JP2897522B2 - カレントミラー回路 - Google Patents
カレントミラー回路Info
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカレントミラー回路に関
し、特に、或る一定値以上の入力電流に対しては、出力
電流が制限されるように作用するカレントミラー回路に
関する。
し、特に、或る一定値以上の入力電流に対しては、出力
電流が制限されるように作用するカレントミラー回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のカレントミラー回路
は、図4に一例が示されるように、電流入力端子39お
よび電流出力端子40に対応して、NPNトランジスタ
22および23と、PNPトランジスタ24と、抵抗2
5、26および27とを備えて構成されている。このよ
うな従来例としては、実用新案出願公告昭61−456
25号公報に開示されているような出力電流制限型カレ
ントミラー回路がある。
は、図4に一例が示されるように、電流入力端子39お
よび電流出力端子40に対応して、NPNトランジスタ
22および23と、PNPトランジスタ24と、抵抗2
5、26および27とを備えて構成されている。このよ
うな従来例としては、実用新案出願公告昭61−456
25号公報に開示されているような出力電流制限型カレ
ントミラー回路がある。
【0003】図4において、当該カレントミラー回路の
電流入力端子39における入力電流をIi とし、NPN
トランジスタ22および23のそれぞれのエミッタに接
続される抵抗26および27の抵抗値R26およびR27を
同一値のRとすると、NPNトランジスタ24のベース
・エミッタ間に現われる電圧はIi ×Rである。そし
て、NPNトランジスタ24がオンし始める時点におけ
る、当該NPNトランジスタ24のベース・エミッタ間
の電圧をVBEi とすると、VBEi >Ii ×Rの時にはN
PNトランジスタ24はオフとなり、通常のカレントミ
ラー回路としての動作に影響を与えられることはない。
従って、NPNトランジスタ22および23のエミッタ
接地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電
流増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視する
と、電流出力端子における出力電流をIo として次式が
成立つ。
電流入力端子39における入力電流をIi とし、NPN
トランジスタ22および23のそれぞれのエミッタに接
続される抵抗26および27の抵抗値R26およびR27を
同一値のRとすると、NPNトランジスタ24のベース
・エミッタ間に現われる電圧はIi ×Rである。そし
て、NPNトランジスタ24がオンし始める時点におけ
る、当該NPNトランジスタ24のベース・エミッタ間
の電圧をVBEi とすると、VBEi >Ii ×Rの時にはN
PNトランジスタ24はオフとなり、通常のカレントミ
ラー回路としての動作に影響を与えられることはない。
従って、NPNトランジスタ22および23のエミッタ
接地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電
流増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視する
と、電流出力端子における出力電流をIo として次式が
成立つ。
【0004】 Io =Ii ……………………………………(1) 次に、VBEi <Ii ×Rの時には、NPNトランジスタ
24がオンの状態となり、これによりカレントミラー回
路の動作に影響を与える状態となる。この状態において
は、NPNトランジスタ24のコレクタ電流Ic は抵抗
25を介して流れる。従って、抵抗25の抵抗値をR25
とすると、Ic ×R25による電圧降下により、NPNト
ランジスタ23のベース電圧が低下し、これによりカレ
ントミラー回路の出力電流を形成するNPNトランジス
タ23のコレクト電流Ic の電流値が減少する。この状
態においては、カレントミラー回路の入力電流Ii が増
加するに従って、カレントミラー回路の出力電流Ii が
増加するに伴ないカレントミラー回路の出力電流I
o は、逆に減少する。即ち、次式が成立つ。
24がオンの状態となり、これによりカレントミラー回
路の動作に影響を与える状態となる。この状態において
は、NPNトランジスタ24のコレクタ電流Ic は抵抗
25を介して流れる。従って、抵抗25の抵抗値をR25
とすると、Ic ×R25による電圧降下により、NPNト
ランジスタ23のベース電圧が低下し、これによりカレ
ントミラー回路の出力電流を形成するNPNトランジス
タ23のコレクト電流Ic の電流値が減少する。この状
態においては、カレントミラー回路の入力電流Ii が増
加するに従って、カレントミラー回路の出力電流Ii が
増加するに伴ないカレントミラー回路の出力電流I
o は、逆に減少する。即ち、次式が成立つ。
【0005】 Io <Ii ……………………………………(2) なお、このカレントミラー回路における入力電流Ii と
出力電流Io の関係をグラフにより表わしたものが図5
に示される。
出力電流Io の関係をグラフにより表わしたものが図5
に示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の出力電
流制御型のカレントミラー回路においては、カレントミ
ラー回路を構成する一対のNPNトランジスタのベース
間に抵抗を挿入する構成がとられているために、当該抵
抗を流れるベース電流による電圧降下により、カレント
ミラー回路における電流精度が悪化するという欠点があ
る。
流制御型のカレントミラー回路においては、カレントミ
ラー回路を構成する一対のNPNトランジスタのベース
間に抵抗を挿入する構成がとられているために、当該抵
抗を流れるベース電流による電圧降下により、カレント
ミラー回路における電流精度が悪化するという欠点があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカレントミラー
回路は、電流入力側の第1のトランジスタと、電流出力
側の第2のトランジスタとを含むカレントミラー回路に
おいて、エミッタが前記カレントミラー回路に対応する
電流入力端子に接続され、ベースが前記第1のトランジ
スタのコレクタおよびベース、ならびに前記第2のトラ
ンジスタのベースに共通接続されて、コレクタが前記第
2のトランジスタのエミッタに接続される、前記第1お
よび第2のトランジスタと逆導電型の第3のトランジス
タと、前記第3のトランジスタのエミッタとベースとの
間に接続される第1の抵抗と、前記第1のトランジスタ
のエミッタと所定の第1の電源との間に接続される第2
の抵抗と、前記第2のトランジスタのエミッタと前記第
1の電源との間に接続される第3の抵抗とを、少なくと
も備えて構成される。
回路は、電流入力側の第1のトランジスタと、電流出力
側の第2のトランジスタとを含むカレントミラー回路に
おいて、エミッタが前記カレントミラー回路に対応する
電流入力端子に接続され、ベースが前記第1のトランジ
スタのコレクタおよびベース、ならびに前記第2のトラ
ンジスタのベースに共通接続されて、コレクタが前記第
2のトランジスタのエミッタに接続される、前記第1お
よび第2のトランジスタと逆導電型の第3のトランジス
タと、前記第3のトランジスタのエミッタとベースとの
間に接続される第1の抵抗と、前記第1のトランジスタ
のエミッタと所定の第1の電源との間に接続される第2
の抵抗と、前記第2のトランジスタのエミッタと前記第
1の電源との間に接続される第3の抵抗とを、少なくと
も備えて構成される。
【0008】なお、前記カレントミラー回路が、電流出
力側のトランジスタとして前記第1および第2のトラン
ジスタと同一導電型の複数のトランジスタを備える多出
力型のカレントミラー回路として構成され、当該複数の
トランジスタのエミッタと前記第1の電源との間に個別
に接続される複数の抵抗を備え、前記第3のトランジス
タをマルチコレクタとして構成し、当該マルチコレクタ
のコレクタが前記複数のトランジスタのエミッタに個別
に接続される構成としてもよく、また、ベースが前記電
流入力端子に接続され、エミッタが前記第1のトランジ
スタならびに第2のトランジスタのベースに共通接続さ
れて、コレクタが所定の第2の電源に接続される、前記
第1および第2のトランジスタと同一導電型の第4のト
ランジスタを備えて構成してもよい。
力側のトランジスタとして前記第1および第2のトラン
ジスタと同一導電型の複数のトランジスタを備える多出
力型のカレントミラー回路として構成され、当該複数の
トランジスタのエミッタと前記第1の電源との間に個別
に接続される複数の抵抗を備え、前記第3のトランジス
タをマルチコレクタとして構成し、当該マルチコレクタ
のコレクタが前記複数のトランジスタのエミッタに個別
に接続される構成としてもよく、また、ベースが前記電
流入力端子に接続され、エミッタが前記第1のトランジ
スタならびに第2のトランジスタのベースに共通接続さ
れて、コレクタが所定の第2の電源に接続される、前記
第1および第2のトランジスタと同一導電型の第4のト
ランジスタを備えて構成してもよい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1(a)は本発明の第1の実施例を示す
回路図である。図1(a)に示されるように、本実施例
は、電流入力端子31および電流出力端子32に対応し
て、NPNトランジスタ1および2と、PNPトランジ
スタ3と、抵抗4、5および6とを備えて構成されてお
り、本発明を、ウィドラー・タイプのカレントミラー回
路に適用した場合の一例である。
回路図である。図1(a)に示されるように、本実施例
は、電流入力端子31および電流出力端子32に対応し
て、NPNトランジスタ1および2と、PNPトランジ
スタ3と、抵抗4、5および6とを備えて構成されてお
り、本発明を、ウィドラー・タイプのカレントミラー回
路に適用した場合の一例である。
【0011】図1(a)において、当該カレントミラー
回路の電流入力端子31における入力電流をIi とし、
抵抗4の抵抗値をR4 とすると、NPNトランジスタ3
がオフ状態にある時のエミッタ・ベース間に現われる電
圧はIi ×R4 である。そして、NPNトランジスタ3
がオンし始める時のエミッタ・ベース間の電圧をVBE3
とすると、NPNトランジスタ1および2のエミッタ接
地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電流
増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視するこ
とができるものとすると、VBE3 >Ii ×R4 の時には
NPNトランジスタ3はオフの状態となり、通常のカレ
ントミラー回路としての動作に影響を与えることはな
い。従って、NPNトランジスタ1および2のエミッタ
接地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電
流増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視する
と、電流出力端子32における出力電流をIo として、
入出力電流間には次式が成立つ。
回路の電流入力端子31における入力電流をIi とし、
抵抗4の抵抗値をR4 とすると、NPNトランジスタ3
がオフ状態にある時のエミッタ・ベース間に現われる電
圧はIi ×R4 である。そして、NPNトランジスタ3
がオンし始める時のエミッタ・ベース間の電圧をVBE3
とすると、NPNトランジスタ1および2のエミッタ接
地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電流
増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視するこ
とができるものとすると、VBE3 >Ii ×R4 の時には
NPNトランジスタ3はオフの状態となり、通常のカレ
ントミラー回路としての動作に影響を与えることはな
い。従って、NPNトランジスタ1および2のエミッタ
接地電流増幅率βが十分に大きく、このエミッタ接地電
流増幅率βによるカレントミラー回路の誤差を無視する
と、電流出力端子32における出力電流をIo として、
入出力電流間には次式が成立つ。
【0012】 Io =Ii ……………………………………(1) 次に、VBE3 <Ii ×R4 の時には、NPNトランジス
タ3がオンの状態となり、これにより入力電流Ii の一
部はNPNトランジスタ3にコレクタ電流として流入
し、この電流は抵抗6を経由して接地点に流れて、NP
Nトランジスタ2のエミッタ電位を上昇させる。この結
果、NPNトランジスタ2のコレクタ電流が減少し、電
流出力端子32より出力される出力電流Io は次式にて
与えられるように、入力電流Ii より少ない電流値に制
限される。
タ3がオンの状態となり、これにより入力電流Ii の一
部はNPNトランジスタ3にコレクタ電流として流入
し、この電流は抵抗6を経由して接地点に流れて、NP
Nトランジスタ2のエミッタ電位を上昇させる。この結
果、NPNトランジスタ2のコレクタ電流が減少し、電
流出力端子32より出力される出力電流Io は次式にて
与えられるように、入力電流Ii より少ない電流値に制
限される。
【0013】 Io <Ii ……………………………………(2) この状態においては、入力電流Ii が大きい値になれば
なる程NPNトラジスタ3のコレクタ電流が大きくな
り、これにより抵抗R6 における電圧降下が更に増大
し、そしてNPNトランジスタ2のエミッタ電位も上昇
してゆくために、当該NPNトランジスタ2のコレクタ
電流は益々減少する。この状態における入力電流Ii と
出力電流Io との関係をグラフにて示すと、従来例の場
