JP2842020B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents
空気調和装置の運転制御装置Info
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- JP2842020B2 JP2842020B2 JP4050441A JP5044192A JP2842020B2 JP 2842020 B2 JP2842020 B2 JP 2842020B2 JP 4050441 A JP4050441 A JP 4050441A JP 5044192 A JP5044192 A JP 5044192A JP 2842020 B2 JP2842020 B2 JP 2842020B2
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、特に、圧縮機の容量制御対策に係るもの
である。
御装置に関し、特に、圧縮機の容量制御対策に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開平1
−147270号公報に開示されているように、インバ
ータにより容量制御される圧縮機と、四路切換弁と、室
外熱交換器と、電動膨脹弁と、室内熱交換器とが順に接
続され、冷媒の蒸発温度に基いて上記インバータの運転
周波数を制御して圧縮機の容量を増減制御するようにし
ているものがある。
−147270号公報に開示されているように、インバ
ータにより容量制御される圧縮機と、四路切換弁と、室
外熱交換器と、電動膨脹弁と、室内熱交換器とが順に接
続され、冷媒の蒸発温度に基いて上記インバータの運転
周波数を制御して圧縮機の容量を増減制御するようにし
ているものがある。
【0003】更に、空気調和装置には、凝縮圧力相当飽
和温度を検出し、例えば、冷房サイクル時における室外
熱交換器の凝縮温度を検出して、該凝縮温度が上昇した
際、所定温度になると、インバータの運転周波数を所定
量だけ低下させ、圧縮機容量を減少させて高圧冷媒圧力
の上昇を抑制するようにしているものがある。
和温度を検出し、例えば、冷房サイクル時における室外
熱交換器の凝縮温度を検出して、該凝縮温度が上昇した
際、所定温度になると、インバータの運転周波数を所定
量だけ低下させ、圧縮機容量を減少させて高圧冷媒圧力
の上昇を抑制するようにしているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、高圧上昇時には1つの所定温度を設定して圧
縮機容量を低下させるようにしているのみであるため、
起動時などにおいて圧縮機の吐出側の高圧冷媒圧力が異
常圧力値まで上昇し、高圧圧力スイッチが作動するとい
う問題があった。
において、高圧上昇時には1つの所定温度を設定して圧
縮機容量を低下させるようにしているのみであるため、
起動時などにおいて圧縮機の吐出側の高圧冷媒圧力が異
常圧力値まで上昇し、高圧圧力スイッチが作動するとい
う問題があった。
【0005】つまり、起動時などの過負荷状態におい
て、凝縮温度が急上昇する場合があり、この際、凝縮温
度が所定温度を越えた状態で圧縮機容量を低下しても、
運転周波数の垂下が追いつかず、上記高圧冷媒圧力が異
常圧力値をオーバーシュートして高圧圧力スイッチが作
動することになり、空調運転が停止するという問題があ
った。
て、凝縮温度が急上昇する場合があり、この際、凝縮温
度が所定温度を越えた状態で圧縮機容量を低下しても、
運転周波数の垂下が追いつかず、上記高圧冷媒圧力が異
常圧力値をオーバーシュートして高圧圧力スイッチが作
動することになり、空調運転が停止するという問題があ
った。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、過負荷時などに凝縮圧力相当飽和温度が急上昇した
際においても確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制するよう
にしたものである。
で、過負荷時などに凝縮圧力相当飽和温度が急上昇した
際においても確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制するよう
にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、凝縮圧力相当飽和温度の
急上昇を判定して該急上昇時に圧縮機容量の低下を大き
くするようにしたものである。
めに、本発明が講じた手段は、凝縮圧力相当飽和温度の
急上昇を判定して該急上昇時に圧縮機容量の低下を大き
くするようにしたものである。
【0008】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、容量可変の圧縮機(1)
と、熱源側熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱
交換器(6) とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備え
た空気調和装置を前提としている。
係る発明が講じた手段は、先ず、容量可変の圧縮機(1)
と、熱源側熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱
交換器(6) とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備え
た空気調和装置を前提としている。
【0009】そして、上記冷媒回路(9) における凝縮圧
力相当飽和温度を検出する飽和温度検出手段(Thc, The)
と、該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力
相当飽和温度が第1設定温度に上昇すると、圧縮機(1)
の容量を予め設定された第1所定量だけ低下させる第1
容量低下手段(11)とが設けられている。更に、上記飽和
温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相当飽和温
度が上記第1設定温度より低い第2設定温度に上昇した
際、該凝縮圧力相当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇
率が所定値以上であると、急上昇信号を出力する上昇率
判定手段(12)が設けられている。加えて、該上昇率判定
