JP2999364B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- shutter
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタに関し、特
にシャッター部材を有する電気コネクタに関するもので
ある。
にシャッター部材を有する電気コネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】相手コネクタとの非結合時における防塵
を目的としてシャッター付の電気コネクタが知られてい
る。かかる種のコネクタは、例えば、特開平4−181
666に開示されているものがある。
を目的としてシャッター付の電気コネクタが知られてい
る。かかる種のコネクタは、例えば、特開平4−181
666に開示されているものがある。
【0003】この公知の電気コネクタの雄コネクタは、
相手方たる雌コネクタとの嵌合のための嵌合空間内に、
ほぼ前面位置まで延びる雄コンタクトが設けられ、この
コネクタのほぼ前面位置には窓部にて上記雄コンタクト
の貫通を許容するシャッター本体が嵌合空間奥部に向け
可動に設けられ、該シャッター本体とハウジングとの間
に圧縮状態で配されたばねにより前方に付勢されてい
る。上記シャッター本体にはその前面に窓部を塞ぐよう
にして遮蔽板が回動自在に設けられている。一方、雌コ
ネクタには雄コネクタとの結合時に、該雄コネクタのシ
ャッター本体をばねの力に抗して奥部に向け押圧する突
起部が設けられている。
相手方たる雌コネクタとの嵌合のための嵌合空間内に、
ほぼ前面位置まで延びる雄コンタクトが設けられ、この
コネクタのほぼ前面位置には窓部にて上記雄コンタクト
の貫通を許容するシャッター本体が嵌合空間奥部に向け
可動に設けられ、該シャッター本体とハウジングとの間
に圧縮状態で配されたばねにより前方に付勢されてい
る。上記シャッター本体にはその前面に窓部を塞ぐよう
にして遮蔽板が回動自在に設けられている。一方、雌コ
ネクタには雄コネクタとの結合時に、該雄コネクタのシ
ャッター本体をばねの力に抗して奥部に向け押圧する突
起部が設けられている。
【0004】かかる特開平4−181666のコネクタ
にあって、雄コネクタと雌コネクタが非結合時にある場
合には、シャッター本体はばねに付勢されてコネクタの
前面位置にあり、また、遮蔽板がシャッター本体の窓部
を塞いでいるので、雄コネクタは完全に塞がれて防塵さ
れる。
にあって、雄コネクタと雌コネクタが非結合時にある場
合には、シャッター本体はばねに付勢されてコネクタの
前面位置にあり、また、遮蔽板がシャッター本体の窓部
を塞いでいるので、雄コネクタは完全に塞がれて防塵さ
れる。
【0005】次に、両コネクタの結合時には、雄コネク
タのシャッター本体は雌コネクタの突起部に押されてば
ねの力に抗して嵌合空間の奥部に向け移動する。シャッ
ター本体が移動すると内部からコンタクトが窓部を貫通
し遮蔽板を前方に押し、これを回動して窓部が開口す
る。かくして、窓部を貫通し突出することとなったコン
タクトは相手方たる雌コネクタのコンタクトと接続され
るようになる。
タのシャッター本体は雌コネクタの突起部に押されてば
ねの力に抗して嵌合空間の奥部に向け移動する。シャッ
ター本体が移動すると内部からコンタクトが窓部を貫通
し遮蔽板を前方に押し、これを回動して窓部が開口す
る。かくして、窓部を貫通し突出することとなったコン
タクトは相手方たる雌コネクタのコンタクトと接続され
るようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の公知のコネクタ
では、遮蔽は良好になされる。しかしながら、シャッタ
ー本体、遮蔽板そしてばねが別体に設けられており、部
品点数が多くなる。したがって、組立に要する工数もそ
れだけ多くならざるを得ない。
では、遮蔽は良好になされる。しかしながら、シャッタ
ー本体、遮蔽板そしてばねが別体に設けられており、部
品点数が多くなる。したがって、組立に要する工数もそ
れだけ多くならざるを得ない。
【0007】さらには、遮蔽板はコンタクトに押されて
開くようになっており、度び重なる使用によってコンタ
クトが変形あるいは損傷して、接続不良あるいは接続不
能といった事態を招く虞れもある。
開くようになっており、度び重なる使用によってコンタ
クトが変形あるいは損傷して、接続不良あるいは接続不
能といった事態を招く虞れもある。
【0008】これに加え、コネクタの結合時に何らロッ
ク手段を有していないために、ばねの押し戻し力により
コネクタの嵌合が緩んだり抜けの虞れもある。
ク手段を有していないために、ばねの押し戻し力により
コネクタの嵌合が緩んだり抜けの虞れもある。
【0009】本発明は、従来のコネクタがかかえていた
これらの問題を解決し、一つの部材により遮蔽を可能と
し、コンタクトの損傷のないシャッター部材をもつ電気
コネクタを提供することを第一の目的とする。
これらの問題を解決し、一つの部材により遮蔽を可能と
し、コンタクトの損傷のないシャッター部材をもつ電気
コネクタを提供することを第一の目的とする。
【0010】また、コンタクト以外にスイッチ端子を有
している場合に、シャッター部材の作動により該スイッ
チ端子を開状態にできる電気コネクタを提供することを
第二の目的としている。
している場合に、シャッター部材の作動により該スイッ
チ端子を開状態にできる電気コネクタを提供することを
第二の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記第一
の目的は、互いのハウジングが嵌合して結合される雄コ
ネクタと雌コネクタとから成り、雄コネクタは接触子を
配列せる配列板部を嵌合空間内に備え、雌コネクタは嵌
合時に上記配列板部を受入孔内に受け入れて該受入孔内
の接触子が上記雄コネクタの対応接触子と接続されるよ
うになっており、該雌コネクタの嵌合面に設けられたロ
ック用の係止突起と係止し合う段部をもつロック溝が上
記雄コネクタに形成されているものにおいて、雄コネク
タは上記嵌合空間内に、該嵌合空間を塞ぐように該雄コ
ネクタのほぼ前面に位置する板状のシャッター本体と該
シャッター本体と一体形成されたばね部とを有する絶縁
材から成るシャッター部材を備え、シャッター本体は配
列板部を貫通せしめる窓部が形成され上記雌コネクタか
らの押圧力により嵌合空間の奥部に向け移動するよう支
持され、ばね部は上記嵌合空間内でシャッター本体とハ
ウジングとの間で圧縮された際に該シャッター本体を前
方に付勢するように配され、該シャッター本体には上記
ロック溝内に収められ該シャッター本体を上記前面の位
置よりも前方に移動することを阻止するストッパー爪が
一体に形成されていることとする第一の発明により達成
される。
の目的は、互いのハウジングが嵌合して結合される雄コ
ネクタと雌コネクタとから成り、雄コネクタは接触子を
配列せる配列板部を嵌合空間内に備え、雌コネクタは嵌
合時に上記配列板部を受入孔内に受け入れて該受入孔内
の接触子が上記雄コネクタの対応接触子と接続されるよ
うになっており、該雌コネクタの嵌合面に設けられたロ
ック用の係止突起と係止し合う段部をもつロック溝が上
記雄コネクタに形成されているものにおいて、雄コネク
タは上記嵌合空間内に、該嵌合空間を塞ぐように該雄コ
ネクタのほぼ前面に位置する板状のシャッター本体と該
シャッター本体と一体形成されたばね部とを有する絶縁
材から成るシャッター部材を備え、シャッター本体は配
列板部を貫通せしめる窓部が形成され上記雌コネクタか
らの押圧力により嵌合空間の奥部に向け移動するよう支
持され、ばね部は上記嵌合空間内でシャッター本体とハ
ウジングとの間で圧縮された際に該シャッター本体を前
方に付勢するように配され、該シャッター本体には上記
ロック溝内に収められ該シャッター本体を上記前面の位
置よりも前方に移動することを阻止するストッパー爪が
一体に形成されていることとする第一の発明により達成
される。
【0012】また、第二の目的は、雄コネクタは嵌合空
間内に互いに弾性接触せる一対のスイッチ端子を備え、
シャッター部材は、シャッター本体が上記嵌合空間の奥
部に向け移動した際に上記一対のスイッチ端子の間に突
入して該スイッチ端子を開状態とする介入突部を有して
いることとする第二の発明により達成される。
間内に互いに弾性接触せる一対のスイッチ端子を備え、
シャッター部材は、シャッター本体が上記嵌合空間の奥
部に向け移動した際に上記一対のスイッチ端子の間に突
入して該スイッチ端子を開状態とする介入突部を有して
いることとする第二の発明により達成される。
【0013】
【作用】第一の発明の電気コネクタにあっては、コネク
タの非結合時には、雄コネクタのシャッター部材はその
ばね部からの付勢力によりシャッター本体がコネクタの
前面位置にあり、該雄コネクタは遮蔽される。該シャッ
ター本体は、その窓部内縁と配列板部との間に、そして
外周縁とハウジングとの間に間隙を形成するが、前者の
間隙に関しては、接触子を配列板部の面から突出させな
いように配列したりあるいは配列板部の前端を若干板厚
にすることにより間隙をきわめて小さなものとすること
ができる。後者の間隙については、もともとシャッター
本体の案内を行うためであるので、これもきわめて小さ
なものとすることができる。したがって、シャッター本
体による遮蔽は上記間隙があってもほぼ完全なものとな
る。
タの非結合時には、雄コネクタのシャッター部材はその
ばね部からの付勢力によりシャッター本体がコネクタの
前面位置にあり、該雄コネクタは遮蔽される。該シャッ
ター本体は、その窓部内縁と配列板部との間に、そして
外周縁とハウジングとの間に間隙を形成するが、前者の
間隙に関しては、接触子を配列板部の面から突出させな
いように配列したりあるいは配列板部の前端を若干板厚
にすることにより間隙をきわめて小さなものとすること
ができる。後者の間隙については、もともとシャッター
本体の案内を行うためであるので、これもきわめて小さ
なものとすることができる。したがって、シャッター本
体による遮蔽は上記間隙があってもほぼ完全なものとな
る。
【0014】雌コネクタが雄コネクタに結合されると、
雌コネクタが上記雄コネクタのシャッター本体を押圧
し、そのばね部の力に抗して該シャッター本体は嵌合空
間の奥部に向け移動し、シャッター本体の窓部から前方
に突出するようになった配列板部が雌コネクタの受入孔
に入り互いの接触子が接続される。これと共に、シャッ
ター部材のストッパー爪はロック溝内を該ロック溝の前
縁位置から後縁位置まで移動し、雌コネクタの係止突起
がストッパー爪が不在となった該ロック溝の前縁に係止
し、両コネクタはロックされる。
雌コネクタが上記雄コネクタのシャッター本体を押圧
し、そのばね部の力に抗して該シャッター本体は嵌合空
間の奥部に向け移動し、シャッター本体の窓部から前方
に突出するようになった配列板部が雌コネクタの受入孔
に入り互いの接触子が接続される。これと共に、シャッ
ター部材のストッパー爪はロック溝内を該ロック溝の前
縁位置から後縁位置まで移動し、雌コネクタの係止突起
がストッパー爪が不在となった該ロック溝の前縁に係止
し、両コネクタはロックされる。
【0015】第二のコネクタにあっては、両コネクタの
結合時に、シャッター本体と一体形成された介入突部が
一対のスイッチ端子の間に突入し、これを開状態とす
る。
結合時に、シャッター本体と一体形成された介入突部が
一対のスイッチ端子の間に突入し、これを開状態とす
る。
【0016】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0017】図1において、符号10はシャッター部材
20を有する雄コネクタであり、ハウジングの上面にロ
ック溝11がコネクタの嵌合方向に長く開口して設けら
れ、相手方たる雌コネクタ30の嵌合面に設けられた係
止突起31が上記ロック溝11の前縁に係止するように
なっている。
20を有する雄コネクタであり、ハウジングの上面にロ
ック溝11がコネクタの嵌合方向に長く開口して設けら
れ、相手方たる雌コネクタ30の嵌合面に設けられた係
止突起31が上記ロック溝11の前縁に係止するように
なっている。
【0018】上記雄コネクタ10は、接触子13が配列
された配列板部14を嵌合空間12に有し、さらには該
配列板部14の両側方で上記嵌合空間12の嵌合方向中
間部位置にスイッチ端子15(図2、図4参照)を有し
ている。図2はこのスイッチ端子15とシャッター部材
20の要部を拡大して示した斜視図であり、図3は図1
においてロック溝11の位置でコネクタの嵌合方向に延
びる面での縦断面図、図4は図1において上記スイッチ
端子15の位置でコネクタの嵌合方向に延びる面での縦
断面図、そして図5は図4におけるV-V 横断面図であ
る。
された配列板部14を嵌合空間12に有し、さらには該
配列板部14の両側方で上記嵌合空間12の嵌合方向中
間部位置にスイッチ端子15(図2、図4参照)を有し
ている。図2はこのスイッチ端子15とシャッター部材
20の要部を拡大して示した斜視図であり、図3は図1
においてロック溝11の位置でコネクタの嵌合方向に延
びる面での縦断面図、図4は図1において上記スイッチ
端子15の位置でコネクタの嵌合方向に延びる面での縦
断面図、そして図5は図4におけるV-V 横断面図であ
