JP2935766B2 - マッサージ機 - Google Patents
マッサージ機Info
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- Massaging Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マッサージ機に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マッサージ機にあっては、マッ
サージする部位に従って施療子の位置を移動させる必要
がある。例えば、椅子の背に施療子を備えたマッサージ
機において、首と腰をマッサージするためには施療子を
人体に対して上下方向に移動させる。また、施療子間の
幅は、首では狭く肩では広くなるようにする。さらに、
使用者の好みに従って、施療子を人体に対して前後方向
(胸、背中方向)へ移動させる。この場合、人体側へ突
出量が大きいほど施療子が人体を押す圧力が大きく、強
くマッサージされるように感じる。
サージする部位に従って施療子の位置を移動させる必要
がある。例えば、椅子の背に施療子を備えたマッサージ
機において、首と腰をマッサージするためには施療子を
人体に対して上下方向に移動させる。また、施療子間の
幅は、首では狭く肩では広くなるようにする。さらに、
使用者の好みに従って、施療子を人体に対して前後方向
(胸、背中方向)へ移動させる。この場合、人体側へ突
出量が大きいほど施療子が人体を押す圧力が大きく、強
くマッサージされるように感じる。
【0003】従来のマッサージ機においては、一対の施
療子間の幅、施療子の人体に対して前後方向および上下
方向の調節を、揉み・叩きの動作中に、施療子が人体に
接触していようがいまいがそれには関係なく行なってい
た。
療子間の幅、施療子の人体に対して前後方向および上下
方向の調節を、揉み・叩きの動作中に、施療子が人体に
接触していようがいまいがそれには関係なく行なってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、施療子が人
体に接触しているときに、施療子の幅、前後方向および
上下方向の調節が行なわれることもある。このような場
合には、調節用の駆動源に大きな負荷がかかるため、耐
久性が低下するとともに高出力の駆動源が必要になる。
このため、調節用の駆動源が大型化する等の問題点があ
った。
体に接触しているときに、施療子の幅、前後方向および
上下方向の調節が行なわれることもある。このような場
合には、調節用の駆動源に大きな負荷がかかるため、耐
久性が低下するとともに高出力の駆動源が必要になる。
このため、調節用の駆動源が大型化する等の問題点があ
った。
【0005】したがって、この発明の目的は、施療子間
の幅、施療子の前後方向および上下方向の調節を行なう
調節用の駆動源に、大きな負荷がかからないようにした
マッサージ機を提供することである。
の幅、施療子の前後方向および上下方向の調節を行なう
調節用の駆動源に、大きな負荷がかからないようにした
マッサージ機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のマッサージ機
は、本体に突没可能に取付けた一対の施療子と、前記一
対の施療子に揉み・叩き動作をさせる主駆動源と、前記
施療子間の幅を可変させる幅用駆動源と、前記施療子を
前後方向へ駆動させる前後用駆動源と、前記施療子を上
下方向へ駆動させる上下用駆動源の内、少なくとも前記
主駆動源を含む複数の駆動源を備え、各々の駆動源を制
御回路により独立して制御するようにしたマッサージ機
において、前記施療子が本体内に位置するときだけ、前
記幅用駆動源、前記前後用駆動源、前記上下用駆動源が
動作できるように前記制御回路を構成したことを特徴と
するものである。
は、本体に突没可能に取付けた一対の施療子と、前記一
対の施療子に揉み・叩き動作をさせる主駆動源と、前記
施療子間の幅を可変させる幅用駆動源と、前記施療子を
前後方向へ駆動させる前後用駆動源と、前記施療子を上
下方向へ駆動させる上下用駆動源の内、少なくとも前記
主駆動源を含む複数の駆動源を備え、各々の駆動源を制
御回路により独立して制御するようにしたマッサージ機
において、前記施療子が本体内に位置するときだけ、前
記幅用駆動源、前記前後用駆動源、前記上下用駆動源が
動作できるように前記制御回路を構成したことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、施療子が本体内に位
置するとき、すなわち施療子が人体に接触していないと
きだけ、施療子間の幅、施療子の前後方向および上下方
向を調整できるようにしたので、それらの調節用の駆動
源に大きな負荷がかからず、耐久性が向上する。また、
これに伴い、調節用の駆動源は低出力のものでよいため
コンパクトな形にすることができる。
置するとき、すなわち施療子が人体に接触していないと
きだけ、施療子間の幅、施療子の前後方向および上下方
向を調整できるようにしたので、それらの調節用の駆動
源に大きな負荷がかからず、耐久性が向上する。また、
これに伴い、調節用の駆動源は低出力のものでよいため
コンパクトな形にすることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例のマッサージ機を図1な
いし図9に基づいて説明する。このマッサージ機のフレ
ーム1の外周面には、主駆動源2a、幅用駆動源5a、
前後用駆動源3a、上下用駆動源4aが付設される。こ
れら主駆動源2a、幅用駆動源5a、前後用駆動源3
a、上下用駆動源4aには、フレーム1内に配設された
揉み用軸2b、幅用軸5b、前後用軸3aおよびフレー
ム1を貫通する上下用軸4bが回転自在に取付けてあ
る。また、揉み用軸2bは、後述の回転角度検出器22
が取付けられ、主駆動源2aの動力を接続、分断するク
ラッチ6を介して連結してある。クラッチ6はフレーム
1に取付けられる。
いし図9に基づいて説明する。このマッサージ機のフレ
ーム1の外周面には、主駆動源2a、幅用駆動源5a、
前後用駆動源3a、上下用駆動源4aが付設される。こ
れら主駆動源2a、幅用駆動源5a、前後用駆動源3
a、上下用駆動源4aには、フレーム1内に配設された
揉み用軸2b、幅用軸5b、前後用軸3aおよびフレー
ム1を貫通する上下用軸4bが回転自在に取付けてあ
る。また、揉み用軸2bは、後述の回転角度検出器22
が取付けられ、主駆動源2aの動力を接続、分断するク
ラッチ6を介して連結してある。クラッチ6はフレーム
1に取付けられる。
【0009】揉み用軸2bには、施療子7a,7bを取
付けた一対のハウジング9、これらのハウジング9と一
体となった一対の側板11a,11bが略左右対称に装
着してある。ハウジング9は、偏心内輪10の外周に回
転自在に配される。この偏心内輪10は、揉み用軸2b
に偏心するように外嵌され、軸方向に進退自在で周方向
に固定され揉み用軸2bと一体に回転し得る。また、施
療子7a,7bはゴム等の柔軟な材質で円柱状に形成さ
れ、湾曲した側面が人体に対して平行となるようにアー
ム8に回転自在に枢着してある。アーム8はハウジング
9に固着される。また、施療子7a,7bは椅子等の本
体30より突没可能であり、本体30内に位置するとき
は、人体の圧力がかからないように構成される。
付けた一対のハウジング9、これらのハウジング9と一
体となった一対の側板11a,11bが略左右対称に装
着してある。ハウジング9は、偏心内輪10の外周に回
転自在に配される。この偏心内輪10は、揉み用軸2b
に偏心するように外嵌され、軸方向に進退自在で周方向
に固定され揉み用軸2bと一体に回転し得る。また、施
療子7a,7bはゴム等の柔軟な材質で円柱状に形成さ
れ、湾曲した側面が人体に対して平行となるようにアー
ム8に回転自在に枢着してある。アーム8はハウジング
9に固着される。また、施療子7a,7bは椅子等の本
体30より突没可能であり、本体30内に位置するとき
は、人体の圧力がかからないように構成される。
【0010】また、叩き用軸23へ主駆動源2aの動力
を伝達するには、クラッチ6により主駆動源2aの動力
をプーリ17aに伝達することにより行われる。すなわ
ち、前後用軸3bの端部にベルトを2本かけることがで
きるプーリ17bが回転自在に枢着され、かつ叩き用軸
23の端部にプーリ17cが連結される。そして、プー
リ17aとプーリ17bの一端をタイミングベルト18
aで連結するとともに、プーリ17bの他端とプーリ1
7cをタイミングベルト18bで連結する。これによ
