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JP2956540B2 - 自動車用シート昇降装置 - Google Patents

自動車用シート昇降装置

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Publication number
JP2956540B2
JP2956540B2 JP20469095A JP20469095A JP2956540B2 JP 2956540 B2 JP2956540 B2 JP 2956540B2 JP 20469095 A JP20469095 A JP 20469095A JP 20469095 A JP20469095 A JP 20469095A JP 2956540 B2 JP2956540 B2 JP 2956540B2
Authority
JP
Japan
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seat
sheet
lock
slide rail
elevating device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP20469095A
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English (en)
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JPH0948271A (ja
Inventor
泰男 須賀
芳幸 三浦
正光 岩谷
和生 青山
峰生 田中
祐輔 伊藤
隆文 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP20469095A priority Critical patent/JP2956540B2/ja
Publication of JPH0948271A publication Critical patent/JPH0948271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2956540B2 publication Critical patent/JP2956540B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートの
昇降装置に関し、特に身障者や高齢者の乗降に好適なシ
ート昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート昇降装置として
は、例えば図17に示すような構成のものが知られてい
る。この従来のシート昇降装置100は、フロア上に水
平回動可能に設置されたターンテーブル101と、該タ
ーンテーブル101上に設けられた一対のスライドレー
ル102,102と、該スライドレール102,102
に沿って水平に摺動可能な支持台103と、該支持台1
03とシート104のシートバック背面との間に組み込
まれたリンク機構105と、該リンク機構105を駆動
するための油圧シリンダ107を主体として構成したも
ので、ターンテーブル101による水平回転動作と、支
持台103による水平移動と、リンク機構105による
スイング動作との組合せによりシート104をボデー側
面のスライドドア乗降口106を経て出入りさせること
ができるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
シート昇降装置100にあっては、シート104のシー
トバック背面にリンク機構105等を配置するため、シ
ート104のリクライニング機能を犠牲にしなければな
らず、またかかる大がかりな昇降装置100が丸見えで
あるため室内の見栄えを損なうばかりでなく、該シート
104に着座する身障者等に特別な意識を与えてしまう
問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来のシート昇降装置の
問題を解決すべくなされたもので、シートのリクライニ
ング機能を犠牲にすることなく、またほぼシート下部に
格納されて室内の見栄えを損なうことがなく、従って着
座者に特別な意識を与えることがないシート昇降装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、各
請求項に記載した構成の自動車用シート昇降装置とし
た。 請求項1記載の自動車用シート昇降装置によれば、
シートはシートホルダに載置され、このシートホルダの
回転、スライドおよびスイングの各動作を経て所定の位
置に移動される。このため、シートには従来のようにリ
ンク機構を直接取付ける必要がなく、通常のシートクッ
ションおよびシートバックからなるシートを載置してお
けば足りる。
【0006】また、従来シートバック背面に取付けられ
たリンク機構は、シートの左右側方に配置されているの
で、シートバックを後方に倒すことが可能になり、従っ
て従来のようにシートのリクライニング機構を犠牲にす
ることなく、そのまま通常のリクライニング機能を生か
すことができる。
【0007】さらに、両リンク機構がシート側方に配置
される構成であるので、回転支持台、スライドレールお
よびランナーをシート下部に収め得る構成に配置するこ
とができるので、従来のように大がかりな昇降装置がシ
ートバック背面に剥き出しの状態になることがなく、従
ってその見栄えがよくなり、かつ室内のスルー性(通り
抜け性)がよくなるとともに、着座者の特別な意識をな
くすことができる。
【0008】又、シートホルダの形状が側面視略L字形
状を有しているので、肘掛けを回動させて収納しておく
ことにより当該シートへの横からの乗降を楽にすること
がで き、且つ着座後肘掛けを取り出すことにより該肘掛
けにより楽な姿勢で着座することができる。
【0009】請求項2記載の自動車用シート昇降装置
よれば、肘掛けを水平位置に倒して、隣のシートに掛け
渡し状に配置すれば、両シートの座面がベンチシート状
につながり、これによれば身障者等はいちいち立ち上が
ることなく横いざりして楽に隣席に移ることができ、こ
れにより周囲の者が楽に介護を行うことができる。ま
た、使用位置にしておけば着座者のホールド性が高ま
り、水平位置にしておけば窮屈感をなくすことができ、
着座者に合わせて選択できる。