手段(12)が急上昇信号を出力すると、上記圧縮機(1) の
容量を上記第1所定量より大きい第2所定量だけ低下さ
せる第2容量低下手段(14)が設けられた構成としてい
る。
力相当飽和温度を検出する飽和温度検出手段(Thc, The)
と、該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力
相当飽和温度が第1設定温度に上昇すると、圧縮機(1)
の容量を予め設定された第1所定量だけ低下させる第1
容量低下手段(11)とが設けられている。更に、上記飽和
温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相当飽和温
度が上記第1設定温度より低い第2設定温度に上昇した
際、該凝縮圧力相当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇
率が所定値以上であると、急上昇信号を出力する上昇率
判定手段(12)が設けられている。加えて、該上昇率判定
手段(12)が急上昇信号を出力すると、上記圧縮機(1) の
容量を上記第1所定量より大きい第2所定量だけ低下さ
せる第2容量低下手段(14)が設けられた構成としてい
る。
【0010】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明における上昇率判定手段(12)に
代えて、飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した冷房サ
イクル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第1設定
温度より低い第2設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相
当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上で
あると、急上昇信号を出力する第1上昇率判定手段(12)
と、上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した暖房サ
イクル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第2設定
温度より低い第3設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相
当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上で
あると、急上昇信号を出力する第2上昇率判定手段(13)
とが設けられた構成としている。そして、第2容量低下
手段(14)は、上記第1上昇率判定手段(12)又は第2上昇
率判定手段(13)が急上昇信号を出力すると、上記圧縮機
(1) の容量を上記第1所定量より大きい第2所定量だけ
低下させる構成としている。
は、上記請求項1の発明における上昇率判定手段(12)に
代えて、飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した冷房サ
イクル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第1設定
温度より低い第2設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相
当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上で
あると、急上昇信号を出力する第1上昇率判定手段(12)
と、上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した暖房サ
イクル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第2設定
温度より低い第3設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相
当飽和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上で
あると、急上昇信号を出力する第2上昇率判定手段(13)
とが設けられた構成としている。そして、第2容量低下
手段(14)は、上記第1上昇率判定手段(12)又は第2上昇
率判定手段(13)が急上昇信号を出力すると、上記圧縮機
(1) の容量を上記第1所定量より大きい第2所定量だけ
低下させる構成としている。
【0011】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。
【0012】この空調運転時において、飽和温度検出手
段(Thc, The)が凝縮圧力相当飽和温度を検出しており、
例えば、冷房サイクル時において、熱源側熱交換器(3)
に設けられた外熱交センサ(Thc) からの外熱交温度Tcを
読込む。
段(Thc, The)が凝縮圧力相当飽和温度を検出しており、
例えば、冷房サイクル時において、熱源側熱交換器(3)
に設けられた外熱交センサ(Thc) からの外熱交温度Tcを
読込む。
【0013】その後、上昇率判定手段(12)が凝縮圧力相
当飽和温度である外熱交温度Tcが第2所定温度、例え
ば、56℃を越えたか否かを判定し、且つ温度上昇率を
判定し、例えば、15秒間に2℃以上上昇したか否かを
判定する。そして、上記外熱交温度Tcが56℃以下か、
又は、56℃を越えても15秒間に2℃以上上昇してい
ない場合には、第1容量低下手段(11)は、外熱交温度Tc
が第1所定温度、例えば、62℃を越えると、上記圧縮
機(1) の容量を第1所定量だけ低下させることになる。
当飽和温度である外熱交温度Tcが第2所定温度、例え
ば、56℃を越えたか否かを判定し、且つ温度上昇率を
判定し、例えば、15秒間に2℃以上上昇したか否かを
判定する。そして、上記外熱交温度Tcが56℃以下か、
又は、56℃を越えても15秒間に2℃以上上昇してい
ない場合には、第1容量低下手段(11)は、外熱交温度Tc
が第1所定温度、例えば、62℃を越えると、上記圧縮
機(1) の容量を第1所定量だけ低下させることになる。
【0014】一方、上記上昇率判定手段(12)が、外熱交
温度Tcが56℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇し
たと判定すると、急上昇信号を出力し、第2容量低下手
段(14)が圧縮機(1) の容量を第1所定量より大きい第2
所定量だけ低下させる。この結果、上記外熱交温度Tcの
急上昇時には圧縮機(1) の容量低下が大きくなる。
温度Tcが56℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇し
たと判定すると、急上昇信号を出力し、第2容量低下手
段(14)が圧縮機(1) の容量を第1所定量より大きい第2
所定量だけ低下させる。この結果、上記外熱交温度Tcの
急上昇時には圧縮機(1) の容量低下が大きくなる。
【0015】また、請求項2に係る発明では、冷房サイ
クル時には上記請求項1の発明の上昇率判定手段(12)が
第1上昇率判定手段(12)となり、請求項1と同様に圧縮
機(1) の容量を制御する。
クル時には上記請求項1の発明の上昇率判定手段(12)が
第1上昇率判定手段(12)となり、請求項1と同様に圧縮
機(1) の容量を制御する。
【0016】一方、暖房サイクル時において、第2上昇
率判定手段(13)は、利用側熱交換器(6) に設けられた内
熱交センサ(The) が検出する凝縮圧力相当飽和温度であ
る内熱交温度Teが第3設定温度、例えば、54℃を越え
たか否かを判定し、且つ温度上昇率を判定し、例えば、
15秒間に2℃以上上昇したか否かを判定している。そ
して、上記内熱交温度Teが54℃以下か、又は、54℃
を越えても15秒間に2℃以上上昇していない場合に
は、上述の如く第1容量低下手段(11)が御が圧縮機(1)
の容量を制御することになる。
率判定手段(13)は、利用側熱交換器(6) に設けられた内
熱交センサ(The) が検出する凝縮圧力相当飽和温度であ
る内熱交温度Teが第3設定温度、例えば、54℃を越え
たか否かを判定し、且つ温度上昇率を判定し、例えば、
15秒間に2℃以上上昇したか否かを判定している。そ
して、上記内熱交温度Teが54℃以下か、又は、54℃
を越えても15秒間に2℃以上上昇していない場合に
は、上述の如く第1容量低下手段(11)が御が圧縮機(1)
の容量を制御することになる。
【0017】また、上記第2上昇率判定手段(13)が、内
熱交温度Teが54℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上
昇したと判定すると、急上昇信号を出力し、第2容量低
下手段(14)が圧縮機(1) の容量を第2所定量だけ低下さ
せることになる。
熱交温度Teが54℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上
昇したと判定すると、急上昇信号を出力し、第2容量低
下手段(14)が圧縮機(1) の容量を第2所定量だけ低下さ
せることになる。
【0018】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
凝縮圧力相当飽和温度の上昇率が大きい場合に圧縮機
(1) の低下容量を大きくするようにしたために、起動時
などの過負荷状態において高圧冷媒圧力の上昇を確実に
抑制することができる。この結果、高圧圧力スイッチの
作動を抑制することができるので、空調運転を継続させ
ることができ、快適性の向上を図ることができる。
凝縮圧力相当飽和温度の上昇率が大きい場合に圧縮機
(1) の低下容量を大きくするようにしたために、起動時
などの過負荷状態において高圧冷媒圧力の上昇を確実に
抑制することができる。この結果、高圧圧力スイッチの
作動を抑制することができるので、空調運転を継続させ
ることができ、快適性の向上を図ることができる。
【0019】また、請求項2に係る発明によれば、暖房
サイクル時には冷房サイクル時より凝縮圧力相当飽和温
度が低い状態で圧縮機(1) の容量を低下させるようにし
たために、配管長さによる応答性が悪い状態においても
確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制することができ、高圧
圧力スイッチの作動を抑制することができるので、快適
性の向上を図ることができる。
サイクル時には冷房サイクル時より凝縮圧力相当飽和温
度が低い状態で圧縮機(1) の容量を低下させるようにし
たために、配管長さによる応答性が悪い状態においても
確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制することができ、高圧
圧力スイッチの作動を抑制することができるので、快適
性の向上を図ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0021】図2は、本発明を適用した空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
【0022】上記室外ユニット(A) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)と、圧縮機
(1) の吸入管に介設され、吸入冷媒中の液冷媒を除去す
るためのアキュムレータ(7) とが主要機器として配置さ
れている。また、室内ユニット(B) には、冷房運転時に
は蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能する
利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が配置されてい
る。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁(2) と室外側
熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換器(6) とアキ
ュームレータ(7) とは、配管(8) により順次接続され、
冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回
路(9) が構成されている。
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)と、圧縮機
(1) の吸入管に介設され、吸入冷媒中の液冷媒を除去す
るためのアキュムレータ(7) とが主要機器として配置さ
れている。また、室内ユニット(B) には、冷房運転時に
は蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能する
利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が配置されてい
る。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁(2) と室外側
熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換器(6) とアキ
ュームレータ(7) とは、配管(8) により順次接続され、
冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回
路(9) が構成されている。
【0023】ここで、上記減圧部(20)は、ブリッジ状の
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P, Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R, S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P, Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R, S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
【0024】また、上記整流回路(8a)における共通路(8
a)の両接続点(P, Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。
a)の両接続点(P, Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。
【0025】また、(F1 〜 F4)は、冷媒中の塵埃を除去
するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運転音を低
減させるための消音器である。
するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運転音を低
減させるための消音器である。
【0026】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられていて、(Thd) は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ、(Tha) は、
室外ユニット(A) の空気吸込口に配置されて外気温度で
ある吸込空気温度Taを検出する室外吸込センサ、(Thc)
は、室外熱交換器(3) に配置されて、冷房運転時には凝
縮圧力相当飽和温度である凝縮温度となり、暖房運転時
には蒸発温度となる外熱交温度Tcを検出する外熱交セン
サ(飽和温度検出手段)、(Thr) は、室内ユニット(B)
の空気吸込口に配置されて室内温度である吸込空気温度
Trを検出する室内吸込センサ、(The) は、室内熱交換器
(6) に配置されて、冷房運転時には蒸発温度となり、暖
房運転時には凝縮圧力相当飽和温度である凝縮温度とな
る内熱交温度Teを検出する内熱交センサ(飽和温度検出
手段)、(HPS) は、高圧冷媒圧力を検出して、該高圧冷
媒圧力の過上昇によりオンとなって高圧信号を出力する
高圧検出手段である高圧圧力スイッチ、(LPS) は、低圧
冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過低下によりオ
ンとなって低圧信号を出力する低圧圧力スイッチであ
る。
けられていて、(Thd) は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ、(Tha) は、
室外ユニット(A) の空気吸込口に配置されて外気温度で
ある吸込空気温度Taを検出する室外吸込センサ、(Thc)
は、室外熱交換器(3) に配置されて、冷房運転時には凝
縮圧力相当飽和温度である凝縮温度となり、暖房運転時
には蒸発温度となる外熱交温度Tcを検出する外熱交セン
サ(飽和温度検出手段)、(Thr) は、室内ユニット(B)
の空気吸込口に配置されて室内温度である吸込空気温度
Trを検出する室内吸込センサ、(The) は、室内熱交換器
(6) に配置されて、冷房運転時には蒸発温度となり、暖
房運転時には凝縮圧力相当飽和温度である凝縮温度とな
る内熱交温度Teを検出する内熱交センサ(飽和温度検出
手段)、(HPS) は、高圧冷媒圧力を検出して、該高圧冷
媒圧力の過上昇によりオンとなって高圧信号を出力する
高圧検出手段である高圧圧力スイッチ、(LPS) は、低圧
冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過低下によりオ
ンとなって低圧信号を出力する低圧圧力スイッチであ
る。
【0027】そして、上記各センサ(Thd, 〜 ,The)及び
各スイッチ(HPS, LPS)の出力信号は、コントローラ(10)
に入力されており、該コントローラ(10)は、入力信号に
基づいて空調運転を制御するように構成されている。
各スイッチ(HPS, LPS)の出力信号は、コントローラ(10)
に入力されており、該コントローラ(10)は、入力信号に
基づいて空調運転を制御するように構成されている。
【0028】上述した冷媒回路(9) において、冷房運転
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
【0029】一方、上記コントローラ(10)には、本発明
の特徴として、圧縮機(1) の容量を低下制御するため
に、第1容量低下手段(11)と、第1上昇率判定手段(12)
と、第2上昇率判定手段(13)と、第2容量低下手段(14)
とが設けられている。
の特徴として、圧縮機(1) の容量を低下制御するため
に、第1容量低下手段(11)と、第1上昇率判定手段(12)
と、第2上昇率判定手段(13)と、第2容量低下手段(14)
とが設けられている。
【0030】そこで、上記圧縮機(1) は、インバータの
運転周波数を零から最大周波数まで20ステップNに区
分して、各ステップNを吐出管温度Tdに基いて設定して
圧縮機(1) の容量を制御するように構成されている。
運転周波数を零から最大周波数まで20ステップNに区
分して、各ステップNを吐出管温度Tdに基いて設定して
圧縮機(1) の容量を制御するように構成されている。
【0031】一方、上記第1容量低下手段(11)は、外熱
交センサ(Thc) 及び内熱交センサ(The) が検出した凝縮
温度である外熱交温度Tc及び内熱交温度Teが第1設定温
度に上昇すると、具体的に、冷房サイクルには62℃に
上昇すると、また、暖房サイクル時には56℃及び5
7.5℃に上昇すると、それぞれ圧縮機(1) の容量を予
め設定された第1所定量、つまり、運転周波数を1ステ
ップNだけ低下させるように構成されている。
交センサ(Thc) 及び内熱交センサ(The) が検出した凝縮
温度である外熱交温度Tc及び内熱交温度Teが第1設定温
度に上昇すると、具体的に、冷房サイクルには62℃に
上昇すると、また、暖房サイクル時には56℃及び5
7.5℃に上昇すると、それぞれ圧縮機(1) の容量を予
め設定された第1所定量、つまり、運転周波数を1ステ
ップNだけ低下させるように構成されている。
【0032】上記第1容量低下手段(11)は、外熱交セン
サ(Thc) が検出した冷房サイクル時における凝縮温度で
ある外熱交温度Tcが上記第1設定温度より低い第2設定
温度に上昇した際、具体的に、冷房サイクルに56℃よ
り上昇すると、該外熱交温度Tcの上昇率を判定し、該上
昇率が所定値以上、つまり、15秒間に2℃上昇する
と、急上昇信号を出力するように構成されている。
サ(Thc) が検出した冷房サイクル時における凝縮温度で
ある外熱交温度Tcが上記第1設定温度より低い第2設定
温度に上昇した際、具体的に、冷房サイクルに56℃よ
り上昇すると、該外熱交温度Tcの上昇率を判定し、該上
昇率が所定値以上、つまり、15秒間に2℃上昇する
と、急上昇信号を出力するように構成されている。
【0033】上記第2容量低下手段(14)は、内熱交セン
サ(The) が検出した暖房サイクル時における凝縮温度で
ある内熱交温度Teが上記第2設定温度より低い第3設定
温度に上昇した際、具体的に、暖房サイクルに54℃よ
り上昇すると、該内熱交温度Teの上昇率を判定し、該上
昇率が所定値以上、つまり、15秒間に2℃上昇する
と、急上昇信号を出力するように構成されている。この
冷房サイクル時より暖房サイクル時の設定温度を低くし
たのは、上記圧縮機(1) から室内熱交換器(6) までの配
管長さが室外熱交換器(3) までの配管長さより長いの
で、応答性が悪いからである。
サ(The) が検出した暖房サイクル時における凝縮温度で
ある内熱交温度Teが上記第2設定温度より低い第3設定
温度に上昇した際、具体的に、暖房サイクルに54℃よ
り上昇すると、該内熱交温度Teの上昇率を判定し、該上
昇率が所定値以上、つまり、15秒間に2℃上昇する
と、急上昇信号を出力するように構成されている。この
冷房サイクル時より暖房サイクル時の設定温度を低くし
たのは、上記圧縮機(1) から室内熱交換器(6) までの配
管長さが室外熱交換器(3) までの配管長さより長いの
で、応答性が悪いからである。
【0034】上記第2容量低下手段(14)は、第1上昇率
判定手段(12)又は第2上昇率判定手段(13)が急上昇信号
を出力すると、上記圧縮機(1) の容量を上記第1所定量
より大きい第2所定量、つまり、2ステップNだけ容量
を低下させるように構成されている。
判定手段(12)又は第2上昇率判定手段(13)が急上昇信号
を出力すると、上記圧縮機(1) の容量を上記第1所定量
より大きい第2所定量、つまり、2ステップNだけ容量
を低下させるように構成されている。
【0035】次に、上記圧縮機(1) の容量制御動作につ
いて、図3の制御フローに基づき説明する。
いて、図3の制御フローに基づき説明する。
【0036】先ず、冷房サイクル時の空調運転時におい
て、先ず、ステップST1において、サンプリングタイマ
Tが5秒を越えたか、又は、0秒であるか否かを判定
し、つまり、5秒毎のサンプリングタイムになったか否
かを判定し、該サンプリングタイムになるまでは、ステ
ップST1からステップST2に移り、圧縮機(1) の無変化
領域を解除し、該圧縮機(1) の容量を変化可能にしてリ
ターンする。そして、上記サンプリングタイムになる
と、上記ステップST1からステップST3に移り、外熱交
センサ(Thc) からの外熱交温度Tcを読込むと共に、上記
サンプリングタイマTを0にセットする。
て、先ず、ステップST1において、サンプリングタイマ
Tが5秒を越えたか、又は、0秒であるか否かを判定
し、つまり、5秒毎のサンプリングタイムになったか否
かを判定し、該サンプリングタイムになるまでは、ステ
ップST1からステップST2に移り、圧縮機(1) の無変化
領域を解除し、該圧縮機(1) の容量を変化可能にしてリ
ターンする。そして、上記サンプリングタイムになる
と、上記ステップST1からステップST3に移り、外熱交
センサ(Thc) からの外熱交温度Tcを読込むと共に、上記
サンプリングタイマTを0にセットする。
【0037】その後、上記ステップST3からステップST
4に移り、第1上昇率判定手段(12)が凝縮温度である外
熱交温度Tcが56℃を越えたか否かを判定し、且つ前前
回の検出外熱交温度Tcと今回の外熱交温度Tcとの温度差
が2℃以上であるか否かを判定する。つまり、サンプリ
ングタイムが5秒であるので、15秒間に2℃以上上昇
したか否かを判定している。そして、上記外熱交温度Tc
が56℃以下か、又は、56℃を越えても15秒間に2
℃以上上昇していない場合には、上記ステップST4の判
定がNOとなって、上記ステップST2に移り、通常の容
量制御が行われる。具体的には、圧縮機(1) の容量ステ
ップNを吐出管温度Tdに基づいて設定すると共に、第1
容量低下手段(11)は、外熱交温度Tcが62℃を越える
と、圧縮機(1) の容量を1ステップNだけ低下させるこ
とになる。
4に移り、第1上昇率判定手段(12)が凝縮温度である外
熱交温度Tcが56℃を越えたか否かを判定し、且つ前前
回の検出外熱交温度Tcと今回の外熱交温度Tcとの温度差
が2℃以上であるか否かを判定する。つまり、サンプリ
ングタイムが5秒であるので、15秒間に2℃以上上昇
したか否かを判定している。そして、上記外熱交温度Tc
が56℃以下か、又は、56℃を越えても15秒間に2
℃以上上昇していない場合には、上記ステップST4の判
定がNOとなって、上記ステップST2に移り、通常の容
量制御が行われる。具体的には、圧縮機(1) の容量ステ
ップNを吐出管温度Tdに基づいて設定すると共に、第1
容量低下手段(11)は、外熱交温度Tcが62℃を越える
と、圧縮機(1) の容量を1ステップNだけ低下させるこ
とになる。
【0038】一方、上記ステップST4において、第1上
昇率判定手段(12)が凝縮温度である外熱交温度Tcが56
℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇したと判定する
と、急上昇信号を出力し、ステップST4の判定がYES
となって、ステップST5に移ることになる。該ステップ
ST5において、圧縮機(1) の容量ステップNが4以上か
否かを判定し、4以上の高い容量である場合には、ステ
ップST5からステップST6に移り、ステップ変化量dNを
−2に設定する。つまり、上記第1上昇率判定手段(12)
の判定に基づいて第2容量低下手段(14)が圧縮機(1) の
容量を2ステップN低下させるように設定する。
昇率判定手段(12)が凝縮温度である外熱交温度Tcが56
℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇したと判定する
と、急上昇信号を出力し、ステップST4の判定がYES
となって、ステップST5に移ることになる。該ステップ
ST5において、圧縮機(1) の容量ステップNが4以上か
否かを判定し、4以上の高い容量である場合には、ステ
ップST5からステップST6に移り、ステップ変化量dNを
−2に設定する。つまり、上記第1上昇率判定手段(12)
の判定に基づいて第2容量低下手段(14)が圧縮機(1) の
容量を2ステップN低下させるように設定する。
【0039】続いて、ステップST7に移り、上記サンプ
リングタイマTをスタートさせた後、ステップST8に移
り、上記圧縮機(1) の容量ステップNが2であるか否か
を判定し、つまり、容量ステップNが0である場合に
は、運転周波数が0であり、圧縮機(1) が停止している
ことになり、容量ステップNが2である場合には、圧縮
機(1) の容量が最低に設定されていることになり、この
最低容量でない場合には、上記ステップST8の判定がN
Oとなる。
リングタイマTをスタートさせた後、ステップST8に移
り、上記圧縮機(1) の容量ステップNが2であるか否か
を判定し、つまり、容量ステップNが0である場合に
は、運転周波数が0であり、圧縮機(1) が停止している
ことになり、容量ステップNが2である場合には、圧縮
機(1) の容量が最低に設定されていることになり、この
最低容量でない場合には、上記ステップST8の判定がN
Oとなる。
【0040】その後、ステップST9において、圧縮機
(1) の無変化領域制御を行い、該圧縮機(1) の容量を所
定時間固定して容量変化のハンチングを防止し、ステッ
プST10において、電動膨脹弁(5) と連動して容量ステッ
プNの変化量を予測し、ステップST11において、電動膨
脹弁(5) を連動させた後、ステップST12において、圧縮
機(1) の運転周波数を制御し、つまり、第2容量低下手
段(14)が、圧縮機(1) の容量ステップNを2ステップN
だけ低下させることになる。その後、上記ステップST2
に戻り、上述の動作を繰り返すことになる。この結果、
上記外熱交温度Tcの急上昇時には圧縮機(1) の容量を2
ステップNだけ低下させることになる。
(1) の無変化領域制御を行い、該圧縮機(1) の容量を所
定時間固定して容量変化のハンチングを防止し、ステッ
プST10において、電動膨脹弁(5) と連動して容量ステッ
プNの変化量を予測し、ステップST11において、電動膨
脹弁(5) を連動させた後、ステップST12において、圧縮
機(1) の運転周波数を制御し、つまり、第2容量低下手
段(14)が、圧縮機(1) の容量ステップNを2ステップN
だけ低下させることになる。その後、上記ステップST2
に戻り、上述の動作を繰り返すことになる。この結果、
上記外熱交温度Tcの急上昇時には圧縮機(1) の容量を2
ステップNだけ低下させることになる。
【0041】尚、上記ステップST5において、圧縮機
(1) の容量ステップNが4より小さい場合、判定がNO
となり、ステップST13に移り、圧縮機(1) の容量が低い
ので、ステップ変化量dNを−1に設定してステップST7
に移ることになる。そして、上述の動作を行うことにな
る。
(1) の容量ステップNが4より小さい場合、判定がNO
となり、ステップST13に移り、圧縮機(1) の容量が低い
ので、ステップ変化量dNを−1に設定してステップST7
に移ることになる。そして、上述の動作を行うことにな
る。
【0042】また、上記ステップST8において、圧縮機
(1) の容量ステップNが2である場合、判定がYESと
なり、ステップST14に移り、周波数OFF回路を実行
し、つまり、容量ステップNが2である場合、圧縮機
(1) の容量が最低であるので、圧縮機(1) の運転を停止
する。その後、ステップST15に移り、サーモオフ状態と
して、メインフローに戻ることになる。
(1) の容量ステップNが2である場合、判定がYESと
なり、ステップST14に移り、周波数OFF回路を実行
し、つまり、容量ステップNが2である場合、圧縮機
(1) の容量が最低であるので、圧縮機(1) の運転を停止
する。その後、ステップST15に移り、サーモオフ状態と
して、メインフローに戻ることになる。
【0043】また、暖房サイクル時においては、上記ス
テップST4において、第2上昇率判定手段(13)が凝縮温
度である内熱交温度Teが54℃を越えたか否かを判定
し、且つ15秒間に2℃以上上昇したか否かを判定して
いる。そして、上記内熱交温度Teが54℃以下か、又
は、54℃を越えても15秒間に2℃以上上昇していな
い場合には、上記ステップST2に移り、通常の容量制御
が行われる。具体的には、圧縮機(1) の容量ステップN
を吐出管温度Tdに基づいて設定すると共に、第1容量低
下手段(11)は、内熱交温度Teが56℃を越えると、圧縮
機(1) の容量を1ステップNだけ低下させ、更に、内熱
交温度Teが57.5℃を越えると、圧縮機(1) の容量を
1ステップNだけ低下させることになる。
テップST4において、第2上昇率判定手段(13)が凝縮温
度である内熱交温度Teが54℃を越えたか否かを判定
し、且つ15秒間に2℃以上上昇したか否かを判定して
いる。そして、上記内熱交温度Teが54℃以下か、又
は、54℃を越えても15秒間に2℃以上上昇していな
い場合には、上記ステップST2に移り、通常の容量制御
が行われる。具体的には、圧縮機(1) の容量ステップN
を吐出管温度Tdに基づいて設定すると共に、第1容量低
下手段(11)は、内熱交温度Teが56℃を越えると、圧縮
機(1) の容量を1ステップNだけ低下させ、更に、内熱
交温度Teが57.5℃を越えると、圧縮機(1) の容量を
1ステップNだけ低下させることになる。
【0044】一方、上記ステップST4において、第2上
昇率判定手段(13)が凝縮温度である内熱交温度Teが54
℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇したと判定する
と、急上昇信号を出力し、ステップST5に移ることにな
る。そして、以後は、上記冷房サイクル時と同様に、上
記第2上昇率判定手段(13)の判定に基づいて第2容量低
下手段(14)が圧縮機(1) の容量を2ステップNだけ低下
させることになる。この結果、上記内熱交温度Teの急上
昇時には圧縮機(1) の容量を2ステップNだけ低下させ
ることになる。
昇率判定手段(13)が凝縮温度である内熱交温度Teが54
℃を越え、且つ15秒間に2℃以上上昇したと判定する
と、急上昇信号を出力し、ステップST5に移ることにな
る。そして、以後は、上記冷房サイクル時と同様に、上
記第2上昇率判定手段(13)の判定に基づいて第2容量低
下手段(14)が圧縮機(1) の容量を2ステップNだけ低下
させることになる。この結果、上記内熱交温度Teの急上
昇時には圧縮機(1) の容量を2ステップNだけ低下させ
ることになる。
【0045】従って、本実施例によれば、凝縮温度であ
る外熱交温度Tc又は内熱交温度Teの上昇率が大きい場合
に圧縮機(1) の低下容量を大きくするようにしたため
に、起動時などの過負荷状態において高圧冷媒圧力の上
昇を確実に抑制することができる。この結果、高圧圧力
スイッチ(HPS) の作動を抑制することができるので、空
調運転を継続させることができ、快適性の向上を図るこ
とができる。
る外熱交温度Tc又は内熱交温度Teの上昇率が大きい場合
に圧縮機(1) の低下容量を大きくするようにしたため
に、起動時などの過負荷状態において高圧冷媒圧力の上
昇を確実に抑制することができる。この結果、高圧圧力
スイッチ(HPS) の作動を抑制することができるので、空
調運転を継続させることができ、快適性の向上を図るこ
とができる。
【0046】また、暖房サイクル時には冷房サイクル時
より凝縮温度が低い状態で圧縮機(1) の容量を低下させ
るようにしたために、配管長さによる応答性が悪い状態
においても確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制することが
でき、高圧圧力スイッチ(HPS) の作動を抑制することが
できるので、快適性の向上を図ることができる。
より凝縮温度が低い状態で圧縮機(1) の容量を低下させ
るようにしたために、配管長さによる応答性が悪い状態
においても確実に高圧冷媒圧力の上昇を抑制することが
でき、高圧圧力スイッチ(HPS) の作動を抑制することが
できるので、快適性の向上を図ることができる。
【0047】また、請求項1に係る発明の実施例として
は、上記ステップST4において、第2設定温度である凝
縮温度が冷房サイクル時と暖房サイクル時とで同じ温度
に設定されたもので、例えば、前実施例の第1上昇率判
定手段(12)が凝縮温度の急上昇を判定する1つの上昇率
判定手段(12)を構成することになる。その他の構成並び
に作用は前実施例の冷房サイクル時と同様である。この
結果、前実施例と同様に起動時などの過負荷状態におい
て高圧冷媒圧力の上昇を確実に抑制することができる。
は、上記ステップST4において、第2設定温度である凝
縮温度が冷房サイクル時と暖房サイクル時とで同じ温度
に設定されたもので、例えば、前実施例の第1上昇率判
定手段(12)が凝縮温度の急上昇を判定する1つの上昇率
判定手段(12)を構成することになる。その他の構成並び
に作用は前実施例の冷房サイクル時と同様である。この
結果、前実施例と同様に起動時などの過負荷状態におい
て高圧冷媒圧力の上昇を確実に抑制することができる。
【0048】尚、本各実施例においては、セパレートタ
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。
【0049】また、本各実施例においては、飽和温度検
出手段として外熱交センサ(Thc) 及び内熱交センサ(Th
e) を設けたが、圧力センサなどであってもよいことは
勿論である。
出手段として外熱交センサ(Thc) 及び内熱交センサ(Th
e) を設けたが、圧力センサなどであってもよいことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置の冷媒配管系統を示す冷媒回路図
である。
である。
【図3】圧縮機容量の低下制御を示す制御フロー図であ
る。
る。
1 圧縮機 3 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 5 電動膨脹弁(膨脹機構) 6 室内熱交換器(利用側熱交換器) 9 冷媒回路 10 コントローラ 11 第1容量低下手段 12 上昇率判定手段(第1上昇率判定手段) 13 第2上昇率判定手段 14 第2容量低下手段 Thc 外熱交センサ(飽和温度検出手段) The 内熱交センサ(飽和温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 1/00 371 F24F 11/02 102
Claims (2)
- 【請求項1】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順
に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置に
おいて、 上記冷媒回路(9) における凝縮圧力相当飽和温度を検出
する飽和温度検出手段(Thc, The)と、 該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相当
飽和温度が第1設定温度に上昇すると、圧縮機(1) の容
量を予め設定された第1所定量だけ低下させる第1容量
低下手段(11)と、 上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相
当飽和温度が上記第1設定温度より低い第2設定温度に
