JP2898702B2 - 熱可塑性エラストマー - Google Patents
熱可塑性エラストマーInfo
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Description
に、高強度で流動性に優れ、かつ柔軟性、ゴム性に優れ
た熱可塑性エラストマー組成物に関する。
中空成型、回転成型、押出成型等の方法を用いることが
出来、かつ適切なるゴム様の柔軟性を持った種々の熱可
塑性エラストマー組成物が上市され、従来の架橋ゴムと
比較して加工能率の良さおよび再生の容易さから種々の
用途に用いられている。
温度においてゴム状の性質を示すソフトセグメントと結
晶、ガラス、その他の疑似架橋点とみなされるハードセ
グメントを適切に配置し、使用温度においては架橋ゴム
と同様の挙動をし、加工温度においては一般の熱可塑性
樹脂と同様の挙動を示すように分子設計されたエラスト
マーである。各種の熱可塑性エラストマーの中でもポリ
オレフィン系のものは抜群の耐候性、および適度の耐熱
性のため自動車分野、電線分野に主として用いられてい
る。
オレフィン樹脂とのブレンドからなるオレフィン系熱可
塑性エラストマー状組成物は、特公昭53−34210号公報
等により公知である。
度、ゴム性が加硫ゴムに劣る欠点を有する。
レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム(EPDM)
とポリオレフィン樹脂とのブレンドからなるオレフィン
系熱可塑性エラストマー組成物も特公昭55−18448号公
報等により公知である。この組成物は、加硫ゴムに匹敵
しうる性能を有しているものの、流動性に劣る欠点を有
し、改良の余地があった。
使用しているゴム成分と樹脂成分が本質的に一体となら
ず、そのためその界面において欠陥が発生し、熱可塑性
エラストマー状組成物として強度に制限を与える結果を
もたらしている事である。したがって、この様な共重合
体ゴムは柔軟ではあるが強度は著しく小さく、強度を上
げるために架橋する必要がある。
永久歪み等は、大幅に改善されるが、引張り強度はそれ
ほど改善されない。このため、ゴム成分量を増していく
につれて、強度を維持する為に、完全架橋が必要になる
が、反面流動性も著しく低下する。
添加することを行なっても、大量に用いる必要があり、
これは、強度の低下、ブリード等の好ましくない影響を
与える。
維持し、なお加硫ゴムに匹敵しうる強度、柔軟性、ゴム
性に優れる物性バランスのとれた熱可塑性エラストマー
組成物を提供することを目的とする。
ィン系樹脂、ポリエチレン結晶を内部に含む又は含まな
い飽和のエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPM)、
エチレン−プロピレン非共役ジエン共重合体ゴム(EPD
M)またはそれらの混合物、特定のポリオレフィン系樹
脂相容性付与セグメントと特定の該ゴム成分相容性付与
セグメントとからなるグラフト共重合体の配合物を配合
し、架橋剤を用いて動的に熱処理を行ない、飽和のEPM
または不飽和結合を側鎖に含んだEPDMあるいはそれらの
混合物であるゴム成分を架橋することにより、上記の目
的を達成することを見い出し、本発明を完成するに到っ
た。
レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムまたはそ
れらの混合物からなるゴム成分、 成分(C1);官能基(1)を有する不飽和化合物で変性
された変性ポリオレフィン系樹脂、及び 成分(C2);成分(C1)の官能基(1)と反応できる官
能基(2)を有する不飽和化合物で変性されたエチレン
−プロピレン共重合体ゴムもしくはエチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン共重合体ゴムである変性ゴムまたはエ
チレンと官能基(1)と反応できる官能基(2)を有す
る不飽和化合物との共重合体であるエチレン系共重合体 とからなるポリマー組成物であって、成分(A)が10〜
55重量部、成分(B)が90〜45重量部、成分(C1)と成
分(C2)[両者を合わせて成分(C)という]の合計
が、成分(A)と成分(B)の合算重量100重量部に対
して0.5〜50重量部である配合物を架橋剤を用いて動的
に熱処理した熱可塑性組成物であり、成分(B)に対し
て該成分のゲル含量が80%以上であることを特徴とする
熱可塑性エラストマーに関する。
系樹脂)とは、1種またはそれ以上のモノオレフィンの
高圧法、中圧法または低圧法いずれかによる重合から得
られる結晶性の高分子量の固体生成物を包含する。
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、2−メ
