JP3000063B2 - 吊り荷の荷ブレ防止装置 - Google Patents
吊り荷の荷ブレ防止装置Info
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- JP3000063B2 JP3000063B2 JP8241297A JP8241297A JP3000063B2 JP 3000063 B2 JP3000063 B2 JP 3000063B2 JP 8241297 A JP8241297 A JP 8241297A JP 8241297 A JP8241297 A JP 8241297A JP 3000063 B2 JP3000063 B2 JP 3000063B2
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- Japan
- Prior art keywords
- guide frame
- load
- wire rope
- preventing
- dampers
- Prior art date
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊り荷の荷ブレ防止
装置、特に、工場内における物品の搬送時や、建設工事
における資材の搬送時において、クレーンやホイストに
より吊り下げた吊り荷の荷ブレを防止する吊り荷の荷ブ
レ防止装置に関するものである。
装置、特に、工場内における物品の搬送時や、建設工事
における資材の搬送時において、クレーンやホイストに
より吊り下げた吊り荷の荷ブレを防止する吊り荷の荷ブ
レ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーン等により吊り下げた吊り
荷を搬送する場合、吊り荷の振動を抑えるために、吊り
荷に介錯ロープを取付たり、クレーンの運転速度を制御
して滑らかに減速するようにしていた。
荷を搬送する場合、吊り荷の振動を抑えるために、吊り
荷に介錯ロープを取付たり、クレーンの運転速度を制御
して滑らかに減速するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、介錯ロー
プを使用する場合は、吊り荷の近傍に人が入る必要があ
り、また、介錯ロープが搬送中に他の部位に引っ掛かる
恐れがあり、危険である等の欠点があった。
プを使用する場合は、吊り荷の近傍に人が入る必要があ
り、また、介錯ロープが搬送中に他の部位に引っ掛かる
恐れがあり、危険である等の欠点があった。
【0004】本発明は、上記の欠点を除くようにしたも
のである。
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の吊り荷の荷ブレ
防止装置は、その上端を吊下手段のワイヤーロープ降下
口近傍において上記吊下手段に傾動自在に設けた、ワイ
ヤーロープのガイドフレームと、このガイドフレームと
上記吊下手段との間に介挿したガイドフレームの振動抑
制手段とより成ることを特徴とする。
防止装置は、その上端を吊下手段のワイヤーロープ降下
口近傍において上記吊下手段に傾動自在に設けた、ワイ
ヤーロープのガイドフレームと、このガイドフレームと
上記吊下手段との間に介挿したガイドフレームの振動抑
制手段とより成ることを特徴とする。
【0006】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置において
は、上記振動抑制手段が、その上端を上記ワイヤーロー
プ降下口より離間して上記吊下手段に傾動自在に枢支
し、下端を上記ガイドフレームの下端に傾動自在に枢支
したピストンとシリンダーより成るダンパーと、上記シ
リンダー内に充填された粘性流体とより成ることを特徴
とする。
は、上記振動抑制手段が、その上端を上記ワイヤーロー
プ降下口より離間して上記吊下手段に傾動自在に枢支
し、下端を上記ガイドフレームの下端に傾動自在に枢支
したピストンとシリンダーより成るダンパーと、上記シ
リンダー内に充填された粘性流体とより成ることを特徴
とする。
【0007】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置において
は、上記ダンパーは、複数であり、上記ガイドフレーム
を挟んで上記吊下手段の移動方向に配置されていること
を特徴とする。
は、上記ダンパーは、複数であり、上記ガイドフレーム
を挟んで上記吊下手段の移動方向に配置されていること
を特徴とする。
【0008】また、本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置に
おいては、上記ガイドフレームを挟んで、上記吊下手段
の移動方向と交叉する方向に配置された複数のダンパー
を更に有することを特徴とする。
おいては、上記ガイドフレームを挟んで、上記吊下手段
の移動方向と交叉する方向に配置された複数のダンパー
を更に有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0010】図1〜図3は本発明の吊り荷の荷ブレ防止
装置を示し、1は天井、2は上記天井1を走行するクレ
ーン又はホイスト本体、3は上記ホイスト本体2内の巻
ドラム4からシーブ5を介して降下口6より下方に垂下
するワイヤーロープ、7,7は上記ホイスト本体2の下
面に上記降下口6を挟んで移動方向に直交する方向に配
置した一対の取付金具、8はその上端が上記取付金具
7,7に枢支ピン9,9を介して傾動自在に枢支され
た、上記ワイヤーロープ3を挿通、ガイドする貫通孔1
0を有する筒状のガイドフレーム、11,11は上記ホ
イスト本体2の下面に上記降下口6を挟んで上記ホイス
ト本体2の移動方向において前,後に一定の間隔を置い
て固定した取付金具、12,12はその下端が上記ガイ
ドフレーム8の下端に枢支ピン14,14を介して傾動
自在に枢支され、上端が夫々上記取付金具11,11に
枢支ピン15,15を介して傾動自在に枢支されたピス
トンと、粘性流動体を内蔵したシリンダーとより成る2
個のダンパー、16は上記ワイヤーロープ3の下端に取
付けたフック13を介して吊り下げられた吊り荷であ
る。
装置を示し、1は天井、2は上記天井1を走行するクレ
ーン又はホイスト本体、3は上記ホイスト本体2内の巻
ドラム4からシーブ5を介して降下口6より下方に垂下
するワイヤーロープ、7,7は上記ホイスト本体2の下
面に上記降下口6を挟んで移動方向に直交する方向に配
置した一対の取付金具、8はその上端が上記取付金具
7,7に枢支ピン9,9を介して傾動自在に枢支され
た、上記ワイヤーロープ3を挿通、ガイドする貫通孔1
0を有する筒状のガイドフレーム、11,11は上記ホ
イスト本体2の下面に上記降下口6を挟んで上記ホイス
ト本体2の移動方向において前,後に一定の間隔を置い
て固定した取付金具、12,12はその下端が上記ガイ
ドフレーム8の下端に枢支ピン14,14を介して傾動
自在に枢支され、上端が夫々上記取付金具11,11に
枢支ピン15,15を介して傾動自在に枢支されたピス
トンと、粘性流動体を内蔵したシリンダーとより成る2
個のダンパー、16は上記ワイヤーロープ3の下端に取
付けたフック13を介して吊り下げられた吊り荷であ
る。
【0011】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置は上記の
ような構成であるから、図1及び図4に示すように天井
1を水平移動しているホイスト本体2を停止せしめたと
き、吊り荷16はワイヤーロープ3を介して慣性力で移
動方向に振れ、次いで図5及び図6に示すように移動方
向と反対の方向に振れ、以下振り子のように振動するよ
うになるが、このとき上記ワイヤーロープ3を挿通する
ガイドフレーム8,8の移動方向の前,後に設けられた
上記ダンパー12の一方は圧縮し、他方は伸長するよう
になるので吊り荷16の振動エネルギーが粘性流体内で
熱エネルギーに変換され、吊り荷16の振れが減少され
るようになる。
ような構成であるから、図1及び図4に示すように天井
1を水平移動しているホイスト本体2を停止せしめたと
き、吊り荷16はワイヤーロープ3を介して慣性力で移
動方向に振れ、次いで図5及び図6に示すように移動方
向と反対の方向に振れ、以下振り子のように振動するよ
うになるが、このとき上記ワイヤーロープ3を挿通する
ガイドフレーム8,8の移動方向の前,後に設けられた
上記ダンパー12の一方は圧縮し、他方は伸長するよう
になるので吊り荷16の振動エネルギーが粘性流体内で
熱エネルギーに変換され、吊り荷16の振れが減少され
るようになる。
【0012】なお、ガイドフレーム8の前又は後ろのダ
ンパー12を省略し、1本のダンパー12により吊り荷
16の振動の早期減衰、収束を図っても良い。
ンパー12を省略し、1本のダンパー12により吊り荷
16の振動の早期減衰、収束を図っても良い。
【0013】また、ダンパー12はオイルダンパーでも
ガスダンパーでも良い。
ガスダンパーでも良い。
【0014】また、上記ダンパー12を降下口6を挟ん
で移動方向において前,後に設けるとともに、更に、上
記降下口6を挟んで上記移動方向と直交する方に一定の
間隔を置いて夫々設けても良い。
で移動方向において前,後に設けるとともに、更に、上
記降下口6を挟んで上記移動方向と直交する方に一定の
間隔を置いて夫々設けても良い。
【0015】この実施例によれば、吊り荷の移動方向の
振動の早期減衰、収束に加え、上記移動方向と直交する
方向の振動の早期減衰、収束をも図ることもできる。
振動の早期減衰、収束に加え、上記移動方向と直交する
方向の振動の早期減衰、収束をも図ることもできる。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明の吊り荷の荷ブレ防
止装置によれば、荷ブレのエネルギーをダンパーで積極
的に吸収されるので、荷ブレが速やかに収束し、安全な
吊り荷の搬送作業を実現できるという大きな利益があ
る。
止装置によれば、荷ブレのエネルギーをダンパーで積極
的に吸収されるので、荷ブレが速やかに収束し、安全な
吊り荷の搬送作業を実現できるという大きな利益があ
る。
【図1】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置の説明用正面
図である。
図である。
【図2】図1に示す吊り荷の荷ブレ防止装置の一部の拡
大縦断正面図である。
大縦断正面図である。
【図3】図1及び図2に示す吊り荷の荷ブレ防止装置の
一部の拡大縦断側面図である。
一部の拡大縦断側面図である。
【図4】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置の説明用正面
図である。
図である。
【図5】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置の説明用正面
図である。
図である。
【図6】本発明の吊り荷の荷ブレ防止装置の説明用正面
図である。
図である。
【符号の説明】 1 天井 2 クレーン又はホイスト本体 3 ワイヤーロープ 4 巻ドラム 5 シーブ 6 降下口 7 取付金具 8 ガイドフレーム 9 枢支ピン 10 貫通孔 11 取付金具 12 ダンパー 13 フック 14 枢支ピン 15 枢支ピン 16 吊り荷
Claims (4)
- 【請求項1】 その上端を吊下手段のワイヤーロープ降
下口近傍において上記吊下手段に傾動自在に設けた、ワ
イヤーロープのガイドフレームと、このガイドフレーム
と上記吊下手段との間に介挿したガイドフレームの振動
抑制手段とより成ることを特徴とする吊り荷の荷ブレ防
止装置。 - 【請求項2】 上記振動抑制手段が、その上端を上記ワ
イヤーロープ降下口より離間して上記吊下手段に傾動自
在に枢支し、下端を上記ガイドフレームの下端に傾動自
在に枢支したピストンとシリンダーより成るダンパー
と、上記シリンダー内に充填された粘性流体とより成る
ことを特徴とする請求項1記載の吊り荷の荷ブレ防止装
置。 - 【請求項3】 上記ダンパーが複数であり、上記ガイド
フレームを挟んで上記吊下手段の移動方向に配置されて
いることを特徴とする請求項2記載の吊り荷の荷ブレ防
止装置。 - 【請求項4】 上記ガイドフレームを挟んで、上記吊下
手段の移動方向と交叉する方向に配置された複数のダン
パーを更に有することを特徴とする請求項3記載の吊り
荷の荷ブレ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241297A JP3000063B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 吊り荷の荷ブレ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241297A JP3000063B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 吊り荷の荷ブレ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10259663A JPH10259663A (ja) | 1998-09-29 |
JP3000063B2 true JP3000063B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13773883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8241297A Expired - Fee Related JP3000063B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 吊り荷の荷ブレ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000063B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO324569B1 (no) * | 2004-12-13 | 2007-11-26 | Norsafe As | Demperpendel for dempning av pendelbevegelse |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP8241297A patent/JP3000063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10259663A (ja) | 1998-09-29 |
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Legal Events
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