JP2991446B2 - 電子銃部品及びその製造方法 - Google Patents
電子銃部品及びその製造方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/18—Assembling together the component parts of electrode systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は少なくとも2つの電極を含み、各電極が電子
ビームを通過させるための少なくとも1つの開口をもつ
電子銃部品の製造方法であって、前記少なくとも2つの
電極がジグ内に積み重ねられ、前記少なくとも2つの電
極が相互接続され、前記少なくとも2つの電極が電極位
置決め手段を有し、前記ジグが前記電極位置決め手段に
対応するジグ位置決め手段を有してなる電子銃部品の製
造方法に関する。
ビームを通過させるための少なくとも1つの開口をもつ
電子銃部品の製造方法であって、前記少なくとも2つの
電極がジグ内に積み重ねられ、前記少なくとも2つの電
極が相互接続され、前記少なくとも2つの電極が電極位
置決め手段を有し、前記ジグが前記電極位置決め手段に
対応するジグ位置決め手段を有してなる電子銃部品の製
造方法に関する。
(背景技術) 電子銃は特にカラー表示装置、投写表示装置及びデー
タ表示装置用の表示管に使用される。
タ表示装置用の表示管に使用される。
本文冒頭に記載した如き方法は1981年7月28日発行の
日本特許抄録5巻117号(E−67)、(78)中の日本特
許出願JP−A56−54739の英語の抜粋から既知である。前
記出願にはインライン電子銃の製造方法が記載されてい
る。その場合、電極は1つの中心開口と2つの外側開口
をもつ。ジグは電極を積み重ねるピンと、2つの固定ジ
ヨーと2つの可動ジヨーを含み、前記ピンは中心開口を
貫通する。前記ジヨーは電極を位置決めするため位置決
め手段及びピンと協働する。各電極はインライン平面の
各側に突出部を有し、前記突出部は前記平面から延びで
る。
日本特許抄録5巻117号(E−67)、(78)中の日本特
許出願JP−A56−54739の英語の抜粋から既知である。前
記出願にはインライン電子銃の製造方法が記載されてい
る。その場合、電極は1つの中心開口と2つの外側開口
をもつ。ジグは電極を積み重ねるピンと、2つの固定ジ
ヨーと2つの可動ジヨーを含み、前記ピンは中心開口を
貫通する。前記ジヨーは電極を位置決めするため位置決
め手段及びピンと協働する。各電極はインライン平面の
各側に突出部を有し、前記突出部は前記平面から延びで
る。
電子銃の電極をジグ内に置いた後、電極は相互接続さ
れ、通常、この接続は流動温度に加熱されたセラミック
ガラスの棒を突出部に加圧して行われ、前記棒は冷却後
電極を相互接続する。
れ、通常、この接続は流動温度に加熱されたセラミック
ガラスの棒を突出部に加圧して行われ、前記棒は冷却後
電極を相互接続する。
中心開口の縁が傷付けられ、そのため電子銃の故障が
起こり、また電極が時にはピンに固着して電子銃部品を
ピンから取り除くのが困難になることが知られている。
起こり、また電極が時にはピンに固着して電子銃部品を
ピンから取り除くのが困難になることが知られている。
本発明の目的は上記問題点を解消する方法を提供する
ことにある。
ことにある。
上記目的を達成するため、本文冒頭記載の方法は少な
くとも2つの電極が前記開口の何れもピンを通されない
で或る隙間をもってジグ内に積み重ねられ、その後前記
少なくとも2つの電極が相互接続され、前記少なくとも
2つの電極の接続中にその電極が熱的に膨張し、それに
よって協働する電極とジグの位置決め手段により前記少
なくとも2つの電極の位置が決定される点に特徴を有す
る。
くとも2つの電極が前記開口の何れもピンを通されない
で或る隙間をもってジグ内に積み重ねられ、その後前記
少なくとも2つの電極が相互接続され、前記少なくとも
2つの電極の接続中にその電極が熱的に膨張し、それに
よって協働する電極とジグの位置決め手段により前記少
なくとも2つの電極の位置が決定される点に特徴を有す
る。
本発明によれば、どの開口にもピンが突き通されない
ので、どの開口もピンにより傷付けられず、或いはピン
が固着することがない。
ので、どの開口もピンにより傷付けられず、或いはピン
が固着することがない。
本発明の方法は電子ビームを発生する電子銃の部品を
製造するために使用できる。この電子銃は例えば、単色
表示管又は投写表示管に適する。本発明方法は作動中数
個の、例えば、3つの電子ビームを発生する電子銃の部
品の製造にも使用することができる。かかる電子銃の例
はいわゆるデルタ電子銃及びインライン電子銃である。
製造するために使用できる。この電子銃は例えば、単色
表示管又は投写表示管に適する。本発明方法は作動中数
個の、例えば、3つの電子ビームを発生する電子銃の部
品の製造にも使用することができる。かかる電子銃の例
はいわゆるデルタ電子銃及びインライン電子銃である。
本発明方法によれば、少なくとも2つの電極は熱を供
給する間に相互接続され、この場合、前記少なくとも2
つの電極は或る隙間をもってジグ内に積み重ねられて、
前記少なくとも2つの電極を相互接続する間に電極位置
決め手段とジグ位置決め手段が互いに協働する。
給する間に相互接続され、この場合、前記少なくとも2
つの電極は或る隙間をもってジグ内に積み重ねられて、
前記少なくとも2つの電極を相互接続する間に電極位置
決め手段とジグ位置決め手段が互いに協働する。
本発明方法では、電極は“冷”状態にあるとき、ジグ
内に隙間をもたせて積み重ねる。相互接続する間、電極
の温度が上昇する。前記接続は例えば、接続部材例え
ば、熱により軟化できるガラス棒又ははんだ継手を取付
けることによって行う。前記隙間は電極が加熱されると
きに少なくとも実質上消滅するように選択する。
内に隙間をもたせて積み重ねる。相互接続する間、電極
の温度が上昇する。前記接続は例えば、接続部材例え
ば、熱により軟化できるガラス棒又ははんだ継手を取付
けることによって行う。前記隙間は電極が加熱されると
きに少なくとも実質上消滅するように選択する。
その結果、“冷”状態で電極位置決め手段とジグ位置
決め手段は互に当接しない。“高温”状態では電極位置
決め手段をもつ電極は少なくとも実質上ジグの位置決め
手段に当接する。
決め手段は互に当接しない。“高温”状態では電極位置
決め手段をもつ電極は少なくとも実質上ジグの位置決め
手段に当接する。
既知の方法では、電極は“冷”状態にあるとき、可動
ジヨーと固定ジヨーの間にかつ中心ピン上に締め付けら
れる。電極は接続部材により加熱されると膨張する。幾
つかのジヨーは動くことができ、接続部材が取付けられ
るとき力が電極に加えられるので、中心開口は変位し、
及び/又は電極の位置決め精度が不安定となり、又は後
述する如く、電極がピンに固着する。
ジヨーと固定ジヨーの間にかつ中心ピン上に締め付けら
れる。電極は接続部材により加熱されると膨張する。幾
つかのジヨーは動くことができ、接続部材が取付けられ
るとき力が電極に加えられるので、中心開口は変位し、
及び/又は電極の位置決め精度が不安定となり、又は後
述する如く、電極がピンに固着する。
好適には、少なくとも2つの電極が電極位置決め手段
により位置決めされ、前記位置決め手段は少なくとも実
質的にすべての開口の図心を含む多角形の頂点又は辺に
配置する。
により位置決めされ、前記位置決め手段は少なくとも実
質的にすべての開口の図心を含む多角形の頂点又は辺に
配置する。
電極位置決め手段が少なくとも実質的にすべての開口
の図心を含む多角形の頂点又は辺に配置されると、電極
は高い精度で位置決めできる。電極を位置決めする精度
に関しては、細い中心ピン、即ち、ほぼ1mm又はそれ以
下の断面をもつピンは電極の位置を決定せずに、電極中
の開口に追随することが事実上分かっている。その結
果、本方法は、少なくとも2つの電極中の少なくとも中
心開口が1mm又はそれ以下の直径をもつ場合には非常に
有効に使用できる。
の図心を含む多角形の頂点又は辺に配置されると、電極
は高い精度で位置決めできる。電極を位置決めする精度
に関しては、細い中心ピン、即ち、ほぼ1mm又はそれ以
下の断面をもつピンは電極の位置を決定せずに、電極中
の開口に追随することが事実上分かっている。その結
果、本方法は、少なくとも2つの電極中の少なくとも中
心開口が1mm又はそれ以下の直径をもつ場合には非常に
有効に使用できる。
好適には、少なくとも2つの電極は陰極の最も近くに
置くことができる電極とする。一般に、これらの電極は
最小の開口をもつ。従って、開口又はピンが傷付く機会
が大きくなる。
置くことができる電極とする。一般に、これらの電極は
最小の開口をもつ。従って、開口又はピンが傷付く機会
が大きくなる。
本発明によれば、複数の連続した電極のすべての開口
はピンが通されないで配列される。この場合1つのジグ
を多くの電子銃の構成に使用することができ、電子銃が
ピンに固着する機会が無くなる。
はピンが通されないで配列される。この場合1つのジグ
を多くの電子銃の構成に使用することができ、電子銃が
ピンに固着する機会が無くなる。
好適には、電極の位置は電子銃がジグ中にある間に検
査される。
査される。
このようにすれば時間が節約でき、基準以下の電子銃
が製造ラインに存続するのを防止できる。
が製造ラインに存続するのを防止できる。
他の実施例は電極をスペーサにより離間させられる点
に特徴を有する。
に特徴を有する。
好適には、少なくとも1つの電極が少なくとも1つの
電気接続部を備えると共に、電子銃がジグ中に置かれ
る。このことによって時間が節約できる。
電気接続部を備えると共に、電子銃がジグ中に置かれ
る。このことによって時間が節約できる。
また、本発明は本発明により製造した電子銃部品に関
する。この部品は例えば複合電極又は電極の組立体又は
電子銃全体とすることができる。
する。この部品は例えば複合電極又は電極の組立体又は
電子銃全体とすることができる。
更に、本発明は各々が少なくとも1つの開口と電極位
置決め手段をもつ少なくとも2つの電極を含む電子銃部
品に関する。
置決め手段をもつ少なくとも2つの電極を含む電子銃部
品に関する。
本発明によれば、この部品は少なくとも2つの電極の
うちの少なくとも1つの電極は円筒形部分に定着される
板状部分を含み、前記板状部分は少なくとも1つの開口
と少なくとも実質上1平面内に延在する電極位置決め手
段を含み、前記電極位置決め手段は少なくとも実質上多
角形の頂点又は辺に位置し、前記多角形は板状部分中の
開口の図心を含む点に特徴を有する。
うちの少なくとも1つの電極は円筒形部分に定着される
板状部分を含み、前記板状部分は少なくとも1つの開口
と少なくとも実質上1平面内に延在する電極位置決め手
段を含み、前記電極位置決め手段は少なくとも実質上多
角形の頂点又は辺に位置し、前記多角形は板状部分中の
開口の図心を含む点に特徴を有する。
かかる部品は上記方法に有利に使用できる。少なくと
も1つの開口の位置は、開口と電極位置決め手段が異な
った平面内に延在しているときよりは、開口(又は複数
の開口)と電極位置決め手段が少なくとも実質上1つの
平面内で延在している時に一層正確に決定される。
も1つの開口の位置は、開口と電極位置決め手段が異な
った平面内に延在しているときよりは、開口(又は複数
の開口)と電極位置決め手段が少なくとも実質上1つの
平面内で延在している時に一層正確に決定される。
電極位置決め手段と少なくとも1つの開口を電極の板
状部分に形成することによって高い精度を簡単な手法で
得ることができる。
状部分に形成することによって高い精度を簡単な手法で
得ることができる。
本発明の1実施例では、少なくとも2つの電極のうち
の1つの電極は円筒形部分の各側に1つづつとして2つ
の板状部分を含む。
の1つの電極は円筒形部分の各側に1つづつとして2つ
の板状部分を含む。
上記電子銃部品は例えば、複合電極、電極の組立体又
は電子銃全体とすることができる。
は電子銃全体とすることができる。
本発明はまた本発明による電子銃を含む陰極線管にも
関連するものである。
関連するものである。
以下本発明を図示の実施例につき説明する。
(実施例) 第1図は本発明により作った電子銃をもつ陰極線管の
断面図である。表示窓2、コーン3及びネック4をもつ
ガラス包囲体1内でインライン電子銃5を前記ネック4
内に配置する。電子銃は3つの電子ビーム6、7、8を
発生し、前記ビームの軸線は図面の平面内にある。非偏
向状態では中心電子ビーム7の軸線は管軸線9と一致す
る。表示窓2は内面に多数のリン素子のトリアドを備え
る。前記素子は例えば、ライン又はドットからなる。本
例では陰極線管はリニア素子を含む。各トリアドは緑色
発光するリンを含むラインと、青色発光するリンを含む
ラインと、赤色発光するリンを含むラインからなる。前
記リンラインは図面の平面と直角に延びる。表示スクリ
ーンの正面にシャドウマスク11を置き、シャドウマスク
には電子ビーム6、7、8が通過する多数の細長開口12
を形成する。1平面即ち、インライン平面内にある3つ
の電子ビームは偏向コイル系13により偏向させられる。
断面図である。表示窓2、コーン3及びネック4をもつ
ガラス包囲体1内でインライン電子銃5を前記ネック4
内に配置する。電子銃は3つの電子ビーム6、7、8を
発生し、前記ビームの軸線は図面の平面内にある。非偏
向状態では中心電子ビーム7の軸線は管軸線9と一致す
る。表示窓2は内面に多数のリン素子のトリアドを備え
る。前記素子は例えば、ライン又はドットからなる。本
例では陰極線管はリニア素子を含む。各トリアドは緑色
発光するリンを含むラインと、青色発光するリンを含む
ラインと、赤色発光するリンを含むラインからなる。前
記リンラインは図面の平面と直角に延びる。表示スクリ
ーンの正面にシャドウマスク11を置き、シャドウマスク
には電子ビーム6、7、8が通過する多数の細長開口12
を形成する。1平面即ち、インライン平面内にある3つ
の電子ビームは偏向コイル系13により偏向させられる。
第2図はインライン電子銃の部分断面図である。イン
ライン電子銃はカップ形電極20と共通のプレート形スク
リーングリッド24を含み、前記電極には3つの陰極21、
22、23を配置する。3つの電子ビームは共通の電極系25
(G3)と26(G4)により焦点合わせされる。電極系25は
2つのカップ形部分、即ち第一の電極27と、第二の電極
28を含み、前記部分の開放端部は互いに向き合う。主レ
ンズは第一電極系25と第二電極系26の間に形成され、普
通の形式、例えば、多角形のものとする。
ライン電子銃はカップ形電極20と共通のプレート形スク
リーングリッド24を含み、前記電極には3つの陰極21、
22、23を配置する。3つの電子ビームは共通の電極系25
(G3)と26(G4)により焦点合わせされる。電極系25は
2つのカップ形部分、即ち第一の電極27と、第二の電極
28を含み、前記部分の開放端部は互いに向き合う。主レ
ンズは第一電極系25と第二電極系26の間に形成され、普
通の形式、例えば、多角形のものとする。
電極系26はカップ形部分29と心出しスリーブ30を含
み、スリーブの底にある開口31を電子ビームが通過す
る。電極系25のもつ外縁32は電極系26に向かって延び、
電極系26のもつ外縁33は電極系25に向かって延びる。開
口38、39、40は窪み部分34に作られ、前記窪み部分は電
子ビーム6、7、8の軸線35、36、37を横切って延び
る。開口42、43、44は窪み部分41に作られ、この部分は
ほぼ中心電子ビームの軸線36を横切って延びる。窪み部
分34、41は夫々カップ形部分28、29と一体をなす。
み、スリーブの底にある開口31を電子ビームが通過す
る。電極系25のもつ外縁32は電極系26に向かって延び、
電極系26のもつ外縁33は電極系25に向かって延びる。開
口38、39、40は窪み部分34に作られ、前記窪み部分は電
子ビーム6、7、8の軸線35、36、37を横切って延び
る。開口42、43、44は窪み部分41に作られ、この部分は
ほぼ中心電子ビームの軸線36を横切って延びる。窪み部
分34、41は夫々カップ形部分28、29と一体をなす。
第一電極系では、非点素子が補助電極GASTにより形成
される。この補助電極は細長開口45、46、47をもつ平板
として主レンズから或る距離を置いて別個に設けられ
る。前記開口は例えば、矩形、長円形又は菱形とする。
される。この補助電極は細長開口45、46、47をもつ平板
として主レンズから或る距離を置いて別個に設けられ
る。前記開口は例えば、矩形、長円形又は菱形とする。
補助電極は電極27に接続され、一定電圧Vfocを供給す
る手段を含み、G3は又、制御電圧Vfoc+Vcを電極28へ供
給する手段を含む。電極がお互いに対して正確に位置す
ること及び開口の縁が傷付けられないことは極めて重要
である。そうでなければ電極間の電界が影響を受けるこ
とになる。
る手段を含み、G3は又、制御電圧Vfoc+Vcを電極28へ供
給する手段を含む。電極がお互いに対して正確に位置す
ること及び開口の縁が傷付けられないことは極めて重要
である。そうでなければ電極間の電界が影響を受けるこ
とになる。
電極中のすべての開口が一線上に整列しいるのではな
い。即ち、1つの電子ビームに属しているすべての開口
が一線上にあるのではない。この場合、1つの外側にあ
る開口31は開口44と整列しておらず、他の外側の開口31
は開口42と整列していない。また或る開口は四角か又は
長円形である。例えば、開口45、46、47は丸くなく、上
記の如く細長い。従来、電子銃組立体では、種々の電極
がピン上に螺着されていた。第2図に示す如き電子銃は
極めて複雑な形状をもつピンを必要とした。
い。即ち、1つの電子ビームに属しているすべての開口
が一線上にあるのではない。この場合、1つの外側にあ
る開口31は開口44と整列しておらず、他の外側の開口31
は開口42と整列していない。また或る開口は四角か又は
長円形である。例えば、開口45、46、47は丸くなく、上
記の如く細長い。従来、電子銃組立体では、種々の電極
がピン上に螺着されていた。第2図に示す如き電子銃は
極めて複雑な形状をもつピンを必要とした。
第3図は日本特許出願第56−54739号から既知の電極5
0の上面図である。前記電極は3つの開口51、52、53を
もつ。更に、前記電極50は2つの突出部54、55と、位置
決め面56をもつ。
0の上面図である。前記電極は3つの開口51、52、53を
もつ。更に、前記電極50は2つの突出部54、55と、位置
決め面56をもつ。
第4A図は電極50を従来技術により位置決めする方法を
示す上面図である。複数の電極50をピン60上に重ねる。
位置決め面56は4つのジヨー部材61、62、63、64と協働
する。2つのジヨー部材62、63は固定し、2つのジヨー
部材61、64は可動とする。こうして電極を締め付け可能
とする。次いで、複数の電極を相互接続する。この接続
は通常、流動温度まで加熱されたセラミックガラスの少
数の棒65、66(接続部材)を突出部54、55に加圧して行
う。前記棒が冷えた後、複数の電極はガラス棒により相
互接続される。
示す上面図である。複数の電極50をピン60上に重ねる。
位置決め面56は4つのジヨー部材61、62、63、64と協働
する。2つのジヨー部材62、63は固定し、2つのジヨー
部材61、64は可動とする。こうして電極を締め付け可能
とする。次いで、複数の電極を相互接続する。この接続
は通常、流動温度まで加熱されたセラミックガラスの少
数の棒65、66(接続部材)を突出部54、55に加圧して行
う。前記棒が冷えた後、複数の電極はガラス棒により相
互接続される。
第4B図は電極50を位置決めする方法を詳細に示す。ジ
ヨー部材61、64は可動であり、電極に力Fを加えて、電
極をジヨー部材63、62に押し当る。然し乍ら、中心ピン
が中心開口51の縁を傷つけるか又は電極が中心ピン上に
締め付けられる可能性があることが分かった。本発明の
目的は上記問題点を解消する方法を提供することにあ
る。上記目的を達成するために、本発明方法は電極を位
置決めするために使用する中心ピンを持たず、電極上の
又は電極にある位置決め手段とジグ上の又はジグにある
位置決め手段のみによって電極を位置決めする点に特徴
を有する。
ヨー部材61、64は可動であり、電極に力Fを加えて、電
極をジヨー部材63、62に押し当る。然し乍ら、中心ピン
が中心開口51の縁を傷つけるか又は電極が中心ピン上に
締め付けられる可能性があることが分かった。本発明の
目的は上記問題点を解消する方法を提供することにあ
る。上記目的を達成するために、本発明方法は電極を位
置決めするために使用する中心ピンを持たず、電極上の
又は電極にある位置決め手段とジグ上の又はジグにある
位置決め手段のみによって電極を位置決めする点に特徴
を有する。
既知の方法では、特に、電極に熱を加える仕方で電極
を相互接続する場合、例えば、加熱ガラス棒又ははんだ
継手によって電極を相互接続する場合には問題が生じ
る。第5図は問題の生じる理由を示す。中心ピン60とジ
ヨー63、62は固定しているので、温度上昇のために膨張
した電極は回転する。従って、開口位置が変化するため
に問題が生じることが分かる。電極回転のもう1つの結
果として、ピンが開口の縁を傷つける。ジヨー63、64を
固定し、ジヨー61、62を可動状に配置して電極の傾斜を
防止することができる。然し乍ら、この場合電極が加熱
されると、他の問題が生じる。即ち、電極は膨張する
が、ジヨー63、64と中心ピン60間の距離は変化しない。
そのため、電極は変形するか、ピンがわきへ押される。
ピンが細い場合にはこの傾向が大きい。この場合開口の
位置が変わり、中心開口がピンによって傷つけられる。
電極を位置決めする精度に従って、ピンが細い場合、即
ち、1mm又はそれ以下の断面をもつ極めて小さい開口を
もつ電極では、ピンは電極の位置を決定できず、電極の
開口に追随して曲がる。かかる電極の場合、電極を位置
決めする精度は開口を電極に形成する精度によって決ま
る。
を相互接続する場合、例えば、加熱ガラス棒又ははんだ
継手によって電極を相互接続する場合には問題が生じ
る。第5図は問題の生じる理由を示す。中心ピン60とジ
ヨー63、62は固定しているので、温度上昇のために膨張
した電極は回転する。従って、開口位置が変化するため
に問題が生じることが分かる。電極回転のもう1つの結
果として、ピンが開口の縁を傷つける。ジヨー63、64を
固定し、ジヨー61、62を可動状に配置して電極の傾斜を
防止することができる。然し乍ら、この場合電極が加熱
されると、他の問題が生じる。即ち、電極は膨張する
が、ジヨー63、64と中心ピン60間の距離は変化しない。
そのため、電極は変形するか、ピンがわきへ押される。
ピンが細い場合にはこの傾向が大きい。この場合開口の
位置が変わり、中心開口がピンによって傷つけられる。
電極を位置決めする精度に従って、ピンが細い場合、即
ち、1mm又はそれ以下の断面をもつ極めて小さい開口を
もつ電極では、ピンは電極の位置を決定できず、電極の
開口に追随して曲がる。かかる電極の場合、電極を位置
決めする精度は開口を電極に形成する精度によって決ま
る。
本発明方法では、電極位置決め手段とジグ位置決め手
段は相互接続中にのみ協働する。
段は相互接続中にのみ協働する。
本発明方法では、複数の電極は、“冷”状態にあると
きに、隙間をもたせてジグ内に積み重ねる。熱で軟化で
きる接続部材を設ける間、電極温度が上昇する。前記部
材は例えば、ガラス棒又ははんだ継手とする。前記隙間
は電極が加熱されるとき消滅するように選択する。
きに、隙間をもたせてジグ内に積み重ねる。熱で軟化で
きる接続部材を設ける間、電極温度が上昇する。前記部
材は例えば、ガラス棒又ははんだ継手とする。前記隙間
は電極が加熱されるとき消滅するように選択する。
この結果、電極位置決め手段とジグ位置決め手段は
“冷”状態では互に衝合しない。“高温”状態では、電
極と電極位置決め手段は少なくとも実質的にジグ位置決
め手段に衝合する。
“冷”状態では互に衝合しない。“高温”状態では、電
極と電極位置決め手段は少なくとも実質的にジグ位置決
め手段に衝合する。
第6A、6B図は本発明方法により製造したインライン電
子銃部品に使用できる電極70の上面図である。電極70は
開口71、72、73を含む。他の電極の開口は数字74、75、
76で示す。これらの図から明らかなように、開口73〜76
はすべてが一線に整列していない。電極70は外縁に突出
部77をもち、この突出部により位置決め面(電極位置決
め手段)78(第6B図)又は79(第6A図)が形成される。
位置決め面は頂点80をもつ四角形Rを形成する。開口7
1、72、73の図心(centroid)はすべて前記四角形内に
ある。
子銃部品に使用できる電極70の上面図である。電極70は
開口71、72、73を含む。他の電極の開口は数字74、75、
76で示す。これらの図から明らかなように、開口73〜76
はすべてが一線に整列していない。電極70は外縁に突出
部77をもち、この突出部により位置決め面(電極位置決
め手段)78(第6B図)又は79(第6A図)が形成される。
位置決め面は頂点80をもつ四角形Rを形成する。開口7
1、72、73の図心(centroid)はすべて前記四角形内に
ある。
第6C、6D図は本発明方法により製造した電子銃に使用
できる電極の他の例を示す。第6C図は1つの開口72、基
準面78、79により形成した電極位置決め手段及び固定部
材85をもつ電極を示す。第6D図は本発明により製造した
デルタ電子銃に使用できる電極を示す。この電極は三角
形に配置した3つの開口72、基準面78、79により形成し
た電極位置決め手段及び固定部材85を含む。基準面78、
79は多角形、本例では6角形を形成し、その中に開口72
の図心がある。電極位置決め手段はすべての孔の図心を
含む多角形を形成するので、電極の位置は前記位置決め
手段により高い精度で決定することができる。開口を位
置決めする精度は電極の開口を決める精度と、電極を位
置決めする精度により決まる。本例では電極とジグの全
部分がほぼ同じ精度で作られると仮定すると、この精度
は電極の開口を形成する精度と同じか又はそれより大き
い。
できる電極の他の例を示す。第6C図は1つの開口72、基
準面78、79により形成した電極位置決め手段及び固定部
材85をもつ電極を示す。第6D図は本発明により製造した
デルタ電子銃に使用できる電極を示す。この電極は三角
形に配置した3つの開口72、基準面78、79により形成し
た電極位置決め手段及び固定部材85を含む。基準面78、
79は多角形、本例では6角形を形成し、その中に開口72
の図心がある。電極位置決め手段はすべての孔の図心を
含む多角形を形成するので、電極の位置は前記位置決め
手段により高い精度で決定することができる。開口を位
置決めする精度は電極の開口を決める精度と、電極を位
置決めする精度により決まる。本例では電極とジグの全
部分がほぼ同じ精度で作られると仮定すると、この精度
は電極の開口を形成する精度と同じか又はそれより大き
い。
第7図は電極70とジグの部分81、82の断面図である。
電極はガラス棒83に接続され、出っ張り84を備える。前
記出っ張りは電極と電気接続するために使用する。組立
て作業に於いて、ガラス棒を流動温度に加熱し、突出部
85(固定部材)に押しつける。部分81、82は開口を含む
多角形の頂点にあるので、ガラス棒85からずっと離され
ている。このためガラスのためのスペースが多くなり、
有利となる。この結果、部分81、82は第4A、4B図に示す
ジヨーより低温に加熱される。こうして前記部分の熱応
力は減少する。組立工程が簡単になる。というのは、ガ
ラス棒の融着と電気接続(出っ張り84を介して)が同時
に又は殆ど同時に行われるからである。他の部分、例え
ば、心出しスリーブは電子銃が未だジグ内にあるときに
電子銃に固定することができる。
電極はガラス棒83に接続され、出っ張り84を備える。前
記出っ張りは電極と電気接続するために使用する。組立
て作業に於いて、ガラス棒を流動温度に加熱し、突出部
85(固定部材)に押しつける。部分81、82は開口を含む
多角形の頂点にあるので、ガラス棒85からずっと離され
ている。このためガラスのためのスペースが多くなり、
有利となる。この結果、部分81、82は第4A、4B図に示す
ジヨーより低温に加熱される。こうして前記部分の熱応
力は減少する。組立工程が簡単になる。というのは、ガ
ラス棒の融着と電気接続(出っ張り84を介して)が同時
に又は殆ど同時に行われるからである。他の部分、例え
ば、心出しスリーブは電子銃が未だジグ内にあるときに
電子銃に固定することができる。
第8図はジグ100の斜視図である。このジグは基板105
をもち、この上に固定部分を固定する。前記ジグは更
に、可動部分82と端板102を含む。ジグのそばに、2つ
の電極70と110を示す。これらの電極は他の電極と一緒
にジグ内に積み重ねられる。電極間の間隔は開口121を
もつスペーサ120により決まる。スペーサは電極を相互
接続した後に除かれる。電子銃又は電子銃部品が未だジ
グ内にある間に、電極中の開口の相対的位置を例えば、
開口輪郭を走査できるレーザビームを用いて検査するこ
とができる。電子銃を製造する精度が特定の要件に適合
しないときは、電子銃をそれが製造された直後に製造ラ
インから除去して、コストを下げることができる。
をもち、この上に固定部分を固定する。前記ジグは更
に、可動部分82と端板102を含む。ジグのそばに、2つ
の電極70と110を示す。これらの電極は他の電極と一緒
にジグ内に積み重ねられる。電極間の間隔は開口121を
もつスペーサ120により決まる。スペーサは電極を相互
接続した後に除かれる。電子銃又は電子銃部品が未だジ
グ内にある間に、電極中の開口の相対的位置を例えば、
開口輪郭を走査できるレーザビームを用いて検査するこ
とができる。電子銃を製造する精度が特定の要件に適合
しないときは、電子銃をそれが製造された直後に製造ラ
インから除去して、コストを下げることができる。
好適には、電極位置決め手段とジグは電極が例えば、
10〜100μm程度の小さい隙間でジグに嵌合するように
して製造する。次いで、加熱したガラス棒を突出部上に
押しつける。この結果、電極は膨張し、加熱状態で電極
位置決め手段がジグ位置決め手段と協働する。電極の形
状と材料に依存して、種々の電極の膨張は等しくなら
ず、その結果、種々の電極の隙間は冷状態で異なる。
10〜100μm程度の小さい隙間でジグに嵌合するように
して製造する。次いで、加熱したガラス棒を突出部上に
押しつける。この結果、電極は膨張し、加熱状態で電極
位置決め手段がジグ位置決め手段と協働する。電極の形
状と材料に依存して、種々の電極の膨張は等しくなら
ず、その結果、種々の電極の隙間は冷状態で異なる。
第9図は本発明の電子銃の製造中の断面図である。電
極はスペーサ120により分離する。各電極において、電
極位置決め手段77は電極中の開口と同一平面内にある。
この位置決め手段と開口が一平面内にあるので、前記開
口の位置は電極位置決め手段が異なった平面内にある場
合よりも良い精度で決定される。
極はスペーサ120により分離する。各電極において、電
極位置決め手段77は電極中の開口と同一平面内にある。
この位置決め手段と開口が一平面内にあるので、前記開
口の位置は電極位置決め手段が異なった平面内にある場
合よりも良い精度で決定される。
第10A、10Bは電極の断面図で、この電極は本発明方法
により作られた電子銃(電子銃部品)に適切に使用でき
る。管状電極131は円筒形部分132と、開口134、135、13
6をもつ板状部分133と:電極位置決め手段137、138と、
開口140、141、142をもつ板状部分139と、電極位置決め
手段143、144を含む。円筒形部分と板状部分133と139は
溶接により互いに固定する。管状電極151は円筒形部分1
52と、開口154、155、156をもつ板状部分153と、電極位
置決め手段157、158と、つば形部分159と、開口161、16
2、163をもつ第二の板状部分160と、電極位置決め手段1
64、165を含む。板状部分153は溶接部166により円筒形
部分152とつば形部分159に固定する。円筒形部分152は
溶接部166により板状部分160に固定する。開口と電極位
置決め手段は1つの同じ板状部分にあるので、開口と前
記位置決め手段は1つの平面内に延在するように簡単に
作ることができる。この実施例は開口と電極位置決め手
段が電極の異なった部分にある実施例より好ましい。例
えば、円筒形部分170と、つば形部分171と、開口174、1
75、176をもつ部分173は外面に突出部177をもつものを
形成することができ、電極位置決め手段178はその突出
部上に第10C図に示す如く、備える。かかる電極では、
第10B図に示す電極よりは開口と電極位置決め手段を互
いに正確に位置決めするのが困難である。円筒形部分13
2、152、170は種々の形状とすることができる。例え
ば、横断面は円形、三角形、四角形又は多角形とするこ
とができ、鋭いかど又は丸いかどをもつこともできる。
又、それは内部又は外部の突出部を備えてもよく、直径
を変えてもよい。
により作られた電子銃(電子銃部品)に適切に使用でき
る。管状電極131は円筒形部分132と、開口134、135、13
6をもつ板状部分133と:電極位置決め手段137、138と、
開口140、141、142をもつ板状部分139と、電極位置決め
手段143、144を含む。円筒形部分と板状部分133と139は
溶接により互いに固定する。管状電極151は円筒形部分1
52と、開口154、155、156をもつ板状部分153と、電極位
置決め手段157、158と、つば形部分159と、開口161、16
2、163をもつ第二の板状部分160と、電極位置決め手段1
64、165を含む。板状部分153は溶接部166により円筒形
部分152とつば形部分159に固定する。円筒形部分152は
溶接部166により板状部分160に固定する。開口と電極位
置決め手段は1つの同じ板状部分にあるので、開口と前
記位置決め手段は1つの平面内に延在するように簡単に
作ることができる。この実施例は開口と電極位置決め手
段が電極の異なった部分にある実施例より好ましい。例
えば、円筒形部分170と、つば形部分171と、開口174、1
75、176をもつ部分173は外面に突出部177をもつものを
形成することができ、電極位置決め手段178はその突出
部上に第10C図に示す如く、備える。かかる電極では、
第10B図に示す電極よりは開口と電極位置決め手段を互
いに正確に位置決めするのが困難である。円筒形部分13
2、152、170は種々の形状とすることができる。例え
ば、横断面は円形、三角形、四角形又は多角形とするこ
とができ、鋭いかど又は丸いかどをもつこともできる。
又、それは内部又は外部の突出部を備えてもよく、直径
を変えてもよい。
第11図は本発明方法を適切に使用できるジグの他の実
施例の上面図である。ジグの部分81は第7図に示すジグ
の部分81と異なる。電極70はインライン平面内に電極位
置決め手段710を含む。電極位置決め手段がインライン
平面内にあるとき、インライン平面内での電極の改良さ
れた位置決めが得られる。
施例の上面図である。ジグの部分81は第7図に示すジグ
の部分81と異なる。電極70はインライン平面内に電極位
置決め手段710を含む。電極位置決め手段がインライン
平面内にあるとき、インライン平面内での電極の改良さ
れた位置決めが得られる。
本発明は上述した処に限定されることなく,本発明の
範囲内で種々の変更を加えることができる。
範囲内で種々の変更を加えることができる。
第1図は本発明方法により作った電子銃を含む陰極線管
の斜視図、 第2図はインライン電子銃の断面図、 第3図は在来のインライン電子銃の電極の上面図; 第4A図、第4B図は電極を既知の方法で位置決めする方法
