JP3055615U - ゴルフボール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣性効果により、ゴルフボールのスピン持続
時間を延長する。 【解決手段】 Ｔｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条
コイルで、網目構造を作り、球体構造コアを覆い包ん
で、カバーリングするゴルフボールの構造。及び、同合
金の繊条コイルで作られた網目構造物層を、ゴルフボー
ル球体構造コアの中間層に形成して、球体構造コアを完
成し、カバーリングしたゴルフボールの構造。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフボールの内部構造コアの内芯部とカバー内側に比重差を構成 させるものです。

【０００２】

【従来の技術】

現在、市販されているゴルフボールは、内芯センターコア、もしくはリキッド センターと言われる、芯部構造物に糸ゴムを巻いてカバーリングしたもの、合成 樹脂物質で二層又は、三層で球体構造コアを形成しカバーリングして、作られて います。外に、中間構造層に比重の重い金属末を配分した合成樹脂物質を使用し た物もあります。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の構造にすることにより、ゴルフボールの慣性効果が働き、打ち出され たゴルフボールのスピン持続時間が長くなり良好な飛距離効果を得ることができ ます。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の課題であるスピン持続時間を延長させる手段として、打ち出されたゴ ルフボールが慣性効果で飛球するように、ゴルフボールのカバーに近接する球体 構造コアにＴｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条コイルを複合させることが課 題を解決する手段です。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の形態は、ゴルフボールの形成構造において、ゴルフボールの外皮カバ ーに近接する球体構造コアをＴｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条コイルで作 られた網目構造物で、覆い包んでカバーリングしてゴルフボールを作ります。ま た、繊条コイルで作られた網目構造層を、ゴルフボール製造工程において、ゴル フボール球体構造コアの中間層に形成して、球体構造コアを完成し、カバーリン グしてゴルフボールを作ります。この形状記憶超弾性合金の繊条コイルで作られ た網目構造物であることが、ゴルフボール製作時の重要点である網目密度の均整 を保ち球体面の重量配分を均一にして、球体構造コアを覆い包むことができます 。 この場合、球体構造コアの重量を調整して、ゴルフボール総体重量をゴルフ規 則に規定されている重量として完成させます。

【０００６】

【実施例】

本考案のＴｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条コイルで作られた網目構造物 の、網目密度により、繊条コイルで作られた、網目構造層の重量調整がなされそ の目的に応じた多種類のゴルフボールを作る自由度が広がります。又、繊条コイ ルで作られた網目構造層を、ゴルフボール球体構造コアの中間層に形成して、球 体構造コアを完成して、カバーリングしてゴルフボールを作成する方法もありま す。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、ボール外皮カバーに近接して、構成されたＴｉ−Ｎｉ系形状記憶超 弾性合金の繊条コイルの比重は約６．５ｇ位と想定されボール形成物質より比重 が重く、飛球時の回転慣性効果によりスピン時間が長くなり良好な飛球結果が得 られます。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の断面図

【図２】 請求項１の内部図

【図３】 請求項２の断面図

【符号の説明】

（１）繊条コイルで作られた網目構造物 （２）カバー （３）球体構造コア

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｔｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条
   コイルで作られた網目構造物で、球体構造コアを覆い包
   んで、カバーリングしたゴルフボール。
2. 【請求項２】 Ｔｉ−Ｎｉ系形状記憶超弾性合金の繊条
   コイルで作られた網目構造物層を、ゴルフボール球体構
   造コアの中間層に形成して、球体構造コアを完成し、カ
   バーリングしたゴルフボール。