JP2897037B2 - 自動車の上部車体構造 - Google Patents
自動車の上部車体構造Info
- Publication number
- JP2897037B2 JP2897037B2 JP26767389A JP26767389A JP2897037B2 JP 2897037 B2 JP2897037 B2 JP 2897037B2 JP 26767389 A JP26767389 A JP 26767389A JP 26767389 A JP26767389 A JP 26767389A JP 2897037 B2 JP2897037 B2 JP 2897037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- roof portion
- roll bar
- center
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims 1
- OSUHJPCHFDQAIT-UHFFFAOYSA-N ethyl 2-{4-[(6-chloroquinoxalin-2-yl)oxy]phenoxy}propanoate Chemical class C1=CC(OC(C)C(=O)OCC)=CC=C1OC1=CN=C(C=C(Cl)C=C2)C2=N1 OSUHJPCHFDQAIT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 235000021189 garnishes Nutrition 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は自動車の上部車体構造に関するもので、詳し
くは、タルガルーフ型自動車のルーフ構造に関するもの
である。
くは、タルガルーフ型自動車のルーフ構造に関するもの
である。
b.従来の技術 第11図は、タルガルーフ型自動車を概念的に示したも
のである。
のである。
このような自動車では、第11図(a)に示したよう
に、フロントウインドaを含むフロントガラスフレーム
bとリヤウインドcを含むロールバーdとを残して車体
上部を開放した態様と、第11図(b)に示したように、
フロントガラスフレームbの上縁部とロールバーdの上
縁部との間にハードルーフeを差渡して設置した態様と
を採り得る。
に、フロントウインドaを含むフロントガラスフレーム
bとリヤウインドcを含むロールバーdとを残して車体
上部を開放した態様と、第11図(b)に示したように、
フロントガラスフレームbの上縁部とロールバーdの上
縁部との間にハードルーフeを差渡して設置した態様と
を採り得る。
c.発明が解決しようする課題 ところで、このような自動車で、車体上部を開放した
状態で使用する場合には、ルーフeをトランクf等に収
納する必要があり、トランクf等にその格納スペースを
確保しなければならない。したがって、このような自動
車では車体設計の上で制限を受けていた。
状態で使用する場合には、ルーフeをトランクf等に収
納する必要があり、トランクf等にその格納スペースを
確保しなければならない。したがって、このような自動
車では車体設計の上で制限を受けていた。
そこで、本発明の目的は、ルーフの格納スペースが小
さくて済み、したがって車体設計上の自由度を高くした
自動車の上部車体構造を提供することにある。
さくて済み、したがって車体設計上の自由度を高くした
自動車の上部車体構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 本発明は、フロントガラスフレームの上縁部とロール
バーの上縁部とを差し渡すようにルーフを設け、該ルー
フを、センタルーフ部分と該センタルーフ部分の両側の
サイドルーフ部分とに3分割する一方、上記センタルー
フ部分の前端部に突出片を、後端部にハンドル操作によ
って出没可能に構成されたピンを設け、上記突出片が係
合する孔をフロントガラスフレーム上縁部に穿設し、上
記ピンが係合する孔をロールバー上縁部に穿設するとと
もに、上記サイドルーフ部分の前端部と後端部にハンド
ル操作によって出没可能に構成されたピンをそれぞれ設
け、これらのピンが係合する孔を上記フロントガラスフ
レーム上縁部とロールバー上縁部に穿設することによ
り、上記センタルーフ部分とサイドルーフ部分とを車体
に対してそれぞれ着脱可能に構成している。
バーの上縁部とを差し渡すようにルーフを設け、該ルー
フを、センタルーフ部分と該センタルーフ部分の両側の
サイドルーフ部分とに3分割する一方、上記センタルー
フ部分の前端部に突出片を、後端部にハンドル操作によ
って出没可能に構成されたピンを設け、上記突出片が係
合する孔をフロントガラスフレーム上縁部に穿設し、上
記ピンが係合する孔をロールバー上縁部に穿設するとと
もに、上記サイドルーフ部分の前端部と後端部にハンド
ル操作によって出没可能に構成されたピンをそれぞれ設
け、これらのピンが係合する孔を上記フロントガラスフ
レーム上縁部とロールバー上縁部に穿設することによ
り、上記センタルーフ部分とサイドルーフ部分とを車体
に対してそれぞれ着脱可能に構成している。
また、本発明は、上記サイドルーフ部分の内側端部を
上記センタルーフ部分の外側端部の上に重ねて配設する
とともに、このサイドルーフ部分を、その内側端部を中
心にして上方に回動可能に支持し、かつ、センタルーフ
部分の両側に略垂直に立ち上がらせた状態で停止可能に
構成している。
上記センタルーフ部分の外側端部の上に重ねて配設する
とともに、このサイドルーフ部分を、その内側端部を中
心にして上方に回動可能に支持し、かつ、センタルーフ
部分の両側に略垂直に立ち上がらせた状態で停止可能に
構成している。
e.作用 本発明の自動車の車体上部構造によれば、車体から取
外したルーフは、折畳みまたは3分割して格納できるの
で、格納スペースは小さくて済む。
外したルーフは、折畳みまたは3分割して格納できるの
で、格納スペースは小さくて済む。
f.実施例 第1図乃至第10図は、本発明に係る自動車を示してい
る。
る。
この自動車の車体上部1aは、第1図に示したように、
フロントウインド2を有するフロントガラスフレーム3
と、リヤウインド4を有するロールバー5と、フロント
ガラスフレーム3の上縁部3aとロールバー5の上縁部5a
との間に差渡して設置するルーフ6とを備えている。
フロントウインド2を有するフロントガラスフレーム3
と、リヤウインド4を有するロールバー5と、フロント
ガラスフレーム3の上縁部3aとロールバー5の上縁部5a
との間に差渡して設置するルーフ6とを備えている。
ルーフ6は、第1図および第2図に示したように、セ
ンタルーフ部分7とサイドルーフ部分8,8とに3分割さ
れている。センタルーフ部分7は、その前端面に突出片
7aを有し、後端面にピン7bを有している。ピン7bは、セ
ンタルーフ部分7の後端面に対して出没自在に設置され
ている。また、このセンタルーフ部分7の後端部下面に
は、ハンドル7cが配設されており、該ハンドル7cはピン
7bに連係されている。そして、ハンドル7cの非操作時に
は、図示しないスプリングの付勢力によって、ピン7bは
突出しており、ハンドル7cを操作することによって、ピ
ン7bをセンタルーフ部分7に没入させる。一方、サイド
ルーフ部分8は、第3図乃至第5図に示したように、内
側端面がピン9によって、センタルーフ部分7に回動可
能に支承されている。またセンタルーフ部分7とサイド
ルーフ部分8との間には、該サイドルーフ部分8の開成
を助ける圧縮スプリング10が配設されている。このスプ
リング10は、第3図に示したサイドルーフ部分8の閉成
状態で、該ルーフ部分8を閉成方向へ付勢するように、
軸芯が車体1の側方に向って下がるようにして設置され
ている。したがって、サイドルーフ部分8を開成する際
には、その初期において、スプリング10を付勢力に抗し
て撓める必要がある。その後においては、サイドルーフ
部分8は、スプリング10の付勢力によって開成される。
そして、このスプリング10は、サイドフレーム部分8が
第4図に示したように、適宜角度開成された状態で、付
勢力がサイドルーフ部分8の重力と平衡して、サイドル
ーフ部分8をそこに停止させるように付勢力が設定され
ている。さらに、サイドルーフ部分8におけるスプリン
グ10のスプリング受けは、ピン10aを有しており、該ピ
ン10aはサイドルーフ部分8の長孔8aに係合されてい
る。そして、サイドルーフ部分8を完全に開成した場
合、即ち第6図に示したように、センタルーフ部分7に
対して垂直にした場合に、ピン10aが長孔8aの反対端に
位置され、スプリング10の付勢力がサイドルーフ部分8
に及ばないようにしている。したがって、このルーフ6
は、第6図に示したように、両サイドルーフ8,8を立上
がらせて、ルーフ6全体をコンパクトにすることができ
る。また、サイドルーフ部分8は、第1図および第2図
に示したように、その前端面および後端面にピン8b,8c
を有している。これらのピン8b,8cは、サイドルーフ部
分8に対して出没自在に設置されている。また、これら
のサイドルーフ部分8の外側端部下面にはハンドル8dが
配設されており、該ハンドル8dは、図示しないロッドま
たはワイヤ等を介してピン8b,8cに連係されている。そ
して、ハンドル8dの非操作時には、図示しないスプリン
グの付勢力によってピン8b,8cは突出しており、ハンド
ル8dを操作することによって、ピン8b,8cをサイドルー
フ部分8に没入させる。
ンタルーフ部分7とサイドルーフ部分8,8とに3分割さ
れている。センタルーフ部分7は、その前端面に突出片
7aを有し、後端面にピン7bを有している。ピン7bは、セ
ンタルーフ部分7の後端面に対して出没自在に設置され
ている。また、このセンタルーフ部分7の後端部下面に
は、ハンドル7cが配設されており、該ハンドル7cはピン
7bに連係されている。そして、ハンドル7cの非操作時に
は、図示しないスプリングの付勢力によって、ピン7bは
突出しており、ハンドル7cを操作することによって、ピ
ン7bをセンタルーフ部分7に没入させる。一方、サイド
ルーフ部分8は、第3図乃至第5図に示したように、内
側端面がピン9によって、センタルーフ部分7に回動可
能に支承されている。またセンタルーフ部分7とサイド
ルーフ部分8との間には、該サイドルーフ部分8の開成
を助ける圧縮スプリング10が配設されている。このスプ
リング10は、第3図に示したサイドルーフ部分8の閉成
状態で、該ルーフ部分8を閉成方向へ付勢するように、
軸芯が車体1の側方に向って下がるようにして設置され
ている。したがって、サイドルーフ部分8を開成する際
には、その初期において、スプリング10を付勢力に抗し
て撓める必要がある。その後においては、サイドルーフ
部分8は、スプリング10の付勢力によって開成される。
そして、このスプリング10は、サイドフレーム部分8が
第4図に示したように、適宜角度開成された状態で、付
勢力がサイドルーフ部分8の重力と平衡して、サイドル
ーフ部分8をそこに停止させるように付勢力が設定され
ている。さらに、サイドルーフ部分8におけるスプリン
グ10のスプリング受けは、ピン10aを有しており、該ピ
ン10aはサイドルーフ部分8の長孔8aに係合されてい
る。そして、サイドルーフ部分8を完全に開成した場
合、即ち第6図に示したように、センタルーフ部分7に
対して垂直にした場合に、ピン10aが長孔8aの反対端に
位置され、スプリング10の付勢力がサイドルーフ部分8
に及ばないようにしている。したがって、このルーフ6
は、第6図に示したように、両サイドルーフ8,8を立上
がらせて、ルーフ6全体をコンパクトにすることができ
る。また、サイドルーフ部分8は、第1図および第2図
に示したように、その前端面および後端面にピン8b,8c
を有している。これらのピン8b,8cは、サイドルーフ部
分8に対して出没自在に設置されている。また、これら
のサイドルーフ部分8の外側端部下面にはハンドル8dが
配設されており、該ハンドル8dは、図示しないロッドま
たはワイヤ等を介してピン8b,8cに連係されている。そ
して、ハンドル8dの非操作時には、図示しないスプリン
グの付勢力によってピン8b,8cは突出しており、ハンド
ル8dを操作することによって、ピン8b,8cをサイドルー
フ部分8に没入させる。
一方、フロントガラスフレーム3の上縁部3aには、第
1図に示したように、センタルーフ部分7の突出片7aが
嵌入される孔3bとサイドルーフ部分8のピン8bが貫入さ
れる孔3cが形成されており、またロールバー5の上縁5a
には、第2図に示したように、センタルーフ部分7のピ
ン7bが嵌入される孔5bとサイドルーフ部分8のピン8cが
嵌入される孔5cが形成されている。
1図に示したように、センタルーフ部分7の突出片7aが
嵌入される孔3bとサイドルーフ部分8のピン8bが貫入さ
れる孔3cが形成されており、またロールバー5の上縁5a
には、第2図に示したように、センタルーフ部分7のピ
ン7bが嵌入される孔5bとサイドルーフ部分8のピン8cが
嵌入される孔5cが形成されている。
そして、このルーフ6は、センタルーフ部分7の突出
片7aをフロントガラスフレーム3の孔3bに嵌入し、次い
で、ハンドル7cを操作した状態、即ちピン7bをセンタル
ーフ部分7に没入させた状態で、ルーフ部分7の後端面
をロールバー5の孔5bに対向させ、ハンドル7cの操作を
解放することによってピン7bを突出させ、該ピン7bを孔
5bに嵌入させてセンタルーフ部分7をロールバー5に支
持させる。次いで、サイドルーフ部分8のハンドル8dを
操作してピン8b,8cをルーフ部分8に没入させ、ピン8b,
8cの先端をフロントガラスフレーム3の孔3cとロールバ
ー5の孔5cに対向させてハンドル8dを解放させれば、ピ
ン8b,8cは孔3c,5cに嵌入し、サイドルーフ部分8をフロ
ントガラスフレーム3とロールバー5に定着させる。
片7aをフロントガラスフレーム3の孔3bに嵌入し、次い
で、ハンドル7cを操作した状態、即ちピン7bをセンタル
ーフ部分7に没入させた状態で、ルーフ部分7の後端面
をロールバー5の孔5bに対向させ、ハンドル7cの操作を
解放することによってピン7bを突出させ、該ピン7bを孔
5bに嵌入させてセンタルーフ部分7をロールバー5に支
持させる。次いで、サイドルーフ部分8のハンドル8dを
操作してピン8b,8cをルーフ部分8に没入させ、ピン8b,
8cの先端をフロントガラスフレーム3の孔3cとロールバ
ー5の孔5cに対向させてハンドル8dを解放させれば、ピ
ン8b,8cは孔3c,5cに嵌入し、サイドルーフ部分8をフロ
ントガラスフレーム3とロールバー5に定着させる。
このように、ルーフ6を装着した状態において、乗降
の際にルーフ6が邪魔になるような場合には、ハンドル
8dを操作することによって、ピン8b,8cの係合を解除
し、サイドルーフ部分8を押上げて、乗降空間を確保す
ればよい。
の際にルーフ6が邪魔になるような場合には、ハンドル
8dを操作することによって、ピン8b,8cの係合を解除
し、サイドルーフ部分8を押上げて、乗降空間を確保す
ればよい。
車体に一体化されたルーフ6を取外すには、ハンドル
8dを操作してピン8b,8cをサイドルーフ部分8内に没入
させ、該ピン8b,8cとフロントガラスフレーム3および
ロールバー5との係合を解除して、サイドルーフ部分8
を上方へ回動させ、サイドルーフ部分8を第6図に示し
たように折畳み、次いでハンドル7cを操作してピン7bを
センタルーフ部分7に没入させ、該ピン7bとロールバー
5との係合を解除し、続いて突出片7aをフロントガラス
フレーム3の孔3bから抜いて、センタルーフ部分7をサ
イドルーフ部分8と共に車体1から取外す。このように
車体1から取外したルーフ6は、第6図に示したように
折畳んだ状態でトランク等に格納される。
8dを操作してピン8b,8cをサイドルーフ部分8内に没入
させ、該ピン8b,8cとフロントガラスフレーム3および
ロールバー5との係合を解除して、サイドルーフ部分8
を上方へ回動させ、サイドルーフ部分8を第6図に示し
たように折畳み、次いでハンドル7cを操作してピン7bを
センタルーフ部分7に没入させ、該ピン7bとロールバー
5との係合を解除し、続いて突出片7aをフロントガラス
フレーム3の孔3bから抜いて、センタルーフ部分7をサ
イドルーフ部分8と共に車体1から取外す。このように
車体1から取外したルーフ6は、第6図に示したように
折畳んだ状態でトランク等に格納される。
また、この実施例の自動車では、ロールバー5の両下
端部が第7図乃至第9図に示したように、車体1のブラ
ケット11に、ピン12によって回動自在に支持されてい
る。ロールバー5の両下端には、ピン13がロールバー5
の側面に対して出没自在に設置され、かつ該ピン13はス
プリング14によって突出方向に付勢されている。さら
に、ロールバー5の下端にはレバー15が配設され、この
レバー15の一端はピン13の一端に係合している。また、
ロールバー5の上縁5aの中央にはハンドル16が配設され
ており、該ハンドル16はワイヤ17を介してレバー15に連
係されている。そして、ハンドル16の非操作時には、ス
プリング14の付勢力によってピン13は突出しており、ハ
ンドル16を操作することによってピン13をロールバー5
内に没入させる。
端部が第7図乃至第9図に示したように、車体1のブラ
ケット11に、ピン12によって回動自在に支持されてい
る。ロールバー5の両下端には、ピン13がロールバー5
の側面に対して出没自在に設置され、かつ該ピン13はス
プリング14によって突出方向に付勢されている。さら
に、ロールバー5の下端にはレバー15が配設され、この
レバー15の一端はピン13の一端に係合している。また、
ロールバー5の上縁5aの中央にはハンドル16が配設され
ており、該ハンドル16はワイヤ17を介してレバー15に連
係されている。そして、ハンドル16の非操作時には、ス
プリング14の付勢力によってピン13は突出しており、ハ
ンドル16を操作することによってピン13をロールバー5
内に没入させる。
一方、車体1のブラケット11には、2つの孔11a,11b
が形成されている。この孔11a,11bは、ピン13の先端を
嵌入させてロールバー5の位置決めを図るもので、ピン
13の移動軌跡上に位置されている。
が形成されている。この孔11a,11bは、ピン13の先端を
嵌入させてロールバー5の位置決めを図るもので、ピン
13の移動軌跡上に位置されている。
そして、この自動車では、ピン13をブラケット11の孔
11aに嵌入させた状態(第7図参照)では、ロールバー
5が第1図に示した立設状態にあり、またピン13を孔11
bに嵌入させた状態(第9図参照)では、ロールバー5
が第10図に示した収納状態にある。ロールバー5の収納
状態では、ロールバー5が車体下部1bの凹部内に格納さ
れ、その際のロールバー5の上部は、凹部開口周縁に設
置されたカバー用ガーニッシュ18によって隠される。こ
のようなロールバー5の立設状態と格納状態の変更は、
ハンドル16を操作してピン13の孔11a,11bとの係合を解
除し、手でもってロールバー5を所定の位置に回動させ
れば、ピン13は孔11a,11bのいずれかに嵌入してロール
バー5をそこに位置決めする。
11aに嵌入させた状態(第7図参照)では、ロールバー
5が第1図に示した立設状態にあり、またピン13を孔11
bに嵌入させた状態(第9図参照)では、ロールバー5
が第10図に示した収納状態にある。ロールバー5の収納
状態では、ロールバー5が車体下部1bの凹部内に格納さ
れ、その際のロールバー5の上部は、凹部開口周縁に設
置されたカバー用ガーニッシュ18によって隠される。こ
のようなロールバー5の立設状態と格納状態の変更は、
ハンドル16を操作してピン13の孔11a,11bとの係合を解
除し、手でもってロールバー5を所定の位置に回動させ
れば、ピン13は孔11a,11bのいずれかに嵌入してロール
バー5をそこに位置決めする。
なお、上記実施例では、ルーフ6を3分割し、サイド
ルーフ部分8をセンタルーフ部分7に回動自在に支持さ
せているが、センタルーフ部分7とサイドルーフ部分8
を分離し、それらを独立させてフロントガラスフレーム
3およびロールバー5にそれぞれ係合させるようにして
もよい。
ルーフ部分8をセンタルーフ部分7に回動自在に支持さ
せているが、センタルーフ部分7とサイドルーフ部分8
を分離し、それらを独立させてフロントガラスフレーム
3およびロールバー5にそれぞれ係合させるようにして
もよい。
また、上記実施例では、ルーフ6をフロントガラスフ
レーム3およびロールバー5にピン結合させているが、
それらの結合はピン以外であってもよい。
レーム3およびロールバー5にピン結合させているが、
それらの結合はピン以外であってもよい。
g.発明の効果 上記したように、本発明に係る自動車の上部車体構造
によれば、ルーフをセンタルーフ部分とサイドルーフ部
分とに3分割し、かつ、これら3枚のルーフ全てを車体
に対して各々着脱可能に構成しているので、上記センタ
ルーフ部分とサイドルーフ部分を、ハンドル操作をする
ことによって、フロントガラスフレーム及びロールバー
に係合させたり、その係合を解除したりすることがで
き、簡単な操作でフルオープン状態にすることができ
る。また、ルーフを3分割しているので、ルーフの格納
スペースが小さくて済み、したがって車体の設計自由度
が高くなる。
によれば、ルーフをセンタルーフ部分とサイドルーフ部
分とに3分割し、かつ、これら3枚のルーフ全てを車体
に対して各々着脱可能に構成しているので、上記センタ
ルーフ部分とサイドルーフ部分を、ハンドル操作をする
ことによって、フロントガラスフレーム及びロールバー
に係合させたり、その係合を解除したりすることがで
き、簡単な操作でフルオープン状態にすることができ
る。また、ルーフを3分割しているので、ルーフの格納
スペースが小さくて済み、したがって車体の設計自由度
が高くなる。
さらに、本発明は、サイドルーフ部分の内側端部を上
記センタルーフ部分の外側端部の上に重ねて配設すると
ともに、このサイドルーフ部分を、その内側端部を中心
にして上方に回動可能に支持し、かつ、センタルーフ部
分の両側に略垂直に立ち上がられた状態で停止可能に構
成しているので、サイドルーフ部分をセンタルーフ部分
の両側に略垂直に立ち上がらせた状態で、取外し及び格
納することができ、格納スペースが小さくて済む。ま
た、この状態で格納場所から取り外し、ルーフを車体に
取り付ける場合、格納時と逆の手順による簡単な操作
で、楽に早く取り付けることができる。さらに、サイド
ルーフ部分を持ち上げるだけで、乗降時の空間を拡大す
ることができ、乗降性が向上する。
記センタルーフ部分の外側端部の上に重ねて配設すると
ともに、このサイドルーフ部分を、その内側端部を中心
にして上方に回動可能に支持し、かつ、センタルーフ部
分の両側に略垂直に立ち上がられた状態で停止可能に構
成しているので、サイドルーフ部分をセンタルーフ部分
の両側に略垂直に立ち上がらせた状態で、取外し及び格
納することができ、格納スペースが小さくて済む。ま
た、この状態で格納場所から取り外し、ルーフを車体に
取り付ける場合、格納時と逆の手順による簡単な操作
で、楽に早く取り付けることができる。さらに、サイド
ルーフ部分を持ち上げるだけで、乗降時の空間を拡大す
ることができ、乗降性が向上する。
第1図乃至第6図は本発明に係る自動車の上部車体構造
を示したもので、第1図はルーフを分解して示した自動
車の斜視図、第2図はルーフとロールバーとを示した斜
視図、第3図乃至第5図はセンタルーフ部分に対するサ
イドルーフ部分の態様を示した部分断面図、第6図はル
ーフを折畳んだ状態を示した図であり、第7図乃至第9
図はロールバーの設置状態を示したもので、第7図はロ
ールバーの立設位置を示した図、第8図は第7図におけ
るVIII−VIII線断面図、第9図はロールバーの収納位置
を示した図であり、第10図はロールバーを車体内に格納
した状態の自動車を示した斜視図、第11図は従来のタル
ガルーフ型自動車の使用態様を示した斜視図である。 1……車体、 1a……車体上部、 1b……車体下部、 2……フロントウインド、3……フロントガラスフレー
ム、 3a……上縁部、 3b,3c……孔、 4……リヤウインド、 5……ロールバー、 5a……上縁部、 5b,5c……孔、 6……ルーフ、 7……センタルーフ部分、7a……突出片、 7b……ピン、 7c……ハンドル、 8……サイドルーフ部分、 8a……長孔、 8b,8c……ピン、 8d……ハンドル、 9……ピン、 10……スプリング、 10a……ピン、 11……ブラケット、 11a,11b……孔、 12……ピン、 13……ピン、 14……スプリング、 15……レバー、 16……ハンドル、 17……ワイヤ、 18……カバー用ガーニッシュ。
を示したもので、第1図はルーフを分解して示した自動
車の斜視図、第2図はルーフとロールバーとを示した斜
視図、第3図乃至第5図はセンタルーフ部分に対するサ
イドルーフ部分の態様を示した部分断面図、第6図はル
ーフを折畳んだ状態を示した図であり、第7図乃至第9
図はロールバーの設置状態を示したもので、第7図はロ
ールバーの立設位置を示した図、第8図は第7図におけ
るVIII−VIII線断面図、第9図はロールバーの収納位置
を示した図であり、第10図はロールバーを車体内に格納
した状態の自動車を示した斜視図、第11図は従来のタル
ガルーフ型自動車の使用態様を示した斜視図である。 1……車体、 1a……車体上部、 1b……車体下部、 2……フロントウインド、3……フロントガラスフレー
ム、 3a……上縁部、 3b,3c……孔、 4……リヤウインド、 5……ロールバー、 5a……上縁部、 5b,5c……孔、 6……ルーフ、 7……センタルーフ部分、7a……突出片、 7b……ピン、 7c……ハンドル、 8……サイドルーフ部分、 8a……長孔、 8b,8c……ピン、 8d……ハンドル、 9……ピン、 10……スプリング、 10a……ピン、 11……ブラケット、 11a,11b……孔、 12……ピン、 13……ピン、 14……スプリング、 15……レバー、 16……ハンドル、 17……ワイヤ、 18……カバー用ガーニッシュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−238112(JP,A) 特開 昭60−45426(JP,A) 実開 平3−84226(JP,U) 実開 昭61−29926(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 7/10 B60J 7/12
Claims (2)
- 【請求項1】フロントガラスフレームの上縁部とロール
バーの上縁部とを差し渡すようにルーフを設け、該ルー
フを、センタルーフ部分と該センタルーフ部分の両側の
サイドルーフ部分とに3分割する一方、上記センタルー
フ部分の前端部に突出片を、後端部にハンドル操作によ
って出没可能に構成されたピンを設け、上記突出片が係
合する孔をフロントガラスフレーム上縁部に穿設し、上
記ピンが係合する孔をロールバー上縁部に穿設するとと
もに、上記サイドルーフ部分の前端部と後端部にハンド
ル操作によって出没可能に構成されたピンをそれぞれ設
け、これらのピンが係合する孔を上記フロントガラスフ
レーム上縁部とロールバー上縁部に穿設することによ
り、上記センタルーフ部分とサイドルーフ部分とを車体
に対してそれぞれ着脱可能に構成したことを特徴とする
自動車の上部車体構造。 - 【請求項2】上記サイドルーフ部分の内側端部を上記セ
ンタルーフ部分の外側端部の上に重ねて配設するととも
に、このサイドルーフ部分を、その内側端部を中心にし
て上方に回動可能に支持し、かつ、センタルーフ部分の
両側に略垂直に立ち上がらせた状態で停止可能に構成し
たことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体上部
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26767389A JP2897037B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車の上部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26767389A JP2897037B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車の上部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128726A JPH03128726A (ja) | 1991-05-31 |
JP2897037B2 true JP2897037B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17447936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26767389A Expired - Lifetime JP2897037B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車の上部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897037B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2724759B2 (ja) * | 1989-10-16 | 1998-03-09 | 本田技研工業株式会社 | 分割タルガルーフ構造 |
DE10254133A1 (de) | 2002-11-20 | 2004-06-24 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag | Aufbau für ein Kraftfahrzeug |
JP4820642B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-11-24 | 株式会社竹中工務店 | 既存構造物の解体時における浮力対策工法 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP26767389A patent/JP2897037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03128726A (ja) | 1991-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4694977B2 (ja) | デッキボード | |
KR100388094B1 (ko) | 차량의 도어 유리 수납 고정장치 | |
US5904395A (en) | Hinge arrangement | |
JP2897037B2 (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
JP5016159B2 (ja) | 取外し可能なサイドメンバを備えた車両キャブリオレ構造体 | |
JP2003184856A (ja) | 開閉体のヒンジ構造 | |
JP2897038B2 (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
JP4170601B2 (ja) | ロック装置 | |
JP3994315B2 (ja) | 自動車の上下開閉式ドア | |
JP3716479B2 (ja) | 車両用シート | |
JP3973255B2 (ja) | 自動車のバックドアの補助取手装置および自動車のバックドア | |
JPH057847Y2 (ja) | ||
JPS6344298Y2 (ja) | ||
JP2518458Y2 (ja) | 開閉体支持装置 | |
JPH081972Y2 (ja) | オープンカー | |
JPH045364Y2 (ja) | ||
JPH0622583Y2 (ja) | 車両用スライドル−フのデフレクタ装置 | |
JP2951539B2 (ja) | トランクリッドのカーテシスイッチの取付構造 | |
JP4139099B2 (ja) | ロック装置 | |
JPH0322455Y2 (ja) | ||
JPS5930140Y2 (ja) | 自動車用ロツク装置 | |
JP2522929Y2 (ja) | 自動車用ドアのインサイドハンドル機構 | |
JPH0535911Y2 (ja) | ||
JPH033061Y2 (ja) | ||
JPH0512449Y2 (ja) |