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JP3015322B2 - ハブクラッチ - Google Patents

ハブクラッチ

Info

Publication number
JP3015322B2
JP3015322B2 JP9137080A JP13708097A JP3015322B2 JP 3015322 B2 JP3015322 B2 JP 3015322B2 JP 9137080 A JP9137080 A JP 9137080A JP 13708097 A JP13708097 A JP 13708097A JP 3015322 B2 JP3015322 B2 JP 3015322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
width direction
vehicle width
hub clutch
axle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9137080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1053042A (ja
Inventor
正夫 寺岡
作雄 栗原
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栃木富士産業株式会社 filed Critical 栃木富士産業株式会社
Priority to JP9137080A priority Critical patent/JP3015322B2/ja
Publication of JPH1053042A publication Critical patent/JPH1053042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3015322B2 publication Critical patent/JP3015322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において駆動
車軸と車輪間の断続を行うハブクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−238516号公報に「車
輪とその駆動機構の間の断続を制御する装置」が記載さ
れている。これは、四輪駆動(4WD)車の前輪側か後
輪側に用いられ車軸側と車輪側の断続を行う装置(ハブ
クラッチ)である。
【0003】又、図3に他の同様なハブクラッチを示
す。このハブクラッチにおいて、車輪ホイ―ル201が
取り付けられたハブ203(車輪ハブ)及び駆動車軸2
05はアクチュエ―タ207で操作されるスライドクラ
ッチ209により断続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3のハブ
クラッチにおいては、クラッチハウジング219がハブ
203と別体であるので、スライドクラッチ209を組
み込んだハウジング219をボルト223によりハブ2
03に取り付けることとなってハブクラッチの部品点数
が増加すると共に、大型化するという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、クラッチハウジングを
ハブと一体化し、部品点数が少なく低コストで、小型化
が可能なハブクラッチの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、車輪ハブをその外径部を
車体側部材の内径部に挿入し軸受を介して車体側へ回転
自在に支持し、前記車輪ハブに同心状のハブクラッチハ
ウジングを車幅方向外側へ突設し、前記車輪ハブの軸心
部を車幅方向内側から外側へ貫通する車軸の外端部を前
記ハブクラッチハウジング内に臨ませ、前記車輪ハブの
軸心部と前記車軸との間に軸受を介装し、前記ハブクラ
ッチハウジングの内周と前記車軸の外端部側の外周と
に、車幅方向外側に開放されるスプラインを設け、前記
スプラインに対して車幅方向外側から挿入され、該スプ
ラインに対して車幅方向内外へスライド移動し、内外ス
プラインの結合の断続を行うスライドギヤを設け、前記
ハブクラッチハウジング内周空間を軸方向に気密に仕切
ると共に、該空間の一方側への圧力流体の供給又は停止
にて付勢部材に抗して車幅方向に移動する可動壁を設
け、該可動壁の外周部を前記ハブクラッチハウジングの
車幅方向外側端部に気密に固定して設け、前記可動壁を
前記スライドギヤに連結して設け、前記ハブクラッチハ
ウジングの車幅方向外端部に蓋をするカバーを設けたこ
とを特徴とする。
【0007】したがって、ハブクラッチハウジングを車
輪ハブに同心状に外側へ突設して構成しているので、別
体のハウジングをボルトにより車輪ハブに固定する必要
がなくなり、ハブクラッチの部品点数が少なく低コスト
で、小型化が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1、図2
により説明する。図1は4WD車の右後輪に適用した本
実施形態のクラッチハブの断面図であり、図2はこのク
ラッチハブを後輪に適用した4WD車の動力系を示す。
図1での右方はこの4WD車の車幅方向右外側を示す。
【0009】先ず、図2によりこの4WD車の動力系の
構成を説明する。
【0010】この動力系は、エンジン1、トランスミッ
ション3、センターデフ5(前後輪にエンジンの駆動力
を分配するデファレンシャル装置)、フロントデフ7
(前輪側のデファレンシャル装置)、前車軸9,11、
左右の前輪13,15、トランスファ17、プロペラシ
ャフト19、リヤデフ21(後輪側のデファレンシャル
装置)、後車軸23,25、ハブクラッチ27,29、
左右の後輪31,33などから構成されている。
【0011】つぎに、図1に示す右後輪33側のハブク
ラッチ29について説明する。左後輪31側のハブクラ
ッチ27も図1と同じ構成である。
【0012】車輪支持用ベアリング35はアウターレー
ス37と車輪に連結されたインナーレース39及びこれ
らの間に配置された転動部材としてのボール41,43
とから構成されている。各レース37,39に設けられ
た深い溝47,49によりベアリング35は左右のスラ
スト荷重を受けることができる。ボール41の左にはシ
ール51が又ボール43の右にはシール53がそれぞれ
レース37,39の間に装着されている。
【0013】アウターレース37は、防護カバー55を
挟んで、ボルト57,57により車体のアクスルハウジ
ング59側に固定されている。
【0014】インナーレース39には車輪ハブ61が一
体に形成され、さらに車輪ハブ61と同心状に車幅方向
外側へ突設するハウジング部(ハブクラッチハウジン
グ)63が形成されている。車輪ハブ61にはブレーキ
ディスク64がボルト65で固定されている。このボル
ト65には右後輪33のロードホイール67を周方向に
位置決めするガイドピン69が一体に設けられている。
ロードホイール67はボルト71により車輪ハブ61に
固定されている。
【0015】右の後車軸25はインナーレース39の軸
心部を貫通し、その外端部はハウジング部63内に臨ん
でいる。車軸25とアクスルハウジング59との間には
シール73が配置され、車軸25とインナーレース39
との間には流体通路の一部である隙間75が設けられて
いる。車軸25先端部にはスプラインが車幅方向外側に
開放されて形成され、このスプラインにドライブギヤ7
7が連結され、止め輪79により左右に移動しないよう
にされている。ドライブギヤ77とインナーレース39
との間には互いのセンターリングを行いドライブギヤ7
7側の首振りを防止するベアリング81が配置されてい
る。ドライブギヤ77、インナーレース39にはベアリ
ング81用の止め輪83,85がそれぞれ装着されてい
る。
【0016】車輪ハブ61のハウジング部63の内周に
はギヤ部66が車幅方向外側に開放されて形成され、こ
のギヤ部66にスライドギヤ87が左右移動自在に連結
されている。スライドギヤ87の内周にはドライブギヤ
77の外周に設けられたギヤ部としてのスプライン89
と断続可能なスプライン91が設けられている。
【0017】スライドギヤ87はリテイナ95の腕97
に連結されている。可動壁としてのダイヤフラム99の
外周部はハウジング部63の右端部内周に圧入され、内
周部はリテイナ95とプレート101の間に気密に挟み
込まれている。ハウジング部63の右端部にはフィルタ
103を挟んでカバー105が螺着されている。カバー
105にはフィルタ103を通ってエアが出入りするエ
ア抜き穴107が設けられている。カバー105とプレ
ート101との間にはリテイナ95を介してスライドギ
ヤ87を左方に付勢するシフトスプリング109が配置
されている。
【0018】ドライブギヤ77は、この外周にベアリン
グ81を圧入し、止め輪83によりベアリング81の軸
方向移動を規制して一体化された後、ベアリング81の
アウタレースをハウジング部63の内周に圧入されると
共に、車軸25の先端部のスプラインに合わせて車幅方
向外側から組み付けられる。その後ギヤ部66の内端側
の溝に止め輪85を装着して軸方向の位置決めが行われ
る。
【0019】また、スライドギヤ87およびカバー10
5等の組み付けは、スライドギヤ87をハウジング部6
3およびドライブギヤ77にスプライン嵌合させると共
に、スライドギヤ87と一体化されたダイヤフラム99
をハウジング部63に圧入する。ついで、シフトスプリ
ング109と共にカバー105をハウジング部63の外
端部に螺着する。この組み付け状態で車軸25とハウジ
ング部63とは結合され、すなわち、ハブクラッチ29
は結合状態となり、車軸25と右後輪33とが連結され
る。この状態のハブクラッチ29を図1の上半部に示
す。
【0020】したがって、ハウジング部63の外端部側
からドライブギヤ77、スライドギヤ87等の内部の部
材をすべて組み込むことができる。
【0021】一方、アクスルハウジング59側には管継
手111が取り付けられており、管継手111はパイプ
を介して圧力発生手段としてのエアポンプ113に連結
されている。上記の隙間75、管継手111およびパイ
プで流体通路を構成している。
【0022】つぎに、ハブクラッチ27,29およびこ
れを適用した4WD車の動力系の作用を説明する。
【0023】エンジン1の駆動力はトランスミッション
3を介してセンターデフ5に伝達される。
【0024】トランスファ17内で後輪側への駆動力の
断続を行う2−4駆切換機構115が連結されると、ハ
ブクラッチ27,29はすでに結合状態にあるので、駆
動力はプロペラシャフト19、リヤデフ21、後車軸2
3,25およびハブクラッチ27,29を経て後輪3
1,33に伝達される。こうして、車両は4WD状態と
なる。このとき、エアポンプ113の吐出空気圧の供給
は停止されている。
【0025】トランスファ17内で2−4駆切換機構1
15が切離し状態にされ、更にセンターデフ5のロック
機構117をロック状態にすると、エアポンプ113が
作動し、吐出空気圧はシール51,73の間から隙間7
5を通ってシフトスプリング109の付勢力に抗してダ
イヤフラム99およびスライドギヤ87を右方へ押圧す
る。これによりスライドギヤ87は右方へスライドし、
ドライブギヤ77との結合が解除される。すなわち、ハ
ブクラッチ27,29はフリー状態となり、後輪31,
33は車軸23,25からそれぞれ切離されフリー回転
状態となる。
【0026】こうして、車両は前輪駆動状態となりフロ
ントエンジン、フロントドライブの二輪駆動車の特性が
得られる。この状態のハブクラッチ29を図1の下半部
に示す。このとき、ハブクラッチ27,29から2−4
駆切換機構115までの動力伝達系の連れ回りが停止
し、燃費が向上すると共にこの動力伝達系各部の摩耗、
振動、騒音などが防止される。
【0027】なお、エアポンプ113の作動は運転席か
ら手動操作可能か、又は路面条件や車両の操舵条件に応
じて自動操作可能に構成されている。
【0028】こうして、本実施形態によれば、ハウジン
グ部63を車輪ハブ61と一体に形成しているので、前
記他の従来例の別体のハウジング219をボルト締めす
る構成と異なり、ハブクラッチ27,29の部品点数が
少なく低コストで、小型化が可能となる。
【0029】また、ハウジング部63を小径にできるこ
とにより、ロードホィール67の内径を小さくすること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、ハブクラッチハウジングを車
輪ハブに同心状に外側へ突設して構成しているので、別
体のハウジングをボルトにより車輪ハブに固定する必要
がなくなり、ハブクラッチの部品点数が少なく低コスト
で、小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の断面図である。
【図2】一実施形態を適用した車両の動力系を示すスケ
ルトン機構図である。
【図3】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
25 後車軸(車軸) 27,29 ハブクラッチ 61 車輪ハブ 63 ハウジング部(ハブクラッチハウジング) 87 スライドギヤ 105 カバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−25027(JP,A) 実開 平1−131624(JP,U) 実開 昭64−25927(JP,U) 実開 昭60−95331(JP,U) 実開 昭58−23726(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 23/08 F16D 11/04 F16D 25/063

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪ハブをその外径部を車体側部材の内
    径部に挿入し軸受を介して車体側へ回転自在に支持し、 前記車輪ハブに同心状のハブクラッチハウジングを車幅
    方向外側へ突設し、 前記車輪ハブの軸心部を車幅方向内側から外側へ貫通す
    る車軸の外端部を前記ハブクラッチハウジング内に臨ま
    せ、 前記車輪ハブの軸心部と前記車軸との間に軸受を介装
    し、 前記ハブクラッチハウジングの内周と前記車軸の外端部
    側の外周とに、車幅方向外側に開放されるスプラインを
    設け、 前記スプラインに対して車幅方向外側から挿入され、該
    スプラインに対して車幅方向内外へスライド移動し、内
    外スプラインの結合の断続を行うスライドギヤを設け、 前記ハブクラッチハウジング内周空間を軸方向に気密に
    仕切ると共に、該空間の一方側への圧力流体の供給又は
    停止にて付勢部材に抗して車幅方向に移動する可動壁を
    設け、 該可動壁の外周部を前記ハブクラッチハウジングの車幅
    方向外側端部に気密に固定して設け、 前記可動壁を前記スライドギヤに連結して設け、 前記ハブクラッチハウジングの車幅方向外端部に蓋をす
    るカバーを設けたことを特徴とするハブクラッチ。
JP9137080A 1997-05-27 1997-05-27 ハブクラッチ Expired - Lifetime JP3015322B2 (ja)

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