合と同様に、図3に示されるように、或る一定値以上の
入力電流に対しては出力電流が制限される特性となる。
この状態においては、NPNトランジスタ24のコレク
タ電流Ic は抵抗25を介して流れる。従って、抵抗2
5の抵抗値をR2 とすると、Ic ×R2 による電圧降下
により、NPNトランジスタ23のベース電圧が低下
し、これによりカレントミラー回路の出力電流を形成す
るNPNトランジスタ23のコレクト電流Ic の電流値
が減少する。この状態においては、カレントミラー回路
の入力電流Ii が増加するに従って、カレントミラー回
路の出力電流Ii が増加するに伴ないカレントミラー回
路の出力電流Io は、逆に減少する。即ち、次式が成立
つ。
なる程NPNトラジスタ3のコレクタ電流が大きくな
り、これにより抵抗R6 における電圧降下が更に増大
し、そしてNPNトランジスタ2のエミッタ電位も上昇
してゆくために、当該NPNトランジスタ2のコレクタ
電流は益々減少する。この状態における入力電流Ii と
出力電流Io との関係をグラフにて示すと、従来例の場
合と同様に、図3に示されるように、或る一定値以上の
入力電流に対しては出力電流が制限される特性となる。
この状態においては、NPNトランジスタ24のコレク
タ電流Ic は抵抗25を介して流れる。従って、抵抗2
5の抵抗値をR2 とすると、Ic ×R2 による電圧降下
により、NPNトランジスタ23のベース電圧が低下
し、これによりカレントミラー回路の出力電流を形成す
るNPNトランジスタ23のコレクト電流Ic の電流値
が減少する。この状態においては、カレントミラー回路
の入力電流Ii が増加するに従って、カレントミラー回
路の出力電流Ii が増加するに伴ないカレントミラー回
路の出力電流Io は、逆に減少する。即ち、次式が成立
つ。
【0014】 Io <Ii ……………………………………(2) なお、このカレントミラー回路における入力電流Ii と
出力電流Io の関係をグラフにより表わしたものが図3
に示される。
出力電流Io の関係をグラフにより表わしたものが図3
に示される。
【0015】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
する。
【0016】図1(b)は本発明の第2の実施例を示す
回路図である。図1(b)に示されるように、本実施例
は、電流入力端子33、電流出力端子34および35に
対応して、NPNトランジスタ7、8および10と、P
NPトランジスタ9と、抵抗11、12、13および1
4とを備えて構成されており、カレントミラー回路の出
力が複数出力の場合における一実施例である。即ち、も
う一つの電流出力用のNPNトランジスタとして、ベー
スがNPNトランジとスタ7および8のベースに共通接
続されたNPNトランジスタ10が設けられ、そのエミ
ッタと接地点間には抵抗14が接続されている。また、
NPNトランジスタ9はマルチコレクタ型式として、そ
の各々のコレクタにはNPNトランジスタ8および10
のエミッタが接続されている。
回路図である。図1(b)に示されるように、本実施例
は、電流入力端子33、電流出力端子34および35に
対応して、NPNトランジスタ7、8および10と、P
NPトランジスタ9と、抵抗11、12、13および1
4とを備えて構成されており、カレントミラー回路の出
力が複数出力の場合における一実施例である。即ち、も
う一つの電流出力用のNPNトランジスタとして、ベー
スがNPNトランジとスタ7および8のベースに共通接
続されたNPNトランジスタ10が設けられ、そのエミ
ッタと接地点間には抵抗14が接続されている。また、
NPNトランジスタ9はマルチコレクタ型式として、そ
の各々のコレクタにはNPNトランジスタ8および10
のエミッタが接続されている。
【0017】今、NPNトランジスタ9がオンの状態に
なると、そのエミッタ電流は各々のコレクタに配分さ
れ、それぞれのコレクタ電流は抵抗13および14を経
由して接地点に流入し、それぞれNPNトランジスタ8
および10のエミッタ電位を上昇させる。これにより、
NPNトランジスタ8および10のコレクタ電流は減少
し、従って電流出力端子34および35より出力される
電流値が制限される。この入力電流Ii に対応する出力
電Io の関係は、図3に見られるとうりである。なお、
PNPトランジスタ9を多出力タイプのマルチコネクタ
として、同様に、電流出力用のNPNトランジスタの数
を増すことにより、3出力以上とする場合においても、
本発明が適用されることは云うまでもない。
なると、そのエミッタ電流は各々のコレクタに配分さ