【0010】請求項3記載の自動車用シート昇降装置に
よれば、肘掛けを上方に起立させておけば、シートへの
横からの移動を楽に行うことができ、肘掛けを下方へ倒
して前方に張り出す使用位置に保持しておくことにより
楽な姿勢で着座することができる。
【0011】請求項4記載の自動車用シート昇降装置に
よれば、シートホルダのスライドとは別にシートを単独
で前後にスライドさせることができるので、着座時の動
作をより楽に行うことができるとともに、より多様なシ
ートポジションを設定して座り心地を一層よくすること
ができる。
【0012】請求項5記載の自動車用シート昇降装置に
よれば、駆動装置は電動であり、油圧シリンダを用いた
場合のような油圧配管を行う必要がなく、従ってシート
の回転あるいは移動動作に伴う配管の取り回しを考慮す
る必要がない。しかも、駆動装置はリンク機構作動用の
駆動源であるので、シートをスイングさせるとき以外は
不要であり、従って通電の必要もない。シートをスイン
グさせる必要のある位置(乗降位置)はシートを乗降向
きに回転させたときのみであるので、それ以外の位置で
は駆動装置を起動させる必要がなく、従ってそのための
電源回路が遮断された状態が許容される。これによれ
ば、シートが乗降向きにないときには通電の必要もない
ので、配線あるいは配管の取り回しを全く考慮すること
なく、当該シートを広い範囲で移動させ得る構成(ロン
グスライドシート)に発展させることができる。なお、
電源接続のタイミングはシートを乗降向きに回転させた
時、あるいはこの乗降向きとした上でさらに前端位置ま
でスライドさせた時に設定することができる。
【0013】請求項6記載の自動車用シート昇降装置に
よれば、様々なポジションに任意にシートを移動させる
ことができるので、身障者等の着座者を例えば助手席位
置に着座させることも可能になる。運転者の隣に着座さ
せることにより身障者等は特別な意識や孤独感を味わう
ことなく着座でき、これは乗員が運転者と身障者等の二
人だけである場合に特に有意義である。
【0014】また、後列ポジションに移動させて、後ろ
向きにすれば、バックドアを経て乗降することが可能と
なり、側部のスライドドアを経て乗降と合わせて乗降口
を任意に選択でき、その利便性が高まる。
【0015】請求項7記載の自動車用シート昇降装置に
よれば、着座者が着座したまま楽にシートを前列ポジシ
ョンと後列ポジションとの間を移動させることができ、
その利便性が一層高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1および図2には本例のシート昇
降装置1を備えた自動車用シートSの外観が示されてお
り、図1は着座時の状態を示し、図2は乗降時における
スイング状態を示している。図中Fは室内フロアであ
り、Eは自動車側部に設けられたスライドドア乗降口で
あり、STはこの乗降口Eに設けられたステップを示し
ている。また、LRは、室内前部から後部に至る長い範
囲でフロアFに敷設されたロングスライドレールであ
り、これに沿って当該シートSはほぼ助手席位置の前列
ポジションから後部座席の後列ポジションの間を移動で
きるようになっている。
【0017】さて、本例のシート昇降装置1は、シート
Sの主として下部に組み込まれている。図6に示すよう
にフロアF上には、上記ロングスライドレールLR,L
Rを介して回転支持台3が室内前後方向(紙面に直交す
る方向)に沿ってスライド可能に支持されている。本例
の場合、回転支持台3は後述するロングスライドロック
機構40(図9)により、シートSが助手席位置に固定
される前列ポジションと、スライドドア乗降口Eの側部
に固定される中列ポジションと、後部席位置に固定され
る後列ポジションとの3ポジションを任意に選択して固
定できるようになっている。なお、図中CはフロアFに
敷き詰められたフロアカーペットを示し、CEはフロア
カーペットCの開口端末とロングスライドレールLRと
の間の装飾処理をするためのトリムを示している。
【0018】上記回転支持台3は、ベース3aと回転ベ
ース3bと両者間に介装されたスラストベアリング形式
の回転支持体3cから構成されている。ベース3aの下
面には、脚部3d,3dが設けられ、両脚部3d,3d
の下部には左右それぞれ前後に適宜間隔をおいて2個づ
つ支持ローラー3e,3eが取付けられている。各支持
ローラー3eがロングスライドレールLRに嵌込み支持
されて当該回転支持台3がスライド可能に支持されてい
る。なお、両脚部3d,3dには張出し縁3fが側方へ
張出し状に形成されており、この張出し縁3fがロング
スライドレールLRの上折曲げ縁の内側に挿入されてい
ることにより、各支持ローラー3eのロングスライドレ
ールLRからの脱輪が防止されている。回転支持体3c
は、回転ベース3bの上下方向の支持剛性を高めるた
め、2枚の内輪3g,3g間に多数の鋼球3h〜3hを
介して外輪3iを挟み込んだ2層構造のものが用いられ
ている。この外輪3iの上面に回転ベース3bが固定さ
れている。このように構成された回転支持台3は、回転
ベース3bをシートSが前向きに固定される前向き位置
と、横向きに固定される横向き位置と、後ろ向き固定
される後ろ向き位置の3位置を任意に選択して固定する
ための回転ロック機構を備えている。この回転ロック機
構については後述する。
【0019】次に、回転ベース3bの両側部には、断面
コ字形のスライドレール4,4が一定の間隔をおいて平
行に取付けられている。この両スライドレール4,4を
介して回転支持台3の上方にはランナー5がスライド可
能に支持されている。このランナー5は、図3に示すよ
うに両スライドレール4,4間に掛け渡し状に支持さ
れ、両側縁にそれぞれ2個づつ取付けられた支持ローラ
ー5a〜5aを介して両スライドレール4,4にスライ
ド支持されている。このランナー5には後述するスライ
ドロック機構が備えられており、スライドレール4の前
端までスライドした「前端位置」と、後端まで後退した
「後端位置」の両位置で移動不能にロックされるように
なっている。なお、両スライドレール4,4の前後両端
面は閉じられて、ランナー5のスライド方向前後端のス
トッパの役目を果している。また、ランナー5の中央下
面には当該シート昇降装置1の駆動装置30が取付けら
れており、この駆動装置30については後述する。
【0020】ランナー5には、左右一対の四節リンク機
構6,6を介してシートホルダ7が支持されている。両
リンク機構6,6はそれぞれ第1リンクアーム6aと第
2リンクアーム6bから構成され、図示手前側の第1リ
ンクアーム6aの下端部が、ランナー5をスライド支持
する後ろ側の支持ローラー5aと同軸の支軸6cを介し
て、ランナー5の側縁に回転可能に支持されている。図
示後ろ側の第2リンクアーム6bの下端部は、ランナー
5の側縁後端部に支軸6dを介して回転可能に支持され
ている。シートホルダ7は、図示するように略L字形を
なす左右の側壁部7a,7aの下部を2本の支持柱7
c,7cで固定して一体化したもので、両側壁部7a,
7a間にシートSが受け状に取付けられている。側壁部
7aはシートクッションSbおよびシートバックSaの
側面にほぼ沿った状態に位置される。両側壁部7a,7
aの立ち上がり部は、2枚の側板を一定の間隔をおいて
対向状に固定した袋構造になっており、両側板間に上記
リンク機構6の第1および第2リンクアーム6a,6b
の上部が挿入され、それぞれ両側板間に両端支持された
支軸6e,6fを介して回転可能に支持されている。こ
のようにランナー5とシートホルダ7との間に取り付け
た左右一対のリンク機構6,6の作動、すなわち第1お
よび第2リンクアーム6a,6bの回動により、該シー
トホルダ7が図3に示すようにランナー5のほぼ上側の
位置(以下、「スイング戻し位置」ともいう)と、図4
に示すようにランナー5の前方へスイングしてランナー
5よりも低い位置(以下、「スイング位置」ともいう)
との間を移動できるようになっている。
【0021】次に、両リンク機構6,6を作動させるた
めの駆動装置30は、図7に示すように電気モータ31
と、減速ギヤ列32と、ボールねじ33と、このボール
ねじ33のナット33aに側方へ突き出し状に取付けら
れた連結バー34,34を主体として構成されており、
電気モータ31の出力が減速ギヤ列32を経てボールね
じ33のねじ軸33bに伝達され、これによりナット3
3aひていは連結バー34,34が前後に平行移動す
る。両連結バー34,34の先端部は、図3に示すよう
にそれぞれリンク機構6の第1リンクアーム6aに固定
されている。また、ボールネジ33を内装する円筒ケー
ス35には支軸36,36が側方へ突き出し状に設けら
れており、この両支軸36,36および該支軸36を回
転可能に支持するブラケット(図示省略)を介して当該
駆動装置30が、ランナー5の中央下面に吊り下げ状に
支持されている。このように構成された駆動装置30に
よれば、電気モータ31の起動により両連結バー34,
34が前後方向に平行移動すると、両第1リンクアーム
6a,6aが支軸6cを中心にして前後方向に回転し、
これにより両リンク機構6,6が作動して上記したよう
にシートホルダ7が前後方向にスイング移動する。な
お、第1リンクアーム6aの回動に伴う連結バー34の
円弧移動は、当該駆動装置30が両支軸36,36を中
心にして上下にスイングすることにより吸収される。
【0022】次に、駆動装置30の電気モータ31の電
源について説明する。本例の昇降装置1においては、回
転支持台3が乗降時の横向き位置に回転され、かつラン
ナー5がスライドレール4,4の前端位置にスライドさ
れたときにのみ、すなわち両リンク機構6,6を作動さ
せてシートSをスイングさせる必要のあるときにのみ電
気モータ31に通電するための電源回路が接続されるよ
うになっている。具体的には、電気モータ31の電源回
路にはいわゆるジャンクションコネクタが組み込まれて
いる。図8に示すようにジャンクションコネクタ37の
メール37aはフロアFの所定位置、本例の場合ステッ
プSTの近傍にブラケット37bを介して取付けられ、
これと対をなすヒメール37cはランナー5の一方の側
縁にブラケット38を介して取付けられている。ブラケ
ット38は、2枚の板片38a,38bをヒンジ38c
で接続したもので、ジャンクションコネクタ37のヒメ
ール37cが取付けられた、一方の板片38aは、ヒン
ジ38cを介して上下方向に回動可能となっている。板
片38aと板片38bの間には引張りばね38eが介装
されているため、板片38aは常時反時計回り方向(図
示下方へ回動する方向)に付勢されている。
【0023】一方、スライドレール4の下面には、ラン
ナー5のスライド方向に一定の長さを有する受けベース
39が側方へ張出し状に取付けられている。このような
構成によれば、ランナー5が後方(図において右方)に
戻されている状態においては、ブラケット38の一方の
板片38aが上方に回動されて受けベース39に乗り上
げた状態となる。これに対して、シートSをスイングさ
せるべく回転支持台3が横向き位置に回転された状態に
おいて、ランナー5が図において左方の前端位置にスラ
イドされる途中の段階で、ブラケット38の一方の板片
38aが、受けベース39の前端から外れて引張りばね
38eの付勢力により下方へ回動した状態となり、これ
によりヒメール37cがメール37aに対向する状態と
なる。この状態でランナー5がさらに前方にスライドさ
れて前端位置に至ると、ヒメール37cがメール37a
に当接し、この時点で電気モータ31駆動用の電源回路
が接続される。なお、一方の板片38aの回動基部側の
背面にはストッパ38dが取付けられているので、下方
へ回動した状態においてこの一方の板片38aの他方の
板片38bに対する角度が一定に保持されるようになっ
ており、これによりヒメール37cがメール37aに対
して常時適切な角度で当接されるようになっている。
【0024】この電源回路接続状態で、図示省略した
「スイングスイッチ」をスイング側に操作すれば、電気
モータ31が起動して両第1リンクアーム6a,6aが
支軸6cを中心にして前方に回動され、これによりシー
トホルダ7ひいてはシートSがスイングして「スイング
位置」に移動する。逆に、「スイングスイッチ」をスイ
ング戻し側に操作すれば、電気モータ31は逆転して両
第1リンクアーム6a,6aおよび両第2リンクアーム
6b,6bが後方に回動され、これによりシートSが後
方すなわちランナー5の上側の「スイング戻し位置」に
戻される。シートSを「スイング戻し位置」に戻した状
態で、当該シートSを室内側の「後端位置」に引き戻す
過程において、ランナー5も同方向にスライドされてジ
ャンクションコネクタ37のヒメール37cがメール3
7aから離れ、これにより電源回路が切断される。ラン
ナー5がさらに後方へスライドされると、ブラケット3
8の一方の板片38aが受けベース39の先端に当接
し、徐々に上方に回動されて該受けベース39の上側に
乗り上げた状態なる。このように、ブラケット38の一
方の板片38aは受けベース39に乗り上げた状態に収
納され、単に下方へ回動した状態のままとした場合のよ
うに他部位との干渉による破損あるいは見栄えの悪さ等
の問題が発生しないよう考慮されている。
【0025】次に、ロングスライドロック機構40、回
転ロック機構50およびスライドロック機構60につい
て説明する。図9に示すように、左右のスライドレール
4,4の前端部には合計3個のロック解除レバー41,
51,61が設けられており、図において右側のスライ
ドレール4に、ロングスライドロック機構40のロック
解除レバー41と回転ロック機構50のロック解除レバ
ー51が設けられ、左側のスライドレール4にはスライ
ドロック機構60のロック解除レバー61が設けられて
いる。先ず、ロングスライドロック機構40のロック解
除レバー41は、図示右側のスライドレール4の背面に
沿って回転可能に支持された第1ロッド42の先端に取
付けられている。この第1ロッド42は図示省略した捩
りばねによりロック方向に回転付勢されている。一方、
回転ベース3bの上面ほぼ中央には第3ロッド44がブ
ラケット44a,44aを介して前後方向に沿って回転
可能に支持されている。この第3ロッド44の後端部と
上記第1ロッド42の後端部との間は、第2ロッド43
で連結されている。この第2ロッド43の両端部には略
鉤状のフック部が設けられ、このフック部を第1および
第3ロッド42,44の後端部に取り付けたフランジ部
の係止孔に引き掛けた状態で連結されている。このた
め、第1ロッド42に連動して第3ロッド44が回転す
る。
【0026】第3ロッド44のほぼ中央には、板片44
cが取付けられており、この板片44cにはワイヤケー
ブル45の一端が接続されている。このワイヤケーブル
45は、回転テーブル3bの中央に設けられた逃がし孔
46を経て下方に引き出され、回転支持台3の一方(室
内側)の脚部3dに至っている。上記一方の脚部3dの
内面には、第4ロッド47がブラケット47a,47a
を介して回転可能に支持されており、この第4ロッド4
7に上記ワイヤケーブル45の他端が接続されている。
また、この第4ロッド47のほぼ中央にはロック板47
bが、第4ロッド47から側方へ張出し状に取付けられ
たピン(図示省略)を長孔に挿入して、該第4ロッド4
7の回転を通じて上下方向に移動可能に設けられている
とともに、脚部3dとの間には捩りばね47cが介装さ
れており、このため第4ロッド47はロック板47bを
図示するように下方すなわちロングスライドレールLR
の底面に向けて突き出す方向に付勢されている。ロング
スライドレールLRの底面であって、シートの前列ポジ
ション、中列ポジションおよび後列ポジションに対応し
た、スライド方向3位置には、上記ロック板47bを嵌
込み可能なロック孔48〜48が設けられている。
【0027】このように構成されたロングスライドロッ
ク機構40によれば、常時にはロック板47bが下方に
向けて突き出されているので、その先端をロングスライ
ドレールLRの底面に摺接させながらシートSがロング
スライドレールLRに沿ってスライドされ、シートSが
前列ポジションまたは中列ポジションまたは後列ポジシ
ョンに至ると、このロック板47bが捩りばね47cの
付勢力および自重によりロック孔48に嵌め込まれ、こ
れによりシートSが所望のポジションにロックされる。
シートSをロック位置から他のポジションに移動させる
場合には、ロック解除レバー41を回転操作すると、第
1ロッド42が回転し、従って第2ロッド43を介して
第3ロッド44が回転し、これがワイヤケーブル45を
経て第4ロッド47に伝達される。これにより第4ロッ
ド47は捩りばね47cに抗して回転するので、ロック
板47bがロック孔48から外され、これによりロック
が解除されてシートSをロングスライドレールLRに沿
ってスライド可能となる。
【0028】次に、回転ロック機構50のロック解除レ
バー51はブラケット52を介してスライドレール4の
前端面に回転操作可能に支持されている。このロック解
除レバー51は、図示省略した捩りばねによりロック方
向に回転付勢されている。このロック解除レバー51に
はワイヤケーブル53の一端が接続されており、ロック
解除レバー51をロック解除方向に回転操作するとこの
ワイヤケーブル53が引かれる。ワイヤケーブル53の
他端は、ロックプレート54に接続されている。このロ
ックプレート54は、回転テーブル3bの前端部に支軸
54aを介して面方向に回転可能に取付けられている。
このロックプレート54の上面一端部には、二股形状の
引掛け部54bが形成されており、この引掛け部54b
に上記ワイヤケーブル53の他端が接続されている。ま
た、このロックプレート54は回転テーブル3bとの間
に介装された引張りばね55によって図示時計回り方向
のロック方向に回転付勢されている。上記ロックプレー
ト54の反対側の下面には、ロックピン54cが下方へ
突き出し状に取付けられている。一方、回転支持台3の
ベース3aの上面には、上記ロックプレート54に対応
して3箇所にロック受けプレート56〜58が取付けら
れている。この3個のロック受けプレート56〜58
は、シートSの前向き、横向きおよび後ろ向きに対応し
た回転ベース3bの回転方向3位置においてそれぞれロ
ックプレート54のロックピン54cを係止可能な位置
に配置されている。各ロック受プレート56〜58は、
ロックピン54cを嵌込み係止するためのロック溝56
a,57a,58aをそれぞれ外方に向けた状態で取付
けられている。
【0029】このように構成された回転ロック機構50
によれば、ロック解除レバー51を操作しない状態にお
いてロックプレート54は引張りばね55により図示時
計回り方向に回転付勢されており、この状態でシートS
を回転させて例えば横向きの位置に至ると、ロックプレ
ート54のロックピン54cがロック受けプレート57
のロック溝57aに嵌まり込んで回転ベース3bの回転
を阻止し、従って当該横向きの位置でシートSがロック
される。この横向きの位置からシートSを回転させるに
は、ロック解除レバー51を回転操作してロックプレー
ト54を引張りばね55に抗して図示反時計回り方向に
回転させると、ロックピン54cはロック受けプレート
57のロック溝57aから外れ、これにより回転ベース
3bが再び回転可能な状態となってシートSを回転させ
ることができる。ロック解除レバー51は回転操作を止
めると、捩りばねによってロック方向に戻され、従って
ロックプレート54が図示時計回り方向に戻され、この
状態でシートSを回転させると再び所望の位置でロック
させることができる。
【0030】次に、スライドロック機構60のロック解
除レバー61は、もう一方のスライドレール4の背面に
ブラケット62a〜62aを介して回転可能に支持され
たロッド62の前端に取付けられている。このロッド6
2とスライドレール4との間にも捩りばね63が介装さ
れており、これによりこのロッド62は図示反時計回り
方向に回転付勢されている。このロッド62には、長手
方向所定の間隔をおいた3箇所にそれぞれロックピン6
4〜66が側方へ突き出し状に取付けられている。図に
おいて最も手前のロックピン64は、シートSの前端位
置ロック用であり、最も後ろ側のロックピン66はシー
トSの後端位置ロック用であり、中間のロックピン65
はシートSの中間位置ロック用となっている。一方、ラ
ンナー5の側壁内面であって、上記ロッド62の上方に
はロックプレート67が取付けられている。このロック
プレート67の下端には、上記各ロックピン64〜66
が嵌め込まれるロック溝67aが形成されている。
【0031】このように構成されたスライドロック機構
60によれば、ロック解除レバー61を図示時計回り方
向のロック解除方向に回転操作しない状態において、ロ
ッド62は捩りばね63によって各ロックピン64〜6
6を側方へ張り出す位置に保持され、この状態でシート
Sをスライドレール4,4に沿ってスライドさせて、例
えば前端位置に至るとロックプレート67のロック溝6
7aにロックピン64が嵌め込まれ、これによりシート
Sのスライドが阻止されて、該シートSが前端位置にロ
ックされる。シートSを前端位置から中間位置に移動さ
せるには、ロック解除レバー61をロック解除方向に回
転操作してロッド62を捩りばね63に抗して図示時計
回り方向に回転させ、これにより各ロックピン64〜6
6を下方に向けて、ロックプレート67のロック溝67
aからロックピン64を外せば、シートSを再びスライ
ドさせることができる。ロック解除レバー61の回転操
作を止めれば、ロッド62は捩りばね63により図示反
時計回り方向に戻され、従って各ロックピン64〜66
が再び側方へ突き出した状態に復帰される。この状態
で、シートSを中間位置に移動させると、ロックプレー
ト67のロック溝67aに、ロックピン65が嵌まり込
んで、当該中間位置にシートSがロックされる。前端位
置から後端位置に移動させるには、ロック解除レバー6
1を解除操作したまま、シートSを後端位置に移動さ
せ、然る後ロック解除レバー61の操作を止めれば、ロ
ック溝67aにロックピン66が嵌め込まれてシートS
が後端位置にロックされる。
【0032】次に、肘掛けについて説明する。図1およ
び図2に示すようにシートSの側部には2種類の肘掛け
70,71が設けられている。着座者から見て右側の略
平板形状をなす肘掛け70は可倒式であり、左側の棒形
状をなす肘掛け71は振り下ろし式となっている。この
振り下ろし式の肘掛け71は、図11に示すようにシー
トホルダ7の左側の側壁部7aに上下方向回動可能、か
つ水平の使用位置でロックできる構成となっているが、
このロック機構およびロック解除機構については従来よ
り公知の構成のものが用いられており、特に変更を要し
ないので説明を省略する。なお、図11に示すように、
この振り下ろし式の肘掛け71に代えて、跳ね上げ式の
肘掛け72としてもよい。
【0033】右側の可倒式の肘掛け70は、図10に示
すように略D形のフレーム73をシートホルダ7の側部
にブラケット74,74の支軸74a,74aを介して
上下方向に回動可能に支持してなるもので、図示するよ
うに一方のブラケット74とフレーム73との間にはリ
ンクアーム75が介装されている。このリンクアーム7
5の下端部は支軸75aを介してブラケット74に回転
可能に支持され、上端部には係合ピン75bが取付けら
れて、フレーム73に形成された長溝孔73aに挿入さ
れている。また、フレーム73の上部には、先端に把持
用のノブ76aが取付けられてロックロッド76が前後
方向(図示左右方向)にスライド可能に支持されてい
る。このロックロッド76は、フレーム73との間に圧
縮ばね77が介装されているため、後方(図示右方)に
突き出す方向に付勢されている。ロックロッド76の後
端部はフレーム73の後端縁から突き出されて、シート
ホルダ7に設けたロック孔7bに抜き差しされる。
【0034】このような構成によれば、肘掛け70を起
立させてロックロッド76の後端部をシートホルダ7側
のロック孔7bに差し込んでおくことにより、この起立
状態の使用位置にロックして肘掛けとして用いることが
できる。ノブ76aを把持してロックロッド76を前方
に引き出せば、その後端部がロック孔7bから抜き出さ
れるので、フレーム73ひいては肘掛け70を側方へ倒
すことができる。肘掛け70は、リンクアーム75の係
合ピン75bが長溝孔73aの先端部に当接することに
より、水平位置に保持される。肘掛け70が水平位置に
倒されると、隣席にほぼ掛け渡された状態となり、着座
者はこの水平状態の肘掛け70を経て横いざりすること
ができるようになる。これによれば、いちいち立ち上が
ることなく隣席に移動することができるので、特に身障
者あるいは老人の介護が楽になる。なお、図1および図
2では、右側に可倒式の肘掛け70を配置し、左側に振
り下ろし式の肘掛け71を配置する構成で例示したが、
図3に示すように両側に可倒式の肘掛け70を配置する
構成としてもよい。
【0035】次に、本例のシート昇降装置1には、収納
式のステップ80が設けられている。図12に示すよう
にシートホルダ7の前部には略L形のステー81,81
が前方へ突き出し状に取付けられており、両ステー8
1,81間には、大小2枚のステップ板82,83がそ
れぞれ上下方向に回動可能に取付けられている。前側
(図示左側)の大きいステップ板82は、ステー81,
81の前端部間に支軸84を介して回動可能に支持さ
れ、後ろ側の小さいステップ板83は、上記支軸84よ
りも後ろ側の支軸85を介して回動可能に支持されてい
る。上記支軸85の回りには捩りばね86が装着されて
おり、この捩りばね86によって後ろ側の小ステップ板
83は前方へ張り出す方向に付勢されている。この後ろ
側の小ステップ板83の前端縁は、前側の大ステップ板
