JP3044808B2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JP3044808B2 JP3044808B2 JP3071597A JP7159791A JP3044808B2 JP 3044808 B2 JP3044808 B2 JP 3044808B2 JP 3071597 A JP3071597 A JP 3071597A JP 7159791 A JP7159791 A JP 7159791A JP 3044808 B2 JP3044808 B2 JP 3044808B2
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- core
- head
- erasing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピー・ディスク・
ドライブ(以下、FDDという)用先行消去型磁気ヘッ
ドに関する。
ドライブ(以下、FDDという)用先行消去型磁気ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FDDは小型、高容量化がすす
み、現在では3.5" 1/2MB兼用機が主流になってきてい
る。このような中、次世代FDDとしてバリウムフェラ
イト垂直媒体と先行消去型磁気ヘッドを用いた3.5"MB
機の実用化が急がれている。
み、現在では3.5" 1/2MB兼用機が主流になってきてい
る。このような中、次世代FDDとしてバリウムフェラ
イト垂直媒体と先行消去型磁気ヘッドを用いた3.5"MB
機の実用化が急がれている。
【0003】従来、この種の先行消去型磁気ヘッドは図
4および図5に示すような構成が一般的であった。以
下、その構成について説明する。
4および図5に示すような構成が一般的であった。以
下、その構成について説明する。
【0004】図に示すように、消去ヘッド1はCコア2
とIコア3とにより消去ギャップ4を形成するように構
成し、記録・再生ヘッド5はCコア6とIコア7とによ
り記録・再生ギャップ8を形成するように構成してい
る。非磁性層9は消去ヘッド1と記録・再生ヘッド5と
を磁気的に分離するもので、消去ヘッド1の媒体摺動面
上の端面10と記録・再生ヘッド5の媒体摺動面上の端
面11とを対峙させている。
とIコア3とにより消去ギャップ4を形成するように構
成し、記録・再生ヘッド5はCコア6とIコア7とによ
り記録・再生ギャップ8を形成するように構成してい
る。非磁性層9は消去ヘッド1と記録・再生ヘッド5と
を磁気的に分離するもので、消去ヘッド1の媒体摺動面
上の端面10と記録・再生ヘッド5の媒体摺動面上の端
面11とを対峙させている。
【0005】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、媒体に記録された信号は、媒体表面磁束として記録
・再生コアに流入する。つぎに、その磁束は読み出し巻
線(図示せず)と交錯し、読み出し出力電圧として信号
が得られる。ところが、先行消去型磁気ヘッドでは、記
録・再生トラックと消去トラックとが同一中心線上にあ
り、かつ消去トラック幅が記録・再生トラック幅より広
いため、媒体表面磁束は消去コアに流入しやすい。この
消去コアに流入した磁束の一部が記録・再生コアに漏洩
し、読み出し巻線と交錯し、消去漏話(イレーズ・クロ
ストーク)というノイズが発生する。
ず、媒体に記録された信号は、媒体表面磁束として記録
・再生コアに流入する。つぎに、その磁束は読み出し巻
線(図示せず)と交錯し、読み出し出力電圧として信号
が得られる。ところが、先行消去型磁気ヘッドでは、記
録・再生トラックと消去トラックとが同一中心線上にあ
り、かつ消去トラック幅が記録・再生トラック幅より広
いため、媒体表面磁束は消去コアに流入しやすい。この
消去コアに流入した磁束の一部が記録・再生コアに漏洩
し、読み出し巻線と交錯し、消去漏話(イレーズ・クロ
ストーク)というノイズが発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の磁気
ヘッドでは、消去ギャップ4だけでなく、媒体摺動方向
と直角でかつ磁気抵抗が高い端面10、11でも漏話が
起こり、消去漏話を増長するという問題を有していた。
すなわち、図6のように、バースト信号再生出力は消去
ギャップ4から流入した磁束による電圧Aと、消去ギャ
ップ4と端面10とから流入した磁束による電圧Bと、
消去ギャップ4と端面10、11とから流入した磁束に
よる電圧Cと、消去ギャップ4と端面10、11と記録
・再生ギャップ8から流入した磁束による電圧Dとから
なり、電圧Dが信号Sで、電圧A、B、CはノイズNで
あり、S/N比が悪いという問題を有していた。
ヘッドでは、消去ギャップ4だけでなく、媒体摺動方向
と直角でかつ磁気抵抗が高い端面10、11でも漏話が
起こり、消去漏話を増長するという問題を有していた。
すなわち、図6のように、バースト信号再生出力は消去
ギャップ4から流入した磁束による電圧Aと、消去ギャ
ップ4と端面10とから流入した磁束による電圧Bと、
消去ギャップ4と端面10、11とから流入した磁束に
よる電圧Cと、消去ギャップ4と端面10、11と記録
・再生ギャップ8から流入した磁束による電圧Dとから
なり、電圧Dが信号Sで、電圧A、B、CはノイズNで
あり、S/N比が悪いという問題を有していた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、アジ
マス損失により漏話を低減し、S/N比を向上させるこ
とを目的としている。
マス損失により漏話を低減し、S/N比を向上させるこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1及び第2のヘッド部をそれぞれ第1の
コアと第2のコアを磁気ギャップを介して接合して構成
し、第2のコア同士を対峙させて固定した磁気ヘッドで
あって、第2のコアの少なくとも一方の対峙面を粗面化
して、第2のコアの対峙面を媒体摺動面において、非直
線とした。
するために、第1及び第2のヘッド部をそれぞれ第1の
コアと第2のコアを磁気ギャップを介して接合して構成
し、第2のコア同士を対峙させて固定した磁気ヘッドで
あって、第2のコアの少なくとも一方の対峙面を粗面化
して、第2のコアの対峙面を媒体摺動面において、非直
線とした。
【0009】
【作用】本発明は上記した課題解決手段により、磁気ヘ
ッドコアに媒体摺動方向と直角な直線部を持つことがな
く、消去ギャップによる漏話以外は発生しにくくなり、
S/N比を改善できる。
ッドコアに媒体摺動方向と直角な直線部を持つことがな
