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JP2869502B2 - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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Publication number
JP2869502B2
JP2869502B2 JP2738994A JP2738994A JP2869502B2 JP 2869502 B2 JP2869502 B2 JP 2869502B2 JP 2738994 A JP2738994 A JP 2738994A JP 2738994 A JP2738994 A JP 2738994A JP 2869502 B2 JP2869502 B2 JP 2869502B2
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JP
Japan
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case
hearing aid
ventilation hole
battery
battery cover
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JP2738994A
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JPH07222294A (ja
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良幸 成沢
敏之 荒木
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Rion Co Ltd
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Rion Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2738994A priority Critical patent/JP2869502B2/ja
Priority to US08/380,553 priority patent/US6041128A/en
Priority to DE19502994A priority patent/DE19502994C2/de
Priority to DE19549355A priority patent/DE19549355C2/de
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補聴器に関し、特に防水
型の補聴器に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の補聴器においては、各部
材間の密着性を高めることにより防水機能を実現するよ
うになされている。この種の補聴器として、図5に示す
ような耳掛け式補聴器1がある。すなわち補聴器1は、
全体として弓形に形成されたケース2の先端部にフツク
3が螺合されており、当該フツク3を補聴器装用者の耳
介上端部に沿つて引つかけることにより、補聴器1全体
を装用者の耳介背面位置に保持するようになされてい
る。この状態でフツク3の先端にチユーブ及び耳栓(図
示せず)を取り付けることにより、イヤホンより得られ
た補聴音をフツク3内の音道、チユーブ及び耳栓を通し
て装用者の耳穴内に送出する。
【0003】ケース2はケース本体4とケース蓋体5に
より構成され、ケース本体4にはマイクロホン、補聴音
処理回路及びイヤホン等が内蔵されている。ケース蓋体
5は、ケース本体4の先端位置に設けられた回動軸(図
示せず)を回動中心としてケース本体4に回動自在に取
り付けられている。従つて補聴器1においては、ケース
蓋体5を矢印aの方向に回動させることによりケース蓋
体5を開状態してケース本体4に内蔵された各部品の調
整や修理を行う。ケース本体4の根元部には、回動軸6
を回動中心として電池カバー7が回動自在に取り付けら
れている。従つて補聴器1においては、電池カバー7を
矢印bの方向に回動させることにより電池カバー7を開
状態にして電池を交換する。
【0004】またケース蓋体5の表面には、音量調整用
のボリユームつまみ8及び電源や各種機能を切り換える
スイツチつまみ9が配設され、これらの部品はケース蓋
体5の厚みを貫通してケース本体4に内蔵された各スイ
ツチ部品に連結されている。さらにケース蓋体5の表面
には、装用者に応じて補聴音帯域や最大音圧レベルを調
節する調整部を保護する調整器カバー10が回動軸11
を回動中心として開閉自在に取り付けられている。ここ
で補聴器1においては、ケース本体4とケース蓋体5と
の接合面、並びにケース本体4と電池カバー7との接合
面にそれぞれ各接合面に適合した形状のシールパツキン
グを設けることにより各接合面からの水分の浸入を防ぐ
ようになれている。
【0005】またボリユームつまみ8とケース蓋体5の
間及びスイツチつまみ9とケース蓋体5との間にはそれ
ぞれOリングが設けられ、これによりボリユームつまみ
8とケース蓋体5との隙間及びスイツチつまみ9とケー
ス蓋体5との隙間からの水分の浸入を防ぐようになされ
ている。ケース2の先端部にはマイクロホンへの風雑音
の進入を防ぐためのウインドカバー12が設けられ、ウ
インドカバー12はケース2に嵌め込まれた状態でフツ
ク3をケース本体4にねじ込むことによりフツク3及び
ケース2間に挟持される。すなわち補聴器1において
は、ウインドカバー12のフツク3近傍に形成された切
欠部(図示せず)を介してマイクロホンの外部音取込み
口に外部音を導入する。
【0006】ここでマイクロホンの外部音取込み口には
音は通すが水は通さないフイルタ等でなる適宜の防水部
材が配設され、当該防水部材によりマイクロホンへの水
分の浸入を防止するようになされている。このようにし
て補聴器1においては、各部材間に防水シールを施すこ
とによりケース2内部への水分の浸入を未然に回避する
ようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、破棄
された電池の水銀による環境破壊が大きな注目を浴びて
おり、このため補聴器の分野においても電源電池として
空気中の酸素を復極剤とする空気電池(例えば空気アエ
ン電池)を用いることが考えられている。実際上空気電
池は、水銀電池に比べて公害の問題がなく、しかも電気
容量が大きい利点があるため、通常の補聴器の電源電池
としても十分に利用することができる。ところが上述の
ように、一般的に防水型の補聴器では防水機能を実現す
るためにケース内部が気密性高く形成されており、従つ
て電圧を発生させるために順次酸素を必要とする上述の
ような空気電池をこのような補聴器の電源電池として適
用するのは難しい問題があつた。
【0008】このためこの問題を解決する1つの手段と
して、従来、補聴器の電池蓋を図6のように形成するこ
とが提案されている(実願平2−125464号(実開
平4−81450号))。すなわち補聴器20において
は、電池蓋21の上面中央部に所定の深さの窪みでなる
つまみ収納室21Aが設けられると共に、当該つまみ収
納室21A内につまみ22が回転自在に取り付けられて
いる。またつまみ22は、電池蓋21内部に設けられた
ロツク機構と連結されている。
【0009】これにより当該電池蓋21においては、補
聴器本体23に装着した状態でつまみ22をつまみ収納
室内21Aに収納するように回転させることにより補聴
器本体23から外れないようにロツクすることができる
一方、つまみ22がつまみ収納室内21Aに収納された
状態からつまみ22を外方向に突出するように回転させ
ることによりロツクを解除して補聴器本体23から取り
外すことができるようになされている。また電池蓋21
の下面には補聴器本体23の電池室23A内部において
電池24の外周面を保持する環状の周囲壁21Bが突出
形成されると共に、当該周囲壁21Bには根元部分を取
り巻くように弾性材(例えばゴム材)でなるOリング
(図示せず)が取り付けられており、これによりこの電
池蓋21を密着性高く補聴器本体23に装着し得るよう
になされている。
【0010】この場合当該電池蓋21のつまみ収納室2
1Aの底には、貫通孔(図示せず)が形成されていると
共に、当該貫通孔を塞ぐように空気を通して水を通さな
いフイルタ(以下、これを防水フイルタと呼ぶ)25が
配設されており、これにより電池蓋21が補聴器本体2
3に装着されたときに、電池蓋21のつまみ収納室21
A内の空気を当該防水フイルタ25を介して補聴器本体
23の電池室23A内に供給することができるようにな
されている。これにより当該補聴器20においては、防
水性を劣化させずに電池室内に空気を供給することがで
き、かくして電源電池として空気電池を使用することが
できるようになされている。
【0011】ところがこのように形成された補聴器20
では、上述のように空気穴がつまみ収納室21Aの底に
形成され、かつ使用時にはつまみ22が防水フイルタ2
5を覆うために一度濡れた防水フイルタ25が乾き難い
問題がある。このような場合、濡れた防水フイルタ25
は空気を通し難くいために補聴器本体23の電池室23
Aに収納された空気電池に対して十分な酸素を供給し難
くなる問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ケース内部に実用上十分な空気を供給し得る防水性
の高い補聴器を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、防水型の耳掛け式の補聴器におい
て、ケース31に穿設された通気孔42Cと、通気孔4
2Cを塞ぐように配置され、ケース31の外部の空気を
通気孔42Cを介してケース31の内部に供給する一
方、外部の水分が上記通気孔42Cを介して上記内部に
浸入するのを阻止する防水手段70と、通気孔42Cが
形成されているケース31の一側面に設けられた溝42
Eとを設け、溝42Eがケース31の一側面の端部と通
気孔42Cとを連結してなるようにした。
【0014】また本発明においては、ケース31は、ケ
ース31内部に設けられた電源供給手段としての電池を
収納する電池室40Aの側壁の一部を形成する電池カバ
ー42を含んでなり、通気孔42C及び溝42Eは電池
カバー42に形成されるようにした。
【0015】さらに本発明においては、防水型に形成さ
れた耳掛け式の補聴器において、ケース31の側面に形
成された窪み42Dと、窪み42Dの底面に穿設された
通気孔42Cと、通気孔42Cを塞ぐように配置され、
ケース31の外部の空気を通気孔42Cを介してケース
31の内部に供給する一方、外部の水分が通気孔42C
を介して内部に浸入するのを阻止する防水手段70とを
備えた。
【0016】さらに本発明においては、ケース31の側
面に設けられた、窪み42Dと側面の端部とを連結する
溝42Eを設けた。
【0017】さらに本発明においては、ケース31は、
ケース31内部に設けられた電源供給手段としての電池
を収納する電池室40Aの側壁の一部を形成する電池カ
バー42を含んでなり、窪み42D及び溝42Eは、電
池カバー42に形成されるようにした。
【0018】さらに本発明においては、補聴器30が装
用された場合に溝42Eが下方向に延びるように形成さ
れてなるようにした。
【0019】
【作用】通気孔42Cが形成されたケース31の一側面
の端部及び通気孔42Cを連結する溝42Eを設けたこ
とにより、装用時に通気孔42Cのあるケース側面と装
用者の肌とが当接する場合においても当該溝42Eを介
して通気孔42Cに空気を供給することができる。
【0020】またケース31に窪み42Dを形成し、装
用時に装用者の肌によつて直接通気孔42Cが塞がれる
のを防止することができる。
【0021】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0022】(1)補聴器の全体構成 図1及び図2において、30は全体として防水型の耳掛
け式の補聴器を示し、合成樹脂材から構成された箱状の
ケース31は耳介の背後部の外形と適合するように弓形
状に成形され、その先端部にウインドカバー32及びフ
ツク33が一体に取り付けられている。ケース31にお
いては、特に図2からも明らかなように、当該ケース3
1の内周部及び根元部を形成するケース本体40と、当
該ケース本体40の先端部において回転自在に軸支さ
れ、ケース31の外周部を形成するケース蓋体41と、
ケース本体40の根元部に形成された円柱状空間の電池
室40Aを閉塞する電池カバー42とでなり、ケース蓋
体41をケース本体40内部に突出した電極43の一端
部にねじ止め固定すると共に電池カバー42をケース本
体40にねじ込むようにして装着することにより図1の
ように組み立てられている。
【0023】この場合ケース本体40及びケース蓋体4
1間には弾性材(例えばゴム材)からなるシールパツキ
ング44が介挿されており、これによりケース本体40
及びケース蓋体41間の隙間からケース31内部に水が
浸入するのを防止し得るようになされている。同様にし
てケース本体40及び電池カバー42間には、弾性材
(例えばゴム材)からなるOリング45が介挿されてお
り、これによりケース本体40及び電池カバー42間の
隙間からケース31内部に水が浸入するのを防止し得る
ようになされている。
【0024】電池カバー42は、特に図2からも明らか
なように、内側面に突出形成された一対の円弧状の電池
保持壁42A、42Bを有し、当該電池保持壁42A、
42Bで囲まれる空間(以下、この空間を電池保持空間
と呼ぶ)内部において電池を保持し得るようになされて
いる。これによりこの補聴器30では、電池カバー42
の電池保持空間内に電池を嵌め込んだ後、当該電池カバ
ー42をケース本体40に装着することによつて電池を
電池室40A内に装填することができ、かくしてケース
31内部に収納された信号処理部50に対して電源を供
給することができるようになされている。
【0025】信号処理部50は、図2からも分かるよう
に、補聴処理回路が形成されてなるフレキシブル基板5
1に利得調整器52、モード切替えスイツチ53、及び
調整用トリマ54等を一体に取り付けることにより形成
され、マイクロホン60又は誘導コイル(図示せず)か
ら供給される音声信号を利得調整器52、モード切替え
スイツチ53及び調整用トリマ54の操作により設定さ
れた入出力特性で補聴処理した後イヤホン62に送出す
るようになされている。この場合利得調整器52及びモ
ード切替えスイツチ53においては、ケース蓋体41の
厚みを通して当該ケース蓋体41の湾曲面でなるケース
31の外周面に配設されたボリユームつまみ63及びス
イツチつまみ64と防水性高く連結されている。
【0026】これにより当該補聴器30においては、ボ
リユームつまみ63を回転操作することによつてイヤホ
ン62から出力される補聴音の音圧レベルを調整するこ
とができると共に、スイツチつまみ64を操作すること
によつて電源を切り、又はモードを切り替えることがで
きるようになされている。また調整トリマ54は、特に
図1からも明らかなように、ケース31の外周面に形成
されたトリマ用開口(図示せず)を介してケース31外
部に露出されている。このためケース31の外周面には
当該調整用トリマ54を覆い隠すように調整器カバー6
5が開閉自在に取り付けられており、これにより調整器
トリマ54が不用意に操作されるのを防止し得るように
なされている。
【0027】さらに誘導コイルは、筒状に折り曲げられ
たフレキシブル基板51内部に配置されており、これに
よりケース31内部の空間を有効に利用することができ
るようになされている。マイクロホン60は、ケース蓋
体41内部の先端部に取り付けられている。このケース
蓋体41の先端部には、防水部材(図示せず)が取り付
けられており、これによりケース蓋体41の先端部を介
してケース31内部に水分が浸入するのを防止し得るよ
うになされている。またイヤホン62は、ケース本体4
0内部の先端に配置されており、これにより信号処理部
50の補聴処理回路の出力に基づく補聴音をフツク33
を介して補聴器30の外部に出力し得るようになされて
いる。
【0028】(2)電池カバーの構成 ここで図3からも明らかなように、電池カバー42の外
側面中央部には、ケース31の外部と電池室40Aとを
連通するように通気孔42Cが穿設されている。これに
よりこの補聴器30では、電池室40A内部に収納され
た電池に対して当該通気孔42Aを介してケース31外
部の空気を供給することができ、かくして電源電池とし
て水銀電池の他に空気電池も用いることができるように
なされている。
【0029】また図4に示すように、電池カバー42の
内部には、内側から通気孔42Cを塞ぐように防水フイ
ルタ70が環状の押さえ部材71を用いて固定されてお
り、これにより空気を電池室40A内に供給する一方、
ケース31外部の水が通気孔42Cを介して電池室40
A内に浸入するのを防止し得るようになされている。ま
た図3からも明らかなように、電池カバー42の外側面
には、通気孔42Cの周囲に沿つて窪み42Eが形成さ
れると共に、当該窪み42Eから電池カバー42の外側
面の縁まで達するように溝42Eが形成されている。こ
れにより電池カバー42が装用者の肌に当接するように
この補聴器30が装用された場合においても当該溝42
E、窪み42D及び通気孔42Cを介して空気をケース
31の電池室40A内部に供給することができるように
なされている。
【0030】実施例の場合、溝42Eは、当該補聴器3
0が装用されたときに窪み42Dから下方向に延びるよ
うに形成されており、これにより装用者の汗等の水分が
窪み42Dに流れ込んできた場合においても、この水分
を溝42Eをガイドとして直ちに窪み42Dの外部に自
然に落下排水することができるようになされている。ま
たこの実施例の場合、防水フイルタ70としては、4フ
ツ化エチレン樹脂等の撥水性材料を連続多孔性繊維質に
形成した素材(例えばゴアテツクス(商品名、ジヤパン
ゴアテツクス株式会社))のうち厚めのものが用いられ
ている。
【0031】これにより当該補聴器30においては、防
水フイルタ70を必要に応じて綿棒等を用いて掃除する
ことができるようになされている。
【0032】(3)実施例の動作 以上の構成において、この補聴器30では、通気孔42
Cをケース31の表面に露出するように設けたことによ
り防水フイルタ70を乾燥し易くすることができ、かく
してケース31内部の電池室40Aに常に十分な空気を
供給することができる。この場合当該補聴器30では、
ケース31の表面に通気孔42Cと電池カバー42の側
面の縁とを連通する溝42Eを下方向に向けて形成した
ことにより電池カバー42が装用者の肌に当接するよう
に装用された場合においてもこの溝溝42Eを介して通
気孔42Cに空気を確実に供給することができる。また
この補聴器30では、通気孔42Cの周囲に窪み42D
を形成したことにより上述のように電池カバー42が装
用者の肌に当接するように装用された場合においても当
該肌によつて通気孔42Cが塞がれ難くすることがで
き、空気の供給を確保できる。
【0033】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、電池カバー42にケース31内部
の電池室40Aと通じる通気孔42Cを穿設すると共
に、当該通気孔42Cを内部から覆うように防水フイル
タ70を電池カバー42の内側面に配置し、かつ電池カ
バー42の表面に通気孔42Cと電池カバー42の外側
面端とを連結する溝42Eを形成するようにしたことに
より、電池カバー42が装用者の肌に当接するように装
用された場合においても当該溝42E及び通気孔42C
を介してケース31内部の電池室40A内に必要上十分
な空気を順次供給することができ、かくしてケース31
内部に実用上十分に空気を供給し得る防水性の高い補聴
器を実現できる。しかもこの溝42Eによつて汗等の水
分も排水される。
【0034】また電池カバー42の外側面に窪み42D
を設けると共に、当該窪み42Dの底に電池室40Aと
連通する通気孔42Cを形成し、かつ電池カバー42の
内側面に通気孔42Cを内側から覆い隠すように防水フ
イルタ70を配置するようにしたことにより、電池カバ
ー42が装用者の肌に当接するように装用された場合に
おいても当該肌によつて通気孔42Cが塞がれ難く、か
くしてケース31内部に実用上十分に空気を供給し得る
防水性の高い補聴器を実現できる。さらに窪み42D内
に通気孔42Cを形成したことにより、不用意に外力が
通気孔42C内に配設された防水フイルタ70を損傷す
ることがない。
【0035】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、通気孔42Cを電池ケー
ス42の側面に形成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、通気孔42Cをケー
ス31のいずれかに形成すれば良い。この場合溝42E
及び窪み42Dも実施例と同様にしてケース31に形成
するようにすれば実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0036】また上述の実施例においては、防水フイル
タ70を電池カバー42の内側面に取り付けるようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電池
カバー42の窪み42Dを防水フイルタ70の厚みより
も深く形成したうえで電池カバー42の外側面側に取り
付けるようにしても良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、電池カバ
ー42の溝42Eをこの補聴器30が装用されたときに
窪み42Dから下方向に延びるように形成するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は、窪み42Dに流入した水分を窪み42Dの外部に排
出することができるのであれば良く、従つて真下方向に
限定されるものでなく、自然落下が可能となるように下
向きであれば足りる。
【0038】さらに上述の実施例においては、電池カバ
ー42の通気孔42Cを介してケース31の外部の水分
がケース31内部に流入するのを防止する手段として防
水フイルタ70を用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、この他の防水手段を用いる
ようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、防水型の
耳掛け式の補聴器において、ケースに形成された通気孔
を塞ぐように防水手段を配置すると共に、通気孔が形成
されているケースの外側面に当該ケースの端部及び通気
孔を連結する溝を設けたことにより、装用時に通気孔が
設けられたケース側面と装用者の肌とが当接した場合に
おいても当該溝を介して通気孔に空気を供給することが
でき、かくしてケース内部に実用上十分な空気を供給し
得る防水性の高い補聴器を実現できる。また防水型の耳
掛け式補聴器において、ケースの外側面に形成された窪
みの底に通気孔を形成しすると共に、当該通気孔を塞ぐ
ように防水手段を設けたことにより、装用時に装用者の
肌によつて通気孔42Cが塞がれるのを防止することが
でき、かくしてケース内部に実用上十分な空気を供給し
得る防水性の高い補聴器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による補聴器の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】実施例による補聴器の全体構成を示す分解斜視
図である。
【図3】電池カバーの外側面の様子を示す斜視図であ
る。
【図4】電池カバーの内部の様子を示す分解斜視図であ
る。
【図5】従来の防水型の補聴器を示す斜視図である。
【図6】防水フイルタを有する従来の防水型の補聴器を
示す略線的な分解斜視図である。
【符号の説明】
1、20、30……補聴器、7、42……電池カバー、
21……電池蓋、25、31……ケース、40A……電
池室、70……防水手段(防水フイルタ)、42C……
通気孔、42D……窪み、42E……溝。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水型の耳掛け式の補聴器において、 ケースに穿設された通気孔と、 上記通気孔を塞ぐように配置され、上記ケースの外部の
    空気を上記通気孔を介して上記ケースの内部に供給する
    一方、上記外部の水分が上記通気孔を介して上記内部に
    浸入するのを阻止する防水手段と、 上記通気孔が形成されている上記ケースの一側面に設け
    られた溝とを具え、上記溝が上記ケースの一側面の端部
    と上記通気孔とを連結してなることを特徴とする補聴
    器。
  2. 【請求項2】上記ケースは、上記ケース内部に設けられ
    た電源供給手段としての電池を収納する電池室の側壁の
    一部を形成する電池カバーを含んでなり、 上記通気孔及び上記溝は上記電池カバーに形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の補聴器。
  3. 【請求項3】防水型に形成された耳掛け式の補聴器にお
    いて、 ケースの側面に形成された窪みと、 上記窪みの底面に穿設された通気孔と、 上記通気孔を塞ぐように配置され、上記ケースの外部の
    空気を上記通気孔を介して上記ケースの内部に供給する
    一方、上記外部の水分が上記通気孔を介して上記内部に
    浸入するのを阻止する防水手段とを具えることを特徴と
    する補聴器。
  4. 【請求項4】上記ケースの上記側面に設けられた、上記
    窪みと上記側面の端部とを連結する溝を具えることを特
    徴とする請求項3に記載の補聴器。
  5. 【請求項5】上記ケースは、上記ケース内部に設けられ
    た電源供給手段としての電池を収納する電池室の側壁の
    一部を形成する電池カバーを含んでなり、 上記窪み及び上記溝は上記電池カバーに形成されたこと
    を特徴とする請求項3に記載の補聴器。
  6. 【請求項6】上記補聴器が装用された場合に、上記溝が
    下方向に延びるように形成されてなる請求項1、請求項
    2、請求項4又は請求項5に記載の補聴器。
JP2738994A 1994-01-31 1994-01-31 補聴器 Expired - Fee Related JP2869502B2 (ja)

Priority Applications (4)

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