JP3025016B2 - ランダムコポリマー組成物 - Google Patents
ランダムコポリマー組成物Info
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- JP3025016B2 JP3025016B2 JP7515147A JP51514795A JP3025016B2 JP 3025016 B2 JP3025016 B2 JP 3025016B2 JP 7515147 A JP7515147 A JP 7515147A JP 51514795 A JP51514795 A JP 51514795A JP 3025016 B2 JP3025016 B2 JP 3025016B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F210/06—Propene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
- C08K3/36—Silica
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、低いヘキサン抽出可能物含量を有するフィ
ルムの製造に適した、改良された光学的性質を有するプ
ロピレンとブテン−1とのランダムコポリマーを含む組
成物に関する。本発明は良好な引張り特性と優れた光学
的性質(例えば、低い曇り度及び低い黄変)とを有する
配向フィルムの製造に適した、プロピレンとブテン−1
とのランダムコポリマーにも関する。
ルムの製造に適した、改良された光学的性質を有するプ
ロピレンとブテン−1とのランダムコポリマーを含む組
成物に関する。本発明は良好な引張り特性と優れた光学
的性質(例えば、低い曇り度及び低い黄変)とを有する
配向フィルムの製造に適した、プロピレンとブテン−1
とのランダムコポリマーにも関する。
背景技術 ポリオレフィンポリマー組成物は、これらのポリマー
の比較的低い価格とこれらのポリマーの有する望ましい
性質とのために、多くの商業的用途に広く受け入れら
れ、用いられている。このような商業的用途には、例え
ばキャストフィルム及び配向フィルムのようなプラスチ
ックフィルムがある。プラスチックフィルムは食品及び
商品の包装、食品の容器、例えば注射器のような医用デ
バイスに使用可能である。食品、医用デバイス、その他
の商品の包装として使用する物質にとって、容器の内容
物中の、例えば塵芥等のような、不純物又は外来物質の
有無が外部から確認することができることが非常に重要
である。内容物の色合いが、容器を通して観察したとき
に、変化することは好ましくない。この理由から、これ
らの分野では、透明度が高く、光沢が高く、色が良好な
ポリマー組成物を用いることが望ましい。さらに、最近
では、フィルム産業界は加工性を容易にするために改良
された引張り特性を有するポリマー組成物を要求してい
る。
の比較的低い価格とこれらのポリマーの有する望ましい
性質とのために、多くの商業的用途に広く受け入れら
れ、用いられている。このような商業的用途には、例え
ばキャストフィルム及び配向フィルムのようなプラスチ
ックフィルムがある。プラスチックフィルムは食品及び
商品の包装、食品の容器、例えば注射器のような医用デ
バイスに使用可能である。食品、医用デバイス、その他
の商品の包装として使用する物質にとって、容器の内容
物中の、例えば塵芥等のような、不純物又は外来物質の
有無が外部から確認することができることが非常に重要
である。内容物の色合いが、容器を通して観察したとき
に、変化することは好ましくない。この理由から、これ
らの分野では、透明度が高く、光沢が高く、色が良好な
ポリマー組成物を用いることが望ましい。さらに、最近
では、フィルム産業界は加工性を容易にするために改良
された引張り特性を有するポリマー組成物を要求してい
る。
商業的延伸比(commercial stretching ratio)に耐
えることができるホモポリマー製品を製造しようと試み
て、ホモポリマーの非晶質含量又は可溶物含量を4.2重
量%(%wt)〜6.0重量%に調節することが知られてい
る。これらの増大した非晶質含量を有するポリマーの引
張り強度はエチレンランダムコポリマーに比べてまだ低
い。0.3〜0.7重量%のエチレンを含むエチレンランダム
体(randoms)は、配向プロピレンフィルムの加工性と
機械的性質との間の良好なバランスを得るために、典型
的に用いられる。0.5重量%を越える量のエチレンの混
入は、低い引張り弾性率を有する比較的軟質の製品を生
じる傾向がある。さらに、エチレンランダムフィルム
は、フィルムの表面に発生して、フィルムの透明度(cl
arity)に不利な影響を与える“グリース(grease)”
層又は“ブルーム(bloom)”層のような、目視可能な
エージング(aging)兆候を示す傾向がある。ポリマー
フィルムのブロッキング(又は粘着)を防止するため
に、ポリマーフィルムには粘着防止剤が典型的に用いら
れている。しかし、これらの粘着防止剤は、例えばポリ
マーフィルムの曇り及び光沢のような、光学的性質に不
利な影響を及ぼす。
えることができるホモポリマー製品を製造しようと試み
て、ホモポリマーの非晶質含量又は可溶物含量を4.2重
量%(%wt)〜6.0重量%に調節することが知られてい
る。これらの増大した非晶質含量を有するポリマーの引
張り強度はエチレンランダムコポリマーに比べてまだ低
い。0.3〜0.7重量%のエチレンを含むエチレンランダム
体(randoms)は、配向プロピレンフィルムの加工性と
機械的性質との間の良好なバランスを得るために、典型
的に用いられる。0.5重量%を越える量のエチレンの混
入は、低い引張り弾性率を有する比較的軟質の製品を生
じる傾向がある。さらに、エチレンランダムフィルム
は、フィルムの表面に発生して、フィルムの透明度(cl
arity)に不利な影響を与える“グリース(grease)”
層又は“ブルーム(bloom)”層のような、目視可能な
エージング(aging)兆候を示す傾向がある。ポリマー
フィルムのブロッキング(又は粘着)を防止するため
に、ポリマーフィルムには粘着防止剤が典型的に用いら
れている。しかし、これらの粘着防止剤は、例えばポリ
マーフィルムの曇り及び光沢のような、光学的性質に不
利な影響を及ぼす。
米国食品医薬品局(“FDA")はポリオレフィンコポリ
マーが食品及び医学的用途に用いられるために満たさな
ければならない特定の可溶物必要条件を規定しているの
で、低ヘキサン抽出可能物含量コポリマーが非常に望ま
しい。既述したように、エチレンランダムコポリマーは
典型的に食品及び医薬品の包装に用いられる。しかし、
エチレンランダム体はFDAヘキサン抽出可能物限界を満
たすために、製造中に付加的な洗浄工程を必要とするこ
とがある。
マーが食品及び医学的用途に用いられるために満たさな
ければならない特定の可溶物必要条件を規定しているの
で、低ヘキサン抽出可能物含量コポリマーが非常に望ま
しい。既述したように、エチレンランダムコポリマーは
典型的に食品及び医薬品の包装に用いられる。しかし、
エチレンランダム体はFDAヘキサン抽出可能物限界を満
たすために、製造中に付加的な洗浄工程を必要とするこ
とがある。
例えば低い曇り度、低いブルーミング、良好な色、低
い黄変のような良好な光学的性質と、低いヘキサン抽出
可能物レベル、低いキシレン可溶物レベル、改良された
引張り強度及び高い剛性との改良されたバランスを有す
る改良されたコポリマーの製造方法を含めて、改良され
たランダムコポリマー及びそれらのフィルムを提供する
ことが有利であると考えられる。
い黄変のような良好な光学的性質と、低いヘキサン抽出
可能物レベル、低いキシレン可溶物レベル、改良された
引張り強度及び高い剛性との改良されたバランスを有す
る改良されたコポリマーの製造方法を含めて、改良され
たランダムコポリマー及びそれらのフィルムを提供する
ことが有利であると考えられる。
EP-A-450,456は、Ziegler-Natta触媒を用いたガス空
間における液体の不存在下での、モノマーの縮合なし
の、気相重合によって得られるプロピレンとアルーアル
ケンとのコポリマーを開示する。プロピレン対1−アル
ケンの分圧は5:1から100:1までである。
間における液体の不存在下での、モノマーの縮合なし
の、気相重合によって得られるプロピレンとアルーアル
ケンとのコポリマーを開示する。プロピレン対1−アル
ケンの分圧は5:1から100:1までである。
GB-A−2,105,651は、10〜30重量%のC4-18α−オレフ
ィンと、0〜5重量%のエチレンと、10重量%以下の20
℃キシレン可溶性ポリマーとを含む、結晶質プロピレン
/α−オレフィン又は結晶質プロピレン/α−オレフィ
ン/エチレンコポリマー層を含むポリプロピレンフィル
ムを開示する。0.5%以上のシリコーンタイプ粘着防止
剤を含むコポリマーが述べられる。
ィンと、0〜5重量%のエチレンと、10重量%以下の20
℃キシレン可溶性ポリマーとを含む、結晶質プロピレン
/α−オレフィン又は結晶質プロピレン/α−オレフィ
ン/エチレンコポリマー層を含むポリプロピレンフィル
ムを開示する。0.5%以上のシリコーンタイプ粘着防止
剤を含むコポリマーが述べられる。
金属化ポリプロピレンベースフィルムがJP-A−3,031,
344及びEP-A-99,251に開示される。
344及びEP-A-99,251に開示される。
発明の開示 本発明は、機械的性質と光学的性質との改良されたバ
ランスを有するポリマー組成物に関する。さらに詳しく
は、本発明は(i)0.8重量%〜20重量%のブテン−1
と80重量%〜99.5重量%のプロピレンとを含むランダム
コポリマーと、(ii)ポリマー組成物の0〜0.35重量%
の、300〜360g/1の範囲内の嵩密度と、100gにつき80g〜
100gの範囲内の油吸収度とを有する合成非晶質シリカ粘
着防止剤とを含むポリマー組成物であって、 (a)21C.F.R.177.1520(C)(3,2)による5.5%まで
の、50℃におけるヘキサン抽出可能物と、 (b)ASTM D-1003による測定によって5%までの曇り
度と、 (c)21C.F.R.177.1520によって測定して13%までの、
23℃におけるキシレン可溶物レベルと、 (d)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって少なくとも2812(7031)kg/c
m2[40,000(100,000)psi)の引張り弾性率と、 (e)ASTM D882によって測定して、80%〜2000%の範
囲内の破断点伸びと を有するポリマー組成物を提供する。
ランスを有するポリマー組成物に関する。さらに詳しく
は、本発明は(i)0.8重量%〜20重量%のブテン−1
と80重量%〜99.5重量%のプロピレンとを含むランダム
コポリマーと、(ii)ポリマー組成物の0〜0.35重量%
の、300〜360g/1の範囲内の嵩密度と、100gにつき80g〜
100gの範囲内の油吸収度とを有する合成非晶質シリカ粘
着防止剤とを含むポリマー組成物であって、 (a)21C.F.R.177.1520(C)(3,2)による5.5%まで
の、50℃におけるヘキサン抽出可能物と、 (b)ASTM D-1003による測定によって5%までの曇り
度と、 (c)21C.F.R.177.1520によって測定して13%までの、
23℃におけるキシレン可溶物レベルと、 (d)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって少なくとも2812(7031)kg/c
m2[40,000(100,000)psi)の引張り弾性率と、 (e)ASTM D882によって測定して、80%〜2000%の範
囲内の破断点伸びと を有するポリマー組成物を提供する。
1実施態様では、コポリマーは0.8〜20重量%のブテ
ン−1と80〜99.5重量%のプロピレンとを含む。
ン−1と80〜99.5重量%のプロピレンとを含む。
本発明はまた、(i)オレフィン重合の前触媒(proc
atalyst)を、(ii)有機アルミニウム助触媒及び(ii
i)選択性調節(selectivity control)触媒と接触させ
ることによって得られる、高活性の立体規則性触媒系の
存在下でのランダムコポリマー組成物の製造方法をも提
供する。
atalyst)を、(ii)有機アルミニウム助触媒及び(ii
i)選択性調節(selectivity control)触媒と接触させ
ることによって得られる、高活性の立体規則性触媒系の
存在下でのランダムコポリマー組成物の製造方法をも提
供する。
さらに、本発明はランダムコポリマー組成物の配向支
持層(substrate layer)と、このランダムコポリマー
支持層の少なくとも1面上のポリマー層とを含むフィル
ム製品に関する。本発明はまた、金属被覆(metallize
d)ランダムコポリマーフィルムをも提供する。
持層(substrate layer)と、このランダムコポリマー
支持層の少なくとも1面上のポリマー層とを含むフィル
ム製品に関する。本発明はまた、金属被覆(metallize
d)ランダムコポリマーフィルムをも提供する。
発明を実施するための最良の形式 プロピレンとブテン−1とを重合条件下のチタンベー
ス(titanium-based)オレフィン重合触媒系(例えば、
マグネシウム,チタン含有重合触媒系)の存在下におい
て重合させることによって、本発明のポリマー樹脂組成
物を得ることができる。このような重合触媒系はハロゲ
ン化チタンベース触媒成分と、有機アルミニウム化合物
を、1種以上の電子供与体との組合せによって、典型的
に得ることができる。参照し易さのために、本明細書に
おいては、固体チタン含有触媒成分を“前触媒”と、有
機アルミニウム化合物を“助触媒”と、典型的に分離し
て用いられる電子供与体化合物を“選択性調節剤”(SC
A)と呼ぶことにする。
ス(titanium-based)オレフィン重合触媒系(例えば、