く、消去ギャップによる漏話以外は発生しにくくなり、
S/N比を改善できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のもの
は同一符号を付して説明を省略する。
参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のもの
は同一符号を付して説明を省略する。
【0011】図に示すように、消去ヘッド1aの媒体摺
動面上の端面10aと記録・再生ヘッド5aの媒体摺動
面上の端面11aは、エッチング処理または1μm以上
のラップと竜によるラップにより表面が荒らされ、直線
性を失うようにしている。なお、本実施例では端面10
a,11aそれぞれを粗面化したが、少なくとも一方の
端面を粗面化しても良い。
動面上の端面10aと記録・再生ヘッド5aの媒体摺動
面上の端面11aは、エッチング処理または1μm以上
のラップと竜によるラップにより表面が荒らされ、直線
性を失うようにしている。なお、本実施例では端面10
a,11aそれぞれを粗面化したが、少なくとも一方の
端面を粗面化しても良い。
【0012】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、媒体に記録された信号は、媒体表面磁束として記録
・再生コアに流入する。つぎに、その磁束は読み出し巻
線(図示せず)と交錯し、読み出し出力電圧として信号
が得られる。ところが、先行消去型磁気ヘッドでは、記
録・再生トラックと消去トラックとが同一中心線上にあ
り、かつ消去トラック幅が記録・再生トラック幅より広
いため、媒体表面磁束は消去コアに流入しやすい。この
消去コアに流入した磁束の一部が記録・再生コアに漏洩
し、読み出し巻線と交錯し、消去漏話(イレーズ・クロ
ストーク)というノイズが発生する。しかしながら、本
実施例では、消去ギャップ4以外の媒体摺動方向と直角
でかつ磁気抵抗が高い端面10a、11aにアジマスを
形成しているため、アジマス損失により漏話が発生しに
くくなり、バースト信号再生出力は、図3のように、端
面10a、11aから流入した磁束による電圧がなくな
り、ノイズを低減でき、S/N比を向上できる。
ず、媒体に記録された信号は、媒体表面磁束として記録
・再生コアに流入する。つぎに、その磁束は読み出し巻
線(図示せず)と交錯し、読み出し出力電圧として信号
が得られる。ところが、先行消去型磁気ヘッドでは、記
録・再生トラックと消去トラックとが同一中心線上にあ
り、かつ消去トラック幅が記録・再生トラック幅より広
いため、媒体表面磁束は消去コアに流入しやすい。この
消去コアに流入した磁束の一部が記録・再生コアに漏洩
し、読み出し巻線と交錯し、消去漏話(イレーズ・クロ
ストーク)というノイズが発生する。しかしながら、本
実施例では、消去ギャップ4以外の媒体摺動方向と直角
でかつ磁気抵抗が高い端面10a、11aにアジマスを
形成しているため、アジマス損失により漏話が発生しに
くくなり、バースト信号再生出力は、図3のように、端
面10a、11aから流入した磁束による電圧がなくな
り、ノイズを低減でき、S/N比を向上できる。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、第1及び第2のヘッド部をそれぞれ第1のコ
アと第2のコアを磁気ギャップを介して接合して構成
し、第2のコア同士を対峙させて固定した磁気ヘッドで
あって、第2のコアの少なくとも一方の対峙面を粗面化
して、第2のコアの対峙面を媒体摺動面において、非直
線としたことによって、第1及び第2のヘッド部との相
対峙する媒体摺動面内の端面にアジマス損失による漏話
の低減ができ、S/N比を向上できる。
によれば、第1及び第2のヘッド部をそれぞれ第1のコ
アと第2のコアを磁気ギャップを介して接合して構成
し、第2のコア同士を対峙させて固定した磁気ヘッドで
あって、第2のコアの少なくとも一方の対峙面を粗面化
して、第2のコアの対峙面を媒体摺動面において、非直
線としたことによって、第1及び第2のヘッド部との相
対峙する媒体摺動面内の端面にアジマス損失による漏話
の低減ができ、S/N比を向上できる。
【図1】本発明の一実施例の磁気ヘッドの上面図
【図2】同磁気ヘッドの斜視図
【図3】同磁気ヘッドのバースト信号再生出力波形図
【図4】従来の磁気ヘッドの上面図
【図5】同磁気ヘッドの斜視図
【図6】同磁気ヘッドのバースト信号再生出力波形図
1a 消去ヘッド 4 消去ギャップ 5a 記録・再生ヘッド 8 記録・再生ギャップ 9 非磁性層 10a 端面 11a 端面
Claims (1)
- 【請求項1】第1のコアと第2のコアを磁気ギャップを
介して接合した第1及び第2のヘッド部を備え、前記第
1のヘッド部の第2のコアと、前記第2のヘッド部の第
2のコアを対峙させて、前記第1及び第2のヘッド部を
互いに固定した磁気ヘッドであって、第1及び第2のヘ
ッド部の内少なくとも一方のヘッド部の第2のコアにお
いて、他方のヘッド部の第2のコアと対峙する端面を粗
面化する事によって、媒体摺動面上における前記対峙す
る端面を非直線とする事を特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071597A JP3044808B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071597A JP3044808B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04307407A JPH04307407A (ja) | 1992-10-29 |
JP3044808B2 true JP3044808B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13465232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3071597A Expired - Fee Related JP3044808B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044808B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-04 JP JP3071597A patent/JP3044808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04307407A (ja) | 1992-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |