JP2961098B2 - 押釦スイッチのインターロック装置 - Google Patents
押釦スイッチのインターロック装置Info
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Description
・ホイスト操作に用いられる押釦スイッチのインターロ
ック装置に関し、さらに詳しくは、固定接点を備えたス
イッチ本体に、可動接点を備えた2個の押釦を対向して
多段階に押し下げ可能に設けた押釦スイッチのインター
ロック装置に関するものである。
れる押釦スイッチにおいては、操作者が、押釦スイッチ
に近接して対向して設けた2個の押釦を誤って同時に押
し下げ操作して、機器が暴走したり、故障することがな
いように、両方の押釦が同時に押し下げ操作されること
を阻止するためのインターロック部材を、2個の押釦の
略中間位置を支点として揺動可能に配設するようにして
いる(特開平2ー244520号参照)。
押釦スイッチのインターロック装置を、2個の押釦を対
向して多段階、例えば、2段階に押し下げ操作する押釦
スイッチに適用した場合、両方の押釦が同時に押し下げ
操作されることを阻止しながら、いずれか一方の押釦を
2段階に押し下げ操作できるようにするためには、2個
の押釦と押釦用インターロック部材の相対的な動作範囲
の自由度を大きく取ることができないという、このイン
ターロック装置の構造上の理由から、押釦の各段階のス
トロークを十分に確保することができず、仮に、押釦の
各段階のストロークを十分に確保するようにした場合、
2段階の押し下げ操作をする際に、インターロック部材
の変形による抵抗が加わり、いずれの場合も、押釦スイ
ッチの操作性が低下するという問題点を有していた。
ターロック装置の有する問題点に鑑み、2個の押釦を対
向して多段階に押し下げ可能に設けた押釦スイッチのイ
ンターロックを、押釦スイッチの操作性を低下させるこ
となく、押釦の各段階のストロークを十分に確保するす
ることができる、小形で、かつ機械的に簡単な構造の押
釦スイッチのインターロック装置を提供することを目的
とする。
め、本発明の押釦スイッチのインターロック装置は、固
定接点を備えたスイッチ本体に、可動接点を備えた2個
の押釦を対向して多段階に押し下げ可能に設けた押釦ス
イッチのインターロック装置において、該インターロッ
ク装置を第1インターロック部材及び第2インターロッ
ク部材により構成し、前記第1インターロック部材を、
その両端部を前記2個の押釦にそれぞれ嵌挿し、下部に
突起を形成し、スイッチ本体に支軸を介して揺動及び上
下動可能に配設し、前記第2インターロック部材を、そ
の両端部を前記2個の押釦の下方位置にそれぞれ延出
し、上部に、前記第1インターロック部材に形成した突
起と当接する、突起を形成し、スイッチ本体に支軸を介
して揺動可能に配設したことを特徴とする。
は、2個の押釦を対向して多段階に押し下げ可能に設け
た押釦スイッチのインターロックを、スイッチ本体に支
軸を介して揺動及び上下動可能に配設した第1インター
ロック部材及びスイッチ本体に支軸を介して揺動可能に
配設した第2インターロック部材により構成されるイン
ターロック装置により行うものであるため、2個の押釦
と両方のインターロック部材の相対的な動作範囲の自由
度を大きく取ることができ、このため、押釦の各段階の
ストロークを十分に確保することができる。また、通常
の押釦の押し下げ操作時に、両方のインターロック部材
に大きな変形力が加わることがなく、押釦スイッチの操
作性を向上することができるとともに、合成樹脂材料で
形成することの多いインターロック部材を含む押釦スイ
ッチの耐久性を向上することができる。
操作した場合に、前記第1インターロック部材のみが揺
動するように構成することができる。これにより、イン
ターロック装置の動作を簡潔にして、装置の耐久性を向
上することができる。
に、第2インターロック部材の姿勢を制御するばねを介
在するように構成することができる。これにより、押釦
を押し下げ操作した場合に、第2インターロック部材
が、押釦により押し下げられる前に、ばねを介して第2
インターロック部材を揺動させることができ、第2イン
ターロック部材の揺動動作を円滑に行わせることができ
る。
ンターロック装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
インターロック装置をクレーン・ホイスト操作に用いら
れる2段式の押釦スイッチに適用した第1実施例を示
す。この2段式の押釦スイッチは、スイッチ本体1に形
成した収納溝1aに嵌挿した2個の押釦2,3と、押釦
2,3の下方位置に配設したインターロック装置を構成
する第1インターロック部材4及び第2インターロック
部材5と、スイッチ本体1と押釦2,3の間に配設した
押釦復帰用ばね6と、スイッチ本体1の下部に配設した
4対の固定接点7及び配線用端子ネジ8と、押釦2,3
の可動接点収納窓2a,2b,3a,3bに嵌挿した1
段用可動接点9a,9a及び2段用可動接点9b,9b
とからその主要部が構成されている。
cを穿設し、このスチールボール収納窓2cに、クリッ
プ機構を構成するスチールボール用バネ10によって付
勢されるスチールボール11,11を嵌挿する。また、
押釦2,3を嵌挿するスイッチ本体1に形成した収納溝
1aの壁面の一方側に階段状のクリップ用段部1bを形
成し、他方側に中間に仕切部14aを形成したスチール
ボール受台14を配設し、押釦2,3の押し下げ操作
時、押釦2,3を所定の押し下げ位置で2段階にクリッ
プできるようにする。
2b,3a,3bに嵌挿した1段用可動接点9a,9a
及び2段用可動接点9b,9bは、1段用可動接点バネ
12及び2段用可動接点バネ13によって下向きに付勢
するようにする。そして、押釦2,3は、スイッチ本体
1の収納溝1aに、スイッチ本体1に穿設した可動接点
収納窓1cの上面に2段用可動接点9b,9bがそれぞ
れ当接することにより、抜け止めされた状態で嵌挿され
る。
9bに対向するように配設した4対の固定接点7は、コ
字状の固定接点片の上片に上向きの接点部を形成して構
成し、各固定接点片の下片には、配線用端子ネジ8を螺
合する。図1(e)に、2個の押釦2,3の1段用可動
接点9a及び2段用可動接点9bと4対の固定接点7の
端子(ー、ー、ー、ー)の関係を示
す。
ク部材4及び第2インターロック部材5から構成する。
図3に示すように、その両端部41,41を押釦2,3
に形成した凹部2d,3dにそれぞれ嵌挿するととも
に、下部に突起42を形成し、スイッチ本体1に形成し
た凹溝1d内に挿入する支軸43を介して揺動及び上下
動可能に配設するようにする。
に示すように、その両端部51,51を押釦2,3の下
方位置にそれぞれ延出するとともに、上部に第1インタ
ーロック部材4に形成した突起42と当接する突起52
を形成し、スイッチ本体1に形成した凹溝1d内に挿入
する支軸53を介して揺動可能に配設するようにする。
ターロック部材4の支軸43及び第2インターロック部
材5の支軸53は、第1インターロック部材4又は第2
インターロック部材5と一体に形成するようにしている
が、両者を別体で構成し、支軸43及び支軸53を第1
インターロック部材4又は第2インターロック部材5に
嵌挿するようにして構成することもできる。
釦2,3の一方(押釦2)を1段階の押し下げ操作した
場合に、第1インターロック部材4の突起42の先端
と、第2インターロック部材5の突起52の先端とが当
接しながら、第1インターロック部材4のみが支軸43
を介して円滑に揺動するように、第1インターロック部
材4の突起42及び第2インターロック部材5の突起5
2の先端は、なだらかな曲面(本実施例においては、円
筒面)に形成するようにする。そして、図9に示すよう
に、押釦2,3の一方(押釦2)を2段階の押し下げ操
作した場合に、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出す
るように設けられている第2インターロック部材5の端
部51が、押釦2の下面により押し下げられることによ
り、第2インターロック部材5が支軸53を介して揺動
するようにする。また、押釦2を2段階の押し下げ操作
することにより、第1インターロック部材4は、支軸4
3を介してさらに揺動するが、このとき、第1インター
ロック部材4の突起42の先端が、第2インターロック
部材5の突起52の先端部分から外れ、第1インターロ
ック部材4の支軸43の位置が下方に円滑に移動するよ
うに、第1インターロック部材4の突起42及び第2イ
ンターロック部材5の突起52の先端部分に続く側面
は、両者が面接触するなだらかな曲面に形成するように
する。
装置の動作について説明する。押釦2,3を押し下げ操
作していない状態(図3)から、押釦2,3の一方(図
示の場合は、押釦2)を押し下げ操作した場合には、図
8に示すように、第1インターロック部材4の突起42
の先端と、第2インターロック部材5の突起52の先端
とが当接しながら、第1インターロック部材4のみが支
軸43を中心に揺動することにより、押釦2は支障なく
押し下げられて、その1段用可動接点9aにより固定接
点7を閉成することができる。なお、このとき、他方の
押釦3は、第1インターロック部材4の端部41が、押
釦3に形成した凹部3dに嵌挿されているため、押し下
げ操作が阻止されるものとなる。
作(2段階押し下げ操作)した場合には、図9に示すよ
うに、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出するように
設けられている第2インターロック部材5の端部51
が、押釦2の下面により押し下げられ、第2インターロ
ック部材5が支軸53を中心に揺動する。これにより、
第1インターロック部材4は、支軸43を中心にさらに
揺動しながら、第1インターロック部材4の突起42の
先端が、第2インターロック部材5の突起52の先端部
分から外れて、第1インターロック部材4の支軸43の
位置が下方に移動することにより、押釦2は支障なく押
し下げられて、その2段用可動接点9bにより固定接点
7を閉成することができる。なお、このとき、他方の押
釦3は、第1インターロック部材4の端部41が、押釦
3に形成した凹部3dに嵌挿されているとともに、押釦
3の下方位置に第2インターロック部材5の端部51が
延出されているため、押し下げ操作が阻止されるものと
なる。また、押釦2の押下力を解除すると、押釦2は、
押釦復帰用ばね6の付勢力により、図3に示す当初の状
態に自動的に復帰する。
していない状態(図3)から、押釦2,3の両方を同時
に押し下げ操作しようとした場合には、図10(第2イ
ンターロック部材5が傾いていない状態)、図11(第
2インターロック部材5が最も左に傾いた状態)及び図
12(第2インターロック部材5が最も右に傾いた状
態)に示すようになるが、いずれの場合も、第1インタ
ーロック部材4は、同じ位置に保持され、これにより、
第1インターロック部材4の両端部41,41が凹部2
d,3dにそれぞれ嵌挿されている両方の押釦2,3
は、その押し下げ操作が阻止されることとなる。
スイッチのインターロック装置の第1変形例を示す。本
実施例においては、押釦2,3と第2インターロック部
材5の間に、第2インターロック部材5の姿勢を制御す
るねじりばね15を介在するようしたものである。より
具体的には、ねじりばね15の一端を、押釦2,3に形
成したばね挿入孔15aに挿入して、ねじりばね15を
支持するようにするとともに、他端を、図14〜図15
に示すように、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出し
た第2インターロック部材5の端部51に当接するよう
にしたものである。
ていない状態(図15)から、押釦2,3の一方(図示
の場合は、押釦2)を押し下げ操作した場合には、図1
6に示すように、第1インターロック部材4の突起42
の先端と、第2インターロック部材5の突起52の先端
とが当接しながら、第1インターロック部材4のみが支
軸43を中心に揺動することにより、押釦2は支障なく
押し下げられて、その1段用可動接点9aにより固定接
点7を閉成することができる。
作(2段階押し下げ操作)した場合には、図17に示す
ように、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出するよう
に設けられている第2インターロック部材5の端部51
が、押釦2の下面により押し下げられる前に、ねじりば
ね15を介して第2インターロック部材5を支軸53を
中心に揺動させることができ、第2インターロック部材
5の揺動動作を円滑に行わせることができる。これによ
り、第1インターロック部材4は、支軸43を中心にさ
らに揺動しながら、第1インターロック部材4の突起4
2の先端が、第2インターロック部材5の突起52の先
端部分から外れて、第1インターロック部材4の支軸4
3の位置が下方に移動することにより、押釦2は支障な
く押し下げられて、その2段用可動接点9bにより固定
接点7を閉成することができる。
本動作は、上記第1実施例の押釦スイッチのインターロ
ック装置と同様である。
スイッチのインターロック装置の第2変形例を示す。本
実施例においては、押釦2,3と第2インターロック部
材5の間に、第2インターロック部材5の姿勢を制御す
る圧縮ばね16を介在するようしたものである。より具
体的には、圧縮ばね16の上端を、押釦2,3に形成し
たばね挿入孔16aに挿入して、圧縮ばね16を支持す
るようにするとともに、下端を、図19〜図20に示す
ように、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出した第2
インターロック部材5の端部51に当接するようにした
ものである。この場合、圧縮ばね16が第2インターロ
ック部材5の端部51に正確に当接するように、圧縮ば
ね16の下端に有底の補助筒16bを装着することがで
きる。
ていない状態(図20)から、押釦2,3の一方(図示
の場合は、押釦2)を押し下げ操作した場合には、図2
1に示すように、第1インターロック部材4の突起42
の先端と、第2インターロック部材5の突起52の先端
とが当接しながら、第1インターロック部材4のみが支
軸43を中心に揺動することにより、押釦2は支障なく
押し下げられて、その1段用可動接点9aにより固定接
点7を閉成することができる。
作(2段階押し下げ操作)した場合には、図22に示す
ように、押釦2,3の下方位置にそれぞれ延出するよう
に設けられている第2インターロック部材5の端部51
が、押釦2の下面により押し下げられる前に、圧縮ばね
16を介して第2インターロック部材5を支軸53を中
心に揺動させることができ、第2インターロック部材5
の揺動動作を円滑に行わせることができる。これによ
り、第1インターロック部材4は、支軸43を中心にさ
らに揺動しながら、第1インターロック部材4の突起4
2の先端が、第2インターロック部材5の突起52の先
端部分から外れて、第1インターロック部材4の支軸4
3の位置が下方に移動することにより、押釦2は支障な
く押し下げられて、その2段用可動接点9bにより固定
接点7を閉成することができる。
本動作は、上記第1実施例の押釦スイッチのインターロ
ック装置と同様である。
のインターロック装置をクレーン・ホイスト操作に用い
られる2段式の押釦スイッチに適用した第2実施例を示
す。この2段式の押釦スイッチは、上記第1実施例の押
釦スイッチと同一の基本構造を有し、スイッチ本体1に
形成した収納溝1aに嵌挿した2個の押釦2,3と、押
釦2,3の下方位置に配設したインターロック装置を構
成する第1インターロック部材4及び第2インターロッ
ク部材5と、スイッチ本体1と押釦2,3の間に配設し
た押釦復帰用ばね6と、スイッチ本体1の下部に配設し
た4対の固定接点7及び配線用端子ネジ8と、押釦2,
3の可動接点収納窓2a,2b,3a,3bに嵌挿した
1段用可動接点9a,9a及び2段用可動接点9b,9
bとからその主要部が構成されている。
部材5の支軸53を、第2インターロック部材5と別体
で構成し、押釦スイッチを組み立てる際に、スイッチ本
体1に形成した収納孔1aの下方から第2インターロッ
ク部材5を挿入し(ちなみに、上記第1実施例の押釦ス
イッチにおいては、スイッチ本体1に形成した収納孔1
aの上方から第2インターロック部材5を挿入して押釦
スイッチを組み立てるようにしている。)、スイッチ本
体1に形成した透孔1eから挿入した支軸53を第2イ
