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JP2891117B2 - 吹出口開閉機構 - Google Patents

吹出口開閉機構

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Publication number
JP2891117B2
JP2891117B2 JP6252026A JP25202694A JP2891117B2 JP 2891117 B2 JP2891117 B2 JP 2891117B2 JP 6252026 A JP6252026 A JP 6252026A JP 25202694 A JP25202694 A JP 25202694A JP 2891117 B2 JP2891117 B2 JP 2891117B2
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JP
Japan
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lid
power switch
outlet
switch operating
closing mechanism
Prior art date
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Application number
JP6252026A
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JPH08114350A (ja
Inventor
素広 大石
久夫 佐藤
和彦 柳田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6252026A priority Critical patent/JP2891117B2/ja
Publication of JPH08114350A publication Critical patent/JPH08114350A/ja
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Publication of JP2891117B2 publication Critical patent/JP2891117B2/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は除湿機の吹出口に設け
られ、該吹出口を開閉する蓋体の開閉駆動構造及び吹出
方向の調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平2−37235号公
報に示された従来の除湿機の側断面図であり、図8及び
図9はその吹出口部分を拡大した部分側断面図である。
図において、1は除湿機の前面カバー、2は後箱、3は
上面カバーで、これらで除湿機の外郭を形成している。
4は前面カバー1に設けられた空気吸込口、5は上面カ
バー3に設けられた空気吹出口である。6は空気吹出口
5に設けられた風向板であり、案内羽6a、6b及び回
転軸6dより構成される。
【0003】この風向板6は図示しない駆動用モータに
直結され、モータ駆動により回転軸を中心に吹出口5を
開閉可能に構成されている。7は送風用のファン、8は
蒸発器、9は凝縮器、10は圧縮機である。次に動作に
ついて説明する。図示しない運転スイッチの操作により
運転を開始すると、図示しない制御部からの指示に基づ
き風向板6はこれに直結されたモータからの駆動力によ
り回転し、図8に示す運転停止時の空気吹出口5の閉塞
状態から図9に示す空気吹出口5の全開状態となり、送
風が可能になる。
【0004】次に圧縮機10→凝縮器9→減圧装置(図
示せず)→蒸発器8→圧縮機10の順に循環される冷凍
サイクルが形成され、これに伴い送風用ファン7が回転
して室内空気は前面カバー4より取り込まれ、蒸発器8
を通過する際に除湿され、空気吹出口5より室内に返還
される。また、空気吹出口5から吹き出される空気の吹
出方向を変えるには、リモコン等により外部から操作し
て、モータ駆動によって風向板6の向きを変える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の除湿機は以上の
ように構成されているので、吹出口における風向板等開
閉蓋の駆動は直結されたモータにより行われ、これを制
御する電気部品を必要としていた。このため、モータ及
び電気部品により装置全体がコストアップするという問
題点や、装備品が増える分、装置が大型になるという問
題点があった。また、開閉蓋の駆動機構に異常が発生し
た場合、運転スイッチをONした際に開閉蓋が開かない
まま除湿運転のみが行われ、送風ファン等の他の機器に
悪影響を与えかねないという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、運転スイッチのON動作に連動
して確実に開閉蓋を駆動して吹出口を開口でき、なお且
つ構成部品が少なく構造が簡単でコストダウン、小型化
が図れる除湿機の吹出口開閉機構を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る除湿機の
吹出口開閉機構は、押下により電源が投入されON/O
FF時にそれぞれ所定位置に保持される押し込み式の電
源スイッチ操作部と、この電源スイッチ操作部の押下操
作に連動して移動する連結部と、吹出口に開閉可能に設
けられた蓋体と、この蓋体に設けられ電源スイッチ操作
部がOFF位置では連結部に係止されて蓋体を閉位置に
保持し、電源スイッチ操作部がON位置では連結部の移
動により該連結部との係止が解かれる係合部とを備えた
ものである。
【0008】また、押下により電源が投入されON/O
FF時にそれぞれ所定位置に保持される押し込み式の電
源スイッチ操作部と、途中部が軸着され一端が電源スイ
ッチ操作部に連接しこの電源スイッチ操作部の押下操作
に連動して回動する連結棒と、両側が吹出口の側部に軸
着され該吹出口を開放する方向に付勢力が与えられた該
吹出口を開閉可能な蓋体と、この蓋体に設けられ電源ス
イッチ操作部がOFF位置では連結棒の他端に係止され
て蓋体を閉位置に保持し、電源スイッチ操作部がON位
置では連結棒の回動により該連結棒との係止が解かれる
係合部とを備えたものである。
【0009】また、蓋体の側部とこの側部と対向する吹
出口の側部との間に該蓋体と同軸回動するよう蓋体に摺
接して設けられると共に吹出口の側部に軸着され、蓋体
が吹出口を開放する方向に付勢力が与えられた回転板を
備えたものである。また、蓋体及び回転板を、リブを有
する回転軸と、リブが回転軸の回転方向に所定の角度だ
け移動可能な溝部を有し該回転軸を所定の角度だけ回転
可能に嵌合する軸受部とで結合したものである。また、
蓋体及び前記回転板を、リブを有する軸受部と、リブに
対し所定の角度だけ回転移動可能な溝部を有し該軸受部
に対して所定の角度だけ回転可能に嵌入された回転軸と
で結合したものである。
【0010】
【作用】この発明における除湿機の吹出口開閉機構は、
電源スイッチ操作部を押し込むことにより電源スイッチ
操作部に連動して連結部が移動し、連結部と係合部との
係止状態が解除され、蓋体が開閉可能になる。また、電
源スイッチ操作部を押し込むことにより一端が電源スイ
ッチ操作部に連接した連結棒が軸を中心に回転移動し、
連結棒の他端で係合している蓋体の係合部との係止状態
が解除され、吹出口開放方向にかかる付勢力によって蓋
体は吹出口を開放する。
【0011】また、電源スイッチ操作部を押し込むこと
により一端が電源スイッチ操作部に連接した連結棒が軸
を中心に回転移動し、他端の回転板との係合状態が解除
される。係合状態が解除されると、回転板は蓋体が吹出
口を開放する方向にかかる付勢力によって、所定の摩擦
力により接続された蓋体と共に回転し、吹出口を開放す
る。そして、回転板はそのままに蓋体を回転板と摺動さ
せることにより、蓋体を任意の開放位置に設定し、吹出
口からの風向を調節する。また、蓋体はリブが溝部を動
ける範囲内で回転板に対して相対的に回転移動する。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本実施例の除湿機の吹出口付近の部分断面
図、図2は吹出口の開閉機構を示す分解斜視図であり、
図において、従来例と同一或は相当する箇所には同一符
号を付してある。6は吹出口5と略同形状をし吹出口5
を開閉可能な蓋体で、その側壁部6eには吹出口5の壁
面に軸着される回転軸6dが突設されている。蓋体6は
この回転軸6dを軸として回転可能に設けられ、図1の
実線の状態で吹出口閉塞状態に、破線の位置で吹出口開
放状態となる。
【0013】また、この蓋体6の側部6eには回転軸6
dと垂直方向に突起係合部6cが設けられ、さらに蓋体
6を吹出口開放方向に付勢するばね13と嵌合する穴部
6fが設けられている。蓋体6に備えられた突起係合部
6cの端部には途中を軸部11aにより本体に対して軸
着された弾性材よりなる連結棒11の一端部があり、こ
の連結棒11の他端部には電源スイッチ操作部12の下
部がある。電源スイッチ操作部12は電源スイッチ操作
部OFF時とON時とで上下動して高さが変わり、それ
ぞれの状態に保持される押し込み式となっており、電源
スイッチ操作部の下部もOFF時には上方にON時には
下方に位置する。
【0014】次に動作について説明する。電源ON操作
として電源スイッチ操作部12をON位置まで押下する
と、電源スイッチ操作部12下部が連結棒11の端部と
当接し、さらに押し下げる方向に作用するので、連結棒
11は軸部11aを中心に回転する。そして、連結棒1
1の反対側の端部に係合されていた蓋体6の突起係合部
6cは、連結棒11の回転により係合が解除される。電
源スイッチ操作部12はON位置に保持されるので、連
結棒11も突起係合部6cと係合解除された状態に保持
され、従って、蓋体6は回転軸6dを中心にばね13の
付勢力により回転し、吹出口5を開放状態にする。
【0015】このように除湿機の運転開始に伴って電源
スイッチ操作部をONすることにより、蓋体は機械的な
開放駆動により吹出口を開放状態にするので、運転開始
時に確実に空気吹出口を開放することができる。また、
蓋体を開放するためのモータや電気部品が不要になるの
でコストを低減でき、電気代の節約にもつながる。さら
に、装備品が少ない分装置を小型化することができる。
尚、上記実施例では蓋体6が反時計回りに回転して吹出
口5を開放する構造であったが、開放方向は時計回りで
あってもよい。
【0016】また、運転終了時には、運転スイッチ12
をOFF位置にすることにより連結棒11が再びもとの
位置に戻り、この状態で蓋体6を吹出口5が閉塞する方
向へ手動で移動させると、突起係合部6cが弾性部材よ
りなる連結棒11をしならせてその鈎状の端部を摺動し
ながら閉状態の位置まで移動し、突起係合部6cと連結
棒11の端部とが係合して、蓋体6は吹出口閉塞位置に
保持される。鈎状の先端部と係合した突起係合部6cは
ばね13の付勢力だけでは吹出口開放方向に移動するに
は足りず、閉塞状態を保持する。
【0017】ここで、連結棒11の端部と電源スイッチ
操作部12の下部とは電源スイッチ操作部の動作に連動
するよう連結するか、或は連結棒11が電源スイッチ操
作部12を押し上げる方向に付勢力を与えておけば、電
源スイッチ操作部OFF時に確実に突起係合部6cと係
合する位置に復帰する。尚、本実施例のような除湿機に
おいては通常床置きか壁掛けタイプなので、使用者から
手の届く位置にあり、蓋体を手動で操作できる。
【0018】また、例えば電源スイッチ操作部12がO
FF位置となるよう常時付勢力を与えると共に、電源ス
イッチON状態では電源スイッチ操作部12をON位置
に保持する保持機構を備え、さらに蓋体6とこのON位
置保持機構の解除レバーとを連結して、蓋体6を吹出口
5閉塞位置に移動することにより解除レバーが作動する
機構を備え、蓋体6にて吹出口5を閉塞すれば、ON位
置保持機構を解除し、電源スイッチ操作部12をOFF
位置に押し上げる機械的な構成を付加してもよく、この
場合には、蓋体6を閉じさえすれば電源も一緒にOFF
する。
【0019】一方、前述したような電源スイッチ操作部
をOFF位置に戻した後、蓋体6を閉じて突起係合部6
cと連結棒11とを係合させる構成としておけば、除湿
運転中に蓋体6を閉じても連結棒11は係合解除の位置
にあり係合しないから、運転中に吹出口5が閉塞される
ようなことがなくなる。尚、蓋体6には吹出口開放方向
に付勢力を与えず、連結棒との係合解除後、手動で蓋体
6を開放方向に移動させる構成とすることもできる。
【0020】実施例2.次に他の実施例について説明す
る。図3は本実施例における除湿機の吹出口の開閉機構
を示す分解斜視図、図4は同吹出口付近の部分断面図で
あり、図において、実施例1と同一或は相当する箇所に
は同一符号を付してある。14は蓋体6の側壁部6eに
設けられた回転軸6dが圧入される軸受部14bを有
し、蓋体6と独立して同軸回転可能な回転板であり、軸
受部14bは内部が回転軸6dが嵌入される軸受部とな
ると共に外部が吹出口5の壁面に軸着される回転軸とな
り、蓋体6と反対側に突出した中空円筒上に形成されて
いる。
【0021】回転板14の側壁部6eと反対面には、回
転板14を吹出口開放方向に付勢するばね13と嵌合す
る穴部14cが設けられ、回転軸6dと垂直方向に突起
係合部14aが設けられている。蓋体6及び回転板14
は回転軸6d及び軸受部14bを軸として回転可能に設
けられ、さらに、蓋体6と回転板14とはそれぞれが独
立に同軸回転可能である。回転板14に設けられた突起
係合部14aの端部には途中を軸部11aにより本体に
対して軸着された連結棒11の一端部があり、この連結
棒11の他端部には電源スイッチ操作部12の下部があ
る。その他の構成は実施例1と同様である。
【0022】次に動作について説明する。電源ON操作
として電源スイッチ操作部12をON位置まで押下する
と、電源スイッチ操作部12下部が連結棒11の端部と
当接し、さらに押し下げる方向に作用するので、連結棒
11は軸部11aを中心に回転する。そして、連結棒1
1の反対側の端部に係合されていた回転板14の突起係
合部14aは、連結棒11の回転により係合が解除され
る。電源スイッチ操作部12はON位置に保持されるの
で、連結棒11も突起係合部14aと係合解除された状
態に保持される。
【0023】従って、回転板14及びこれに摺接された
蓋体6は、回転軸6dと軸受部14bとの摩擦による係
止力によって一体となり回転軸6d及び軸受部14bを
中心にばね13の付勢力により回転し、吹出口5を開放
状態にする。さらに、吹出口5開放後、回転板14を押
さえながら蓋体6の外部に露出した側の端部6jをつま
み、回転板14と蓋体6とをスリップさせながら蓋体6
を所定方向に回転させ、所望の風向が得られる位置に設
定すれば、ばね13のばね力が作用している回転板14
の位置はそのままに所望の位置に蓋体6が保持され、風
向調節も自在にできる。
【0024】このように除湿機の運転開始に伴って電源
スイッチ操作部をONすることにより、蓋体は機械的な
開放駆動により吹出口を開放状態にするので、運転開始
時に確実に空気吹出口を開放することができる。また、
蓋体を開放するためのモータや電気部品が不要になるの
でコストを低減でき、電気代の節約にもつながる。さら
に、蓋体6を風向板として任意の位置に設定できるの
で、新たに風向板を設けなくても風向調整を行うことが
できる。
【0025】尚、運転終了時の動作は実施例1と同様で
あるが、風向調整のために蓋体6と回転板14との位置
関係を変えた場合には、これを元の状態に戻す必要があ
り、その際には、ばね13の付勢力により所定の位置に
静止している回転板14を手で押さえながら、電源ON
時に電源スイッチ操作部12を操作した際に蓋体6が吹
出口5を閉塞していた状態から開放したときの開放位置
になるまで蓋体6を所定の方向に手動で回転させる。そ
して、回転板14から手を離し、蓋体6を移動させれ
ば、回転軸6dと軸受部14bとの摩擦による係止力に
よって蓋体6と回転板14とは一体となって移動し、吹
出口5を閉塞すると共に電源スイッチもOFFする。
【0026】実施例3.次に他の実施例について説明す
る。図5(a)は本実施例における除湿機の吹出口の開
閉機構の蓋体と回転板を部分的に示す分解斜視図であ
り、図において、実施例2と同一或は相当する箇所には
同一符号を付してある。6gは回転軸6dの円周上に軸
方向に長く突出したリブ、14dは軸受部14bの内周
面の一部を軸方向にリブ6gの幅よりも大きな幅を有す
る溝状に形設した溝部であり、リブ6gはこの溝内で動
くことが可能であり、従って、回転軸6dは軸受部14
bに対して所定の角度だけ回転可能な関係にある。
【0027】また、図5(b)は回転軸6d及び軸受部
14bを図5(a)のZ方向からみた場合の断面図であ
る。このように、蓋体6と回転板14とは、リブ6dが
軸受部14g内を回動可能な回転角度の範囲内で、回転
軸6d及び軸受部14bを回転軸として相対的に同軸回
転可能に構成されている。次に動作について説明する。
電源ON操作として電源スイッチ操作部12をON位置
まで押下すると、電源スイッチ操作部12下部が連結棒
11の端部と当接し、さらに押し下げる方向に作用する
ので、連結棒11は軸部11aを中心に回転する。
【0028】そして、連結棒11の反対側の端部に係合
されていた回転板14の突起係合部14aは、連結棒1
1の回転により係合が解除される。電源スイッチ操作部
12はON位置に保持されるので、連結棒11も突起係
合部14aと係合解除された状態に保持される。従っ
て、回転板14及びこれに摺接された蓋体6はその摩擦
による係止力によって一体となり回転軸6d及び軸受部
14bを中心にばね13の付勢力により回転し、吹出口
5を開放状態にする。
【0029】さらに、吹出口5開放後、回転板14を押
さえながら蓋体6の外部に露出した側の端部をつまみ、
回転板14と蓋体6とをスリップさせながら蓋体6を所
定方向に回転させ、所望の風向が得られる位置に設定す
れば、ばね13のばね力が作用している回転板14の位
置はそのままに風向調節も自在にできる。その際、リブ
6gと溝部14dとにより蓋体6と回転板14との相対
回転角度は規制されるので、必要以上に蓋体6が回転す
ることを防止でき、例えば蓋体6が半回転して吹出口5
を閉塞してしまったり、吹出口5の開口面積を極端に狭
めてしまうことを防止できる。
【0030】このように、蓋体6を風向板として任意の
位置に適正な範囲内で設定できるので、新たに風向板を
設けなくても風向調整を行うことができる。本実施例に
おいては、リブを有する回転軸を蓋体側に設け、溝部を
有する軸受部を回転板側に設ける構成としたが、逆に回
転軸を回転板側に設け、軸受部と蓋体側に設けてもよ
く、この場合、軸受部は蓋体内方に穴状に形成すればよ
い。また、回転板を吹出口側部に軸着する回転軸は、内
部が密になっている通常の軸構造でよい。尚、運転終了
時の動作は実施例2と同様であり、風向調整のために蓋
体6と回転板14との位置関係を変えた場合には、これ
を元の状態に戻す必要がある。
【0031】実施例4.次に他の実施例について説明す
る。図6(a)は本実施例における除湿機の吹出口の開
閉機構を示す分解斜視図であり、図において、実施例2
と同一或は相当する箇所には同一符号を付してある。6
hは回転軸6dにその軸方向に長く刻設された溝部、1
4eは軸受部14bの内周面の一部を軸方向に長く突出
した三角リブで、溝部6hの幅は三角リブ14eの幅よ
り大きく形成され、三角リブ14eは溝部6h内で動く
ことが可能であり、従って、回転軸6dは軸受部14b
に対して所定の角度だけ回転可能な関係にある。
【0032】また、図6(b)は回転軸6d及び軸受部
14bを図6(a)のY方向からみた場合の断面図であ
る。このように、蓋体6と回転板14とは、三角リブ1
4eが切欠部6h内を回動可能な回転角度の範囲内で、
回転軸6d及び軸受部14bを回転軸として相対的に同
軸回転可能に構成されている。次に動作について説明す
る。電源ON操作として電源スイッチ操作部12をON
位置まで押下すると、電源スイッチ操作部12下部が連
結棒11の端部と当接し、さらに押し下げる方向に作用
するので、連結棒11は軸部11aを中心に回転する。
【0033】そして、連結棒11の反対側の端部に係合
されていた回転板14の突起係合部14aは、連結棒1
1の回転により係合が解除される。電源スイッチ操作部
12はON位置に保持されるので、連結棒11も突起係
合部14aと係合解除された状態に保持される。従っ
て、回転板14及びこれに摺接された蓋体6はその摩擦
による係止力によって一体となり回転軸6d及び軸受部
14bを中心にばね13の付勢力により回転し、吹出口
5を開放状態にする。
【0034】さらに、吹出口5開放後、回転板14を押
さえながら蓋体6の外部に露出した側の端部をつまみ、
回転板14と蓋体6とをスリップさせながら蓋体6を所
定方向に回転させ、所望の風向が得られる位置に設定す
れば、ばね13のばね力が作用している回転板14の位
置はそのままに風向調節も自在にできる。その際、三角
リブ14eと溝部6hとにより蓋体6と回転板14との
相対回転角度は規制されるので、必要以上に蓋体6が回
転することを防止でき、例えば蓋体6が半回転して吹出
口5を閉塞してしまったり、吹出口5の開口面積を極端
に狭めてしまうことを防止できる。
【0035】このように、蓋体6を風向板として任意の
位置に適正な範囲内で設定できるので、新たに風向板を
設けなくても風向調整を行うことができる。本実施例に
おいては、リブを有する回転軸を蓋体側に設け、溝部を
有する軸受部を回転板側に設ける構成としたが、逆に回
転軸を回転板側に設け、軸受部と蓋体側に設けてもよ
く、この場合、軸受部は蓋体内方に穴状に形成すればよ
い。また、回転板を吹出口側部に軸着する回転軸は、内
部が密になっている通常の軸構造でよい。尚、運転終了
時の動作は実施例2と同様である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、押下
により電源が投入されON/OFF時にそれぞれ所定位
置に保持される押し込み式の電源スイッチ操作部と、こ
の電源スイッチ操作部の押下操作に連動して移動する連
結部と、吹出口に開閉可能に設けられた蓋体と、この蓋
体に設けられ電源スイッチ操作部がOFF位置では連結
部に係止されて蓋体を閉位置に保持し、電源スイッチ操
作部がON位置では連結部の移動により該連結部との係
止が解かれる係合部とを備えたので、構造が簡単にな
り、コストダウン、小型化が図れるという効果が得られ
る。
【0037】また、押下により電源が投入されON/O
FF時にそれぞれ所定位置に保持される押し込み式の電
源スイッチ操作部と、途中部が軸着され一端が電源スイ
ッチ操作部に連接しこの電源スイッチ操作部の押下操作
に連動して回動する連結棒と、両側が吹出口の側部に軸
着され該吹出口を開放する方向に付勢力が与えられた該
吹出口を開閉可能な蓋体と、この蓋体に設けられ電源ス
イッチ操作部がOFF位置では連結棒の他端に係止され
て蓋体を閉位置に保持し、電源スイッチ操作部がON位
置では連結棒の回動により該連結棒との係止が解かれる
係合部とを備えたので、簡単な構造で運転スイッチのO
N動作に連動して吹出口を確実に開放でき、コストダウ
ン、小型化が図れるという効果が得られる。
【0038】また、蓋体の側部とこの側部と対向する吹
出口の側部との間に該蓋体と同軸回動するよう蓋体に摺
接して設けられると共に吹出口の側部に軸着され、蓋体
の吹出口開放方向に付勢力が与えられた回転板を備えた
ので、蓋体を回転板と独立して回動すると共に任意の開
放位置で保持できるから、蓋体を吹出口からの吹出方向
を調整する風向板として用いることができ、構造を簡単
にできると共にコストダウンが図れるという効果が得ら
れる。
【0039】また、蓋体及び回転板を、リブを有する回
転軸と、リブが回転軸の回転方向に所定の角度だけ移動
可能な溝部を有し該回転軸を前記所定の角度だけ回転可
能に嵌合する軸受部とで結合し、或は、リブを有する軸
受部と、リブに対し所定の角度だけ回転移動可能な溝部
を有し該軸受部に対して所定の角度だけ回転可能に嵌入
された回転軸とで結合したので、蓋体を吹出口からの吹
出方向を調整する風向板として任意の位置に適正な範囲
内で設定でき、構造を簡単にでき、コストダウンが図れ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における除湿機の吹出口付
近を示す部分断面図である。
【図2】この発明の実施例1における除湿機の吹出口の
開閉機構を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の実施例2における除湿機の吹出口の
開閉機構を示す分解斜視図である。
【図4】この発明の実施例2における除湿機の吹出口付
近を示す部分断面図である。
【図5】(a) この発明の実施例3における除湿機の吹出
口の開閉機構を示す分解斜視図である。 (b) 同開閉機構の回転軸及び軸受部を示す断面図であ
る。
【図6】(a) この発明の実施例4における除湿機の吹出
口の開閉機構を示す分解斜視図である。 (b) 同開閉機構の回転軸及び軸受部を示す断面図であ
る。
【図7】従来の除湿機を示す断面図である。
【図8】従来の除湿機の開閉蓋閉塞時の吹出口付近を示
す部分断面図である。
【図9】従来の除湿機の開閉蓋開放時の吹出口付近を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
5 空気吹出口 6 蓋体 6c 突起係合部 6g リブ 6h 溝部 11 連結棒 12 電源スイッチ操作部 13 ばね 14 回転板 14a 突起係合部 14b 軸受部 14d 溝部 14e 三角リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 和彦 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エ ンジニアリング株式会社 名古屋事業所 静岡支所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/14 F24F 1/00 401 F24F 1/00 451

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押下により電源が投入されON/OFF
    時にそれぞれ所定位置に保持される押し込み式の電源ス
    イッチ操作部と、この電源スイッチ操作部の押下操作に
    連動して移動する連結部と、吹出口に開閉可能に設けら
    れた蓋体と、この蓋体に設けられ電源スイッチ操作部が
    OFF位置では前記連結部に係止されて前記蓋体を閉位
    置に保持し前記電源スイッチ操作部がON位置では前記
    連結部の移動により該連結部との係止が解かれる係合部
    とを備えたことを特徴とする吹出口開閉機構。
  2. 【請求項2】 押下により電源が投入されON/OFF
    時にそれぞれ所定位置に保持される押し込み式の電源ス
    イッチ操作部と、途中部が軸着され一端が前記電源スイ
    ッチ操作部に連接しこの電源スイッチ操作部の押下操作
    に連動して回動する連結棒と、両側が吹出口の側部に軸
    着され該吹出口を開放する方向に付勢力が与えられた該
    吹出口を開閉可能な蓋体と、この蓋体に設けられ電源ス
    イッチ操作部がOFF位置では前記連結棒の他端に係止
    されて前記蓋体を閉位置に保持し前記電源スイッチ操作
    部がON位置では前記連結棒の回動により該連結棒との
    係止が解かれる係合部とを備えたことを特徴とする吹出
    口開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の側部とこの側部と対向する吹
    出口の側部との間に該蓋体と同軸回動するよう前記蓋体
    に摺接して設けられると共に前記吹出口の側部に軸着さ
    れ、前記蓋体が吹出口を開放する方向に付勢力が与えら
    れた回転板を備えたことを特徴とする請求項2記載の吹
    出口開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記蓋体及び前記回転板を、リブを有す
    る回転軸と、前記リブが回転軸の回転方向に所定の角度
    だけ移動可能な溝部を有し該回転軸を前記所定の角度だ
    け回転可能に嵌合する軸受部とで結合したことを特徴と
    する請求項3記載の吹出口開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記蓋体及び前記回転板を、リブを有す
    る軸受部と、前記リブに対し所定の角度だけ回転移動可
    能な溝部を有し該軸受部に対して前記所定の角度だけ回
    転可能に嵌入された回転軸とで結合したことを特徴とす
    る請求項3記載の吹出口開閉機構。
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