マグネシウム,チタン含有重合触媒系)の存在下におい
て重合させることによって、本発明のポリマー樹脂組成
物を得ることができる。このような重合触媒系はハロゲ
ン化チタンベース触媒成分と、有機アルミニウム化合物
を、1種以上の電子供与体との組合せによって、典型的
に得ることができる。参照し易さのために、本明細書に
おいては、固体チタン含有触媒成分を“前触媒”と、有
機アルミニウム化合物を“助触媒”と、典型的に分離し
て用いられる電子供与体化合物を“選択性調節剤”(SC
A)と呼ぶことにする。
前触媒の製造には多様な化学化合物が有用であるが、
本発明の典型的な前触媒は式:MgR′R″[式中、R′は
アルコキシド又はアリールオキシド基であり、R″はア
ルコキシド、炭酸ヒドロカルビル、アリールオキシド基
又はハロゲンである]で示されるマグネシウム化合物を
ハロゲン化四価チタン化合物によって、ハロ炭化水素
(halohydrocarbon)と電子供与体との存在下で、ハロ
ゲン化することによって製造される。
本発明の典型的な前触媒は式:MgR′R″[式中、R′は
アルコキシド又はアリールオキシド基であり、R″はア
ルコキシド、炭酸ヒドロカルビル、アリールオキシド基
又はハロゲンである]で示されるマグネシウム化合物を
ハロゲン化四価チタン化合物によって、ハロ炭化水素
(halohydrocarbon)と電子供与体との存在下で、ハロ
ゲン化することによって製造される。
固体触媒成分の製造に用いるマグネシウム化合物はア
ルコキシド、炭酸ヒドロカルビル又はハロゲンを含む。
存在する場合のアルコキシドは一般に炭素原子1〜10個
を含む。炭素原子1〜8個を含むアルコキシドが好まし
く、炭素原子2〜4個を含むアルコキシドがより好まし
い。存在する場合のアリールオキシドは一般に炭素原子
6〜10個を含み、炭素原子6〜8個を含むアリールオキ
シドが好ましい。存在する場合いの炭酸ヒドロカルビル
は一般に炭素原子1〜10個を含む。ハロゲンが存在する
場合に、ハロゲンは好ましくは臭素、フッ素、ヨウ素又
は塩素として存在し、塩素がより好ましい。
ルコキシド、炭酸ヒドロカルビル又はハロゲンを含む。
存在する場合のアルコキシドは一般に炭素原子1〜10個
を含む。炭素原子1〜8個を含むアルコキシドが好まし
く、炭素原子2〜4個を含むアルコキシドがより好まし
い。存在する場合のアリールオキシドは一般に炭素原子
6〜10個を含み、炭素原子6〜8個を含むアリールオキ
シドが好ましい。存在する場合いの炭酸ヒドロカルビル
は一般に炭素原子1〜10個を含む。ハロゲンが存在する
場合に、ハロゲンは好ましくは臭素、フッ素、ヨウ素又
は塩素として存在し、塩素がより好ましい。
適当なマグネシウム化合物は塩化マグネシウム、臭化
エトキシマグネシウム、塩化イソブトキシマグネシウ
ム、ヨウ化フェノキシマグネシウム、フッ化マグネシウ
ム、臭化クミルオキシマグネシウム、マグネシウムジエ
トキシド、マグネシウムイソプロポキシド、ステアリン
酸マグネシウム、炭酸エチルマグネシウム及び塩化ナフ
トキシマグネシウムを含む。好ましいマグネシウム化合
物はマグネシウムジエトキシドである。
エトキシマグネシウム、塩化イソブトキシマグネシウ
ム、ヨウ化フェノキシマグネシウム、フッ化マグネシウ
ム、臭化クミルオキシマグネシウム、マグネシウムジエ
トキシド、マグネシウムイソプロポキシド、ステアリン
酸マグネシウム、炭酸エチルマグネシウム及び塩化ナフ
トキシマグネシウムを含む。好ましいマグネシウム化合
物はマグネシウムジエトキシドである。
ハロゲン化四価チタン化合物による、マグネシウム化
合物のハロゲン化は過剰なチタン化合物を用いることに
よって典型的に実施される。マグネシウム化合物1モル
につき少なくとも2モルのチタン化合物を通常用いるべ
きである。好ましくはマグネシウム化合物1モルにつき
4〜100モルのチタン化合物が用いられ、最も好ましく
はマグネシウム化合物1モルにつき8〜20モルのチタン
化合物が用いられる。
合物のハロゲン化は過剰なチタン化合物を用いることに
よって典型的に実施される。マグネシウム化合物1モル
につき少なくとも2モルのチタン化合物を通常用いるべ
きである。好ましくはマグネシウム化合物1モルにつき
4〜100モルのチタン化合物が用いられ、最も好ましく
はマグネシウム化合物1モルにつき8〜20モルのチタン
化合物が用いられる。
ハロゲン化四価チタン化合物による、マグネシウム化
合物のハロゲン化は、これらの化合物を60℃〜150℃、
好ましくは70℃〜120℃の範囲内の高温において接触さ
せることによって実施することができる。通常、0.1〜
6時間、好ましくは0.5〜3.5時間にわたって、この反応
を進行させる。ハロゲン化生成物は濾過、デカンテーシ
ョン又は他の適当な方法によって液体反応媒質から単離
することができる固体物質である。
合物のハロゲン化は、これらの化合物を60℃〜150℃、
好ましくは70℃〜120℃の範囲内の高温において接触さ
せることによって実施することができる。通常、0.1〜
6時間、好ましくは0.5〜3.5時間にわたって、この反応
を進行させる。ハロゲン化生成物は濾過、デカンテーシ
ョン又は他の適当な方法によって液体反応媒質から単離
することができる固体物質である。
マグネシウム化合物のハロゲン化に用いるハロゲン化
四価チタン化合物は通常、少なくとも2個のハロゲン原
子を含み、好ましくは、4個のハロゲン原子を含む。こ
れらのハロゲン原子は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
又はフッ素原子である。したがって、ハロゲン化四価チ
タン化合物は2個までのアルコキシ基又はアリールオキ
シ基を有する。適当にハロゲン化した四価チタン化合物
の例は、ハロゲン化アルコキシチタン、二臭化ジエトキ
シチタン、三ヨウ化イソプロポキシチタン、二塩化ジヘ
キソキシチタン、三塩化フェノキシチタン、並びに例え
ば四塩化チタン及び四臭化チタンのような四ハロゲン化
チタンを含む。好ましいハロゲン化四価チタン化合物は
四塩化チタンである。
四価チタン化合物は通常、少なくとも2個のハロゲン原
子を含み、好ましくは、4個のハロゲン原子を含む。こ
れらのハロゲン原子は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
又はフッ素原子である。したがって、ハロゲン化四価チ
タン化合物は2個までのアルコキシ基又はアリールオキ
シ基を有する。適当にハロゲン化した四価チタン化合物
の例は、ハロゲン化アルコキシチタン、二臭化ジエトキ
シチタン、三ヨウ化イソプロポキシチタン、二塩化ジヘ
キソキシチタン、三塩化フェノキシチタン、並びに例え
ば四塩化チタン及び四臭化チタンのような四ハロゲン化
チタンを含む。好ましいハロゲン化四価チタン化合物は
四塩化チタンである。
存在することができる適当なハロ炭化水素は芳香族化
合物、又は環式若しくは非環式化合物を含めた脂肪族化
合物を含む。好ましくは、ハロ炭化水素は1個又は2個
のハロゲン原子を含むが、必要な場合には、より多くの
ハロゲン原子が存在することができる。ハロゲンが独立
的に塩素、臭素又はフッ素であることが好ましい。適当
な芳香族ハロ炭化水素はクロロベンゼン、ブロモベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ジクロロジブロモベンゼン、O
−クロロトルエン、クロロトルエン、ジクロロトルエ
ン、クロロナフタレンである。クロロベンゼン、O−ク
ロロトルエン及びジクロロベンゼンが好ましいハロ炭化
水素であり、クロロベンゼン及びO−クロロトルエンが
特に好ましい。
合物、又は環式若しくは非環式化合物を含めた脂肪族化
合物を含む。好ましくは、ハロ炭化水素は1個又は2個
のハロゲン原子を含むが、必要な場合には、より多くの
ハロゲン原子が存在することができる。ハロゲンが独立
的に塩素、臭素又はフッ素であることが好ましい。適当
な芳香族ハロ炭化水素はクロロベンゼン、ブロモベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ジクロロジブロモベンゼン、O
−クロロトルエン、クロロトルエン、ジクロロトルエ
ン、クロロナフタレンである。クロロベンゼン、O−ク
ロロトルエン及びジクロロベンゼンが好ましいハロ炭化
水素であり、クロロベンゼン及びO−クロロトルエンが
特に好ましい。
適当に使用可能である脂肪族ハロ炭化水素は1〜12個
の炭素原子を含む。好ましくは、このようなハロ炭化水
素は1〜9個の炭素原子と少なくとも2個のハロゲン原
子とを有する。最も好ましくは、ハロゲンは塩素として
存在する。適当な脂肪族ハロ炭化水素はジブロモメタ
ン、トリクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリク
ロロエタン、ジクロロフルオロエタン、ヘキサクロロエ
タン、トリクロロプロパン、クロロブタン、ジクロロブ
タン、クロロペンタン、トリクロロ−フルオロオクタ
ン、テトラクロロイソオクタン、ジブロモジフルオロデ
カンを含む。
の炭素原子を含む。好ましくは、このようなハロ炭化水
素は1〜9個の炭素原子と少なくとも2個のハロゲン原
子とを有する。最も好ましくは、ハロゲンは塩素として
存在する。適当な脂肪族ハロ炭化水素はジブロモメタ
ン、トリクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリク
ロロエタン、ジクロロフルオロエタン、ヘキサクロロエ
タン、トリクロロプロパン、クロロブタン、ジクロロブ
タン、クロロペンタン、トリクロロ−フルオロオクタ
ン、テトラクロロイソオクタン、ジブロモジフルオロデ
カンを含む。
芳香族ハロ炭化水素が好ましく、炭素数6〜12のもの
が特に好ましく、とりわけ、炭素数6〜10のものが好ま
しい。
が特に好ましく、とりわけ、炭素数6〜10のものが好ま
しい。
適当な不活性炭化水素希釈剤は例えばトルエン、o−
キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ベンゼン、エ
チルベンゼン、例えばイソプロピルベンゼン若しくはク
メンのようなプロピルベンゼン、トリメチルベンゼンの
ような、常温において液体である芳香族炭化水素を含
む。
キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ベンゼン、エ
チルベンゼン、例えばイソプロピルベンゼン若しくはク
メンのようなプロピルベンゼン、トリメチルベンゼンの
ような、常温において液体である芳香族炭化水素を含
む。
前触媒の範囲内に適当に含まれる電子供与体は、エー
テル、エステル、ケトン、アミン、イミン、ニトリル、
ホスフィン、スチビン、アルシン及びアルコラートを含
む、チタンベースオレフィン重合の前触媒に用いられる
慣習的電子供与体でありうる。好ましい電子供与体はエ
ステル、特に、芳香族モノカルボン酸又はジカルボン酸
の脂肪族エステルである。このような好ましい電子供与
体の例は、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、
エチルp−エトキシベンゾエート、エチルp−メトキシ
ベンゾエート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジイソブチルフタレート、ジイソプロピルテレフタ
レート及びジメチルナフタレン−ジカルボキシレートで
ある。電子供与体は単独化合物又は2種以上の化合物の
混合物であるが、電子供与体が単独化合物として提供さ
れることが好ましい。好ましいエステル電子供与体の中
で、エチルベンゾエートとジイソブチルフタレートとが
特に好ましい。前触媒中の電子供与体対マグネシウムの
モル比が0.002〜0.3であるように充分な電子供与体が供
給されるべきである。前触媒中の電子供与体対マグネシ
ウムのモル比が0.03〜0.2であることが好ましく、0.03
〜0.16の比が特に好ましい。
テル、エステル、ケトン、アミン、イミン、ニトリル、
ホスフィン、スチビン、アルシン及びアルコラートを含
む、チタンベースオレフィン重合の前触媒に用いられる
慣習的電子供与体でありうる。好ましい電子供与体はエ
ステル、特に、芳香族モノカルボン酸又はジカルボン酸
の脂肪族エステルである。このような好ましい電子供与
体の例は、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、
エチルp−エトキシベンゾエート、エチルp−メトキシ
ベンゾエート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジイソブチルフタレート、ジイソプロピルテレフタ
レート及びジメチルナフタレン−ジカルボキシレートで
ある。電子供与体は単独化合物又は2種以上の化合物の
混合物であるが、電子供与体が単独化合物として提供さ
れることが好ましい。好ましいエステル電子供与体の中
で、エチルベンゾエートとジイソブチルフタレートとが
特に好ましい。前触媒中の電子供与体対マグネシウムの
モル比が0.002〜0.3であるように充分な電子供与体が供
給されるべきである。前触媒中の電子供与体対マグネシ
ウムのモル比が0.03〜0.2であることが好ましく、0.03
〜0.16の比が特に好ましい。
固体ハロゲン化生成物を液体反応媒質から分離した後
に、この生成物を付加的なハロゲン化四価チタン化合物
によって1回以上処理することができる。ハロゲン化生
成物はハロゲン化四価チタン化合物の別々の量(separa
te portions)で数回処理することが好ましい。ハロゲ
ン化生成物をハロゲン化四価チタン化合物の別々の量で
2回処理するならば、さらに良い結果が得られる。初期
ハロゲン化におけると同様に、通常、マグネシウム化合
物1モルにつき少なくとも2モルのチタン化合物を用い
るべきであり、好ましくは、マグネシウム化合物1モル
につき4モル〜100モルのチタン化合物を用い、もっと
も好ましくは、マグネシウム化合物1モルにつき4モル
〜20モルのチタン化合物を用いる。
に、この生成物を付加的なハロゲン化四価チタン化合物