ンターロック部材5に形成した透孔54に嵌挿すること
により、押釦スイッチを組み立てるようにしている。
1に形成した収納溝1aの壁面の一方側に階段状のクリ
ップ用段部1bを、他方側に仕切段部1dを、それぞれ
形成し、押釦2,3の押し下げ操作時、押釦2,3を所
定の押し下げ位置で2段階にクリップできるようにして
いる。
動作は、上記第1実施例の押釦スイッチと同一であり、
押釦2,3を押し下げ操作していない状態(図24)か
ら、押釦2,3の一方(図示の場合は、押釦2)を押し
下げ操作した場合には、第1インターロック部材4の突
起42の先端と、第2インターロック部材5の突起52
の先端とが当接しながら、第1インターロック部材4の
みが支軸43を中心に揺動することにより、押釦2は支
障なく押し下げられて、その1段用可動接点9aにより
固定接点7を閉成することができる。なお、このとき、
他方の押釦3は、第1インターロック部材4の端部41
が、押釦3に形成した凹部3dに嵌挿されているため、
押し下げ操作が阻止されるものとなる。そして、さらに
押釦2を押し下げ操作(2段階押し下げ操作)した場合
には、図25に示すように、押釦2,3の下方位置にそ
れぞれ延出するように設けられている第2インターロッ
ク部材5の端部51が、押釦2の下面により押し下げら
れ、第2インターロック部材5が支軸53を中心に揺動
する。これにより、第1インターロック部材4は、支軸
43を中心にさらに揺動しながら、第1インターロック
部材4の突起42の先端が、第2インターロック部材5
の突起52の先端部分から外れて、第1インターロック
部材4の支軸43の位置が下方に移動することにより、
押釦2は支障なく押し下げられて、その2段用可動接点
9bにより固定接点7を閉成することができる。なお、
このとき、他方の押釦3は、第1インターロック部材4
の端部41が、押釦3に形成した凹部3dに嵌挿されて
いるとともに、押釦3の下方位置に第2インターロック
部材5の端部51が延出されているため、押し下げ操作
が阻止されるものとなる。また、押釦2の押下力を解除
すると、押釦2は、押釦復帰用ばね6の付勢力により、
図24に示す当初の状態に自動的に復帰する。また、押
釦2,3を押し下げ操作していない状態(図24)か
ら、押釦2,3の両方を押し下げ操作しようとした場合
には、第1インターロック部材4の両端部41,41が
凹部2d,3dにそれぞれ嵌挿されている両方の押釦
2,3は、その押し下げ操作が阻止されることとなる。
スイッチにおいては、押釦2,3を所定の押し下げ位置
で2段階にクリップできるように構成しているが、この
クリップ機構としては、図27(a)に示すような、両
側に対称に階段状のクリップ用段部1b,1bを形成す
る構成が、従来から汎用されている。しかしながら、両
側に対称に階段状のクリップ用段部1b,1bを形成す
る従来のクリップ機構の場合、押釦を多段階に押し下げ
操作するほど、スチールボール用バネ10の付勢力が大
きくなり、押釦スイッチの操作性が低下するという問題
点を有していた。これに対処するため、本実施例におい
ては、スイッチ本体1に形成した収納溝1aの壁面の一
方側に階段状のクリップ用段部1bを形成し、他方側に
中間に仕切部14aを形成したスチールボール受台14
を配設するようにしたり(第1実施例)、収納溝1aの
壁面の他方側に仕切段部1dを形成することにより(第
2実施例)、押釦を多段階に押し下げ操作した場合のス
チールボール用バネ10の付勢力の変化を一定にし、押
釦スイッチの操作性が向上するようにしている。
ック装置について、クレーン・ホイスト操作に用いられ
る2段式の押釦スイッチに適用した実施例に基づいて説
明したが、本発明の押釦スイッチのインターロック装置
は、例えば、3段式の押釦スイッチ等、上記実施例以外
の押釦スイッチにも広く適用することができるものであ
る。
装置によれば、2個の押釦を対向して多段階に押し下げ
可能に設けた押釦スイッチのインターロックを、スイッ
チ本体に支軸を介して揺動及び上下動可能に配設した第
1インターロック部材及びスイッチ本体に支軸を介して
揺動可能に配設した第2インターロック部材により構成