82の後部に重ね合わせられるように配置されているの
で、間接的に大ステップ板82もほぼ水平状態に張り出
す方向に付勢されている。大ステップ板82の裏面に
は、図1に示すように引出し用の把手82aが設けられ
ている。
【0036】このように構成されたステップ80によれ
ば、図12において実線で示した使用位置に大ステップ
板82を引出すと、小ステップ板83も捩りばね86の
付勢力により前方に回動されて大ステップ板82の後部
に載せ掛け状態となる。着座者は大小2枚のステップ板
82,83により形成される広い面積を足を載せておく
ためのステップとして利用できる。ステップとして利用
しない場合には、大ステップ板82を上方へ回動させて
収納できる。大ステップ板82を、捩りばね86の間接
作用に抗して図中二点鎖線で示した位置に回動すると、
小ステップ板83も捩りばね86に抗して上方に回動さ
れる。両ステップ板82,83の回動支点はずれている
ので、小ステップ板83はその前端縁を大ステップ板8
2の表面に摺接させながら上方に回動され、最終的に大
ステップ板82に折り重なるようにして収納される。こ
のように、使用時には両ステップ板82,83をつなぎ
合わせた状態で利用できる一方、収納時には、ほぼ重ね
合わせるようにコンパクトに収納される。図1および図
2に示すように、大ステップ板82の回動基部側には切
込み部82bが形成されており、上記ステップ80の収
納状態において着座者の足元には足をフロアFに置くた
めの十分なスペースが確保され、この点でも楽な姿勢で
着座できるようになっている。
【0037】以上のように構成されたシート昇降装置1
によれば、シートSはほぼ助手席位置の前列ポジション
と後列ポジションとの間を移動可能であるとともに、前
列、中列および後列の3ポジションで位置保持され、か
つ各ポジションにおいて前向き、横向きおよび後ろ向き
の3位置を任意に選択できる。そこで、図1に示すよう
にシートSを中列ポジションに位置させ、かつ横向きに
回転させた状態において、スライドロック機構60のロ
ック解除レバー61をロック解除方向に回転操作した状
態で当該シートSをスライドレール4,4に沿って前方
にスライドさせると、ジャンクションコネクタ37のヒ
メール37cが、フロアF上のメール37aに当接され
て電源回路が接続される。
【0038】このスライド前端位置において、スイング
スイッチをスイング側にオン操作すると駆動装置30が
起動され、これによるリンク機構6,6の動作によりシ
ートホルダ7ひいてはシートSが前方にスイング移動さ
れ、従ってシートSが図2に示すように室内からスライ
ドドア乗降口Eを経て室外に移動される。この状態で、
身障者等は楽にシートSに着座できる。着座した状態
で、スイングスイッチをスイング戻し側にオン操作する
と、駆動装置30が逆方向に起動してリンク機構6の両
リンクアーム6a,6bが立ち上がり方向に回動され、
これによりシートホルダ7が後方にスイングされて、シ
ートSが室内に戻される。シートSが前端位置に戻され
た後、再度スライドロック機構60のロック解除レバー
61をロック解除方向に回転操作して、当該シートSを
後端位置に戻す。シートSが前端位置から後退される
と、ジャンクションコネクタ37のヒメール37cも後
退してメール37aから離されるので、駆動装置30の
電源回路が遮断される。シートSを後端位置に戻した
後、回転ロック機構50のロック解除レバー51をロッ
ク解除方向に回転操作して、シートSを横向きから前向
きに回転させれば、シートSは中列ポジションで前向き
にロックされる。
【0039】このように、本例のシート昇降装置1によ
れば、シートSはシートホルダ7に取り付けておけば足
り、かつこのシートSの下部に該昇降装置1が配置され
た構成となっている。このことから、従来のようにシー
トバック背部に大がかりな機構を付設した場合とは違っ
て、リクライニング機構をそのまま生かすことができ
る。また、シートバックの背部に装置が剥き出しになる
といったことがなく、他のシートと外観上ほぼ同等のシ
ートを用いることができるので、着座者に特別な意識を
与えることがなく、かつ室内の見栄えを損なうこともな
い。さらに、シートS自体は、昇降装置1から機構上独
立しているため、通常のシートSをほぼそのまま用いる
ことができることから乗り心地のよいシートを維持でき
る。
【0040】また、本例のシート昇降装置1にスイング
動作を与えるための駆動装置30の電源回路は、ジャン
クションコネクタ37を介して必要な時すなわちシート
Sをスイングさせる時にのみ接続され、その他の状態で
は接続されないようになっている。このことから、シー
トSの回転あるいはスライドに伴う電気配線の取り回し
経路を考慮することなく、また従来のように油圧式の駆
動装置(油圧シリンダ)を用いた場合の油圧配管の取り
回しあるいは油圧源の設置を考慮することなく、広い範
囲(例えば前列ポジションから後列ポジションまでの範
囲)でシートSを移動させ、あるいは大きな角度(例え
ば360°)で回転させ得る構成とすることが可能にな
る。
【0041】特に、例示したようにシートSを、前列、
中列および後列の3ポジションに任意に移動させること
ができ、かつそれぞれのポジションで前向き、横向きお
よび後ろ向きの3位置を任意に選択できる構成とするこ
とにより、例えば図13に示すように当該シート昇降装
置1を備えたシートSを様々な態様で用いることがで
き、シートレイアウトの多様化を図ることができる。
尚、図13は、本発明のシートSの移動可能な範囲を例
示するものであり、自動車室内に設置可能なシートSの
数を限定するものではない。
【0042】図13(A)は、自動車側部のスライドド
ア乗降口Eを経て乗り込んだ後、シートSを前向きに
し、さらに前列ポジションすなわち助手席位置に移動さ
せたレイアウトを示している。これによれば、着座者を
助手席に着座させることができるので、例えば乗員がこ
の着座者と運転手の二人だけの場合であっても、着座者
に特別な意識あるいは孤独感を感じさせることなく、快
適なドライビングを行うことができる。図13(B)
は、上記のように側部のスライドドア乗降口Eから乗り
込む場合だけでなく、自動車後部のバックドア乗降口を
経て身障者等が乗り込む場合を示している。すなわち、
シートSをロングスライドレールLRに沿って後列ポジ
ションまで移動させた後、後ろ向きに回転させてシート
Sをスイングさせることによりバックドア乗降口を経て