上昇した際、該凝縮圧力相当飽和温度の上昇率を判定
し、該上昇率が所定値以上であると、急上昇信号を出力
する上昇率判定手段(12)と、 該上昇率判定手段(12)が急上昇信号を出力すると、上記
圧縮機(1) の容量を上記第1所定量より大きい第2所定
量だけ低下させる第2容量低下手段(14)とを備えている
ことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。 - 【請求項2】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順
に接続されて冷房サイクルと暖房サイクルとに可逆運転
可能な冷媒回路(9) を備えた空気調和装置において、 上記冷媒回路(9) における凝縮圧力相当飽和温度を検出
する飽和温度検出手段(Thc, The)と、 該飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した凝縮圧力相当
飽和温度が第1設定温度に上昇すると、圧縮機(1) の容
量を予め設定された第1所定量だけ低下させる第1容量
低下手段(11)と、 上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した冷房サイク
ル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第1設定温度
より低い第2設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相当飽
和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上である
と、急上昇信号を出力する第1上昇率判定手段(12)と、 上記飽和温度検出手段(Thc, The)が検出した暖房サイク
ル時における凝縮圧力相当飽和温度が上記第2設定温度
より低い第3設定温度に上昇した際、該凝縮圧力相当飽
和温度の上昇率を判定し、該上昇率が所定値以上である
と、急上昇信号を出力する第2上昇率判定手段(13)と、 上記第1上昇率判定手段(12)又は第2上昇率判定手段(1
3)が急上昇信号を出力すると、上記圧縮機(1) の容量を
上記第1所定量より大きい第2所定量だけ低下させる第
2容量低下手段(14)とを備えていることを特徴とする空
気調和装置の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4050441A JP2842020B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 空気調和装置の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4050441A JP2842020B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 空気調和装置の運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2842020B2 true JP2842020B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=12858951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4050441A Expired - Lifetime JP2842020B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 空気調和装置の運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842020B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9308800B2 (en) | 2013-12-18 | 2016-04-12 | Hyundai Motor Company | Control method of air conditioner system for vehicle |
US9579950B2 (en) | 2013-12-18 | 2017-02-28 | Hyundai Motor Company | Control method of air conditioner system for electric vehicle |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4976238B2 (ja) * | 2007-09-03 | 2012-07-18 | オリオン機械株式会社 | 冷却装置の圧縮機制御方法 |
JP7491658B2 (ja) * | 2018-06-15 | 2024-05-28 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 制御装置、空気調和機及び制御方法 |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP4050441A patent/JP2842020B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US9308800B2 (en) | 2013-12-18 | 2016-04-12 | Hyundai Motor Company | Control method of air conditioner system for vehicle |
US9579950B2 (en) | 2013-12-18 | 2017-02-28 | Hyundai Motor Company | Control method of air conditioner system for electric vehicle |
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Publication number | Publication date |
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JPH05248716A (ja) | 1993-09-24 |
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