り、主駆動源2aの回転が、クラッチ6、プーリ17
a、タイミングベルト18a、プーリ17b、タイミン
グベルト18b、プーリ17cを経て叩き用軸23に伝
達される。
を伝達するには、クラッチ6により主駆動源2aの動力
をプーリ17aに伝達することにより行われる。すなわ
ち、前後用軸3bの端部にベルトを2本かけることがで
きるプーリ17bが回転自在に枢着され、かつ叩き用軸
23の端部にプーリ17cが連結される。そして、プー
リ17aとプーリ17bの一端をタイミングベルト18
aで連結するとともに、プーリ17bの他端とプーリ1
7cをタイミングベルト18bで連結する。これによ
り、主駆動源2aの回転が、クラッチ6、プーリ17
a、タイミングベルト18a、プーリ17b、タイミン
グベルト18b、プーリ17cを経て叩き用軸23に伝
達される。
【0011】ここで、叩き用軸23は、両端および中央
が支持板12a,12a,12bに回転自在に取付けら
れる。叩き用軸23の各支持板12a,12a,12b
の間は、互いに軸対称にクランク軸のように偏心した形
状である。これら一対のクランク軸部23a,23bに
は、それぞれ結合板14,14の一端14a,14aが
回転自在に取付けてある。そして、図1に示すように、
ハウジング9とアーム8の固着部と揉み用軸2bに対し
て略対称関係にある箇所13に結合板14の他端14
b,14bを回転自在に取付けてある。また、支持板1
2a,12a,12bは、前後用軸3bの両端および中
央付近に軸に対して垂直方向に固着され前後用軸3bを
支持するものである。
が支持板12a,12a,12bに回転自在に取付けら
れる。叩き用軸23の各支持板12a,12a,12b
の間は、互いに軸対称にクランク軸のように偏心した形
状である。これら一対のクランク軸部23a,23bに
は、それぞれ結合板14,14の一端14a,14aが
回転自在に取付けてある。そして、図1に示すように、
ハウジング9とアーム8の固着部と揉み用軸2bに対し
て略対称関係にある箇所13に結合板14の他端14
b,14bを回転自在に取付けてある。また、支持板1
2a,12a,12bは、前後用軸3bの両端および中
央付近に軸に対して垂直方向に固着され前後用軸3bを
支持するものである。
【0012】幅用軸5bは、左右両側に逆方向のねじが
切ってあり、上記側板11a,11bが螺合される。す
なわち、側板11a,11bは、一端が揉み用軸2bに
嵌挿され他端に揉み用軸2bの軸方向に貫通ねじ孔が設
けられる。この貫通ねじ孔は互いに逆ねじ関係にあり、
幅用軸5bに螺合される。そして、幅用軸5bの回転に
伴って側板11a,11bが幅用軸5bに沿って互いに
逆方向へ移動する。
切ってあり、上記側板11a,11bが螺合される。す
なわち、側板11a,11bは、一端が揉み用軸2bに
嵌挿され他端に揉み用軸2bの軸方向に貫通ねじ孔が設
けられる。この貫通ねじ孔は互いに逆ねじ関係にあり、
幅用軸5bに螺合される。そして、幅用軸5bの回転に
伴って側板11a,11bが幅用軸5bに沿って互いに
逆方向へ移動する。
【0013】上下用軸4bの両端にはピニオン15,1
5が連結され、本体30の背もたれに形成されたラック
16,16に噛み合っている(図3)。図4は機能構成
図である。電源回路19は商用電源を直流に変換して主
駆動回路2c、前後用駆動回路3c、上下用駆動回路4
c、幅用駆動回路5cに電力を供給する。それぞれの駆
動回路2c,3c,4c,5cは、制御回路20からの
指令に従ってそれぞれの駆動源2a,3a,4a,5a
の回転方向、起動・停止を制御する。また、駆動源3
a,4a,5aは、例えばステップモータのようなもの
で、制御回路20から各駆動回路3c,4c,5cに入
力されるパルス数に対応した角度だけ回転し、前後用軸
3b,上下用軸4b,幅用軸5bを回転駆動する。クラ
ッチ6は、制御回路20からの指令に従って減速機を経
た主駆動源2aの回転を揉み用軸2bおよび叩き用軸2
3のいずれか一方に伝達し、これを回転駆動する。前後
用軸3b、上下用軸4b、幅用軸5bは、駆動源3a,
4a,5aの回転により回転駆動する。回転角度検出器
22は、スリット付円盤とフォトインタラプタあるい
は、多極着磁された磁石とホール素子で構成され、揉み
用軸2bの回転角度を検出する。操作入力回路21は、
施療子7a,7bのマッサージ内容(揉み、叩き)およ
び位置、強さを制御回路20に指示するもので、制御回
路20は指示されたマッサージ状態となるように駆動回
路2c,3c,4c,5cへ指令を与える。
5が連結され、本体30の背もたれに形成されたラック
16,16に噛み合っている(図3)。図4は機能構成
図である。電源回路19は商用電源を直流に変換して主
駆動回路2c、前後用駆動回路3c、上下用駆動回路4
c、幅用駆動回路5cに電力を供給する。それぞれの駆
動回路2c,3c,4c,5cは、制御回路20からの
指令に従ってそれぞれの駆動源2a,3a,4a,5a
の回転方向、起動・停止を制御する。また、駆動源3
a,4a,5aは、例えばステップモータのようなもの
で、制御回路20から各駆動回路3c,4c,5cに入
力されるパルス数に対応した角度だけ回転し、前後用軸
3b,上下用軸4b,幅用軸5bを回転駆動する。クラ
ッチ6は、制御回路20からの指令に従って減速機を経
た主駆動源2aの回転を揉み用軸2bおよび叩き用軸2
3のいずれか一方に伝達し、これを回転駆動する。前後
用軸3b、上下用軸4b、幅用軸5bは、駆動源3a,
4a,5aの回転により回転駆動する。回転角度検出器
22は、スリット付円盤とフォトインタラプタあるい
は、多極着磁された磁石とホール素子で構成され、揉み
用軸2bの回転角度を検出する。操作入力回路21は、
施療子7a,7bのマッサージ内容(揉み、叩き)およ
び位置、強さを制御回路20に指示するもので、制御回
路20は指示されたマッサージ状態となるように駆動回
路2c,3c,4c,5cへ指令を与える。
【0014】また、このマッサージ機は、施療子7a,
7bが本体30内に位置するときだけ、施療子7a,7
b間の幅、施療子7a,7bの前後方向および上下方向
を調整できるように構成される。施療子7a,7bが本
体30内にあるかどうかは施療子7a,7bの突出量よ
り判断し、この突出量は揉み用軸2bの回転角度より得
られる。そこで、施療子7a,7bの突出量と揉み用軸
2bの回転角度の関係について、図8および図9に基づ
いて説明する。図8に示すように、施療子7a,7bが
矢印の方向に、揉み用軸2bの回転によって、円を描く
ように揉み動作を行なっているものとする。このとき、
回転角度検出器22によって検出される揉み用軸2bの
回転角度と施療子7a,7bの突出量との関係を図9に
示す。図8および図9においてA点およびB点は対応す
る。施療子7a,7bの突出量がある値ここではCとす
るが、このCを越えると施療子7a,7bが本体30か
ら飛び出すものとする。それによって、施療子7a,7
bが人体に接触するようになる。つまり、揉み用軸2b
の回転角度で施療子7a,7bが人体に接触しているか
どうかを判断できる。
7bが本体30内に位置するときだけ、施療子7a,7
b間の幅、施療子7a,7bの前後方向および上下方向
を調整できるように構成される。施療子7a,7bが本
体30内にあるかどうかは施療子7a,7bの突出量よ
り判断し、この突出量は揉み用軸2bの回転角度より得
られる。そこで、施療子7a,7bの突出量と揉み用軸
2bの回転角度の関係について、図8および図9に基づ
いて説明する。図8に示すように、施療子7a,7bが
矢印の方向に、揉み用軸2bの回転によって、円を描く
ように揉み動作を行なっているものとする。このとき、
回転角度検出器22によって検出される揉み用軸2bの
回転角度と施療子7a,7bの突出量との関係を図9に
示す。図8および図9においてA点およびB点は対応す
る。施療子7a,7bの突出量がある値ここではCとす
るが、このCを越えると施療子7a,7bが本体30か
ら飛び出すものとする。それによって、施療子7a,7
bが人体に接触するようになる。つまり、揉み用軸2b
の回転角度で施療子7a,7bが人体に接触しているか
どうかを判断できる。
【0015】つぎに、このマッサージ機の動作について
説明する。操作入力回路21より揉み動作指令が制御回
路20に入力されると、制御回路20は主駆動回路2c
とクラッチ6に、主駆動源2aの回転を揉み用軸2bに
伝達するように指令を与える。これにより、主駆動源2
aが回転し、揉み用軸2bに固定した偏心内輪10が回
転する。偏心内輪10は、図5に示すように、その回転
により揉み用軸2bの軸心からの径が変化し、偏心内輪
10の外周に配されたハウジング9および施療子7a,
7bを前後方向に周期的に移動させ、揉み動作によるマ
ッサージを行う。
説明する。操作入力回路21より揉み動作指令が制御回
路20に入力されると、制御回路20は主駆動回路2c
とクラッチ6に、主駆動源2aの回転を揉み用軸2bに
伝達するように指令を与える。これにより、主駆動源2
aが回転し、揉み用軸2bに固定した偏心内輪10が回
転する。偏心内輪10は、図5に示すように、その回転
により揉み用軸2bの軸心からの径が変化し、偏心内輪
10の外周に配されたハウジング9および施療子7a,
7bを前後方向に周期的に移動させ、揉み動作によるマ
ッサージを行う。
【0016】操作入力回路21より叩き動作指令が制御
回路20に入力されると、制御回路20は主駆動回路2
cとクラッチ6に、主駆動源2aの回転を叩き軸23に
伝達するように指令を与える。これにより、主駆動源2
aが回転し、プーリ17a、タイミングベルト18a、
プーリ17b、タイミングベルト18b、プーリ17c
が駆動されて叩き用軸23が回転する。叩き用軸23が
回転すると、図6に示すように、結合板14,14の一
端14a,14aはクランク軸部23a,23bが叩き
用軸23の回りに描く軌跡22に沿って周期的に移動す
る。これに伴い、結合板14,14の他端14b,14
bは、偏心内輪10の外周を中心として描く軌跡に沿っ
て周期的に反復移動する。結合板14の他端が反復移動
すると、ハウジング9は偏心内輪10の外周を中心に振
動的に回動するとともに施療子7a,7bの前後方向の
変位が周期的に変化し、叩き動作によるマッサージを行
う。また、ハウジング9,9は、上記のように結合板1
4,14を介して軸対称関係にあるクランク軸部23
a,23bと連結されているので、例えば施療子7aが
人体側に突出しているとき、施療子7bは椅子側へ収ま
っており、2つの施療子7a,7bは交互に人体を叩く
ことになる。
回路20に入力されると、制御回路20は主駆動回路2
cとクラッチ6に、主駆動源2aの回転を叩き軸23に
伝達するように指令を与える。これにより、主駆動源2
aが回転し、プーリ17a、タイミングベルト18a、
プーリ17b、タイミングベルト18b、プーリ17c
が駆動されて叩き用軸23が回転する。叩き用軸23が
回転すると、図6に示すように、結合板14,14の一
端14a,14aはクランク軸部23a,23bが叩き
用軸23の回りに描く軌跡22に沿って周期的に移動す
る。これに伴い、結合板14,14の他端14b,14
bは、偏心内輪10の外周を中心として描く軌跡に沿っ
て周期的に反復移動する。結合板14の他端が反復移動
すると、ハウジング9は偏心内輪10の外周を中心に振
動的に回動するとともに施療子7a,7bの前後方向の
変位が周期的に変化し、叩き動作によるマッサージを行
う。また、ハウジング9,9は、上記のように結合板1
4,14を介して軸対称関係にあるクランク軸部23
a,23bと連結されているので、例えば施療子7aが
人体側に突出しているとき、施療子7bは椅子側へ収ま
っており、2つの施療子7a,7bは交互に人体を叩く
ことになる。
【0017】また、操作入力回路21より施療子7a,
7bの人体に対する後方向への移動指令が制御回路20
に入力されると、制御回路20は回転角度検出器22に
よって検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触
することのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断
し、その範囲内にあるときのみ、前後用駆動回路3c
に、前後用駆動源3aを回転させ前後用軸3bを前後用
駆動源3aから見て時計方向に回転するように指令を与
える。この場合、図7に示すように、支持板12a…は
前後用軸3bを中心に施療子7a,7b側へ移動する。
これに伴い、結合板14の他端14bが偏心内輪10の
外周を中心として描く軌跡に沿って前後用駆動源3aか
ら見て反時計方向に回転し、施療子7a,7bは人体の
後方向へ移動する。
7bの人体に対する後方向への移動指令が制御回路20
に入力されると、制御回路20は回転角度検出器22に
よって検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触
することのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断
し、その範囲内にあるときのみ、前後用駆動回路3c
に、前後用駆動源3aを回転させ前後用軸3bを前後用
駆動源3aから見て時計方向に回転するように指令を与
える。この場合、図7に示すように、支持板12a…は
前後用軸3bを中心に施療子7a,7b側へ移動する。
これに伴い、結合板14の他端14bが偏心内輪10の
外周を中心として描く軌跡に沿って前後用駆動源3aか
ら見て反時計方向に回転し、施療子7a,7bは人体の
後方向へ移動する。
【0018】また、操作入力回路21より施療子7a,
7bの人体に対する前方向への移動指令を制御回路20
に入力されると、制御回路20は回転角度検出器22に
よって検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触
することのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断
し、その範囲内にあるときのみ、前後用駆動回路3c
に、前後用駆動源3aを逆方向に回転させ前後用軸3b
を前後用駆動源3aから見て反時計方向に回転するよう
に指令を与える。これにより、支持板12a…等が逆方
向に動作して施療子7a,7bが人体の前方向へ移動す
る。なお、施療子7a,7bを前方向へ移動させると押
圧力が大きくなったマッサージを行うことができる。
7bの人体に対する前方向への移動指令を制御回路20
に入力されると、制御回路20は回転角度検出器22に
よって検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触
することのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断
し、その範囲内にあるときのみ、前後用駆動回路3c
に、前後用駆動源3aを逆方向に回転させ前後用軸3b
を前後用駆動源3aから見て反時計方向に回転するよう
に指令を与える。これにより、支持板12a…等が逆方
向に動作して施療子7a,7bが人体の前方向へ移動す
る。なお、施療子7a,7bを前方向へ移動させると押
圧力が大きくなったマッサージを行うことができる。
【0019】操作入力回路21より施療子7a,7bの
人体に対する上方向への移動指令が制御回路20に入力
されると、制御回路20は回転角度検出器22によって
検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触するこ
とのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断し、その
範囲内にあるときのみ、上下用駆動回路4cに、上下用
駆動源4a回転させ上下用軸4bを回転するように指令
を与える。これにより、ラック16と噛み合うピニオン
15が回転しフレーム1が人体の上方向に上昇し、施療
子7a,7bの人体の上方向への移動がなされる。ま
た、施療子7a,7bの人体に対する下方向への移動
は、上下用駆動源4a、上下用軸4b、ピニオン15が
逆方向に回転し、フレーム1が下降し、施療子7a,7
bの人体の下方向の移動がなされる。この場合も、施療
子7a,7bが人体に接触していないときのみに、上下
用駆動源4a、上下用軸4bが動作するようにする。
人体に対する上方向への移動指令が制御回路20に入力
されると、制御回路20は回転角度検出器22によって
検出される揉み用軸2bの回転角度が人体に接触するこ
とのない回転角度の範囲にあるかどうかを判断し、その
範囲内にあるときのみ、上下用駆動回路4cに、上下用
駆動源4a回転させ上下用軸4bを回転するように指令
を与える。これにより、ラック16と噛み合うピニオン
15が回転しフレーム1が人体の上方向に上昇し、施療
子7a,7bの人体の上方向への移動がなされる。ま
た、施療子7a,7bの人体に対する下方向への移動
は、上下用駆動源4a、上下用軸4b、ピニオン15が
逆方向に回転し、フレーム1が下降し、施療子7a,7
bの人体の下方向の移動がなされる。この場合も、施療