によって1回以上処理することができる。ハロゲン化生
成物はハロゲン化四価チタン化合物の別々の量(separa
te portions)で数回処理することが好ましい。ハロゲ
ン化生成物をハロゲン化四価チタン化合物の別々の量で
2回処理するならば、さらに良い結果が得られる。初期
ハロゲン化におけると同様に、通常、マグネシウム化合
物1モルにつき少なくとも2モルのチタン化合物を用い
るべきであり、好ましくは、マグネシウム化合物1モル
につき4モル〜100モルのチタン化合物を用い、もっと
も好ましくは、マグネシウム化合物1モルにつき4モル
〜20モルのチタン化合物を用いる。
チタン化合物による固体ハロゲン化生成物の処理に用
いる反応条件は、マグネシウム化合物の初期ハロゲン化
中に用いる反応条件と同じである。
いる反応条件は、マグネシウム化合物の初期ハロゲン化
中に用いる反応条件と同じである。
固体ハロゲン化生成物をハロゲン化四価チタン化合物
の追加量で少なくとも1回洗浄した後に、任意に、この
固体ハロゲン化生成物を1種以上の酸塩化物によって少
なくとも1回処理する。適当な酸塩化物は塩化ベンゾイ
ルと塩化フタロイルとを含む。好ましい酸塩化物は塩化
フタロイルである。
の追加量で少なくとも1回洗浄した後に、任意に、この
固体ハロゲン化生成物を1種以上の酸塩化物によって少
なくとも1回処理する。適当な酸塩化物は塩化ベンゾイ
ルと塩化フタロイルとを含む。好ましい酸塩化物は塩化
フタロイルである。
固体ハロゲン化生成物を追加のハロゲン化四価チタン
化合物によって1回以上処理した後で、固体ハロゲン化
生成物を液体反応媒質から分離し、炭素数10までの不活
性炭化水素によって少なくとも1回洗浄して、反応しな
かったチタン化合物を除去し、乾燥させることができ
る。洗浄のために適切である不活性炭化水素の具体例
は、イソペンタン、イソオクタン、ヘキサン、ヘプタン
及びシクロヘキサンである。
化合物によって1回以上処理した後で、固体ハロゲン化
生成物を液体反応媒質から分離し、炭素数10までの不活
性炭化水素によって少なくとも1回洗浄して、反応しな
かったチタン化合物を除去し、乾燥させることができ
る。洗浄のために適切である不活性炭化水素の具体例
は、イソペンタン、イソオクタン、ヘキサン、ヘプタン
及びシクロヘキサンである。
最終の洗浄済み生成物は一般に1.5重量%〜6.0重量
%、好ましくは2.0重量%〜4.0重量%のチタン含量を有
する。最終生成物のチタン対マグネシウムの原子比は典
型的に0.01:1から0.2:1までであり、好ましくは0.02:1
から0.1:1までである。
%、好ましくは2.0重量%〜4.0重量%のチタン含量を有
する。最終生成物のチタン対マグネシウムの原子比は典
型的に0.01:1から0.2:1までであり、好ましくは0.02:1
から0.1:1までである。
助触媒はアルミニウムベース助触媒から選択される有
機アルミニウム化合物でよく、これは通常、チタンベー
ス前触媒と共に用いられる。具体的な有機アルミニウム
化合物はトリアルキルアルミニウム化合物、アルキルア
ルミニウムアルコキシド化合物及びアルキルアルミニウ
ムハライド化合物であり、各アルキルは独立的に炭素数
2〜6である。好ましい有機アルミニウム化合物はハラ
イド(halide)を含まず、例えばトリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロピルア
ルミニウム及びジエチルヘキシルアルミニウムのよう
な、トリアルキルアルミニウムが特に好ましい。トリエ
チルアルミニウムがとりわけ好ましい。助触媒は一般に
前触媒中に1:1から300:1まで、但し、好ましくは10:1〜
100:1までのアルミニウム対チタンの原子比を形成する
ために充分な量で用いられる。
機アルミニウム化合物でよく、これは通常、チタンベー
ス前触媒と共に用いられる。具体的な有機アルミニウム
化合物はトリアルキルアルミニウム化合物、アルキルア
ルミニウムアルコキシド化合物及びアルキルアルミニウ
ムハライド化合物であり、各アルキルは独立的に炭素数
2〜6である。好ましい有機アルミニウム化合物はハラ
イド(halide)を含まず、例えばトリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロピルア
ルミニウム及びジエチルヘキシルアルミニウムのよう
な、トリアルキルアルミニウムが特に好ましい。トリエ
チルアルミニウムがとりわけ好ましい。助触媒は一般に
前触媒中に1:1から300:1まで、但し、好ましくは10:1〜
100:1までのアルミニウム対チタンの原子比を形成する
ために充分な量で用いられる。
有機アルミニウム助触媒は一般に、前触媒中のチタン
1モルにつき1モル〜約150モルのアルミニウムを供給
するために充分な量で用いるべきである。助触媒が前触
媒中のチタン1モルにつき10モル〜約100モルのアルミ
ニウムを供給するために充分な量で存在することが好ま
しい。
1モルにつき1モル〜約150モルのアルミニウムを供給
するために充分な量で用いるべきである。助触媒が前触
媒中のチタン1モルにつき10モル〜約100モルのアルミ
ニウムを供給するために充分な量で存在することが好ま
しい。
オレフィン重合触媒の製造に用いる選択性調節剤は、
チタンベース前触媒と有機アルミニウム助触媒と共に慣
習的に用いられるものである。適当な選択性調節剤に
は、前触媒製造への使用に関して上述したような電子供
与体を含むが、式: R′rSi(OR)4-r [式中、R′は炭素数32まで(32を含む)のアルキル
又はアリールであり、Rは炭素数4までの低級アルキル
であり、rは0〜3である] で示される、例えばアルキルアルコキシシラン及びアリ
ールアルコキシシランのような、オルガノシラン化合物
をも含む。
チタンベース前触媒と有機アルミニウム助触媒と共に慣
習的に用いられるものである。適当な選択性調節剤に
は、前触媒製造への使用に関して上述したような電子供
与体を含むが、式: R′rSi(OR)4-r [式中、R′は炭素数32まで(32を含む)のアルキル
又はアリールであり、Rは炭素数4までの低級アルキル
であり、rは0〜3である] で示される、例えばアルキルアルコキシシラン及びアリ
ールアルコキシシランのような、オルガノシラン化合物
をも含む。
適当な選択性調節剤の具体例は、例えばエチルp−エ
トキシベンゾエート、ジイソブチルフタレート、エチル
ベンゾエート及びエチルp−メチルベンゾエートのよう
なエステルと、例えばジイソブチルジメトキシシラン、
n−プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメ
トキシシラン、エチルトリエトキシシラン、オクタデシ
ルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラ
ン及びシクロヘキシルメチルジメトキシシランのような
オルガノシランである。選択性調節剤は典型的に前触媒
中のチタン1モルにつき0.01モル〜100モルとなるよう
に充分な量で供給する。選択性調節剤を前触媒中のチタ
ン1モルにつき0.5モル〜70モルとなるように充分な量
で供給することが好ましく、8モル〜50モルが特に好ま
しい。
トキシベンゾエート、ジイソブチルフタレート、エチル
ベンゾエート及びエチルp−メチルベンゾエートのよう
なエステルと、例えばジイソブチルジメトキシシラン、
n−プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメ
トキシシラン、エチルトリエトキシシラン、オクタデシ
ルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラ
ン及びシクロヘキシルメチルジメトキシシランのような
オルガノシランである。選択性調節剤は典型的に前触媒
中のチタン1モルにつき0.01モル〜100モルとなるよう
に充分な量で供給する。選択性調節剤を前触媒中のチタ
ン1モルにつき0.5モル〜70モルとなるように充分な量
で供給することが好ましく、8モル〜50モルが特に好ま
しい。
固体前触媒先駆体、ハロゲン化四価チタン、任意の不
活性希釈剤及び電子供与体を接触させる方法は重要であ
るが、決定的ではなく、一般に慣習的な方法である。1
実施態様では、前触媒先駆体とハロゲン化四価チタンと
を混合し、次いで、生じた混合物に電子供与体を加え
る。他の実施態様では、電子供与体と前触媒先駆体と
に、ハロゲン化四価チタン又はハロゲン化四価チタンと
任意の不活性希釈剤との混合物を混合し、生じた固体に
ハロゲン化四価チタン又はハロゲン化四価チタンと任意
の不活性希釈剤との混合物をさらに1回以上接触させ
る。電子供与体と、前触媒先駆体と、ハロゲン化四価チ
タン又はハロゲン化四価チタン/任意の不活性希釈剤混
合物との初期接触は周囲温度〜150℃の温度において適
当に実施する。これらの物質を加熱するならば、これら
の物質の相互作用が得られ、70℃〜130℃の初期接触温
度が好ましく、75℃〜110℃の温度がより好ましい。
活性希釈剤及び電子供与体を接触させる方法は重要であ
るが、決定的ではなく、一般に慣習的な方法である。1
実施態様では、前触媒先駆体とハロゲン化四価チタンと
を混合し、次いで、生じた混合物に電子供与体を加え
る。他の実施態様では、電子供与体と前触媒先駆体と
に、ハロゲン化四価チタン又はハロゲン化四価チタンと
任意の不活性希釈剤との混合物を混合し、生じた固体に
ハロゲン化四価チタン又はハロゲン化四価チタンと任意
の不活性希釈剤との混合物をさらに1回以上接触させ
る。電子供与体と、前触媒先駆体と、ハロゲン化四価チ
タン又はハロゲン化四価チタン/任意の不活性希釈剤混
合物との初期接触は周囲温度〜150℃の温度において適
当に実施する。これらの物質を加熱するならば、これら
の物質の相互作用が得られ、70℃〜130℃の初期接触温
度が好ましく、75℃〜110℃の温度がより好ましい。
ハロゲン化四価チタンとの各接触中に、不活性希釈剤
の一部が任意に存在し、場合によっては、例えば塩化ベ
ンゾイル又は塩化フタロイルのような酸ハロゲン化物の
付加的な存在によって、反応が促進される。通常、球状
粒子として得られる固体前触媒は典型的に、炭素数10ま
での不活性炭化水素による最終洗浄と窒素下での乾燥と
によって仕上げられる。洗浄に適した不活性炭化水素の
具体例はイソペンタン、イソオクタン、ヘキサン、ヘプ
タン及びシクロヘキサンである。
の一部が任意に存在し、場合によっては、例えば塩化ベ
ンゾイル又は塩化フタロイルのような酸ハロゲン化物の
付加的な存在によって、反応が促進される。通常、球状
粒子として得られる固体前触媒は典型的に、炭素数10ま
での不活性炭化水素による最終洗浄と窒素下での乾燥と
によって仕上げられる。洗浄に適した不活性炭化水素の
具体例はイソペンタン、イソオクタン、ヘキサン、ヘプ
タン及びシクロヘキサンである。
用いる重合方法の特定の種類は本発明の作用にとって
決定的ではなく、現在、慣習的と見なされる重合方法が
本発明の方法に適切である。重合は液相プロセスとし
て、又は流動化触媒床を用いる気相プロセスとして、又
は若干の縮合モノマーを用いる気相プロセスとして、重
合条件下で実施する。
決定的ではなく、現在、慣習的と見なされる重合方法が
本発明の方法に適切である。重合は液相プロセスとし
て、又は流動化触媒床を用いる気相プロセスとして、又
は若干の縮合モノマーを用いる気相プロセスとして、重
合条件下で実施する。
液相で実施する重合は一般に、反応希釈剤として、添
加した不活性液体希釈剤或いは重合を受けるオレフィン
(すなわち、プロピレン又はブテン−1)を含む液体希
釈剤を用いる。典型的な反応条件は25℃〜125℃、好ま
しくは35℃〜100℃の反応温度(特に75℃〜90℃が最も
好ましい)と、反応混合物を液相に維持するために充分
な圧力とを含む。このような圧力は典型的に1034kPa(1
50psi)〜8274kPa(1200psi)であり、1724kPa(250ps
i)〜6205kPa(900psi)の圧力が好ましい。液相反応は
バッチ式で又は連続若しくは半連続プロセスとして操作
される。反応後に、ポリマー生成物を慣習的な方法によ
って回収することができる。重合条件と液相プロセスの
反応パラメータとの正確な制御は当該技術分野の熟練の
範囲内である。
加した不活性液体希釈剤或いは重合を受けるオレフィン
(すなわち、プロピレン又はブテン−1)を含む液体希
釈剤を用いる。典型的な反応条件は25℃〜125℃、好ま
しくは35℃〜100℃の反応温度(特に75℃〜90℃が最も
好ましい)と、反応混合物を液相に維持するために充分
な圧力とを含む。このような圧力は典型的に1034kPa(1
50psi)〜8274kPa(1200psi)であり、1724kPa(250ps
i)〜6205kPa(900psi)の圧力が好ましい。液相反応は
バッチ式で又は連続若しくは半連続プロセスとして操作
される。反応後に、ポリマー生成物を慣習的な方法によ
って回収することができる。重合条件と液相プロセスの
反応パラメータとの正確な制御は当該技術分野の熟練の
範囲内である。
本発明の代替え実施態様として、重合を気相プロセス
において流動化触媒床の存在下で実施することができ
る。このような気相プロセス重合方法の1つはGoeke等
の米国特許第4,379,759号(本明細書に援用される)に
述べられており、流動化床、気相反応を含む。気相プロ
セスは典型的に、反応器にある量の予成形したポリマー
粒子とそれより少ない量の触媒成分とを装入することを
含む。重合すべきオレフィン(すなわち、プロピレン及
びブテン−1)を粒子床に、重合を開始するために充分
な速度で通過させる。ガス混合物中のブテン−1対プロ
ピレンのモル比は典型的に0.01〜0.30である。0.5重量
%〜6.5重量%のブテン−1を有するブテン−1とプロ
ピレンとの二元ランダムポリマーを製造する予定である
場合には、気相中のブテン−1対プロピレンのモル比は
典型的に0.01〜0.13、好ましくは0.02〜0.12であり、0.
