JP2985228B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JP2985228B2 JP2985228B2 JP2123412A JP12341290A JP2985228B2 JP 2985228 B2 JP2985228 B2 JP 2985228B2 JP 2123412 A JP2123412 A JP 2123412A JP 12341290 A JP12341290 A JP 12341290A JP 2985228 B2 JP2985228 B2 JP 2985228B2
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- drying
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭内や産業用等で利用される衣類乾燥機に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 従来の衣類乾燥機の乾燥時間制御の方法を以下に説明
する。即ち乾燥機に設けた熱交換機の前後の温度をそれ
ぞれT1・T2とすると、第一の方法は、T1が所定の温度に
達した時点から一定時間乾燥運転した後終了とするもの
であった。また第二の方法は、(T1−T2)の微分値が所
定の範囲内に納まった後(いわゆる恒率乾燥区間)同微
分値が所定の値以上に達した時点で終了とするものであ
った。
する。即ち乾燥機に設けた熱交換機の前後の温度をそれ
ぞれT1・T2とすると、第一の方法は、T1が所定の温度に
達した時点から一定時間乾燥運転した後終了とするもの
であった。また第二の方法は、(T1−T2)の微分値が所
定の範囲内に納まった後(いわゆる恒率乾燥区間)同微
分値が所定の値以上に達した時点で終了とするものであ
った。
発明が解決しようとする課題 しかし上記の方法では、少量衣類や半乾きの衣類のよ
うに恒率乾燥区間が発生しない場合が多い衣類に関して
は、仕上がり乾燥状態が過乾燥や未乾燥になる場合があ
るという課題があった。なぜならば、上記の方法ではT1
が所定の値に達した時から一定時間乾燥運転するが、本
来はその時の布の乾燥状態に応じて適切に乾燥時間を変
えなければ仕上がり乾燥状態を一定にすることは困難で
あるからである。
うに恒率乾燥区間が発生しない場合が多い衣類に関して
は、仕上がり乾燥状態が過乾燥や未乾燥になる場合があ
るという課題があった。なぜならば、上記の方法ではT1
が所定の値に達した時から一定時間乾燥運転するが、本
来はその時の布の乾燥状態に応じて適切に乾燥時間を変
えなければ仕上がり乾燥状態を一定にすることは困難で
あるからである。
本発明はこのような課題を解決するものであって、乾
燥衣類の量や脱水状態等に関係なく仕上がり乾燥状態を
一定にする衣類乾燥機を提供することを目的とするもの
である。
燥衣類の量や脱水状態等に関係なく仕上がり乾燥状態を
一定にする衣類乾燥機を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の衣類乾燥機は、衣
類を収納するドラムと、このドラム内の衣類を乾燥させ
る加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通過前の熱風の温
度を検出する第一の温度検出手段と、熱交換機通過後の
熱風の温度を検出する第二の温度検出手段と、前記2つ
の温度検出手段の差を計算する差分検出手段と、この差
分演算手段の演算結果を微分する微分演算手段と、乾燥
を開始してからの時間を計時するタイマー手段と、乾燥
を開始して以降、前記第一の温度検出手段の検出値が所
定の値に到達した時点で前記差分演算手段および微分演
算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間を推定する
ファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段の計時結果
が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時間に達した
ら乾燥運転を終了するものである。
類を収納するドラムと、このドラム内の衣類を乾燥させ
る加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通過前の熱風の温
度を検出する第一の温度検出手段と、熱交換機通過後の
熱風の温度を検出する第二の温度検出手段と、前記2つ
の温度検出手段の差を計算する差分検出手段と、この差
分演算手段の演算結果を微分する微分演算手段と、乾燥
を開始してからの時間を計時するタイマー手段と、乾燥
を開始して以降、前記第一の温度検出手段の検出値が所
定の値に到達した時点で前記差分演算手段および微分演
算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間を推定する
ファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段の計時結果
が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時間に達した
ら乾燥運転を終了するものである。
また、本発明の衣類乾燥機は、衣類を収納するドラム
と、このドラム内の衣類を乾燥させる加熱手段と、熱交
換機と、熱交換機通過前の熱風の温度を検出する第一の
温度検出手段と、熱交換機通過後の熱風の温度を検出す
る第二の温度検出手段と、前記2つの温度検出手段の差
を計算する差分検出手段と、この差分演算手段の演算結
果を微分する微分演算手段と、乾燥を開始してからの時
間を計時するタイマー手段と、乾燥を開始して以降、前
記タイマー手段の計時結果が所定の値に達した時点で前
記差分演算手段および微分演算手段の演算結果を入力と
して適正乾燥時間を推定するファジィ推論器とを備え、
前記タイマー手段の計時結果が前記ファジィ推論器の推
定する適正乾燥時間に達したら乾燥運転を終了するもの
である。
と、このドラム内の衣類を乾燥させる加熱手段と、熱交
換機と、熱交換機通過前の熱風の温度を検出する第一の
温度検出手段と、熱交換機通過後の熱風の温度を検出す
る第二の温度検出手段と、前記2つの温度検出手段の差
を計算する差分検出手段と、この差分演算手段の演算結
果を微分する微分演算手段と、乾燥を開始してからの時
間を計時するタイマー手段と、乾燥を開始して以降、前
記タイマー手段の計時結果が所定の値に達した時点で前
記差分演算手段および微分演算手段の演算結果を入力と
して適正乾燥時間を推定するファジィ推論器とを備え、
前記タイマー手段の計時結果が前記ファジィ推論器の推
定する適正乾燥時間に達したら乾燥運転を終了するもの
である。
さらに、衣類を収納するドラムと、このドラム内の衣
類を乾燥させる加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通過
前の熱風の温度を検出する第一の温度検出手段と、熱交
換機通過後の熱風の温度を検出する第二の温度検出手段
と、前記2つの温度検出手段の差を計算する差分検出手
段と、この差分演算手段の演算結果を微分する微分演算
手段と、乾燥を開始してからの時間を計時するタイマー
手段と、乾燥を開始して以降、前記差分演算手段が所定
の値に到達した時点で前記タイマー手段の計時結果と前
記微分演算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間を
推定するファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段の
計時結果が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時間
に達したら乾燥運転を終了するものである。
類を乾燥させる加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通過
前の熱風の温度を検出する第一の温度検出手段と、熱交
換機通過後の熱風の温度を検出する第二の温度検出手段
と、前記2つの温度検出手段の差を計算する差分検出手
段と、この差分演算手段の演算結果を微分する微分演算
手段と、乾燥を開始してからの時間を計時するタイマー
手段と、乾燥を開始して以降、前記差分演算手段が所定
の値に到達した時点で前記タイマー手段の計時結果と前
記微分演算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間を
推定するファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段の
計時結果が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時間
に達したら乾燥運転を終了するものである。
作用 本発明の第一の手段は、差分演算手段および微分演算
手段の演算結果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量
や脱水状態に応じた適正乾燥時間を決定し、第一の温度
検出手段が所定値に達した時点で、差分演算手段および
微分演算手段の演算結果よりファジィ推論を用いて乾燥
衣類の量や脱水状態に応じた適正乾燥時間を決定するも
のである。第二の手段は、タイマー手段の出力が所定値
に達したときに、差分演算手段および微分演算手段の演
算結果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量や脱水状
態に応じた適正乾燥時間を決定するものである。さらに
第三の手段は、差分演算手段の演算結果が所定値に達し
たときの、タイマー手段の出力と微分演算手段の演算結
果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量や脱水状態に
応じた適正乾燥時間を決定するものである。
手段の演算結果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量
や脱水状態に応じた適正乾燥時間を決定し、第一の温度
検出手段が所定値に達した時点で、差分演算手段および
微分演算手段の演算結果よりファジィ推論を用いて乾燥
衣類の量や脱水状態に応じた適正乾燥時間を決定するも
のである。第二の手段は、タイマー手段の出力が所定値
に達したときに、差分演算手段および微分演算手段の演
算結果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量や脱水状
態に応じた適正乾燥時間を決定するものである。さらに
第三の手段は、差分演算手段の演算結果が所定値に達し
たときの、タイマー手段の出力と微分演算手段の演算結
果よりファジィ推論を用いて乾燥衣類の量や脱水状態に
応じた適正乾燥時間を決定するものである。
実施例 以下本発明の一実施例について第1図〜第8図を基に
説明する。
説明する。
衣類乾燥機の本体1は、乾燥衣類を収納するドラム2
と、空気を循環させると共に熱交換を行なう熱交換機4
と、前記循環空気を加熱し衣類を乾燥させる加熱手段3
と、熱交換機通過前の循環空気の温度を検出する第一の
温度検出手段5と、熱交換機通過後の循環空気の温度を
検出する第二の温度検出手段6とを有している。ドラム
2と熱交換機4は、モータ7によりベルト8およびベル
ト9を介して駆動される。差分演算手段10により、第一
の温度検出手段5と第二の温度検出手段6の検出値の差
分値が求められ、微分演算手段11により前記差分値の微
分値が求められる。この微分値はタイマー手段12が所定
の時間を計時する間の差分値の変化量として求められ
る。ファジィ推論器13は、これら差分値および微分値に
より適正乾燥時間を決定する。制御部14は、決定された
乾燥時間に従って加熱手段3およびモータ7を制御す
る。
と、空気を循環させると共に熱交換を行なう熱交換機4
と、前記循環空気を加熱し衣類を乾燥させる加熱手段3
と、熱交換機通過前の循環空気の温度を検出する第一の
温度検出手段5と、熱交換機通過後の循環空気の温度を
検出する第二の温度検出手段6とを有している。ドラム
2と熱交換機4は、モータ7によりベルト8およびベル
ト9を介して駆動される。差分演算手段10により、第一
の温度検出手段5と第二の温度検出手段6の検出値の差
分値が求められ、微分演算手段11により前記差分値の微
分値が求められる。この微分値はタイマー手段12が所定
の時間を計時する間の差分値の変化量として求められ
る。ファジィ推論器13は、これら差分値および微分値に
より適正乾燥時間を決定する。制御部14は、決定された
乾燥時間に従って加熱手段3およびモータ7を制御す
る。
なお、本実施例では加熱手段3にヒータ、第一の温度
検出手段5および第二の温度検出手段6にサーミスタを
用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た、差分演算手段10・微分演算手段11・タイマー手段12
・ファジィ推論器13および制御部14はマイクロコンピュ
ータ15で容易に実現することができる。
検出手段5および第二の温度検出手段6にサーミスタを
用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た、差分演算手段10・微分演算手段11・タイマー手段12
・ファジィ推論器13および制御部14はマイクロコンピュ
ータ15で容易に実現することができる。
次に衣類乾燥時の第一の温度検出手段5および第二の
温度検出手段6による乾燥状態の検知動作について説明
する。第一の温度検出手段5と第二の温度検出手段6の
検出値をそれぞれT1・T2とすると、差分演算手段10の演
算結果T3はT3=T1−T2となる。T3の時間的変化は乾燥衣
類の量および脱水率により異なる。例えば第8図(a)
に示すように、同じ脱水率でも温度は布量が多いと緩勾
配に、また布量が少ないと急勾配に上昇する。また同図
(b)に示すように、同じ布量でも温度は脱水率が高い
と急勾配に、また脱水率が低いと緩勾配に上昇する。こ
のように差分T3の変化は乾燥衣類の量や脱水率に依存
し、この2つのパラメータが変わることにより複雑に変
化する。即ち差分T3の時間的変化には乾燥衣類の量およ
び脱水率に関する情報が含まれていることになる。そこ
で差分T3の時間的変化から乾燥衣類の量・脱水率を検出
し、その量・脱水率に応じた最適な乾燥時間を決定する
ことを考える。本実施例では、差分T3の時間的変化を観
察するために次に示す3つの方法を使っている。
温度検出手段6による乾燥状態の検知動作について説明
する。第一の温度検出手段5と第二の温度検出手段6の
検出値をそれぞれT1・T2とすると、差分演算手段10の演
算結果T3はT3=T1−T2となる。T3の時間的変化は乾燥衣
類の量および脱水率により異なる。例えば第8図(a)
に示すように、同じ脱水率でも温度は布量が多いと緩勾
配に、また布量が少ないと急勾配に上昇する。また同図
(b)に示すように、同じ布量でも温度は脱水率が高い
と急勾配に、また脱水率が低いと緩勾配に上昇する。こ
のように差分T3の変化は乾燥衣類の量や脱水率に依存
し、この2つのパラメータが変わることにより複雑に変
化する。即ち差分T3の時間的変化には乾燥衣類の量およ
び脱水率に関する情報が含まれていることになる。そこ
で差分T3の時間的変化から乾燥衣類の量・脱水率を検出
し、その量・脱水率に応じた最適な乾燥時間を決定する
ことを考える。本実施例では、差分T3の時間的変化を観
察するために次に示す3つの方法を使っている。
第一の方法は、第一の温度検出手段5の検出値が所定
の値に達した時の差分演算手段10および微分演算手段11
の演算結果を用いるものである。第二の方法は、タイマ
ー手段12の出力が所定の値に達した時の差分演算手段10
および微分演算手段11の演算結果を用いるものである。
第三の方法は、差分演算手段10の演算結果が所定の値に
達した時のタイマー手段12の出力および微分演算手段11
の演算結果を用いるものである。これらの方法により、
差分T3の時間的変化を検出することはできるが、その検
出値と適正乾燥時間との関係は非常に複雑で数式化する
ことは困難である。そこで前記の複雑な関係をファジィ
推論により表現する方法を次に示す。
の値に達した時の差分演算手段10および微分演算手段11
の演算結果を用いるものである。第二の方法は、タイマ
ー手段12の出力が所定の値に達した時の差分演算手段10
および微分演算手段11の演算結果を用いるものである。
第三の方法は、差分演算手段10の演算結果が所定の値に
達した時のタイマー手段12の出力および微分演算手段11
の演算結果を用いるものである。これらの方法により、
差分T3の時間的変化を検出することはできるが、その検
出値と適正乾燥時間との関係は非常に複雑で数式化する
ことは困難である。そこで前記の複雑な関係をファジィ
推論により表現する方法を次に示す。
乾燥時間の決定を前記の第一の方法によるとする。フ
ァジィ推論は、第一の温度検出手段5の検出値が所定の
温度(例えば65℃)に達した時の差分演算手段10から得
た差分値と、微分演算手段11から得た微分値とから行わ
れる。即ち、「差分値が大きく且つ微分値が大きけれ
ば、乾燥時間をとても短めにする」といったルールに基
づいて行われる。このようなルールを第2図に示すよう
に6個用いている。これらのルールにおける差分値が
「大きく」とか、微分値が「大きく」とか乾燥時間を
「短め」といった定性的であいまいな概念は、第3図
(a)・(b)・(c)に示すメンバーシップ関数によ
り定量的に表現される。
ァジィ推論は、第一の温度検出手段5の検出値が所定の
温度(例えば65℃)に達した時の差分演算手段10から得
た差分値と、微分演算手段11から得た微分値とから行わ
れる。即ち、「差分値が大きく且つ微分値が大きけれ
ば、乾燥時間をとても短めにする」といったルールに基
づいて行われる。このようなルールを第2図に示すよう
に6個用いている。これらのルールにおける差分値が
「大きく」とか、微分値が「大きく」とか乾燥時間を
「短め」といった定性的であいまいな概念は、第3図
(a)・(b)・(c)に示すメンバーシップ関数によ
り定量的に表現される。
第6図にファジィ推論器の具体的構成を示す。以下同
図を用いて乾燥時間決定の動作を説明する。まず差分値
適合度演算手段16は、差分演算手段10の演算結果と差分
値メンバーシップ関数との適合度を算出する。また微分
値適合度演算手段17は、微分演算手段11の演算結果と微
分値メンバーシップ関数との適合度を算出する。次に前
件部ミニマム演算手段21は、乾燥時間推論ルールの前件
部に基づいて、前記2つの適合度の内小さい方を求め、
そのルールの前件部の適合度とする。後件部ミニマム演
算手段22は、乾燥時間推論ルールに基づいて、前記前件
部適合度と乾燥時間メンバーシップ関数とのミニマムを
算出し、そのルールの結論とする。最後に重心演算手段
24が、前記後件部ミニマム演算手段22により得た全ルー
ルの結論の重心を算出し、最終の結論とする。得られた
最終の結論が目的の乾燥時間である。この時各種メンバ
ーシップ関数は、それぞれ差分値メンバーシップ関数記
憶手段18、微分値メンバーシップ関数記憶手段19および
乾燥時間メンバーシップ関数記憶手段23に記憶されてい
る。また乾燥時間推論ルールは乾燥時間推論ルール記憶
手段20に記憶されている。
図を用いて乾燥時間決定の動作を説明する。まず差分値
適合度演算手段16は、差分演算手段10の演算結果と差分
値メンバーシップ関数との適合度を算出する。また微分
値適合度演算手段17は、微分演算手段11の演算結果と微
分値メンバーシップ関数との適合度を算出する。次に前
件部ミニマム演算手段21は、乾燥時間推論ルールの前件
部に基づいて、前記2つの適合度の内小さい方を求め、
そのルールの前件部の適合度とする。後件部ミニマム演
算手段22は、乾燥時間推論ルールに基づいて、前記前件
部適合度と乾燥時間メンバーシップ関数とのミニマムを
算出し、そのルールの結論とする。最後に重心演算手段
24が、前記後件部ミニマム演算手段22により得た全ルー
ルの結論の重心を算出し、最終の結論とする。得られた
最終の結論が目的の乾燥時間である。この時各種メンバ
ーシップ関数は、それぞれ差分値メンバーシップ関数記
憶手段18、微分値メンバーシップ関数記憶手段19および
乾燥時間メンバーシップ関数記憶手段23に記憶されてい
る。また乾燥時間推論ルールは乾燥時間推論ルール記憶
手段20に記憶されている。
以上のファジィ推論器は、前記第二の方法についても
メンバーシップ関数の少々の変更により適用できる。ま
た前記第三の方法については、第7図に示すファジィ推
論器構成において第4図に示すルールおよび第5図に示
すメンバーシップ関数を用いてファジィ推論することに
より乾燥時間を決定する。
メンバーシップ関数の少々の変更により適用できる。ま
た前記第三の方法については、第7図に示すファジィ推
論器構成において第4図に示すルールおよび第5図に示
すメンバーシップ関数を用いてファジィ推論することに
より乾燥時間を決定する。
なお、本実施例では乾燥時間メンバーシップ関数に通
常の三角型を用いたが、線形式や実数値で実現する方法
も考えられる。またルールの数は6個に限定されるわけ
ではない。
常の三角型を用いたが、線形式や実数値で実現する方法
も考えられる。またルールの数は6個に限定されるわけ
ではない。
発明の効果 以上のように本発明の衣類乾燥機は、乾燥衣類の量お
よび脱水率に応じて乾燥時間を最適にすることにより、
過乾燥や未乾燥といった不都合が無くいつも同じ乾燥率
に仕上げることができ、また消費電力に無駄のない高効
率乾燥を行なうことができる。
よび脱水率に応じて乾燥時間を最適にすることにより、
過乾燥や未乾燥といった不都合が無くいつも同じ乾燥率
に仕上げることができ、また消費電力に無駄のない高効
率乾燥を行なうことができる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はファ
ジィ推論器のルールテーブルを示す図、第3図および第
5図はファジィ推論のメンバーシップ関数を示す図、第
4図は他の実施例におけるファジィ推論器のルールテー
ブルを示す図、第6図および第7図はそれぞれファジィ
推論器の実施例を示す構成図、第8図は乾燥衣類の量お
よび脱水率による温度−時間の特性図である。 2……ドラム、3……加熱手段、4……熱交換機、5…
…第一の温度検出手段、6……第二の温度検出手段、10
……差分演算手段、11……微分演算手段、12……タイマ
ー手段、13……ファジィ推論器。
ジィ推論器のルールテーブルを示す図、第3図および第
5図はファジィ推論のメンバーシップ関数を示す図、第
4図は他の実施例におけるファジィ推論器のルールテー
ブルを示す図、第6図および第7図はそれぞれファジィ
推論器の実施例を示す構成図、第8図は乾燥衣類の量お
よび脱水率による温度−時間の特性図である。 2……ドラム、3……加熱手段、4……熱交換機、5…
…第一の温度検出手段、6……第二の温度検出手段、10
……差分演算手段、11……微分演算手段、12……タイマ
ー手段、13……ファジィ推論器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 春夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 道端 裕行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−145199(JP,A) 特開 昭62−41698(JP,A) 特開 昭58−198395(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 58/28
Claims (3)
- 【請求項1】衣類を収納するドラムと、このドラム内の
衣類を乾燥させる加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通
過前の熱風の温度を検出する第一の温度検出手段と、熱
交換機通過後の熱風の温度を検出する第二の温度検出手
段と、前記2つの温度検出手段の差を計算する差分検出
手段と、この差分演算手段の演算結果を微分する微分演
算手段と、乾燥を開始してからの時間を計時するタイマ
ー手段と、乾燥を開始して以降、前記第一の温度検出手
段の検出値が所定の値に到達した時点で前記差分演算手
段および微分演算手段の演算結果を入力として適正乾燥
時間を推定するファジィ推論器とを備え、前記タイマー
手段の計時結果が前記ファジィ推論器の推定する適正乾
燥時間に達したら乾燥運転を終了する衣類乾燥機。 - 【請求項2】衣類を収納するドラムと、このドラム内の
衣類を乾燥させる加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通
過前の熱風の温度を検出する第一の温度検出手段と、熱
交換機通過後の熱風の温度を検出する第二の温度検出手
段と、前記2つの温度検出手段の差を計算する差分検出
手段と、この差分演算手段の演算結果を微分する微分演
算手段と、乾燥を開始してからの時間を計時するタイマ
ー手段と、乾燥を開始して以降、前記タイマー手段の計
時結果が所定の値に達した時点で前記差分演算手段およ
び微分演算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間を
推定するファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段の
計時結果が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時間
に達したら乾燥運転を終了する衣類乾燥機。 - 【請求項3】衣類を収納するドラムと、このドラム内の
衣類を乾燥させる加熱手段と、熱交換機と、熱交換機通
過前の熱風の温度を検出する第一の温度検出手段と、熱
交換機通過後の熱風の温度を検出する第二の温度検出手
段と、前記2つの温度検出手段の差を計算する差分検出
手段と、この差分演算手段の演算結果を微分する微分演
算手段と、乾燥を開始してからの時間を計時するタイマ
ー手段と、乾燥を開始して以降、前記差分演算手段が所
定の値に到達した時点で前記タイマー手段の計時結果と
前記微分演算手段の演算結果を入力として適正乾燥時間
を推定するファジィ推論器とを備え、前記タイマー手段
の計時結果が前記ファジィ推論器の推定する適正乾燥時
間に達したら乾燥運転を終了する衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123412A JP2985228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123412A JP2985228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420398A JPH0420398A (ja) | 1992-01-23 |
JP2985228B2 true JP2985228B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14859919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2123412A Expired - Fee Related JP2985228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2985228B2 (ja) |
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JPS6241698A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-23 | 松下電器産業株式会社 | 衣類乾燥機の残時間表示方法 |
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1990
- 1990-05-14 JP JP2123412A patent/JP2985228B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0420398A (ja) | 1992-01-23 |
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