子7a,7bが人体に接触していないときのみに、上下
用駆動源4a、上下用軸4bが動作するようにする。
【0020】操作入力回路21より施療子7a,7bの
間隔縮小指令が制御回路20に入力されると、制御回路
20は回転角度検出器22によって検出される揉み用軸
2bの回転角度が人体に接触することのない回転角度の
範囲にあるかどうかを判断し、その範囲内にあるときの
み、幅用駆動回路5cに、幅用駆動源5aを回転させ幅
用軸5bを回転するように指令を与える。これにより、
幅用軸5bに逆ねじの関係で螺合された一対の側板1
1,11が互いに接近するように移動する。これに伴
い、ハウジング9および偏心内輪10が揉み用軸2bに
沿って互いに接近する方向に移動する。この移動により
施療子7a,7bの間隔が縮小される。また、施療子7
a,7bの間隔の拡大は、幅用駆動源5a、幅用軸5b
が逆方向に回転することにより、ハウジング9等が揉み
用軸2bに沿って互いに離れる方向に移動し、施療子7
a,7bの間隔が拡大する。この場合も、施療子7a,
7bが人体に接触していないときのみに、幅用駆動源5
a、幅用軸5bが動作するようにする。
間隔縮小指令が制御回路20に入力されると、制御回路
20は回転角度検出器22によって検出される揉み用軸
2bの回転角度が人体に接触することのない回転角度の
範囲にあるかどうかを判断し、その範囲内にあるときの
み、幅用駆動回路5cに、幅用駆動源5aを回転させ幅
用軸5bを回転するように指令を与える。これにより、
幅用軸5bに逆ねじの関係で螺合された一対の側板1
1,11が互いに接近するように移動する。これに伴
い、ハウジング9および偏心内輪10が揉み用軸2bに
沿って互いに接近する方向に移動する。この移動により
施療子7a,7bの間隔が縮小される。また、施療子7
a,7bの間隔の拡大は、幅用駆動源5a、幅用軸5b
が逆方向に回転することにより、ハウジング9等が揉み
用軸2bに沿って互いに離れる方向に移動し、施療子7
a,7bの間隔が拡大する。この場合も、施療子7a,
7bが人体に接触していないときのみに、幅用駆動源5
a、幅用軸5bが動作するようにする。
【0021】上記の動作説明では各々の動作を個別に説
明したが、操作入力回路21より複数の施療子7a,7
bの動作命令を同時に入力してもよい。この場合、マッ
サージしながら施療子7a,7bの前後、上下、幅方向
の位置を変化させることができる。なお、この実施例で
は、前後用駆動源3a、上下用駆動源4a、幅用駆動源
5aを備えているが、少なくとも一つ備える構成であっ
てもよい。また、駆動源として回転モータを用いたが、
リニアモータ等を用いてもよい。また、人体への接触の
検出方法として回転角度検出器22を用いたが、施療子
7a,7bの圧力センサ等を用いて検出してもよい。こ
の場合、使用者が本体30にもたれた使用状態におい
て、施療子7a,7bが本体30内に位置するとき、圧
力センサの値が0となって施療子7a,7bが人体に接
触していないことが判断できる。
明したが、操作入力回路21より複数の施療子7a,7
bの動作命令を同時に入力してもよい。この場合、マッ
サージしながら施療子7a,7bの前後、上下、幅方向
の位置を変化させることができる。なお、この実施例で
は、前後用駆動源3a、上下用駆動源4a、幅用駆動源
5aを備えているが、少なくとも一つ備える構成であっ
てもよい。また、駆動源として回転モータを用いたが、
リニアモータ等を用いてもよい。また、人体への接触の
検出方法として回転角度検出器22を用いたが、施療子
7a,7bの圧力センサ等を用いて検出してもよい。こ
の場合、使用者が本体30にもたれた使用状態におい
て、施療子7a,7bが本体30内に位置するとき、圧
力センサの値が0となって施療子7a,7bが人体に接
触していないことが判断できる。
【0022】
【発明の効果】この発明のマッサージ機によれば、施療
子が本体内に位置するとき、すなわち施療子が人体に接
触していないときだけ、施療子間の幅、施療子の前後方
向および上下方向を調整できるようにしたので、それら
の調節用の駆動源に大きな負荷がかからず、耐久性が向
上する。また、これに伴い、調節用の駆動源は低出力の
ものでよいためコンパクトな形にすることができるとい
う効果がある。
子が本体内に位置するとき、すなわち施療子が人体に接
触していないときだけ、施療子間の幅、施療子の前後方
向および上下方向を調整できるようにしたので、それら
の調節用の駆動源に大きな負荷がかからず、耐久性が向
上する。また、これに伴い、調節用の駆動源は低出力の
ものでよいためコンパクトな形にすることができるとい
う効果がある。
【図1】この発明の一実施例の要部断面平面図である。
【図2】要部斜視図である。
【図3】簡略斜視図である。
【図4】機能説明図である。
【図5】揉み状態の動作説明図である。
【図6】叩き状態の動作説明図である。
【図7】前後方向の位置調整の動作説明図である。
【図8】施療子の突出量の説明図である。
【図9】施療子の突出量と揉み用軸の回転角度の関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
2a 主駆動源 3a 前後用駆動源 4a 上下用駆動源 5a 幅用駆動源 7a,7b 施療子 20 制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 本体に突没可能に取付けた一対の施療子
と、前記一対の施療子に揉み・叩き動作をさせる主駆動
源と、前記施療子間の幅を可変させる幅用駆動源と、前
記施療子を前後方向へ駆動させる前後用駆動源と、前記
施療子を上下方向へ駆動させる上下用駆動源の内、少な
くとも前記主駆動源を含む複数の駆動源を備え、各々の
駆動源を制御回路により独立して制御するようにしたマ
ッサージ機において、 前記施療子が本体内に位置するときだけ、前記幅用駆動
源、前記前後用駆動源、前記上下用駆動源が動作できる
ように前記制御回路を構成したことを特徴とするマッサ
ージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5830892A JP2935766B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5830892A JP2935766B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | マッサージ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253265A JPH05253265A (ja) | 1993-10-05 |
JP2935766B2 true JP2935766B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=13080615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5830892A Expired - Fee Related JP2935766B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935766B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723122B2 (ja) * | 2001-06-14 | 2011-07-13 | 株式会社フジ医療器 | マッサージ機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2612120B2 (ja) | 1991-11-19 | 1997-05-21 | 松下電工株式会社 | マッサージ機 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP5830892A patent/JP2935766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2612120B2 (ja) | 1991-11-19 | 1997-05-21 | 松下電工株式会社 | マッサージ機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05253265A (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090604 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |