JP2901017B2 - γインターフエロンによるアトピー性疾患の処置 - Google Patents
γインターフエロンによるアトピー性疾患の処置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 説明 背景 アトピー性皮膚炎(AD)は、ひどいかゆみ、頻繁な増
悪周期を伴う慢性再発性経過、皮膚損傷の明白な臨床的
形態及び分布により特徴付けられる良く知られた炎症性
皮膚疾患である。慢性ADは、皮膚疾患及び感染の制御の
ための入院、授業に出られないこと、物理的に外形が醜
くなることからくる心理的外傷、職業につけないこと及
び長期間薬剤を使用する必要を含む重大な罹患状態をも
たらす。ADの処理は、とても満足すべきものではなく、
この病気の症状又は合併症の症状軽減を目指している。
ジー・エム・ハナフィン(J.M.Hanafin)、ジャーナル
・オブ・ザ・アメリカン・アカデミー・オブ・デルマト
ロジー(J.Amer.Acad.Dermaol)、6:1−13(1982);デ
ー・ワイ・エム・ロイング(D.Y.M.Leung)等、デルマ
トロジー・アンド・ジェネラル・メディシン(Dermatol
ogy and General Medicine)、フィッツパトリック(Fi
tzpatrick)等(編者)、1385−1408頁、マクグローヒ
ル・インコーポレーテッド、ニューヨーク(1986)。
悪周期を伴う慢性再発性経過、皮膚損傷の明白な臨床的
形態及び分布により特徴付けられる良く知られた炎症性
皮膚疾患である。慢性ADは、皮膚疾患及び感染の制御の
ための入院、授業に出られないこと、物理的に外形が醜
くなることからくる心理的外傷、職業につけないこと及
び長期間薬剤を使用する必要を含む重大な罹患状態をも
たらす。ADの処理は、とても満足すべきものではなく、
この病気の症状又は合併症の症状軽減を目指している。
ジー・エム・ハナフィン(J.M.Hanafin)、ジャーナル
・オブ・ザ・アメリカン・アカデミー・オブ・デルマト
ロジー(J.Amer.Acad.Dermaol)、6:1−13(1982);デ
ー・ワイ・エム・ロイング(D.Y.M.Leung)等、デルマ
トロジー・アンド・ジェネラル・メディシン(Dermatol
ogy and General Medicine)、フィッツパトリック(Fi
tzpatrick)等(編者)、1385−1408頁、マクグローヒ
ル・インコーポレーテッド、ニューヨーク(1986)。
ADの一次的原因は未知であるけれども、多くの証拠
が、食品及び吸入アレルゲンに対するIgEの過剰の生産
がこの疾患の病因に寄与することを示唆している。エイ
チ・エー・サンプソン(H.A.Sampson)、ジャーナル・
オブ・アレルギー・アンド・クリニカル・イムノロジー
(J.Allergy Clin.Immunol)、81:635−645(1988);
エル・タフト(L.Tuft)等、ジャーナル・オブ・アレル
ギー(J.Allergy)、23:528−540(1952)。最近の研究
は、実験動物での生体内及び試験管内IgE合成及びヒト
末梢血細胞(PBMC)による試験管内IL−4誘発IgE合成
を抑制することを示唆している。ジー・エム・スナッパ
ー(G.M.Snapper)等、サイエンス(Science)、236:94
4−946(1987);エフ・ピー・ハインツェル(F.P.Hein
zel)等、ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メ
ディシン(J.Exp.Med)、169:59−72(1989);アール
・エル・コフマン(R.L.Coffman)等、ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー、(J.Immunol)、136:949−954(198
6);エフ・デー・フィンクルマン(F.D.Finkleman)
等、ジャーナル・オブ・イムノロジー、140:1022−1027
(1988)。ADにかかっている患者は、サプレッサー/細
胞障害性T細胞機能が損なわれたり、多数の刺激に応答
してIFN−γを生産する能力の減少を含む多数のT細胞
異常を有することが報告された。デー・ワイ・エム・ロ
イング(D.Y.M.Leung)等、ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー、130:1678−1682(1983;デー・ワイ・エム・ロ
イング等、Clin.Rev.Allergy、4):67−86(1986);ユ
ー/レインホールド(U.Reinhold)等、Int.Arch.Aller
gy Appl.Immunol、87:120−126(1988)。
が、食品及び吸入アレルゲンに対するIgEの過剰の生産
がこの疾患の病因に寄与することを示唆している。エイ
チ・エー・サンプソン(H.A.Sampson)、ジャーナル・
オブ・アレルギー・アンド・クリニカル・イムノロジー
(J.Allergy Clin.Immunol)、81:635−645(1988);
エル・タフト(L.Tuft)等、ジャーナル・オブ・アレル
ギー(J.Allergy)、23:528−540(1952)。最近の研究
は、実験動物での生体内及び試験管内IgE合成及びヒト
末梢血細胞(PBMC)による試験管内IL−4誘発IgE合成
を抑制することを示唆している。ジー・エム・スナッパ
ー(G.M.Snapper)等、サイエンス(Science)、236:94
4−946(1987);エフ・ピー・ハインツェル(F.P.Hein
zel)等、ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メ
ディシン(J.Exp.Med)、169:59−72(1989);アール
・エル・コフマン(R.L.Coffman)等、ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー、(J.Immunol)、136:949−954(198
6);エフ・デー・フィンクルマン(F.D.Finkleman)
等、ジャーナル・オブ・イムノロジー、140:1022−1027
(1988)。ADにかかっている患者は、サプレッサー/細
胞障害性T細胞機能が損なわれたり、多数の刺激に応答
してIFN−γを生産する能力の減少を含む多数のT細胞
異常を有することが報告された。デー・ワイ・エム・ロ
イング(D.Y.M.Leung)等、ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー、130:1678−1682(1983;デー・ワイ・エム・ロ
イング等、Clin.Rev.Allergy、4):67−86(1986);ユ
ー/レインホールド(U.Reinhold)等、Int.Arch.Aller
gy Appl.Immunol、87:120−126(1988)。
ADのような慢性アレルギー関連疾患の有効な処理が必
要とされる。
要とされる。
発明の要約 本発明は、IFN−γを使用して慢性アトピー性皮膚炎
(AD)を処理する方法に関する。本方法においては、IF
N−γを、上記疾患のような臨床的症状の改善を生じさ
せるのに充分な量で患者に生体内に投与する。この方法
は、ステロイド依存性喘息のような重い状態の喘息を処
理するのにも有効である。
(AD)を処理する方法に関する。本方法においては、IF
N−γを、上記疾患のような臨床的症状の改善を生じさ
せるのに充分な量で患者に生体内に投与する。この方法
は、ステロイド依存性喘息のような重い状態の喘息を処
理するのにも有効である。
IFN−γは、アレギー疾患の処理における補助薬(adj
unct)として使用することができる。例えば、IFN−γ
処理は、1種又は1種より多くの抗アレルギー薬、気管
支拡張剤、サイトカイン又はイムノモジュレーターによ
る処理と組み合わせることができる。
unct)として使用することができる。例えば、IFN−γ
処理は、1種又は1種より多くの抗アレルギー薬、気管
支拡張剤、サイトカイン又はイムノモジュレーターによ
る処理と組み合わせることができる。
単独で又は補助薬として使用されるIFN−γは、慢性
の重いAD及びステロイド依存性喘息を処理するための特
に有効な薬剤である。
の重いAD及びステロイド依存性喘息を処理するための特
に有効な薬剤である。
図面の簡単な説明 第1図は、毎日のIFN−γ処理(0.05mg/M2)の6週間
にわたるアトピー性皮膚炎患者からの末梢血単核細胞に
よる自発的IgE合成の減少を示すグラフである。
にわたるアトピー性皮膚炎患者からの末梢血単核細胞に
よる自発的IgE合成の減少を示すグラフである。
第2図は、6週間毎日のIFN−γ処理(0.05mg/M2)、
続く維持IFN−γ処理(1週間当たり3用量の0.05mg/
M2)に対するアトピー性皮膚炎にかかっている患者の血
清IgEレベルを示すグラフである。
続く維持IFN−γ処理(1週間当たり3用量の0.05mg/
M2)に対するアトピー性皮膚炎にかかっている患者の血
清IgEレベルを示すグラフである。
第3図は、6週間毎日のIFN−γ処理(0.05mg/M2)、
続く維持IFN−γ処理(1週間当たり3用量の0.05mg/
M2)に対するアトピー性皮膚炎にかかっている患者の全
体の臨床的重さの評価点を示すグラフである。
続く維持IFN−γ処理(1週間当たり3用量の0.05mg/
M2)に対するアトピー性皮膚炎にかかっている患者の全
体の臨床的重さの評価点を示すグラフである。
発明の詳細な説明 本方法においては、慢性の重いアレルギー疾患、特に
アトピー性皮膚炎(AD)又ステロイド依存性喘息に苦し
む患者を、IFN−γで処理する。本明細書で使用した、
“アトピー性”疾患という用語は、血清中のIgEの増加
したレベルと関連している、一般に、例えば、食品、鱗
屑(dander)又は昆虫毒(insect venom)のようなアレ
ルゲンにより一般に引き起こされるI型アレルギー反応
を指す。
アトピー性皮膚炎(AD)又ステロイド依存性喘息に苦し
む患者を、IFN−γで処理する。本明細書で使用した、
“アトピー性”疾患という用語は、血清中のIgEの増加
したレベルと関連している、一般に、例えば、食品、鱗
屑(dander)又は昆虫毒(insect venom)のようなアレ
ルゲンにより一般に引き起こされるI型アレルギー反応
を指す。
本方法は、慢性の重いADにかかっている個体にこの疾
患の臨床的症状を減少、軽減又は消失させるのに十分な
量のIFN−γを投与することにより、上記個体を処理す
ることを含む。ADは、I型アレルギー反応により引き起
こされ得る慢性又は内因性形態の皮膚炎である。ADに対
する治効ある治療は知られていない。ADは、IgEで仲介
されない急性の形態の皮膚炎[例えば、接触皮膚炎(co
ntact dermatitis)又は乾せん(psoriasis)]と異な
りそしてアレルゲンによりトリガーされるIgEの生産の
増加に関係する。接触皮膚炎及び乾せんは、それらがア
レルギー性疾患ではないという点でADとは異なり、そし
てT細胞で仲介される疾患であるという点で免疫学的に
異なる。
患の臨床的症状を減少、軽減又は消失させるのに十分な
量のIFN−γを投与することにより、上記個体を処理す
ることを含む。ADは、I型アレルギー反応により引き起
こされ得る慢性又は内因性形態の皮膚炎である。ADに対
する治効ある治療は知られていない。ADは、IgEで仲介
されない急性の形態の皮膚炎[例えば、接触皮膚炎(co
ntact dermatitis)又は乾せん(psoriasis)]と異な
りそしてアレルゲンによりトリガーされるIgEの生産の
増加に関係する。接触皮膚炎及び乾せんは、それらがア
レルギー性疾患ではないという点でADとは異なり、そし
てT細胞で仲介される疾患であるという点で免疫学的に
異なる。
本方法において、IFN−γは、経口的に、皮下又は他
の注射により、静脈内に、非経口的に、経皮的に又は移
植したレザバー(reservoir)又はIFN−γを含む徐放性
薬剤送り出し装置を介して投与することができる。この
薬剤が投与される形態(例えば、粉末、カプセル、溶
液、乳液)は、それが投与される経路に依存するであろ
う。
の注射により、静脈内に、非経口的に、経皮的に又は移
植したレザバー(reservoir)又はIFN−γを含む徐放性
薬剤送り出し装置を介して投与することができる。この
薬剤が投与される形態(例えば、粉末、カプセル、溶
液、乳液)は、それが投与される経路に依存するであろ
う。
投与されるべきIFN−γの量は、個体の大きさ、処理
されるべき症状の重さ及び求められる結果の考慮に一部
依存するであろう。一般に、ADの臨床的症状を減少、軽
減又は消失させるのに十分な量のIFN−γが投与される
であろう。例えば、1用量又は多数の小さな用量で与え
られる、1日当たり約0.01mg/M2乃至薬剤0.1mg/M2(M2
は、個体の全皮膚表面の平方メートルを示す)の投与量
レベルは、所望の効果を生じさせるのに大抵の個体にお
いて十分であろう。皮下投与は好ましい経路である。と
いうのは、それは効果的であると共に、家庭で患者によ
り行うことができ、それ故入院を必要としないからであ
る。
されるべき症状の重さ及び求められる結果の考慮に一部
依存するであろう。一般に、ADの臨床的症状を減少、軽
減又は消失させるのに十分な量のIFN−γが投与される
であろう。例えば、1用量又は多数の小さな用量で与え
られる、1日当たり約0.01mg/M2乃至薬剤0.1mg/M2(M2
は、個体の全皮膚表面の平方メートルを示す)の投与量
レベルは、所望の効果を生じさせるのに大抵の個体にお
いて十分であろう。皮下投与は好ましい経路である。と
いうのは、それは効果的であると共に、家庭で患者によ
り行うことができ、それ故入院を必要としないからであ
る。
一般に、IFN−γ又はIFN−γを含む組成物は、処理さ
れるべき疾患の症状を改善するために、必要に応じて周
期的に個体に投与される。薬剤が投与される時間の長さ
及び投薬量は、中でも、症状の型及び重さ及び処理され
るべき個体の物理的状態に依存するであろう。
れるべき疾患の症状を改善するために、必要に応じて周
期的に個体に投与される。薬剤が投与される時間の長さ
及び投薬量は、中でも、症状の型及び重さ及び処理され
るべき個体の物理的状態に依存するであろう。
天然に依存するソース及び組換え体IFN−γ(rIFN−
γ)から単離されたIFN−γを含むいかなるソースから
のIFN−γでも本方法では使用することができる。本明
細書で使用したIFN−γは、IFN−γの生物学的活性によ
り特徴付けられるすべてのタンパク質、ペプチド及びポ
リペプチド、例えば、天然及び組換え体IFN−γ又はそ
れらの誘導体を包含する。これらは、天然IFN−γ、組
換え体IFN−γ及び合成IFN−γ又はそれらの組み合わせ
のような種々のソースからのIFN−γ様化合物を包含す
る。例えば、本方法において有用なIFN−γは、樹立さ
れた又は形質転換された細胞系統により試験管内で生産
された天然のIFN−γ及びインターフェロン誘導物質に
応答して種々の細胞により試験管内で生産された天然の
IFN−γを包含する。本方法において有用なIFN−γは、
組換え体DNA技術を使用して種々の宿主/ベクター系の
クローニング及び発現により生産されたIFN−γも包含
する。組換え体IFN−γは、それが容易に入手可能であ
り且つ費用効果があるので、特に有用である。
γ)から単離されたIFN−γを含むいかなるソースから
のIFN−γでも本方法では使用することができる。本明
細書で使用したIFN−γは、IFN−γの生物学的活性によ
り特徴付けられるすべてのタンパク質、ペプチド及びポ
リペプチド、例えば、天然及び組換え体IFN−γ又はそ
れらの誘導体を包含する。これらは、天然IFN−γ、組
換え体IFN−γ及び合成IFN−γ又はそれらの組み合わせ
のような種々のソースからのIFN−γ様化合物を包含す
る。例えば、本方法において有用なIFN−γは、樹立さ
れた又は形質転換された細胞系統により試験管内で生産
された天然のIFN−γ及びインターフェロン誘導物質に
応答して種々の細胞により試験管内で生産された天然の
IFN−γを包含する。本方法において有用なIFN−γは、
組換え体DNA技術を使用して種々の宿主/ベクター系の
クローニング及び発現により生産されたIFN−γも包含
する。組換え体IFN−γは、それが容易に入手可能であ
り且つ費用効果があるので、特に有用である。
本方法の他の態様では、IFN−γ又はrIFN−γを、AD
の症状を減少、軽減又は消失させるための他の薬剤と組
み合わせて補助的処理に使用することができる。この方
法では、IFN−γは、抗アレルギー剤(例えば抗ヒスタ
ミン剤)、局所的又は全身系ステロイド、気管支拡張剤
(例えばテオフィリン)、β−アドレナリン作動薬、イ
ムノモジュレーター(例えば、シクロスポリン、メトト
レキセート)又はサイトカイン(例えば、TNF、TGF−
β、IFN−α、IL−2)を包含する他の薬剤と共に投与
される。
の症状を減少、軽減又は消失させるための他の薬剤と組
み合わせて補助的処理に使用することができる。この方
法では、IFN−γは、抗アレルギー剤(例えば抗ヒスタ
ミン剤)、局所的又は全身系ステロイド、気管支拡張剤
(例えばテオフィリン)、β−アドレナリン作動薬、イ
ムノモジュレーター(例えば、シクロスポリン、メトト
レキセート)又はサイトカイン(例えば、TNF、TGF−
β、IFN−α、IL−2)を包含する他の薬剤と共に投与
される。
投与されるべき組成物は、IFN−γ又はrIFN−γに加
えて、随意に他の成分を含むことができる。特定の組成
物に含まれる成分は、主として、組成物が投与される方
式により決定される。IFN−γによる補助的処理の場合
には、IFN−γは、1種又は1種より多くの薬剤と同時
に又は時間的に非常に近接して投与される。例えば、注
射又は他の方法により液体の形態で投与されるべき組成
物は、IFN−γ又はrIFN−γ、もし適当ならば補助薬及
び随意に生理学的に適合性の溶媒(例えば、PBS、等張
性生理的食塩水、水、デキストロース)、乳化剤又は着
色剤を含むことができる。経口的に投与されるべき組成
物は、IFN−γの外に、充填剤(例えば、ラクトー
ス)、結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン)、補助薬、嬌味・嬌臭剤、着色剤又はコーテ
ィング材料を含むことができる。
えて、随意に他の成分を含むことができる。特定の組成
物に含まれる成分は、主として、組成物が投与される方
式により決定される。IFN−γによる補助的処理の場合
には、IFN−γは、1種又は1種より多くの薬剤と同時
に又は時間的に非常に近接して投与される。例えば、注
射又は他の方法により液体の形態で投与されるべき組成
物は、IFN−γ又はrIFN−γ、もし適当ならば補助薬及
び随意に生理学的に適合性の溶媒(例えば、PBS、等張
性生理的食塩水、水、デキストロース)、乳化剤又は着
色剤を含むことができる。経口的に投与されるべき組成
物は、IFN−γの外に、充填剤(例えば、ラクトー
ス)、結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン)、補助薬、嬌味・嬌臭剤、着色剤又はコーテ
ィング材料を含むことができる。
本方法は、患者のAD症状が、皮膚緩和薬、効能の良い
局所的又は全身系ストロイド及び抗ヒスタミン剤のよう
な慣用の処理に応答しない患者を処理するのに有用であ
る。
局所的又は全身系ストロイド及び抗ヒスタミン剤のよう
な慣用の処理に応答しない患者を処理するのに有用であ
る。
本方法は、IFN−γの生体内投与により、慢性の重い
ステロイド依存性喘息を処理するのにも有用である。ス
テロイド依存性喘息は、IgE仲介外因性(即ち、アレル
ギー性)喘息の重い状態である。この型の喘息には、喘
息症状を制御するために患者による全身系ステロイドの
煩雑な又は絶え間のない使用が必要である。この態様で
は、ステロイド依存性喘息の症状を減少、軽減又は消失
させるのに充分な量のIFN−γが投与される。
ステロイド依存性喘息を処理するのにも有用である。ス
テロイド依存性喘息は、IgE仲介外因性(即ち、アレル
ギー性)喘息の重い状態である。この型の喘息には、喘
息症状を制御するために患者による全身系ステロイドの
煩雑な又は絶え間のない使用が必要である。この態様で
は、ステロイド依存性喘息の症状を減少、軽減又は消失
させるのに充分な量のIFN−γが投与される。
本発明を下記の例示により更に説明する。
例示 材料及び方法 検討案 組換え体IFN−γ[ジェネンテク、カリフォルニア
州、サウスサンフランシスコ;タンパク質1ミリグラム
当たりの比活性約2×107U(アメリカ予防衛生研究所
インターフェロン標準Gg23901530を基準とした)]を、
内毒素不含有親液物質(endotoxin−free lyophil)と
して供給しそして蒸留水中で再構成した。この研究プロ
トコルは、2つの部分から成る。
州、サウスサンフランシスコ;タンパク質1ミリグラム
当たりの比活性約2×107U(アメリカ予防衛生研究所
インターフェロン標準Gg23901530を基準とした)]を、
内毒素不含有親液物質(endotoxin−free lyophil)と
して供給しそして蒸留水中で再構成した。この研究プロ
トコルは、2つの部分から成る。
第1部は、主として、この患者母集団において十分に
許容されるであろうrIFN−γの最大用量を決定するため
に考察された。この部では、14人の患者を、3つの引き
続く用量レベル(DL)でrIFN−γにより処理した。DL1
は0.01mg/M2であり、DL2は0.05mg/M2であり、DL3は0.1m
g/M2であった。各用量を、各DLの間は2日間あけて、1
日1回皮下注射により5日間投与した。臨床的状態、ル
ーチンな実験室的研究(何がルーチンな実験室的研究か
?)及びIgE生産を、スクリーニングの時点、各DLの1
日目及び5日目、次いで処理を中止して3日目に評価し
た。
許容されるであろうrIFN−γの最大用量を決定するため
に考察された。この部では、14人の患者を、3つの引き
続く用量レベル(DL)でrIFN−γにより処理した。DL1
は0.01mg/M2であり、DL2は0.05mg/M2であり、DL3は0.1m
g/M2であった。各用量を、各DLの間は2日間あけて、1
日1回皮下注射により5日間投与した。臨床的状態、ル
ーチンな実験室的研究(何がルーチンな実験室的研究か
?)及びIgE生産を、スクリーニングの時点、各DLの1
日目及び5日目、次いで処理を中止して3日目に評価し
た。
第II部においては、8人の患者が、毎日DL2(0.05mg/
M2)で6週間rIFN−γを受けた。臨床的状態、ルーチン
な実験室的研究及びIgE生産を、スクリーニングの時
点、7日目、21日目及び42日目に評価した。第I部から
1人と第II部から8人の9人の患者を、長期間耐性デー
タを集める目的で及び血清IgEレベルに対する長期rIFN
−γ投与の効果を検討する目的で維持治療(maintenanc
e therapy)に付した。
M2)で6週間rIFN−γを受けた。臨床的状態、ルーチン
な実験室的研究及びIgE生産を、スクリーニングの時
点、7日目、21日目及び42日目に評価した。第I部から
1人と第II部から8人の9人の患者を、長期間耐性デー
タを集める目的で及び血清IgEレベルに対する長期rIFN
−γ投与の効果を検討する目的で維持治療(maintenanc
e therapy)に付した。
患者及び彼らの病気の活動性(Disease Activity)の評
価 慢性の重いADにかかっている22人の患者を、この患者
母集団におけるrIFN−γの耐性及び効力を決定するため
に、段階1/パイロット研究に参加させた。この研究に対
する適性は、患者が5才又はそれより高齢であること及
び少なくとも3カ月の期間活動性の(active)慢性ADの
診断をされたことを必要とした。ADに対する診断基準
は、ハニフィン(Hanifin)及びライカ(Rajka)により
用いられた診断基準であった。ハニフィン(Hanifin)
及びライカ(Rajka)、Acta Dermatol.Venereol、92
(補遺):44−47(1980)。更に、すべての患者は、高
められた血清IgEレベル(年令に対する平均より2標準
偏差以上大きい)及びアレルギー性呼吸器疾患又はADの
個人歴又は家庭歴を持っていなければならなかった。患
者は、開始する前の1週間以内に6又はそれより大きい
臨床的重さの評点(紅斑又びかゆみの両方の場合には2
又はそれより大きい評点を含む)を持っていなければな
らなかった。全臨床的重さの評点(0−15)は、5つの
パラメーター:かゆみ、紅斑、浮腫/母集団(edema/po
pulation)、瘡痕(excoriation)及び落屑(scaling)
/乾燥状態(dryness)の各々について、0(なし)、
1(軽い)、2(普通)及び3(重い)のように等級付
けられた個々の評点の和として定義された。
価 慢性の重いADにかかっている22人の患者を、この患者
母集団におけるrIFN−γの耐性及び効力を決定するため
に、段階1/パイロット研究に参加させた。この研究に対
する適性は、患者が5才又はそれより高齢であること及
び少なくとも3カ月の期間活動性の(active)慢性ADの
診断をされたことを必要とした。ADに対する診断基準
は、ハニフィン(Hanifin)及びライカ(Rajka)により
用いられた診断基準であった。ハニフィン(Hanifin)
及びライカ(Rajka)、Acta Dermatol.Venereol、92
(補遺):44−47(1980)。更に、すべての患者は、高
められた血清IgEレベル(年令に対する平均より2標準
偏差以上大きい)及びアレルギー性呼吸器疾患又はADの
個人歴又は家庭歴を持っていなければならなかった。患
者は、開始する前の1週間以内に6又はそれより大きい
臨床的重さの評点(紅斑又びかゆみの両方の場合には2
又はそれより大きい評点を含む)を持っていなければな
らなかった。全臨床的重さの評点(0−15)は、5つの
パラメーター:かゆみ、紅斑、浮腫/母集団(edema/po
pulation)、瘡痕(excoriation)及び落屑(scaling)
/乾燥状態(dryness)の各々について、0(なし)、
1(軽い)、2(普通)及び3(重い)のように等級付
けられた個々の評点の和として定義された。
皮膚疾患の程度は、9の規則を使用して評価した。バ
ーキン(Barkin)及びバーリントン(Burrington)、現
代小児診断及び処理(Current Pediatric Diagnosis an
d Treatment)、シー・エイチ・ケンプ(C.H.Kempe)等
編、207頁、アプレトン(Appleton)及びランゲ(Lang
e)、ノルワルク(Norwalk)(1987)。すべての患者
は、身体表面積の少なくとも20%の病変発生率(involv
ement)を持っていなければならなかった。
ーキン(Barkin)及びバーリントン(Burrington)、現
代小児診断及び処理(Current Pediatric Diagnosis an
d Treatment)、シー・エイチ・ケンプ(C.H.Kempe)等
編、207頁、アプレトン(Appleton)及びランゲ(Lang
e)、ノルワルク(Norwalk)(1987)。すべての患者
は、身体表面積の少なくとも20%の病変発生率(involv
ement)を持っていなければならなかった。
このプロトコルに参加した患者の臨床的及び実験室的
特徴を表Iに示す。
特徴を表Iに示す。
すべての患者は、皮膚緩和薬、効能の良い局所用ステ
ロイド及び抗ヒスタミン剤の使用を含む標準治療による
従来の処理に対しては満足には応答しない慢性の重いAD
の病歴を有していた。大抵の患者は、かれらの皮膚疾患
の制御のために過去に入院又は全身系ステロイドを必要
としていた。
ロイド及び抗ヒスタミン剤の使用を含む標準治療による
従来の処理に対しては満足には応答しない慢性の重いAD
の病歴を有していた。大抵の患者は、かれらの皮膚疾患
の制御のために過去に入院又は全身系ステロイドを必要
としていた。
血清免疫グロブリンレベルの定量 血清IgEレベルを、商業的に入手可能な固相の、ツー
サイト・イムノエンザイメトリックアッセイ(two−sit
e immunoenzymetric assay)[ハイブリテク社(Hybrii
tech Inc)カリフォルニア州、サンジエゴ]により測定
した。血清IgG、IgM及びIgAは、マンシニの単純放射免
疫拡散法(Mancini Single Radial Immunodiffusion te
chnique)[カレスタッド・ラブス(Kallestad lab
s);テキサス州、オースチン]により測定した。
サイト・イムノエンザイメトリックアッセイ(two−sit
e immunoenzymetric assay)[ハイブリテク社(Hybrii
tech Inc)カリフォルニア州、サンジエゴ]により測定
した。血清IgG、IgM及びIgAは、マンシニの単純放射免
疫拡散法(Mancini Single Radial Immunodiffusion te
chnique)[カレスタッド・ラブス(Kallestad lab
s);テキサス州、オースチン]により測定した。
PBMCによる自発的IgE生産の評価 アトピー性末梢血単核細胞(PBMC)による自発的IgE
生産の評価に使用された方法は、サリアン(Saryan)
等、ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲー
ション(J.Clin.Invest)、71:556−564(1983)及びヤ
ング(Young)等、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・
イムノロジー(Eur.J.Immunol)、16:985−991(1986)
に詳細に記載されている。簡単に言えば、血液試料を、
保存剤不含有ヘパリン中に集めそしてPBMCを、フィコー
ル・ハイペーク(Ficoll−Hypaque)での遠心分離によ
り分離した。PBMCを、ペニシリン(100U/ml)、ストレ
プトマイシン(50g/ml)及び10%熱不活性化FBS[ハイ
クロン(Hyclone)、ステリル・システムス社(Sterile
Systems,Inc)、ユタ州、ローガン]を補充したRPMI−
1640[エム・エー・バイオプロダクツ(M.A.Bioproduct
s)、メリーランド州、ウォーカースビレ]中に、1.5百
万個細胞/mlの細胞濃度で懸濁させた。これらのPBMC
を、5%CO2の給湿大気中で37℃に培養した。10日の
後、培養上澄液を回収しそして前述のようにそれらのIg
E含有率を固相ラジオイムノアッセイ(RIA)により評価
した。サリアン等の上記文献及びヤング等の上記文献参
照。このアッセイの感度の下限は、150pg/mlであった。
IgEについてのこのアッセイのの感度及び特異性は、細
胞培養上澄液中の少量のIgEの測定のために使用される
アッセイの最近のマルチセンターの共同評価により確認
した。ヘルム(Helm)等、ジャーナル・オブ・アレルギ
ー・アンド・クリニカル・イムノロジー(J.Allergy Cl
in.Immunol)、77:880−890(1986)。培養0日目及び
培養10日目の細胞ペレットと関連したIgEを、ターナー
等により以前に記載された如くして細胞ペレットの酸処
理により決定した。ターナー(Turner)等、クリニカル
・アンド・エクスペリメンタル・イムノロジー(Clin.E
xp.Immunol)、51:387−394(1983]。ドゥノボ(de no
vo)又は正味(net)IgE合成は、10日目の培養上澄液+
10日目の細胞ペレットのIgE値から、0日目の酸処理細
胞ペレットにおいて得られたIgEの値、即ち、生体内パ
ーホームドIgE(in vivo performed IgE)の値を引くこ
とにより計算した。
生産の評価に使用された方法は、サリアン(Saryan)
等、ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲー
ション(J.Clin.Invest)、71:556−564(1983)及びヤ
ング(Young)等、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・
イムノロジー(Eur.J.Immunol)、16:985−991(1986)
に詳細に記載されている。簡単に言えば、血液試料を、
保存剤不含有ヘパリン中に集めそしてPBMCを、フィコー
ル・ハイペーク(Ficoll−Hypaque)での遠心分離によ
り分離した。PBMCを、ペニシリン(100U/ml)、ストレ
プトマイシン(50g/ml)及び10%熱不活性化FBS[ハイ
クロン(Hyclone)、ステリル・システムス社(Sterile
Systems,Inc)、ユタ州、ローガン]を補充したRPMI−
1640[エム・エー・バイオプロダクツ(M.A.Bioproduct
s)、メリーランド州、ウォーカースビレ]中に、1.5百
万個細胞/mlの細胞濃度で懸濁させた。これらのPBMC
を、5%CO2の給湿大気中で37℃に培養した。10日の
後、培養上澄液を回収しそして前述のようにそれらのIg
E含有率を固相ラジオイムノアッセイ(RIA)により評価
した。サリアン等の上記文献及びヤング等の上記文献参
照。このアッセイの感度の下限は、150pg/mlであった。
IgEについてのこのアッセイのの感度及び特異性は、細
胞培養上澄液中の少量のIgEの測定のために使用される
アッセイの最近のマルチセンターの共同評価により確認
した。ヘルム(Helm)等、ジャーナル・オブ・アレルギ
ー・アンド・クリニカル・イムノロジー(J.Allergy Cl
in.Immunol)、77:880−890(1986)。培養0日目及び
培養10日目の細胞ペレットと関連したIgEを、ターナー
等により以前に記載された如くして細胞ペレットの酸処
理により決定した。ターナー(Turner)等、クリニカル
・アンド・エクスペリメンタル・イムノロジー(Clin.E
xp.Immunol)、51:387−394(1983]。ドゥノボ(de no
vo)又は正味(net)IgE合成は、10日目の培養上澄液+
10日目の細胞ペレットのIgE値から、0日目の酸処理細
胞ペレットにおいて得られたIgEの値、即ち、生体内パ
ーホームドIgE(in vivo performed IgE)の値を引くこ
とにより計算した。
統計的解析 第I部については、血清IgE、自発的IgE合成及び全体
的臨床的重さについての各DLの1日目と5日目との変
化、両側符号検定(two−sided sign test)又はウイル
コクソン・サインド・ランク検定(Wilcoxon signed−r
ank test)を使用して解析した。各患者について各DL内
の変化もまた、同様に、DL1、1日目に対するスクリー
ニング間のベースライン変化と比較した。第II部につい
ては、血清IgE、自発的(SPONTANEOUS)IgE合成及び全
体的臨床的重さの各患者についての時間に対する変化
を、両側符号検定又はウイルコクソン・サインド・ラン
ク検定により統計的に評価した。
的臨床的重さについての各DLの1日目と5日目との変
化、両側符号検定(two−sided sign test)又はウイル
コクソン・サインド・ランク検定(Wilcoxon signed−r
ank test)を使用して解析した。各患者について各DL内
の変化もまた、同様に、DL1、1日目に対するスクリー
ニング間のベースライン変化と比較した。第II部につい
ては、血清IgE、自発的(SPONTANEOUS)IgE合成及び全
体的臨床的重さの各患者についての時間に対する変化
を、両側符号検定又はウイルコクソン・サインド・ラン
ク検定により統計的に評価した。
結果 14人のAD患者がプロトコルの第I部に参加した。すべ
ての14人の患者は、なんらの不利な反応なしにDL1を完
了した。DL2では、14人の患者の内3人が一過性頭痛又
は筋肉痛(用量の4%)にかかった。1人の患者は、個
人的理由でDL2での研究から抜けた。DL3では、13人の残
りの患者の内の9人が一過性頭痛、倦怠感、熱/悪寒、
筋肉痛、悪心(nausea)(用量の25%)を経験した。気
付かれた唯一の有意な臨床検査による異常は、各DLにお
いて好中球の数の用量依存性の可逆的減少であった。し
かしながら、この研究期間に絶対的好中球減少症(好中
球<1000/mm3)が発生した患者はいなかった。
ての14人の患者は、なんらの不利な反応なしにDL1を完
了した。DL2では、14人の患者の内3人が一過性頭痛又
は筋肉痛(用量の4%)にかかった。1人の患者は、個
人的理由でDL2での研究から抜けた。DL3では、13人の残
りの患者の内の9人が一過性頭痛、倦怠感、熱/悪寒、
筋肉痛、悪心(nausea)(用量の25%)を経験した。気
付かれた唯一の有意な臨床検査による異常は、各DLにお
いて好中球の数の用量依存性の可逆的減少であった。し
かしながら、この研究期間に絶対的好中球減少症(好中
球<1000/mm3)が発生した患者はいなかった。
IgE生産の2つのパラメーター、即ち、第1には、血
清IgGレベル、第2には、単離されたばかりのPBMCによ
る自発性IgE生産、をこの研究中に順次に測定した。後
者の研究において、患者のPBMCがこの研究に参加する前
に>01000pg/ml IgEを新規に(de movo)自発的に生産
したところの患者についてのみ順次の決定がなされた。
プロトコルの第I部においてrIFN−γで処理された14人
の患者の内、12人の患者からPBMCが>1000pg IgE/mlを
生産した(平均IgE生産=3794pg/ml、範囲、1340−880
0)。PBMCによるベースライン自発的新規IgE合成の抑制
が、各用量のrIFN−γ処理で、1日目と5日目との間で
観察された。DL1では、自発的IgE生産は、12人の患者の
内10人が抑制された。この抑制レベルは、0.038のP値
で有意であった。DL2では、IgE合成の更なる抑制は認め
られなかった(P=1.0)。しかしながら、DL3では、研
究した9人乃至11人の患者からPBMCが、rIFN−γによる
生体内処理の後自発的IgE合成の抑制を示した(P=0.0
66)。
清IgGレベル、第2には、単離されたばかりのPBMCによ
る自発性IgE生産、をこの研究中に順次に測定した。後
者の研究において、患者のPBMCがこの研究に参加する前
に>01000pg/ml IgEを新規に(de movo)自発的に生産
したところの患者についてのみ順次の決定がなされた。
プロトコルの第I部においてrIFN−γで処理された14人
の患者の内、12人の患者からPBMCが>1000pg IgE/mlを
生産した(平均IgE生産=3794pg/ml、範囲、1340−880
0)。PBMCによるベースライン自発的新規IgE合成の抑制
が、各用量のrIFN−γ処理で、1日目と5日目との間で
観察された。DL1では、自発的IgE生産は、12人の患者の
内10人が抑制された。この抑制レベルは、0.038のP値
で有意であった。DL2では、IgE合成の更なる抑制は認め
られなかった(P=1.0)。しかしながら、DL3では、研
究した9人乃至11人の患者からPBMCが、rIFN−γによる
生体内処理の後自発的IgE合成の抑制を示した(P=0.0
66)。
プロトコルの第I部の期間のPBMCによる自発的IgE生
産の減少にもかかわらず、いかなるDLでも血清IgEレベ
ルの減少は認められなかった(P=0.36)。長期の治療
経過により血清IgEレベルに対するいかなる効果が観察
され得るかを決定するために、8人の追加の患者をプロ
コトルでの第II部に参加させた。このプロトコルの第II
部は、プロトコルの第I部の期間に充分に耐性となった
DL2(0.05mg/M2)での6週間の毎日のIFN−γ処理から
成っていた。更に、合計9人の患者を、処理プロトコル
の完了後すぐに長期間維持治療を続けた。第I部からの
1人の患者は、14カ月間1週間当たり3回0.1mg/M2のrI
FN−γを受け取り、第II部からすべての8人の患者は、
1カ月乃至6カ月の間1週間当たり3回0.05mg/M2のrIF
N−γを受け取った。
産の減少にもかかわらず、いかなるDLでも血清IgEレベ
ルの減少は認められなかった(P=0.36)。長期の治療
経過により血清IgEレベルに対するいかなる効果が観察
され得るかを決定するために、8人の追加の患者をプロ
コトルでの第II部に参加させた。このプロトコルの第II
部は、プロトコルの第I部の期間に充分に耐性となった
DL2(0.05mg/M2)での6週間の毎日のIFN−γ処理から
成っていた。更に、合計9人の患者を、処理プロトコル
の完了後すぐに長期間維持治療を続けた。第I部からの
1人の患者は、14カ月間1週間当たり3回0.1mg/M2のrI
FN−γを受け取り、第II部からすべての8人の患者は、
1カ月乃至6カ月の間1週間当たり3回0.05mg/M2のrIF
N−γを受け取った。
プロトコルの第II部に参加した8人の患者の内6人か
らのPBMCが、高められたレベルのIgEを自発的に生産し
た。第1図に示されたように、これらの6人の患者の内
5人からのPBMCは、6週間のrIFN−γ処理の後自発的Ig
E生産の減少を示した。しかしながら、抑制の程度は、1
2%から85%の抑制率の範囲は可変であり、有意ではな
かった(P=0.12)。第2図は、患者が6週間毎日のrI
FN−γ処理をされている間の順次の血清IgEレベルを示
す。血清IgEレベルについては、抑制効果は認められな
かった。更に、維持rIFN−γ治療で14カ月まで処理され
たいかなる患者においても、血清IgEレベルの変化は認
められなかった。
らのPBMCが、高められたレベルのIgEを自発的に生産し
た。第1図に示されたように、これらの6人の患者の内
5人からのPBMCは、6週間のrIFN−γ処理の後自発的Ig
E生産の減少を示した。しかしながら、抑制の程度は、1
2%から85%の抑制率の範囲は可変であり、有意ではな
かった(P=0.12)。第2図は、患者が6週間毎日のrI
FN−γ処理をされている間の順次の血清IgEレベルを示
す。血清IgEレベルについては、抑制効果は認められな
かった。更に、維持rIFN−γ治療で14カ月まで処理され
たいかなる患者においても、血清IgEレベルの変化は認
められなかった。
この試験期間中、患者は方法のところで述べた臨床的
重さの5つのパラメーターの変化について監視された。
各患者は、彼自身の病歴対照として役立った。プロトコ
ルの第I部の期間中3週間の処理期間にわたり各DLにつ
いて臨床的重さの有意な減少が観察された(P<0.0
4)。DL3が中止されてから3日後全臨床的重さの殆ど有
意な(P=0.10)悪化もあった。更に、第II部の期間
中、患者が維持治療を受けて後、臨床的改善の水準化
(Leveling off)を伴って、毎日のIFN−γ治療の6週
間にわたり全臨床的重さの漸進性の且つ有意な減少があ
った。維持療法を受けている患者は、治療の前に経験し
た臨床的症状と比べてADの実質的な臨床的改善がなされ
た。
重さの5つのパラメーターの変化について監視された。
各患者は、彼自身の病歴対照として役立った。プロトコ
ルの第I部の期間中3週間の処理期間にわたり各DLにつ
いて臨床的重さの有意な減少が観察された(P<0.0
4)。DL3が中止されてから3日後全臨床的重さの殆ど有
意な(P=0.10)悪化もあった。更に、第II部の期間
中、患者が維持治療を受けて後、臨床的改善の水準化
(Leveling off)を伴って、毎日のIFN−γ治療の6週
間にわたり全臨床的重さの漸進性の且つ有意な減少があ
った。維持療法を受けている患者は、治療の前に経験し
た臨床的症状と比べてADの実質的な臨床的改善がなされ
た。
ステロイド依存性喘息の処理 研究の第I部で処理された22人の患者の内1人は、ア
トピー性皮膚炎に加えて、慢性の重いステロイド依存性
喘息に悩まされていた。この患者は、この研究に先立ち
少なくとも6年間の全身系ステロイドによる処理を必要
とした。この患者は、IFN−γによる処理の後、喘息症
状の有意な改善を示しそして全身系ステロイド処理を中
止することができた。この患者は、IFN−γによる予防
又は維持治療において、1年以上にわたり全身系ステロ
イドを必要としなかった。
トピー性皮膚炎に加えて、慢性の重いステロイド依存性
喘息に悩まされていた。この患者は、この研究に先立ち
少なくとも6年間の全身系ステロイドによる処理を必要
とした。この患者は、IFN−γによる処理の後、喘息症
状の有意な改善を示しそして全身系ステロイド処理を中
止することができた。この患者は、IFN−γによる予防
又は維持治療において、1年以上にわたり全身系ステロ
イドを必要としなかった。
毎日のrIFN−γ治療を受けた患者は、皮膚疾患の臨床
的重さの有意な減少を経験した。これらの患者は他の形
態の治療に対しては応答性の乏しい長く続く重いADの病
歴を持っていたので、彼らの持続した臨床的改善(rIFN
−γ治療を受けている間)は単にプラシボ効果によるも
のではないようである。更に、rIFN−γ治療をプロトコ
ルの第I部のDL3の後中止したとき、患者の臨床的症状
は悪化した(跳ね返り効果)。
的重さの有意な減少を経験した。これらの患者は他の形
態の治療に対しては応答性の乏しい長く続く重いADの病
歴を持っていたので、彼らの持続した臨床的改善(rIFN
−γ治療を受けている間)は単にプラシボ効果によるも
のではないようである。更に、rIFN−γ治療をプロトコ
ルの第I部のDL3の後中止したとき、患者の臨床的症状
は悪化した(跳ね返り効果)。
均等物 当業者は、本明細書に記載の発明の主題態様に対する
多くの均等物を、ルーチンな実験だけで認識するか又は
確認することができる。かかる均等物は、下記の請求の
範囲に包含されることを意図するものである。
多くの均等物を、ルーチンな実験だけで認識するか又は
確認することができる。かかる均等物は、下記の請求の
範囲に包含されることを意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 38/21 CA(STN) MEDLINE(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】γ−インターフェロンを有効成分として含
有することを特徴とするアトピー性皮膚炎の処置剤。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US44476389A | 1989-12-01 | 1989-12-01 | |
US444,763 | 1989-12-01 | ||
PCT/US1990/006971 WO1991007984A1 (en) | 1989-12-01 | 1990-11-29 | Treatment of atopic disorders with gamma-interferon |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05501716A JPH05501716A (ja) | 1993-04-02 |
JP2901017B2 true JP2901017B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=23766250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50194191A Expired - Lifetime JP2901017B2 (ja) | 1989-12-01 | 1990-11-29 | γインターフエロンによるアトピー性疾患の処置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0502997B1 (ja) |
JP (1) | JP2901017B2 (ja) |
AT (1) | ATE121945T1 (ja) |
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DE (1) | DE69019163T2 (ja) |
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US5859000A (en) * | 1995-06-07 | 1999-01-12 | University Of Utah Research Foundation | Method for reducing mast cell mediated allergic reactions |
JP3834084B2 (ja) * | 1995-09-07 | 2006-10-18 | 第一アスビオファーマ株式会社 | 痒疹治療剤 |
AU734887B2 (en) * | 1997-03-06 | 2001-06-28 | Toray Industries, Inc. | Therapeutic agent and treatment for canine intractable dermatitis |
CA2325442C (en) | 1998-04-02 | 2011-10-11 | Genentech, Inc. | Treatment of cardiac hypertrophy using interferon-gamma |
CA2387089A1 (en) * | 1999-11-10 | 2001-05-17 | Mondobiotech Sa | Interferon gamma for the treatment of asthma |
JP4435465B2 (ja) * | 2002-08-05 | 2010-03-17 | 長岡 均 | 抗アレルギー剤 |
EP1430902A1 (en) * | 2002-12-20 | 2004-06-23 | Mondobiotech Laboratories Anstalt | Pharmaceutical composition of interferon gamma with molecular diagnostics for the improved treatment of asthma bronchiale |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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IL76591A0 (en) * | 1984-10-05 | 1986-02-28 | Bioferon Biochem Substanz | Pharmaceutical compositions containing ifn-ypsilon and processes for the preparation thereof |
GB8522336D0 (en) * | 1985-09-09 | 1985-10-16 | Biogen Nv | Composition for treatment of allergies |
EP0311616B1 (en) * | 1986-06-17 | 1991-09-25 | Biogen, Inc. | Combinations of gamma interferons and anti-inflammatory or anti-pyretic agents for treating diseases |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP50194191A patent/JP2901017B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-11-29 WO PCT/US1990/006971 patent/WO1991007984A1/en not_active Application Discontinuation
- 1990-11-29 AT AT91901503T patent/ATE121945T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-11-29 CA CA002069870A patent/CA2069870E/en not_active Expired - Fee Related
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- 1990-11-29 ES ES91901503T patent/ES2071977T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-11-29 EP EP91901503A patent/EP0502997B1/en not_active Revoked
- 1990-11-29 DE DE69019163T patent/DE69019163T2/de not_active Revoked
Non-Patent Citations (1)
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Journal of Investigative Dermatology,Vol.82,No.1(1984)p.30−34 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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JPH05501716A (ja) | 1993-04-02 |
CA2069870E (en) | 2005-01-11 |
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