を示す電極の上面図; 第5図は既知の方法の問題点を示す電極の上面図; 第6A図乃至第6B図は本発明電子銃の電極70の上面図; 第7図は電極70と、ジグの部分81、82の断面図; 第8図はジグ100の斜視図; 第9図は本発明方法で作った電子銃の断面図、 第10A図、第10B図は本発明方法の電子銃の2つの電極の
断面図; 第10C図は本発明の電子銃の電極の他の実施例を示す
図; 第11図は本発明方法に適切に使用できる他のジグの上面
図である。 1……ガラス包囲体、2……表示窓 5……インライン電子銃、6,7,8……電子ビーム 13……偏向コイル系、20……カップ形電極 21,22,23……陰極、25,26……電極系、 27,28……電極、38,39,40,42,43,44……開口 50……電極、51,52,53……開口 54……突出部、54,55……突出部 56……位置決め面、60……中心ピン 61,62,63,64……ジョー部材、65,66……ガラス棒 71〜76……開口、78,79……位置決め面 80……頂点、82,100……ジグ 83……ガラス棒、84……出っ張り 85……突出部、120……スペーサ 134〜136……開口、137,138……電極位置決め手段 140〜142……開口、143,144……電極位置決め手段 154〜156……開口、157,158……電極位置決め手段 161〜163……開口
の斜視図、 第2図はインライン電子銃の断面図、 第3図は在来のインライン電子銃の電極の上面図; 第4A図、第4B図は電極を既知の方法で位置決めする方法
を示す電極の上面図; 第5図は既知の方法の問題点を示す電極の上面図; 第6A図乃至第6B図は本発明電子銃の電極70の上面図; 第7図は電極70と、ジグの部分81、82の断面図; 第8図はジグ100の斜視図; 第9図は本発明方法で作った電子銃の断面図、 第10A図、第10B図は本発明方法の電子銃の2つの電極の
断面図; 第10C図は本発明の電子銃の電極の他の実施例を示す
図; 第11図は本発明方法に適切に使用できる他のジグの上面
図である。 1……ガラス包囲体、2……表示窓 5……インライン電子銃、6,7,8……電子ビーム 13……偏向コイル系、20……カップ形電極 21,22,23……陰極、25,26……電極系、 27,28……電極、38,39,40,42,43,44……開口 50……電極、51,52,53……開口 54……突出部、54,55……突出部 56……位置決め面、60……中心ピン 61,62,63,64……ジョー部材、65,66……ガラス棒 71〜76……開口、78,79……位置決め面 80……頂点、82,100……ジグ 83……ガラス棒、84……出っ張り 85……突出部、120……スペーサ 134〜136……開口、137,138……電極位置決め手段 140〜142……開口、143,144……電極位置決め手段 154〜156……開口、157,158……電極位置決め手段 161〜163……開口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−118339(JP,A) 実開 昭55−81251(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/18 H01J 29/48
Claims (10)
- 【請求項1】少なくとも2つの電極(70、110、131、15
1、170)を含み、各電極が電子ビーム(6、7、8)を
通過させるための少なくとも1つの開口(71、72、73、
134、135、136、140、141、142、154、155、156、161、
162、163、174、175、176)をもつ電子銃部品の製造方
法であって、前記少なくとも2つの電極がジグ(100)
内に積み重ねられ、前記少なくとも2つの電極が相互接
続され、前記少なくとも2つの電極が電極位置決め手段
(77、78、79、137、138、143、144、157、158、164、1
65、178)を有し、前記ジグが前記電極位置決め手段に
対応するジグ位置決め手段を有してなる電子銃部品の製
造方法において、前記少なくとも2つの電極が前記開口
の何れもピンを通されないで或る隙間をもってジグ内に
積み重ねられ、その後前記少なくとも2つの電極が相互
接続され、前記少なくとも2つの電極の接続中にその電
極が熱的に膨張し、それによって協働する電極とジグの
位置決め手段により前記少なくとも2つの電極の位置が
決定されることを特徴とする方法。 - 【請求項2】前記電極は電極位置決め手段(77、78、7
9、137、138、143、144、157、158、164、165、178)に
よって位置決めされ、前記電極位置決め手段は少なくと
も実質上すべての開口の図心を含む多角形(R)の頂点
又は辺に位置することを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】各々が1mmより小さい直径を有する中心開
口をもつ少なくとも2つの電極が積み重ねられることを
特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】電子銃部品中に含まれるすべての電極はジ
グ中に積み重ねられ、各電極は電子ビームを通すための
少なくとも1つの開口をもち、前記開口の何れもピンを
通されておらず、前記の如く積み重ねられた後すべての
電極は相互接続され、この接続中前記電極は熱的に膨張
し、それによって協働する電極とジグの位置決め手段に
より電極の位置が決定されることを特徴とする請求項1
から3の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項5】前記電極の位置は電子銃部品がジグ中に置
かれている間に検査されることを特徴とする請求項1か
ら4の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項6】前記電極はスペーサ(120)によって離間
させられることを特徴とする請求項1から5の何れか1
項に記載の方法。 - 【請求項7】電子銃部品がジグ中に置かれている間に少
なくとも1つの電気接続が少なくとも1つの電極になさ
れることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記
載の方法。 - 【請求項8】各々が少なくとも1つの開口と電極位置決
め手段をもつ少なくとも2つの電極を含む電子銃部品に
おいて、少なくとも2つの電極(131、151)のうちの少
なくとも1つの電極は円筒形部分(132、152)に定着さ
れる板状部分(133、153)を含み、前記板状部分は少な
くとも1つの開口(134、135、136;154、155、156)と
少なくとも実質上1平面内に延在する電極位置決め手段
(137、138;157、158)を含み、前記電極位置決め手段
は少なくとも実質上多角形の頂点又は辺に位置し、前記
多角形は板状部分中の開口の図心を含むことを特徴とす
る電子銃部品。 - 【請求項9】少なくとも2つの電極のうちの少なくとも
1つの電極は円筒形部分の各側に1つづつとして2つの
板状部分(133、139;153、160)を含み、各板状部分は
少なくとも1つの開口(134、135、136、140、141、14
2、154、155、156、161、162、163)と少なくとも実質
上1平面中に延在する電極位置決め手段(137、138、14
3、144;157、158、164、165)を含み、前記電極位置決
め手段は少なくとも実質上多角形の頂点又は辺に位置
し、前記多角形は板状部分中の開口の図心を含むことを
特徴とする請求項8に記載の電子銃部品。 - 【請求項10】電子銃部品は電子銃全体であることを特
徴とする請求項8又は9に記載の電子銃部品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8803099A NL8803099A (nl) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | Werkwijze voor het vervaardigen van een elektronenkanon, in-line elektronenkanon, kathodestraalbuis bevattende een in-line elektronenkanon, elektronenkanon, kathodestraalbuis bevattende een elektronenkanon. |
NL8803099 | 1988-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02213021A JPH02213021A (ja) | 1990-08-24 |
JP2991446B2 true JP2991446B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=19853395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1326186A Expired - Fee Related JP2991446B2 (ja) | 1988-12-19 | 1989-12-18 | 電子銃部品及びその製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5052966A (ja) |
EP (1) | EP0376372B1 (ja) |
JP (1) | JP2991446B2 (ja) |
KR (1) | KR0143563B1 (ja) |
CN (1) | CN1042471C (ja) |
DE (1) | DE68924408T2 (ja) |
NL (1) | NL8803099A (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
DE4424877B4 (de) * | 1994-07-14 | 2005-03-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma | Vorrichtung zum twistfreien Zusammenbau von Elektronenstrahlsystemen |
US6566800B2 (en) | 2000-11-30 | 2003-05-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method of manufacturing an electron gun |
FR2826775A1 (fr) * | 2001-06-27 | 2003-01-03 | Thomson Licensing Sa | Methode d'assemblage d'electrodes de canon a electrons pour tubes a rayons cathodiques |
CN102856142B (zh) * | 2012-09-27 | 2015-03-04 | 安徽华东光电技术研究所 | 一种用于栅控电子枪的装配工装及其装配方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54139464A (en) * | 1978-04-21 | 1979-10-29 | Toshiba Corp | Electron gun assembly |
JPS5654739A (en) * | 1979-10-08 | 1981-05-14 | Toshiba Corp | Method for positioning component of electron gun and device therefor |
JPS57118339A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Toshiba Corp | Assembling method for electron gun |
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