れ、それぞれのコレクタ電流は抵抗13および14を経
由して接地点に流入し、それぞれNPNトランジスタ8
および10のエミッタ電位を上昇させる。これにより、
NPNトランジスタ8および10のコレクタ電流は減少
し、従って電流出力端子34および35より出力される
電流値が制限される。この入力電流Ii に対応する出力
電Io の関係は、図3に見られるとうりである。なお、
PNPトランジスタ9を多出力タイプのマルチコネクタ
として、同様に、電流出力用のNPNトランジスタの数
を増すことにより、3出力以上とする場合においても、
本発明が適用されることは云うまでもない。
【0018】次に、図3に示されるのは、ベース電流補
償型カレントミラー回路に本発明を適用した場合の一実
施例である。図3に示されるように、本実施例は、電流
入力端子36、電流出力端子38および電源端子37に
対応して、NPNトランジスタ15、16および18
と、PNPトランジスタ17と、抵抗19、20および
21とを備えて構成される。図1に示される第1の実施
例との対比により明らかなように、図1におけるNPN
トランジスタ1のベースとコレクタとの接続を取除い
て、コレクタが電源端子37に接続され、ベースがPN
Pトランジスタ17のエミッタに接続されて、エミッタ
がNPNトランジスタ15および16のベースに接続さ
れるNPNトランジスタ18を付加したことである。
償型カレントミラー回路に本発明を適用した場合の一実
施例である。図3に示されるように、本実施例は、電流
入力端子36、電流出力端子38および電源端子37に
対応して、NPNトランジスタ15、16および18
と、PNPトランジスタ17と、抵抗19、20および
21とを備えて構成される。図1に示される第1の実施
例との対比により明らかなように、図1におけるNPN
トランジスタ1のベースとコレクタとの接続を取除い
て、コレクタが電源端子37に接続され、ベースがPN
Pトランジスタ17のエミッタに接続されて、エミッタ
がNPNトランジスタ15および16のベースに接続さ
れるNPNトランジスタ18を付加したことである。
【0019】本実施例においては、前述の第1の実施例
におけるベース電流によるカレントミラー回路の誤差を
少なくするために、上述のようにベース電流補償型のカ
レントミラー回路に適用した例であり。それ以外の動作
については、図1における第1の実施例の場合と同様で
あり、その説明は省略する。また、本実施例は、1出力
タイプの例であるが、図2に示される回路を組合わせる
ことにより、多出力タイプのカレントミラー回路にも適
用することができることは云うまでもない。
におけるベース電流によるカレントミラー回路の誤差を
少なくするために、上述のようにベース電流補償型のカ
レントミラー回路に適用した例であり。それ以外の動作
については、図1における第1の実施例の場合と同様で
あり、その説明は省略する。また、本実施例は、1出力
タイプの例であるが、図2に示される回路を組合わせる
ことにより、多出力タイプのカレントミラー回路にも適
用することができることは云うまでもない。
【0020】なお、上記の各実施例の構成において、N
PNトランジスタとPNPトランジスタとをそれぞれ交
互に入替え、且つ供給電源電圧の高電位側と低電位側と
を入替えることによって構成されるカレントミラー回路
についても、本発明が有効に適用されて、上述した機能
が得られることは云うまでもない。
PNトランジスタとPNPトランジスタとをそれぞれ交
互に入替え、且つ供給電源電圧の高電位側と低電位側と
を入替えることによって構成されるカレントミラー回路
についても、本発明が有効に適用されて、上述した機能
が得られることは云うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エミッ
タが電流入力端子に接続され、エミッタ・ベース間にカ
レントミラー回路の電流入力回路に挿入される抵抗が接
続されて、コレクタが当該カレントミラー回路の電流出
力トランジスタのエミッタに接続されるトランジスタを
設け、電流入力量に対応して、前記電流出力トランジス
タのエミッタ電位を制御することにより、当該出力トラ
ンジスタのベース電流によるカレントミラー回路の動作
特性の劣化を防止することができるという効果がある。
タが電流入力端子に接続され、エミッタ・ベース間にカ
レントミラー回路の電流入力回路に挿入される抵抗が接
続されて、コレクタが当該カレントミラー回路の電流出
力トランジスタのエミッタに接続されるトランジスタを
設け、電流入力量に対応して、前記電流出力トランジス
タのエミッタ電位を制御することにより、当該出力トラ
ンジスタのベース電流によるカレントミラー回路の動作
