例2,3及び比較例4,5 ポリエステルエラストマー(ハイトレル4047、商品
名:東レ、デュポン(株)製)を中層とし、表2に示す
B−1の組成物のペレットを内外層とする40mmφスケー
ルの押出機及び3層サーキュラーダイ(150mφダイ径)
よりなる共押出機により、それぞれ吐出良を調整しなが
らインフレーション成形した。次いで40℃でロール間に
て一軸延伸後、80℃にて筒状で2軸延伸した。得られた
積層体の各層の厚みは顕微鏡で測定した。結果を表4に
示した。
ポリエステルエラストマーの層が薄過ぎると部分的に
該層の破断のためか通気性及び漏液性となる。逆に厚く
なると透湿度が低くなり目的とする透湿性が得られなく
なる。
実施例4,5及び比較例6,7 実施例2と同じポリエステルエラストマーを中層と
し、表2に示したB−2〜B−5の充填材及び充填量を
変化させた組成物のペレットを内外層として、実施例2
と同様に3層共押出した後、れぞれ延伸倍率を変化させ
て2軸延伸を行なった。
比較例6は充填材の充填量が少ないために微多孔膜の
空隙率が低く、その結果、透湿性が不良であると考えら
れる。また、比較例7は、比較例6と逆で充填量が多過
ぎるためにシート成形が不可であった。
実施例6〜8及び比較例8 実施例2と同じポリエステルエラストマーを中層と
し、表2のC−1〜2及びD−1に示す組成物のペレッ
トを内外層として実施例2と同様に共押出し、得られた
未延伸シートを実験用2軸延伸機で、実施例6,8と比較
例8では120℃で、実施例7では60℃で逐次2軸延伸し
た。結果を表4に示した。比較例8では多孔膜を高い空
隙率にするため横方向の延伸倍率をアップしたが破断す
るため、空隙率80%を越える多孔膜は得られなかった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−116850(JP,A) 特開 昭51−111290(JP,A) 実開 昭61−111920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 A41D 19/00 - 19/04 A41D 31/00 - 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透湿度が1500g/m2・24hr・25μm以上のポ
    リエステルエラストマーよりなる厚さが2〜40μmの非
    透水性の層と、最大細孔径が10μm以下で空隙率が20〜
    80%のポリオレフィンよりなる微多孔膜の層とが積層さ
    れてなる積層体。
  2. 【請求項2】透湿度が1500g/m2・24hr・25μm以上のポ
    リエステルエラストマーのシートと、充填材を30〜80重
    量%を含有するポリオレフィンのシートとを積層したの
    ち延伸することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の積層体の製造方法。
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