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JP2966837B1 - Ofdm方式の受信装置 - Google Patents

Ofdm方式の受信装置

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Publication number
JP2966837B1
JP2966837B1 JP10207523A JP20752398A JP2966837B1 JP 2966837 B1 JP2966837 B1 JP 2966837B1 JP 10207523 A JP10207523 A JP 10207523A JP 20752398 A JP20752398 A JP 20752398A JP 2966837 B1 JP2966837 B1 JP 2966837B1
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JP
Japan
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signal
frequency
signals
ofdm
carrier
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裕二 樋口
徹 保科
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JISEDAI DEJITARU TEREBIJON HOSO SHISUTEMU KENKYUSHO KK
NEC Corp
Original Assignee
JISEDAI DEJITARU TEREBIJON HOSO SHISUTEMU KENKYUSHO KK
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JISEDAI DEJITARU TEREBIJON HOSO SHISUTEMU KENKYUSHO KK, Nippon Electric Co Ltd filed Critical JISEDAI DEJITARU TEREBIJON HOSO SHISUTEMU KENKYUSHO KK
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Application granted granted Critical
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  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 OFDM方式の受信装置において、ダイバー
シティ受信または多周波数帯域の同時受信を行なう場合
に必要なFFT等の個数を低減する。 【解決手段】 空中線1、5により受信された信号を受
信高周波部2、6で増幅した後、混合器3、7及び局部
発振器4、8により互いに隣接した周波数の中間周波信
号に変換し、合成器9により周波数分割多重することに
より、一つの信号としてA/D変換器11によりデジタ
ル化した後、FFT12による時間軸上の信号から周波
数軸上の信号への変換を行なう。変換後の信号は合成回
路13により、選択または加算によるダイバーシティ合
成が行なわれ、搬送波復調回路14により復調された
後、誤り訂正回路15を経てデジタル信号が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル放
送等において、OFDM(直交周波数分割多重)方式を
採用する受信装置に関し、特にダイバーシティ受信並び
に複数の番組の選択受信を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】単一搬送波方式による移動体向けの放送
または通信を受信する場合には、移動体の受信環境が固
定の受信環境に比較して劣悪であることから、良好な受
信品質を確保する為にダイバーシティ受信方式を採用す
ることが行なわれている。従来の単一搬送波方式におけ
るダイバーシティ受信方式としては、空中線出力を合成
することが一般的であり、合成の方式としては選択方式
並びに最大比合成を含む加算方式が知られている。尚、
加算方式の場合には、各受信信号の位相を合わせて加算
することが必要である。
【0003】これに対し、OFDM方式は多搬送波方式
の一つであるため、従来行なわれている加算方式のダイ
バーシティ受信方式の場合に、各搬送波について位相を
合わせて加算することは困難である。一方、OFDM方
式は多搬送波方式であることから、各搬送波ごとにダイ
バーシティ受信を行なうことができる。
【0004】図8は各搬送波ごとにダイバーシティ受信
を行なう受信装置の構成例を示すブロック図である。
【0005】図8において、受信空中線A1により受信
されたOFDMの高周波信号は、受信高周波部A2にお
いて増幅され、混合器A3に入力される。混合器A3へ
は局部発振器A4から局部発振信号が加えられ、混合器
A3からは中間周波信号が出力される。中間周波信号か
らは同期回路A5によりクロックが再生され、受信装置
内の基準として使用される。また、中間周波信号は、A
/D変換器A6によりアナログの信号からデジタルの信
号に変換され、FFT(高速フーリエ変換器)A7によ
り時間軸上の信号から周波数軸上の信号に変換され、こ
れによってOFDMを構成する各搬送波の信号に分離さ
れる。
【0006】以上と同様の回路が、受信空中線B1、受
信高周波部B2、混合器B3、局部発振器B4、同期回
路B5、A/D変換器B6、FFTB7により構成され
ている。
【0007】FFTA7、B7の各出力は合成回路A8
へ入力され、例えば振幅に応じて大きい方の信号が選択
される。合成回路A8の出力は、搬送波復調回路A9に
おいて各搬送波ごとに復調され、デジタルの受信データ
が得られる。この受信データは、誤り訂正回路A10に
より誤り訂正の処理が施され、デジタルの出力データが
得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OFDM方式の受信装置において、上記のようにダイバ
ーシティ受信を行う場合には、複数の空中線受信入力そ
れぞれからOFDMを構成する各搬送波の信号に分離し
た後に合成するため、その系統数だけ高価なFFTや同
期回路が必要となるという課題がある。また、複数の受
信系統を用意し、各系統で互いに異なった周波数帯域に
おける異なった内容の信号を受信することで、短時間に
番組を切り替えられるようにすることも考えられるが、
この場合においてもその系統数だけ高価なFFTや同期
回路が必要となるという課題がある。
【0009】本発明は、上記の課題を解決し、複数の受
信系統の共有化を図り、全体的な構成を簡略化して低コ
ストに抑えることのできるOFDM方式の受信装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明になる受信装置では、複数の空中線により
受信された同一周波数、同一内容の高周波信号を周波数
分割多重し、一つの高周波信号としてFFT処理を行な
う。また異なった周波数により送られて来た同一内容の
高周波信号に関しても、同様に周波数分割多重し、一つ
の高周波信号としてFFT処理を行なう。
【0011】すなわち、複数の空中線により受信された
同一周波数、同一内容の信号を、概ね隣合った異なった
周波数帯域の信号に周波数変換することにより周波数分
割多重し、一つの高周波信号としてFFT処理を行な
う。あるいは異なった周波数帯域で受信された同一内容
の信号を、一つの高周波信号としてFFT処理を行な
う。FFT処理により各搬送波の信号に分離した後に選
択または加算によるダイバーシティ合成を行なう。これ
により、高価なFFTの数を低減できる。
【0012】または異なった周波数帯域において受信さ
れた異なった内容の信号を、一つの高周波信号としてF
FT処理を行なう。この場合には、番組を短時間に切替
ることが可能になる。
【0013】具体的には以下のように構成される。
【0014】(1)同一周波数でかつ同一内容の情報が
伝送されるOFDM(直交周波数分割多重)方式による
高周波信号を複数の空中線により受信する受信手段と、
この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、この手
段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つのOF
DM信号とする合成手段と、この手段で得られたOFD
M信号を時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送
波ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、
この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
を、同一内容の情報を持つ信号ごとにダイバーシティ合
成するダイバーシティ合成手段と、この手段でダイバー
シティ合成された各周波数信号を復調する復調手段とを
具備する。
【0015】この構成は、異なった複数の空中線により
受信された同一周波数、同一内容のOFDM方式の高周
波信号の内、少なくとも一つ以上の高周波信号を周波数
変換することにより周波数分割多重による合成信号と
し、一つの高速フーリエ変換器により時間軸上の合成信
号を周波数軸上の信号に変換してOFDM方式の各周波
数の搬送波により伝送される情報を分離し、前記異なっ
た複数の空中線により受信された信号の分離出力を同一
周波数で受信された各周波数の搬送波ごとにダイバーシ
ティ合成し復調することを特徴とする。
【0016】(2)同一周波数でかつ同一内容の情報が
伝送されるOFDM方式による高周波信号を複数の空中
線により受信する受信手段と、この手段で得られた複数
の高周波信号の内、少なくとも一つ以上の高周波信号を
周波数変換することにより互いの周波数を概ね隣接させ
る周波数変換手段と、この手段で互いに隣接された複数
の信号を合成して一つのOFDM信号とする合成手段
と、この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周
波数軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する
一つの高速フーリエ変換器と、この高速フーリエ変換器
により得られた各搬送波の信号を復調する復調手段と、
この手段で得られた搬送波ごとの復調信号を、同一内容
の情報を持つ復調信号ごとにダイバーシティ合成するダ
イバーシティ合成手段とを具備する。
【0017】この構成は、異なった複数の空中線により
受信された同一周波数の同一内容のOFDM方式の高周
波信号の内、少なくとも一つ以上の高周波信号を周波数
変換することにより周波数分割多重による合成信号と
し、一つの高速フーリエ変換器により時間軸上の合成信
号を周波数軸上の信号に変換してOFDM方式の各周波
数の搬送波により伝送される情報を分離し、搬送波ごと
に復調した後、前記異なった複数の空中線により受信さ
れた信号の復調出力を同一周波数で受信された各周波数
の搬送波により得られた復調出力ごとにダイバーシティ
合成することを特徴とする。
【0018】(3)互いに異なる周波数帯域の一部また
は全部の搬送波において同一内容の情報が伝送されるO
FDM方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、
この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、この手
段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つのOF
DM信号とする合成手段と、この手段で得られたOFD
M信号を時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送
波ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、
この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
を、同一内容の情報を持つ信号ごとにダイバーシティ合
成するダイバーシティ合成手段と、この手段でダイバー
シティ合成された各周波数信号を復調する復調手段とを
具備する。
【0019】この構成は、異なった周波数帯域において
受信された一部または全部の搬送波において同一内容の
情報が伝送されるOFDM方式の高周波信号の内、少な
くとも一つ以上の高周波信号を周波数変換し、概ね隣接
する周波数帯域の信号とすることにより周波数分割多重
による合成信号とし、一つの高速フーリエ変換器により
時間軸上の合成信号を周波数軸上の信号に変換してOF
DM方式の各周波数の搬送波により伝送される情報を分
離し、前記異なった複数の周波数帯域において受信され
た信号の分離出力を同一内容の情報が伝送される搬送波
ごとにダイバーシティ合成し復調することを特徴とす
る。
【0020】(4)互いに異なる周波数帯域の一部また
は全部の搬送波において同一内容の情報が伝送されるO
FDM方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、
この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
一つ以上の該高周波信号を周波数変換することにより互
いの周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、この
手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つのO
FDM信号とする合成手段と、この手段で得られたOF
DM信号を時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬
送波ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器
と、この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の
信号を復調する復調手段と、この手段で得られた搬送波