06〜0.08が特に好ましい。
において流動化触媒床の存在下で実施することができ
る。このような気相プロセス重合方法の1つはGoeke等
の米国特許第4,379,759号(本明細書に援用される)に
述べられており、流動化床、気相反応を含む。気相プロ
セスは典型的に、反応器にある量の予成形したポリマー
粒子とそれより少ない量の触媒成分とを装入することを
含む。重合すべきオレフィン(すなわち、プロピレン及
びブテン−1)を粒子床に、重合を開始するために充分
な速度で通過させる。ガス混合物中のブテン−1対プロ
ピレンのモル比は典型的に0.01〜0.30である。0.5重量
%〜6.5重量%のブテン−1を有するブテン−1とプロ
ピレンとの二元ランダムポリマーを製造する予定である
場合には、気相中のブテン−1対プロピレンのモル比は
典型的に0.01〜0.13、好ましくは0.02〜0.12であり、0.
06〜0.08が特に好ましい。
粒子床を通過させたときに、未反応ガスを反応器から
取り出して、補充供給ガスと共に再循環させることがで
きる。ポリマー生成物中に微量の触媒が混入されること
によって触媒が失われるので、しばいしば、例えば鉱
油、窒素又はアルゴンのような不活性輸送媒質の使用に
よって、反応器に追加の触媒を供給することができる。
反応温度はポリマー粒子の焼結温度未満であるように選
択して、ガス循環回路内で外部熱交換噐によって制御す
ることができる。30℃〜90℃の反応温度が典型的に用い
られ、50℃〜85℃の反応温度が好ましく、50℃〜70℃の
反応温度が特に好ましく、55℃〜65℃の反応温度が最も
好ましい。反応圧力は一般に4137kPa(600psi)までで
あるが、552kPa(80psi)〜4137kPa(600psi)の反応圧
力が好ましく、2068kPa(300psi)〜2758kPa(400psi)
の反応圧力が最も好ましい。反応条件と、触媒及び供給
ガスの添加と、未反応モノマーの再循環との正確な制御
は当該技術分野の熟練の範囲内である。
取り出して、補充供給ガスと共に再循環させることがで
きる。ポリマー生成物中に微量の触媒が混入されること
によって触媒が失われるので、しばいしば、例えば鉱
油、窒素又はアルゴンのような不活性輸送媒質の使用に
よって、反応器に追加の触媒を供給することができる。
反応温度はポリマー粒子の焼結温度未満であるように選
択して、ガス循環回路内で外部熱交換噐によって制御す
ることができる。30℃〜90℃の反応温度が典型的に用い
られ、50℃〜85℃の反応温度が好ましく、50℃〜70℃の
反応温度が特に好ましく、55℃〜65℃の反応温度が最も
好ましい。反応圧力は一般に4137kPa(600psi)までで
あるが、552kPa(80psi)〜4137kPa(600psi)の反応圧
力が好ましく、2068kPa(300psi)〜2758kPa(400psi)
の反応圧力が最も好ましい。反応条件と、触媒及び供給
ガスの添加と、未反応モノマーの再循環との正確な制御
は当該技術分野の熟練の範囲内である。
液相重合プロセスと気相重合プロセスの両方におい
て、分子状水素を反応混合物に連鎖移動剤として加え
て、反応器のポリマー生成物の分子量を調節することが
できる。反応条件と、供給材料成分及び分子状水素の添
加速度との正確な制御はおおまかに言って当該技術分野
の熟練の範囲内である。
て、分子状水素を反応混合物に連鎖移動剤として加え
て、反応器のポリマー生成物の分子量を調節することが
できる。反応条件と、供給材料成分及び分子状水素の添
加速度との正確な制御はおおまかに言って当該技術分野
の熟練の範囲内である。
所望の反応器ポリマー生成物は、流動床に供給された
ポリマー粒子上のポリマー生成物の成長によって形成さ
れる粒状物質として、又は反応器内で形成される粒子と
して得ることができる。ポリマー粒子を反応器から、ポ
リマー製造速度に実質的に等しい速度で取り出して、粒
子を次の反応帯に通すか又は慣習的な方法によって仕上
げをしてから使用する。
ポリマー粒子上のポリマー生成物の成長によって形成さ
れる粒状物質として、又は反応器内で形成される粒子と
して得ることができる。ポリマー粒子を反応器から、ポ
リマー製造速度に実質的に等しい速度で取り出して、粒
子を次の反応帯に通すか又は慣習的な方法によって仕上
げをしてから使用する。
製造されるポリマーは、一般に主としてアイソタクチ
ック構造であるランダムコポリマーである。ランダムコ
ポリマーが少なくとも70%アイソタクチック構造、特に
少なくとも85%アイソタクチック構造であることが好ま
しい。ポリマー収率は触媒の使用量を基準にして高い。
ランダムコポリマーは1−ブテンとプロピレンとの二元
ランダムコポリマーでありうる。
ック構造であるランダムコポリマーである。ランダムコ
ポリマーが少なくとも70%アイソタクチック構造、特に
少なくとも85%アイソタクチック構造であることが好ま
しい。ポリマー収率は触媒の使用量を基準にして高い。
ランダムコポリマーは1−ブテンとプロピレンとの二元
ランダムコポリマーでありうる。
本発明の特定の第1実施態様では、ランダムコポリマ
ーは0.5〜6.5重量%の、好ましくは0.8〜5.5重量%の、
特に好ましくは1〜5重量%の、最も好ましくは1.3〜
3重量%のブテン−1を含む。ランダムコポリマーは下
記特徴(A)〜(H)の1つ以上を有する: (A)ASTM D-1003によって測定して、3.0%まで、好ま
しくは2.0%まで、より好ましくは1.5%まで、最も好ま
しくは1.0%までの曇り度。曇り度(曇り又は乳濁の程
度)は透明性の尺度であり、光の透過率の%として測定
される。例えばシリカのような、種々な添加剤の存在
は、シリカの粒度が光の波長よりも大きいならば、曇り
値に不利に影響する可能性がある。さらに、フィルムの
厚さは曇り値に影響を及ぼす、例えば、フィルムの厚さ
が増加するにつれて、曇り値は上昇する; (B)21C.F.R.177.1520(C)(3.1と3.2)によって測
定して、2.6%まで、好ましくは2.0%まで、より好まし
くは1.5%までの、50℃におけるヘキサン抽出可能物含
量; (C)21C.F.R.177.1520によって測定して、6%まで、
好ましくは5.5%まで、より好ましくは4.5%までの、23
℃におけるキシレン可溶物レベル。キシレン可溶性部分
(xylene soluble portion)は主として非晶質(アタク
チック)ポリマーと半結晶質ポリマーとから成る; (D)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって測定して、少なくとも14,060
kg/cm2(200,000psi)、好ましくは少なくとも21,100kg
/cm2(300,000psi)、より好ましくは少なくとも26,400
kg/cm2(375,000psi)の接線モジュラス; (E)144℃〜158℃、好ましくは148℃〜158℃、より好
ましくは152℃〜158℃の融点; (F)60℃においてASTM D-523によって測定して、140
〜155、好ましくは143〜150、最も好ましくは145〜150
の光沢度; (G)装置方向(MD)に関してASTM D638によって測定
して、少なくとも1195kg/cm2(17,000psi)、好ましく
は少なくとも1547kg/cm2(22,000psi)及び最も好まし
くは少なくとも1758kg/cm2(25,000psi)の引張り強
度; (H)80%〜200%の破断点伸び。
ーは0.5〜6.5重量%の、好ましくは0.8〜5.5重量%の、
特に好ましくは1〜5重量%の、最も好ましくは1.3〜
3重量%のブテン−1を含む。ランダムコポリマーは下
記特徴(A)〜(H)の1つ以上を有する: (A)ASTM D-1003によって測定して、3.0%まで、好ま
しくは2.0%まで、より好ましくは1.5%まで、最も好ま
しくは1.0%までの曇り度。曇り度(曇り又は乳濁の程
度)は透明性の尺度であり、光の透過率の%として測定
される。例えばシリカのような、種々な添加剤の存在
は、シリカの粒度が光の波長よりも大きいならば、曇り
値に不利に影響する可能性がある。さらに、フィルムの
厚さは曇り値に影響を及ぼす、例えば、フィルムの厚さ
が増加するにつれて、曇り値は上昇する; (B)21C.F.R.177.1520(C)(3.1と3.2)によって測
定して、2.6%まで、好ましくは2.0%まで、より好まし
くは1.5%までの、50℃におけるヘキサン抽出可能物含
量; (C)21C.F.R.177.1520によって測定して、6%まで、
好ましくは5.5%まで、より好ましくは4.5%までの、23
℃におけるキシレン可溶物レベル。キシレン可溶性部分
(xylene soluble portion)は主として非晶質(アタク
チック)ポリマーと半結晶質ポリマーとから成る; (D)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって測定して、少なくとも14,060
kg/cm2(200,000psi)、好ましくは少なくとも21,100kg
/cm2(300,000psi)、より好ましくは少なくとも26,400
kg/cm2(375,000psi)の接線モジュラス; (E)144℃〜158℃、好ましくは148℃〜158℃、より好
ましくは152℃〜158℃の融点; (F)60℃においてASTM D-523によって測定して、140
〜155、好ましくは143〜150、最も好ましくは145〜150
の光沢度; (G)装置方向(MD)に関してASTM D638によって測定
して、少なくとも1195kg/cm2(17,000psi)、好ましく
は少なくとも1547kg/cm2(22,000psi)及び最も好まし
くは少なくとも1758kg/cm2(25,000psi)の引張り強
度; (H)80%〜200%の破断点伸び。
このようなランダムコポリマーは、典型的な気相プロ
セスによって製造した場合に、通常、例えばASTM-1238,
Cond.Lのような通常の試験方法によって測定して、dg/
分で表現される、1〜4、好ましくは1.5〜3.9、より好
ましくは2.0〜3.0のメルトフローを有する。ランダム組
成物コポリマーの光学的性質はメルトフローの上昇によ
って改良される。
セスによって製造した場合に、通常、例えばASTM-1238,
Cond.Lのような通常の試験方法によって測定して、dg/
分で表現される、1〜4、好ましくは1.5〜3.9、より好
ましくは2.0〜3.0のメルトフローを有する。ランダム組
成物コポリマーの光学的性質はメルトフローの上昇によ
って改良される。
本発明の第1実施態様の特定の1形式(aspect)によ
ると、ランダムコポリマー樹脂を例えば180℃を越える
高温において過酸化物によって処理する。“ビスブレー
キング(visbreaking)”とも呼ばれる、このような過
酸化物処理方法は充分に、当該技術分野の熟練の範囲で
あり、これを利用して、反応器ポリマー生成物のメルト
フローを所望の通りに調節することができる。
ると、ランダムコポリマー樹脂を例えば180℃を越える
高温において過酸化物によって処理する。“ビスブレー
キング(visbreaking)”とも呼ばれる、このような過
酸化物処理方法は充分に、当該技術分野の熟練の範囲で
あり、これを利用して、反応器ポリマー生成物のメルト
フローを所望の通りに調節することができる。
少なくとも1.5dg/分のメルトフローを有する本発明の
ポリマー組成物をビスブレーキングすることによって、
本発明に用いるビスブレーキング済み(visbroken)ポ
リマー生成物を得ることができる。得られるビスブレー
キング済みポリマー生成物対ビスブレーキングしない出
発ポリマー生成物のメルトフロー比は少なくとも1.5、
好ましくは少なくとも2.0、より好ましくは少なくとも
2.5である。
ポリマー組成物をビスブレーキングすることによって、
本発明に用いるビスブレーキング済み(visbroken)ポ
リマー生成物を得ることができる。得られるビスブレー
キング済みポリマー生成物対ビスブレーキングしない出
発ポリマー生成物のメルトフロー比は少なくとも1.5、
好ましくは少なくとも2.0、より好ましくは少なくとも
2.5である。
本発明のこの特定実施態様のポリマー組成物並びにそ
のビスブレーキング済み誘導体は改良された低いヒート
シール初期温度と、低いヘキサン抽出可能物と、良好な
剛性と、例えば低い曇り度、低い黄変及び低いブルーム
のような、良好な光学的性質とのバランスを特徴とす
る。
のビスブレーキング済み誘導体は改良された低いヒート
シール初期温度と、低いヘキサン抽出可能物と、良好な
剛性と、例えば低い曇り度、低い黄変及び低いブルーム
のような、良好な光学的性質とのバランスを特徴とす
る。
本発明の第1特定実施態様の他の特定の形式による
と、組成物はそれぞれ全コポリマーの重量を基準にし
