JP3009632B2 - 糸巻きリール - Google Patents
糸巻きリールInfo
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Description
たリールを使用者が手に持ち、リールから糸を引き出し
て使用する糸巻きリールに関するものである。
線をとるのに使用されるような水糸の糸巻きリールとし
て、実公平7−24643号公報に記載された考案があ
る。
に、リール本体1の軸心に設けた貫通孔2に、両側から
挿入して貫通孔内で結合される分割構成の保持軸3を遊
嵌し、この保持軸3の両端に抜止め用のフランジ部4を
設けたもので、両方のフランジ部4を親指と人差し指で
挟んでリール本体1を略水平に回転自在な状態に保持し
て糸Aを引き出して使用するものである。
おいて、糸Aの引き出しに伴うリール本体1の回転時
に、保持軸3面における回転摩擦の他、2本の指先で保
持されるリールの振らつき具合や糸Aの引き出し方向、
糸Aへの力の掛かり具合などによってリール本体1は保
持軸3上を随時移動することから、ほとんどの場合、リ
ール本体1の一方の側面が対応するフランジ部4面に摺
接しての回転となる。
リール本体1の側面とフランジ部4面との摺接摩擦が加
わると、この分、糸Aを引き出す時のリール本体1の回
転の円滑性が阻害される。
ール本体を保持軸により保持する部分を改良し、リール
本体の回転に伴いリール本体を自然に保持軸中央部に寄
せる調心機能を発揮させ、また、リール本体の回転に伴
う摩擦も極力小さくしてリール本体の回転の円滑性を向
上した糸巻きリールを提供することを目的としたもので
ある。
の本発明の請求項1記載の発明は、軸心に貫通孔を有す
るリール本体と、該リール本体の貫通孔に両側から緩挿
させて結合される分割構成の保持軸を組合せた糸巻きリ
ールにおいて、前記貫通孔に両端開口部に向けて漸進的
に径大にしたテーパ面を形成し、該テーパ面に対応して
保持軸にテーパ面を形成したことを特徴とする。
る資材としては、アルミニュームなどの軽金属で作るこ
とも可能であるが、一般的には、プラスチック資材で成
型したものが適切である。また、リール本体および保持
軸の大きさは、使用上の便利さを考慮して適切な大きさ
に設定される。
形成するテーパ面の軸心に対する傾斜角としては、リー
ル本体の回転に伴いリール本体を自然に保持軸中央部に
寄せる調心機能を発揮させるには、傾斜角を大きくする
のが効果的であるが、実用面からは、保持軸の両端を親
指と人差し指で挟んでリールを保持して水糸を引き出す
程度のものでは、傾斜角が多少変化しても調心機能には
あまり大きな影響を与えないので、リール本体の幅など
に合わせて適宜に設定される。
側から貫通孔に緩挿して貫通孔中央部で対応端部を結合
するが、この結合にネジ螺合構造などを採用することも
可能であるが、軸心方向に相対的に押し込んで弾性的に
係止突起を係止孔に嵌合係止させる結合構造のものがよ
い。
部を親指と人差し指で挟んでリールを回転自在な状態に
水平に保持すると、リール本体の荷重は保持軸の左右に
分かれたテーパ面の上側で支えられてリール本体は保持
軸中央部に安定する。
しに伴ってリール本体が回転し、この回転するリール本
体に対し、保持軸の端寄りに移動させようとする力が作
用すると、この力の下でリール本体端部は保持軸のテー
パ面を上向きに持ち上げる移動となるので、リール本体
を自然に保持軸の中央部へ戻そうとする調心作用が発揮
される。したがって、リール本体は保持軸上における移
動がほとんどなく安定した状態で糸は引き出される。ま
た、リール本体の回転に伴う摩擦は、保持軸の左右に分
かれたテーパ面の上側がリール本体の貫通孔のテーパ面
と当接する回転摩擦だけでリール本体は円滑に回転す
る。
転自在な状態に保持しなければならないので、請求項2
記載の発明のように、保持軸の両端をリール本体の両側
に突出させ、リール本体を保持軸の端部に寄せて保持軸
端部がリール本体の貫通孔内に陥没しないようにする。
出量としては、リール本体の直径や幅などによって適宜
に設定されが、一般的には、保持軸の両端部を親指と人
差し指で挟んでリールを水平に保持した通常の使用状態
で、回転するリール本体が保持軸上で多少の移動を生じ
ることがあっても、リール本体が保持軸の両端部を挟み
持つ指先や他の掌部分などに当たらないようにしたもの
である。
強引に保持軸端部に寄せられて保持軸がリール本体の貫
通孔に不回転状態に嵌合するようなことはないが、何ら
かの原因でこのようなことが起こることを想定して、請
求項3記載の発明のように、保持軸がリール本体の貫通
孔に不回転状態に嵌合するのを防止する嵌合防止手段を
保持軸に設けるのが好ましい。
に不回転状態に嵌合するのは、普通、保持軸の外端部近
傍とされるので、これを防止する嵌合防止手段として
は、請求項4記載の発明のように、保持軸のテーパ面に
おける横断面形状を僅小歪円形状断面にするとよい。
の横断面円周が部分的に歪んで完全な円形になっていな
いので、リール本体の貫通孔のテーパ面に対して保持軸
のテーパ面がしまり嵌め式に当接して嵌合することはな
くなり、リール本体は常に回転自在な状態になる。
分かれたテーパ面の上側で支えられ、他の部分は隙間を
生じるようになるので、保持軸のテーパ面の一部を僅小
歪円形状断面に形成しても、リール本体の回転にはほと
んど影響を与えない。
を、図面に基づいて説明する。
持軸半体の断面図、図3は保持軸半体の正面図、図4は
図2のa−a線における断面図である。
5と共通部分もしくは対等部分については同一符号を付
けて説明する。
本体1の軸心に設けた貫通孔、3は貫通孔2に対し両側
から挿入して貫通孔中央部で結合されてリール本体1を
回転自在に保持する分割構成の保持軸を示す。このリー
ル本体1および保持軸3は、プラスチック資材で成型さ
れ、それらの大きさは、使用上の便利さを考慮して適切
な大きさに設定される。
に径大にしたテーパ面5を形成し、このテーパ面5に対
応して保持軸3にテーパ面6を形成している。これらの
テーパ面5,6の軸心に対する傾斜角は、リール本体1
の大きさ、例えば、リール本体1の幅などに合わせて適
宜に設定される。
らなり、両方の保持軸半体3aの内端に結合部7を形成
している。この結合部7は、保持軸半体3aの内端周方
向に3つの凸部7aと凹部7bをそれぞれ等配的に形成
し、凸部7aの先端部内面に内向きに係止突起8を設
け、凹部7bには係止孔9aを有する係止片9を凹部7
b内へ突き出し状に設けたもので、左右一対の保持軸半
体3aを貫通孔2に両側から緩挿して軸心方向に相対的
に押し込むと、係止突起8が対応する係止片9の先端部
上を弾力的に通り過ぎて係止孔9aに嵌入係止させるも
のである。
せて保持軸3の両端はリール本体1の両側に突出させ
る。この保持軸両端部の突出量としては、保持軸3の両
端部を親指と人差し指で挟んでリールを保持した状態
で、リール本体1が指先や掌部分などに当たらないよう
に設定される。また、リール本体1を保持軸3の端部に
寄せて保持軸端部がリール本体1の貫通孔2内に陥没し
ないようにする。
寄せられて保持軸端部がリール本体1の貫通孔2にしま
り嵌め式に当接嵌合してリール本体1が不回転状態に陥
るのを防止する嵌合防止手段10を保持軸3の外端部近
傍に設けている。この嵌合防止手段10として、実施の
形態のものは、図4に示すように、保持軸3のテーパ面
6の基本的な横断面円形aを僅かに内向けて歪ませて僅
小歪円形状断面bにしている。この僅小歪円形状断面b
部分では、リール本体1の貫通孔2のテーパ面5に対し
てしまり嵌め式に当接して嵌合するようなことはなく、
リール本体1は常に回転自在な状態になる。
の両端部を親指と人差し指で挟んでリールを水平に保持
すると、リール本体1の荷重は保持軸3の左右に分かれ
たテーパ面6の上側で支えられ、リール本体1は自然に
保持軸3の略中央部に安定する。
が回転してこの回転に伴ってリール本体1に保持軸3の
端寄りに移動させようとする力が作用すると、この移動
には、リール本体1の端部を保持軸3のテーパ面6上で
上向きに持ち上げる力を必要とするので、リール本体1
は保持軸3上での移動がし難くなって自然に調心作用を
発揮して安定した状態で糸Aが引き出される。
施され、本発明によれば、保持軸の両端部を親指と人差
し指で挟んでリールを水平に保持した状態で、リール本
体の荷重は保持軸の左右に分かれたテーパ面の上側で支
えられ、リール本体は自然に保持軸中央部に安定するの
で、糸の引き出しに伴って回転するリール本体に対して
保持軸上を移動させようとする力が作用しても、リール
本体を自然に保持軸中央部に寄せる調心作用を発揮して
安定した回転を実現する。
持軸の左右に分かれたテーパ面の上側でリール本体の貫
通孔のテーパ面と当接する部分だけの摩擦となって回転
摩擦が小さくなるので、リール本体は円滑に回転して作
業性を向上する。
Claims (4)
- 【請求項1】軸心に貫通孔を有するリール本体と、該リ
ール本体の貫通孔に両側から緩挿させて結合される分割
構成の保持軸を組合せた糸巻きリールにおいて、前記貫
通孔に両端開口部に向けて漸進的に径大にしたテーパ面
を形成し、該テーパ面に対応して保持軸にテーパ面を形
成したことを特徴とする糸巻きリール。 - 【請求項2】保持軸の両端をリール本体の両側に突出さ
せ、リール本体を保持軸の端部に寄せて保持軸端部がリ
ール本体の貫通孔内に陥没しないようにしたことを特徴
とする請求項1記載の糸巻きリール。 - 【請求項3】保持軸がリール本体の貫通孔に不回転状態
に嵌合するのを防止する嵌合防止手段を保持軸に設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載の糸巻きリー
ル。 - 【請求項4】嵌合防止手段を、保持軸のテーパ面におけ
る横断面形状を僅小歪円形状断面にしたことを特徴とす
る請求項3記載の糸巻きリール。
Priority Applications (1)
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---|---|
JPH10258971A JPH10258971A (ja) | 1998-09-29 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9062787A Expired - Fee Related JP3009632B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 糸巻きリール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3009632B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9062787A patent/JP3009632B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10258971A (ja) | 1998-09-29 |
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