乗り込むことが可能になる。但し、この場合、バックド
ア乗降口近傍にジャンクションコネクタ37のメール3
7aを配置しておく必要がある。このようにバックドア
乗降口からの乗り込みも選択できるので、車幅方向が狭
小な場所での車椅子からシートSへの着座が簡単に行え
る。しかも、バックドア乗降口を経て乗り込んだ場合で
あっても、ロングスライドレールLRを経て中列ポジシ
ョンあるいは上記と同様に前列ポジションに移動させる
ことができる。
【0043】図13(C)は、当該シートSの最も基本
的なレイアウトを示している。すなわち、スライドドア
乗降口Eを経て乗り込んだ後、シートSを中列ポジショ
ンの前向きに位置させておく場合である。さらに、図示
は省略したが、この中列ポジションにおいてシートSを
後ろ向きに回転させることにより、後列シートとの対面
シートとすることができ、この場合にも着座者に特別な
意識あるいは孤独感を味合わせることなく快適な長距離
ドライブ等を楽しむことができる。さらに、図13
(D)に示すように、自動車の右側(運転席側)にもロ
ングスライドレールLRを配置することで、バックドア
乗降口から乗り込んだ後、シートSを運転席まで移動さ
せる構成とすることも可能で、この場合には、身障者等
が運転を行う場合に、運転席への乗り込みをより楽に行
うことができる。また、図示は省略したが運転席側のロ
ングスライドレーLRと助手席側のロングスライドレ
ールLRを自動車幅方向のスライドレールで接続するこ
とにより、さらに多様なシートレイアウトを実現でき
る。このように、例示したシート昇降装置1と、ロング
スライドレールLRを組み合わせることにより、身障者
等は自動車側部のスライドドア乗降口Eの他に自動車後
部のバックドア乗降口からの乗り込みが可能なり、か
ついずれの乗降口から乗り込んでもそのシートポジショ
ンを広い範囲で任意に選択でき、当該シート昇降装置1
の付加価値を一層高めることができる。
【0044】以上説明した実施例には様々な変更を加え
て実施することが可能であり、例えば図示は省略した
が、シートホルダとの間に、通常用いられるシートポ
ジション調整用のクッションスライドレールを介装する
構成としてもよい。かかる構成によれば、シートホルダ
のスライドとは別にシートSを単独でスライドさせる
ことができるので、着座時の動作をより楽に行うことが
できるとともに、より多様なシートポジションを設定し
て座り心地を一層よくすることができる。
【0045】さらに、例示した実施例では、シート昇降
装置1を備えたシートSにロングスライドレールLRを
組み合わせて、多様なシートレイアウトを可能とする構
成を説明したが、本例のシート昇降装置1を、例えば中
列ポジションに固定しておく構成とすることも可能であ
る。この従来の問題を解決するため、本願出願人は、前
列ポジションから後列ポジションに至る範囲でフロアに
ロングスライドレールを敷設し、該ロングスライドレー
ルに沿ってシートを移動可能かつ、任意の位置でロック
可能な構成とする自動車用シートを提供し、また、例示
した回転支持台3を介してシートを上記ロングスライド
レールに沿って移動可能、かつ任意の位置でロック可能
な自動車用シートを提供するものである。
【0046】図14には、駆動装置30の電源に接続す
る、前記例示したジャンクションコネクタ37とは別態
様のジャンクションコネクタ120の取付け例が示され
ている。このジャンクションコネクタ120は、同じく
メール121とヒメール122から構成されている。メ
ール121は、ブラケット123を介してステップST
の後側(図示右側)のフロアF上に配置されている。一
方、ヒメール122はブラケット124を介して一方の
スライドレール4の先端寄りに取付けられている。この
ジャンクションコネクタ120によれば、シートS(図
示省略)を図中矢印で示す方向に回転させて乗降向きに
すると、ヒメール122がメール121に当接され、こ
の時点で駆動装置30を駆動させるための電源が接続さ
れる。このようにシートSを前端位置までスライドさせ
る前の段階ではあるが、シートSを乗降向きにした時点
で始めて駆動装置30の電源が接続される構成とするこ
とによっても、前記と同様の作用効果を得ることができ
る。また、図示は省略したがフロアFに設置されるメー
ルについては例示したブラケット37b(123)を介
して常時フロアF上に露出させた状態に設置する構成の
他、一般の電源コンセントに見られるような床下収納式
とすることもでき、これによれば必要なときにのみフロ
アFから突き出し操作して、常時にはメール121を邪
魔にならないよう床下に収納しておくことができる。
【0047】次に、前記例示した構成では、手動装置に
よりシートSをロングスライドレールLRに沿って移動
可能な構成としたが、かかるロングスライド機構をモー
タ駆動により電動化することも可能である。かかる電動
式ロングスライド機構110の例が図15および図16
に示されている。フロアF上にはモータ111が設置さ
れ、このモータ111の出力軸には減速用のギヤボック
ス112を経てねじ軸113の一端が接続されている。
ギヤボックス112はブラケット116に挟み込み状に
固定され、これにより該ギヤボックス112およびモー
タ111がフロアF上に固定されている。ねじ軸113
はロングスライドレールLR,LR間に沿って配置さ
れ、その他端は軸受114により同じくフロアF上に回
転可能に支持されており、上記モータ111の駆動によ
りこのねじ軸113が所定の回転数で正逆両方向に回転
制御されるようになっている。上記ねじ軸113には、
ブロック体をなすナット115が装着されており、ねじ
軸113の回転によりこのナット115が所定の速度で
前進または後退する。このナット115は、略箱型のブ
ラケット117およびL型のブラケット118を介して
回転支持台3のベース3a側に固定されている。このた
め、ねじ軸113の回転によりナット115が移動する
とこれと一体となってベース3a従って回転支持台3が
移動し、これにより前記昇降装置1とともにシートSが
ロングスライドレールLRに沿って移動される。このよ
うに構成された電動式ロングスライド機構によれば、周
囲の手助けを得ることなく着座者が自らスイッチを操作
するだけで前列ポジションと後列ポジションとの間を自
由に移動できるので、当該シート昇降装置1の付加価値
を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート昇降装置であって、シート昇降
装置およびシートの、中列ポジション前向きの状態を示
す斜視図である。
【図2】シート昇降装置をスイングさせて、シートをス
ライドドア乗降口から室外に移動させた状態を示す斜視
図である。
【図3】前端位置にスライドした状態におけるシート昇
降装置(回転支持台除く)の斜視図である。
【図4】スイングした状態におけるシート昇降装置の斜
視図である。
【図5】シート昇降装置の動作を示す側面図である。
【図6】シート昇降装置の回転支持台の縦断面図であ
る。
【図7】駆動装置単独の斜視図である。
【図8】ランナーの側面図であって、ジャンクションコ
ネクタのヒメール側の動作を示す図である。
【図9】回転支持台およびランナーの分解斜視図であっ
て、ロングスライドロック機構、回転ロック機構および
スライドロック機構の分解斜視図である。
【図10】可倒式肘掛けのフレーム支持構造を示し、
(A)は側面図、(B)は後面図である。
【図11】振り下ろし式肘掛け、および跳ね上げ式肘掛
けを示す側面図である。
【図12】ステップの側面図である。
【図13】シートの種々態様のレイアウトを示す平面図
であり、(A)はサイド乗り込み前列ポジションへ移動
の場合を示し、(B)はサイド乗り込みに加えて、リヤ
乗り込み前列ポジションへ移動の場合を示し、(C)は
最も基本的な場合であるサイド乗り込み中列ポジション
の場合を示し、(D)はリヤ乗り込み運転席移動の場合
を示す。
【図14】ジャンクションコネクタの別態様の実施例を
示す斜視図である。
【図15】電動式ロングスライド機構を示す平面図であ
る。
【図16】同じく電動式ロングスライド機構の正面図で
ある。
【図17】従来のシート昇降装置の斜視図である。
【符号の説明】
1…シート昇降装置(第1実施例) 3…回転支持台 4…スライドレール 5…ランナー 6…リンク機構、6a…第1リンクアーム、6b…第2
リンクアーム 7…シートホルダ、7a…側壁部 30…駆動装置 37…ジャンクションコネクタ、37a…メール、37
c…ヒメール 40…ロングスライドロック機構 50…回転ロック機構 60…スライドロック機構 70…肘掛け(可倒式)、71…肘掛け(振り下ろし
式) 80…ステップ、82…大ステップ板、83…小ステッ
プ板 S…シート LR…ロングスライドレール
フロントページの続き (72)発明者 青山 和生 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 田中 峰生 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 伊藤 祐輔 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 土方 隆文 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−337137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/00 - 2/54 B60P 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転支持台と、該回転支持台に設置した
    左右一対のスライドレールと、該スライドレールに沿っ
    てスライドするランナーと、シートを載置したシートホ
    ルダと、該シートホルダの左右側壁部と前記ランナの左
    右側部との間に介装され、前記シートホルダをスイング
    動作させる左右一対のリンク機構と、該リンク機構を駆
    動するための駆動装置を備えた自動車用シート昇降装置
    において、 前記シートホルダの左右側壁部は、前記シートのシート
    クッションの側面及びシートバックの側面に沿った側面
    視略L字形状を有し、該左右側壁部に、上下に回動させ
    て取り出し収納可能な肘掛けを設けた構成 とした自動車
    用シート昇降装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート昇降装置であっ
    て、肘掛けは、シートの前後方向に沿った軸線を中心に
    して上下に回動可能に設け、上方に起立させて肘掛けと
    して使用可能、下方に倒して側方へ張り出す水平位置に
    保持可能な構成とした自動車用シート昇降装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシート昇降装置であっ
    て、肘掛けは、シートの幅方向に沿った軸線を中心にし
    て上下に回動可能に設け、上方に起立させて収納可能、
    下方に倒して前方に張り出す使用位置に保持可能な構成
    とした自動車用シート昇降装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載した
    シート昇降装置であって、シートホルダとシートの間に
    は、該シートの前後位置を調整可能とするクッションス
    ライドレールを介装したことを特徴とする自動車用シー
    ト昇降装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしのいずれかに記載した
    シート昇降装置であって、シートを乗降向きに回転させ
    たときに駆動装置の電源回路が接続される構成としたこ
    とを特徴とする自動車用シート昇降装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載のシート昇降装置であっ
    て、フロアに、シートの前列ポジションから後列ポジシ
    ョンに至る範囲のロングスライドレールを敷設し、該ロ
    ングスライドレールに沿って回転支持台を移動可能に支
    持して、当該シートのポジションを前列、中列または後
    列の3ポジションから任意に選択可能な構成としたこと
    を特徴とする自動車用シート昇降装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の自動車用シート昇降装置
    であって、回転支持台はモータ駆動によりロングスライ
    ドレールに沿って移動可能な構成としたことを特徴とす
    る自動車用シート昇降装置。
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