て、0.04〜0.06重量%のテトラキス−[メチレン(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメー
ト)]−メタンと、0.05〜0.11重量%のビス(2,4−ジ
−tert−ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールジホ
スフィットと、0.01〜0.04重量%のヒドロキシ炭酸アル
ミニウムマグネシウム水和物を含む添加剤パッケージを
含む。
と、組成物はそれぞれ全コポリマーの重量を基準にし
て、0.04〜0.06重量%のテトラキス−[メチレン(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメー
ト)]−メタンと、0.05〜0.11重量%のビス(2,4−ジ
−tert−ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールジホ
スフィットと、0.01〜0.04重量%のヒドロキシ炭酸アル
ミニウムマグネシウム水和物を含む添加剤パッケージを
含む。
第1特定実施態様の組成物を、例えばフラット二軸延
伸又は管状二軸延伸等のような、二軸配向ポリプロピレ
ンフィルムの製造に用いられる慣習的な方法によって、
さらに処理することができる。延伸温度は周囲温度から
コポリマーの融点まで、好ましくは130℃〜155℃である
ことができる。延伸比は望ましくは少なくとも2:1、好
ましくは少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも6:
1、最も好ましくは少なくとも9:1である。
伸又は管状二軸延伸等のような、二軸配向ポリプロピレ
ンフィルムの製造に用いられる慣習的な方法によって、
さらに処理することができる。延伸温度は周囲温度から
コポリマーの融点まで、好ましくは130℃〜155℃である
ことができる。延伸比は望ましくは少なくとも2:1、好
ましくは少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも6:
1、最も好ましくは少なくとも9:1である。
本発明のこの第1特定実施態様の他の形式によると、
フィルムラミネートの製造において、ランダムコポリマ
ーを基礎支持層(base substrate layer)として用い、
この支持層の少なくとも1つの外面にヒートシール可能
なポリマー層を用いる。支持層とポリマー層とを同時押
出しすることができる。ポリマー層の予め製造した層を
支持層に熱結合させる、周知の“Wolfe"方法を含めた、
他の方法を用いることもできる。
フィルムラミネートの製造において、ランダムコポリマ
ーを基礎支持層(base substrate layer)として用い、
この支持層の少なくとも1つの外面にヒートシール可能
なポリマー層を用いる。支持層とポリマー層とを同時押
出しすることができる。ポリマー層の予め製造した層を
支持層に熱結合させる、周知の“Wolfe"方法を含めた、
他の方法を用いることもできる。
ヒートシール可能なポリマー表面層は、例えば、エチ
レン−プロピレン−ブテン−1ターポリマー、エチレン
−プロピレン(EP)ランダムコポリマー、プロピレン−
ブテン−1コポリマー、エチレン−ブテン−1コポリマ
ー又はこれらのブレンドから得ることができる。適当な
ターポリマーは1〜8重量%のエチレン(好ましくは3
〜5重量%のエチレン)と、65〜95重量%のプロピレン
(好ましくは86〜93重量%のプロピレン)と、残部を表
すブテン−1とのランダム共重合から得られるものを含
む。これらのターポリマーは一般に、2〜7、有利には
3〜7の230℃におけるメルトインデックスと、100℃〜
130℃の結晶融点と、25,000〜100,000の平均分子量と、
0.89〜0.92g/cm3の密度とを有する。
レン−プロピレン−ブテン−1ターポリマー、エチレン
−プロピレン(EP)ランダムコポリマー、プロピレン−
ブテン−1コポリマー、エチレン−ブテン−1コポリマ
ー又はこれらのブレンドから得ることができる。適当な
ターポリマーは1〜8重量%のエチレン(好ましくは3
〜5重量%のエチレン)と、65〜95重量%のプロピレン
(好ましくは86〜93重量%のプロピレン)と、残部を表
すブテン−1とのランダム共重合から得られるものを含
む。これらのターポリマーは一般に、2〜7、有利には
3〜7の230℃におけるメルトインデックスと、100℃〜
130℃の結晶融点と、25,000〜100,000の平均分子量と、
0.89〜0.92g/cm3の密度とを有する。
ヒートシール可能なポリマー表面層のための、適当な
EPランダムコポリマーは一般に、2〜7重量%のエチレ
ンと、プロピレンから成る残部とを含み、230℃におけ
るメルトインデックスは一般に2〜7、好ましくは3〜
8の範囲である。結晶融点は通常、125℃〜140℃であ
り、数平均分子量範囲は25,000〜100,000である。密度
は通常、0.89〜0.92g/cm3である。
EPランダムコポリマーは一般に、2〜7重量%のエチレ
ンと、プロピレンから成る残部とを含み、230℃におけ
るメルトインデックスは一般に2〜7、好ましくは3〜
8の範囲である。結晶融点は通常、125℃〜140℃であ
り、数平均分子量範囲は25,000〜100,000である。密度
は通常、0.89〜0.92g/cm3である。
ヒートシール可能なポリマー表面層のための、適当な
プロピレン−ブテン−1コポリマーは一般に、7.0〜15
重量%のブテンを含み、残部はプロピレンである。この
ようなプロピレン−ブテン−1コポリマーは(a)低い
ヒートシール初期温度(例えば105℃〜140℃、好ましく
は105℃〜110℃)と;(b)6%以下、好ましくは4%
以下の曇り度と;(c)ASTM D882によって測定して、
少なくとも4218kg/cm2(60,000psi)、好ましくは少な
くとも5625kg/cm2(80,000psi)の弾性率と;(d)21C
FR177 1530(C)(3.1及び3.2)によって測定して、5.
5%まで、好ましくは3.5%、より好ましくは2.6%まで
の、50℃におけるヘキサン抽出可能物含量とを有する。
プロピレン−ブテン−1コポリマーは一般に、7.0〜15
重量%のブテンを含み、残部はプロピレンである。この
ようなプロピレン−ブテン−1コポリマーは(a)低い
ヒートシール初期温度(例えば105℃〜140℃、好ましく
は105℃〜110℃)と;(b)6%以下、好ましくは4%
以下の曇り度と;(c)ASTM D882によって測定して、
少なくとも4218kg/cm2(60,000psi)、好ましくは少な
くとも5625kg/cm2(80,000psi)の弾性率と;(d)21C
FR177 1530(C)(3.1及び3.2)によって測定して、5.
5%まで、好ましくは3.5%、より好ましくは2.6%まで
の、50℃におけるヘキサン抽出可能物含量とを有する。
一般に、ターポリマーとランダムコポリマーとのブレ
ンドをヒートシール可能なポリマー表面層に用いる場合
に、このブレンドは10〜90重量%のターポリマー、好ま
しくは40〜60重量%のターポリマーを含み、残部はラン
ダムコポリマーから構成される。
ンドをヒートシール可能なポリマー表面層に用いる場合
に、このブレンドは10〜90重量%のターポリマー、好ま
しくは40〜60重量%のターポリマーを含み、残部はラン
ダムコポリマーから構成される。
本発明の第1特定実施態様の他の形式によると、ラン
ダムコポリマー組成物は金属化に、すなわち金属化ラン
ダムコポリマーフィルムに適する。金属化フィルム用の
ランダムコポリマーはフィルム表面のコロナ放電処理後
に少なくとも50mN/m(50dyn/cm)の表面引張り特性(湿
潤指数(wetting index))を有する。ランダムコポリ
マーが少なくとも60mN/m(60dyn/cm)の湿潤指数を有す
ることが好ましい。ホモポリマーフィルムが典型的に、
コロナ放電後に40〜42mN/m(40〜42dyn/cm)の範囲内の
表面引張り特性を有することが認められる。
ダムコポリマー組成物は金属化に、すなわち金属化ラン
ダムコポリマーフィルムに適する。金属化フィルム用の
ランダムコポリマーはフィルム表面のコロナ放電処理後
に少なくとも50mN/m(50dyn/cm)の表面引張り特性(湿
潤指数(wetting index))を有する。ランダムコポリ
マーが少なくとも60mN/m(60dyn/cm)の湿潤指数を有す
ることが好ましい。ホモポリマーフィルムが典型的に、
コロナ放電後に40〜42mN/m(40〜42dyn/cm)の範囲内の
表面引張り特性を有することが認められる。
本発明の第1特定実施態様のランダムコポリマー組成
物の金属化は、例えばコロナ放電又は真空金属化のよう
な、任意の金属化方法を用いて実施することができる。
ランダムポリマーフィルムに対して、金属化すべき面上
へのコロナ放電処理を実施し、その後に真空金属化を実
施することができる。このコロナ放電処理はランダムコ
ポリマーの形成後の適当な時間に実施することができる
が、金属化処理をフィルムの形成からフィルムの巻き取
り(take-up)までのある時点において実施することが
好ましい。
物の金属化は、例えばコロナ放電又は真空金属化のよう
な、任意の金属化方法を用いて実施することができる。
ランダムポリマーフィルムに対して、金属化すべき面上
へのコロナ放電処理を実施し、その後に真空金属化を実
施することができる。このコロナ放電処理はランダムコ
ポリマーの形成後の適当な時間に実施することができる
が、金属化処理をフィルムの形成からフィルムの巻き取
り(take-up)までのある時点において実施することが
好ましい。
少なくとも50mN/m(50dyn/cm)、より好ましくは少な
くとも55mN/m(55dyn/cm)の湿潤指数を生ずるようにコ
ロナ放電を実施することが好ましい。任意に、接着手段
を用いて、ランダムコポリマーフィルムと所望の金属と
の間の接着を強化する。適当な接着手段には、ポリエス
テル、ポリウレタン及びエポキシ樹脂がある。コロナ放
電を受けるべきランダムコポリマーフィルムの表面に接
着手段を塗布することができる。接着手段は、もちろ
ん、金属化と同時に適用することができる。
くとも55mN/m(55dyn/cm)の湿潤指数を生ずるようにコ
ロナ放電を実施することが好ましい。任意に、接着手段
を用いて、ランダムコポリマーフィルムと所望の金属と
の間の接着を強化する。適当な接着手段には、ポリエス
テル、ポリウレタン及びエポキシ樹脂がある。コロナ放
電を受けるべきランダムコポリマーフィルムの表面に接
着手段を塗布することができる。接着手段は、もちろ
ん、金属化と同時に適用することができる。
典型的に、供給部分と、金属化部分と、フィルム巻き
取り部分とを備えた装置を用いて、任意の既知真空金属
化方法を適用することができる。油ポンプと拡散ポンプ
とを同時に用いることによって、装置内の大気圧を例え
ば約10-4トル以下に減ずる。例えばアルミニウムのよう
な所望の金属又は所望の金属が付着したフィラメントを
含む容器を加熱して、金属を溶融して、気化させる。気
化した金属分子を供給フィルムの表面に連続的に付着さ
せた後に、巻き取る。金属化層の厚さは通常、0.01〜数
μm(ミクロン)である。
取り部分とを備えた装置を用いて、任意の既知真空金属
化方法を適用することができる。油ポンプと拡散ポンプ
とを同時に用いることによって、装置内の大気圧を例え
ば約10-4トル以下に減ずる。例えばアルミニウムのよう
な所望の金属又は所望の金属が付着したフィラメントを
含む容器を加熱して、金属を溶融して、気化させる。気
化した金属分子を供給フィルムの表面に連続的に付着さ
せた後に、巻き取る。金属化層の厚さは通常、0.01〜数
μm(ミクロン)である。
本発明の第2特定実施態様は(1)0.8〜20重量%、
好ましくは5〜18重量%、より好ましくは7〜14.5重量
%、最も好ましくは7.5〜10.0重量%のブテン−1単位
と、80〜99.2重量%の、好ましくは82〜95重量%のプロ
ピレン単位とから本質的に成る、主としてアイソタクチ
ックのランダムコポリマーと;(2)少なくとも1種の
透明度/光沢強化非晶質シリカ粘着防止剤とのポリマー
組成物に関する。得られるポリマー製品(すなわち、フ
ィルム)は一般に、ASTM D-1746によって測定して、少
なくとも8%の透明度と、ASTM D-523によって測定し
て、129〜145の光沢度(60°)とを有する。任意に、ポ
リマー組成物は黄変を減ずる添加剤パッケージを含む。
合成非晶質シリカは一般に、板状形態と、300〜360g/1
の範囲内の比較的高い嵩密度と、80〜100g/gの範囲内の
低い油吸収度とを有する。合成非晶質シリカ粘着防止剤
はコポリマーの0.05〜0.35重量%、好ましくは0.07〜0.