る。
【0019】雄コネクタ10の配列板部14は、図3に
も見られるごとく、上面及び下面に接触子13を後方か
ら挿入する接触子溝14A,14Bが形成されている。
該接触子溝14A,14Bは配列板部14の前縁の手前
位置に留まっており、接触子溝14A,14B内に収ま
っている接触子13は前端は露呈せず配列板部14の前
縁にて覆われている。なお、配列板部14の上面及び下
面の接触子13は、互いに半ピッチだけずれて配列され
ている(図5参照)。
も見られるごとく、上面及び下面に接触子13を後方か
ら挿入する接触子溝14A,14Bが形成されている。
該接触子溝14A,14Bは配列板部14の前縁の手前
位置に留まっており、接触子溝14A,14B内に収ま
っている接触子13は前端は露呈せず配列板部14の前
縁にて覆われている。なお、配列板部14の上面及び下
面の接触子13は、互いに半ピッチだけずれて配列され
ている(図5参照)。
【0020】雄コネクタ10の前面位置に配設されたシ
ャッター部材20は絶縁材料から作られており、平板状
のシャッター本体21、ばね部22、ストッパー爪23
そして介入突部24を一体に有している。シャッター本
体21は、外形が雄コネクタ10のハウジングの開口と
ほぼ同一形状で、ハウジングとの間にわずかな間隙を形
成する程度の寸法となっており、中央部には窓部21A
が形成されている。該窓部21Aは、上記配列板部14
の前部を貫通せしめるに適合した形状で、該前部との間
にわずかな間隙を形成する程度の寸法となっている。
ャッター部材20は絶縁材料から作られており、平板状
のシャッター本体21、ばね部22、ストッパー爪23
そして介入突部24を一体に有している。シャッター本
体21は、外形が雄コネクタ10のハウジングの開口と
ほぼ同一形状で、ハウジングとの間にわずかな間隙を形
成する程度の寸法となっており、中央部には窓部21A
が形成されている。該窓部21Aは、上記配列板部14
の前部を貫通せしめるに適合した形状で、該前部との間
にわずかな間隙を形成する程度の寸法となっている。
【0021】上記シャッター本体21の上縁及び下縁に
はストッパー爪23が、該シャッター本体21が配列板
部14の前縁の位置にある際に、上記ロック溝11の前
縁に係止する位置に設けられている。
はストッパー爪23が、該シャッター本体21が配列板
部14の前縁の位置にある際に、上記ロック溝11の前
縁に係止する位置に設けられている。
【0022】さらに、上記シャッター本体21の背面か
らは、弯曲したばね部22が窓部21Aの上方及び下方
にて後方に延出している。該ばね部22はシャッター本
体21と同一材料で一体に形成されているが、比較的薄
く形成されていて、平面形状においてシャッター本体2
1と相俟って略「K」字状をなしている。該ばね部22
の先端は図3のごとく嵌合空間の奥部でハウジングの内
壁と若干の接圧をもって接触している。このばね部はか
かる形状に限定されず、種々変形可能であり、また、例
えばコイルばね等を一体に取り付けたものであってもよ
い。
らは、弯曲したばね部22が窓部21Aの上方及び下方
にて後方に延出している。該ばね部22はシャッター本
体21と同一材料で一体に形成されているが、比較的薄
く形成されていて、平面形状においてシャッター本体2
1と相俟って略「K」字状をなしている。該ばね部22
の先端は図3のごとく嵌合空間の奥部でハウジングの内
壁と若干の接圧をもって接触している。このばね部はか
かる形状に限定されず、種々変形可能であり、また、例
えばコイルばね等を一体に取り付けたものであってもよ
い。
【0023】雄コネクタ10の嵌合空間12内で配列板
部14の両側方に設けられているスイッチ端子15は、
図2及び図4に見られるように、一方(図では下方)の
端子の接点部にエンボス加工された突部15Aを有し、
ここに他方(図では上方)の端子が接触している。両端
子は接点部たる突部15Aの位置より前方に向け互いに
間隔をもって開いている。上記突部15Aは図2及び図
5にも見られるように端子の幅方向の中央部に形成され
ている。
部14の両側方に設けられているスイッチ端子15は、
図2及び図4に見られるように、一方(図では下方)の
端子の接点部にエンボス加工された突部15Aを有し、
ここに他方(図では上方)の端子が接触している。両端
子は接点部たる突部15Aの位置より前方に向け互いに
間隔をもって開いている。上記突部15Aは図2及び図