ごとの復調信号を、同一内容の情報を持つ復調信号ごと
にダイバーシティ合成するダイバーシティ合成手段とを
具備する。
【0021】この構成は、異なった周波数帯域において
受信された一部または全部の搬送波において同一内容の
情報が伝送されるOFDM方式の高周波信号の内、少な
くとも一つ以上の高周波信号を周波数変換し、概ね隣接
する周波数帯域の信号とすることにより周波数分割多重
による合成信号とし、一つの高速フーリエ変換器により
時間軸上の合成信号を周波数軸上の信号に変換してOF
DM方式の各周波数の搬送波により伝送される情報を分
離し、搬送波ごとに復調した後、前記異なった複数の周
波数帯域において受信された信号の復調出力を同一内容
の情報が伝送される搬送波により得られた復調出力ごと
にダイバーシティ合成することを特徴とする。
【0022】(5)近傍に配置された互いに異なるチャ
ンネルの周波数帯域の一部または全部の搬送波において
同一内容の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周
波信号を受信する受信手段と、この手段で得られたOF
DM信号を一つのOFDM信号として時間軸上から周波
数軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一
つの高速フーリエ変換器と、この高速フーリエ変換器に
より得られた各搬送波の信号を、同一内容の情報を持つ
周波数信号ごとにダイバーシティ合成するダイバーシテ
ィ合成手段と、この手段でダイバーシティ合成された各
周波数信号を復調する復調手段とを具備する。
【0023】この構成は、近傍に配置された互いに異な
チャンネルの周波数帯域の一部または全部の搬送波に
おいて同一内容の情報が伝送されるOFDM方式の高周
波信号を、一つの高速フーリエ変換器により時間軸上の
信号を周波数軸上の信号に変換してOFDM方式の各周
波数の搬送波により伝送される情報を分離し、前記異な
った周波数帯域において受信された信号の分離出力を同
一情報が伝送される搬送波ごとに合成し復調することを
特徴とする。
【0024】(6)近傍に配置された互いに異なるチャ
ンネルの周波数帯域の一部または全部の搬送波において
同一内容の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周
波信号を受信する受信手段と、この手段で得られたOF
DM信号を一つのOFDM信号として時間軸上から周波
数軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一
つの高速フーリエ変換器と、この高速フーリエ変換器に
より得られた各搬送波の信号を復調する復調手段と、こ
の手段で得られた搬送波ごとの復調信号を、同一内容の
情報を持つ復調信号ごとにダイバーシティ合成するダイ
バーシティ合成手段とを具備する。
【0025】この構成は、近傍に配置された異なった
ャンネルの周波数帯域において受信された一部または全
部の搬送波において同一内容の情報が伝送されるOFD
M方式の高周波信号を、一つの高速フーリエ変換器によ
り時間軸上の信号を周波数軸上の信号に変換してOFD
M方式の各周波数の搬送波により伝送される情報を分離
し、搬送波ごとに復調した後、前記異なった周波数帯域
において受信された信号の復調出力を同一情報が伝送さ
れる搬送波により得られた復調出力ごとにダイバーシテ
ィ合成することを特徴とする。
【0026】(7)(1)〜(6)の構成において、前
記ダイバーシティ合成手段は、OFDM方式の信号を構
成する搬送波ごとの選択による合成方式を用いる。
【0027】(8)(1)〜(6)の構成において、前
記ダイバーシティ合成手段は、OFDM方式の信号を構
成する搬送波ごとの最大比合成を含む加算による合成方
式を用いる。
【0028】(9)互いに異なる周波数帯域の少なくと
も一部の搬送波において内容の異なる情報が伝送される
OFDM方式の複数の高周波信号を受信する受信手段
と、この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なく
とも一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより
互いの周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、こ
の手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つの
OFDM信号とする合成手段と、この手段で得られたO
FDM信号を時間軸上から周波数軸上の信号に変換して
搬送波ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器
と、この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の
信号のうち、指定される内容の情報を持つ信号を選択出
力する信号選択手段と、この手段で選択された信号を復
調する復調手段とを具備する。
【0029】この構成は、異なった周波数帯域において
受信された少なくとも一部の搬送波において異なる内容
の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波信号の
内、少なくとも一つ以上の高周波信号を周波数変換し、
概ね隣接する周波数帯域の信号とすることにより周波数
分割多重による合成信号とし、一つの高速フーリエ変換
器により時間軸上の合成信号を周波数軸上の信号に変換
してOFDM方式の各周波数の搬送波により伝送される
情報を分離し、前記異なった複数の周波数帯域により受
信された信号の分離出力の一部または全部を選択して復
調することを特徴とする。
【0030】(10)互いに異なる周波数帯域の少なく
とも一部の搬送波において内容の異なる情報が伝送され
るOFDM方式の複数の高周波信号を受信する受信手段
と、この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なく
とも一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより
互いの周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、こ
の手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つの
OFDM信号とする合成手段と、この手段で得られたO
FDM信号を時間軸上から周波数軸上の信号に変換して
搬送波ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器
と、この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の
信号を復調する復調手段と、この手段で得られた復調信
号の中から指定される内容の情報を持つ復調信号を選択
出力する信号選択手段とを具備する。
【0031】この構成は、異なった周波数帯域において
受信された少なくとも一部の搬送波において異なる内容
の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波信号の
内、少なくとも一つ以上の高周波信号を周波数変換し、
概ね隣接する周波数帯域の信号とすることにより周波数
分割多重による合成信号とし、一つの高速フーリエ変換
器により時間軸上の合成信号を周波数軸上の信号に変換
してOFDM方式の各周波数の搬送波により伝送される
情報を分離し、搬送波ごとに復調した後、前記異なった
複数の周波数帯域により受信された信号の復調出力の一
部または全部を選択して出力することを特徴とする。
【0032】(11)近傍に配置された互いに異なる
ャンネルの周波数帯域の少なくとも一部の搬送波におい
て内容の異なる情報が伝送されるOFDM方式の複数の
高周波信号を受信する受信手段と、この手段で得られた
OFDM信号を一つのOFDM信号として時間軸上から
周波数軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離す
る一つの高速フーリエ変換器と、この高速フーリエ変換
器により得られた各搬送波の信号のうち、指定される内
容の情報を持つ信号を選択出力する信号選択手段と、こ
の手段で選択された信号を復調する復調手段とを具備す
る。
【0033】この構成は、近傍に配置された異なった
ャンネルの周波数帯域において受信された少なくとも一
部の搬送波において異なる内容の情報が伝送されるOF
DM方式の高周波信号を周波数分割多重による合成信号
とし、一つの高速フーリエ変換器により時間軸上の合成
信号を周波数軸上の信号に変換してOFDM方式の各周
波数の搬送波により伝送される情報を分離し、前記異な
った複数の周波数帯域により受信された信号の分離出力
の一部または全部を選択して復調することを特徴とす
る。
【0034】(12)近傍に配置された互いに異なる
ャンネルの周波数帯域の少なくとも一部の搬送波におい
て内容の異なる情報が伝送されるOFDM方式の複数の
高周波信号を受信する受信手段と、この手段で得られた
OFDM信号を一つのOFDM信号として時間軸上から
周波数軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離す
る一つの高速フーリエ変換器と、この高速フーリエ変換
器により得られた各搬送波の信号を復調する復調手段
と、この手段で得られた復調信号の中から指定される内
容の情報を持つ復調信号を選択出力する信号選択手段と
を具備する。
【0035】この構成は、近傍に配置された異なった
ャンネルの周波数帯域において受信された少なくとも一
部の搬送波においてが異なる内容の情報が伝送されるO
FDM方式の高周波信号を周波数分割多重信号として合
成し、一つの高速フーリエ変換器により時間軸上の合成
信号を周波数軸上の信号に変換してOFDM方式の各周
波数の搬送波により伝送される情報を分離し、搬送波ご
とに復調した後、前記異なった複数の周波数帯域により
受信された信号の復調出力の一部または全部を選択して
出力することを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0037】(第一の実施の形態)図1(A)は本発明
に係るOFDM方式の受信装置の第一の実施の形態の構
成を示すものである。図1(A)に示す受信装置におい
て、受信空中線1、5により受信された同一周波数OF
DM方式の高周波信号は、受信高周波部2、6によりそ
れぞれ増幅され、混合器3、7に入力される。混合器
3、7には局部発振器4、8から互いに異なるが近接し
た周波数の局部発振信号が与えられる。このため、混合
器3、7からは互いに異なり、かつ近接した周波数の中
間周波信号が出力される。各混合器3、7から出力され
る中間周波信号は合成器9において合成される。合成器
9の出力からは同期回路10により受信装置内で使用さ
れるクロックが再生されるとともに、A/D変換器11
によりデジタル信号が得られる。
【0038】このデジタル出力はFFT12によりOF
DM信号を構成する各周波数の搬送波に対応した信号に
変換され、合成回路13においてダイバーシティ合成さ
れ、搬送波復調回路14において各搬送波ごとに復調さ
れ、誤り訂正回路15による誤り訂正処理が施された
後、デジタルの出力データとして出力される。
【0039】次に本実施の形態の動作について、図1
(B)を参照して詳細に説明する。
【0040】図1(A)に示す受信装置において、空中
線1、5により受信された同一周波数のOFDM信号
は、受信高周波部2、6によりそれぞれ増幅され、混合
器3、7に入力される。混合器3、7には、局部発振器
4、8から互いに異なり、かつ近接した周波数の局部発
振信号が与えられる。このため、混合器3、7からは周
波数の隣接した中間周波信号が出力され、合成器9にお
いて周波数分割多重により合成される。
【0041】図1(B)は空中線1、5の受信周波数と
合成器9の出力周波数の関係を示した図である。図1
(B)中のANT1、ANT2、COMBはそれぞれ図
1(A)における空中線1、空中線2、合成器9の出力
に相当する。図1(B)における受信信号31、32は
同一周波数の信号であり、同一の送信信号を受信したも
のであるが、空中線1、空中線2の設置場所の相異によ
り、異なったフェイジングを受けた信号となっている。
受信信号31、32は互いに異なり、かつ近接した局部
発振周波数による周波数変換により、概ね隣接する中間
周波信号33、34に変換される。
【0042】図1(A)における合成器9の出力は、図
1(B)のCOMBに示す中間周波信号33、34とな
る。COMBに示す信号は、二つの空中線1、2により
受信された信号が周波数分割多重されたものであり、こ
の中間周波信号はA/D変換器11により一括してデジ
タル信号に変換され、さらにFFT12により各周波数
の搬送波に対応した信号に一括変換される。この結果、
FFT12の出力としては、図1(B)における中間周
波信号33、34のそれぞれのOFDM信号を構成する
搬送波が独立に得られる。
【0043】FFT12の出力は合成回路13において
ダイバーシティ合成される。このダイバーシティ合成
は、例えば中間周波信号33、34のそれぞれの搬送波
の内、同一の内容を伝送する搬送波、つまり受信信号3
1、32において同一の周波数であった搬送波につい
て、その振幅の大小を比較し大きいものを選択して出力
する。尚、合成回路13では全ての搬送波についてそれ
ぞれ選択を行ない出力する。
【0044】合成回路13の出力は、搬送波復調回路1
4において、各搬送波ごとに搬送波変調の復調、例えば
DQPSKやQPSKの復調が行なわれ、その出力は誤
り訂正回路15による誤り訂正処理を経てデジタルデー
タとして出力される。また合成器9の出力は、同期回路
10にも接続されており、受信装置内で使用されるクロ
ックが再生される。この時、同期回路10においては、
合成器9により合成された中間周波信号33、34を一
つの信号として扱う。
【0045】以上の説明において、ダイバーシティ合成
の方法として選択合成を行なう場合を例として説明した
が、加算合成も可能である。加算合成の場合には、中間
周波信号33、34のそれぞれの搬送波の内、同一の内