されるインターロック装置により行うものであるため、
2個の押釦と両方のインターロック部材の相対的な動作
範囲の自由度を大きく取ることができ、このため、押釦
の各段階のストロークを十分に確保することができると
ともに、通常の押釦の押し下げ操作時に、両方のインタ
ーロック部材に大きな変形力が加わることがなく、押釦
スイッチの操作性を向上することができ、また、合成樹
脂材料で形成することの多いインターロック部材を含む
押釦スイッチの耐久性を向上することができる。
に、第1インターロック部材のみが揺動するように構成
することにより、インターロック装置の動作を簡潔にし
て、装置の耐久性を向上することができる。
に、第2インターロック部材の姿勢を制御するばねを介
在するように構成することにより、押釦を押し下げ操作
した場合に、第2インターロック部材が、押釦により押
し下げられる前に、ばねを介して第2インターロック部
材を揺動させることができ、これにより、第2インター
ロック部材の揺動動作を円滑に行わせることができる。
適用した押釦スイッチ(第1実施例)を示し、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側
面図、(e)は回路図である。
(a)のA−A線断面図)で、一方の押釦を1段階押し
下げ操作した状態を示す。
(a)のA−A線断面図)で、一方の押釦を2段階押し
下げ操作した状態を示す。
1(a)のA−A線断面図)で、両方の押釦を同時に押
し下げ操作した状態(第2インターロック部材が傾いて
いない状態)を示す。
1(a)のA−A線断面図)で、両方の押釦を同時に押
し下げ操作した状態(第2インターロック部材が最も左
に傾いた傾いた状態)を示す。
1(a)のA−A線断面図)で、両方の押釦を同時に押
し下げ操作した状態(第2インターロック部材が最も右
に傾いた傾いた状態)を示す。
を適用した押釦スイッチ(第1実施例の第1変形例)の
分解斜視図である。
応)である。
(図1(a)のA−A線断面図に対応)で、一方の押釦
を1段階押し下げ操作した状態を示す。
(図1(a)のA−A線断面図に対応)で、一方の押釦
を2段階押し下げ操作した状態を示す。
を適用した押釦スイッチ(第1実施例の第2変形例)の
分解斜視図である。
応)である。
(図1(a)のA−A線断面図に対応)で、一方の押釦
を1段階押し下げ操作した状態を示す。
(図1(a)のA−A線断面図に対応)で、一方の押釦
を2段階押し下げ操作した状態を示す。
を適用した押釦スイッチ(第2実施例)の分解斜視図で
ある。
応)である。
(図1(a)のA−A線断面図に対応)で、一方の押釦
を2段階押し下げ操作した状態を示す。
例、(b)は第1実施例、(c)は第2実施例である。
Claims (3)
- 【請求項1】 固定接点を備えたスイッチ本体に、可動
接点を備えた2個の押釦を対向して多段階に押し下げ可
能に設けた押釦スイッチのインターロック装置におい
て、該インターロック装置を第1インターロック部材及
び第2インターロック部材により構成し、前記第1イン
ターロック部材を、その両端部を前記2個の押釦にそれ
ぞれ嵌挿し、下部に突起を形成し、スイッチ本体に支軸
を介して揺動及び上下動可能に配設し、前記第2インタ
ーロック部材を、その両端部を前記2個の押釦の下方位
置にそれぞれ延出し、上部に、前記第1インターロック
部材に形成した突起と当接する、突起を形成し、スイッ
チ本体に支軸を介して揺動可能に配設したことを特徴と
する押釦スイッチのインターロック装置。 - 【請求項2】 押釦を1段階押し下げ操作した場合に、
前記第1インターロック部材のみが揺動するようにした
ことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチのインタ
ーロック装置。 - 【請求項3】 押釦と第2インターロック部材の間に、
第2インターロック部材の姿勢を制御するばねを介在し
たことを特徴とする請求項1又は2記載の押釦スイッチ
のインターロック装置。
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