5にも見られるように端子の幅方向の中央部に形成され
ている。
【0024】シャッター部材20に一体形成されている
介入突部24はコネクタの幅方向において上記スイッチ
端子15に対応する位置にあり、先端に向けU字状溝2
4Aが形成されている。該U字状溝24Aは上記スイッ
チ端子15の突部15Aを受け入れるためのものであ
る。
介入突部24はコネクタの幅方向において上記スイッチ
端子15に対応する位置にあり、先端に向けU字状溝2
4Aが形成されている。該U字状溝24Aは上記スイッ
チ端子15の突部15Aを受け入れるためのものであ
る。
【0025】かかるシャッター部材20は、そのシャッ
ター本体21が相手方雌コネクタ30の嵌合深さに相当
する距離だけ、上記ばね部22の力に抗して嵌合空間1
2の奥部に向け移動可能となっている。上記ストッパー
爪23が係止しているロック溝11は、ストッパー爪2
3が該ロック溝11の前縁での係止位置から上記距離だ
け移動できる長さに形成されている。また、上記介入突
部24は上記シャッター本体21が上記距離だけ移動し
た際に、U字状溝24Aに上記スイッチ端子15の突部
15Aを受け入れながら一対のスイッチ端子の間に進入
しこれを上下に押し拡げる位置まで達するようにその長
さが設定されている。
ター本体21が相手方雌コネクタ30の嵌合深さに相当
する距離だけ、上記ばね部22の力に抗して嵌合空間1
2の奥部に向け移動可能となっている。上記ストッパー
爪23が係止しているロック溝11は、ストッパー爪2
3が該ロック溝11の前縁での係止位置から上記距離だ
け移動できる長さに形成されている。また、上記介入突
部24は上記シャッター本体21が上記距離だけ移動し
た際に、U字状溝24Aに上記スイッチ端子15の突部
15Aを受け入れながら一対のスイッチ端子の間に進入
しこれを上下に押し拡げる位置まで達するようにその長
さが設定されている。
【0026】雌コネクタ30は上記雄コネクタ10の配
列板部14を受け入れる受入孔32が形成され、該受入
孔32の上下内面に接触子33が配列されている。該雌
コネクタ30の雄コネクタ10との嵌合面には、上記ロ
ック溝11に係止する係止突起31が設けられている。
列板部14を受け入れる受入孔32が形成され、該受入
孔32の上下内面に接触子33が配列されている。該雌
コネクタ30の雄コネクタ10との嵌合面には、上記ロ
ック溝11に係止する係止突起31が設けられている。
【0027】かかる構成の本発明の電気コネクタにあっ
ては、次の要領で使用される。
ては、次の要領で使用される。
【0028】先ず、雌コネクタ30が結合されないとき
には、雄コネクタ10内のシャッター部材20はシャッ
ター本体21とハウジングとの間に配されたばね部22
の付勢力により、シャッター本体21が前方に押され
る。シャッター本体21にはストッパー爪23が設けら
れていて該ストッパー爪23がコネクタのロック溝11
の前縁に係止し、その結果、シャッター本体21は配列
板部14の前縁の位置に保たれる。かくして、雄コネク
タ10の嵌合空間12は、シャッター本体21と該シャ
ッター本体21の窓部21Aに対してきわめて狭い隙間
を形成するように位置する配列板部14の前縁と相俟っ
てほぼ完全に遮蔽される。
には、雄コネクタ10内のシャッター部材20はシャッ
ター本体21とハウジングとの間に配されたばね部22
の付勢力により、シャッター本体21が前方に押され
る。シャッター本体21にはストッパー爪23が設けら
れていて該ストッパー爪23がコネクタのロック溝11
の前縁に係止し、その結果、シャッター本体21は配列
板部14の前縁の位置に保たれる。かくして、雄コネク
タ10の嵌合空間12は、シャッター本体21と該シャ
ッター本体21の窓部21Aに対してきわめて狭い隙間
を形成するように位置する配列板部14の前縁と相俟っ
てほぼ完全に遮蔽される。
【0029】次に、雌コネクタ30を雄コネクタ10に
結合させる。図6に見られるように、雌コネクタ30の
前面が雄コネクタ10のシャッター部材20のシャッタ
ー本体21をそのばね部22の力に抗して嵌合空間の奥
部に向けて押し込み、該シャッター本体21の窓部21
Aから突出してくる配列板部14が雌コネクタ30の受
入孔32内に進入する。この進入が所定距離だけ進む
と、両コネクタの接触子13,33が互いに接触して電
気的に接続されると共に、シャッター本体21のストッ
パー爪23が移動して該ストッパー爪23が存在しなく
なったロック溝11の前縁部分に雌コネクタ30の係止
突起31が係止し、さらには、シャッター本体21から
突出せる介入突部24が一対のスイッチ端子15間に突
入してこれを開放するようになる。かくして、両コネク
タ10,30は、上記ロック溝11、係止突起31のロ
ック作用により、接触子13,33同士が接続された状
態で保持される。
結合させる。図6に見られるように、雌コネクタ30の
前面が雄コネクタ10のシャッター部材20のシャッタ
ー本体21をそのばね部22の力に抗して嵌合空間の奥
部に向けて押し込み、該シャッター本体21の窓部21
Aから突出してくる配列板部14が雌コネクタ30の受
入孔32内に進入する。この進入が所定距離だけ進む
と、両コネクタの接触子13,33が互いに接触して電
気的に接続されると共に、シャッター本体21のストッ
パー爪23が移動して該ストッパー爪23が存在しなく
なったロック溝11の前縁部分に雌コネクタ30の係止
突起31が係止し、さらには、シャッター本体21から
突出せる介入突部24が一対のスイッチ端子15間に突
入してこれを開放するようになる。かくして、両コネク
タ10,30は、上記ロック溝11、係止突起31のロ
ック作用により、接触子13,33同士が接続された状
態で保持される。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によればシャッタ
ー部材はシャッター本体とこれに関連する部分が一体に
形成されているので、安価に製造できコネクタへの組込
みもきわめて簡単になる。さらには、相手コネクタとの
ロックのためのロック溝を利用してコネクタの非結合時
におけるシャッター部材の位置決めができ、その構造が
簡単となる。
ー部材はシャッター本体とこれに関連する部分が一体に
形成されているので、安価に製造できコネクタへの組込
みもきわめて簡単になる。さらには、相手コネクタとの
ロックのためのロック溝を利用してコネクタの非結合時
におけるシャッター部材の位置決めができ、その構造が
簡単となる。
【0031】また、かかる構造のシャッター部材に介入
突部をも一体に設けるならば、ただ一つの部材によりス
イッチ端子の開閉も行うことができ、簡単な構造のもと
に多機能をもたせることができるようになり便宜であ
る。
突部をも一体に設けるならば、ただ一つの部材によりス
イッチ端子の開閉も行うことができ、簡単な構造のもと
に多機能をもたせることができるようになり便宜であ
る。
【図1】本発明の電気コネクタのシャッター部材を分離
した状態で示す斜視図である。
した状態で示す斜視図である。
【図2】図1のシャッター部材とスイッチ端子とを示す
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図3】図1のコネクタのロック溝の位置で嵌合方向に
延びる面での縦断面図である。
延びる面での縦断面図である。
【図4】図1のコネクタのスイッチ端子の位置で嵌合方
向に延びる面での縦断面図である。
向に延びる面での縦断面図である。
【図5】図4におけるV-V 横断面図である。
【図6】相手コネクタとの結合時での図5に相当する横
断面図である。
断面図である。
10 雄コネクタ 11 ロック溝 12 嵌合空間 13 接触子 14 配列板部 15 スイッチ端子 20 シャッター部材 21 シャッター本体 21A 窓部 22 ばね部 23 ストッパー爪 24 介入突部 30 雌コネクタ 31 係止突起 32 受入孔 33 接触子
Claims (2)
- 【請求項1】 互いのハウジングが嵌合して結合される
雄コネクタと雌コネクタとから成り、雄コネクタは接触
子を配列せる配列板部を嵌合空間内に備え、雌コネクタ
は嵌合時に上記配列板部を受入孔内に受け入れて該受入
孔内の接触子が上記雄コネクタの対応接触子と接続され
るようになっており、該雌コネクタの嵌合面に設けられ
たロック用の係止突起と係止し合う段部をもつロック溝
が上記雄コネクタに形成されているものにおいて、雄コ
ネクタは上記嵌合空間内に、該嵌合空間を塞ぐように該
雄コネクタのほぼ前面に位置する板状のシャッター本体
と該シャッター本体と一体形成されたばね部とを有する
絶縁材から成るシャッター部材を備え、シャッター本体
は配列板部を貫通せしめる窓部が形成され上記雌コネク
タからの押圧力により嵌合空間の奥部に向け移動するよ
う支持され、ばね部は上記嵌合空間内でシャッター本体
とハウジングとの間で圧縮された際に該シャッター本体
を前方に付勢するように配され、該シャッター本体には
上記ロック溝内に収められ該シャッター本体を上記前面
の位置よりも前方に移動することを阻止するストッパー
爪が一体に形成されていることを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項2】 雄コネクタは嵌合空間内に互いに弾性接
触せる一対のスイッチ端子を備え、シャッター部材は、
シャッター本体が上記嵌合空間の奥部に向け移動した際
に上記一対のスイッチ端子の間に突入して該スイッチ端
子を開状態とする介入突部を有していることとする請求
項1に記載の電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9389094A JP2999364B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9389094A JP2999364B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07282895A JPH07282895A (ja) | 1995-10-27 |
JP2999364B2 true JP2999364B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=14095081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9389094A Expired - Lifetime JP2999364B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999364B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2819248B1 (en) * | 2013-06-28 | 2018-01-10 | Delphi Technologies, Inc. | Electrical connector with integrated moveable terminal stabilizer |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10340753A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-22 | Hosiden Corp | カバー付コネクタ |
US7300292B2 (en) * | 2001-07-13 | 2007-11-27 | Hosiden Corporation | Jack type connector with a shutter, and plug type connector |
KR20080009420A (ko) * | 2006-07-24 | 2008-01-29 | 현대자동차주식회사 | 조인트 커넥터 |
JP6458668B2 (ja) * | 2015-07-06 | 2019-01-30 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社 | 情報処理装置及び雄コネクタの防水キャップ |
US11203310B2 (en) | 2019-12-20 | 2021-12-21 | Aptiv Technologies Limited | Electrical terminal stabilizer |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP9389094A patent/JP2999364B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2819248B1 (en) * | 2013-06-28 | 2018-01-10 | Delphi Technologies, Inc. | Electrical connector with integrated moveable terminal stabilizer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07282895A (ja) | 1995-10-27 |
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