容を伝送する搬送波、つまり受信信号31、32におい
て同一の周波数であった搬送波について、それぞれ加算
を行ない出力する。尚、加算の際に、それぞれの各搬送
波の振幅に比例した乗率を掛けた後に加算合成を行なう
最大比合成も可能である。
【0046】したがって、上記構成による受信装置は、
中間周波の段階で二つの空中線1、2により受信された
同じ信号を周波数分割多重信号に変換しているので、一
つのA/D変換器、FFT、同期回路でダイバーシティ
合成処理を行うことができるようになり、全体的な構成
を簡略化して低コストに抑えることができる。
【0047】(第二の実施の形態)図2は本発明に係る
OFDM方式の受信装置の第二の実施の形態の構成を示
すものである。尚、図2において、図1と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略す
る。
【0048】図2に示す受信装置において、受信空中線
1により受信されたOFDM方式の高周波信号は、受信
高周波部2により増幅され、混合器16に入力される。
混合器16には局部発振器17から高周波信号をわずか
にシフトさせるのに十分な周波数の局部発振信号が与え
られる。このため、混合器16に入力されたOFDM方
式の高周波信号はわずかに周波数シフトされて合成器1
8に入力される。
【0049】一方、受信空中線1により受信されたのと
同じ周波数の信号は、受信空中線5によっても受信され
る。ここで得られた高周波信号は、受信高周波部6にお
いて増幅された後、そのまま合成器18に入力される。
合成器18は混合器16からの高周波信号と受信高周波
部6からの高周波信号を合成することで周波数分割多重
信号に変換するもので、その出力は混合器19に入力さ
れ、局部発振器20からの局部発振信号により中間周波
信号に変換された後、同期回路10とA/D変換器11
に入力される。以降は図1に示した第一の実施の形態の
場合と同様に処理される。
【0050】次に本実施の形態の動作について説明す
る。
【0051】図2に示す受信装置において、空中線1に
より受信されたOFDM方式の高周波信号は、受信高周
波部2により増幅され、混合器16並びに局部発振器1
7によりわずかに周波数シフトされた後、合成器18に
入力される。一方、受信空中線5により受信された高周
波信号は、受信高周波部6において増幅された後、その
まま合成器18に入力される。
【0052】空中線1、5により受信される信号は同一
の送信信号を受信したものであるが、空中線1より受信
された信号に対してはわずかな周波数シフトが行なわれ
るため、合成器18において高周波段階で周波数分割多
重されることとなる。合成器18の出力は、混合器19
並びに局部発振器20により中間周波信号に変換された
後、同期回路10及びA/D変換器11に入力される。
以降は図1に示した第一の実施の形態の場合と同様であ
る。
【0053】したがって、上記構成による受信装置は、
高周波の段階で二つの空中線1、2により受信された同
じ信号を周波数分割多重信号に変換した後、中間周波に
変換しているので、第一の実施の形態と同様に一つのA
/D変換器、FFT、同期回路でダイバーシティ合成処
理を行うことができるようになり、全体的な構成を簡略
化して低コストに抑えることができる。
【0054】(第三の実施の形態)図3(A)は本発明
に係るOFDM方式の受信装置の第三の実施の形態の構
成を示す図である。尚、図3において、図1と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省
略する。
【0055】図3(A)に示す受信装置において、受信
空中線1により受信されたOFDM方式の高周波信号
は、受信高周波部2により増幅され、選択分配器21に
より互いに異なる2つの周波数帯域(チャンネル)の高
周波信号が選択され、一方は混合器3に、他方は混合器
7に分配される。混合器3、7にはそれぞれ局部発振器
4、8からの局部発振信号が供給され、混合器3、7か
らはそれぞれ中間周波に変換された信号が出力される。
ここで、局部発振器4、8は、それぞれ混合器3、7の
周波数変換後の信号が互いに隣接するように局部発振信
号の周波数を設定する。周波数変換された混合器3、7
の出力は合成器9に入力される。以降は図1に示した第
一の実施の形態の例の場合と同様に処理される。
【0056】次に本発明の実施の形態の動作について図
3(B)を参照して詳細に説明する。
【0057】図3(A)に示す受信装置において、空中
線1により受信された互いに異なる2つの周波数帯域の
OFDM信号は、受信高周波部2により同時に増幅さ
れ、選択分配器16により選択的に二分配される。分配
器16の二つの出力はそれぞれ混合器3、7に入力され
るが、混合器3、7には局部発振器4、8から異なった
周波数の局部発振信号が供給されており、混合器3、7
からは異なった周波数の中間周波信号が出力され、合成
器9において合成される。
【0058】図3(B)は空中線1により受信された互
いに異なる2つの周波数帯域のOFDM信号と合成器9
の出力周波数の関係を示した図である。図3(B)中の
FREQ1、FREQ2、COMBはそれぞれ図3
(A)における空中線1により受信された互いに異なる
2つの周波数帯域のOFDM信号と合成器9の出力に相
当する。尚、空中線1により受信された互いに異なる2
つの周波数帯域のOFDM信号の受信信号35、36
は、有効シンボル長とガードインターバル長がそれぞれ
等しいものとし、周波数変換後の中間周波信号37、3
8は直交関係となる周波数に変換するものとする。
【0059】図3(B)における受信信号35、36は
同一の空中線1により受信された異なった周波数帯域の
信号であり、ここでは受信信号35、36は周波数は異
なるが、同一の送信内容の信号を含んでいるものとす
る。受信信号35、36は異なった周波数で伝送された
信号であること、また異なった送信所から送信すること
も可能であることから、異なったフェイジングを受けた
信号となっている。受信信号35、36は異なった局部
発振周波数による周波数変換により、概ね隣接する中間
周波信号37、38に変換される。
【0060】図3(A)における合成器9の出力は、図
3(B)のCOMBに示す中間周波信号37、38であ
る。COMBに示す信号は、二つの受信信号が、中間周
波信号において概ね隣接する周波数に周波数分割多重さ
れたものであり、この後の処理及び効果については、図
1(A)に示した第一の実施の形態と同様である。
【0061】尚、第三の実施の形態においても、ダイバ
ーシティの合成方式として、選択合成、最大比加算を含
む加算合成が可能である。
【0062】(第四の実施の形態)図4は本発明に係る
OFDM方式の受信装置の第四の実施の形態の構成を示
す図である。尚、図4において、図2及び図3と同一部
分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を
省略する。
【0063】図4に示す受信装置において、受信空中線
1により受信されたOFDM方式の高周波信号は、受信
高周波部2により増幅され、選択分配器21により選択
周波数帯の信号毎に混合器16と合成器18に入力され
る。混合器16には局部発振器17から選択分配器21
の2つの出力信号が概ね隣接するように混合器16で周
波数変換するのに必要な局部発振信号が与えられる。合
成器18の出力は混合器19と局部発振器20により中
間周波信号に変換され、同期回路10とA/D変換器1
1に入力される。以降は図3に示した第三の実施の形態
の場合と同様に処理される。
【0064】次に本実施の形態の動作について説明す
る。
【0065】図4に示す受信装置において、空中線1に
より受信されたOFDM方式の高周波信号は、受信高周
波部2により増幅され、選択分配器21により互いに異
なる周波数帯域のOFDM信号が選択的に混合器16並
びに合成器18に入力される。混合器16に入力された
信号は、局部発振器17による局部発振信号により周波
数変換され、合成器18に入力される。このとき、混合
器16の出力と選択分配器21から合成器18に入力さ
れた信号の周波数が概ね隣接し、かつそれぞれの搬送波
が直交するように、局部発振器17の周波数が選択され
る。尚、選択分配器21により選択的に混合器16並び
に合成器18に入力されるOFDM信号は、有効シンボ
ル長とガードインターバル長がそれぞれ等しいものとす
る。
【0066】この時、合成器9において周波数分割多重
により合成される二つの信号は、受信空中線1におい
て、異なった周波数で受信された信号であるが、同一の
送信内容の信号を含んでいるものとする。以降は図2に
示した第二の実施の形態の場合と同様である。
【0067】尚、第三、第四の実施の形態の場合には、
異なった周波数帯域において受信された信号の全てが同
一である必要はなく、一部の搬送波についてのみ同一の
情報が伝送される場合についても、それらの信号につい
てのみダイバーシティ受信を行なうことが可能なことは
明らかである。
【0068】(第五の実施の形態)図5(A)は本発明
に係るOFDM方式の受信装置の第五の実施の形態の構
成を示す図である。尚、図5(A)において、図3
(A)と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは
重複する説明を省略する。
【0069】図5(A)に示す受信装置と図3(A)に
示す受信装置の相異は、図3(A)における合成回路1
3が番組選択回路22に置き代わっている点にある。
【0070】次に本発明の実施の形態の動作について図
5(B)を参照して詳細に説明する。
【0071】図5(A)に示す受信装置において、空中
線1により受信された異なった番組が伝送される異なっ
た周波数帯域のOFDM信号は、受信高周波部2により
同時に増幅され、選択分配器16により選択的に二分配
される。選択分配器16の二つの出力はそれぞれ混合器
3、7に入力されるが、混合器3、7には局部発振器
4、8から異なった周波数の局部発振信号が供給されて
おり、混合器3、7からは異なった周波数の中間周波信
号が出力され、合成器9において合成される。
【0072】図5(B)は空中線1により受信された異
なった周波数帯域のOFDM信号と合成器9の出力周波
数の関係を示した図である。図5(B)中のFREQ
1、FREQ2、COMBはそれぞれ図5(A)におけ
る空中線1により受信された異なった番組が伝送される
異なった周波数帯域のOFDM信号と合成器9の出力に
相当する。
【0073】図5(B)における受信信号39、40は
同一の空中線1により受信された異なった周波数帯域の
信号であり、異なった送信所から送信することも可能で
ある。受信信号39、40は異なった局部発振周波数に
よる周波数変換により、概ね隣接する中間周波信号4
1、42に変換される。
【0074】図5(A)における合成器9の出力は、図
5(B)のCOMBに示す中間周波信号41、42であ
る。COMBに示す信号は、二つの受信信号が、中間周
波信号において概ね隣接する周波数に周波数分割多重さ
れたものであり、この中間周波信号はA/D変換器11
により一括してデジタル信号に変換され、さらにFFT
12により各周波数の搬送波に対応した信号に変換され
る。この結果、FFT12の出力としては、図5(B)
における中間周波信号41、42のそれぞれのOFDM
信号を構成する搬送波が独立に得られる。FFT12の
出力は、番組選択回路22に入力される。
【0075】番組選択回路22では、中間周波信号4
1、42のそれぞれの搬送波の内、所望される番組が伝
送される一または複数の搬送波を選択して出力する。こ
の番組選択回路22の出力は、搬送波復調回路14にお
いて、各搬送波ごとに搬送波変調の復調、例えばDQP
SKやQPSKの復調が行なわれ、その出力は誤り訂正
回路15による誤り訂正処理をへてデジタルデータとし
て出力される。
【0076】また合成器9の出力は、同期回路10にも
接続されており、受信装置内で使用されるクロックが再
生される。この時、同期回路10においては、合成器9
により合成された中間周波信号41、42を一つの信号
として扱う。通常の一つの帯域のみを受信する受信装置
の場合には、例えば受信信号39を受信している状態か
ら受信信号40の受信へ切り替えた場合には、同期回路
10による同期引き込みを新たに行なう必要があるが、
本実施の形態の場合には、図5(B)に示す受信信号3
9、40により受信された異なった番組を、番組選択回
路22により選択切り替えするだけでよいので、同期回
路10が新たに同期引き込みの動作を行なう必要がな
く、待ち時間無く受信する番組を切替ることができる。
【0077】(第六の実施の形態)図6は本発明に係る
OFDM方式の受信装置の第六の実施の形態の構成を示
す図である。尚、図6において、図4と同一部分には同
一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略す
る。
【0078】本実施の形態の受信装置は、図4に示した
第四の実施の形態における合成回路13を番組選択回路
22に置き換えたものである。すなわち、FFT12ま
での動作は図4に示す第四の実施の形態と同様であり、
FFT12以降は図5に示した第五の実施の形態と同様
である。図4に示した第四の実施の形態がダイバーシテ
ィ受信の場合の実施の形態であるのに対し、本実施の形
態は、異なった番組を同時に受信し選択受信する場合の
構成を示すものである。その選択受信に関する処理動作
は第五の実施の形態と同様である。
【0079】(その他の実施の形態)図3〜図6に示し
た実施の形態においては、異なった周波数帯域の信号を
一つの受信高周波部により処理する場合を示したが、そ
れぞれ独立な受信高周波部により処理することが可能で
あることは明らかであり、この場合には、受信高周波部
において、必要な周波数帯域のみを選択的に増幅するよ
うにすることも可能である。
【0080】図3〜図6に示す第三、第四、第五および
第六の実施の形態は、受信する二つの周波数帯域が離れ
た周波数である場合について示したが、これらの受信す
る二つの周波数帯域が概ね隣接する場合についても本発
明を実施できることは明らかである。この場合には、例
えば図6に示す受信装置において、選択分配器21、混
合器16、局部発振器17および合成器18が不要とな
り、受信高周波部2の出力は直接混合器19に送られ
る。図7(A)はこの場合の周波数関係を示す図であ
る。
【0081】図7(A)において、FREQ1に示す受
信信号43、44は概ね隣接した周波数帯域の信号であ
り、周波数変換によりFREQ2に示す中間周波信号4
5、46に変換される。この中間周波信号45、46は
一つのFFT回路により、時間軸上の信号から周波数軸
上の信号に変換される。
【0082】図7(B)は図7(A)に示す中間周波信
号45、46の搬送波の詳細を示したものである。OF
DM方式はマルチキャリアの方式であるので、一つの周
波数帯域、例えば図7(A)に示す受信信号43または
受信信号44において複数の番組を伝送する場合に、各
番組とその番組を伝送する搬送波を対応させることがで
きる。図7(B)はこの様子を示すものであり、中間周
波信号45、46はそれぞれ搬送波群47〜51、52
〜56により構成されており、搬送波群47〜51は異
なった番組を伝送する搬送波の集合である。搬送波群5
2〜56も同様である。
【0083】図7(B)に示す搬送波群47〜51の一
部または全部と搬送波群52〜56の一部または全部に
おいて、同一内容の信号が伝送される場合には、前述と
同様に選択または加算によるダイバーシティ合成が可能
である。また搬送波群47〜51の一部または全部と搬
送波群52〜56の一部または全部において異なった番
組が伝送される場合には、前述と同様に待ち時間の少な
い番組切替が可能となる。
【0084】以上の説明は、二波のダイバーシティ受信
や二つの異なった周波数帯域により伝送される番組の同
時受信について述べたが、三波以上の信号においても実
現できることは明らかである。
【0085】さらに以上の説明は、ダイバーシティ合成
または番組選択後に搬送波の復調を行なう場合について
述べたが、搬送波の復調を行なった後にダイバーシティ
合成または番組選択を行なうことも可能であることは明
らかである。具体的には、図1(A)においては、合成
回路13と搬送波復調回路14の接続順序を逆にすれば
よく、図5(A)においては、番組選択回路22と搬送
波復調回路14の接続順序を逆にすればよい。
【0086】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、OFDM信号を
空中線ダイバーシティにより受信する場合に、必要なF
FT処理並びにクロック再生処理を、おのおの一つのF
FT回路並びに同期回路により処理することを実現する
ことにある。
【0087】本発明の第二の効果は、OFDM信号を周
波数ダイバーシティにより受信する場合に、必要なFF
T処理並びにクロック再生処理を、おのおの一つのFF
T回路並びに同期回路により処理することを実現するこ
とにある。
【0088】本発明の第三の効果は、OFDM信号によ
り伝送される異なった周波数帯域の番組を選択する場合
の切替時間を短縮することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第一
の実施の形態の構成を示すブロック図と信号の周波数関
係を示す図である。
【図2】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第二
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第三
の実施の形態の構成を示すブロック図と信号の周波数関
係を示す図である。
【図4】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第四
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第五
の実施の形態の構成を示すブロック図と信号の周波数関
係を示す図である。
【図6】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の第六
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明に係るOFDM方式の受信装置の他の
実施の形態の信号の周波数関係を示す図である。
【図8】 従来のダイバーシティ受信装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1…受信空中線 2…受信高周波部 3…混合器 4…局部発振器 5…受信空中線 6…受信高周波部 7…混合器 8…局部発振器 9…合成器 10…同期回路 11…A/D変換器 12…FFT 13…合成回路 14…搬送波復調回路 15…誤り訂正回路 16…混合器 17…局部発振器 18…合成器 19…混合器 20…局部発振器 21…選択分配器 22…番組選択回路 31、32…受信信号 33、34…中間周波信号 35、36…受信信号 37、38…中間周波信号 39、40…受信信号 41、42…中間周波信号 43、44…受信信号 45、46…中間周波信号 47〜51…搬送波群 52〜56…搬送波群 A1、B1…受信空中線 A2、B2…受信高周波部 A3、B3…混合器 A4、B4…局部発振器 A5、B5…同期回路 A6、B6…A/D変換器 A7、B7…FFT A8…合成回路 A9…搬送波復調回路 A10…誤り訂正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−283801(JP,A) 特開 平2−131629(JP,A) 特開 昭64−51838(JP,A) 特開 平1−136432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 11/00 H04B 7/12

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一周波数でかつ同一内容の情報が伝送さ
    れるOFDM(直交周波数分割多重)方式による高周波
    信号を複数の空中線により受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
    の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を、同一内容の情報を持つ信号ごとにダイバーシティ合
    成するダイバーシティ合成手段と、 この手段でダイバーシティ合成された各周波数信号を復
    調する復調手段とを具備することを特徴とするOFDM
    方式の受信装置。
  2. 【請求項2】同一周波数でかつ同一内容の情報が伝送さ
    れるOFDM方式による高周波信号を複数の空中線によ
    り受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
    の周波数を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を復調する復調手段と、 この手段で得られた搬送波ごとの復調信号を、同一内容
    の情報を持つ復調信号ごとにダイバーシティ合成するダ
    イバーシティ合成手段とを具備することを特徴とするO
    FDM方式の受信装置。
  3. 【請求項3】互いに異なる周波数帯域の一部または全部
    の搬送波において同一内容の情報が伝送されるOFDM
    方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
    の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を、同一内容の情報を持つ信号ごとにダイバーシティ合
    成するダイバーシティ合成手段と、 この手段でダイバーシティ合成された各周波数信号を復
    調する復調手段とを具備することを特徴とするOFDM
    方式の受信装置。
  4. 【請求項4】互いに異なる周波数帯域の一部または全部
    の搬送波において同一内容の情報が伝送されるOFDM
    方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の該高周波信号を周波数変換することにより互
    いの周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を復調する復調手段と、 この手段で得られた搬送波ごとの復調信号を、同一内容
    の情報を持つ復調信号ごとにダイバーシティ合成するダ
    イバーシティ合成手段とを具備することを特徴とするO
    FDM方式の受信装置。
  5. 【請求項5】近傍に配置された互いに異なるチャンネル
    周波数帯域の一部または全部の搬送波において同一内
    容の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波信号
    を受信する受信手段と、 この手段で得られたOFDM信号を一つのOFDM信号
    として時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送波
    ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を、同一内容の情報を持つ周波数信号ごとにダイバーシ
    ティ合成するダイバーシティ合成手段と、 この手段でダイバーシティ合成された各周波数信号を復
    調する復調手段とを具備することを特徴とするOFDM
    方式の受信装置。
  6. 【請求項6】近傍に配置された互いに異なるチャンネル
    周波数帯域の一部または全部の搬送波において同一内
    容の情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波信号
    を受信する受信手段と、 この手段で得られたOFDM信号を一つのOFDM信号
    として時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送波
    ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を復調する復調手段と、 この手段で得られた搬送波ごとの復調信号を、同一内容
    の情報を持つ復調信号ごとにダイバーシティ合成するダ
    イバーシティ合成手段とを具備することを特徴とするO
    FDM方式の受信装置。
  7. 【請求項7】前記ダイバーシティ合成手段は、OFDM
    方式の信号を構成する搬送波ごとの選択による合成方式
    を用いることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6のいずれか記載のOFDM方式の受信装置。
  8. 【請求項8】前記ダイバーシティ合成手段は、OFDM
    方式の信号を構成する搬送波ごとの最大比合成を含む加
    算による合成方式を用いることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6のいずれか記載のOFDM方式の受
    信装置。
  9. 【請求項9】互いに異なる周波数帯域の少なくとも一部
    の搬送波において内容の異なる情報が伝送されるOFD
    M方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
    の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    のうち、指定される内容の情報を持つ信号を選択出力す
    る信号選択手段と、 この手段で選択された信号を復調する復調手段とを具備
    することを特徴とするOFDM方式の受信装置。
  10. 【請求項10】互いに異なる周波数帯域の少なくとも一
    部の搬送波において内容の異なる情報が伝送されるOF
    DM方式の複数の高周波信号を受信する受信手段と、 この手段で得られた複数の高周波信号の内、少なくとも
    一つ以上の高周波信号を周波数変換することにより互い
    の周波数帯を概ね隣接させる周波数変換手段と、 この手段で互いに隣接された複数の信号を合成して一つ
    のOFDM信号とする合成手段と、 この手段で得られたOFDM信号を時間軸上から周波数
    軸上の信号に変換して搬送波ごとの信号に分離する一つ
    の高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を復調する復調手段と、 この手段で得られた復調信号の中から指定される内容の
    情報を持つ復調信号を選択出力する信号選択手段とを具
    備することを特徴とするOFDM方式の受信装置。
  11. 【請求項11】近傍に配置された互いに異なるチャンネ
    ルの周波数帯域の少なくとも一部の搬送波において内容
    の異なる情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波
    信号を受信する受信手段と、 この手段で得られたOFDM信号を一つのOFDM信号
    として時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送波
    ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    のうち、指定される内容の情報を持つ信号を選択出力す
    る信号選択手段と、 この手段で選択された信号を復調する復調手段とを具備
    することを特徴とするOFDM方式の受信装置。
  12. 【請求項12】近傍に配置された互いに異なるチャンネ
    ルの周波数帯域の少なくとも一部の搬送波において内容
    の異なる情報が伝送されるOFDM方式の複数の高周波
    信号を受信する受信手段と、 この手段で得られたOFDM信号を一つのOFDM信号
    として時間軸上から周波数軸上の信号に変換して搬送波
    ごとの信号に分離する一つの高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器により得られた各搬送波の信号
    を復調する復調手段と、 この手段で得られた復調信号の中から指定される内容の
    情報を持つ復調信号を選択出力する信号選択手段とを具
    備することを特徴とするOFDM方式の受信装置。
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