チル−1−プロペン、3−メチル−1−ペンテン、4−
メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘキセンおよ
びそれらの混合物である。好ましくは、ポリプロピレン
系樹脂であり、ポリプロピレン系樹脂とは、アイソタク
チックホモポリプロピレン又はエチレン、ブテン−1、
ヘキセン−1等のα−オレフィンとプロピレンのランダ
ムあるいはブロック共重合体であって結晶成分がポリプ
ロピレンであるものである。
可塑性エラストマーの耐熱性、機械的強度及び流動性の
向上に寄与するものであり、この目的のために、示差走
査熱量計(DSC)で測定した融点(融解の最大ピーク温
度)が155℃以上に少くとも1つ存在するものが好まし
い。230℃のメルトフローインデックス(MFI)は0.01〜
100g/10分、好ましくは0.1〜20g/10分のものである。
公知の非晶性あるいは少量のエチレン性の結晶を有する
ものが使用できる。
いられる。すなわち、未架橋の状態で引張り破断強度
(グリーン強度)が100kg/cm2以上、好ましくは150kg/c
m2以上、特に好ましくは200kg/cm2以上であり、エチレ
ン含有量が60〜78モル%、GPC(ゲルパーミエーション
クロマトグラフ)で測定されたMw/Mnが4以上(但し、M
w,Mnは夫々重量平均分子量、数平均分子量を表わす)、
好ましくは5以上、230℃のHLMFI/MFIが35以上(但し、
HLMFI,MFIはJIS K7210の夫々21.6kg、2.16kg荷重の値を
表わす)、X線で測定した結晶化度が4〜20%、好まし
くは4〜10%でかつ示差走査熱量計(DSC)で測定して1
00℃以上にポリエチレン性結晶の融解ピークを持ち、MF
Iが0.01未満のものが好適である。
して作用し、結晶成分が結晶として存在できる(結晶の
融解温度以下)限り、共有結合によって結びつけられた
架橋点と同じようにふるまい、見かけ上、架橋密度を大
きくする効果をもち強度、耐油性を向上させる。
上)である約160〜170℃以上、一般的には180〜230℃の
温度では、EPM中のポリエチレン結晶が融解することに
より、物理的架橋点が消滅し、トータルの架橋密度を低
下させるために、流動性が維持できる。
理的架橋点の不足で使用温度での強度が低下し、20%以
上では硬くなりすぎてエラストマー組成物としての柔軟
性が不足する。
好ましく、60%未満ではグリーン強度が不足し、78モル
%を超えると硬くなりすぎて柔軟性が不足する。ショア
ーAで示すと50〜95にほぼ対応し、ショアーA60〜80が
好ましい。
なく、分子量にも強く依存する。柔軟なものほど、すな
わち、ポリエチレン性結晶化度の小さいものほどグリー
ン強度を100kg/cm2以上にするためには、高分子量にす
る必要がある。
ン135℃における極限粘度〔η〕が2.5〜15dl/gであり、
好ましくは5〜10dl/gある。〔η〕が2.5以下ではグリ
ーン強度が不足し、架橋効率も低下し、好ましくなく、
15以上ではグリーン強度、架橋効率は充分であるが、分
散性、流動性が悪くなる。
分散値Mw/Mnが4以上、230℃で測定したHLMFI/MFIが35
以上であることが好ましい。従来のEPMに比較して分子
量分布を広くすることにより、架橋された後もなお流動
性に優れた熱可塑性エラストマー組成物を得ることがで
きる。
原料として優れた性能を有しているが、組成物中のゴム
成分が上記のEPM単独では、強度に優れるものの、柔軟
性が不足する場合がある。この場合には柔軟性をもった
EPDMをゴム成分としてブレンドすることにより、より柔
軟な熱可塑性エラストマー組成物を得ることができる。
レン−ジエン共重合体ゴムであって、ジエンモノマーと
して、炭素原子数5〜20の非共役ジエン、例えば1.4−
ペンタジエン、1.4−および1.5−ヘキサジエン、2.5−
ジメチル−1.5−ヘキサジエンおよび1.4−オクタジエ
ン、環状ジエン、例えばシクロペンタジエン、シクロヘ
キサジエン、シクロオクタジエンおよびジシクロペンタ
ジエン、アルケニルノルボルネン、例えば5−エチリデ
ン−および5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−メ
タリル−および2−イソプロペニル−5−ノルボルネン
を用いたものが挙げられる。これらの中でエチリデンノ
ルボルネン又はジシクロペンタジエンを用いたものが好
ましい。
〜78モル%、ジエン化合物は全体の1〜15重量%、好ま
しくは1〜10重量%であ、デカリン135℃で測定した
〔η〕が0.5〜10dl/g、好ましくは1〜6dl/gである。
る。EPMの比率が多い場合は強度が大きくなる。一方、E
PDMの比率が高い場合には柔軟である。
〜90重量部、成分(A)55〜10重量部(両成分の合算重
量は100重量部)であり、ゴム成分が45重量部未満では
得られる熱可塑性エラストマーが硬くなりすぎてもはや
エラストマーとは言えず、一方、90重量部を超えると強
度は維持できるものの流動性が低下し成形性が悪化す
る。ゴム成分が70重量部以上では流動性を改善するため
に、軟化剤を添加することが好ましい。
を1分子当たり1個以上有する不飽和化合物で変性され
た変性ポリオレフィンである。
ポキシ、シラン性物質およびそれらから誘導される物質
により変性されたポリオレフィン系樹脂であり、好まし
くは不飽和酸またはその無水物およびエポキシ化合物に
より変性されたポリオレフィン系樹脂である。これらの
不飽和酸またはその無水物としてはマレイン酸、イタコ
ン酸、エンデック酸、シトラコン酸、シンナミック酸、
アルケニル琥珀酸、1、9デカジエニル琥珀酸およびそ
れらの無水物、(メタ)アクリル酸等を挙げることがで
きる。またエポキシ化合物としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニル
オキシラン、1、2−エポキシ−ヘキサ−5−エン、1,
2−エポキシ−ヘプタ−6−エン等をあげることができ
る。これら成分(C1)における官能基(1)の量は0.05
ないし10重量%である。
(C1)と相容し、かつ前記官能基(1)と反応する官能
基(2)を1分子当り1個以上有する物質である。
をカルボキシ、ハロ、アミノ、エポキシ、アルコールお
よびイソシアナート性物質により変性されたものであ
り、また他の一つは少なくともエチレンとカルボキシ、
ハロ、アミノ、エポキシ、アルコールおよびイソシアナ
ート性物質および/またはそれらの前駆体との共重合体
であり、好ましくはカルボキシ、ハロ、アミノ、エポキ
シ、アルコールおよびイソシアナート性物質およびそれ
らから誘導される物質が不飽和酸またはその無水物から
誘導される物質であるか、不飽和エポキシ化合物または
不飽和アルコールである。
いし20重量%である。具体的には上述の不飽和酸または
その無水物、不飽和エポキシ化合物である。これらの官
能基は変性または重合後に更に変性することも可能であ
る。
キシ、ハロ、アミノ、エポキシ、アルコールおよびイソ
シアナート性物質および/またはそれらの前駆体との共
重合体は、重合性の第3成分を含むことも可能である。
物、酸化合物、エーテル系化合物、炭化水素系化合物等
をあげることができる。
酸ビニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸ブチル(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ベンジル、フマル酸メチル、フマル
酸エチル、フマル酸プロピル、フマル酸ブチル、フマル
酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジメチル、フ
マル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フマル酸ジブチ
ル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸
プロピル、マレイン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、マ
レイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸
ジブチルを例示することができる。
−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)
アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル
(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジエチル(メタ)アクリルアミドを例示することがで
きる。
ン酸(無水物も含む)、フマル酸等を例示することがで
きる。
ルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル等を例示することができる。
タジエン等があり、それ以外にも、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、トリメトキシビニルシラン、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン等をあげることができる。
粒子が微分散化するのを助け、成分(A)と成分(B)
間の界面の補強を行なうことにより引っ張り強度の向上
に寄与する。
(C2)は互いに反応可能であることが必要である。
算重量100重量部に対して0.5〜25重量部配合することが
好ましい。0.5重量部未満では本発明の効果を示すに十
分な強度を得ることができない。50重量部を超えると相
容化セグメント間の架橋、凝集が起こりゴムの分散性を
下げるために好ましくない。
軟性を改善するために添加されるもので、パラフィン
系、ナフテン系、芳香族系、ポリブテン系等があるが、
本発明の目的には、パラフィン系、ナフテン系、ポリブ
テン系が好ましい。
重量部であり、それを超えると軟化剤のブリードによる
表面のベタツキ、強度の低下が起るので好ましくない。
成分(B)の合算重量100重量部に対して75重量部以下
までは、強度、流動性は十分保てる。
化剤の重量比は100/0〜40/60が好ましく、更に好ましく
は95/5〜60/40である。
成分の存在下に架橋剤を添加し、動的に熱処理すること
により得られる。
を部分架橋しておき、ポリオレフィン樹脂とブレンドす
る方法、特公昭53−21021号公報のように、ゴム成分と
プラスチック成分を混合しつつ架橋する方法、特開昭52
−37953号公報のようにゴム成分とプラスチック成分を
混練機中で予め十分にブレンドしたのちに部分硬化する
程度の架橋剤を添加し更に混練を続ける方法等の技術が
提案されている。
ストマーを得ることができるが、ゴム成分とプラスチッ
ク成分との相溶性の観点からみると架橋剤を除く各成分
を予め十分に溶融混練した後、架橋剤を加えて更に溶融
混練を続けるのが好ましい。この際に使用する架橋剤と
して種々のものがあるが、良好な圧縮永久歪みが得られ
る、汚染性がない、耐熱性がないなどの点で有機過酸化
物による架橋が望ましい。
クミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルペルオキ)ヘ
キサン、1,3−ビス−(tert−ブチルペルオキシ−イソ
プロピル)−ベンゼン、tert−ブチルクミルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルペルオキ
シ)−ヘキシン、3,1,1−ジ−tert−ブチルペルオキシ
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、tert−ブチルペ
ルオキシベンゾエート、tert−ブチルペルオキシイソプ
ロピリカーボネート等を挙げることができる。
100重量部に対し、0.05〜7重量部、好ましくは0.5ない
し5重量部である。配合量が0.05重量部未満であると成
分(B)の架橋度が小さ過ぎる結果、本発明の熱可塑性
エラストマーの耐熱性、圧縮永久歪み、反発弾性等のゴ
ム的性質が十分でなく、一方、7重量部を超えると成分
(A)の過度の分子切断により熱可塑性エラストマーの
引張破断強度、破断伸びが低下する。
ポリアジドのようなアジドタイプの架橋剤、アルキルフ
ェノール樹脂や臭素化アルキルキルフェノール樹脂など
の樹脂加硫剤、さらにN,N,N′,N′−テトラブチル、N,
N,N′,N′−テトラメチルおよびN,N,N′,N′−テトララ
ウリルチウラムジスルフィドのようなチウラムジスルフ
ィド、そしてまた、P−キノンジオキシム及びイオウそ
れ自体が含まれる。イオウ又は、イオウ供与体を用いる
場合は、促進剤および活性剤、例えば金属塩又は酸化物
を用いるのが適当である。
物以外の上述の架橋剤のみを用いる場合は、架橋が十分
ではなくなるので有機過酸化物架橋した後にこれら上述
の架橋剤を用いるか、併用することが望ましい。
いることができる。ここで用いられる架橋助剤として例
えば、硫黄、P−キノンジオキシム、P,P′−ジベンゾ
イルキノンジオキシム、エチレングリコールジメタクリ
レート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリアリ
ルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリ
ルフタレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、1,2−ポリブタジエン、N,N′−m−フェニレンビス
マレイミド、無水マレイン酸、グリシジルメタクリレー
トを挙げることができる。配合量としては有機過酸化物
と半重量ないし2倍重量が好ましい。
ロヘキサン中の浸漬によって測定したゲル含量が80重量
%以上であり、好ましくは90%以上である。動的な熱処
理で架橋された配合物のゴム成分のゲル含量を測定する
には、ゴム成分以外の配合成分の補正が必要である。
物の動的な熱処理によって得られた熱可塑性エラストマ
ーのゴム成分のゲル含量の適当な測定方法は、まず軟化