20重量%、より好ましくは0.10〜0.20重量%、最も好ま
しくは0.13〜0.17重量%の範囲の量で用いられる。
好ましくは5〜18重量%、より好ましくは7〜14.5重量
%、最も好ましくは7.5〜10.0重量%のブテン−1単位
と、80〜99.2重量%の、好ましくは82〜95重量%のプロ
ピレン単位とから本質的に成る、主としてアイソタクチ
ックのランダムコポリマーと;(2)少なくとも1種の
透明度/光沢強化非晶質シリカ粘着防止剤とのポリマー
組成物に関する。得られるポリマー製品(すなわち、フ
ィルム)は一般に、ASTM D-1746によって測定して、少
なくとも8%の透明度と、ASTM D-523によって測定し
て、129〜145の光沢度(60°)とを有する。任意に、ポ
リマー組成物は黄変を減ずる添加剤パッケージを含む。
合成非晶質シリカは一般に、板状形態と、300〜360g/1
の範囲内の比較的高い嵩密度と、80〜100g/gの範囲内の
低い油吸収度とを有する。合成非晶質シリカ粘着防止剤
はコポリマーの0.05〜0.35重量%、好ましくは0.07〜0.
20重量%、より好ましくは0.10〜0.20重量%、最も好ま
しくは0.13〜0.17重量%の範囲の量で用いられる。
本発明の第2特定実施態様の特定の形式によると、ポ
リプロピレンランダムコポリマー組成物は、組成物の0.
03〜0.10重量%のテトラキス[メチレン(3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メ
タンと、全コポリマー組成物の重量をそれぞれ基準にし
て、0.05〜0.11重量%のビス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスフィットと、0.
01〜0.04重量%のヒドロキシ炭酸アルミニウムマグネシ
ウム水和物とを含む添加剤パッケージを含有する。
リプロピレンランダムコポリマー組成物は、組成物の0.
03〜0.10重量%のテトラキス[メチレン(3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メ
タンと、全コポリマー組成物の重量をそれぞれ基準にし
て、0.05〜0.11重量%のビス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスフィットと、0.
01〜0.04重量%のヒドロキシ炭酸アルミニウムマグネシ
ウム水和物とを含む添加剤パッケージを含有する。
第2特定実施態様のポリマー組成物は好ましくは下記
特徴(A)〜(I)の1種以上を有する: (A)ASTM D882によって測定して、400%〜2000%の範
囲内、好ましくは600%〜1500%、より好ましくは700%
〜1400%の範囲内の破断点伸び; (B)21C.F.R.177.1520(C)(3.1と3.2)によって測
定して、5.5%まで、好ましくは3.5%まで、より好まし
くは2.6%までの、最も好ましくは2.0%までの、50℃に
おけるヘキサン抽出可能物含量; (C)21C.F.R.177.1520によって測定して、13%まで、
好ましくは6%まで、より好ましくは5%まで、最も好
ましくは3%までの、23℃におけるキシレン可溶物レベ
ル; (D)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって測定して、少なくとも2812kg
/cm2(40,000psi)、好ましくは少なくとも4218kg/cm2
(60,000psi)、より好ましくは少なくとも5625kg/cm2
(80,000psi)、最も好ましくは少なくとも7031kg/cm2
(100,000psi)の引張り弾性率; (E)ASTM D-1003によって測定して、5%まで、好ま
しくは3%まで、より好ましくは2.5%までの曇り度;
曇り度はフィルムの乳濁又は曇りの尺度である。
特徴(A)〜(I)の1種以上を有する: (A)ASTM D882によって測定して、400%〜2000%の範
囲内、好ましくは600%〜1500%、より好ましくは700%
〜1400%の範囲内の破断点伸び; (B)21C.F.R.177.1520(C)(3.1と3.2)によって測
定して、5.5%まで、好ましくは3.5%まで、より好まし
くは2.6%までの、最も好ましくは2.0%までの、50℃に
おけるヘキサン抽出可能物含量; (C)21C.F.R.177.1520によって測定して、13%まで、
好ましくは6%まで、より好ましくは5%まで、最も好
ましくは3%までの、23℃におけるキシレン可溶物レベ
ル; (D)ASTM D882[0.13cm/分(0.05インチ/分)におけ
る1%セカント]によって測定して、少なくとも2812kg
/cm2(40,000psi)、好ましくは少なくとも4218kg/cm2
(60,000psi)、より好ましくは少なくとも5625kg/cm2
(80,000psi)、最も好ましくは少なくとも7031kg/cm2
(100,000psi)の引張り弾性率; (E)ASTM D-1003によって測定して、5%まで、好ま
しくは3%まで、より好ましくは2.5%までの曇り度;
曇り度はフィルムの乳濁又は曇りの尺度である。
(F)ASTM D-523によって測定して(60°)、129〜145
の範囲内、好ましくは131〜144の範囲内、より好ましく
は136〜142.5の範囲内の光沢度(光沢度はフィルムの輝
き(shininess)又はきらめき(sparkle)に相関す
る); (G)ASTM D-1925によって測定して、−1.2まで、好ま
しくは−0.5まで、より好ましくは−0.1まで、最も好ま
しくは0.05までの、ペレットの黄変度指数; (H)ASTM D-1746によって測定して、少なくとも8%
の透明度、好ましくは少なくとも11%の透明度、最も好
ましくは13%の透明度。高い透明度値はフィルムを通し
て見たときの、物体の一層はっきりした像の観察に相関
する。透明度はフィルムの通過時に0.1度未満散乱する
光線の尺度である;及び (I)ASTM D-1894によって測定して、0.30までの摩擦
係数(COF)(静的と動的の両方)、好ましくは0.20ま
でのCOF。
の範囲内、好ましくは131〜144の範囲内、より好ましく
は136〜142.5の範囲内の光沢度(光沢度はフィルムの輝
き(shininess)又はきらめき(sparkle)に相関す
る); (G)ASTM D-1925によって測定して、−1.2まで、好ま
しくは−0.5まで、より好ましくは−0.1まで、最も好ま
しくは0.05までの、ペレットの黄変度指数; (H)ASTM D-1746によって測定して、少なくとも8%
の透明度、好ましくは少なくとも11%の透明度、最も好
ましくは13%の透明度。高い透明度値はフィルムを通し
て見たときの、物体の一層はっきりした像の観察に相関
する。透明度はフィルムの通過時に0.1度未満散乱する
光線の尺度である;及び (I)ASTM D-1894によって測定して、0.30までの摩擦
係数(COF)(静的と動的の両方)、好ましくは0.20ま
でのCOF。
上述したようなポリマー組成物は典型的な気相プロセ
スによって製造する場合に、例えばASTM-1238,Cond.Lの
ような慣習的な試験方法によって測定して、0.8dg/分〜
50dg/分のメルトフローを有すると考えられる。1dg/分
〜25dg/分のメルトフローが好ましく、3dg/分〜20dg/分
のメルトフローがより好ましい。
スによって製造する場合に、例えばASTM-1238,Cond.Lの
ような慣習的な試験方法によって測定して、0.8dg/分〜
50dg/分のメルトフローを有すると考えられる。1dg/分
〜25dg/分のメルトフローが好ましく、3dg/分〜20dg/分
のメルトフローがより好ましい。
本発明の第2特定実施態様の特定形式として、ポリマ
ー組成物を例えば180℃を越える高温において過酸化物
と接触させる。この処理は“ビスブレーキング”と呼ば
れ、その手順は当該技術分野の熟練の範囲内である。ビ
スブレーキングを用いて、反応器ポリマー生成物のメル
トフローを望み通りに高めることができる。
ー組成物を例えば180℃を越える高温において過酸化物
と接触させる。この処理は“ビスブレーキング”と呼ば
れ、その手順は当該技術分野の熟練の範囲内である。ビ
スブレーキングを用いて、反応器ポリマー生成物のメル
トフローを望み通りに高めることができる。
少なくとも0.8dg/分のメルトフローを有する本発明の
ポリマー組成物をビスブレーキングすることによって、
本発明のビスブレーキング済みポリマー生成物が得られ
る。得られるビスブレーキング済みポリマー生成物対ビ
スブレーキングしない出発ポリマー生成物のメルトフロ
ー比は少なくとも2であり、メルトフロー比5が好まし
く、メルトフロー比8がさらに好ましい。
ポリマー組成物をビスブレーキングすることによって、
本発明のビスブレーキング済みポリマー生成物が得られ
る。得られるビスブレーキング済みポリマー生成物対ビ
スブレーキングしない出発ポリマー生成物のメルトフロ
ー比は少なくとも2であり、メルトフロー比5が好まし
く、メルトフロー比8がさらに好ましい。
本発明の第2特定実施態様のポリマー組成物並びにそ
のビスブレーキング済み誘導体は、改良された低いヘキ
サン抽出可能物と、良好な光沢と、良好な透明度と、低
い黄変度指数と、低い曇り度との優れたバランスを特徴
とする。
のビスブレーキング済み誘導体は、改良された低いヘキ
サン抽出可能物と、良好な光沢と、良好な透明度と、低
い黄変度指数と、低い曇り度との優れたバランスを特徴
とする。
これらの組成物は例えば押出成形、射出成形、熱成形
及びこれらの関連方法のような、熱可塑性材料に用いら
れる慣習的な方法によって加工することができる。組成
物の特定の用途には、キャスティング法又はインフレー
ト(film-blowing)法による配向又は非配向フィルムの
製造がある。製造後に、予め設定した温度、圧力及び滞
留時間におけるシーリングジョー(sealing jaws)によ
って、フィルムをヒートシールすることができる。得ら
れたフィルムは低いヒートシール初期温度と、低いヘキ
サン抽出可能物と、例えば高い透明度、高い光沢及び低
い黄変度指数のような、改良された光学的性質とを有す
る。
及びこれらの関連方法のような、熱可塑性材料に用いら
れる慣習的な方法によって加工することができる。組成
物の特定の用途には、キャスティング法又はインフレー
ト(film-blowing)法による配向又は非配向フィルムの
製造がある。製造後に、予め設定した温度、圧力及び滞
留時間におけるシーリングジョー(sealing jaws)によ
って、フィルムをヒートシールすることができる。得ら
れたフィルムは低いヒートシール初期温度と、低いヘキ
サン抽出可能物と、例えば高い透明度、高い光沢及び低
い黄変度指数のような、改良された光学的性質とを有す
る。
適当な合成非晶質シリカ粘着防止添加剤には、イング
ランド、ワーリントンのCrosfield Groupから入手可能
であるGasil(登録商標)AB720がある。これとは対照的
に、一般に適切ではない、慣習的な非晶質シリカはSylo
bloc 48(W.R.Grace Company)であり;これは典型的に
128g/1の嵩密度と、220g/100gの油吸収性と、偏球状の
粒子形態とを有する。
ランド、ワーリントンのCrosfield Groupから入手可能
であるGasil(登録商標)AB720がある。これとは対照的
に、一般に適切ではない、慣習的な非晶質シリカはSylo
bloc 48(W.R.Grace Company)であり;これは典型的に
128g/1の嵩密度と、220g/100gの油吸収性と、偏球状の
粒子形態とを有する。
本発明のコポリマー組成物は、商業的ポリマー組成物
に慣習的に用いられる、例えば加工安定剤、酸化防止
剤、紫外線安定剤、顔料、酸中和剤(例えば、ヒドロキ
シ炭酸アルミニウムマグネシウム水和物)、酸受容体、
スリップ剤(例えば、エルクアミド)、成核剤、離型
剤、分散剤、酸(存在しない場合に)、粘着防止剤(例
えば、非晶質シリカ)のような添加剤を、それらが組成
物の良好な光学的性質と低い黄変度に不利に影響しない
ならば、任意に含有する。
に慣習的に用いられる、例えば加工安定剤、酸化防止
剤、紫外線安定剤、顔料、酸中和剤(例えば、ヒドロキ
シ炭酸アルミニウムマグネシウム水和物)、酸受容体、
スリップ剤(例えば、エルクアミド)、成核剤、離型
剤、分散剤、酸(存在しない場合に)、粘着防止剤(例
えば、非晶質シリカ)のような添加剤を、それらが組成
物の良好な光学的性質と低い黄変度に不利に影響しない
ならば、任意に含有する。
使用可能である加工安定剤の例は、ビス(2,4−ジ−t
ert−ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールジホス
フィト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)4,4′−ビフェニリレンジホスフィット、トリス
(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット;例
えば、n−オクタデシル−3−(4′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−プロピオネー
ト、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン、トリス(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソ
シアヌレート、ペンタエリスリトールーテトラキス−
(β−ラウリルチオプロピオネート)及びジステアリル
チオジプロピオネートのような、酸化防止剤である。
ert−ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールジホス
フィト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)4,4′−ビフェニリレンジホスフィット、トリス
(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット;例
えば、n−オクタデシル−3−(4′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−プロピオネー
ト、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン、トリス(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソ
シアヌレート、ペンタエリスリトールーテトラキス−
(β−ラウリルチオプロピオネート)及びジステアリル
チオジプロピオネートのような、酸化防止剤である。
典型的な紫外線安定剤には、2−ヒドロキシ−4−n
−オクトキシ−ベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジ−ブチルフェニル)−5−クロロベンゼント
リアゾール、ジメチルスクシネート−2−(4−ヒドロ
キシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジル)エタ
ノール縮合物がある。
−オクトキシ−ベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジ−ブチルフェニル)−5−クロロベンゼント
リアゾール、ジメチルスクシネート−2−(4−ヒドロ
キシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジル)エタ
ノール縮合物がある。
本明細書に開示する発明を以下の実施例(illustrati
ve embodiment)と比較例とによって説明するが、本発
明はこれらによって限定されない。
ve embodiment)と比較例とによって説明するが、本発
明はこれらによって限定されない。
実施例と比較例とを通して、下記用語を用いる: SCA(選択性調節剤) NPTMS(n−プロピルトリメトキシシラン) PEEB(エチル p−エトキシベンゾエート) 実施例I (A)前触媒の調製 四塩化チタンとクロロベンゼンとの50/50(vol/vol)
溶液2953リットルに、ジイソブチルフタレート50kgと、
炭化マグネシウムエトキシド231kgとを連続的に加え
る。これらの添加中に20℃〜25℃の温度を維持する。得
られる混合物を次に撹拌しながら110℃に加熱し、この
温度を1時間維持する。この時間の最後に、熱いうち
に、混合物を濾過する。固体物質を回収する。
溶液2953リットルに、ジイソブチルフタレート50kgと、
炭化マグネシウムエトキシド231kgとを連続的に加え
る。これらの添加中に20℃〜25℃の温度を維持する。得
られる混合物を次に撹拌しながら110℃に加熱し、この
温度を1時間維持する。この時間の最後に、熱いうち
に、混合物を濾過する。固体物質を回収する。
次に、固体物質を室温において四塩化チタンとクロロ
ベンゼンとの50/50(vol/vol)溶液2953リットルに溶解
する。次いで、得られるスラリーを撹拌しながら110℃
に加熱し、この温度を60分間維持する。この時間の最後
に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を回収す
る。
ベンゼンとの50/50(vol/vol)溶液2953リットルに溶解
する。次いで、得られるスラリーを撹拌しながら110℃
に加熱し、この温度を60分間維持する。この時間の最後
に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を回収す
る。
この固体物質を50/50(vol/vol)溶液2953リットル中
に再スラリー化する。得られるスラリーを撹拌しながら
110℃に加熱し、この温度を30分間維持する。この時間
の最後に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を
回収する。
に再スラリー化する。得られるスラリーを撹拌しながら
110℃に加熱し、この温度を30分間維持する。この時間
の最後に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を
回収する。
残渣を25℃のイソペンタン2271リットルによって1回
洗浄して、窒素パージ下で乾燥させる。
洗浄して、窒素パージ下で乾燥させる。
(B)重合 セクション(A)の前触媒を鉱油中30重量%分散液と
して気相流動床反応器に連続的に供給した。同時に、連
続的にトリエチルアルミニウムと選択性調節剤(“SCA"
=NPTMS)とを反応器に導入した。ポリマー生成物の分
子量を調節するために充分な水素を導入した。少量の窒
素も存在する。プロピレンの分圧は約965kPa(140psi)
〜約2620kPa(380psi)であった。重合温度は65℃であ
り、滞留時間は1.5時間〜2時間であった。
して気相流動床反応器に連続的に供給した。同時に、連
続的にトリエチルアルミニウムと選択性調節剤(“SCA"
=NPTMS)とを反応器に導入した。ポリマー生成物の分
子量を調節するために充分な水素を導入した。少量の窒
素も存在する。プロピレンの分圧は約965kPa(140psi)
〜約2620kPa(380psi)であった。重合温度は65℃であ
り、滞留時間は1.5時間〜2時間であった。
実施例II (A)前触媒の調製 四塩化チタンとクロロベンゼンとの50/50(vol/vol)
溶液3558リットルに、ジイソブチルフタレート51kgと、
マグネシウムジエトキシド150kgとを連続的に加える。
これらの添加中に20℃〜25℃の温度を維持する。得られ
る混合物を次に撹拌しながら110℃に加熱し、この温度
を1時間維持する。この時間の最後に、熱いうちに、混
合物を濾過する。固体物質を回収する。
溶液3558リットルに、ジイソブチルフタレート51kgと、
マグネシウムジエトキシド150kgとを連続的に加える。
これらの添加中に20℃〜25℃の温度を維持する。得られ
る混合物を次に撹拌しながら110℃に加熱し、この温度
を1時間維持する。この時間の最後に、熱いうちに、混
合物を濾過する。固体物質を回収する。
次に、固体物質を室温において四塩化チタンとクロロ
ベンゼンとの50/50(vol/vol)溶液3558リットルに溶解
する。次いで、得られるスラリーを撹拌しながら110℃
に加熱し、この温度を60分間維持する。この時間の最後
に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を回収す
る。
ベンゼンとの50/50(vol/vol)溶液3558リットルに溶解
する。次いで、得られるスラリーを撹拌しながら110℃
に加熱し、この温度を60分間維持する。この時間の最後
に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を回収す
る。
この固体物質を50/50溶液(vol/vol)3558リットル中
に再スラリー化する。得られるスラリーを撹拌しながら
110℃に加熱し、この温度を30分間維持する。この時間
の最後に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を
回収する。
に再スラリー化する。得られるスラリーを撹拌しながら
110℃に加熱し、この温度を30分間維持する。この時間
の最後に、熱いうちに、混合物を濾過する。固体物質を
回収する。
残渣を25℃のイソペンタン3785リットルずつによって
4回洗浄して、窒素パージ下で乾燥させる。
4回洗浄して、窒素パージ下で乾燥させる。
(B)重合 セクション(A)の前触媒を鉱油中30重量%分散液と
して気相流動床反応器に連続的に供給した。同時に、連
続的に、イソペンタン中5重量%溶液としてのトリエチ
ルアルミニウムと、イソペンタン中0.5〜5%溶液とし
ての選択性調節剤(“SCA"=NPTMS)とを反応器に導入
した。ポリマー生成物の分子量を調節するために充分な
水素を導入した。少量の窒素も存在する。プロピレンの
分圧は約965kPa(140psi)〜約2068kPa(300psi)であ
った。重合温度は65℃又は80℃であり、滞留時間は2時
間〜約4時間であった。
して気相流動床反応器に連続的に供給した。同時に、連
続的に、イソペンタン中5重量%溶液としてのトリエチ
ルアルミニウムと、イソペンタン中0.5〜5%溶液とし
ての選択性調節剤(“SCA"=NPTMS)とを反応器に導入
した。ポリマー生成物の分子量を調節するために充分な
水素を導入した。少量の窒素も存在する。プロピレンの
分圧は約965kPa(140psi)〜約2068kPa(300psi)であ
った。重合温度は65℃又は80℃であり、滞留時間は2時
間〜約4時間であった。
比較例I ブテン−1の代わりにエチレンを用いた以外は、実施
例Iに用いた同じ手順を繰り返した。一連の重合の結果
を表1と2に示す。
例Iに用いた同じ手順を繰り返した。一連の重合の結果
を表1と2に示す。
比較例II (a)前触媒成分の調製 クロロベンゼン/TiCl4の50/50(vol/vol)混合物150
mlにマグネシウムジエトキシド(50mmol)を加えること
によって、前触媒を製造した。エチルベンゾエート(1
6.7mmol)を加えた後に、混合物を油浴中で加熱し、110
℃において約30分間撹拌し、混合物を濾過した。スラリ
ーをイソペンタン150mlずつで6回洗浄し、窒素下30℃
において90分間乾燥させた。
mlにマグネシウムジエトキシド(50mmol)を加えること
によって、前触媒を製造した。エチルベンゾエート(1
6.7mmol)を加えた後に、混合物を油浴中で加熱し、110
℃において約30分間撹拌し、混合物を濾過した。スラリ
ーをイソペンタン150mlずつで6回洗浄し、窒素下30℃
において90分間乾燥させた。
(b)重合 上記前触媒(セクションa)を用いて、選択性調節剤
がPEEBであったこと以外は、実施例I,セクション(b)
に記載したと同じ方法で、プロピレンとエチレンとを重
合した。
がPEEBであったこと以外は、実施例I,セクション(b)
に記載したと同じ方法で、プロピレンとエチレンとを重
合した。
比較例III 実施例I(a)の前触媒を用いて、実施例I,セクショ
ン(b)に記載した通りに、プロピレンとエチレンとを
重合した。
ン(b)に記載した通りに、プロピレンとエチレンとを
重合した。
比較例I、II及びIIIの得られたコポリマー生成物を
実施例IIIに記載するように種々な厚さのフィルムにキ
ャストした。結果は表1と2に示す。
実施例IIIに記載するように種々な厚さのフィルムにキ
ャストした。結果は表1と2に示す。
実施例III ポリマー生成物のフィルムキャスティング 実施例I及びIIと、比較例I、II及びIIIとによって
製造したポリプロピレン生成物の一部を慣習的な手段に
よって回収した。回収した生成物の一部に下記添加剤パ
ッケージの1つを混合した: (A)Irganox(登録商標)1010ヒンダードフェノール
系第1酸化防止剤(Ciba Geigy Corporationから入手可
能)1000ppm、Irgafos(登録商標)168ホスフィット第
2酸化防止剤(Ciba Geigy Corporationから入手可能)
1000ppm、ハイドロタルサイトDHT-4A酸中和剤(Kyowa C
hemical Industryから入手可能)400ppm。
製造したポリプロピレン生成物の一部を慣習的な手段に
よって回収した。回収した生成物の一部に下記添加剤パ
ッケージの1つを混合した: (A)Irganox(登録商標)1010ヒンダードフェノール
系第1酸化防止剤(Ciba Geigy Corporationから入手可
能)1000ppm、Irgafos(登録商標)168ホスフィット第
2酸化防止剤(Ciba Geigy Corporationから入手可能)
1000ppm、ハイドロタルサイトDHT-4A酸中和剤(Kyowa C
hemical Industryから入手可能)400ppm。
(B)Irganox(登録商標)1010 500ppm、Ultranox(登
録商標)626第2ホスフィット安定剤(General Electri
c Specialty Chemicalsから入手可能)800ppm、及びハ
イドロタルサイトDHT-4A 200ppm。
録商標)626第2ホスフィット安定剤(General Electri
c Specialty Chemicalsから入手可能)800ppm、及びハ
イドロタルサイトDHT-4A 200ppm。
回収した生成物の一部に上記添加剤パッケージの1つ
を混合した後に、得られた混合物の一部を充分な過酸化
物によってビスブレーキングして、所望のメルトフロー
を得てから、ペレット化した。
を混合した後に、得られた混合物の一部を充分な過酸化
物によってビスブレーキングして、所望のメルトフロー
を得てから、ペレット化した。
ペレット化ポリマー生成物(ビスブレーキング済み又
はビスブレーキングしない)を下記手順によってフィル
ムにキャストした: 6.3cm(2.5″)直径押出機(24:1 L/D比)を用いて、
250℃の溶融温度、約100rpmの速度及び13790kPa(2,000
psi)のヘッド圧においてペレットを0.13cm(0.05イン
チ)厚さシートに押出成形した。30.5cm(12″)幅ダイ
と、25℃の温度の水浴を備えた33cm(13″)直径チルロ
ールとを用いた。シートを冷却した後に、シートを装置
方向配向(MDO)区分において120℃ロール温度に再熱
し、5.5:1比で延伸した。次に、予熱部分が175℃の温度
を有し、延伸帯が160℃の温度を有し、アニーリング帯
が162℃の温度を有する横断方向配向(TDO)区分にシー
トを通した。ウェブを横断方向において8.5:1の延伸比
において延伸した。
はビスブレーキングしない)を下記手順によってフィル
ムにキャストした: 6.3cm(2.5″)直径押出機(24:1 L/D比)を用いて、
250℃の溶融温度、約100rpmの速度及び13790kPa(2,000
psi)のヘッド圧においてペレットを0.13cm(0.05イン
チ)厚さシートに押出成形した。30.5cm(12″)幅ダイ
と、25℃の温度の水浴を備えた33cm(13″)直径チルロ
ールとを用いた。シートを冷却した後に、シートを装置
方向配向(MDO)区分において120℃ロール温度に再熱
し、5.5:1比で延伸した。次に、予熱部分が175℃の温度
