JP2887206B2 - ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents
ポリウレタンフォームの製造法Info
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- JP2887206B2 JP2887206B2 JP1222888A JP22288889A JP2887206B2 JP 2887206 B2 JP2887206 B2 JP 2887206B2 JP 1222888 A JP1222888 A JP 1222888A JP 22288889 A JP22288889 A JP 22288889A JP 2887206 B2 JP2887206 B2 JP 2887206B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリウレタンフォームの製造法に関する。
更に詳しくは、発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタンを使用して、熱伝導率、低温寸法安定性及
び圧縮強度の優れたポリウレタンフォームの製造法に関
するものである。
ルオロエタンを使用して、熱伝導率、低温寸法安定性及
び圧縮強度の優れたポリウレタンフォームの製造法に関
するものである。
ポリウレタンフォームは断熱特性、低温寸法安定性が
優れているため、冷蔵庫、冷凍倉庫等の断熱材として、
広範囲に用いられている。
優れているため、冷蔵庫、冷凍倉庫等の断熱材として、
広範囲に用いられている。
これは、ポリウレタンフォームを製造する際、発泡剤
として、断熱特性の優れたトリクロロフルオロメタンを
使用していることが大きな理由である。
として、断熱特性の優れたトリクロロフルオロメタンを
使用していることが大きな理由である。
しかし、近年、地球のオゾン層保護のため、クロロフ
ルオロカーボン類の規制が考えられ、近い将来実施に移
されようとしている。
ルオロカーボン類の規制が考えられ、近い将来実施に移
されようとしている。
この規制対象には、今までポリウレタンフォームの発
泡剤として用いられていた、トリクロロフルオロメタン
も含まれている。
泡剤として用いられていた、トリクロロフルオロメタン
も含まれている。
そのためトリクロロフルオロメタンに替わる、ポリウ
レタンフォーム用発泡剤の開発が急務となり、諸物性か
ら見て、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンが代替物
の候補と考えられている。
レタンフォーム用発泡剤の開発が急務となり、諸物性か
ら見て、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンが代替物
の候補と考えられている。
しかしながら、発泡剤として、1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタンを用いた場合、従来のトリクロロフルオ
ロメタンを用い発泡したフォームに比べ、熱伝導率が上
昇し、低温寸法安定性、及び圧縮強度が著しく劣化する
等の多くの問題があり、従来の硬質ウレタンフォームの
製造法では、満足なフォームが得られないことを、本発
明者らは確認した。
フルオロエタンを用いた場合、従来のトリクロロフルオ
ロメタンを用い発泡したフォームに比べ、熱伝導率が上
昇し、低温寸法安定性、及び圧縮強度が著しく劣化する
等の多くの問題があり、従来の硬質ウレタンフォームの
製造法では、満足なフォームが得られないことを、本発
明者らは確認した。
従って、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用い
る場合、同一の低温寸法安定性及び圧縮強度等のフォー
ム物性を持たせるためには、密度をかなり高くする必要
が有る。
る場合、同一の低温寸法安定性及び圧縮強度等のフォー
ム物性を持たせるためには、密度をかなり高くする必要
が有る。
さらに、従来に比べて断熱特性は劣化し、かつコスト
の上昇をきたす等、実用的に満足なフォームは得られる
ものではなかつた。
の上昇をきたす等、実用的に満足なフォームは得られる
ものではなかつた。
本発明者らは、上記の問題点を克服するため、鋭意検
討した結果、ポリウレタンフォーム用発泡剤として、従
来用いられたトリクロロフルオロメタンの代わりに、1,
1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場合に
も、従来の優れた断熱特性と低温寸法安定性を損なうこ
となく、ポリウレタンフォームを製造する方法を見出
し、本発明に到達した。
討した結果、ポリウレタンフォーム用発泡剤として、従
来用いられたトリクロロフルオロメタンの代わりに、1,
1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場合に
も、従来の優れた断熱特性と低温寸法安定性を損なうこ
となく、ポリウレタンフォームを製造する方法を見出
し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、有機ポリイソシアナート、ポリオ
ール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤か
ら、ポリウレタンフォームを製造する方法において、発
泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用
い、かつ有機イソシアネートの変成体を使用することを
特徴とするポリウレタンフォームの製造方法に関する。
ール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤か
ら、ポリウレタンフォームを製造する方法において、発
泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用
い、かつ有機イソシアネートの変成体を使用することを
特徴とするポリウレタンフォームの製造方法に関する。
従来用いられたトリクロロフルオロメタンの代わり
に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場
合に、本発明の方法により、初めて断熱特性、低温寸法
安定性、及び圧縮強度等の優れたポリウレタンフォーム
が製造される。
に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場
合に、本発明の方法により、初めて断熱特性、低温寸法
安定性、及び圧縮強度等の優れたポリウレタンフォーム
が製造される。
本発明の方法において、有機イソシアネートの変成体
を、使用することで、1,1−ジクロロ−1−フルオロエ
タンを発泡剤として用いる場合にも、熱伝導率、低温寸
法安定性及び圧縮強度等のフォーム物性の優れたポリウ
レタンフォームが製造される。
を、使用することで、1,1−ジクロロ−1−フルオロエ
タンを発泡剤として用いる場合にも、熱伝導率、低温寸
法安定性及び圧縮強度等のフォーム物性の優れたポリウ
レタンフォームが製造される。
本発明に使用する有機イソシアネートの変成体とは、
下記有機イソシアネートの一部を公知方法により、イソ
シアヌレート(トリマー)化、カルボジイミド化、ウレ
タン化、ウレア化、ビウレツト化、またはアロファネー
ト化等したもの、または下記有機イソシアネートの大部
分を上記反応を行ったのちに未反応の有機イソシアネー
トで希釈し調製したもの、或いは上記の変成体を2種以
上混合したものられであり、従来から用いられている各
種の変成体が使用される。
下記有機イソシアネートの一部を公知方法により、イソ
シアヌレート(トリマー)化、カルボジイミド化、ウレ
タン化、ウレア化、ビウレツト化、またはアロファネー
ト化等したもの、または下記有機イソシアネートの大部
分を上記反応を行ったのちに未反応の有機イソシアネー
トで希釈し調製したもの、或いは上記の変成体を2種以
上混合したものられであり、従来から用いられている各
種の変成体が使用される。
上記の変成体の中で、特に好ましいものは、トリマー
変成体及び/又はカルボジイミド変成体である。
変成体及び/又はカルボジイミド変成体である。
上記の有機イソシアネートのトリマー変成体は、例え
ば特開昭59−166537に、カルボジイミド変成体は例えば
特公昭48−22694に記載されている様な方法で製造でき
る。
ば特開昭59−166537に、カルボジイミド変成体は例えば
特公昭48−22694に記載されている様な方法で製造でき
る。
本発明の有機イソシアネートの変成体に使用する有機
イソシアナートとしては、従来公知のもので、特に限定
はないく、芳香族、脂肪族、脂環式ポリイソシアナート
およびそれらの変性物、例えばジフェニルメタンジイソ
シアナート、粗ジフェニルメタンジイソシアナート、ト
リレンジイソシアナート、粗トリレンジイソシアナー
ト、キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート、イソホロンジイソシアナート、水添ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、水添トリレンジイソシ
アナート、トリフェニルメチレントリイソシアナート、
トリレントリイソシアナート等が挙げられる。
イソシアナートとしては、従来公知のもので、特に限定
はないく、芳香族、脂肪族、脂環式ポリイソシアナート
およびそれらの変性物、例えばジフェニルメタンジイソ
シアナート、粗ジフェニルメタンジイソシアナート、ト
リレンジイソシアナート、粗トリレンジイソシアナー
ト、キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート、イソホロンジイソシアナート、水添ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、水添トリレンジイソシ
アナート、トリフェニルメチレントリイソシアナート、
トリレントリイソシアナート等が挙げられる。
これらの有機イソシアネートの変成体は単独または2
種以上混合して使用する。その使用量は、NCO基とレジ
ン液中の活性水素との当量比が0.8〜5.0である。
種以上混合して使用する。その使用量は、NCO基とレジ
ン液中の活性水素との当量比が0.8〜5.0である。
本発明に使用するポリオールは例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3,6−ヘ
キサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、シュクロース、ビスフェノールA、ノボラック、ヒ
ドロキシル化1,2−ポリブタジェン、ヒドロキシル化1,4
−ポリブタジエン等の多価アルコール類、及び/又はこ
れらのポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを
付加重合させて得たヒドロキシル価200〜800mgKOH/gの
ポリエーテルポリオールが使用できる。
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3,6−ヘ
キサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、シュクロース、ビスフェノールA、ノボラック、ヒ
ドロキシル化1,2−ポリブタジェン、ヒドロキシル化1,4
−ポリブタジエン等の多価アルコール類、及び/又はこ
れらのポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを
付加重合させて得たヒドロキシル価200〜800mgKOH/gの
ポリエーテルポリオールが使用できる。
以上のほか高級脂肪酸エステルポリオール及びポリカ
ルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて得たポリ
エステルポリオール及びカプロラクトンを重合させて得
たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等
のOH基含有高級脂肪酸エステルも使用できる。
ルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて得たポリ
エステルポリオール及びカプロラクトンを重合させて得
たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等
のOH基含有高級脂肪酸エステルも使用できる。
本発明に使用される発泡剤としては、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタンの単独、またはトリクロロフルオ
ロエタン、ジクロロトリフルオロエタン等のフロン類又
はn−ヘキサン等の炭化水素化合物を併用することもで
きる。
−1−フルオロエタンの単独、またはトリクロロフルオ
ロエタン、ジクロロトリフルオロエタン等のフロン類又
はn−ヘキサン等の炭化水素化合物を併用することもで
きる。
本発明で使用し得る触媒としては、例えばアミン系ウ
レタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエ
チレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジ
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビ
ス〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレン
ジアミンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミンのア
ミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N′,N″−
トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリアジン
類、特公昭52−43517のβ−アミノカルボニル触媒、特
公昭53−14279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機金
属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイン
酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタン
酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸
コバルト等)等がある。
レタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエ
チレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジ
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビ
ス〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレン
ジアミンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミンのア
ミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N′,N″−
トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリアジン
類、特公昭52−43517のβ−アミノカルボニル触媒、特
公昭53−14279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機金
属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイン
酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタン
酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸
コバルト等)等がある。
これらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量は
活性水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部で
ある。
活性水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部で
ある。
本発明における整泡剤は、従来公知の有機ケイ粗界面
活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の、L−50
1、L−520、L−532、L−540、L−544、L−3550、
L−5302、L−5305、L−5320、L−5340、L−5410、
L−5420、L−5710、L−5720などであり、トーレ・シ
リコーン社製のSH−190、SH−192、SH−193、SH−194、
SH−195、SH−200、SRX−253などであり、信越シリコー
ン社製のF−114、F−121、F−122、F−220、F−23
0、F−258、F−260B、F−305、F−306、F−317、
F−341などであり、東芝シリコーン社製ではTFA−420
0、TFA−4202などである。
活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の、L−50
1、L−520、L−532、L−540、L−544、L−3550、
L−5302、L−5305、L−5320、L−5340、L−5410、
L−5420、L−5710、L−5720などであり、トーレ・シ
リコーン社製のSH−190、SH−192、SH−193、SH−194、
SH−195、SH−200、SRX−253などであり、信越シリコー
ン社製のF−114、F−121、F−122、F−220、F−23
0、F−258、F−260B、F−305、F−306、F−317、
F−341などであり、東芝シリコーン社製ではTFA−420
0、TFA−4202などである。
これら整泡剤の使用量は、活性水素をもつ化合物と有
機ポリイソシアネートの総和100部に対して0.1〜20部で
ある。
機ポリイソシアネートの総和100部に対して0.1〜20部で
ある。
また難燃剤として例えば、トリス(2−クロロエチ
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリス(ジプロモプロピル)ホスフェート、大
八化学社製CR−505及びCR−507、ストーファー化学社製
Fyrol.6などを使用することができる。
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリス(ジプロモプロピル)ホスフェート、大
八化学社製CR−505及びCR−507、ストーファー化学社製
Fyrol.6などを使用することができる。
その他可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤等を必要に応
じ添加することができる。
じ添加することができる。
本発明を実施するには、ポリオール、触媒、発泡剤、
整泡剤、及び難燃剤その他の助剤類の所定量を混合して
レジン液とする。
整泡剤、及び難燃剤その他の助剤類の所定量を混合して
レジン液とする。
ポリウレタン発泡機を使用し、レジン液とポリイソシ
アネートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
アネートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
得られたポリウレタンフォーム原液を空隙又は型に注
入する。この際、有機ポリイソシアネートと活性水素含
有化合物との当量比が、0.8〜5.0となるようにレジン液
と有機ポリイソシアネートとの流量比を調節する。
入する。この際、有機ポリイソシアネートと活性水素含
有化合物との当量比が、0.8〜5.0となるようにレジン液
と有機ポリイソシアネートとの流量比を調節する。
注入後、数分間でポリウレタンフォームは発泡硬化す
る。
る。
本発明で得られるポリウレタンフォームは電気冷蔵
庫、断熱パネル、船舶または車両等の断熱材又は構造材
として利用できる。
庫、断熱パネル、船舶または車両等の断熱材又は構造材
として利用できる。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例において、使用した原料は次の通りである。ま
た部は重量部を示す。
た部は重量部を示す。
MDI−CR;三井東圧化学(株)製の粗ジフェニルメタンジ
イソシアネート NCO%31.0 変成イソシアネートA;ジフェニルメタンジイソシアネー
トのカルボジイミド変成体で、NCO基含有量28.3%と粗
ジフェニルメタンジイソシアネート(NCO基含有量30.0
%)を50:50重量部比率で混合したNCO基含有量29.2%の
イソシアネート。
イソシアネート NCO%31.0 変成イソシアネートA;ジフェニルメタンジイソシアネー
トのカルボジイミド変成体で、NCO基含有量28.3%と粗
ジフェニルメタンジイソシアネート(NCO基含有量30.0
%)を50:50重量部比率で混合したNCO基含有量29.2%の
イソシアネート。
変成イソシアネートB;トリレンジイソシアネートのトリ
マー変成体で、NCO基含有量30.5%と、粗ジフェニルメ
タンジイソシアネート(NCO基含有量30.0%)を50:50重
量部比率で混合したNCO基含有量30.3%のイソシアネー
ト。
マー変成体で、NCO基含有量30.5%と、粗ジフェニルメ
タンジイソシアネート(NCO基含有量30.0%)を50:50重
量部比率で混合したNCO基含有量30.3%のイソシアネー
ト。
ポリオールA;ショ糖/グリセリンにプロピレンオキシド
を付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル ポリオールB;トリレンジアミン/トリエタノールアミン
にプロピレンオキシドを付加した水酸基価400mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。
を付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル ポリオールB;トリレンジアミン/トリエタノールアミン
にプロピレンオキシドを付加した水酸基価400mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。
整泡剤;日本ユニカー(株)製のL−5420 触媒;活材ケミカル(株)製のMinico TMHD(テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン) 発泡剤 F−141b;三井デュポンフロロケミカル(株)製の1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン。F−141b F−11;三井デュポンフロロケミカル(株)製のトリク
ロロフルオロメタン F−11(商品名) 実施例1〜5及び比較例1〜4 表−1に示す配合のレジン液を作り、これをイソシア
ネートとして粗ジフェニルメタンジイソシアネートとを
それぞれ、5000rpmで8秒間急速混合し、寸法200×200
×200mmの縦型木箱に直ちに注入し自由発泡させた。
チルヘキサメチレンジアミン) 発泡剤 F−141b;三井デュポンフロロケミカル(株)製の1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン。F−141b F−11;三井デュポンフロロケミカル(株)製のトリク
ロロフルオロメタン F−11(商品名) 実施例1〜5及び比較例1〜4 表−1に示す配合のレジン液を作り、これをイソシア
ネートとして粗ジフェニルメタンジイソシアネートとを
それぞれ、5000rpmで8秒間急速混合し、寸法200×200
×200mmの縦型木箱に直ちに注入し自由発泡させた。
注入後数分間で発泡硬化し、ポリウレタンフォームが
得られる。
得られる。
得られたポリウレタンフォームは低温寸法安定性、即
ち−30℃で24時間放置した時の寸法変化率、及び圧縮強
度を測定した。
ち−30℃で24時間放置した時の寸法変化率、及び圧縮強
度を測定した。
また、寸法300×300×厚さ35mmの縦型空隙率に混合液
を注入し発泡させ、発泡1日後、寸法200×200×25mm切
出し熱伝導率を測定した。
を注入し発泡させ、発泡1日後、寸法200×200×25mm切
出し熱伝導率を測定した。
〔発明の効果〕 表−1から、従来の製造方法(比較例)では発泡剤と
して1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用いた場合
(比較例2及び4)は、トリクロロフルオロメタンを用
いた場合(比較例1及び3)に比べ、熱伝導率、寸法変
化率及び圧縮強度が劣つている。
して1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用いた場合
(比較例2及び4)は、トリクロロフルオロメタンを用
いた場合(比較例1及び3)に比べ、熱伝導率、寸法変
化率及び圧縮強度が劣つている。
しかし本発明の方法による実施例1〜5では、従来の
トリクロロフルオロメタンを用いたもの(比較例1及び
3)と同等の寸法変化率、及び圧縮強度の物性のものが
得られた。
トリクロロフルオロメタンを用いたもの(比較例1及び
3)と同等の寸法変化率、及び圧縮強度の物性のものが
得られた。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−128915(JP,A) 特開 平1−225612(JP,A) 特開 平1−225611(JP,A) 特開 平1−225614(JP,A) 特開 平1−234432(JP,A) 特開 平2−123119(JP,A) 特開 平3−9933(JP,A) 特開 平3−86718(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】有機ポリイソシアネート、ポリオール、発
泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤から、ポリウ
レタンフォームを製造する方法であって、発泡剤として
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用い、かつ有機
ポリイソシアネートとして有機イソシアネートのトリマ
ー変成体及びカルボジイミド変成体を使用することを特
徴とするポリウレタンフォームの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222888A JP2887206B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | ポリウレタンフォームの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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