JP2848361B2 - シールド構造及びシールド方法 - Google Patents
シールド構造及びシールド方法Info
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド構造及び
シールド方法に関するものであって、特に詳しくは、電
気的にシールド効果を必要とする一般通信機器で、特に
は高周波発振回路部を有する通信機器に於いて使用され
るシールド構造及びシールド方法に関するものである。
シールド方法に関するものであって、特に詳しくは、電
気的にシールド効果を必要とする一般通信機器で、特に
は高周波発振回路部を有する通信機器に於いて使用され
るシールド構造及びシールド方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子通信機器に於いて高周波
回路ユニット或いは電子チューナ等から発生する高周波
が他の回路ユニットの機能を阻害しない様に、適切にシ
ールドする必要があり、そのために、各種のシールド構
造が開発されて来ている。その代表的なシールド構造の
例として、特開昭61−74397号公報に記載されて
いるシールド構造1を図4(A)から図4(C)を参照
して説明すると、適宜のプリント基板7を内蔵する枠体
2の上下面に上カバー5及び下カバー6を被せる様に構
成されたものに於いて、該枠体2の外周部に適宜の桟4
を設けると共に、それぞれのカバー5と6に複数個の爪
部3を設け、係る爪部3を該桟4と係合固着出来る様な
形状に構成し、係る爪部3が上記した桟4に係合するこ
とによって、図4(C)に示す様に、当該枠体2と上下
カバー部5、6を一体的に固定させる様にしたものであ
る。
回路ユニット或いは電子チューナ等から発生する高周波
が他の回路ユニットの機能を阻害しない様に、適切にシ
ールドする必要があり、そのために、各種のシールド構
造が開発されて来ている。その代表的なシールド構造の
例として、特開昭61−74397号公報に記載されて
いるシールド構造1を図4(A)から図4(C)を参照
して説明すると、適宜のプリント基板7を内蔵する枠体
2の上下面に上カバー5及び下カバー6を被せる様に構
成されたものに於いて、該枠体2の外周部に適宜の桟4
を設けると共に、それぞれのカバー5と6に複数個の爪
部3を設け、係る爪部3を該桟4と係合固着出来る様な
形状に構成し、係る爪部3が上記した桟4に係合するこ
とによって、図4(C)に示す様に、当該枠体2と上下
カバー部5、6を一体的に固定させる様にしたものであ
る。
【0003】即ち、係るシールド構造1は、カバー部材
5、6の爪部3の弾性変形改に依存して接続させる事に
より物理的な装着と電気的な接続とを確保し、電気的シ
ールドを達成するものである。しかしながら、係るシー
ルド構造に於いては、当該カバー部材の保持力は当該カ
バー部材の材料によって定まる弾性力に依存しているの
で、特に大きな耐震性が要求される人工衛星に使用され
る様な高周波発振機器に於いては、不十分でありカバー
が使用中に脱落すると言うような問題も発生すると言う
危険がある。
5、6の爪部3の弾性変形改に依存して接続させる事に
より物理的な装着と電気的な接続とを確保し、電気的シ
ールドを達成するものである。しかしながら、係るシー
ルド構造に於いては、当該カバー部材の保持力は当該カ
バー部材の材料によって定まる弾性力に依存しているの
で、特に大きな耐震性が要求される人工衛星に使用され
る様な高周波発振機器に於いては、不十分でありカバー
が使用中に脱落すると言うような問題も発生すると言う
危険がある。
【0004】又、係る構成からなるシールド構造に於い
ては、当該カバーに設けられたスリット間隔が広い為電
気的接触点が少なく、弾性力のみで押さえている為各接
触点間での圧力差のバラツキが大きく、シールド効果が
低いので、より高いシールド効果を必要とする場合には
使用する事が不可能であると共に、形状が複雑であるこ
とから製造コストが高いと言う問題もあった。
ては、当該カバーに設けられたスリット間隔が広い為電
気的接触点が少なく、弾性力のみで押さえている為各接
触点間での圧力差のバラツキが大きく、シールド効果が
低いので、より高いシールド効果を必要とする場合には
使用する事が不可能であると共に、形状が複雑であるこ
とから製造コストが高いと言う問題もあった。
【0005】又、係るシールド構造に於ける他の例とし
ては、図5に示す様に、適宜の筐体10と適宜のカバー
部材11との接合部に導電性の部材からなるシム部材1
2を介在させるか、例えば、“エコボンド”と呼ばれて
いる銀粉の様な金属入り接着剤12’を介在させて両者
を接合して一体化するシールド構造が知られている。然
しながら、かかる構成のシールド構造に於いては、該シ
ム部材を挿入する操作或いは接着剤該塗布する操作を必
要とするものであって、生産工程に於ける工数が増加す
る他、接着剤の塗布むら、或いはシム部材の非均一性等
により、完全なシールド効果をうる事が不可能である。
ては、図5に示す様に、適宜の筐体10と適宜のカバー
部材11との接合部に導電性の部材からなるシム部材1
2を介在させるか、例えば、“エコボンド”と呼ばれて
いる銀粉の様な金属入り接着剤12’を介在させて両者
を接合して一体化するシールド構造が知られている。然
しながら、かかる構成のシールド構造に於いては、該シ
ム部材を挿入する操作或いは接着剤該塗布する操作を必
要とするものであって、生産工程に於ける工数が増加す
る他、接着剤の塗布むら、或いはシム部材の非均一性等
により、完全なシールド効果をうる事が不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、高度の耐震性を有すると
同時に、簡易な構造で且つ製造コストが安価な、然もシ
ールド効果に優れたシールド構造及びシールド方法を提
供するものである。
した従来技術の欠点を改良し、高度の耐震性を有すると
同時に、簡易な構造で且つ製造コストが安価な、然もシ
ールド効果に優れたシールド構造及びシールド方法を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような基本的技術構成
を採用するものである。即ち、本発明に係る第1の態様
としては、高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材
とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部材に
は、当該筐体と対向する面側に当接しているシム部材が
設けられており、且つ当該シム部材は、当該シム部材の
少なくとも当該筐体の周縁端部に当接する位置に、所定
の角度を以て形成された折り畳み構造部が設けられてお
り、然も、当該カバー部材が、当該シム部を介して、該
筐体に対して押圧固定されている事を特徴とするシール
ド構造であり、又、本発明に係る第2の態様としては、
高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材とからなる
シールドケースに於いて、当該カバー部材は、当該カバ
ー部材の少なくとも当該筐体の周縁端部に当接する位置
に、該筐体の周縁端部に対向する様に、所定の角度を以
て形成された折り畳み構造部が設けられており、当該カ
バー部材は、該カバー部材の当該折り畳み構造部を介し
て該筐体の周縁端部に押圧固定されている事を特徴とす
るシールド構造である。 更に、本発明に係る第3の態様
としては、高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材
とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部材の
内面であって、当該筐体の周縁端部に当接する位置に、
当該カバー部材の内面に対して所定の角度を以て取り付
けられている弾発性材料からなるシム部材を設けるか、
若しくは、当該カバー部材そのものを弾発性材料で構成
し、且つ当該カバー部材の周縁部で当該筐体の周縁端部
に当接する部位を所定の角度に折り曲げて形成された折
り畳み状のシム部材構造部を設け、当該シム部材或いは
折り畳み構造部を介して該カバー部材と該筐体の周縁端
部を適宜の固定手段により固定する様にしたシールド方
法である。
達成するため、以下に記載されたような基本的技術構成
を採用するものである。即ち、本発明に係る第1の態様
としては、高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材
とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部材に
は、当該筐体と対向する面側に当接しているシム部材が
設けられており、且つ当該シム部材は、当該シム部材の
少なくとも当該筐体の周縁端部に当接する位置に、所定
の角度を以て形成された折り畳み構造部が設けられてお
り、然も、当該カバー部材が、当該シム部を介して、該
筐体に対して押圧固定されている事を特徴とするシール
ド構造であり、又、本発明に係る第2の態様としては、
高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材とからなる
シールドケースに於いて、当該カバー部材は、当該カバ
ー部材の少なくとも当該筐体の周縁端部に当接する位置
に、該筐体の周縁端部に対向する様に、所定の角度を以
て形成された折り畳み構造部が設けられており、当該カ
バー部材は、該カバー部材の当該折り畳み構造部を介し
て該筐体の周縁端部に押圧固定されている事を特徴とす
るシールド構造である。 更に、本発明に係る第3の態様
としては、高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー部材
とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部材の
内面であって、当該筐体の周縁端部に当接する位置に、
当該カバー部材の内面に対して所定の角度を以て取り付
けられている弾発性材料からなるシム部材を設けるか、
若しくは、当該カバー部材そのものを弾発性材料で構成
し、且つ当該カバー部材の周縁部で当該筐体の周縁端部
に当接する部位を所定の角度に折り曲げて形成された折
り畳み状のシム部材構造部を設け、当該シム部材或いは
折り畳み構造部を介して該カバー部材と該筐体の周縁端
部を適宜の固定手段により固定する様にしたシールド方
法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るシールド構造及びシ
ールド方法は、上記した様な技術構成を採用しているの
で、当該カバー部材に設けた屈曲部材を含むシム部材或
いは、カバー部材そのものに直接的に形成したシム部材
の機能を有する折り畳み構造部の弾発性を利用して、該
カバー部材と筐体の周縁部とを接合する様にしているの
で、当該カバー部材と筐体との接合面が、均一に接合さ
れるので、当該接合面から高周波が漏れる事が完全に防
止される他、螺子機構による固定手段を併用する事によ
って、耐震性に優れた、長期間に亘って高いシールド効
果を維持する事が出来るシールド構造を得る事が可能と
なる。
ールド方法は、上記した様な技術構成を採用しているの
で、当該カバー部材に設けた屈曲部材を含むシム部材或
いは、カバー部材そのものに直接的に形成したシム部材
の機能を有する折り畳み構造部の弾発性を利用して、該
カバー部材と筐体の周縁部とを接合する様にしているの
で、当該カバー部材と筐体との接合面が、均一に接合さ
れるので、当該接合面から高周波が漏れる事が完全に防
止される他、螺子機構による固定手段を併用する事によ
って、耐震性に優れた、長期間に亘って高いシールド効
果を維持する事が出来るシールド構造を得る事が可能と
なる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係るシールド構造及びシー
ルド方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明す
る。即ち、図1(A)は、本発明に係るシールド構造の
1具体例の構成を示すもので有って、例えばプリント基
板等からなる高周波ユニット7を内蔵する筐体20とカ
バー部材21とからなるシールドケース1に於いて、当
該カバー部材21には、当該筐体20と対向する面側2
3で、且つ少なくとも当該筐体20の周縁端部24に当
接する位置に、該カバー部材21と該筐体20の周縁端
部24との接合面に介在するシム部材25が設けられて
おり、然も当該シム部材25の少なくとも端縁部26
は、該カバー部材21の内面23に対して所定の角度θ
を持つ様に屈折状に形成されており、当該カバー部材2
1が、該筐体20に対して押圧固定されているシールド
構造1が示されている。
ルド方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明す
る。即ち、図1(A)は、本発明に係るシールド構造の
1具体例の構成を示すもので有って、例えばプリント基
板等からなる高周波ユニット7を内蔵する筐体20とカ
バー部材21とからなるシールドケース1に於いて、当
該カバー部材21には、当該筐体20と対向する面側2
3で、且つ少なくとも当該筐体20の周縁端部24に当
接する位置に、該カバー部材21と該筐体20の周縁端
部24との接合面に介在するシム部材25が設けられて
おり、然も当該シム部材25の少なくとも端縁部26
は、該カバー部材21の内面23に対して所定の角度θ
を持つ様に屈折状に形成されており、当該カバー部材2
1が、該筐体20に対して押圧固定されているシールド
構造1が示されている。
【0010】係る具体例に於いて、該シム部材25は、
導電性を有すると同時に例えばバネ性、即ち適度の弾発
性を有する金属、例えば銅、銅/ベリリウム、リン/青
銅等の金属材料で構成されている事が望ましい。尚、当
該筐体20及びカバー部材21は、例えばアルミニウム
等の材料で形成されているものである。
導電性を有すると同時に例えばバネ性、即ち適度の弾発
性を有する金属、例えば銅、銅/ベリリウム、リン/青
銅等の金属材料で構成されている事が望ましい。尚、当
該筐体20及びカバー部材21は、例えばアルミニウム
等の材料で形成されているものである。
【0011】係るシム部材25は、図1(A)に示す様
に、当該カバー部材21の全面に設けずに、該筐体20
の周縁部24に対向する部位にのみ部分的に配置するも
のであっても良く、更には、図1(B)に示す様に、当
該カバー部材21の該筐体20に対向する内面23の全
面に配置するもので有っても良い。つまり、図1(B)
に示すシム部材25は、図2に示す様に、その周縁部
に、所定の角度を構成する傾斜部27が形成されている
ものである。
に、当該カバー部材21の全面に設けずに、該筐体20
の周縁部24に対向する部位にのみ部分的に配置するも
のであっても良く、更には、図1(B)に示す様に、当
該カバー部材21の該筐体20に対向する内面23の全
面に配置するもので有っても良い。つまり、図1(B)
に示すシム部材25は、図2に示す様に、その周縁部
に、所定の角度を構成する傾斜部27が形成されている
ものである。
【0012】係るシム部材25と該カバー部材21との
接合手段は特に限定されるものではないが、例えば図示
の様にリベット、螺子28等を使用するもので有っても
良く、更には溶接方法を採用するもので有っても良い。
本発明に於いて使用される当該シム部材25は、その厚
みは例えば0.2mm〜0.3mmである事が望まし
く、又当該シム部材25の端部と該カバー部材21の内
面表面部との間に形成される角度θは特に限定されるも
のではないが、例えば10°が望ましい。
接合手段は特に限定されるものではないが、例えば図示
の様にリベット、螺子28等を使用するもので有っても
良く、更には溶接方法を採用するもので有っても良い。
本発明に於いて使用される当該シム部材25は、その厚
みは例えば0.2mm〜0.3mmである事が望まし
く、又当該シム部材25の端部と該カバー部材21の内
面表面部との間に形成される角度θは特に限定されるも
のではないが、例えば10°が望ましい。
【0013】本発明に於ける当該シールド構造1に於い
ては、係るシム部材25を取り付けたカバー部材21と
該筐体20との接合に際してもその接合手段は特に限定
されるものではないが、好ましくは、図示の様に螺子止
めするものであり、螺子30を当該シム部材25に設け
た螺子穴部29を介して挿入し、該カバー部材21と該
筐体20とを接合固定するものである。
ては、係るシム部材25を取り付けたカバー部材21と
該筐体20との接合に際してもその接合手段は特に限定
されるものではないが、好ましくは、図示の様に螺子止
めするものであり、螺子30を当該シム部材25に設け
た螺子穴部29を介して挿入し、該カバー部材21と該
筐体20とを接合固定するものである。
【0014】本発明に於いては、係る構成を採用する事
によって、長期間の耐震性を確保する事が可能となる。
更に、本発明に於ける該シム部材25の端縁部には、図
2に示す様に複数のスリット部31が形成されている事
が望ましい。当該スリット部31のスリットの間隔は特
に限定されるものではないが、例えば3mmから5mmであ
る事が望ましい。
によって、長期間の耐震性を確保する事が可能となる。
更に、本発明に於ける該シム部材25の端縁部には、図
2に示す様に複数のスリット部31が形成されている事
が望ましい。当該スリット部31のスリットの間隔は特
に限定されるものではないが、例えば3mmから5mmであ
る事が望ましい。
【0015】又、当該スリットそのもの幅或いはスリッ
トの長さは特に限定されるものではなく、適宜のディメ
ンジョンを採用する事が可能である。本発明に於ける上
記構成を有するヒダ状の形状を有するシム部材25を採
用する事によって、当該シム部材25と該筐体20及び
当該シム部材25とカバー部材21とのそれぞれの間で
両者が互いに均一に接触する事が出来るので、従来のシ
ールド構造に於いて見られたカバー部材と筐体間の間隙
ムラが発生せず、その為均一で完全なシールド効果を得
られるシールド構造を形成する事が可能となる。
トの長さは特に限定されるものではなく、適宜のディメ
ンジョンを採用する事が可能である。本発明に於ける上
記構成を有するヒダ状の形状を有するシム部材25を採
用する事によって、当該シム部材25と該筐体20及び
当該シム部材25とカバー部材21とのそれぞれの間で
両者が互いに均一に接触する事が出来るので、従来のシ
ールド構造に於いて見られたカバー部材と筐体間の間隙
ムラが発生せず、その為均一で完全なシールド効果を得
られるシールド構造を形成する事が可能となる。
【0016】次に、本発明に係るシールド構造1の他の
具体例を図3を参照しながら説明するならば、図3に
は、高周波ユニット7を内蔵する筐体20とカバー部材
21とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部
材21は、当該カバー部材21の少なくとも当該筐体2
0の周縁端部24に当接する位置に、該筐体20の周縁
端部24に対向する様に、所定の角度を以て形成された
折り畳み構造部32が設けられており、当該カバー部材
21は、該カバー部材21の当該折り畳み構造部32を
介して該筐体20の周縁端部24に押圧固定されている
シールド構造1が示されている。
具体例を図3を参照しながら説明するならば、図3に
は、高周波ユニット7を内蔵する筐体20とカバー部材
21とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部
材21は、当該カバー部材21の少なくとも当該筐体2
0の周縁端部24に当接する位置に、該筐体20の周縁
端部24に対向する様に、所定の角度を以て形成された
折り畳み構造部32が設けられており、当該カバー部材
21は、該カバー部材21の当該折り畳み構造部32を
介して該筐体20の周縁端部24に押圧固定されている
シールド構造1が示されている。
【0017】係る具体例に於いては、上記具体例と異な
り、当該カバー部材21そのものを導電性を有すると同
時に例えばバネ性、即ち適度の弾発性を有する金属、例
えば銅、銅/ベリリウム、リン/青銅等の金属材料で構
成せしめ、当該カバー部材21の周縁部を図3(A)及
び図3(B)に示す様に、適宜の角度θを以て内側に折
り曲げて構成したものである。
り、当該カバー部材21そのものを導電性を有すると同
時に例えばバネ性、即ち適度の弾発性を有する金属、例
えば銅、銅/ベリリウム、リン/青銅等の金属材料で構
成せしめ、当該カバー部材21の周縁部を図3(A)及
び図3(B)に示す様に、適宜の角度θを以て内側に折
り曲げて構成したものである。
【0018】つまり、本具体例に於いては、当該カバー
部材21に前記シム部材25の機能が付加されているも
のであって、係るカバー部材21をそのまま直接的に該
筐体20に接合する事が可能である。本具体例に於ける
当該シム部材の機能を有する該カバー部材21と該筐体
20との接合構造の一例が、図3(C)及び図3(D)
に示されている。
部材21に前記シム部材25の機能が付加されているも
のであって、係るカバー部材21をそのまま直接的に該
筐体20に接合する事が可能である。本具体例に於ける
当該シム部材の機能を有する該カバー部材21と該筐体
20との接合構造の一例が、図3(C)及び図3(D)
に示されている。
【0019】つまり、該カバー部材21は、当該カバー
部材21に設けられた螺子穴部33と該カバー部材21
に併設されたシム機能発揮部材である折り畳み構造部3
2に設けられた螺子穴部29に適宜の螺子30を挿入
し、図3(D)に示す様に接合固定するものである。本
具体例に於いても、図示の様に、該折り畳み構造部32
の周縁部に、上記したと同様の複数のスリット部31が
形成されている事が望ましい。
部材21に設けられた螺子穴部33と該カバー部材21
に併設されたシム機能発揮部材である折り畳み構造部3
2に設けられた螺子穴部29に適宜の螺子30を挿入
し、図3(D)に示す様に接合固定するものである。本
具体例に於いても、図示の様に、該折り畳み構造部32
の周縁部に、上記したと同様の複数のスリット部31が
形成されている事が望ましい。
【0020】係る構造のカバー部材21を製造するに
は、導電性及び弾発性を有する材料を用いて図7に示す
様な形状に一端形成したのち、その周縁部を任意の角度
で点線部から折り曲げて構成するものである。その際、
必要に応じてエッチング等の手段を使用して、任意の数
と間隔或いは任意の長さを有するスリット群31を当該
折り畳み構造部32の周縁部に形成するものである。
は、導電性及び弾発性を有する材料を用いて図7に示す
様な形状に一端形成したのち、その周縁部を任意の角度
で点線部から折り曲げて構成するものである。その際、
必要に応じてエッチング等の手段を使用して、任意の数
と間隔或いは任意の長さを有するスリット群31を当該
折り畳み構造部32の周縁部に形成するものである。
【0021】又、他の具体例としては、図6に示す様
に、図3で示されたカバー部材21’をシム部材25と
して使用し、別に用意したカバー部材35と一体化させ
て使用する事も可能である。本発明に於ける第二の態様
であるシールド方法としては、上記した様に、高周波ユ
ニットを内蔵する筐体とカバー部材とからなるシールド
ケースに於いて、当該カバー部材の内面であって、当該
筐体の周縁端部に当接する位置に、当該カバー部材の内
面に対して所定の角度を以て取り付けられている弾発性
材料からなるシム部材を設けるか、若しくは、当該カバ
ー部材そのものを弾発性材料で構成し、且つ当該カバー
部材の周縁部で当該筐体の周縁端部に当接する部位を所
定の角度に折り曲げて形成された折り畳み状のシム部材
構造部を設け、当該シム部材或いは折り畳み構造部を介
して該カバー部材と該筐体の周縁端部を適宜の固定手段
により固定する様に構成されているものである。
に、図3で示されたカバー部材21’をシム部材25と
して使用し、別に用意したカバー部材35と一体化させ
て使用する事も可能である。本発明に於ける第二の態様
であるシールド方法としては、上記した様に、高周波ユ
ニットを内蔵する筐体とカバー部材とからなるシールド
ケースに於いて、当該カバー部材の内面であって、当該
筐体の周縁端部に当接する位置に、当該カバー部材の内
面に対して所定の角度を以て取り付けられている弾発性
材料からなるシム部材を設けるか、若しくは、当該カバ
ー部材そのものを弾発性材料で構成し、且つ当該カバー
部材の周縁部で当該筐体の周縁端部に当接する部位を所
定の角度に折り曲げて形成された折り畳み状のシム部材
構造部を設け、当該シム部材或いは折り畳み構造部を介
して該カバー部材と該筐体の周縁端部を適宜の固定手段
により固定する様に構成されているものである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るシールド構造は、上記した
様な構成を採用しているので、高度の耐震性を有すると
同時に、簡易な構造で且つ製造コストが安価な、シール
ド構造が得られるのであり、又 当該カバー部材の一部
をシム部材とするか、当該カバー部材そのものをシム部
材と兼用させる事によって、緊密なシールド構造と確実
な電気的接触点をうる事が出来るのでシールド効果に優
れたシールド構造がえられるのである。
様な構成を採用しているので、高度の耐震性を有すると
同時に、簡易な構造で且つ製造コストが安価な、シール
ド構造が得られるのであり、又 当該カバー部材の一部
をシム部材とするか、当該カバー部材そのものをシム部
材と兼用させる事によって、緊密なシールド構造と確実
な電気的接触点をうる事が出来るのでシールド効果に優
れたシールド構造がえられるのである。
【図1】図1は、本発明に係る、シールド構造の一具体
例に於ける構成を説明する図であり、図1(A)は分離
型のシム部材を設けた例であり、図1(B)は一体型の
シム部材を設けた例を示すものである。
例に於ける構成を説明する図であり、図1(A)は分離
型のシム部材を設けた例であり、図1(B)は一体型の
シム部材を設けた例を示すものである。
【図2】図2は、図1(B)に示す本発明に係るシール
ド構造に使用されるカバー部材の構成の概略を示す斜視
図である。
ド構造に使用されるカバー部材の構成の概略を示す斜視
図である。
【図3】図3は、本発明に係るシールド構造の別の具体
例の構成を示す図であり、図3(A)はシム部材を併設
したカバー部材の構成を示す斜視図であり、図3(B)
は図3(A)のA−A線で見た断面図である。又、図3
(C)及び(D)は、図3(A)に示すシム部材を筐体
に取り付ける方法の例を説明する図である。
例の構成を示す図であり、図3(A)はシム部材を併設
したカバー部材の構成を示す斜視図であり、図3(B)
は図3(A)のA−A線で見た断面図である。又、図3
(C)及び(D)は、図3(A)に示すシム部材を筐体
に取り付ける方法の例を説明する図である。
【図4】図4は、従来に於けるシールド構造の一具体例
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図5】図5は、従来に於けるシールド構造の他の具体
例の構成を示す図である。
例の構成を示す図である。
【図6】図6は、本発明に係るシールド構造の更に他の
具体例の構成を示す図である。
具体例の構成を示す図である。
【図7】図7は、図3(A)に示すシム部材を製造する
方法の一例を示す平面図である。
方法の一例を示す平面図である。
1…シールド構造 2…枠体 3…爪部 4…桟 5…上側カバー部 6…下側カバー部 7…プリント基板、高周波ユニット 10、20…筐体 11、21、35…カバー部材 12…シム部材 12’…接着剤 23…カバー部材の内部表面 34…筐体の周縁部 25…シム部材 26…シム部材の端縁部 27…傾斜部 28…接合手段 29…シム部材に設けた螺子穴部 30…螺子 31…スリット部 32…折り畳み構造部 33…カバー部材に設けた螺子穴部
Claims (7)
- 【請求項1】 高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー
部材とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部
材には、当該筐体と対向する面側に当接しているシム部
材が設けられており、且つ当該シム部材は、当該シム部
材の少なくとも当該筐体の周縁端部に当接する位置に、
所定の角度を以て形成された折り畳み構造部が設けられ
ており、然も、当該カバー部材が、当該シム部を介し
て、該筐体に対して押圧固定されている事を特徴とする
シールド構造。 - 【請求項2】 高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー
部材とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部
材は、当該カバー部材の少なくとも当該筐体の周縁端部
に当接する位置に、該筐体の周縁端部に対向する様に、
所定の角度を以て形成された折り畳み構造部が設けられ
ており、当該カバー部材は、該カバー部材の当該折り畳
み構造部を介して該筐体の周縁端部に押圧固定されてい
る事を特徴とするシールド構造。 - 【請求項3】 当該シム部材の端縁部には、複数のスリ
ット部が形成されている事を特徴とする請求項1又は2
に記載のシールド構造。 - 【請求項4】 当該シム部材は、導電性を有する金属材
料によって、構成されている事を特徴とする請求項1記
載のシールド構造。 - 【請求項5】 当該カバー部材は、導電性を有する金属
材料によって、構成されている事を特徴とする請求項2
記載のシールド構造。 - 【請求項6】 当該カバー部材若しくは当該シム部材と
該筐体の周縁端部とが螺子機構によって互いに押圧固定
されている事を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
載のシールド構造。 - 【請求項7】 高周波ユニットを内蔵する筐体とカバー
部材とからなるシールドケースに於いて、当該カバー部
材の内面であって、当該筐体の周縁端部に当接する位置
に、当該カバー部材の内面に対して所定の角度を以て取
り付けられている弾発性材料からなるシム部材を設ける
か、若しくは、当該カバー部材そのものを弾発性材料で
構成し、且つ当該カバー部材の周縁部で当該筐体の周縁
端部に当接する部位を所定の角度に折り曲げて形成され
た折り畳み状のシム部材構造部を設け、当該シム部材或
いは折り畳み構造部を介して該カバー部材と該筐体の周
縁端部を適宜の固定手段により固定することを特徴とす
るシールド方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27912796A JP2848361B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | シールド構造及びシールド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27912796A JP2848361B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | シールド構造及びシールド方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10126084A JPH10126084A (ja) | 1998-05-15 |
JP2848361B2 true JP2848361B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17606815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27912796A Expired - Lifetime JP2848361B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | シールド構造及びシールド方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848361B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP27912796A patent/JP2848361B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10126084A (ja) | 1998-05-15 |
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