を有し、延伸帯が160℃の温度を有し、アニーリング帯
が162℃の温度を有する横断方向配向(TDO)区分にシー
トを通した。ウェブを横断方向において8.5:1の延伸比
において延伸した。
製造される各ポリマー生成物に関して“溶融温度”
(℃)は示差走査カロリメトリー曲線から得られる。
(℃)は示差走査カロリメトリー曲線から得られる。
ランダムコポリマー組成物の他の性質を下記のように
測定した: 伸び(%) ASTM D638(23℃) メルトフロー ASTM D1238.78,Cond.L 曇り度 ASTM D1003 光沢度(60℃) ASTM D2457 弾性率[0.13cm/分 ASTM D790A (0.05インチ/分における1%セカント] 破断点引張り強度 ASTM D638 一連の重合の結果を表1と2に示す。
測定した: 伸び(%) ASTM D638(23℃) メルトフロー ASTM D1238.78,Cond.L 曇り度 ASTM D1003 光沢度(60℃) ASTM D2457 弾性率[0.13cm/分 ASTM D790A (0.05インチ/分における1%セカント] 破断点引張り強度 ASTM D638 一連の重合の結果を表1と2に示す。
実施例IV 実施例Iによって製造したポリマー反応器生成物(約
7重量%のブテン−1を含み、ASTM D-1238Cond.Lによ
って測定して、3.4のメルトフローを有するプロピレン
/ブテン−1ランダムコポリマー)の一部に、Irganox
(登録商標)1010フェノール系第1酸化防止剤(Ciba G
eigy Corporationから入手可能)(500ppm)と、Ultran
ox(登録商標)626第2ホスフィット安定剤(General E
lectric Specialty Chemicalsから入手可能)(800pp
m)と、ハイドロタルサイトDHT-4A酸中和剤(Kyowa Che
mical Industryから入手可能)(200ppm)と、Kemamide
(登録商標)Eエルクアミド(Witco Corporationから
入手可能)(1000ppm)と、下記粘着防止添加剤: (A)SYLOBLOC(登録商標)48シリカ粘着防止添加剤
(W.R.Graceから入手可能)(慣習的シリカ)又は (B)GASIL(登録商標)AB720合成非晶質シリカ粘着防
止添加剤(Crosfieldから入手可能) の1種(各シリカの平均粒度は約4μmであった)との
添加剤パッケージを混合して、ペレット化した。
7重量%のブテン−1を含み、ASTM D-1238Cond.Lによ
って測定して、3.4のメルトフローを有するプロピレン
/ブテン−1ランダムコポリマー)の一部に、Irganox
(登録商標)1010フェノール系第1酸化防止剤(Ciba G
eigy Corporationから入手可能)(500ppm)と、Ultran
ox(登録商標)626第2ホスフィット安定剤(General E
lectric Specialty Chemicalsから入手可能)(800pp
m)と、ハイドロタルサイトDHT-4A酸中和剤(Kyowa Che
mical Industryから入手可能)(200ppm)と、Kemamide
(登録商標)Eエルクアミド(Witco Corporationから
入手可能)(1000ppm)と、下記粘着防止添加剤: (A)SYLOBLOC(登録商標)48シリカ粘着防止添加剤
(W.R.Graceから入手可能)(慣習的シリカ)又は (B)GASIL(登録商標)AB720合成非晶質シリカ粘着防
止添加剤(Crosfieldから入手可能) の1種(各シリカの平均粒度は約4μmであった)との
添加剤パッケージを混合して、ペレット化した。
配合はMaddock混合スクリューを備えた1.25インチBra
bender押出機を用いて、窒素下、250℃溶融温度におい
て実施した。
bender押出機を用いて、窒素下、250℃溶融温度におい
て実施した。
20.3cm(8インチ)幅ダイと25.4cm(10インチ)Kill
ionチルロール(15℃)とを備えた1.9cm(3/4インチ)B
rabender押出機(200℃溶融温度)を用いて、ペレット
を0.089mm(3.5mil)厚さのキャストフィルムに押出成
形した。全てのポリマー組成物に対する操作条件は同じ
であった。製造したフィルムに関する試験結果は表3に
要約する。
ionチルロール(15℃)とを備えた1.9cm(3/4インチ)B
rabender押出機(200℃溶融温度)を用いて、ペレット
を0.089mm(3.5mil)厚さのキャストフィルムに押出成
形した。全てのポリマー組成物に対する操作条件は同じ
であった。製造したフィルムに関する試験結果は表3に
要約する。
表3において認められるように、種々なレベルで粘着
防止添加剤Bを含むポリマーフィルム組成物は、粘着防
止添加剤Aを用いるポリマーフィルムに比べて、高い透
明度及び高い光沢を示す。粘着防止剤Bを用いた組成物
からのペレットは、粘着防止添加剤Aを用いたペレット
と同様な黄変度指数を示すことも認められる。
防止添加剤Bを含むポリマーフィルム組成物は、粘着防
止添加剤Aを用いるポリマーフィルムに比べて、高い透
明度及び高い光沢を示す。粘着防止剤Bを用いた組成物
からのペレットは、粘着防止添加剤Aを用いたペレット
と同様な黄変度指数を示すことも認められる。
実施例V 表4の組成物は下記のように配合した。ベース樹脂は
公称1.5メルトフローと7.5重量%ブテンコモノマー含量
とを有するプロピレン/ブテンランダムコポリマーであ
った。この非安定化粉末に0.05重量%のIrganox1010
と、0.08重量%のUltranox626、0.02%のハイドロタル
サイトDHT-4Aと、0.15重量%のシリカ粘着防止剤(Gasi
l AB720又は比較用のSylobloc48)と、種々なレベルのK
emamide(登録商標)E(エルクアミド)スリップ剤と
を配合した。粉末を8メルトフロー(MF)ペレットに化
学的に粉砕する(又は分解する)ために、全ての組成物
にLupersol 101過酸化物(250ppm)を用いた。
公称1.5メルトフローと7.5重量%ブテンコモノマー含量
とを有するプロピレン/ブテンランダムコポリマーであ
った。この非安定化粉末に0.05重量%のIrganox1010
と、0.08重量%のUltranox626、0.02%のハイドロタル
サイトDHT-4Aと、0.15重量%のシリカ粘着防止剤(Gasi
l AB720又は比較用のSylobloc48)と、種々なレベルのK
emamide(登録商標)E(エルクアミド)スリップ剤と
を配合した。粉末を8メルトフロー(MF)ペレットに化
学的に粉砕する(又は分解する)ために、全ての組成物
にLupersol 101過酸化物(250ppm)を用いた。
配合はMaddock混合スクリューを備えた3.17cm(1.25
インチ)Brabender押出機を用いて、窒素下、250℃溶融
温度及び100RPMスクリュー速度において実施した。
インチ)Brabender押出機を用いて、窒素下、250℃溶融
温度及び100RPMスクリュー速度において実施した。
1.90cm(3/4インチ)Brabender押出機(234℃溶融温
度と、65RPMスクリュー速度)と、20.3cm(8インチ)
幅スロットダイと、Killionチルロール(15℃)とを用
いて、ペレットを100μm(4mil)厚さのキャストフィ
ルムに押出成形した。表4は製造されるフィルムの性質
を示す。Gasil AB720を含むフィルムは、Sylobloc48を
含むフィルムよりも、高い透明度と高い光沢とを示す。
また、スリップ剤の所定濃度において、Gasil AB720を
含むフィルムは、Sylobloc48を含むフィルムよりも、低
い摩擦係数(COF)を示す。低いCOFは低いスリップ添加
剤必要量に相関する。このことは、高濃度のスリップ剤
はフィルム押出成形操作においてプレートアウトとダイ
付着とを惹起するので、有利である。
度と、65RPMスクリュー速度)と、20.3cm(8インチ)
幅スロットダイと、Killionチルロール(15℃)とを用
いて、ペレットを100μm(4mil)厚さのキャストフィ
ルムに押出成形した。表4は製造されるフィルムの性質
を示す。Gasil AB720を含むフィルムは、Sylobloc48を
含むフィルムよりも、高い透明度と高い光沢とを示す。
また、スリップ剤の所定濃度において、Gasil AB720を
含むフィルムは、Sylobloc48を含むフィルムよりも、低
い摩擦係数(COF)を示す。低いCOFは低いスリップ添加
剤必要量に相関する。このことは、高濃度のスリップ剤
はフィルム押出成形操作においてプレートアウトとダイ
付着とを惹起するので、有利である。
表3と4において、慣習的シリカに比べて、板状シリ
カがフィルムに低い摩擦係数を与えることがさらに観察
される。
カがフィルムに低い摩擦係数を与えることがさらに観察
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 210:08) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 210/06 C08L 23/14 C08K 3/36 C08F 4/642
Claims (20)
- 【請求項1】(i)約0.8重量%〜約20重量%のブテン
−1と80重量%〜99.2重量%のプロピレンのみからなる
コポリマーと、(ii)ポリマー組成物の約0.05〜約0.35
重量%の非晶質シリカとを含み、前記非晶質シリカが約
300〜約360g/1の範囲内の嵩密度と、100gにつき約80g〜
約100gの範囲内の油吸収度とを有する組成物。 - 【請求項2】(a)約5.5%までの、50℃におけるヘキ
サン抽出可能物と、 (b)約5%までの曇り度と、 (c)少なくとも約2812kg/cm2(約40,000psi)の引張
り弾性率と、 (d)約13%までの、23℃におけるキシレン可溶物レベ
ルと、 (e)約80%〜約2000%の範囲内の破断点伸びと、 を有する請求項1記載のポリマー組成物。 - 【請求項3】(a)約8%より大きい透明度と、 (b)約129〜約145の範囲内の光沢度(60°)と を有する、請求項2記載の組成物。
- 【請求項4】前記コポリマーが約5重量%〜約18重量%
のブテン−1と約82重量%〜約95重量%のプロピレンの
みからなる、請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】前記コポリマーのブテン−1が前記コポリ
マーの0.8重量%〜6.5重量%の範囲内で存在する、請求
項1記載の組成物。 - 【請求項6】少なくとも約1195kg/cm2(17,000psi)の
引張り強度と、約2.6%までの、50℃におけるヘキサン
抽出可能物と、約3%までの曇り度と、約6.0%まで
の、23℃におけるキシレン可溶物レベルとを有する、請
求項5記載の組成物。 - 【請求項7】ブテン−1及びプロピレンを、(a)チタ
ン、マグネシウム含有前触媒と、(b)有機アルミニウ
ム助触媒と、(c)オルガノシラン選択性調節剤とを接
触させることによって得られるマグネシウム、チタン含
有触媒系と、重合条件下で接触させることを含むプロセ
スによって、前記コポリマーを調製する、請求項1に記
載の組成物。 - 【請求項8】前記コポリマーの少なくとも一部がビスブ
レーキングされている請求項1記載の組成物。 - 【請求項9】前記ビスブレーキングされているコポリマ
ーは、前記ビスブレーキングされているランダムコポリ
マーの出発コポリマーに対するメルトフロー比が少なく
とも約1.5になるように、少なくとも約0.8dg/分のメル
トフローを有するコポリマーをビスブレーキングしたも
のである、請求項8に記載の組成物。 - 【請求項10】酸化防止剤、紫外線安定剤、顔料、分散
剤、スリップ剤、中和剤、成核剤、加工安定剤及び離型
剤から成る群から選択される添加剤をさらに含む、請求
項1に記載の組成物。 - 【請求項11】前記添加剤が、テトラキス[メチレン
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナメート)]メタン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−
フェニル)ペンタエリスリトールジホスフィット、エル
クアミド及びヒドロキシ炭酸アルミニウムマグネシウム
水和物から成る群から選択される、請求項10に記載の組
成物。 - 【請求項12】配向した、請求項1に記載の組成物を含
むフィルム。 - 【請求項13】さらに、第二のポリマー層を含む請求項
12に記載のフィルム。 - 【請求項14】前記第二のポリマー層が、約7重量%〜
約15重量%のブテン−1を含むプロピレン−ブテン−1
のコポリマーからなる請求項13に記載のフィルム。 - 【請求項15】さらに金属化層を含む請求項12記載のフ
ィルム。 - 【請求項16】フィルムの湿潤指数が少なくとも約50N/
m(50dyn/cm)である、請求項15記載のフィルム。 - 【請求項17】テトラキス[メチレン(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタ
ン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスフィット、エルクアミド及びヒドロ
キシ炭酸アルミニウムマグネシウム水和物から成る群か
ら選択される少なくとも一種の添加物をさらに含む、請
求項9に記載の組成物。 - 【請求項18】前記コポリマーが、ブテン−1及びプロ
ピレンを、(a)チタン、マグネシウム含有前触媒と、
(b)有機アルミニウム助触媒と、(c)オルガノシラ
ン選択性調節剤とを接触させることによって得られるマ
グネシウム、チタン含有触媒系と、重合条件下で接触さ
せることを含む方法により製造される、請求項1に記載
の組成物。 - 【請求項19】前記メルトフローが、約0.8dg/分〜約50
dg/分の範囲である請求項1記載の組成物。 - 【請求項20】前記メルトフローが、約1dg/分〜約25dg
/分の範囲である請求項19記載の組成物。
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