JP3009638U - ステント - Google Patents
ステントInfo
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- JP3009638U JP3009638U JP1994005196U JP519694U JP3009638U JP 3009638 U JP3009638 U JP 3009638U JP 1994005196 U JP1994005196 U JP 1994005196U JP 519694 U JP519694 U JP 519694U JP 3009638 U JP3009638 U JP 3009638U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性体で構成され、その形状が生体管路の最
も望ましい非円筒断面形状を有するステントと、生体適
合性材料で表面の一部又は全部を被覆されたステントを
提供することを目的とする。 【構成】開脚形に曲げられたスプリングワイヤーの連続
体、または群と、それらの頂点および端部等を結束し、
円環状に束縛する2本の糸との組立体を1つの節として
構成されたステントにおいて、その結束糸の長さを変え
生体管路に最も望ましい形状に膨脹可能な非均一円筒断
面を持つことを特徴とするステントを提供する。また、
伸縮可能なバネ性を有する均一断面円筒形のステントの
外面、内面、側面等の表面の全部または一部に生体適合
性に富んだ樹脂で被覆して、壁の全部または一部を膜状
にしたこと、および被覆時にメッシュで補強したことを
を特徴とするステントを提供する。
も望ましい非円筒断面形状を有するステントと、生体適
合性材料で表面の一部又は全部を被覆されたステントを
提供することを目的とする。 【構成】開脚形に曲げられたスプリングワイヤーの連続
体、または群と、それらの頂点および端部等を結束し、
円環状に束縛する2本の糸との組立体を1つの節として
構成されたステントにおいて、その結束糸の長さを変え
生体管路に最も望ましい形状に膨脹可能な非均一円筒断
面を持つことを特徴とするステントを提供する。また、
伸縮可能なバネ性を有する均一断面円筒形のステントの
外面、内面、側面等の表面の全部または一部に生体適合
性に富んだ樹脂で被覆して、壁の全部または一部を膜状
にしたこと、および被覆時にメッシュで補強したことを
を特徴とするステントを提供する。
Description
【0001】
本発明は、生体の管路、例えば血管や食道、気管、尿道、胆管、腸管などの、 挟窄、挟縮部位、または動静脈瘤部位などに留置して、その管路を拡張したり、 または人工血管と同じような管路を確保する等の、生体管路の治療器に関する。
【0002】
胆道や、動静脈血管、食道、気管などの挟窄部位を拡張するための手段として は、形状記憶合金、樹脂等を材料として収縮形状に作成されたものを、挿入後加 熱によって自己拡張する方法や、プレスされた網状の金属薄板製ステントをバル ーン付カテーテルで挿入し、バルーンの膨脹力で拡張するタイプのもの、又はス プリングワイヤーを材料としたものなどが開発されている。
【0003】
しかし、これら従来のステントは拡張収縮が非可逆的で膨脹度合が調節できな かったり、円筒の均一断面形状であるため拡張しなくても良い部位まで拡張する 可能性が大である。また、伸縮性能、拡張性能を良くするためにステント材料の 表面が網状であったり多孔面であったりして、悪性腫瘍などの場合には留置後ガ ン細胞がステント内に浸食し再閉塞する可能性が大であるとともに、動静脈瘤の 症例などでの瘤部の隔離減圧治療には使用できない欠点がある。又、特に気管な どではステントの内面に異物が付着しやすい欠点がある。
【0004】
上記問題を解決するために本考案の1つは、バネの開脚形、例えばV字または U字に曲げられたスプリングワイヤーの連続体、または群と、それらの頂点およ び端部等を結束し円環状に束縛する2本の糸との組立体を1つの節として構成さ れたステントにおいて、その結束糸の長さを変え、生体管路に最も望ましい形状 に膨脹可能な非均一円筒断面を持つことを特徴とするステントを提供する。 本考案の他の1つは、外面、内面、側面等の表面の全部あるいは一部に生体適合 性に富んだ樹脂を被覆して壁の全部又は一部を膜状にしたことを特徴とするステ ントを提供する。 また本考案の他の1つは、伸縮可能なバネ性を有する均一断面円筒形のステント の外面、内面、側面等の表面の全部または一部に生体適合性に富んだ樹脂で被覆 して、壁の全部または一部を膜状にしたことを特徴とするステントを提供する。 本考案の最後の1つは、上記の生体適合性樹脂を被覆するときに被覆部の膜強度 を上げるため、生体適合性のあるメッシュを被覆部位の管の外側もしくは内側に 補強することを特徴とするステントを提供する。
【0005】
本考案1によるステントは、生体管路の望むべき形状に挿入前から形作られて いるため、それが生体管路内に挿入され膨脹したときに、組織に過大な拡張力を 与えないで拡張する。 また、本考案2,3,4によるステントは、壁が開口部を持たないことからガン 細胞の管路内への再浸食を妨げる。また、動静脈瘤の症例において瘤部を管路か ら遮断する。又、ステンレス内面への異物の付着を少なくする。
【0006】
本考案を、以下の非限定的な実施例によって説明する。 第1図は、本考案の請求項1の基本構成の1つを例示する。ねじりコイルバネ 10は、それぞれの開脚部を連結用パイプ材11に組み込まれている。この連結 用パイプ材11には、逆側に配置されたねじりコイルばね10の1つの開脚部が 一緒に組み込まれ、ロウ付け、カシメ等により固定されている。これらスプリン グワイヤーの連続体の頂点を2本の結束糸12が結束し、円環状に繋がる。この 1つの節は半径方向に広がろうとする力を保有し、結束糸の長さが膨脹時の最大 直径を決定する。例えば結束糸13は結束糸12より長いため、ステント直径も 大きくなっている。第3図は、同じ節からなるステントにおいて別の生体管路形 状、例えばラッパ型を想定した場合の実施例を示す。図で結束糸15、16、1 7、1819、20の長さを段階的に短くすることにより得られる。第4図、第 5図は、すでに公知の節の機構を持つステントの結束糸22、23、24および 結束糸31、32、33の長さを変化させて、それぞれ太鼓型と鼓型を製作した 例である。第6図は、本考案の請求項2に関する実施例を示している。本図では 、ラッパ部位のみに被覆されている例を示している。本考案は全面が被覆される 必要はなく、求められる手術手技、症例により決定される。生体適合性膜42は 、非常に薄い膜で形成される。生体適合性材料の被覆方法は、デッピングでも薄 膜接着でも良い。デッピングの場合は、結束糸の瘤も包むため生体管組織を傷つ きにくくする。第2図は図1のステントに生体適合性膜を被覆した第1図のステ ントを、血管14の中に挿入し留置した場合を例示する。第7図は本考案の請求 項3を、第8図は本考案の請求項4を例示している。第8図でメッシュ63は、 ステントのバネ性を損なわない程度の生体適合性樹脂、もしくはステンレス網で 作成される。
【0007】 [考案の効果] 本考案1によるステントは、生体管路の望むべき形状に挿入前から形作られて いるため、膨脹時に組織に過大な拡張力を与えないで拡張することができる。 また、本考案2,3,4によるステントは、壁が開口部を持たないことからガン 細胞の管路内への再浸食を妨げる効果を持つと共に、動静脈瘤の症例において瘤 部の隔離減圧治療を可能にする。又、ステント内面への異物の付着を少なくする という効果もある。
【図1】 本考案1の実施例の斜視図
【図2】 図1のステントを生体管に挿入した例の断面
図
図
【図3】 本考案1のラッパ型ステントの斜視図
【図4】 本考案1の太鼓型ステントの斜視図
【図5】 本考案1の鼓型ステントの斜視図
【図6】 本考案2の実施例の斜視図
【図7】 本考案3の実施例の斜視図
【図8】 本考案4の実施例の斜視図
10・・・ネジリコイルばね 11・・・連結用パイプ 12、13、14、15、16、17、18、19、2
0・・・結束糸 21・・・スプリングワイヤー 22、23、24・・
・結束糸 30・・・スプリングワイヤー 31、32、33・・
・結束糸 40・・・スプリングワイヤー 41・・・結束糸 42・・・生体適合性膜 50・・・スプリングワイヤ
ー 51・・・結束糸 52・・・生体適合性膜 60・・・スプリングワイヤー 61・・・結束糸 62・・・生体適合性膜 63・・・メッシュ
0・・・結束糸 21・・・スプリングワイヤー 22、23、24・・
・結束糸 30・・・スプリングワイヤー 31、32、33・・
・結束糸 40・・・スプリングワイヤー 41・・・結束糸 42・・・生体適合性膜 50・・・スプリングワイヤ
ー 51・・・結束糸 52・・・生体適合性膜 60・・・スプリングワイヤー 61・・・結束糸 62・・・生体適合性膜 63・・・メッシュ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (4)
- 【請求項1】 バネの開脚形、例えばV字またはU字に
曲げられたスプリングワイヤーの連続体、または群と、
それらの頂点および端部等を結束し円環状に束縛する2
本の糸との組立体を1つの節として構成されたステント
において、その結束糸の長さを変え、生体管路に最も望
ましい形状に膨脹可能な非均一円筒断面を持つことを特
徴とするステント。 - 【請求項2】 外面、内面、側面等の表面の全部あるい
は一部に生体適合性に富んだ樹脂を被覆して、壁の全部
又は一部を膜状にしたことを特徴とする請求項1に記載
のステント。 - 【請求項3】 伸縮可能なバネ性を有する均一断面円筒
形のステントの、外面、内面、側面等の表面の全部また
は一部に生体適合性に富んだ樹脂で被覆して壁の全部ま
たは一部を膜状にしたことを特徴とするステント。 - 【請求項4】 被覆部の膜強度を上げるために、生体適
合性のあるメッシュを被覆しようとする部位の管の外側
もしくは内側に補強することを特徴とする請求項2,3
に記載のステント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005196U JP3009638U (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ステント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005196U JP3009638U (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ステント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3009638U true JP3009638U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=43145428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005196U Expired - Lifetime JP3009638U (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | ステント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009638U (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0558062U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-08-03 | 共栄工業株式会社 | パネル |
JP2001502192A (ja) * | 1996-03-29 | 2001-02-20 | ヴィリー リュッシュ アー・ゲー | ステント |
JP2001309984A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-06 | Univ Tsukuba | 体内管腔部の狭窄部位の開存を確保するためのステント |
JP2002191702A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-07-10 | Cordis Corp | プリーツ付き移植部材を有するステント移植片 |
JP2006522618A (ja) * | 2003-02-26 | 2006-10-05 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | 取付け特性を増強した内腔用デバイス |
JP2011156085A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nippon Zeon Co Ltd | カバードステント |
JP2012005867A (ja) * | 2001-03-13 | 2012-01-12 | Yoram Richter | ステント式拡開方法および装置 |
US10512758B2 (en) | 2008-07-01 | 2019-12-24 | Endologix, Inc. | Catheter system and methods of using same |
US11129737B2 (en) | 2015-06-30 | 2021-09-28 | Endologix Llc | Locking assembly for coupling guidewire to delivery system |
JP7494443B2 (ja) | 2018-12-14 | 2024-06-04 | 住友ベークライト株式会社 | アンカーステント |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP1994005196U patent/JP3009638U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0558062U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-08-03 | 共栄工業株式会社 | パネル |
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JP3527940B2 (ja) | 2000-05-01 | 2004-05-17 | 筑波大学長 | 体内管腔部の狭窄部位の開存を確保するためのステント |
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JP7494443B2 (ja) | 2018-12-14 | 2024-06-04 | 住友ベークライト株式会社 | アンカーステント |
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