JPH08315921A - フィルタ内蔵型ピンコネクタ - Google Patents
フィルタ内蔵型ピンコネクタInfo
- Publication number
- JPH08315921A JPH08315921A JP7123404A JP12340495A JPH08315921A JP H08315921 A JPH08315921 A JP H08315921A JP 7123404 A JP7123404 A JP 7123404A JP 12340495 A JP12340495 A JP 12340495A JP H08315921 A JPH08315921 A JP H08315921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- connector
- filter
- built
- housing
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノイズフィルタとしての素子を内蔵したコネ
クタに関し、生産性向上と製造コストを低減し、熱スト
レスに対する信頼性を高めたフィルタ内蔵型ピンコネク
タを提供することを目的とする。 【構成】 絶縁ハウジング4に圧入保持されたコネクタ
ピン6の側面に設けた収納部7に装着したチップ型コン
デンサ8を、基部1の上部空間である第一の凹部2に嵌
め込んだ金属薄板製アース板14を打抜き曲げ加工して
形成したU字状の弾性舌片10とコネクタピン6との間
で弾接挟持させることにより、信頼性向上と低コスト化
を図ることができる。
クタに関し、生産性向上と製造コストを低減し、熱スト
レスに対する信頼性を高めたフィルタ内蔵型ピンコネク
タを提供することを目的とする。 【構成】 絶縁ハウジング4に圧入保持されたコネクタ
ピン6の側面に設けた収納部7に装着したチップ型コン
デンサ8を、基部1の上部空間である第一の凹部2に嵌
め込んだ金属薄板製アース板14を打抜き曲げ加工して
形成したU字状の弾性舌片10とコネクタピン6との間
で弾接挟持させることにより、信頼性向上と低コスト化
を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電磁障害を減少さ
せるためのフィルタ素子が組込まれたフィルタ内蔵型ピ
ンコネクタに関するものである。
せるためのフィルタ素子が組込まれたフィルタ内蔵型ピ
ンコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルタ内蔵型ピンコネクタとし
ては図7に示したように、絶縁ハウジング32に圧入、
固着した各コネクタピン33に貫通型コンデンサ31を
組込み、金属板35に半田付けし、金属ケース34を介
してアースする方式がある。しかしながら、絶縁ハウジ
ング32と金属板35の熱膨脹係数の差によって貫通型
コンデンサ31や半田付け部位にストレスが加わり損傷
するといった課題や、貫通型コンデンサ31が一般的に
高価であること、さらには図示していないが、機器の開
発段階でコンデンサの取換えを行いながら検討する場合
等に、半田付けされた貫通型コンデンサ31の交換が困
難であるなど種々の課題があった。
ては図7に示したように、絶縁ハウジング32に圧入、
固着した各コネクタピン33に貫通型コンデンサ31を
組込み、金属板35に半田付けし、金属ケース34を介
してアースする方式がある。しかしながら、絶縁ハウジ
ング32と金属板35の熱膨脹係数の差によって貫通型
コンデンサ31や半田付け部位にストレスが加わり損傷
するといった課題や、貫通型コンデンサ31が一般的に
高価であること、さらには図示していないが、機器の開
発段階でコンデンサの取換えを行いながら検討する場合
等に、半田付けされた貫通型コンデンサ31の交換が困
難であるなど種々の課題があった。
【0003】これらの課題を解決する方法として、チッ
プ型コンデンサを用いる方法や弾性片でコンデンサ電極
部を押しつけて接合させる方法が、たとえば特開平4−
144080号公報、特開平4−26085号公報に開
示されている。
プ型コンデンサを用いる方法や弾性片でコンデンサ電極
部を押しつけて接合させる方法が、たとえば特開平4−
144080号公報、特開平4−26085号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
はいずれもコネクタとして高いシールド性を必要とした
り、機器への取付け方に規制があって絶縁ハウジングに
シールドケースを冠着させる必要のある場合にのみ有効
な手段であり、そうでない場合には、コネクタの低価格
化や小形化に対してもっと有利な手段が求められてい
た。
はいずれもコネクタとして高いシールド性を必要とした
り、機器への取付け方に規制があって絶縁ハウジングに
