JP2910403B2 - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents
電動パワーステアリング制御装置Info
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Description
力に応じて補助操舵力を発生させ、滑らかで異和感がな
い一定の操舵トルクを得ることができる電動パワーステ
アリング制御装置に関するものである。
においては、例えば特願昭63−287008号に示さ
れているように、ステアリング操舵時に加わる操舵トル
クと目標制御トルクとに基づいて決定した基本補助操舵
力に、目標制御トルクと操舵トルクの誤差量の微分値か
ら求めた補正量を加算して電動機制御量を求めることが
行なわれていた。
ように基本補助操舵力に誤差量の微分値から求めた補正
量を加算した制御量は積分成分がないので定常偏差が発
生し、目標制御トルクと一致せず、きめの細かい目標操
舵トルク特性が実現せず、応答性にも限界があり、ステ
アリングの微振動の原因にもなるという課題があった。
めに成されたものであり、良好な応答性と安定した操舵
感覚を実現することができる電動パワーステアリング制
御装置を得ることを目的とする。
ーステアリング制御装置は、検出操舵トルクと目標操舵
トルクの偏差の比例値、積分値、微分値を求める手段
と、積分値の下限値を0以上の所定の下限値でクリップ
する第1のクリップ手段と、上記比例値、積分値及び微
分値を加算して得られる制御値をモータの指令電圧又は
指令電流値の上限値と下限値の間にクリップする第2の
クリップ手段を設けたものである。
舵トルク未満の場合にはその偏差の積分値は0以上の所
定の下限値にクリップされてマイナスにならず、またモ
ータ制御値は最小値になり、モータは全くアシストされ
ず、操舵検出トルクが目標操舵トルクを越えた時点での
立上り動作が早くなる。又、積分手段を有しているので
定常偏差がなくなる。
する。図2はこの実施例による電動パワーステアリング
制御装置の基本構成を示し、1はステアリングホイー
ル、2は操舵トルク検出手段であり、ステアリングホイ
ール1の操舵力に応じた出力が得られる。3はモータで
あり、減速機4を介してステアリング軸5に結合されて
いる。6は制御部であり、操舵トルク検出手段2の出力
から制御量を演算し、この制御量に応じてモータ3を制
御する。7は車輪である。
トルク位相進み補償手段、11は目標操舵トルク設定手
段、12は比例手段、13は積分手段、14は微分手
段、15はモータ駆動手段、16は減算手段、17は加
算手段、18,19は第1及び第2のクリップ手段であ
る。
リングホイール1が操舵され、ステアリング軸5にトル
クが加わると、操舵トルク検出手段2から検出信号Tm
が出力される。位相進み補償手段10はモータ3や減速
機4の慣性や摩擦による遅れを補償するものであり、補
償後の操舵トルクをTs とする。減算手段16は目標操
舵トルクをTr として偏差Th =Ts −Tr を演算し、
この偏差Th を基にして各手段12〜14により比例値
Pn 、積分値In 、微分値Dn を演算する。即ち、 Pn =Kp ×Th In =KI ×Th +In-1 Dn =KD ×(Th(n)−Th(n-1)) である。ここで、Kp 、KI 、KD はそれぞれ比例、積
分、微分係数であり、n−1は1演算周期前の算出値を
示す。又、In は第1のクリップ手段18により上下限
にクリップを行なう。下限値はモータ3の制御値の下限
値、即ちPWM制御のデューティ指令値の下限値で例え
ば0とし、上限値は250とする。次に、加算手段17
によりPn 、In 、Dn を加算し、モータ3の制御値T
e を求める。即ち、Te =Pn +In +Dn である。T
e もクリップ手段19により上下限にクリップされる。
例えば、上限値はモータ指令値のPWMの最大値250
であり、下限値は同じく最小値0である。この制御値T
e をモータ駆動手段15に出力し、これによりモータ3
は最適な補助操舵力を発生し、この補助操舵力は減速機
4を介してステアリング軸5に加えられる。
−246191号に示されたHブリッジ回路を用い、こ
れを図3に示す。21〜24はトランジスタであり、ト
ランジスタ21,22は制御値Te をPWMのデューテ
ィ比とするとともに、Te の最大値250でデューティ
100%出力とし、最小値0ではモータ3を駆動させな
いようにする。
舵トルクTr 以下では積分値In はマイナスになるべき
ところを0、制御値Te も0であり、モータ3は全くア
シストされず、Ts がTr を越えた時点で直ちにモータ
3のアシストが開始され、ステアリングホイール1を微
小トルクから切り込んだ場合のアシスト開始時における
制御遅れをなくすことができる。又、積分手段13を有
しているので、目標操舵トルクTr に対して定常偏差を
なくして正確に制御することができ、目標操舵トルク特
性を遅れなく理想的に実現することができる。
なったが、アナログで行なってもよい。又、モータ3の
制御量をその印加電圧(PWM指令値)としたが、モー
タ3の目標電流を下限値「例えば0」から最大値「例え
ば250」まで電流フィードバックを行なう場合の電流
指令値であってもよく、電流フィードバックのマイナル
ープの指令値であってもよい。
ルクが目標操舵トルク以下の場合にはその偏差の積分項
は0以上の所定の下限値にクリップされてマイナスにな
らず、またモータ制御量は最小値となるのでモータは全
くアシストされず、操舵トルクが目標値を上回った場合
には直ちにアシスト制御が開始され、応答性が改善され
る。又、積分手段があるので定常偏差がなくなるととも
に、モータ制御量に上限値を設けたので、目標値への収
束性を向上することができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングの操舵トルクを検出する手
段と、検出操舵トルクと目標操舵トルクの偏差を求める
手段と、この偏差の比例値、積分値、微分値を求める手
段と、ステアリングの補助操舵トルクを発生するモータ
と、上記積分値の下限クリップ値を0以上の所定の下限
値とする第1のクリップ手段と、上記比例値、積分値及
び微分値を加算して得られた制御値をモータの指令電圧
または指令電流値の上限値及び下限値の間にクリップす
る第2のクリップ手段と、この制御値に基づきモータを
制御する手段を備えたことを特徴とする電動パワーステ
アリング制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10745292A JP2910403B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動パワーステアリング制御装置 |
KR1019930006359A KR970005786B1 (ko) | 1992-04-27 | 1993-04-15 | 전동조향 제어장치 |
US08/051,545 US5467279A (en) | 1992-04-27 | 1993-04-26 | Motor-assisted power steering control device |
DE69304978T DE69304978T2 (de) | 1992-04-27 | 1993-04-27 | Steuereinrichtung für eine Servolenkung mit Motor |
EP93106791A EP0567991B1 (en) | 1992-04-27 | 1993-04-27 | Motor-assisted power steering control device |
US08/474,187 US5631833A (en) | 1992-04-27 | 1995-06-07 | Motor-assisted power steering control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10745292A JP2910403B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動パワーステアリング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301575A JPH05301575A (ja) | 1993-11-16 |
JP2910403B2 true JP2910403B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=14459526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10745292A Expired - Fee Related JP2910403B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動パワーステアリング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910403B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4552530B2 (ja) * | 2004-06-24 | 2010-09-29 | 日産自動車株式会社 | 車両用自動変速装置のアシスト制御方法 |
EP3135562B1 (en) | 2014-04-25 | 2019-04-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Steering control device and steering-assisting torque control method thereof |
JP6412475B2 (ja) * | 2015-09-24 | 2018-10-24 | 本田技研工業株式会社 | 車両用操舵装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10745292A patent/JP2910403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05301575A (ja) | 1993-11-16 |
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