剤及び架橋剤残差をイソプロピルアルコールを用いてソ
ックスレー沸点抽出によって除き、次に残分を23℃シク
ロヘキサン中に48時間浸漬し可溶分を求める。この中か
ら樹脂成分に基づく可溶分を補正し、さらに成分(C)
に基づく不溶分および可溶分を差し引いてゴム成分のゲ
ル含量を求める。
を用いる。但し、有機過酸化物を架橋剤に用いた場合に
はポリプロピレン系樹脂は分子切断を起こし動的な熱処
理後の可溶分が変わるので、この場合には予め用いるポ
リプロピレン単独で有機過酸化物を用いて分子切断を起
こしこのときの分子量低下と可溶分の関係を用いて補正
を行なう。また、成分(C)に基づく不溶分および可溶
分は予め成分(C)単独で測定して求めた値を用いる。
但し、有機過酸化物を架橋剤に用いた場合成分(C)は
分子架橋、分子切断を起こし動的な熱処理後の可溶分が
変わるので、この場合には予め用いる成分(C)単独で
有機過酸化物を用いて分子切断を起こしたときの分子量
低下と可溶分の関係または架橋による不溶分の増分を補
正して行う。
なわない範囲で、タルク、カーボンブラック、シリカ、
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ、ケイ酸カルシ
ウム等の無機充填剤を配合することができる。更に、必
要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、滑
剤、帯電防止剤、難燃化剤等の添加剤を配合することが
できる。
非開放型のバンバリーミキサー、押出機、ニーダー、連
続ミキサー等従来より公知のものが使用できる。これら
のうちでは非開放型の装置を用いるのが好ましく、窒素
等の不活性ガス雰囲気下で混練することが好ましい。
る。なお、実施例における測定方法は下記の通りであ
る。
長し、10分間回復後の残留歪% (ショアーA硬度) ASTM D−676−49 (融点測定) PERKIN−ELMER社製 DSC 7500を用いてSCANスピード20
℃/minで測定−20℃〜200℃ (共重合体および変性物中の官能基含量) 赤外線吸収スペクトル法による。
なった。
分量を決定することにより求める。このとき、初期重量
から、ゴム以外のシクロヘキサン可溶性成分、例えば、
軟化剤、可塑剤およびシクロヘキサンに可溶の樹脂成分
の重量およびゴム成分以外のシクロヘキサンに不溶の樹
脂成分、無機充填材などを差し引いた浸漬前および浸漬
後の重量を使用する。
を用いて、架橋剤を除く各成分を185℃で5分間、ロー
ター回転数60rpmで予め均一に分散した後に、架橋剤お
よび架橋助剤を加えて、更に、10分間溶融混練を続けた
後にサンプルをとり出し、230℃でホットプレスするこ
とにより、各試験片を作成した。
化度7.0%エチレン含量67モル%、融点110℃。
デンノルボルネン 《PP》 MFI 0.5g/10分で融点160℃ 《架橋剤1》 カヤヘキサAD(化薬ヌーリー製、2,5−ジメチル−2,5
−ジ−(t−ブチルペルオキシ)−ヘキサン) 《架橋剤2》 硫黄 《架橋剤3》 メチロールフェノール樹脂 《架橋助剤》 TAIC(トリアリルイソシアヌレート) 《軟化剤》 PW380(出光興産製、パラフィンオイル) 《樹脂1》 無水マレイン酸変性ポリプロピレン(無水マレイン酸
0.2重量%、MFI20) 《樹脂2》 エチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル共
重合体(グリシジルメタクリレート10重量%、酢酸ビニ
ル8重量%)、MI3.0 《樹脂3》 エチレン−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(酢酸ビニル8モル%、ビニルアルコール8モル%)、
MI0.9 《樹脂4》 グリシジルメタクリレート変性ポリプロピレン樹脂
(グリシジルメタクリレート0.3重量%)、MFI30 《樹脂5》 エチレン−メチルアクリレート−無水マレイン酸共重
合体(メチルアクリレート20重量%、無水マレイン酸3
重量%)、MI30 《ゴム1》 グリシジルメタクリレート変性EPM(グリシジルメタ
クリレート0.6重量%)、MFI2、ショアA60 (実施例1〜9、比較例1〜5) 前記の原料を用いて、種々の組成物を前記の方法で作
製した。
ルフェノール樹脂(架橋剤3)としたものである。この
ときメチロールフェノール100重量部に対して亜鉛華20
部、塩化第一錫を17重量部配合した。
例であり、硫黄150重量部に対してステアリン酸100重量
部、メルカプトベンゾチアゾール50重量部、テトラメチ
ルケウラムジスルフィド150重量部、酸化亜鉛500重量部
を配合した(架橋剤2)。
た例である。
記のEPMを用いた糸では成分(C)(樹脂1〜5を組み
