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JPH08276763A - ハブクラッチ - Google Patents

ハブクラッチ

Info

Publication number
JPH08276763A
JPH08276763A JP8246695A JP8246695A JPH08276763A JP H08276763 A JPH08276763 A JP H08276763A JP 8246695 A JP8246695 A JP 8246695A JP 8246695 A JP8246695 A JP 8246695A JP H08276763 A JPH08276763 A JP H08276763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
housing
hub clutch
hub
outer cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8246695A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sudo
則幸 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP8246695A priority Critical patent/JPH08276763A/ja
Publication of JPH08276763A publication Critical patent/JPH08276763A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーの肉厚を薄くできると共に、強固にか
つ容易に組付けることができ、組付け工数を削減するこ
とができるハブクラッチの提供を目的とする。 【構成】 ドライブシャフト3と車輪ハブ39側のハウ
ジング27との連結位置と連結解除位置とに移動可能な
スライドギヤ71と、圧力供給を受けたときのダイヤフ
ラム85の撓みによってスライドギヤ71の両位置の一
方へ移動させる圧力室93と、両位置の他方へ付勢する
スプリング91と、ダイヤフラム85によりハウジング
27のエンドカバー43との間に画成された空気室95
とからなるハブクラッチ1であって、エンドカバー43
をインナーカバー105とアウターカバー107とで構
成し、インナーカバー105にハウジング27側に弾性
係合する凸部109をアウターカバー107側に係合す
る凸部111とを設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の駆動車軸と車
輪間の断続を行うハブクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバクラッチとしては、例え
ば実開平4−38227号公報に記載されたようなもの
がある。これは四輪駆動(4WD)車の車軸と車輪間の
断続を行うハブクラッチである。
【0003】このハブクラッチは、図6に示すように、
アウターレース201とインナーレース203及びこれ
らの間に配置されたボール205,207とからユニッ
トベアリング209が構成され、ボール205の左には
シール211が、またボール207の右にはシール21
3がそれぞれレース201,203間に装着されてい
る。
【0004】アウターレース201は車体のアクスルハ
ウジング215側にボルト217により固定されてい
る。
【0005】インナーレース203にはフランジ部21
9とハブ部221とが一体に形成されている。
【0006】フランジ部219にはブレーキディスク2
23がボルト225で固定されていると共に、ホイール
227がボルト229により固定されている。
【0007】車軸231はインナーレース203を貫通
しており、車軸231とアクスルハウジング215との
間にはシール233が配置され、車軸231とインナー
レース203との間には隙間235が設けられている。
【0008】車軸231の先端部にはドライブギヤ23
7がスプライン連結され、ドライブギヤ237とインナ
ーレース203との間にはベアリング239が設けられ
ている。
【0009】インナーレース203のハブ部221の内
周にはスライドギヤ241が左右移動自在にスプライン
連結されている。スライドギヤ241の内周にはドライ
ブギヤ247の外周に設けられたスプライン243と係
断可能なスプライン245が設けられている。スライド
ギヤ241はスプライン245がドライブギヤ237の
スプライン243とは係合しない連結解除位置をスプラ
イン245がドライブギヤ237のスプライン243と
係合する連結位置との間で移動可能である。
【0010】スライドギヤ241はリテーナ247の腕
249に連結されている。ダイヤフラム251の外周部
はハブ部221の内周に圧入され、内周部はリテーナ2
47とプレート253との間に気密に挟み込まれてい
る。ハブ部221の右端部にはフィルタ255を挟んで
カバー257が螺着されている。カバー257にはフィ
ルタ255を通ってエアが出入するエア抜き孔259が
設けられている。カバー257とプレート253との間
にはリテーナ247を介してスライドギヤ241をドラ
イブギヤ237との連結位置に付勢するシフトスプリン
グ261が配設されている。
【0011】アクスルハウジング215側には、管継手
263が取付けられており、管継手263は一端側にお
いて隅間235を介して圧力室265に連通され、他端
側においてパイプを介してエアポンプ267に接続され
ている。
【0012】このようなハブクラッチによれば、エアポ
ンプ267からエアが供給されると、このエアが管継手
263、シール211,233の間から隙間235を通
って圧力室265に流入し、この空気圧によりダイヤフ
ラム251をシフトスプリング261の付勢力に抗して
軸方向外側へ撓ませ、スライドギヤ241をドライブギ
ヤ237との連結解除位置(図 下半部に示す位置)へ
移動させる。これにより、車軸231とハブ部221と
が切り離され、車輪はフリー回転する。
【0013】他方、圧力室265内の空気圧が抜かれる
と、シフトスプリング261の付勢力によってダイヤフ
ラム251を軸方向内側へ撓ませ、スライドギヤ241
をドライブギヤ237との連結位置(図 上半部に示す
位置)へ移動させる。これにより、スライドギヤ241
がドライブギヤ237と噛合い、車軸231にハブ部2
21が連結され、車輪は車軸231により回転駆動され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のハブクラッチにあっては、カバー257を
ハブ部221に螺着しているため、カバー螺子部の肉厚
を確保しなければならず、重量を大きくしてしまう。
【0015】また、フィルター255はハブ部221の
外端面とカバー257との間に挟み込んで設けられてい
るため、カバー257を組付ける前には、フィルター2
55はカバー257内に嵌込まれているだけで固定され
ておらず、カバー257を下向きにしたときには脱落し
てしまう恐れがあり、組付けに際して特に気を配らなけ
ればならず組付けが困難になるという問題があった。
【0016】そこでこの発明は、カバーの肉厚を薄くで
きると共に、強固にかつ容易に組付けることができ、組
付け工数を削減することができるハブクラッチの提供を
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、車体側の中空スピンドルに内挿
された駆動車軸と車輪ハブ側のハウジングとの連結位置
と連結解除位置とに移動可能な連結部材と、ダイヤフラ
ムの隔壁を有し圧力供給を受けたときのダイヤフラムの
撓みによって連結部材の前記両位置の一方へ移動させる
圧力室と、連結部材を前記両位置の他方へ付勢する付勢
部材と、ダイヤフラムによりハウジングのカバーとの間
の画成された空気室とからなるハブクラッチであって、
前記カバーをインナーカバーとアウターカバーとで構成
し、前記インナーカバーハウジング側に弾性係合する凸
部とアウターカバー側に係合する凸部とを設けたことを
特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載のハブク
ラッチにおいて、前記アウターカバー側に係合する凸部
を弾性係合するように形成したことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
ハブクラッチにおいて、前記ハウジングの外端面に、該
ハウジングを固定するボルトの近辺の内径側に形成した
凹部と、前記アウターカバーの内端側に外径方に形成さ
れた前記凹部に嵌合可能なフランジ部とを設け、前記凹
部に嵌合させた前記フランジ部の周縁部を前記ボルトの
頭部座面部の一部で係止するように構成したことを特徴
とする。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、圧力室に空気圧が供
給されると、ダイヤフラムの撓みによって連結部材を連
結解除位置へ移動させ、駆動車軸と車輪ハブ側のハウジ
ングとの連結が解除される。
【0021】他方、圧力室の空気圧が抜かれると、付勢
部分部材の付勢力によって連結部材を連結位置へ移動さ
せ、駆動車軸と車輪ハブ側のハウジングとが連結され
る。
【0022】ハウジングに装着されるカバーをインナー
カバーとアウターカバーとで構成し、インナーカバーと
アウターカバーとを凸部により係合し、インナーカバー
とハウジングとを凸部によって弾性係合させて組付けて
いるためカバーの肉厚を薄くできる。
【0023】また、フィルターをインナーカバーとアウ
ターカバーとの間に予め組込んでおくことができるため
カバー組付け時においてフィルターが脱落することがな
く、組付けが容易になり組付け工数が削減できる。
【0024】請求項2の発明によれば、インナーカバー
とアウターカバーとを凸部によって弾性係合させて組付
けているため、両カバーの組付けをより強固にできる。
【0025】また、請求項3の発明によれば、アウター
カバーのフランジ部をハウジングの凹部に嵌合させ、該
フランジ部の周縁部を、ハウジングを固定するボルトの
頭部座面部の一部で係止しているため、ボルトの軸力を
確保できると共に、カバーを強固に組付けることができ
る。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0027】図1は、この発明の一実施例に係るハブク
ラッチの図2のA−A線矢視断面図、図2はこの発明の
一実施例に係るハブクラッチの側面図、図3は図1のハ
ブクラッチが設けられる車両の駆動系を示す概略図であ
る。
【0028】この発明の一実施例に係るハブクラッチ1
は、図3に示すように、ドライブシャフト3(駆動車
軸)の外方の端部に配設される。クラッチが締結される
とエンジン5は一方ではプロペラシャフト7、後方差動
装置9及びドライブシャフト11を介して後輪13を回
転駆動し、同時にプロペラシャフト15、前方差動装置
17及びドライブシャフト3を介して前輪19を回転駆
動する。他方、クラッチが切り離されると、エンジン5
は後輪13のみを回転駆動する。
【0029】図1において、ドライブシャフト3は車体
側の中空スピンドル21内にベアリング23を介して回
転可能に支持されている。ドライブシャフト3の外方の
端部にはドライブギヤ25がスプライン連結されると共
に、後述するハウジング27の内周側にセンタープレー
ト29及びベアリング31を介して回転可能に支持され
ている。また、内方の端部は等速継手33と連結されて
いる。ドライブシャフト3とスピンドル21との間には
オイルシール35が装着されている。
【0030】ハウジング27は円筒状の頂部37と車輪
ハブ39とからなり、これらはボルト41で一体に連結
されている。頂部37にはエンドカバー43(カバー)
が設けられている。車輪ハブ39のフランジ45には図
示しないホイールがボルト47とナット(図示省略)よ
り固定されると共に、ブレーキディスク49がボルト5
1により固定されている。
【0031】ハウジング27はスピンドル21の外周側
にベアリング53,55によって回転可能に支持されて
いる。スピンドル21の先端部外周にはベアリング5
3,55のスラスト調整用ナット57が螺着され、溝5
9に係合した周り止め61がナット57にボルト63で
固定されている。スピンドル21の先端は止め輪65と
スナップリング67とで位置決めされている。また、ス
ピンドル21とハウジング27との間には、ハウジング
27の内端側にオイルシール69が装着されている。
【0032】ハウジング27内にはリング状のスライド
ギヤ71(連結部材)が設けられている。スライドギヤ
71は頂部37に設けられたスプライン部73により軸
方向移動自在に連結されている。
【0033】ドライブギヤ25の外周とスライドギヤ7
1の内周には互いに係脱可能なスプライン75,77が
設けられている。スライドギヤ71が図1下半部に示す
位置(連結位置)へ移動するとスプライン75,77が
噛合い、また、スライドギヤ71が図1上半部に示す位
置(連結解除位置)へ移動するとスプライン75,77
の噛合が解除される。
【0034】ドライブシャフト3とエンドカバー43と
の間には複数本の腕79をもったプレート81が配設さ
れている。この腕79はスプライン部73に設けられた
欠歯部83を移動自在に挿通すると共にスライドギヤ7
1に連結されている。
【0035】ダイヤフラム85には外縁部に保持リング
87を内包した可撓性の隔膜であり、この保持リング8
7により頂部37の内周に気密に装着されると共にプレ
ート81とこれに支持されたプレート89との間にその
内縁側を気密に挟み込まれている。
【0036】プレート89とエンドカバー43との間に
は、スライドギヤ71を連結位置に付勢するスプリング
91(付勢部材)が配設されている。
【0037】シール69とダイヤフラム85によりハウ
ジング27内に圧力室93が画成され、ダイヤフラム8
5とエンドカバー43との間に空気室95が画成されて
いる。
【0038】ドライブシャフト3の外周とスピンドル2
1の内周との間には、一端側において圧力室93と連通
し、他端側においてスピンドル27に設けたオリフィス
97と連通する空気流路99が形成されている。オリフ
ィス97はエアホース101を介してエアポンプ103
に接続されている。
【0039】エンドカバー43は、インナーカバー10
5とアウターカバー107とにより構成されている。
【0040】インナーカバー105はバネ鋼等の弾性部