シールドケースを冠着させる必要のある場合にのみ有効
な手段であり、そうでない場合には、コネクタの低価格
化や小形化に対してもっと有利な手段が求められてい
た。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、電磁障害を減少させるためのフィルタ素子
を安価に組込み、かつ小形化できて熱ストレスにも強
く、フィルタ素子の取換えも容易なフィルタ内蔵型ピン
コネクタを提供することを目的とするものである。
ものであり、電磁障害を減少させるためのフィルタ素子
を安価に組込み、かつ小形化できて熱ストレスにも強
く、フィルタ素子の取換えも容易なフィルタ内蔵型ピン
コネクタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のフィルタ内蔵型ピンコネクタは、基部に複数
のコネクタピンが圧入固着され、その上下両側に凹部を
有する絶縁ハウジングの上側凹部底面にフィルタ素子収
納部を設け、凹部の周囲壁に位置決めされた弾性金属板
製アース板を打抜き曲げ加工して形成した弾性舌片とコ
ネクタピンの間でフィルタ素子両端の電極部間を弾接挟
持する構成としたものである。
に本発明のフィルタ内蔵型ピンコネクタは、基部に複数
のコネクタピンが圧入固着され、その上下両側に凹部を
有する絶縁ハウジングの上側凹部底面にフィルタ素子収
納部を設け、凹部の周囲壁に位置決めされた弾性金属板
製アース板を打抜き曲げ加工して形成した弾性舌片とコ
ネクタピンの間でフィルタ素子両端の電極部間を弾接挟
持する構成としたものである。
【0007】
【作用】したがって本発明によれば、コネクタピンを伝
って流入しようとするノイズはフィルタ素子によって除
去されると共に、フィルタ素子装着部は絶縁ハウジング
の上側の凹部内に収納されるので小形化が図れ、かつ金
属ケースを冠着させなくてよいので安価となる。
って流入しようとするノイズはフィルタ素子によって除
去されると共に、フィルタ素子装着部は絶縁ハウジング
の上側の凹部内に収納されるので小形化が図れ、かつ金
属ケースを冠着させなくてよいので安価となる。
【0008】さらに、フィルタ素子は半田付け等で固着
されるのではなく、弾性舌片のばね圧力で挟持されるの
で、使用温度の変化時に構成部品間の熱膨脹係数の差に
よるストレスが加わることがない。
されるのではなく、弾性舌片のばね圧力で挟持されるの
で、使用温度の変化時に構成部品間の熱膨脹係数の差に
よるストレスが加わることがない。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例のフィルタ内蔵型ピンコネ
クタについて図面を参照して説明する。
クタについて図面を参照して説明する。
【0010】図1および図2において、基部1の下部と
上部に第一および第二の凹部2,3が形成された成形樹
脂製の絶縁ハウジング4に対して、基部1に設けられた
孔5を貫通して、一端は第一の凹部2に収納され、他の
一方は第二の凹部3の開口部から突出するコネクタピン
6が固着され、また基部1には第二の凹部3側のコネク
タピン6に接するようにしてフィルタ素子収納部7が設
けられている。
上部に第一および第二の凹部2,3が形成された成形樹
脂製の絶縁ハウジング4に対して、基部1に設けられた
孔5を貫通して、一端は第一の凹部2に収納され、他の
一方は第二の凹部3の開口部から突出するコネクタピン
6が固着され、また基部1には第二の凹部3側のコネク
タピン6に接するようにしてフィルタ素子収納部7が設
けられている。
【0011】このフィルタ素子収納部7は基部1を掘り
込んで形成した底面が平坦な溝であり、一端はコネクタ
ピン6の側面に面し、これに対向する端部は開放され、
ここに収納されるチップ型コンデンサ8の電極がわずか
に溝から突出するように作られている。こうして得たフ
ィルタ素子収納部7に両端に電極を有するフィルタ素子
としてのチップ型コンデンサ8を片側の電極がコネクタ
ピン6に接するように収納される。
込んで形成した底面が平坦な溝であり、一端はコネクタ
ピン6の側面に面し、これに対向する端部は開放され、
ここに収納されるチップ型コンデンサ8の電極がわずか
に溝から突出するように作られている。こうして得たフ
ィルタ素子収納部7に両端に電極を有するフィルタ素子
としてのチップ型コンデンサ8を片側の電極がコネクタ
ピン6に接するように収納される。
【0012】そして、14は弾性金属薄板から成るアー
ス板で、ハウジング4の基部1に平行な平板部の外周を
ハウジング4の第二の凹部3の周囲壁に位置決めされる
と共に、平板部のコネクタピン6の位置に各コネクタピ
ンが余裕をもって貫通できる複数のU字状孔9を打ち抜
き曲げ加工してできたU字状の弾性舌片10を、さらに
曲げ加工して上記チップ型コンデンサ8の他方の電極に
弾接させて、チップ型コンデンサ8をコネクタピン6に
押し付けている。
ス板で、ハウジング4の基部1に平行な平板部の外周を
ハウジング4の第二の凹部3の周囲壁に位置決めされる
と共に、平板部のコネクタピン6の位置に各コネクタピ
ンが余裕をもって貫通できる複数のU字状孔9を打ち抜
き曲げ加工してできたU字状の弾性舌片10を、さらに
曲げ加工して上記チップ型コンデンサ8の他方の電極に
弾接させて、チップ型コンデンサ8をコネクタピン6に
押し付けている。
【0013】また、アース板14の長手方向の端部の上
方に折曲げ加工された部分には、アース板14をアース
回路に接続するための端子部11を備えている。
方に折曲げ加工された部分には、アース板14をアース
回路に接続するための端子部11を備えている。
【0014】ここで、アース板14を絶縁ハウジング4
に装着する方法として、アース板14平板部の平行端部
に突起12とこれに平行な垂直面の上部に切欠き13を
設け、ハウジング4の第二の凹部3の内壁面下部の図3
に示す係止用孔15にアース板14の突起12を挿入し
た後にアース板14全体を押し込み、係止用孔15に対
向する位置に設けた係止用爪16とアース板14の切欠
き13を係止させる。
に装着する方法として、アース板14平板部の平行端部
に突起12とこれに平行な垂直面の上部に切欠き13を
設け、ハウジング4の第二の凹部3の内壁面下部の図3
に示す係止用孔15にアース板14の突起12を挿入し
た後にアース板14全体を押し込み、係止用孔15に対
向する位置に設けた係止用爪16とアース板14の切欠
き13を係止させる。
【0015】以上のように構成することによりチップ型
コンデンサ8は弾性舌片10によってコネクタピン6の
側面に押しつけられて両端の電極間を所定の圧力で挟持
される。
コンデンサ8は弾性舌片10によってコネクタピン6の
側面に押しつけられて両端の電極間を所定の圧力で挟持
される。
【0016】加えて、チップ型コンデンサ8の高さより
もわずかに高い位置に設けたコネクタピン6の鍔17
と、弾性舌片10の先端を折り返して得た押え部18と
でチップ型コンデンサ8の上方への動きを規制してい
る。
もわずかに高い位置に設けたコネクタピン6の鍔17
と、弾性舌片10の先端を折り返して得た押え部18と
でチップ型コンデンサ8の上方への動きを規制してい
る。
【0017】また、本実施例のフィルタ内蔵型ピンコネ
クタを機器に組込む際には、コネクタピン6と端子部1
1がプリント基板の孔に挿入、半田付けされるがその場
合にフラックスが飛散してチップ型コンデンサ8の接触
部に侵入したり、また塵や埃が侵入することによって接
触が不安定になる場合を考慮してアース板14の上部に
たとえば絶縁性フィルムの片面に粘着性を持たせた防塵
カバー19を貼れば、接触部周辺の空間を容易に密閉す
ることができ、信頼性を向上させることができる。コネ
クタピン6が貫通する部分は図1に示すような切込みで
もよいし、孔でもかまわない。
クタを機器に組込む際には、コネクタピン6と端子部1
1がプリント基板の孔に挿入、半田付けされるがその場
合にフラックスが飛散してチップ型コンデンサ8の接触
部に侵入したり、また塵や埃が侵入することによって接
触が不安定になる場合を考慮してアース板14の上部に
たとえば絶縁性フィルムの片面に粘着性を持たせた防塵
カバー19を貼れば、接触部周辺の空間を容易に密閉す
ることができ、信頼性を向上させることができる。コネ
クタピン6が貫通する部分は図1に示すような切込みで
もよいし、孔でもかまわない。
【0018】また、図4に示すように平板部の長手方向
端部を折り曲げて延長し孔付きフランジ部21を設けた
アース板を用いれば機器の筺体23にネジ止めする際に
絶縁ハウジング4のフランジ部20と筺体23に挟まれ
て接触し、容易にアース板14を筺体に接続してノイズ
除去効果を高めることができる。
端部を折り曲げて延長し孔付きフランジ部21を設けた
アース板を用いれば機器の筺体23にネジ止めする際に
絶縁ハウジング4のフランジ部20と筺体23に挟まれ
て接触し、容易にアース板14を筺体に接続してノイズ
除去効果を高めることができる。
【0019】また任意のコネクタピン6をグランドピン
としたい場合は図5に示すようにアース板14の平板部
の孔の周囲に放射状の切り込み22を設けてコネクタピ
ン6を圧入接触させればよい。また、図示はしないが弾
性舌片10を延長してコネクタピン6と接触させてもか
まわない。
としたい場合は図5に示すようにアース板14の平板部
の孔の周囲に放射状の切り込み22を設けてコネクタピ
ン6を圧入接触させればよい。また、図示はしないが弾
性舌片10を延長してコネクタピン6と接触させてもか
まわない。
【0020】また、本実施例のフィルタ内蔵型ピンコネ
クタを機器に取付ける方法の一例を図6(a)〜(c)
に示す。上下面を開放した箱形の筺体23内にフィルタ
内蔵型ピンコネクタ(この場合コネクタピン6はL字状
に曲げてある。)を取付けたプリント基板24を納め
て、絶縁ハウジング4のフランジ部20の2ヶ所のネジ
孔25を筺体23にネジ26で止め、筺体23の上下開
放面にカバー27,28を冠着する。
クタを機器に取付ける方法の一例を図6(a)〜(c)
に示す。上下面を開放した箱形の筺体23内にフィルタ
内蔵型ピンコネクタ(この場合コネクタピン6はL字状
に曲げてある。)を取付けたプリント基板24を納め
て、絶縁ハウジング4のフランジ部20の2ヶ所のネジ
孔25を筺体23にネジ26で止め、筺体23の上下開
放面にカバー27,28を冠着する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
のフィルタ内蔵型ピンコネクタは、コネクタピンを伝わ
って流出入しようとするノイズはフィルタ素子としての
チップ型コンデンサによって確実に除去される。
のフィルタ内蔵型ピンコネクタは、コネクタピンを伝わ
って流出入しようとするノイズはフィルタ素子としての
チップ型コンデンサによって確実に除去される。
【0022】またアース板のアース回路への接続用端子
部以外の部分は絶縁ハウジングの第二の凹部内に収納さ
れているので小形化が図れ、かつ金属ケースを冠着させ
なくてもよいので安価である。さらにアース板は絶縁ハ
ウジングの係止爪を倒す等の手段により容易に外すこと
ができ、チップ型コンデンサの取換えに手間がかからな
いものである。加えてコネクタピン、チップ型コンデン
サ、アース板の各部品は第二の凹部側から総て組み込め
る構造となっていることから生産性も良いという利点が
ある。
部以外の部分は絶縁ハウジングの第二の凹部内に収納さ
れているので小形化が図れ、かつ金属ケースを冠着させ
なくてもよいので安価である。さらにアース板は絶縁ハ
ウジングの係止爪を倒す等の手段により容易に外すこと
ができ、チップ型コンデンサの取換えに手間がかからな
いものである。加えてコネクタピン、チップ型コンデン
サ、アース板の各部品は第二の凹部側から総て組み込め
る構造となっていることから生産性も良いという利点が
ある。
【0023】さらに、フィルタ素子であるチップ型コン
デンサは弾性金属板のばね圧力で挟持されているので、
絶縁ハウジングとアース板やコネクタピンの熱膨脹係数
の差によって温度変化によるストレスが加わることがな
く、信頼性が高い。
デンサは弾性金属板のばね圧力で挟持されているので、
絶縁ハウジングとアース板やコネクタピンの熱膨脹係数
の差によって温度変化によるストレスが加わることがな
く、信頼性が高い。
【図1】本発明の一実施例のフィルタ内蔵型ピンコネク
タの分解斜視図
タの分解斜視図
【図2】同要部断面図
【図3】同絶縁ハウジングのアース板を係止する手段を
示す斜視図
示す斜視図
【図4】同アース板にフランジ部を形成した一実施例の
斜視図
斜視図
【図5】同アース板の天面とコネクタピンを接触させる
一実施例の斜視図
一実施例の斜視図
【図6】(a)機器への取付状態を示す平面図 (b)同正面図 (c)筺体の上下開放面にカバーを冠着した状態を示す
側面図
側面図
【図7】従来のフィルタ内蔵型ピンコネクタの分解斜視
図
図
1 基部 2 第一の凹部 3 第二の凹部 4 絶縁ハウジング 5 孔 6 コネクタピン 7 フィルタ素子収納部 8 チップ型コンデンサ(フィルタ素子) 9 U字状孔 10 弾性舌片 11 端子部 12 突起 13 切欠き 14 アース板 15 係止用孔 16 係止用爪 17 鍔 18 押え部 19 防塵カバー 20 フランジ部(絶縁ハウジング) 21 フランジ部(アース板) 22 切り込み 23 筺体 24 プリント配線基板 25 ネジ孔 26 ネジ 27 カバー 28 カバー
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の貫通孔ならびにこの貫通孔の外周
の一部に連接する切り欠き状の収納部を設けた基部の上
下にそれぞれ凹部を有する絶縁樹脂製のハウジングと、
上記基部のそれぞれの貫通孔に貫通して圧入固着された
金属材料製のコネクタピンと、略直方体の両端部にそれ
ぞれ形成された電極の一方が上記コネクタピンに当接す
るように上記基部に設けた収納部に収納されたフィルタ
素子と、上記複数のコネクタピンが非接触で挿通するよ
うに所定の位置にそれぞれU字状の切り込みを入れ、こ
のU字状部を曲げ加工して先端部が上記フィルタ素子の
他方の電極に弾接するように弾性舌片を形成すると共
に、両端にアース回路に接続するための端子部を設けて
上記フィルタ素子を収納した側の基部上に配設された弾
性薄板金属製のアース板からなるフィルタ内蔵型ピンコ
ネクタ。 - 【請求項2】 コネクタピンの一部に鍔部を設けると共
に、U字状の弾性舌片の先端を折り曲げて押え部を設
け、この押え部と上記鍔部の下面とでフィルタ素子の両
端上面をそれぞれ保持するようにした請求項1記載のフ
ィルタ内蔵型ピンコネクタ。 - 【請求項3】 コネクタピンを貫通させた絶縁性を有し
た材料からなる防塵カバーでアース板上部を覆い、フィ
ルタ素子周辺の空間部を防塵構造とした請求項1または
2記載のフィルタ内蔵型ピンコネクタ。 - 【請求項4】 アース板およびフィルタ素子が配置され
る側のハウジングに弾性を有した係止用爪を設け、この
係止用爪を倒すことによりアース板およびフィルタ素子
を着脱可能とした請求項1〜3いずれか記載のフィルタ
内蔵型ピンコネクタ。 - 【請求項5】 絶縁ハウジングの左右の端部に取付孔付
きフランジ部を設けるとともにアース板の左右の端部に
も同様のフランジ部を設けて両者のフランジ部が重なる
ようにして機器筺体に取付けられる構造である請求項1
〜4いずれか記載のフィルタ内蔵型ピンコネクタ。 - 【請求項6】 アース板の平板部のコネクタピンが貫通
する孔の周囲を放射状に切り込み、コネクタピンを圧入
接触させてグランドピンとする請求項1〜5いずれか記
載のフィルタ内蔵型ピンコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123404A JPH08315921A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | フィルタ内蔵型ピンコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123404A JPH08315921A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | フィルタ内蔵型ピンコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315921A true JPH08315921A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14859724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123404A Pending JPH08315921A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | フィルタ内蔵型ピンコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08315921A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2758663A1 (fr) * | 1997-01-17 | 1998-07-24 | Frb Connectron | Element de connecteur electrique integrant un circuit electrique |
JP2008066265A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-03-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 分岐コネクタ |
JP2008527674A (ja) * | 2005-01-14 | 2008-07-24 | モレックス インコーポレーテッド | フィルタコネクタ |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123404A patent/JPH08315921A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2758663A1 (fr) * | 1997-01-17 | 1998-07-24 | Frb Connectron | Element de connecteur electrique integrant un circuit electrique |
JP2008527674A (ja) * | 2005-01-14 | 2008-07-24 | モレックス インコーポレーテッド | フィルタコネクタ |
JP2008066265A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-03-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 分岐コネクタ |
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