合わせて用いる)を用いる事によってさらに強度が向上
する。一方、同じEPMを用いた糸でも成分(C)を用い
ない糸では充分な強度が達成されない(比較例1、
4)。
度は期待できないが(比較例2、3、5)、この場合に
おいても成分(C)を添加することで強度をもたせるこ
とが可能である(実施例6)。
添加されると流動性の低下が起こり好ましくない。
と低くした場合、成分(C)を用いても永久伸びが悪下
し本発明の目的は達成されない(比較例5)。
様である。ともに破断強度の向上が見られる。
およびそれらとの相容化剤として特定のグラフト共重合
体を用いることによって、また必要に応じて軟化剤を用
いることによって従来より高流動性で、高強度をもち、
かつ柔軟性、ゴム性に優れた熱可塑性エラストマーをあ
たえるものである。
に優れており、流動性がよいため、自動車部品、例え
ば、バンパー、コーナーバンパー、サイドモール、スポ
イラー等、弱電部品、例えば、ホース類、各種パッキ
ン、絶縁シート等、電線、ケーブル分野、例えば、フレ
キシブルコード、ブースターケーブル等土木・建材分
野、例えば防水シート、止水材等の材料に適しており、
これら部品は、ブロー成形、押出成形、射出成形等の通
常の成形法で容易に成形することができる。
Claims (9)
- 【請求項1】成分(A);ポリオレフィン系樹脂、 成分(B);エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴムまたはそ
れらの混合物からなるゴム成分、 成分(C1);官能基(1)を有する不飽和化合物で変性
された変性ポリオレフィン系樹脂、及び 成分(C2);成分(C1)の官能基(1)と反応できる官
能基(2)を有する不飽和化合物で変性されたエチレン
−プロピレン共重合体ゴムもしくはエチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン共重合体ゴムである変性ゴムまたはエ
チレンと官能基(1)と反応できる官能基(2)を有す
る不飽和化合物との共重合体であるエチレン系共重合体 とからなるポリマー組成物であって、成分(A)が10〜
55重量部、成分(B)が90〜45重量部、成分(C1)と成
分(C2)[両者を合わせて成分(C)という]の合計
が、成分(A)と成分(B)の合算重量100重量部に対
して0.5〜50重量部である配合物を架橋剤を用いて動的
に熱処理した熱可塑性組成物であり、成分(B)の合算
重量に対して該成分のゲル含量が80%以上であることを
特徴とする熱可塑性エラストマー。 - 【請求項2】成分(A)のポリオレフィン系樹脂がポリ
プロピレン樹脂である特許請求の範囲の第1項記載の熱
可塑性エラストマー。 - 【請求項3】成分(B)のエチレン−プロピレン共重合
体ゴムが下記の特性をもつ特許請求の範囲第1項に記載
の熱可塑性エラストマー。 (イ)エチレン含有量が60〜78モル% (ロ)X線による結晶化度が4〜20% (ハ)融点が100℃以上 (ニ)HLMFI/MFIが35以上 (ホ)Mw/Mnが4以上 (ヘ)引張り破断強度が100kg/cm2以上 (ト)MFIが0.01未満 - 【請求項4】成分(C1)の官能基(1)が、カルボキシ
基、ハロ基、アミノ基、エポキシ基またはシラン基から
選ばれた官能基である特許請求の範囲第1項に記載の熱
可塑性エラストマー。 - 【請求項5】成分(C1)の官能基(1)が、不飽和酸ま
たはその無水物から誘導される基である特許請求の範囲
第1項または第4項に記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項6】成分(C2)の官能基(2)を有する不飽和
化合物が、官能基(1)と反応するカルボキシ基、ハロ
基、アミノ基、エポキシ基、アルコール基またはイソシ
アナート基を含む物質から誘導される化合物から選ばれ
た特許請求の範囲第1項に記載の熱可塑性エラストマ
ー。 - 【請求項7】成分(C2)の変性ゴムが、官能基(1)と
反応するエポキシまたはイソシアナート化合物で変性さ
れたものである請求項1に記載の熱可塑性エラストマ
ー。 - 【請求項8】成分(C2)が、少なくともエチレンと不飽
和酸またはその無水物誘導体および/またはグリシジル
(メタ)アクリレートを含有する共重合体であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第6項に記載の
熱可塑性エラストマー。 - 【請求項9】成分(C2)が、少なくともエチレンと不飽
和アルキルアルコールを含有する共重合体である特許請
求の範囲第1項に記載の熱可塑性エラストマー。
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