特性の劣化を防止することができるという効果がある。
【図1】本発明の第1、第2および第3の実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】カレントミラー回路の入出力電流特性を示す図
である。
である。
1、2、7、8、10、15、16、18、22、23
NPNトランジスタ 3、9、17、24 PNPトランジスタ 4〜6、12〜14、19〜21、25〜27 抵抗
NPNトランジスタ 3、9、17、24 PNPトランジスタ 4〜6、12〜14、19〜21、25〜27 抵抗
Claims (3)
- 【請求項1】 電流入力側の第1のトランジスタと、電
流出力側の第2のトランジスタとを含むカレントミラー
回路において、 エミッタが前記カレントミラー回路に対応する電流入力
端子に接続され、ベースが前記第1のトランジスタのコ
レクタおよびベース、ならびに前記第2のトランジスタ
のベースに共通接続されて、コレクタが前記第2のトラ
ンジスタのエミッタに接続される、前記第1および第2
のトランジスタと逆導電型の第3のトランジスタと、 前記第3のトランジスタのエミッタとベースとの間に接
続される第1の抵抗と、 前記第1のトランジスタのエミッタと所定の第1の電源
との間に接続される第2の抵抗と、 前記第2のトランジスタのエミッタと前記第1の電源と
の間に接続される第3の抵抗と、 を少なくとも備えることを特徴とするカレントミラー回
路。 - 【請求項2】 前記カレントミラー回路が、電流出力側
のトランジスタとして前記第1および第2のトランジス
タと同一導電型の複数のトランジスタを備える多出力型
のカレントミラー回路として構成され、当該複数のトラ
ンジスタのエミッタと前記第1の電源との間に個別に接
続される複数の抵抗を備え、前記第3のトランジスタを
マルチコレクタとして構成し、当該マルチコレクタのコ
レクタが前記複数のトランジスタのエミッタに個別に接
続される請求項1記載のカレントミラー回路。 - 【請求項3】 ベースが前記電流入力端子に接続され、
エミッタが前記第1のトランジスタならびに第2のトラ
ンジスタのベースに共通接続されて、コレクタが所定の
第2の電源に接続される、前記第1および第2のトラン
ジスタと同一導電型の第4のトランジスタを備える請求
項1記載のカレントミラー回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080206A JP2897522B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | カレントミラー回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080206A JP2897522B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | カレントミラー回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05303439A JPH05303439A (ja) | 1993-11-16 |
JP2897522B2 true JP2897522B2 (ja) | 1999-05-31 |
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ID=13711917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4080206A Expired - Lifetime JP2897522B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | カレントミラー回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2897522B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525659A (ja) * | 2006-01-31 | 2009-07-09 | エヌエックスピー ビー ヴィ | カレントミラー回路 |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP4080206A patent/JP2897522B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05303439A (ja) | 1993-11-16 |
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