材で形成されており、ハウジング27の頂部37の外周
に係合する複数本の腕105aと、これら腕105aの
外端部に内径側へ屈曲された屈曲部105bとを有し、
さら各腕105aの軸方向内端部付近には、図1及び図
4に示すように、頂部37の外周面に弾性係合する内径
側へ突出形成された凸部109と、アウターカバー10
7の内周に弾性係合する外径側へ突出形成された凸部1
11とが設けられている。
【0041】アウターカバー107は、鋼板等で形成さ
れており、インナーカバー105の外周上に係合する円
筒部107aと、外端の側壁部107bとを有し、円筒
部107a円周面には図1及び図5に示すように、イン
ナーカバー105の各腕105aに設けられた凸部11
1をそれぞれ係合する凹部113が設けられ、円筒部1
07aの軸方向内側端には外径側へ屈曲されたフランジ
部115が形成されている。
【0042】インナーカバー105の各腕105aのコ
ーナ部105c付近には、空気室95に連通する径方向
の通気孔117が設けられている。また、アウターカバ
ー107のコーナ部107cには、大気に連通する径方
向の通気孔119が設けられている。
【0043】一方、ハウジング27の頂部37外周面に
は図4に示すようにインナーカバー105の各腕105
aに設けられた凸部109を係合する凹部121が設け
られている。また、頂部37の外端面には、図1及び図
5に示すように、ボルト41の近辺内径側に、アウター
カバー107のフランジ部115を嵌込む環状の凹部1
23が設けられている。
【0044】また、ボルト41には、最大座面面圧を確
保した直径を有する頭部41aに、頂部37の凹部12
3に嵌入されたアウターカバー107のフランジ部11
5の周縁部115a上に係合し得る拡大座面部125が
設けられている。
【0045】アウターカバー107のコーナ部107c
とインナーカバー105のコーナ部105cとの間に
は、ステンレス鋼の粉末等で成形されたフィルター12
7が挟み込まれている。
【0046】したがって、ダイヤフラム85は空気室9
5の内圧に邪魔されずに自由に撓むことができるととも
に、空気室95内への水や塵埃などの異物の侵入を防止
することができる。
【0047】つぎに、上記一実施例の作用について説明
する。
【0048】エアーポンプ103からエアーが供給され
ると、このエアーがオリフィス97、空気流路99を経
て圧力室93に流入し、この空気圧によりダイヤフラム
85をスプリング91の付勢力に抗して軸方向外側へ撓
ませ、スライドギヤ71をドライブギヤ25との連結解
除位置へ移動させる。これにより、スライドギヤ71と
ドライブギヤ25との噛合いが解除され、ドライブシャ
フト3と車輪ハブ39とが切り離され、前車輪19はフ
リーで回転する。
【0049】他方、圧力室93内の空気圧が抜かれる
と、スプリング91の付勢力によってダイヤフラム85
を軸方向内側へ撓ませ、スライドギヤ71をドライブギ
ヤ25との連結位置へ移動させる。これにより、スライ
ドギヤ71がドライブギヤ25と噛合い、ドライブシャ
フト3に車輪ハブ39が連結され、前車輪19はドライ
ブシャフト3により回転駆動される。
【0050】前記スライドギヤ71の移動操作は、運転
席からの手動操作が、または、路面条件や操舵条件など
に応じて自動操作により行われる。
【0051】この実施例のハブクラッチ1は、エンドカ
バー43をインナーカバー105とアウターカバー10
7とによって構成し、インナーカバー105にハウジン
グ27の頂部37の外周面に弾性係合する内径側に突出
形成された凸部109を設けるとともにアウターカバー
107の内周面に弾性係合する外径側へ突出形成された
凸部111を設けている。また、アウターカバー107
には、インナーカバー105の凸部109を係合する凹
部113を設けるとともにフランジ部115を設けてい
る。
【0052】これによりインナーカバー105とアウタ
ーカバー107をハウジング27に装着するときには、
まず、アウターカバー107内のコーナ部107aにフ
ィルター127を取り付け、つづいて、インナーカバー
105を嵌め込んで外径側の凸部111をアウターカバ
ー107の凹部113に弾性係合させことにより、アウ
ターカバー107にフィルター127とインナーカバー
105を組付けたカバー43のユニットを構成すること
ができる。従って、フィルター127を予め固定させて
おくことができる。
【0053】つぎに、ユニット化されたカバー43のイ
ンナーカバー105をハウジング27に嵌め込み内径側
の凸部109を頂部37の凹部121に弾性係合させる
とともにフランジ部115を頂部37端面の凹部123
に嵌込んだ後、ハウジング27にボルト41をねじ込ん
で頭部41aの拡大座面部125によってフランジ部1
15の周縁部115aを係止することにより、インナー
カバー105とアウターカバー107とをハウジング2
7に装着することができる。
【0054】従って、カバー43の肉厚を薄くでき、ハ
ウジング27の軽量化を図ることができるとともに、カ
バー組付け時においてフィルター127を予め固定でき
るので、脱落することがなく、単にカバー43をハウジ
ング27に嵌め込むだけで装着できるので組付けが簡単
かつ容易になり組付け工数が削減できる。
【0055】また、アウターカバー107のフランジ部
115の周縁部115aをボルト41の最大座面面圧を
確保した直径を有する頭部41aに設けられた拡大座面
部125で係止しているため、アウターカバー107の
フランジ部115に生ずるプレス成形時のそりの影響を
受けずにボルト41の軸力を確保できると共に、カバー
43を強固に組付けることができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、ハウジングに装着されるカバーをイ
ンナーカバーとアウターカバーとで構成し、インナーカ
バーとアウターカバーとを凸部により係合し、インナー
カバーとハウジングとを凸部によって弾性係合させて組
付けているため、カバーの肉厚を薄くできる。
【0057】みた、フィルターをインナーカバーとアウ
ターカバーとの間に予め組込んでおくことができるた
め、カバー組付け時においてフィルターが脱落すること
がなく、組付けが容易になり組付け工数が削減できる。
【0058】請求項2の発明によれば、インナーカバー
とアウターカバーとを凸部によって弾性係合させて組付
けているため、両カバーの組付けを強固にできる。
【0059】また、請求項3の発明によれば、アウター
カバーのフランジ部をハウジングの凹部に嵌合させ、該
フランジ部の周縁部を、ハウジングを固定するボルトの
頭部座面部の一部で係止しているため、ボルトの軸力を
確保できると共に、カバーを強固に組付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るハブクラッチの図2
のA−A線矢視断面図である。
【図2】この発明の一実施例に係るハブクラッチの一部
省略の側面図である。
【図3】図1のハブクラッチが設けられた車両の駆動系
を示す概略図である。
【図4】インナーカバーとハウジングとの係合関係を示
す説明図である。
【図5】カバー組付け状態を示す説明図である。
【図6】従来例に係るハブクラッチの断面図である。
【符号の説明】
1 ハブクラッチ 3 ドライブシャフト(駆動車軸) 21 中空スピンドル 27 ハウジング 39 車輪ハブ 41 ボルト 41a 頭部 43 エンドカバー(カバー) 71 スライドギヤ(連結部材) 85 ダイヤフラム 91 スプリング(付勢部材) 93 圧力室 95 空気室 105 インナーカバー 107 アウターカバー 109 凸部 111 凸部 115 フランジ部 115a 周縁部 123 凹部 127 フィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の中空スピンドルに内挿された駆
    動車軸と、車輪ハブ側のハウジングとの連結位置と連結
    解除位置とに移動可能な連結部材と、ダイヤフラムの隔
    壁を有し圧力供給を受けたときのダイヤフラムの撓みに
    よって連結部材の前記両位置の一方へ移動させる圧力室
    と、連結部材を前記両位置の他方へ付勢する付勢部材
    と、ダイヤフラムによりハウジングのカバーとの間に画
    成された空気室とからなるハブクラッチであって、前記
    カバーをインナーカバーとアウターカバーとで構成し、
    前記インナーカバーにハウジング側に弾性係合する凸部
    とアウターカバー側に係合する凸部とを設けたことを特
    徴とするハブクラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハブクラッチにおいて、
    前記アウターカバー側に係合する凸部を弾性係合するよ
    うに形成したことを特徴とするハブクラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のハブクラッチにお
    いて、前記ハウジングの外端面に、該ハウジングを固定
    するボルトの近辺の内径側に形成した凹部と、前記アウ
    ターカバーの内端側に外径方へ形成された前記凹部に嵌
    合可能なフランジ部とを設け、前記凹部に嵌合させたフ
    ランジ部の周縁部を前記ボルトの頭部座面部の一部で係
    止するように構成したことを特徴とするハブクラッチ。
JP8246695A 1995-04-07 1995-04-07 ハブクラッチ Pending JPH08276763A (ja)

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